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  • ACP(人生会議)とは?介護職が知っておきたい人生最期の迎え方

    ACP(人生会議)とは?介護職が知っておきたい人生最期の迎え方

    利用者さんと、そのご家族が悔いの少ない最期を迎えるために役立つACP。人生をどう終えるかを話し合う「人生会議」と呼ばれる大切な取り組みです。今回は、ACPとはなにか、介護職としての役割や、ACPの進め方について解説しました。介護職として押さえておきたい、利用者さんの思いに寄り添うポイントにも触れています。人生の最期という大切な場面を全力でサポートできるよう、ACPについて知りたい方はぜひ参考にしてください。

    ACP(人生会議)とは?

    ACPはアドバンス・ケア・プランニング(Advance Care Planning)の略で、人生会議とも呼ばれています。ご家族の死を経験した方の大半が、人生の最期について本人と話し合っておけばよかった…と後悔をしているのだとか。人生の終わりは重要な決断を迫られることが多いです。そのため、事前に本人の希望を確認し、その人らしい最期を迎えることが大切という考えが、ACPの取り組みが重要とされる理由になっています。

    ACP(人生会議)の目的

    人はいつ人生の最期を迎えるか分かりません。高齢の利用者さんなら、なおさらです。そんな「もしものとき」に備え、利用者さんが望む医療やケアを事前に話し合い、意思表明することがACPの目的になります。

    ACPは利用者さんの思いがメインですが、ご家族の思いを適宜反映させることも大切です。もっとこうしてあげたかった…といった後悔が少なくなるよう、利用者さんの希望に沿いながら、ご家族の要望も取り入れていきましょう。ご家族も一緒に利用者さんの最期を考えることが、グリーフケアにも繋がるようです。

    ACP(人生会議)における介護職の役割

    介護職は、利用者さんの希望や人柄、人生観に寄り添った対応が求められます。利用者さんらしい納得のいく最期を迎えられるよう、適宜話し合いの場を設けながら、利用者さんをサポートすることが介護職の役割です。

    ただし、ACPはあくまでも利用者さんの意思により行うもの。今からそんなことを考えるなんて不吉だ…と拒絶反応を示す利用者さんもいることでしょう。そんなときは無理にACPを進める必要はありません。人生の最期について考えたくないという利用者さんの気持ちを尊重することも忘れないようにしてください。

    ACP(人生会議)の進め方

    ACPは人生の最期をどのようにプランニングしておくかが重要です。では、ACPの進め方をご紹介していきます。

    1.どんな最期を迎えたいかを考える

    まずは利用者さんに、最期を迎えるうえで大切にしたいことや、どの様に過ごしたいのかを考えてもらいます。

    • 身内にできるだけ負担をかけたくない
    • 仕事や趣味を続けたい
    • 家族のそばにいたい

    など、具体的に意思表明してもらうことが大切です。ここでヒアリングしたことは、利用者さんが意思疎通できない状況になっても、最優先事項として周囲が動く指標になります。どのような希望があるのか、利用者さんの思いを率直に表出してもらいましょう。

    2.考えた内容を信頼できる人と共有する

    考えた内容は、利用者さんが信頼する人と共有する必要があります。意思疎通が難しくなったときに備え、自分の代わりにプランニングした内容を周囲へ伝える役割をする人(ご家族など)を選んでもらいましょう。どんなときでも利用者さんの思いを尊重できる人を選ぶことが大切です。

    3.主治医に今後の治療やケア、経過を確認する

    利用者さんの思いを聞いたうえで、今後予想される病状の変化や、必要な治療・ケアについて主治医に確認します。今後起こりうる変化を知ることで、利用者さん自身も、自分の体に対する正しい認識を持ちながら生活を送ることが可能に。健康への知識を深めることにも役立ちます。

    4.治療やケアに対する希望を医療・ケアスタッフと話し合う

    今後の状況を踏まえながら、治療やケアに対する希望を、利用者さん、医療・介護スタッフだけでなく、代理人(共有すると決めた人)も含め話し合います

    • 施設で過ごしたい
    • 最期は自宅へ戻りたい
    • 人工呼吸器はつけない
    • 口から食べられなくなっても経管栄養はしない

    など、利用者さんの素直かつ、具体的な思いを出してもらいます。利用者さんの希望に沿えるよう、介護職としてどのようなサポートが可能かを、ご本人やご家族に説明しておくと、安心に繋がりやすいでしょう。

    5.書面に記録し、周囲と共有しながら、適宜見直しをする

    話し合った内容は書面にまとめ、利用者さんにかかわるスタッフと共有します。これでプランニングは終了ですが、ACPは利用者さんの状況に合わせた変更が必要です。時間の経過とともに利用者さんの希望は変化するため、適宜見直し、このサイクルを繰り返しおこなうようにしましょう。

    介護職として利用者さんのACP(人生会議)に寄り添うポイント

    日々の生活の中で利用者さんとのかかわりが多い介護職だからこそ、ACPに寄り添うポイントがあります。介護職として、利用者さんの意思決定をサポートするにはどのようなことが大切か確認していきましょう。

    定期的に利用者さんとの話し合いをおこなう

    利用者さんの思いは、病状や時間の経過とともに変化します。利用者さんの状態や、心情の変化を見極め、定期的にACPを見直す話し合いの場を設けましょう。

    ほかスタッフとの仲介役になる

    施設で過ごす利用者さんにとって、介護職は家族に近い存在になることがあります。毎日のケアの中で得られる利用者さんとご家族の情報は、かかわりが深い介護職だからこそ把握できることも多いです。ACPを実現させるために必要な情報は、介護職が仲介役になり、ほかスタッフと共有していきましょう。

    多職種との連携を図る

    利用者さんやご家族の希望により、介護職だけでなく、医師や看護師、リハビリスタッフ、栄養士など他職種との連携が必要になることケースが多いです。どの職種と連携すれば、利用者さんのACPを叶えられるかを考えていきましょう。他職種との連携を図ることも介護職の重要な役割になります。

    利用者さんらしい生き方をサポートしよう!

    利用者さんらしい最期を迎えるためには、その方の人柄や考え方を尊重することがなにより大切です。普段から利用者さんの考えや、どんな人生観を持っているか、日常のかかわりの中で理解を深めておくようにしましょう。まずは、あなた自身のACP(人生会議)をおこない、人生の最期について考えてみてはいかがでしょうか。

  • 高齢者施設向けクリスマス会のアイデア8選!演奏会やスライドショーなど

    高齢者施設向けクリスマス会のアイデア8選!演奏会やスライドショーなど

    高齢者施設では普段からさまざまなイベントやレクリエーションが行われますが、1年を締めくくる一大イベントといえば、クリスマス会ですよね。利用者さんに喜んでもらうための企画やアイデアを知りたい!と考える介護スタッフも多いのではないでしょうか。そこで今回は、高齢者施設におすすめのクリスマス会のアイデアを5つご紹介します。職員が利用者さんへお披露目するもののほか、利用者さんといっしょに楽しむものもピックアップ!

    音楽を楽しもう!ハンドベルでクリスマスソングの演奏会

    ハンドベル演奏は高齢者施設に関わらず、クリスマス会定番の出し物の1つ。職員から利用者さんへのプレゼントとして、演奏をお届けするのがおすすめです。ハンドベルの数に余裕があれば、利用者さんに簡単なパートの演奏をお願いしたり、タンバリンやカスタネットなどでリズムを取ってもらったりと、いっしょに演奏を楽しむのもよいでしょう。

    老人ホームやデイサービスで喜ばれるおすすめの楽曲

    • もろびとこぞりて
    • ジングルベル
    • おめでとうクリスマス
    • きよしこの夜
    • アメイジング・グレイス
    • 喜びの歌(第九)
    • きらきら星 など

    どの曲も1オクターブ8音のみで演奏できる、ハンドベルで演奏に向いたクリスマスソングです。ハンドベル用の楽譜もあるので、ネットで検索してみてください。クリスマス会の職員からの出し物・企画として、毎年1~2曲ずつ順繰りに演奏してみてもよいかもしれませんね!

    大きな声で歌おう!クリスマス&お正月ソングの合唱

    職員と利用者さん、全員で参加できるクリスマス会のイベントとして、外せないのが合唱。大きな声を出して歌うことにより、ストレス発散効果や自律神経を安定させる効果などが期待できるそうです。そしてクリスマス会だからといって、クリスマスソングだけに絞りすぎないこともポイント!高齢者の誰もが知っていて、楽しく歌える曲を選ぶことが重要なので、お正月ソングや明るくテンポがよい歌謡曲などを盛り込んでもよいでしょう。

    介護施設のクリスマス会で盛り上がる合唱曲

    • 赤鼻のトナカイ
    • ジングルベル
    • きよしこの夜
    • 冬の夜
    • 冬景色
    • お正月
    • 上を向いて歩こう
    • 365歩のマーチ
    • 幸せなら手をたたこう など

    クリスマス会の企画書を作成する段階で、利用者さんに好きな楽曲のアンケート取り、好みや人気のある曲を調査したうえで合唱曲を選ぶのもおすすめです。

    1年の振り返り!思い出写真のスライドショー

    クリスマス会が1年を締めくくる最後のレクリエーションという高齢者施設も多いのではないでしょうか。そこでイチオシなのが、1年を振り返る思い出写真のスライドショーの上映です。職員が事前に準備していたスライドショーを鑑賞するという、利用者さんにとって受け身の出し物になります。しかし写真を通して過去を振り返ったり、利用者さん同士で思い出話をしたりすることで、脳の活性化につながるそうです。

    スライドショーは、一般的なパソコンに入っている「フォト」機能で簡単に再生することができます。そのため、スライドショーで流したい写真さえ1つのフォルダに格納されていれば、事前準備の手間がほとんどかからないのもうれしいポイントです。普段からクリスマス会用のフォルダを作成しておき、施設での活動の写真をフォルダに入れておく習慣をつけておくとスムーズでしょう。また、見て楽しむスライドショーは、コロナが気になる時期でも比較的安心して実施できるため、もしも他の企画ができなくなった場合の代替案として準備しておくことも1つのアイデアです。

    衣装もそろえて楽しませよう!マジックショー

    高齢者施設のクリスマス会では、職員によるマジックショーもおすすめです。マジックショーといっても難しいマジックをする必要はありません。ネタが単純でわかりやすいものほど、高齢者には喜んでもらえます

    高齢者施設のクリスマス会でおすすめのマジック

    • 手の中でコインが消える
    • コインがグラスを貫通する
    • 相手が選んだカードを当てる
    • トランプに空いた穴がふさがる
    • 千円札が一万円札に変わる
    • ハンカチの縦しまが横しまになる
    • 新聞紙から水が出てくる
    • スプーン曲げ など

    どれも古典的なマジックなので、ネタが知りたい方はネットで検索してみてくださいね。マジック経験がない方でも、少しの練習でできるようになるでしょう。また、クリスマス会のマジックショーなので、ちょっとくらいの失敗はご愛敬。失敗が逆に笑いにつながることもあるかもしれませんよ!

    高齢者施のクリスマス会を盛り上げるポイントは、マジックを披露する方がしっかりマジシャンになりきること!マジシャンのコスチュームを着用したり、マジシャンらしい口調や決め台詞などを使ったりするだけで、マジックショームードをグンとアップさせられるでしょう。

    やっぱり外せない!サンタクロース登場&プレゼント贈呈

    クリスマス会ならではの企画として、サンタクロースの登場は外せません!サンタクロースに扮する職員は、サンタクロースのコスチュームが似合う恰幅のよい方のほうが、雰囲気が出るかもしれません。また、高齢者施設の利用者さんにもサンタの帽子をかぶってもらったり、クリスマスソングをBGMとして流したりするのもおすすめです。

    サンタクロースを登場させるのであれば、プレゼントの贈呈もセットで行うと喜ばれます。高齢者施設のクリスマス会のプレゼントとしては、ハンドタオル・ハンカチタオル・お箸のギフト・ルーペなど、実用的なものがおすすめ。コロナが気になる時期なら、マスクケースなどもよいでしょう。予算に合わせて、プレゼントを選んでみてくださいね。なお、クリスマス会の別企画としてビンゴゲームなどを行う場合は、ゲームの景品とサンタクロースからのプレゼントが同じものにならないよう注意しましょう。

    正解したらクリスマスプレゼント贈呈!ジェスチャーゲーム

    クリスマスプレゼントをそのまま渡すのではなく、ゲームの景品にするのもよいでしょう。例えばジェスチャーゲームで初めに正解した利用者さんにクリスマスプレゼントを渡すルールにすれば、やる気もアップするかもしれません。スタッフがジェスチャーをして、利用者さんに何を表すお題だったかを当ててもらうのが基本の進め方ですが、利用者さんにジェスチャーしてもらうのもおすすめ。動作や動物、芸能人、スポーツなどの定番のお題に加えて、サンタクロースなどのクリスマスらしいお題を織り交ぜてもよいかもしれません。無音にならないよう、クリスマスらしいバックミュージックをかけておくなどして工夫しましょう。

    自分で作ると楽しさ倍増!クリスマスケーキ作り

    クリスマス会のおやつレクとして、クリスマスケーキ作りはいかがですか?ケーキと言ってもここで使うのはホットケーキ!利用者さんの前でスタッフがホットケーキを焼き、利用者さんにはフルーツや生クリームで各自トッピングしてもらいましょう。これならやけどなどの心配もなく、簡単におかし作りが楽しめます。上に向かって小さいサイズのホットケーキを重ねるようして、クリスマスツリーのように盛り付けるのが理想的。そのほかにもタコ焼き機でまんまるのホットケーキを作り、ツリーのようにデコレーションするのもよいでしょう。星形に切ったフルーツやクッキーを用意しておくのもおすすめです。

    年末を意識して!カラオケで紅白歌合戦

    みんなで歌う合唱もおすすめですが、点数をつけて競うのど自慢大会も利用者さんに人気の出し物の1つです。介護施設にカラオケ設備がない場合でも、アプリや動画で手軽にカラオケ大会ができます。スタッフが歌って利用者さんに点数をつけてもらい競ったり、歌自慢の利用者さんに参加してもらったりして盛り上がるのもよいでしょう。年末を意識してチーム対抗の紅白歌合戦にするのもおすすめです。スタッフが歌う場合、利用者さんも知っている定番の曲を選ぶのがポイント。クリスマス会ということで、歌う人はサンタクロースのコスチュームを身につけるなどすると雰囲気もばっちりです。

    おもしろい企画でクリスマス会を盛り上げよう!

    ハンドベル演奏会やマジックショー、合唱など、事前の準備や練習が必要なものもあります。しかし年に1度のクリスマス会!高齢者施設の利用者さんへの日頃の感謝の気持ちを伝える意味でも、職員一丸となって取り組んでみてはいかがでしょうか。コロナ対策として、思い出写真スライドショーを上映するのもおすすめです。素晴らしいクリスマス会になることを祈っています。

  • 広島市で小児訪問看護を実施!「訪問看護ステーションかがやき」の看護師さんに聞きました

    広島市で小児訪問看護を実施!「訪問看護ステーションかがやき」の看護師さんに聞きました

    赤ちゃんから高齢者を対象に、在宅看護・リハビリ事業を行う「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」。広島市の3つの拠点では[btp_line]小児訪問看護も実施し、医療的ケアが必要な子 供とその家族へのサポート[/btp_line]を行っています。今回は、小児訪問看護の看護師さん2名にインタビュー!子供の成長や家族の気持ちに寄り添う支援についてお聞きしました。未経験者、子育て中でも働きやすいという職場環境についても深掘りしましたので、訪問看護に興味のある方はぜひチェックしてください。

    広島・愛媛・島根に展開!「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」とは?

    0歳の赤ちゃんから高齢者まで対応!「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」

    「訪問看護ステーションかがやき」事務所(広島市安佐南区)

    広島・愛媛で8拠点を構える[btp_line]「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」[/btp_line]。看護師とリハビリ専門職である理学療法士・言語聴覚士・作業療法士が在籍し、在宅生活を送る利用者さんのもとへ訪問しています。

    訪問看護ステーションかがやき広島市安佐南区祇園2-47-8
    訪問看護ステーションかがやき西広島市佐伯区千同2-14-15-101
    訪問看護ステーションかがやき南広島市南区大州3-7-2-101
    訪問看護ステーションゆずり葉呉市中通2-1-26-403号
    訪問看護ステーションかがやき西条東広島市西条町御薗宇5489-6 フィリア御薗宇5号
    訪問看護ステーションかがやき福山福山市水呑町3445-5
    訪問看護ステーションかがやき松山松山市西石井6-12-27
    訪問看護ステーションあした葉浜田市紺屋町46
    ※松山市と福山市の事業所は、グループ会社である株式会社L.S.I.が運営しています。
    画像出典:株式会社L.S.I.・株式会社Shine公式Instagram

    「かがやき」「かがやき西」「かがやき南」では、[btp_line]0歳~18歳の疾患や障がいを持つお子さんや、心身の発達に不安があるお子さんを対象とした「小児訪問看護」[/btp_line]も行っています。
    出産後、看護師とリハビリスタッフが退院前から病院に出向き、家族と在宅生活をスムーズに迎えられるようサポート。退院後は24時間の連絡体制のもと、医療的ケアやリハビリ、手厚い育児支援などで安心を届けています。

    ▼小児訪問リハビリの様子が分かるインスタ投稿はこちら

    運営するのは「株式会社Shine」。利用者さんと家族の笑顔が輝くサービスを展開

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」を運営するのは、広島市安佐南区にある[btp_line]「株式会社Shine(シャイン)」[/btp_line]。
    果たすべきミッションとして[btp_line]「安心で楽しく、笑顔にあふれる毎日を普通に過ごす」[/btp_line]ことを掲げ、グループ会社の「株式会社L.S.I.」とともに、広島・愛媛の介護・看護業界で多彩なサービスを展開しています。

    ▼株式会社Shineの紹介記事はこちら

    ▼株式会社Shine・河手代表のインタビューはこちら

    広島市で小児訪問看護を行う看護師さんにインタビュー!【訪問看護ステーションかがやき】

    小児訪問看護を主に担当しながら、高齢者への訪問看護・訪問産後ケアも行っている2人の看護師さんにお話を伺いました。

    [btp_box back=”on”]相川典子さん(画像左)プロフィール
    看護師、助産師。
    助産師として総合病院や産婦人科の個人病院に務め、30年以上お産に携わる。2022年に「訪問看護ステーションかがやき」に入職。[/btp_box]

    [btp_box back=”on”]和田智子さん(画像右)プロフィール
    看護師。
    総合病院に11年間勤務し、うち6年間NICU(新生児集中治療室)を経験。その後、小児科クリニック勤務を経て、2014年に「訪問看護ステーションかがやき」に入職。[/btp_box]

    NICUや産婦人科での勤務経験を生かして「小児訪問看護」に転身

    お2人が「訪問看護ステーションかがやき」に入職された理由は?

    [btp_box]

    相川さん:
    「私は助産師として、長くお母さんと赤ちゃんに関わってきました。そんな中、広い意味で『ご家族』に関わりたいと思い、訪問看護の道を選びました。『かがやき』に入職後、小児対象のお仕事があると聞き、自分から手を挙げて担当することになりました」[/btp_box]

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    和田さん:

    「私は総合病院と小児科クリニックで多くの赤ちゃんと子供に関わる中、退院後の新生児のフォローをしたいと考えるようになりました。その後、立ち上がったばかりの『かがやき』に入職しました[/btp_box]

    小児訪問看護の仕事内容、やりがいについて

    平均的な1日の仕事の流れと仕事内容を教えてください。

    [btp_box]

    相川さん:
    「普段は8:30に出社し、1日~6件、多くて7件の利用者さんのもとへ訪問します。『かがやき』の訪問エリアは、事務所のある安佐南区がメイン。終業は17:30ですが、夕方以降の訪問希望がある場合は対応しています。夜は交代でオンコール対応も行います」[/btp_box]

    [btp_box]

    和田さん:

    「訪問先では、バイタルチェックなどの健康観察、喀痰吸引などの医療的ケア、排泄介助、専門職によるリハビリ、相談業務などを行っています」[/btp_box]

    『訪問看護ステーションかがやき』の小児訪問看護の特徴は?やりがいは?

    [btp_box]

    和田さん:
    「『かがやき』の小児訪問看護の特徴は、対象年齢が0歳~18歳と幅広く、退院前から関わること、リハビリも行うことです。退院時のカンファレンスでは医師やご家族とともに、退院後の生活について話し合います。医療的ケアが必要な場合は、事前にご自宅を訪問して生活環境を整えるお手伝いをすることも。退院後は、医師と経過を共有しながら、スムーズに在宅生活が送れるようサポートします」[/btp_box]

    [btp_box]

    相川さん:

    「『かがやき』では、訪問産後ケアも行っています。お子さんに疾患や障がいがある場合、お母さんにも大きな負担がかかるものです。訪問産後ケアでは、育児相談などの支援を行い、産後のお母さんの心身を支えます」[/btp_box]

    子供一人ひとりの成長に合わせたサポートが必要である小児訪問看護。家族の思いをくみ取りながら、寄り添った支援を行うことに大きなやりがいを感じるといいます。

    [btp_box]

    和田さん:
    「ネットで病気や発達について調べて、不安になるご家族も多いです。そんなとき、すぐに相談できる身近な存在でありたいと思っています。お子さんの成長を一緒に見守れることが何よりうれしいですね」[/btp_box]

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    相川さん:

    「最初は激しく泣いていたお子さんが一緒に遊んでくれるようになるなど、信頼関係ができていくことにもやりがいがあります。少しずつできることが増えていく様子を喜び合えることは、小児訪問看護の仕事の魅力です」[/btp_box]

    看護師や助産師として多くの子供と関わってきた経験を活かし、活躍するお二人。小児訪問看護の現場では、子供の些細な変化を見逃さないようケアにあたっているそう。

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    和田さん:

    「たとえ反応がなくても、発話がなくても、訪問中は必ずお子さんに声をかけています。そして変化がないか、体調悪化などのサインがないか、注意深くチェックします。特にお母さんの『いつもと違う』という直感は大切です。なんとなくおかしいなというサインは、日頃一緒にいるお母さんのほうが敏感ですから」[/btp_box]

    子供が安心して在宅生活を送れるよう家族の気持ちに寄り添い、ときには励ましながらサポートを行う小児訪問看護の看護師さん。家族の絆を深める温かな関わりは、自宅での療養を支える大きな力となっているのでしょう。

    【訪問看護ステーションかがやき】気軽に相談・スキルアップできる職場環境が魅力!

    訪問看護未経験でもサポート充実。なんでもすぐに相談できる!         

    「訪問看護ステーションかがやき南」事務所

    訪問看護未経験のスタッフは、どんなサポートが受けられますか?

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    和田さん:

    プリセプター制度があり、自信がつくまで先輩看護師に同行訪問してもらえるので心強いですよ。訪問看護へ転職する際には勇気がいりましたが、今ではもっと早く始めればよかったと思っています」[/btp_box]

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    相川さん:

    訪問看護が未経験でも、丁寧にサポートしてもらえる環境があるので安心です。私も訪問看護未経験から転職し、視野を大きく広げることができました」[/btp_box]

    専門職としてスキルアップできる機会はありますか?

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    和田さん:

    「小児リハビリなどの社内勉強会が充実しており、県外で開催の外部研修にも会社負担で参加できます。オンライン研修会もあるので参加しやすいですよ」[/btp_box]

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    和田さん:

    「小児リハビリなどの社内勉強会が充実しており、県外で開催の外部研修にも会社負担で参加できます。オンライン研修会もあるので参加しやすいですよ」[/btp_box]

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    相川さん:

    「精神科訪問看護の社内研修会もあります。ご家族の精神的なケアも適切に行えるよう勉強できます」[/btp_box]

    社内外で学ぶ機会が豊富な「訪問看護ステーションかがやき」。[btp_line]スキルアップしたいという意欲を応援してもらえる環境[/btp_line]なのですね。

    ▼社内勉強会の雰囲気が伝わるインスタ投稿はこちら

    子育て中のスタッフも活躍中!働き方が柔軟に選べる            

    画像出典:株式会社L.S.I.・株式会社Shine公式Instagram

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」では、下記の5つの中から自分に合った働き方が選べます。

    正社員土日祝出勤を含めたシフト制(年間休日109日)
    正社員ライト土日祝休み(年間休日120日)
    パート勤務する時間や曜日を選択できる
    登録スタッフ時間が空いたときに勤務できる
    時短勤務育休明けスタッフ向け

    [btp_box]

    和田さん:

    「年齢もキャリアも幅広いスタッフたちが、さまざまな働き方で活躍しています。とても活気ある魅力的な職場です」[/btp_box]

    [btp_box]

    相川さん:

    「時短や土日休みの働き方を選び、子育てや介護と両立しているスタッフも多いです。スタッフ間でフォローし合い、交代で休みをとれるので助かります」[/btp_box]

    家庭や子育てとの両立をバックアップしてもらえる環境が、訪問看護の仕事への高いモチベーションにつながっているのですね。

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」では、さまざまな勤務地で訪問看護スタッフを募集しています。 くわしい求人情報は公式サイトをチェックしてください。

    幅広い視野で“家族”を支える小児訪問看護スタッフ

    疾患や障がいを持つ子供とその家族のサポートにあたる、小児訪問看護のお仕事。不安や悩みに寄り添う姿勢も家族の支えになっています。「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」では、働きやすさに配慮した環境のもと温かな支援を実現し、利用者さんに笑顔を届けています。小児訪問看護の仕事に興味のある看護師・助産師・リハビリ職の方は、ぜひお問い合わせください。

    【株式会社Shine】

    所在地広島市安佐南区祇園2-47-8
    電話082-875-6750
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    公式Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/
  • 介護分野での生産性向上とは?メリットと具体的な方法を理解しよう

    介護分野での生産性向上とは?メリットと具体的な方法を理解しよう

    介護分野は、慢性的な人手不足です。加えて、少子化や高齢化が原因で、直近だけでなく、将来の人材不足も懸念されています。少ない人員で、きめ細やかで丁寧な介護サービスを提供しようと思うと、「一人ひとりの生産性を上げる」必要があるのです。そこで今回は、介護分野での生産性向上とはどういうことなのか、またメリットや生産性向上のための方法などについて見ていきましょう。

    介護分野における生産性向上とメリット

    国の予測によると、日本の人口は、2053年に9,924万人となり、2065年には8,808万人になると考えられています。

    また、高齢者人口は増加を続け、2042年をピークに少しずつ減少すると推計されていますが、国全体の人口が減るために、高齢化率は上昇し続けるでしょう。日本全体における労働力人口が減っているために、介護現場でも人材不足が大きな問題になる可能性があるということです。

    今でもなお人材不足の介護現場が、さらなる人材不足に陥るとなると、一人ひとりの生産性を上げる必要があります。まずは、介護分野における生産性向上とはどういうことなのか、生産性向上のメリットについても見ていきましょう。

    介護分野での生産性向上とは?

    そもそも生産性とは、投入した労働力によってどれだけの成果を得られたのかを算出する指標のことです。介護分野に置き換えると、介護スタッフが仕事をすることで、どれくらいの成果を生み出しているのかということになります。

    具体的にいうと、同じ仕事を2人の介護スタッフにしてもらったとしましょう。A介護スタッフは、生産性が高いため30分で仕事を終えました。次にB介護スタッフは、Aスタッフよりも生産性が低いため1時間かかってしまいます。

    どうしてこのような違いが生まれるのでしょうか?経験や技術力の差はあるかと思いますが、B介護スタッフには業務の効率化ができていない可能性も。

    介護現場における業務の効率化は、生産性向上につながります。どのように業務を改善していけば良いのでしょうか?

    それは、介護業界にある「3M(ムリ・ムダ・ムラ)」」をなくすことです。3Mとは、簡単に言うと、無理のある介護サービス、同じような事務作業による時間の無駄、介護スタッフの記録の方法や介護サービスの質のムラなどがあげられます。

    これらの3Mを改善していくことで、介護現場における生産性は向上していくでしょう。

    生産性向上のメリット

    介護現場における生産性向上が促進されるとどんなメリットがあるのでしょうか?主なメリットは以下の通りです。

    • 離職率が下がる
    • モチベーションの向上
    • 利用者さんの満足度が向上する

    介護スタッフの仕事にやりがいがあって、職場環境が整った職業であることが広まれば、「異なる分野から転職してみようか」と検討する方も出てくるかもしれません。

    こういったメリットがある一方で、生産性向上のための機器を導入するコストがかかったり、仕組み作りに時間がかかったりすることなども考えられます。メリットだけではなく、デメリットも理解しておく必要があるでしょう。

    ★関連記事リンク

    厚生労働省が示す生産性向上のガイドラインと現場での取り組み

    介護現場全体における生産性向上は、特定の介護施設だけの取り組みではどうにもなりません。国も介護現場における人材不足を懸念し、生産性向上のための取り組みを推進しています。

    ここでは、厚生労働省が示す生産性向上のガイドラインをもとに、現場での取り組みについて見ていきましょう。

    職場環境の整備

    まずは介護スタッフが働く職場環境を整備する必要があります。3Mをなくすための整理整頓や清掃、清潔な状態の維持、決められたルールを正しく守れているかなどをチェックしていくと良いです。

    業務内容の再構築

    業務内容の再構築というと、難しく聞こえるかもしれません。しかし簡単に言えば、職員の役割分担を明確化して、業務内容を決めれば良いということです。特定の介護スタッフに仕事が偏っていないかなどを確認していきましょう。

    テクノロジーの導入

    大柄の利用者さんを介護スタッフが1人でサポートするのは無理があります。この場合は、課題に合った介護ロボットを利用したりセンサーを導入したりするなど、テクノロジーの導入を検討するのもおすすめです。

    手順書の作成

    介護サービスの提供方法や、引き継ぎ方法などの手順はどうなっていますか?介護スタッフによって手順が異なるというケースもあるかもしれません。この場合、時間がかかったり、引き継ぎ漏れが出たりする可能性があります。

    必要な申し送り事項をあらかじめ用意して標準化すると、トラブルを防ぎつつ生産性向上につながるでしょう。

    記録や報告書の工夫

    介護スタッフは、利用者さんの様子を記録して報告しなければなりません。また報告書の作成も必要になるため、記録や報告書の作成だけで時間がかかってしまうことも。毎回同じ内容を記載する部分はフォーマットにするなどの工夫が必要です。

    情報を一元管理できるように、タブレット端末やスマホによるデータ入力を活用してデータを共有するのも良いでしょう。

    情報共有の工夫

    介護スタッフは、利用者さんの元に行って仕事をしているため、タイムリーな指示をしにくいという面があります。また、さまざまな管理者から違った指示があることも。情報の一本化や共有のために、インカムを使うなどの取り組みをすると良いでしょう。

    OJTの仕組みづくり

    OJTとは「On the Job Training」のこと。簡単に言えば、実務研修のことです。しかし、教育担当の介護スタッフによって教え方が違う点がデメリットに。介護施設全体の業務の手順やケアの質を一定に保つためには、教育体制を整える必要があります

    理念や行動指針の徹底

    働く介護施設での理念や行動指針を理解していないと、イレギュラーなことが起きた場合に、何を優先すれば良いのかわからなくなり、判断を間違うことも。そうなると業務が止まって他の介護スタッフの生産性を下げてしまう場合もあります。

    利用者さんに迷惑をかけないことはもちろんのこと、全介護スタッフがいざというときに困らないようにするためにも、施設の理念や行動指針を理解・徹底できる場を作るようにすると良いでしょう。

    経営陣が考えるだけでなく介護スタッフの意識も大切

    介護現場での生産性向上には、テクノロジーの導入なども必要になるため、介護スタッフは関係ないと考える方もいるかもしれません。しかし、働きやすい職場環境にするためには、介護スタッフからの現場の声が必要です。「どういった点で困っているのか」、「こうしたらもっと効率的になるのではないか」などの声をあげるようにしましょう。

  • 介護・医療用語「ね~の」で始まる用語を一覧にして紹介!

    介護・医療用語「ね~の」で始まる用語を一覧にして紹介!

    介護業界では、日常生活であまり使うことがない専門用語や略語を使う場面が多々あります。臨機応変な対応やスピードを要する介護の現場において、専門的な介護・医療用語の習得は必須でしょう。ここでは、介護業界に携わる方なら知っておきたい、介護・医療用語のうち「ね~の」で始まる用語をご紹介します。これから介護職に就く方はもちろん、すでに介護業界で働いている方もぜひ参考にしてくださいね。

    「ね」から始まる介護・医療用語一覧

    「ね~の」のうち「ね」で始まる介護・医療用語を紹介しましょう。

    ネグレクト

    介護が必要な高齢者に対し、長時間の放置や食事を与えないなど、介護や生活の世話を放棄すること。ネグレクトというと一般的には、子供に対する育児放棄というイメージがあるかもしれませんが、子供に限らず高齢者や障がい者などに対しても使用する言葉です。病院を受診させない、寝たきり高齢者の入浴や着替えを放棄する、排泄の世話をしないなどの行為も、ネグレクトに含まれます。たとえ意図的ではなくても、介護の放棄によって、生活環境や身体状態を悪化させることもネグレクトのひとつです。

    寝たきり高齢者(ねたきりこうれいしゃ)

    「寝たきり」に明確な定義はありませんが、一般的にケガや病気などが原因で6ヶ月以上寝たきりの状態にあり、介護を必要とする高齢者のことを指します。

    寝たきり度判定基準(ねたきりどはんていきじゅん)

    障がいのある高齢者や認知症の高齢者が、どの程度自立した日常生活を送れるのかを判定しランクに分けて評価したもの。正式名称は「日常生活自立度判定基準」です。障がいのある高齢者の判定基準は4段階、認知症高齢者の判定基準は9段階で判定されます。要介護認定を受けるときの判定指標となったり、ケアプラン・介護計画書などの基本情報として活用されたりします。利用者さんがどのくらいの日常生活を送れるのか把握できる指標なので、介護・医療の現場で広く使われている用語です。

    熱中症(ねっちゅうしょう)

    高温多湿の環境などにより、体温調節ができず身体に熱が溜まることによって生じる、めまいや頭痛、けいれんなどの症状のこと。屋内外問わず起こる可能性があり、生命の危険を伴うこともあります。高齢者は特に、こまめに室温をはかったり、水分補給を行ったりすることが大切です。

    熱布浴(ねっぷよく)

    熱いタオルや布で身体を覆うこと。皮膚への温熱刺激によって、入浴したような爽快な気分が味わえるほか、血液循環を良くする効果もあります。

    ネブライザー

    吸入療法の際に用いられる装置のこと。薬液を霧状にして、呼吸と一緒に薬剤を肺や気管、鼻の奥に送りこみます。加圧式ネブライザーや超音波ネブライザーなどの種類があり、家庭で行うことも可能です。

    「の」から始まる介護・医療用語一覧

    「ね~の」のうち「の」で始まる介護・医療用語を紹介しましょう。

    ノイローゼ

    精神的ショックや不安感など、心理的要因によって起こる精神障害のこと。「神経症」とも呼ばれていますが、現在では「不安障害」という名称が使われています。代表的な症状は、イライラ感と不安感です。高齢者がノイローゼになると重症化するケースもあり、認知症を悪化させる原因となる可能性もあります。言葉数が減ったり、倦怠感を訴えたり、機嫌が悪いことが多いときは、早期に専門家に相談するようにしましょう。

    脳幹(のうかん)

    大脳を支える幹のような部分のこと。間脳・中脳・橋(きょう)・延髄(えんずい)に分けられます。生命維持に関与する呼吸や意識・循環の調節など、脳幹の役割はとても重要です。万が一、脳幹に障害が生じると、脳死を引き起こす可能性もあります。

    脳外科、脳神経外科(のうげか、のうしんけいげか)

    神経系に生じる疾患を扱う診療科のこと。脳腫瘍や脳動脈瘤・慢性硬膜下血腫など脳の疾患に対して手術または処置を行います。神経内科で症状を診断し、処置や手術が必要な場合は、脳神経外科や脳外科が対応することが一般的です。

    脳血管性認知症(のうけっかんせいにんちしょう)

    脳出血や脳梗塞などの脳血管障害によって、脳内の酸素や栄養が不足し、脳細胞が死滅することで起こる認知症。おもな症状は、記憶障害や言葉・動作などの認知機能障害が挙げられます。糖尿病や高血圧などの生活習慣病や心臓病などの治療で、発症リスクの軽減や予防が可能です。手足のマヒ・歩行障害・夜間せん妄などの症状が早期に見られることもあります。

    脳死(のうし)

    脳幹を含め、脳全体の機能が失われた状態のこと。脳死になってしまうと、どんな治療を行っても回復する可能性はありません。人工呼吸器などによって心臓を動かすことは可能ですが、多くの場合数日以内に心停止します。

    能力障害(のうりょくしょうがい)

    歩行や食事、衣服の着脱など、日常生活を遂行する能力が制限されたり、低下したりすること。

    ノーマライゼーション

    高齢者や障がい者などが、社会の中で区別されることなく、ともに社会生活を送れるように、福祉環境や社会的インフラの整備を行うことを目指すという考え方。北欧諸国で1950年代に始まった社会理念のひとつで、福祉政策の基本的理念として、日本でも定着しつつある考え方です。ノーマリゼーションともいいます。

    ノロウイルス

    感染性胃腸炎を発症させるウィルスの一種。感染すると、はげしい腹痛や下痢・嘔吐を引き起こします。抵抗力の弱い子供や高齢者は重症化しやすく、冬に流行を迎えることが多いです。飛沫感染・接触感染・経口感染など、拡散力が強いウィルスと言われています。

    介護・医療用語をきちんと身に付けておこう

    介護の現場では、専門用語を知っていることが前提として使われることが多いため、介護・医療用語をきちんと理解していないと、周りに迷惑をかけてしまう可能性もあります。今回ご紹介した「ね~の」から始まる用語は、介護・医療用語のほんの一部です。介護業界に転職を考えている方はもちろん、すでに介護職に就いている方も、今一度、介護・医療用語について確

  • 介護・医療用語「な~ぬ」を簡単に解説!専門用語一覧をチェック

    介護・医療用語「な~ぬ」を簡単に解説!専門用語一覧をチェック

    介護の現場ではさまざまな専門用語が使われており、これまでに出会わなかった言葉を知ることも少なくありません。言葉の意味を理解することで、仕事が円滑に進み、職員同士のやり取りがスムーズになることもあるでしょう。そこで今回は、現場でよく使われる介護・医療用語のうち「な~ぬ」で始まる語を一覧にまとめました。介護や医療用語の「な~ぬ」の中で、分からない言葉や略語があったときには、ぜひ参考にしてくださいね。

    【介護・医療用語「な~ぬ」】「な」から始まる専門用語一覧

    ここでは、介護・医療用語「な~ぬ」のうち、「な」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

    難病(なんびょう)

    原因が分からず、治療方法が確立していない病気のことです。

    難病認定(なんびょうにんてい)

    厚生労働省が指定する難病に罹っていると認定されること。申請手続きを行うと、医療費の助成などを受けることが可能です。ただし、特性や段階に応じて認定の可否が判断されるため、難病に罹っている患者さんすべてが対象ではありません。

    ナーシングホーム

    主に医療と介護が一体となり、看取りまでを行う老人ホームのことを指しています。ただし、ナーシングホームは欧米での呼び名であり、日本での明確な定義づけはされていません。主に、介護サービスだけでなく、看護師を中心にした医療サービスも提供している施設に使う呼び名です。新たなターミナルケアの形として注目されています。

    ナースコール

    病院や介護施設などで、利用者さんが看護師および介護職員を自室に呼ぶための機器です。

    ナースセンター

    看護師など看護職の人材確保を促進するために設置された機関です。47都道府県に必ず各1つ設置されています。

    ナイトケア

    夜間のみ、特別養護老人ホームや介護老人保健施設などに入所して介護サービスを受けられる制度です。高齢者や認知症の方など、夜間介護が困難な場合に利用します。

    【介護・医療用語「な~ぬ」】「に」から始まる専門用語一覧

    ここでは、介護・医療用語「な~ぬ」のうち、「に」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

    二次判定(にじはんてい)

    市区町村が設置する介護認定調査会にて行われる、要介護認定審査のことです。事前に行われる、介護保険申請の際の認定調査とコンピュータによる一次判定、医師の意見書などの結果をもとに審査されます。

    二次医療(にじいりょう)

    地域内の中規模~大規模の一般病棟で行われる専門性の高い医療のことです。

    日常生活動作(にちじょうせいかつどうさ)

    食事や着替え、入浴などの日常生活を送るうえで最低限必要な動作のことです。ADL(Activities of Daily Living)とも呼ばれており、高齢者の日常生活レベルや身体能力を示す指標として、介護報酬にも加算項目が設けられています。

    日常生活用具(にちじょうせいかつようぐ)

    高齢者が自立した日常生活を送るために必要な用具のことです。紙おむつや介護用ベッドなどが該当します。

    日内変動(にちないへんどう)

    24時間の体調の波のことです。心拍数や体温、睡眠などの生体リズムが、体内時計により1日の中で変動することを指します。

    入居一時金(にゅうきょいちじきん)

    有料老人ホームに入居するときに支払う費用のことです。月額利用の料金とは別に必要になることがほとんどで、金額は施設によって幅があります。

    入浴サービス(にゅうよくサービス)

    自宅で入浴することが難しい方を対象に、介護職員や看護師などの専門スタッフがサポートして入浴を行うことです。利用者さんの居宅に訪問し、移動式浴槽などを用いて入浴を行います。訪問入浴介護や訪問入浴サービスとも呼ばれ、介護保険の居宅サービスの1つです。

    尿とりパッド(にょうとりパッド)

    おむつの中に入れて使う、吸収パッドのことです。尿とりパッドを入れておくと、排泄があった場合でもパッドの交換のみで済むため、外側のおむつを汚すことが減ります。利用者さんの肌を衛生的な状態に保ちながら、業務効率も上がり、おむつ代の節約にもつながることがメリット。尿とりパッドは、インナーと呼ばれることもあります。

    認知症対応型共同生活介護(にんちしょうたいおうがたきょうどうせいかつかいご)

    軽度~中度の認知症のある方が、住み慣れた地域で生活できるよう支援する介護サービスのことです。同じ症状をもつ方が、食事や入浴、排泄などの介護サービスを受けながら少人数で共同生活をします。グループホームと呼ばれる施設で行われることがほとんどです。

    認知症対応型通所介護(にんちしょうたいおうがたつうしょかいご)

    認知症の方を対象にした、専門的なケアを実施するデイサービスのことです。少ない人数で落ち着いた環境の中、食事や入浴、機能訓練などの介護サービスを行います。

    認定区分変更(にんていくぶんへんこう)

    要介護認定を受けて介護サービスを利用する方が、心身の急激な変化があった場合に、要介護度を見直してもらうことです。主に、必要とする介護サービスが、利用限度額を超える場合などに行われます。認定期限内でも、認定区分変更申請を行えば見直しを行ってもらうことが可能です。

    認定調査(にんていちょうさ)

    介護保険の申請時に、要介護認定に関する内容について行われる、聞き取り調査のことです。主に市区町村の職員が調査員として申請者の居宅を訪問し、本人とその家族に面接を行います。訪問調査とも呼ばれているものです。

    【介護・医療用語「な~ぬ」】「ぬ」から始まる専門用語一覧

    ここからは、介護・医療用語「な~ぬ」のうち、「ぬ」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

    布おむつ(ぬのおむつ)

    布でつくられているおむつのことです。ホルダーパンツや布パンツとも呼ばれており、それ自体に吸水性はないため、尿とりパッドと併用して使われることがほとんどです。一般的な紙おむつと比較すると、肌にフィットしやすく通気性が高いため、肌トラブルが少ないといったメリットがあります。

    介護・医療用語「な~ぬ」の専門用語をチェックして仕事に活かそう!

    介護現場では、今回紹介した「な~ぬ」で始まる介護・医療用語がよく使われています。もちろん、今回紹介した以外にもさまざまな介護・医療用語があるかと思いますので、分からない言葉に出会ったらぜひ本サイトの別ページも参考にしてくださいね。専門用語を理解して、仕事に活かしていきましょう。

  • 知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「て~と」一覧

    知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「て~と」一覧

    介護スタッフとして従事する中で、耳にする機会が多い介護・医療用語。先輩スタッフの言っていることが分からない…という経験をしたこともあるのではないでしょうか。この記事では、介護の現場でよく使われる介護・医療用語について解説。今回は「て~と」で始まる用語をピックアップしました。スタッフ間で円滑なコミュニケーションを取るためにも、介護・医療用語をぜひ再確認しておきましょう。

    「て~と」>「て」から始まる介護・医療用語一覧

    では、「て」から始まる介護・医療用語について解説していきましょう。

    低栄養(ていえいよう)

    身体に必要な栄養素やエネルギー源が不足し、栄養バランスが崩れている状態。

    低温火傷(ていおんやけど)

    湯たんぽや、あんか、ホットカーペットなどの、高温ではない暖房器具に長時間皮膚が接触したことで生じた火傷のこと。運動機能や感覚機能が低下した高齢者に起こりやすいことが特徴です。

    デイケア

    介護老人保健施設や医療機関などで、医師の指示のもとリハビリをメインに提供されるサービスのこと。主に骨折後や脳卒中後など、医療ケアや専門的なリハビリが必要な方が利用します。別名「通所リハビリテーション」とも言います。

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護(ていきじゅんかい・ずいじたいおうがたほうもんかいごかんご)

    日中・夜間を問わず、訪問介護や訪問看護が一体的に受けられるサービス。定期的な訪問だけでなく、必要なときに随時サービスを受けることが可能です。

    デイサービス

    要介護の方が自宅で自立した日常生活を送れるように、入浴や食事の提供、機能訓練などを日帰りで、施設に通いながら受けられるサービスのこと。別名「通所介護」とも呼ばれ、「DS」と略語で表記される場合もあります。

    デイホスピタル

    在宅介護の方を対象に、日中だけ治療やリハビリを行っている医療施設のこと。

    摘便(てきべん)

    肛門から指入れて、便を摘出する医療行為。自力で便が出せない方に対して行います。

    手続き記憶(てつづききおく)

    繰り返し経験、練習することで得られる、身体を使った記憶のこと。自転車の乗り方や、洋服の着方、料理など自然と身体が覚えている作業を指します。

    電動補助装置(でんどうほじょそうち)

    自走式や介助式の車いすに取り付ける補助装置のこと。車いすを動かす作業の負担を軽減する目的で使用されています。

    臀部(でんぶ)

    腰の下から足の付け根の上までの部位を指す言葉で、お尻のこと。右側を右臀部、左側を左臀部と言います。

    「て~と」>「と」から始まる介護・医療用語一覧

    つぎに、「と」から始まる介護・医療用語を解説していきます。

    動悸(どうき)

    普段感じることのない心臓の鼓動が、自分で認識できる状態のこと。動いたときや、貧血のときなどに起こる場合が多く、自覚症状として扱われます。

    透析(とうせき)

    腎不全などの疾患により、腎臓機能が低下した方に行われる治療のこと。人工透析の略語として使用されています。

    導尿(どうにょう)

    自然排尿できない方に対し、尿道口からカテーテルを入れて膀胱から尿を出す医療行為。自身でカテーテルを挿入して自力で導尿をする場合は「自己導尿」ともいいます。

    疼痛(とうつう)

    痛みのこと。主には身体の損傷や、損傷をきたす刺激によって引き起こされた痛みを表します。

    独語(どくご)

    ひとりごとのこと。自分の世界に入り込んで話している認知症の方、精神疾患による幻聴などに対話している場面で用いられることが多い用語です。

    特殊寝台(とくしゅしんだい)

    背上げ機能や、脚上げ機能、高さ調整などができるベッドのこと。起き上がりや、座位保持、立ち上がりが難しい方に使用される電動ベッドを指します。

    特殊尿器(とくしゅにょうき)

    センサーで尿を感知し、真空方式で尿を吸引する器械のこと。尿意はあるが、トイレまでの歩行が困難な場合に使用されることが多いようです。尿意を感じてから、本人や介助者がレシーバー(尿を受ける部分)を当てて使用します。

    特定施設(とくていしせつ)

    介護保険制度における、一定の基準を満たした施設のこと。具体的には、有料老人ホーム、養護老人ホーム、軽費老人ホーム(ケアハウス)を指します。

    特定施設入居者生活介護(とくていしせつにゅうきょしゃせいかつかいご)

    特定施設に入居している要介護認定者に対して行われる、機能訓練や日常生活上・療養上の世話のこと。介護保険の対象となります。

    特定介護福祉用具(とくていかいごふくしようぐ)

    介護で必要なポータブルトイレや入浴用品といった、利用者さんの肌が直接触れる福祉用具のこと。レンタルではなく購入になる介護用品のことを指します。

    特別養護老人ホーム(とくべつようごろうじんホーム)

    略して「特養」と呼ばれる公的な介護保険施設。在宅での生活が困難となった要介護者が入居しています。

    吐血(とけつ)

    血液を含んだ嘔吐のこと。食道や胃、十二指腸からの出血が吐き出される現象を指します。咳と一緒に吐き出される場合は「喀血(かっけつ)」と言うため、区別しておきましょう。

    床ずれ(とこずれ)

    褥瘡(じょくそう)のこと。座ったり、寝たりなど長時間同じ姿勢をすることで、圧迫された部分の血流が悪くなり、皮膚の組織が壊死する現象を表します。

    独居(どっきょ)

    自宅にて一人で生活をしていること。

    独歩(どっぽ)

    介助なくひとりで歩くこと。杖や歩行器を使用する場合は、「杖独歩」「歩行器独歩」と表現されます。

    トランスファー

    移乗介助のこと。「トランス」と略して使用されることもあります。

    トリガー

    疾患の引き金になったことや、はじまりの現象のこと。

    努力呼吸(どりょくこきゅう)

    普段の呼吸では使用されない呼吸補助筋を使った呼吸のこと。喘息発作時など、呼吸困難時の兆候のひとつとして使用されます。

    とろみ

    飲み物や汁物に粘り気を持たせること。とろみを付ける専用の粉をとろみ剤とも言います。誤嚥リスクが高い高齢者の食事に使用する場合が多いです。

    使用頻度の高い介護・医療用語をおさえて業務に活かそう

    今回は、介護の現場で使用されることの多い介護・医療用語のうち「て~と」で始まる言葉を一覧にして解説しました。介護の現場では、日常会話ではあまり使用しない用語も多く登場します。この記事で紹介した「て~と」で始まる介護・医療用語を理解し、日々の業務の中で活用していきましょう。

  • 介護・医療用語「た~つ」で始まる用語を一覧にして紹介!

    介護・医療用語「た~つ」で始まる用語を一覧にして紹介!

    介護や医療の現場では、専門的な用語や略語が多く飛び交っています。未経験者だけでなく、介護に携わっていても、分野が違うと聞き慣れない用語はたくさんあるはず。ここでは介護や医療に携わる際に知っておきたい用語を紹介します。今回紹介するのは「た~つ」で始まる用語まとめです。これから介護や医療の現場で働こうと思っている方や、改めて介護・医療用語について学びたいという方は、参考にしてみてくださいね。

    「た」から始まる介護・医療用語

    まずは、「た~つ」のうち「た」で始まる介護・医療用語を紹介します。

    ターミナルケア

    終末期における介護的・医療的ケアのことです。ターミナルケアは、基本的に延命治療は実施せず、精神的・身体的苦痛を緩和し、生活の質の維持または向上を目指した処置を行います。

    体位変換(たいいへんかん)

    自力で体の向きを変えられない方の体位を変えることです。寝たきりの方が長時間同じ姿勢でいると、血流が妨げられ、床ずれ(褥瘡/じょくそう)や血行障害を引き起こしてしまう可能性があります。これらの症状を防ぐために、定期的に体位を変えて血流を滞らせないようにすることが体位変換の目的です。

    体験入居(たいけんにゅうきょ)

    老人ホームやグループホームなどの介護施設に、数日間入居してそこでの生活を体験してみること。施設の雰囲気や設備など、パンフレットや見学だけではわからないことが確認できます。

    対症療法(たいしょうりょうほう)

    病気によって引き起こされる症状を和らげるための治療。病原そのものを消すという根治を目指した治療ではなく、痛みや不快な症状を取り除くために行う治療です。

    第一号被保険者(だいいちごうひほけんしゃ)

    介護保険における加入者の分類の一種。介護保険では、65歳以上の方が第一号被保険者に分類されます。

    第三者評価制度(だいさんしゃひょうかせいど)

    質の高いサービスを提供するために、介護事業者に対し、事業者や利用者さん以外の公正かつ中立の立場にある第三者機関が、専門的・客観的に評価する制度のこと。

    第二号被保険者(だいにごうひほけんしゃ)

    介護保険における加入者の分類の一種。介護保険では、40歳から64歳までの方で、特定疾病の認定を受けた場合、第二号被保険者に分類されます。

    宅老所(たくろうしょ)

    高齢者が住み慣れた地域で生活ができるよう、介護保険では手が届かない部分にも細かく対応する施設のこと。一般的に、法令に定義がなく、民間で独自のサービスを提供している地域密着型の小規模な高齢者施設を指します。

    脱水(だっすい)

    人間の体内に必要な水分量が不足している状態のこと。摂取水分の減少や、発汗・下痢・嘔吐などで水分喪失量が増加したときに起こりやすい症状です。

    短期入所(たんきにゅうしょ)

    特別養護老人ホームや介護老人保健施設などの介護施設や医療機関に、数日~1週間程度の短期間入所すること。ショートステイともいいます。

    端座位(たんざい)

    ベッドなどの端に腰かけて、両足を下ろしている状態のこと。

    「ち」から始まる介護・医療用語

    続いて、「た~つ」のうち「ち」で始まる介護・医療用語を紹介します。

    チームケア

    医師や看護師、社会福祉士、保健師、理学療法士、ホームヘルパー、民生委員など、介護関係者・医療関係者に関わらずさまざまな専門家がひとつのチームを組んで介護を要する方のケアを行うこと。それぞれの知識を持ち寄ることで、幅広い視点からケアに取り組めるというメリットがあります。

    チアノーゼ

    皮膚や粘膜が青紫色に変色すること。血中の酸素不足が原因で起こります。表皮が薄く毛細血管の多い、口唇や爪・指先でよくみられる症状です。

    地域支援事業(ちいきしえんじぎょう)

    地域の高齢者が、要支援・要介護状態になることを予防し、要支援・要介護状態になっても、可能な限り自立した日常生活を送れるように、市区町村が行う支援事業のこと

    地域包括支援センター(ちいきほうかつしえんセンター)

    2006年の介護保険法改正に伴い設置された、介護に関する問い合わせや相談などに対応する総合相談窓口のような機関。市区町村が設置主体となり、住民の健康維持や生活の安定などに必要な援助を行い、地域住民を包括的に支援することを目的としています。保健師や社会福祉士など専門知識を持った職員が配置され、介護・医療・福祉などさまざまな側面から高齢者を支える機関です。

    地域密着型サービス(ちいきみっちゃくがたサービス)

    寝たきりや認知症になっても、可能な限り高齢者が住み慣れた地域において生活を継続できるように提供される介護保険サービスのこと。その地域の住民の方が対象で、市区町村が指定した事業者が提供します。

    窒息(ちっそく)

    呼吸ができなくなることにより、血中の酸素濃度が低下し、二酸化炭素の濃度が上昇することで、脳や内臓組織に機能障害を起こした状態のこと。飲み込む力が弱い高齢者は、餅などの食べ物をのどに詰まらせる可能性もあるため、窒息状態にならないよう注意する必要があります。

    中心静脈栄養(ちゅうしんじょうみゃくえいよう)

    食べ物や飲み物を口から摂取できない場合に、静脈から細いチューブを通して栄養補給を行うこと。中心静脈(鎖骨下部や頸部あたり)からカテーテルを挿入して、糖質やアミノ酸・ビタミンなどを含んだ栄養液を投与し、必要な栄養を摂取します。

    聴能訓練士(ちょうのうくんれんし)

    国家資格である言語聴覚士の業務のうち、聴覚の分野に特化した部分を受け持っている専門職のこと。難聴など聴覚に障害がある方に対し、聴力検査や聴覚回復のための治療・リハビリ、補聴器の選択・使い方の指導などを行います。

    「つ」から始まる介護・医療用語

    最後に、「た~つ」のうち「つ」で始まる介護・医療用語を紹介しましょう。

    通所介護(つうしょかいご)

    在宅で生活している高齢者が、日中に通所介護施設に通って、機能訓練や食事・入浴・排泄などの介護、日常生活上の支援などのサービス提供を日帰りで受けること。デイサービスともいい、提供するのは生活サービスが中心です。

    通所リハビリテーション(つうしょリハビリテーション)

    要介護認定を受けている在宅の高齢者に対し、介護老人保健施設や病院などリハビリ専門職のいる施設で、主治医の指示に従った機能訓練や入浴・食事などリハビリに特化したサービスを日帰りで提供すること。デイケアともいい、リハビリ中心のサービスを提供します。

    介護・医療用語をしっかり身に付け現場で活かそう!

    今回は、「た~つ」で始まる介護・医療用語をご紹介しました。介護の現場において、業務の効率化やスピード感はとても重要です。知らない言葉で指示を出される場合や、聞き返せない雰囲気の場合もあるでしょう。自主的に用語を調べて学んでおけば、現場でも役に立ち、スキルアップにもつながります。未経験者の方も、介護業界にいる方も、今一度用語まとめを確認して、これからの現場で活かしてみてはいかがでしょうか。

  • OJT・海外研修も!あと会グループの介護人材育成に注目【求人】

    OJT・海外研修も!あと会グループの介護人材育成に注目【求人】

    広島市を中心に多数の介護施設を運営する「あと会グループ」。運営方針のひとつに「やりがいのある職場づくり」を挙げる同グループでは、人材育成に力を入れています。現場でのOJTを含む専門領域研修や、職歴の節目で行う階層別研修、福祉先進国の介護現場を訪問する海外研修など、研修の種類はさまざまです。

    そこで今回は、介護職としての夢やビジョンを見出せる「あと会グループ」の研修制度や求人情報についてご紹介します。

    バラエティ豊かな研修でやりがいのある職場づくりを目指す

    「あと会グループ」は、「介護老人福祉施設 くにくさ苑」や「介護老人福祉施設 でじま・くにくさ」などをはじめ、[btp_line]広島市内に37もの介護施設や事業所を展開[/btp_line](2023年9月時点)。事業所の種別も多岐にわたっており、特別養護老人ホーム・介護付き有料老人ホーム・グループホーム・居宅介護支援事業所・地域包括支援センターなど、幅広い介護サービスが提供されています。

    法人理念「3Yのこころ」で全スタッフが生きがいのある人生を送れるよう全力サポート

    「あと会グループ」では、「3Yのこころ」を法人理念として掲げています。“3Y”とは、やすらぎ・喜び・豊かさを表しており、利用者さんが日々の生活の中に「喜び」を持ち、「豊かさ」「やすらぎ」を感じて過ごせるようにとの願いが込められています。また、利用者さんやそのご家族はもちろん、働くスタッフも生きがいのある人生を送れるよう全力で支援していることも「あと会グループ」の特徴です。

    ▽「あと会グループ」の概要はこちらから

    ステップアップを支援する「あと会グループ」の研修ラインナップ

    スタッフが生きがいや夢を持って働けるよう、「あと会グループ」ではさまざまな研修が実施されています。研修の種類を大きく3つのカテゴリに分け、一覧にしたものがこちら。

    【階層別研修】

    • 新人研修・フォローアップ研修
    • 基礎研修・リーダー研修・管理者研修

    【専門領域研修】

    • 現場でのOJT
    • ごちそうグランプリ
    • サービス事例発表会
    • タクティールタッチ研修
    • 喀痰吸引等研修

    【法人特別研修】

    • 外部講師による研修
    • 海外研修

    ここからは、注目の研修をいくつかピックアップして詳細や特色をご紹介していきます。

    【階層別研修】新人研修はもちろん、各ステップの課題に応じた研修を実施

    職種に限らず、1年次・2年次・3~5年次・管理職と、それぞれの節目に行われている「あと会グループ」の階層別研修についてまとめました。

    【新人研修・フォローアップ研修】介護サービスにおける基礎知識を学ぶ

    職種を問わず、入社1年目のスタッフを対象として行われるのが新人研修です。仕事への心構えや介護関連の法令・マニュアルの学習、介護機器の説明、接遇など、「あと会グループ」の一員としての基礎を習得します。入社半年を迎える秋ごろには、同期と共に参加するフォローアップ研修もあります。研修を通して同期メンバーとの絆も深められると好評です。

    【基礎研修・リーダー研修・管理者研修】同じステップのスタッフ同士で意見交換できる

    スタッフの役割を新人・中堅・主任格・課長格、部長格の5段階に分け、各ステップで必要な知識・スキルを身に付けるための各種研修が実施されています。具体的には、2年目に基礎研修、3〜5年目に中堅研修やリーダー研修、管理職を対象とした管理者研修などがあります。[btp_line]職種を限定せず、階層別にそれぞれの節目で研修を行う[/btp_line]のが「あと会グループ」ならではの特色です。

    【専門領域研修】実際の現場で働きながら効率良くステップアップできる

    「あと会グループ」では、利用者さんとの関わりにおいての質を向上するため、専門知識やスキルを磨くための専門領域研修も実施されています。

    【現場でのOJT】実践ならではの知識・スキルが身に付く

    入職後は、各現場でOJTが行われます。OJTとは、「On-the-Job Training」の略で、職場での実践を通じて業務に関する知識やスキルを身に付ける育成手法のこと。先輩スタッフのサポートのもと、各現場で[btp_line]実際に働きながらスキルアップを図ることが可能[/btp_line]です。

    【タクティールタッチ研修】福祉先進国スウェーデンのケア方法を学ぶ

    「タクティールタッチ研修」では、福祉先進国スウェーデンの介護現場で広く導入されている療法“タクティールタッチ”について学びます。タクティールタッチは、皮膚をやさしく刺激してオキシトシン※1の分泌を促し、心身共に穏やかにさせることを目的としたもの。

    [btp_line]福祉先進国のケア手法を習得できる[/btp_line]ことも「あと会グループ」の魅力です。

    ※1 オキシトシン…脳下垂体後葉から放出されるホルモンで、不安や痛みの感覚の減少といった効果により、情緒の安定や心を癒す働きがあるといわれています。

    【喀痰吸引等研修】「あと会グループ」の施設で研修が受けられる

    「特別養護老人ホームでじま・くにくさ」が研修登録機関に登録されており、喀痰吸引等研修の講義・演習・実地研修が実施されています。「あと会グループ」内で研修が行われているため、[btp_line]別の施設へ喀痰吸引等研修を受けに行く必要がない[/btp_line]ことがメリット。また、職種手当も支給されるため、ステップアップしたい方にとっては絶好の環境が整っているといえるでしょう。

    【法人特別研修】その道のスペシャリストから知識やスキルを習得

    「あと会グループ」では、海外研修や外部講師による研修が充実していることも特徴です。その道のプロを講師に招くことで、社内研修だけでは習得が難しい専門的な知識やスキルをスタッフに提供しています。

    【海外研修】福祉先進国のケア方法や非言語コミュニケーションなどが学べる

    海外研修は、「あと会グループ」の人材育成における注目ポイントのひとつ。提携先のスウェーデンやドイツの施設などを訪れ、五感を通して介護サービスを学ぶことができます。非言語コミュニケーションなどを使って実際にケアにあたることにより、普段とはまた違うスキルを身に付けられるそうです。[btp_line]入職1年以上であれば誰でも参加資格がある[/btp_line]ことも魅力でしょう。

    【外部講師による研修】各分野のスペシャリストから専門的な研修を受けられる

    各分野の専門家を講師に招いて行われる外部講師による研修も充実しています。一例として、株式会社福祉リスクマネジメント研究所所長・烏野猛氏による介護福祉士国家資格試験などの[btp_line]受験対策講座[/btp_line]や、株式会社しのコーポレーション・濱島しのぶ氏による[btp_line]接遇マナー研修[/btp_line]など。今すぐ役立つ知識やスキルを同グループ内の研修で身に付けられるため、スタッフからも好評のようです。

    【求人情報】「あと会グループ」は学ぶ意欲のある方全力応援!

    「あと会グループ」では各種研修が用意されており、入社直後はもちろん、中堅・主任格・課長格・部長格と立場が変わっても、各段階に応じた研修を受けることができます。また、専門領域研修も充実しており、スキルアップや新たな資格取得も目指しやすい環境が整備されていることも特徴です。

    研修内容が充実している「あと会グループ」は、ステップアップしたい方はもちろん、未経験の方にとってもぴったりの職場であるといえるでしょう。

    全スタッフの生きがいのため人材育成に情熱を注ぐ「あと会グループ」

    利用者さんに質の高いサービスを提供できるようになることはもちろん、スタッフ自身の生きがいや新たなやりがいの発見にもつながるのが、「あと会グループ」の研修制度の魅力です。また、職種や職歴の垣根を越えて参加できる研修は、「あと会グループ」全体のチームワークの構築にも役立っているのでしょう。介護業界でステップアップしたい方や学ぶ意欲のある転職希望の方をはじめ、介護職未経験の方も、「あと会グループ」の一員として新しい一歩を踏み出してみませんか?

    【医療法人社団あと会グループ本部】

    所在地広島市安芸区阿戸町418-1
    電話番号082-856-0222(代表)
    公式サイトhttps://www.kunikusa.or.jp/
    公式Instagram@atokai_saiyo(あと会 採用担当インスタグラム)
    @atokai_eiyo(あと会 食事関連インスタグラム)

  • 知って使える介護・医療用語!「せ~そ」で始まる専門用語を解説

    知って使える介護・医療用語!「せ~そ」で始まる専門用語を解説

    介護の現場はさまざまな専門用語が飛び交うところです。施設の利用者さんの健康を守るために、医療に関する基礎知識をおさえておく必要があります。ここでは、介護に携わる際に知って役立つ介護・医療用語を一覧にまとめました。この記事では「せ~そ」で始まる使用頻度の高い用語について解説します。読み方や略語も説明しますので、介護現場に初めて携わる方や介護に興味のある方はぜひ参考にしてくださいね。

    「せ」から始まる介護・医療用語

    「せ」から始まる介護・医療用語について解説していきましょう。

    生活援助(せいかつえんじょ)

    日常生活の援助をすること。調理・洗濯・掃除・買い物など、利用者さんの生活に合わせてさまざまな内容があります。訪問介護のひとつです。

    生活支援員(せいかつしえんいん)

    高齢や障がいのある利用者さんに対して、生活相談や指導のほか、援助全般を行う方のこと。

    生活相談員(せいかつそうだんいん)

    介護施設の利用者さんの援助やご家族との相談などを行う方のことです。社会福祉主事任用資格を有する者またはそれと同等以上の能力があり、職務を適切に行える能力を有すると認められる者とされています。他施設との連絡調整や介護スタッフとして働くなど、施設によって仕事内容はさまざまです。

    生活の質(せいかつのしつ)

    介護のQQL(Quality Of Life)のこと。身体的、心理的かつ社会的に満足した状態にあることが、QQLが良い状態であるといえます。生活を整えて暮らしの質をより良くするという「生活の質」の視点を持つことで、利用者さんの生活の場である介護施設で行う援助もより良くなるでしょう。

    生活保護(せいかつほご)

    生活に困窮する世帯に対して、健康で文化的に最低限度の生活を送ることを保障し、自立の助長を目的とした制度のこと。困窮の程度に応じた保護を行います。
    生活保護の申請は国民の権利であり、必要とする可能性があれば自治体に相談して審査を通過すると、生活保護を受けることが可能です。

    生活扶助(せいかつふじょ)

    生活保護制度による保護のひとつで、日々の暮らしにかかる食費、被服費、光熱費などがもらえる制度のこと。

    清拭(せいしき)

    要介護者、病気やケガなどの理由で入浴ができない利用者さんに、身体をタオルなどで拭いたりして清潔に保つことを指し、全身清拭と部分清拭があります。全身の清拭の場合は、介助者や利用者さんの負担が大きくなるため、数日に分けて行う場合も。
    身体を清潔に保つほかに、血液循環の促進やリラックス効果といった目的もあります。

    精神保健福祉士(せいしんほけんふくしし)

    精神障がい者を対象に、日常生活を送るために必要な支援や相談業務に携わる、国家資格を持った専門職のこと。「精神ソーシャルワーカー」という名前でも知られています。

    成年後見制度(せいねんこうけんせいど)

    認知症や知的障がい、精神障がいなどが理由で判断能力が不十分な方々に対して、不動産や預貯金など財産管理や処分などの意思決定を支援し保護するのが目的の制度のことです。
    成年後見制度には大きく2種類あります。家庭裁判所に成年後見人が選ばれる「法廷後見制度」と、自身に十分な判断能力があるうちに自ら後見人を選ぶ「任意後見制度」です。さらに、法廷後見制度は本人の判断能力の程度に応じて「後見・保佐・補助」の3種類の制度に分けられています。任意後見制度の場合であればその権限も申し立ての対象者本人が決めることが可能です。

    成年後見人(せいねんこうけんにん)

    成年後見制度によって、財産管理や法律行為を被後見人に代わって行う権利が与えられる方のこと。弁護士や社会福祉士などの「専門職後見人」と、家庭裁判所に選任される「市民後見人」があります。

    生理機能(せいりきのう)

    人間が生命を維持するため、もともと身体に備わっている生理的なあらゆる機能のこと。「分解・吸収機能」と「排泄機能」の大きくふたつに集約されます。

    セカンドオピニオン

    主治医以外の医療機関に、治療方法などの意見を求めること。患者さん自身が、納得のいく最善と思える治療法を選べるようにすることが目的です。

    舌苔(ぜったい)

    舌の表面にさまざまなものが付着してできる、白く苔上に見えるもののこと。細菌や食べかす、口腔粘膜のはがれた上皮などが集合体となって構成されます。加齢によって舌の動きが弱くなったり、唾液の量が減ったりすることで、汚れやすくなってしまうもの。
    舌苔は、薄く付着している程度であれば正常ですが、多くなってくると口臭や舌の痛み、味覚障害の原因になってしまうことも。ストレスなどの心理的な原因や免疫力の低下、消化器系の疾患などの原因によっても現れます。

    セラピスト

    心身を癒すために、物理療法や心理療法を用いて治療を行う専門職のこと。国家資格である理学療法士や作業療法士、言語聴覚士のほか、臨床心理士や音楽療法士などのさまざまな職種が含まれます。
    介護施設では、利用者さんの身体の状態に合わせて、コミュニケーションを重視した介護ケアセラピーを行うのが特徴です。

    セルフケア

    健康の自己管理のこと。他者からの支援に頼らず、自身の健康状態の維持に向けて自立的に取り組むことです。また、要介護状態になってしまった場合でも、心身を健全に保つよう自分自身で努めることも指します。

    前期高齢者(ぜんきこうれいしゃ)

    65歳以上75歳未満の高齢者のこと。

    全国社会福祉協議会(ぜんこくしゃかいふくしきょうぎかい)

    社会福祉法人全国社会福祉協議会(略称「全社協」)のこと。各市町村や都道府県、指定都市に設置または運営されている社会福祉協議会(略称:社協)の全国組織として、社会福祉関係者や福祉サービスの利用者さんとの連絡調整や活動の支援、制度改善に取り組む組織です。

    全国老人クラブ連合会(ぜんこくろうじんくらぶれんごうかい)

    略称「全労連」。60歳以上を対象とし、生活を豊かにする活動や地域を豊かにする社会活動などの取り組みを行う全国組織です。各地域の老人クラブの運営をサポートしています。

    専門職後見人(せんもんしょくこうけんにん)

    司法書士や弁護士、社会福祉士といった専門家が後見人になること。近親者に後見人になれる適当な人材が見つからない場合に、専門職後見人を立てることができます。

    喘鳴(ぜんめい)

    呼吸をするときに、「ヒューヒュー、ゼーゼー」と雑音がすること。息を吸うときに音がする場合と、息を吐くときに音がする場合とがあります。聴診器を使わなくても聞こえるのが特徴です。
    喘鳴は、空気の通り道である軌道が何らかの原因で狭くなることによって起こるもの。息は、吸うときには口に近い方が狭く、吐くときには肺の中の気管支が狭くなります。どんなときに喘鳴が聞こえるかによって、狭くなっているのがどの部位か、ある程度推測が可能です。

    せん妄(せんもう)

    睡眠障害や幻覚・妄想、錯覚、見当識障害、情動、気分の障害、神経症状などの意識障害のこと。注意力や思考力が低下して、さまざまな症状が起こります。数日から数ヵ月続く場合もあり、1日の中でも症状の強さには幅がありますが、夕方に悪化する傾向が強いのが特徴です。アルコール性依存症や認知症の患者さんに多く見られます。

    「そ」から始まる介護・医療用語

    「そ」から始まる介護・医療用語について解説していきましょう。

    ソーシャルワーカー

    病気や障がいなどを持つ方とそのご家族に対して、社会福祉の観点から支援や相談を行うスタッフのこと。一般的に社会福祉専門職の総称として使われる用語で、社会福祉士や精神保健福祉士を指す場合が多いです。

    ソーシャルワーク

    介護施設の利用者さんに対して、専門的な知識を持ったソーシャルワーカーが行う支援のこと。社会福祉支援活動や社会福祉援助技術ともいわれます。利用者さん同士の関係性を深めるアプローチをしたり、地域の方々と利用者さんを繋いだりなどもソーシャルワークの一環です。

    側臥位(そくがい)

    横向きで寝た体勢のこと。左右どちらを下にするかによって、「右側臥位」「左側臥位」とそれぞれ呼ばれます。寝衣の交換や排泄援助のときにとることが多い体位です。

    咀嚼(そしゃく)

    食べ物を細かくかみ砕くこと。唾液を分泌させてよく混ぜ合わせ、吞み込みやすい大きさにすることをいいます。食物の消化吸収を高める作業です。

    尊厳死(そんげんし)

    死期が迫っていることが明らかになったとき、本人の延命治療をしないという意思を尊重して自然な流れで死を迎えること。

    介護や医療の知識を豊富に身につけよう!

    「せ~そ」で始まる介護・医療用語について解説しました。高齢の患者さんや利用者さんの生活を支える介護施設では、介護や医療に関する豊富な知識も求められます。医療機関との連携を図りながら介護サービスを提供するためにも、より多くの知識をつけておくことが大切です。必要な用語について少しでも多く学び、介護の現場で活かしていきましょう。

  • 知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「さ~す」一覧

    知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「さ~す」一覧

    介護の現場で働いていると、医療的な専門用語が飛び交うシーンも多々あります。日々変化する介護現場では、新しい用語に遭遇することもあるでしょう。しかし、よく使われる介護・医療用語だけでも身につけて現場に立てば、仕事の効率もアップしますよね。ここでは、介護関連の仕事でよく使われる医療用語を紹介。今回は「さ~す」の介護・医療用語を一覧にしています。略語などもあわせて紹介し、現場でも使いやすいようまとめました。

    「さ~す」>「さ」から始まる介護・医療用語

    ここでは、「さ」から始まる介護・医療用語を解説していきましょう。

    サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)

    バリアフリー対応の賃貸住宅。自立~軽度の要介護者を受け入れる施設です。常駐するソーシャルワーカー(生活相談員)による安否確認や生活相談のサービスなどを受けることができます。

    座位(ざい)

    上半身をほぼ90度に起こして座った姿勢のこと。

    座位の種類(ざいのしゅるい)

    ①座位(ざい):上半身を起こした状態
    ②椅座位(いざい):椅子や車いすに座ったときの姿勢。
    ③長座位(ちょうざい):足を伸ばした状態で座った状態。
    ④端坐位(たんざい):ベッドの端などに座った状態。
    ⑤起座位(きざい):テーブルなどに載せた枕やクッションを抱えるような、前かがみの姿勢。

    在宅介護(ざいたくかいご)

    障がいや疾病のため自立生活を行うことができない方に対し、自宅で安心した生活を送れるよう提供される介護サービスのこと。

    在宅介護支援センター(ざいたくかいごしえんせんたー)

    在宅介護を行っている家族が、介護相談をしたり必要な福祉サービスを受けられるよう調整を行ったりする施設。病院や特別養護老人ホーム、老人福祉施設などに併設。介護福祉士や看護師などが常駐しています。

    作業療法士(OT)

    身体障がい者や知的障がい者に対し、応用的動作能力、または社会的適応能力の回復をはかる専門職のこと。日常生活動作や手芸、工作などの作業を通じて訓練、指導を行います。

    サマリー

    要約のこと。入院中の患者さんや要介護者などの様子や、検査結果をまとめたものを指します。

    残存能力(ざんぞんのうりょく)

    障がいを持っている方が、残された機能を使って発揮できる能力のこと。

    「さ~す」>「し」から始まる介護・医療用語

    ここでは、「し」から始まる介護・医療用語を解説していきましょう。

    思考障害(しこうしょうがい)

    考える力や、理解する力が低下すること。

    失禁(しっきん)

    意識障害や麻痺、老化などにより、尿意や便意を自力で抑制できなくなり、意志とは無関係に排尿、排便を行うこと。

    社会的入院(しゃかいてきにゅういん)

    医学的には入院を必要としていない状態で、家庭的な事情や引き取り拒否などにより病院に入院し続けることを指します。

    シャント

    血液が、本来通る血管とは別のルートを流れる状態のこと。また、血液透析を行う際に充分な血液量を確保できるよう、体内または体外で動脈と静脈をつなぎ合わせた血管のことを指します。

    住宅型有料老人ホーム(じゅうたくがたゆうりょうろうじんほーむ)

    有料老人ホームのひとつで、介護保険の適用は、状況やケースによります。入居は比較的しやすい施設ですが、費用が高い場合が多いです。

    初任者研修(しょにんしゃけんしゅう)

    訪問介護または施設で介護の仕事に就く方が対象の研修のこと。

    主任介護支援専門員(しゅにんかいごしえんせんもんいん)

    ケアマネジャーの資質や、専門性の向上を目的とした資格のこと。

    実務者研修(じつむしゃけんしゅう)

    初任者研修の上位資格のこと。初任者研修、実務者研修ともに、履歴書に記入することができます。

    ジェネリック医薬品(じぇねりっくいやくひん)

    開発元の製薬会社が製造した新薬(先発医薬品)の物質(成分)特許の切れた後、新薬と品質や効き目、安全性が同等であると厚生労働省が承認し、製造、販売される医薬品のこと。

    GE(ジーイー)

    浣腸のこと。

    小規模多機能型居宅介護(しょうきぼたきのうがたきょたくかいご)

    利用者さんのニーズに応じ、通所(デイサービス)を中心に短期間の宿泊(ショートステイ)や自宅への訪問などを組み合わせる介護サービスの拠点のこと。

    褥瘡(じょくそう)

    長期間寝たきりでいることで起こる、圧迫壊疽のこと。一般的には、床ずれと呼ばれます。特定の場所に体重がかかり続けることでその部分の血流が悪くなり、細胞が死んで腐敗することを指します。

    振戦(しんせん)

    震えの一種。身体の一部または全身に、本人の意志とは無関係に起こります。遺伝的な要素やストレスが原因とも言われていますが、まだ正確なことは解明されていません。

    「さ~す」>「す」から始まる介護・医療用語

    ここでは、「す」から始まる介護・医療用語を解説していきましょう。

    スーパーバイザー(SV)

    管理者、監督者のこと。介護の現場では、職員のスキルアップ、労働環境の改善を目的とした指導や教育を行う人を指します。職員一人ひとりの“気づき”を開花させるため、専門的な能力が必要です。

    ステート

    聴診器のこと。

    ステルベン

    死亡すること。ドイツ語「sterben」を語源としています。

    ステる

    死亡することを意味します。

    ステロイド

    副腎皮質ホルモンの作用を応用した医薬品。抗炎症作用や免疫抑制作用を持っており、さまざまな疾患の治療に使われます。塗り薬、内服薬、注射薬など、薬のタイプも豊富です。

    ステント

    血管や気管支などの狭くなった部分を広げ、固定するために使う器具のこと。血管がまた狭くならないように支える役割を持ちます。

    ストーマ

    ギリシャ語で、口という意味。お腹の外に出して作った人工肛門や人口膀胱のことです。

    スピーチロック

    言葉によって拘束、抑制すること。主に利用者さんに対する言葉遣いに関するリテラシーのことを指します。

    スポット訪問

    ひとり暮らしをしている高齢者の安否確認や食事介助などのサービスを、短時間の訪問で行うこと。

    よく使われる介護・医療用語を覚えて仕事に活かそう

    今回は、介護の現場でよく使われる介護・医療用語から「さ~す」を一覧にして紹介しました。育休・産休などでブランクがある方や、これまでとは異なる介護施設などで働く前など、用語を確認したい際にぜひ活用してください。後輩指導の立場などに立ったときに、改めて意味をチェックする際にもおすすめです。

  • 介護・医療用語「け~こ」で始まる言葉の意味をまとめて解説!

    介護・医療用語「け~こ」で始まる言葉の意味をまとめて解説!

    病気を抱えた利用者さんも多い介護の現場では、医療的な専門用語が使われることもしばしば。利用者さんの状態にしっかりと寄り添うために、まずは[btp_line]専門用語を理解しておくことが大切[/btp_line]です。そこで今回は、介護施設で働くなら知っておきたい介護・医療用語の中から、「け~こ」から始まるワードについて解説していきます。きちんと理解できていないかも!という方は、ぜひ参考にしてみてください。

    「け」から始まる介護・医療用語一覧

    まずは、「け」から始まる介護・医療用語について押さえていきましょう。

    ケアハウス

    家庭で生活するのが難しい60歳以上の配偶者のある高齢者が、自立した生活を継続するため、食事や洗濯などの介護サービスを低価格で受けることのできる施設。軽費老人ホームのひとつで、軽費老人ホームC型とも称されます。運営しているのは、社会福祉法人や地方自治体、民間事業者です。

    ケアプラン

    介護保険を使ったサービスを利用するために、ケアマネジャーを中心に作成される利用計画書のこと。利用者さんの状況や希望に基づき、サービスの種類や内容、時間配分、限度額を考慮して組み立てられます。

    ケアマネジャー

    介護が必要な方が介護保険サービスを受けられるよう、ケアプランを作成したり、保険や医療、福祉の各サービス事業者との調整をしたりする職業。別名、介護支援専門員ともいわれます。老人ホームや地域包括支援センターのほか、介護サービスを提供する民間企業でも活躍する職業です。

    傾聴(けいちょう)

    耳だけでなく、目や心を傾けて相手の話を聞くこと。話を掘り下げたり、話し方や表情、姿勢、仕草など、言葉以外の部分にも注意を払ったりすることにより、相手を理解するよう努力します。信頼関係が重要な介護の現場において、利用者さんとの信頼関係を築くために必要な力です。

    経管栄養(けいかんえいよう)

    流動食でも誤嚥の可能性がある、機能障害により口から食事が摂れないといった場合に、チューブやカテーテルなどを使い、消化器官に流動食を送ること。胃ろう、腸ろう、経鼻経管栄養といった方法があり、環境により適した経管栄養が選択されます。

    軽費老人ホーム(けいひろうじんほーむ)

    60歳以上で家族による援助は難しく、自立した生活に不安のある方に対し、無料もしくは低価格で、食事や日常生活に必要なサービスを提供する入居施設です。食事サービスのあるA型、食事は自炊するB型、食事と生活支援サービスのついたC型(ケアハウス)と、3つのタイプがあります。今後はケアハウスに一本化される予定。

    傾眠(けいみん)

    声かけなどの周囲からの軽い刺激で意識をとり戻すが、そのまましばらくすると意識が混濁する状態のこと。意識障害の程度のひとつ。ベッドで寝たきりの生活になりやすいといわれています。

    下血(げけつ)

    肛門から血が出ることの総称。排便に混じるケースが多いです。消化器官からの出血と考えられ、赤い血が出るなら血便と呼ばれる肛門近くでの出血、黒い血が出るなら黒色便と呼ばれる胃に近い場所からの出血と、色の違いで出血場所を推測することができます。

    血糖値(けっとうち)

    血液中のブドウ糖(グルコース)の濃度を示す値のことです。英略語ではBSと表現。ブドウ糖は炭水化物により作られるため、基本的に空腹時には血糖値が下がり、食後には血糖値が上がります。

    血尿(けつにょう)

    尿に赤血球が異常に多く含まれていることです。一見してわかるくらい赤い肉眼的血尿と、淡く濁っているだけで見た目だけでは判断できない顕微鏡的血尿があります。もし利用者さんに血尿の兆候が見られたら、泌尿器科や内科にかかり、原因を調べてもらうようにしましょう。

    幻覚(げんかく)

    実際にないものをあるように知覚すること。誰もいない部屋で亡くなったはずの方に話しかけているなど、認知症の患者さんに多くみられる症状のひとつです。

    健側(けんそく)

    麻痺や障害を持つ方の、障害のない健康な側のこと。反対に、障害のある側は患側(かんそく)です。介護において、健側と患側を考慮しながら介助することが適切だといわれています。

    倦怠感(けんたいかん)

    身体的、また精神的に、疲労感を感じること。動きすぎたときに感じるだるさは、休息により自然と解消しますが、いつまでも続く場合は病気が潜んでいる可能性もあるため注意が必要です。

    見当識(けんとうしき)

    自分の置かれている状況をきちんと認識すること。認知症や意識障害により、人間関係、時間、地理など、日常生活を送るうえで必要な認識ができなくなることが…。自分の置かれている状況が認識できない状態は、見当識障害と呼ばれます。

    「こ」から始まる介護・医療用語一覧

    続いては、「こ」から始まる介護・医療用語を解説していきます。

    誤嚥(ごえん)

    飲食物や唾液などを飲み込んだときに、気管に入ってしまうことを指します。健康な方の場合、反射的にむせたり咳をしたりといった防御反応により喀出されますが、高齢者や嚥下障害がある方の場合、喀出する働きが弱くなることも。

    後期高齢者(こうきこれいしゃ)

    75歳以上の高齢者を指す言葉です。65~74歳は、前期高齢者と呼ばれます。

    拘縮(こうしゅく)

    長く体を動かさないでいたことにより、筋肉や皮膚などの関節周囲の軟部組織が伸縮性を失って硬くなり、関節の動きが悪くなること。関節を動かすときに痛みが出るため、本人も辛いうえに、介護する側の負担も増しやすいことが特徴です。

    高次脳機能障害(こうじのうきのうしょうがい)

    脳外傷、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害や農園・低酸素脳症などの病気により、脳が部分的に損傷を受け、行動・言語・認知・意識・見識などに障害が起こることです。外見からは障害がわかりづらく、本人や家族にかかる負担が大きいといわれています。

    Kot(コート)

    大便を意味する医療用語。由来はドイツ語です。

    介護や医療の専門用語をきちんと理解!

    今回ご紹介したのは、現場で使われることの多い「け~こ」の介護・医療用語です。介護施設では、体に何らかの不調を抱えた利用者さんがたくさん。そんな利用者さんをサポートするためには、医療機関との連携も必要になり、それと同時に医療用語に触れることもあるでしょう。介護により深く携われるよう、介護や医療の専門用語をきちんと理解してくことが大切です。

  • 介護・医療用語「か~く」で始まる言葉をまとめて解説!

    介護・医療用語「か~く」で始まる言葉をまとめて解説!

    介護の現場では、体に何らかの不調があったり持病を抱えたりといった利用者さんもたくさん。利用者さんにしっかり寄り添ったサポートを提供するためにも、医療機関との連携は必須です。そんなとき、聞きなれない言葉を耳にする機会もあるかもしれません。そこで今回は、「か~く」で始まる介護・医療用語について、詳しく解説していきます。今一度理解しておきたい介護用語や覚えておきたい医療用語を、まとめて確認していきましょう。

    「か」から始まる介護・医療用語一覧

    まずは、「か」から始まる介護・医療用語について解説していきます。

    介護アテンドサービス士(かいごあてんどさーびすし)

    介護が必要とされる方に対し、食事や排泄の介助、着替えの手伝い、体位交換、移動補助などに加え、簡単なリハビリ機器を使った介護も行う仕事。厚生労働省管轄、介護労働安定センターの実施する技能試験に合格後、資格取得となります。

    介護移住(かいごいじゅう)

    介護のために住居を変わること。高齢者が子供や孫のもとに移住するケース、もしくは高齢者のもとに子供や孫が住居を移すケースが多いようです。

    介護休業(かいごきゅうぎょう)

    育児・介護休業法に基づき、要介護状態にある家族の介護を理由に、仕事を休むことができる制度のこと。一定期間、無給もしくは有給で休暇を取得し、仕事に復帰します。期間内に仕事と介護が両立できるよう体制を整えてもらうことが目的の制度です。

    介護拒否(かいごきょひ)

    介護が必要な状態にもかかわらず、介護を嫌がり、受け入れようとしない状態のことを指します。その理由は、認知機能の低下や羞恥心の強さ、自立心の高さ、環境や習慣の違いなどさまざまです。

    介護サービス計画(かいごさーびすけいかく)

    介護保険を使ったサービスを利用するために、ケアマネジャーを中心に作成される利用計画書のこと。ケアプランとも呼ばれるものです。利用者さんの状況や希望に基づき、サービスの種類や内容、時間配分、限度額を考慮して組み立てます。

    介護支援専門員(かいごしえんせんもんいん)

    介護が必要な方が介護保険サービスを受けられるよう、ケアプランを作成したり、保険や医療、福祉の各サービス事業者との調整をしたりする職業。別名、ケアマネジャーとも称されます。老人ホームや地域包括支援センターのほか、介護サービスを提供する民間企業でも活躍できる職業です。

    介護付き有料老人ホーム(かいごつきゆうりょうろうじんほーむ)

    24時間介護スタッフが常駐し、身の回りの世話や介助サービスを受けることができる介護施設のこと。民間企業が運営している施設が多く、費用や入居要件は施設によりさまざまです。

    介護認定審査会(かいごにんていしんさかい)

    要介護認定・要支援認定の審査判定業務を行う業務機関。市町村によって設置され、訪問調査とかかりつけ医、もしくは指定された医師の意見書を基に判断します。

    介護保険施設(かいごほけんしせつ)

    要介護認定を受けた方が利用できる居住型施設で、介護保険サービスのひとつ。特別養護老人ホーム(特養)、介護老人保健施設(老健)、介護療養型医療施設(療養病床)の3種類があります。

    介護老人保健施設(かいごろうじんほけんしせつ)

    病気やケガで入院し症状が安定した高齢者が、在宅復帰を目指すために入居する施設。看護や介護、機能訓練、日常生活の世話などを行う。老健という略語で呼ばれることもあります。

    ガイドヘルパー

    一人での外出が難しい方のサポートや介助を行う仕事。移動介護従事者とも呼ばれます。自立と積極的な社会参加の促進が目的となるため、生活に必要な外出だけでなく、買い物や旅行、コンサートなどに付き添うことも。

    カテーテル

    検査や治療などのため、体内に入れる柔らかく細い管。体内の貯留水の排出や薬液注入に用いられます。

    カマ

    下剤のこと。酸化マグネシウムの略語です。

    Ca(カルチ)

    上皮細胞由来の悪性腫瘍のこと。カルシノーマの略語となります。

    含嗽(がんそう)

    うがい、口をすすぐこと。

    患側(かんそく)

    麻痺や障害を持つ方の、不自由である側のこと。反対に、障害のある側は健側(けんそく)です。介護において、健側と患側を考慮しながら介助することが適切とされています。

    浣腸(かんちょう)

    便を出すため、肛門に薬液を入れること。腸の壁面を滑りやすくしたり、腸を刺激し動きを活発にしたりします。

    カンファレンス

    ケアプラン作成のため、利用者さん本人や家族、各担当者などがチームを組み、情報共有や検討を行う場です。よりよい支援方法を検討するのが目的で、各施設が自発的に行います。

    「き」から始まる介護・医療用語一覧

    続いて、「き」から始まる介護・医療用語を押さえていきましょう。

    機械浴(きかいよく)

    寝たきり、座位ができないなどといった方が、寝た姿勢や座った姿勢のまま入浴できる装置のこと。機械浴には、専用の椅子と浴槽を使うチェアー浴と、横になったまま入浴できるストレッチャー浴の2種類があります。設置されているのは、特別養護老人ホームや身体障害者施設といった施設です。

    義肢(ぎし)

    病気やケガで手や足を失った方が装着する器具のこと。元の手や足の機能を復元するために用いるものと、外見を回復させるものがあります。

    基底面積(きていめんせき)

    体を支えるために必要となる床面積とその範囲を示す言葉です。介助するときは両足を適度に開き、基底面積を広く確保することで、安定して動くことができるといわれています。

    気道(きどう)

    肺につながる細長い管で、空気を取り入れて肺に送る空気の通り道。鼻腔もしくは口腔から入った空気は、喉頭、気管、気管支へと運ばれます。

    キャリア

    感染しても症状が現れず、自覚なしに感染源となる恐れのある保菌者のこと。抵抗力が低下すると、発症する可能性があります。

    仰臥位(ぎょうがい)

    あお向けで横になっている体位。背臥位(はいがい)と称されることもあります。エネルギー消費が少なく最も安定した体位ですが、長時間続けていると褥瘡(床ずれ)の原因にもなるといわれています。

    居宅介護サービス(きょたくかいごさーびす)

    要介護・要支援の方が自宅で生活しながら受けることができる介護保険サービスのことです。訪問介護や訪問入浴介護、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅療養管理指導、通所介護、通所リハビリテーションなどがあります。要介護・要支援度ごとに利用料の限度額が決められており、サービスを受けられるのは、限度額の範囲内。1割が自己負担となります。

    禁忌(きんき)

    状態の悪化が予測される治療や、危険な薬物の投与など、行ってはならないこと。

    「く」から始まる介護・医療用語一覧

    最後に、「く」から始まる介護・医療用語です。

    クオリティ・オブ・ライフ

    人間が生きていくうえでの幸福や満足を表す言葉。生活の質や人生の質と訳されるのが一般的です。英語ではQuality Of Lifeとなり、頭文字からの略語でQOLと称されることも。介護分野においては、自分らしく充実した生活が送れることを目指すことにより、QOLを高める取り組みが求められています。

    グリーフケア

    近親者との死別や離別などにより、大切な人やものを失った方に寄り添い、乗り越えていくためのサポートをすること。看取りまで請け負うことのある介護や医療の現場では、グリーフケアの心構えや知識も求められます。

    クリニカルパス

    病気の治療の流れを各段階に分解し、タイムスケジュールを示した治療計画書のことです。作成する目的は、医療内容の標準化やチーム医療の推進、インフォームドコンセントなど。患者さんにとっても過程が分かりやすく、治療に参加しやすいというメリットがあります。

    クレブス

    癌を表す医療用語。本来は癌腫だけを指す言葉ですが、悪性腫瘍、悪性新生物とほとんど同義語として使われています。由来はドイツ語です。

    グループホーム

    認知症の高齢者を対象とした、少人数で共同生活を送る介護施設。グループホームの定員は、最大9人で構成されるユニットと呼ばれる単位で表し、上限は最大4ユニットです。家事などを分担しつつ、家庭的な共同住居の形態で、生活しやすい環境とケアサービスを提供します。

    介護と看護の知識をストックしておこう

    介護と看護の両方が必要な利用者さんも多く、看護の知識はどうしても必要になります。介護はもちろん、看護についての基本的な知識を身に付けておくことで、より利用者さんに寄り添ったサポートの提供につながることもあるでしょう。今回ご紹介した「か~く」の介護・医療用語をきちんと理解して、日々の業務の中で活用してみてはいかがでしょうか。

  • 介護・医療用語「え〜お」で始まるワードを徹底解説

    介護・医療用語「え〜お」で始まるワードを徹底解説

    介護の現場は持病を抱えている利用者さんも多く、医療的な専門知識が求められることがあります。利用者さんの状態に合わせたケアを行うためにも、介護・医療施設などで働くうえで専門的な医療用語の意味をしっかり理解しておきたいものです。今回は、介護に携わる際に知っておきたい介護・医療用語「え~お」をまとめて解説します。略語もあわせて解説するので、介護現場で働いている方や、興味がある方はぜひ参考にしてくださいね。

    「え」から始まる介護・医療用語一覧

    「え」から始まる介護・医療用語をわかりやすく解説していきます。

    エアーマットレス(エアーマット)

    マットを空気で膨らませ、身体の同じ部位に圧力がかからないようにしたもの。床ずれ予防のために使われることがあります。エアーマットレスの素材はビニールやウレタンフィルムのものがありますが、吸湿性がないため、ベッドパッドと併用する必要があります。

    ADL(エーディーエル)

    Actibities of Daily Livingの略で、日常生活動作のこと。日常生活を送るうえで基本的な動作のことを指します。具体的には、食事や排泄、入浴などの身の回りの動作。部屋間の移動や家事などがあります。ADLは高齢者の方の日常生活レベルを測るためのひとつの指標です。

    AED(エーイーディー)

    自動体外式除細動器のこと。心停止状態の人に電気ショックを与えられる器具。学校や医療機関などさまざまな場所に設置されており、一般の方も使用可能です。機械を起動させると自動的に指示が入る仕組みになっています。

    エコマップ

    利用者さんを中心に、人間関係や各種機関との相関関係を表した図のことで、生態地図とも呼ばれています。複雑な人間関係を一目で分かるようにしているため、ケアに活かすことができます。

    壊死(えし)

    身体の細胞や組織の一部が死んでいくこと。血液循環や神経の作用などに起きた障害が原因です。壊死の部分が小さいと吸収されることもありますが、大きいものは潰瘍になることもあります。

    ST(えすてぃー)

    言語聴覚士(Speech Therapy)のこと。言語に障害がある方に対して日常生活で必要な機能を向上させるリハビリテーションを行います。また、飲み込みが難しい嚥下障害の方に対しては、安全な飲み込み方や食事の姿勢を指導します。

    壊疽(えそ)

    四肢の血液循環障害や重度の感染などによって、抹消組織が壊死し、黒や黄色に変色した状態のこと。命に関わる病気に繋がることもあり、壊疽部分を切断しなくてはならないこともあります。

    エビデンス

    証拠や裏付け、科学的根拠の意味。医療や介護現場だけでなく、ビジネスシーンにも幅広く用いられています。医療分野においては、薬や治療法に効果があると結論づけられた科学的根拠や結果のこと。また、会議や介護の記録などを表現することもあります。

    Fx(Fracuture)

    骨折を意味する略語。高齢者の方は転倒しただけで骨折することがあるため、移動の際には注意が必要です。

    MRSA(えむあーるえすえー)

    黄色ブドウ球菌のこと。ヒトや動物が気管や鼻腔などに有している菌で、健康な人には無害ですが、高齢者の方が感染すると重症化する原因になります。施設で働くスタッフは定期的な手洗いやうがいができていれば問題ないと言われています。

    嚥下(えんげ)

    口の中に入れた飲食物を口腔と咽頭の共同運動によって飲み込む行為。

    嚥下困難(えんげこんなん)

    病気や加齢によって嚥下に使う筋肉や神経に問題が起こり、飲食物をうまく飲み込めない状態のこと。誤って飲食物が肺に入ってしまうことで起こる病気もあります。

    エンパワーメント

    障害のある方やその家族が内発的な力を持ち、自立した生活を送れるようになること。

    「お」から始まる介護・医療用語一覧

    「お」から始まる介護・医療用語をわかりやすく解説していきましょう。

    応益負担(おうえきふたん)

    利用者さんの所得の高低に関係なく、提供サービスに応じた利用料金を払う必要があること。

    嘔気(おうき)

    胃の内容物を吐き出したくなる気持ちのこと。吐き気。嘔吐の前に起こる胸がむかむかするような症状をさします。

    嘔吐(おうと)

    胃の内容物を吐き出すこと。脳の病気によって嘔吐中枢が刺激され起こる中枢性嘔吐や、消化器・肝臓などの病気によって起こる末梢性嘔吐があります。ほかにも、ストレスやアレルギーなどが原因になることも。嘔吐後は脱水症状になりやすいため、飲み物による水分補給や点滴が必要です。

    応能負担(おうのうふたん)

    利用者さんの収入や扶養者の納税額に応じて、行政が費用負担額を決定すること。所得が高い方に対しては高い負担額を課すことで、所得の再配分をする働きがあります。

    悪寒(おかん)

    発熱の初期症状で、身体がゾクゾクと寒気を感じること。インフルエンザの代表的な症状の1つですが、まれに薬物などの科学的な刺激や肺炎、食中毒などが原因で起こることもあります。症状が長引く場合はかかりつけ医に相談が必要です。

    OTC医薬品(オーティーシーいやくひん)

    医師の処方する医薬品ではなく、薬局やドラッグストアなどで処方箋なしで買える医薬品のこと。2007年に名称が統一されるまでは大衆薬や市販薬と呼ばれていました。症状が軽い場合に使える医薬品です。

    オストメイト

    病気や事故によって腹部に人工肛門・人口膀胱(ストーマ)を装着している人のこと。適切にストーマを装着していれば排泄物が漏れることもないため、入浴も問題なくできます。

    オートノミー

    外部から影響を受けず、自分が決めた行動を取ることをさします。福祉業界では主体性を意味する言葉です。

    オールド・オールド

    65歳以上を高齢者とした場合、75歳以上の後期高齢者のこと。

    お泊りデイサービス

    日帰りで利用するデイサービスに宿泊サービスを追加したもの。近年では、特別養護老人ホームの空き不足を受け、日中のデイサービスを受けたあと宿泊する方が増えています。デイサービスとは異なり、介護保険は適用されないのが特徴です。

    介護・医療用語を理解して現場に活かそう!

    今回は「え~お」で始まる介護・医療用語を解説しました。語句から意味を推察できるものもあれば、知識がないと意味が分からない介護・医療用語もありましたね。介護施設はケアに伴う専門用語が頻繁に飛び交う場所です。[btp_line]一つひとつの用語をしっかり理解し、日々の業務に活用[/btp_line]しましょう。

  • 認知症の帰宅願望とは?「帰りたい」原因と対応方法

    認知症の帰宅願望とは?「帰りたい」原因と対応方法

    認知症の方のなかには、夕方になると「家に帰りたい」と言い出したり、突然「家に帰る」と言って、外に出ていこうとしたりするケースがあります。これは、帰宅願望と呼ばれる認知症の方にあらわれやすい症状です。ただし、人によって症状の出るタイミングや対応方法が異なります。そのため、帰宅願望のある利用者さんがいる場合、症状を見極めて適切な対応をしなければなりません。そこで今回は、認知症の方の帰宅願望について、原因や対応方法を見ていきましょう。

    認知症の帰宅願望とは?

    まずは、認知症の帰宅願望がどういうものなのか、具体的にどんな症状が出るのかを紹介します。

    認知症の帰宅願望について

    認知症の帰宅願望とは、その名の通り、住み慣れた場所に帰りたくなる症状のことです。「家に帰りたい」「家族に会いたい」と思う気持ちは誰にでもあるものですが、一般的に、どういったときに「家に帰りたい」や「家族に会いたい」と考えるでしょうか?

    それは不安なときや居心地が悪いと感じたときです。認知症の方も、不安感や居心地の悪さなどが引き金となって、帰宅願望が強くなることがあります。

    具体的にはどんな症状が出る?

    具体的にはどんな症状が出るのでしょうか?2つの事例を紹介します。

    <その1>
    夕方になると「夕飯を作らなきゃいけないから帰りますね」と介護スタッフに伝えて帰ろうとしました。介護スタッフが引き止めると、振り払って出口へと向かって行かれます。

    <その2>
    介護施設に入所してすぐのこと。数日の宿泊のように感じていた利用者さんは、自分が管理していた財布を施設側で管理されることに不安を感じ、「家に帰りたい」や「家族の体調が心配だから帰りたい」と言い始めます。

    いずれも利用者さんの気持ちに寄り添い、原因を探ってケアしていくことで、帰宅願望は和らいでいきました。

    認知症における帰宅願望の原因

    帰宅願望の原因は、人によってさまざまで、シチュエーションも異なりますが、いくつかの原因はわかっています。ここでは、認知症における帰宅願望の原因について見ていきましょう。

    認知症の症状

    認知症の主な症状として、記憶障害や判断力の低下などがあります。

    家族の顔を見ても、誰だかわからなくなってしまう方も。住み慣れた家にいても、長年住んでいる施設にいたとしても、「知らない場所に連れてこられた」という認識になってしまう場合があるのです。

    例えば、ご自身がいる場所や、時間がわからなくなったと仮定してみてください。とても不安な気持ちになって、どうにかして家に帰ろうと考えることもあるはずです。

    このように、認知症が原因となって帰宅願望が強くなると考えられています。

    夕暮れ症候群によるもの

    夕暮れ症候群とは、外が薄暗くなると「家に帰る」と言い出したり、急にそわそわしたりすることです。医学的には解明されていませんが、認知症の方が、毎日過ごしている介護施設を「自分の居場所ではない」と認識してしまうと、起こりやすくなります。

    また「家に帰る」といっても、本当の自宅ではなく、小さい頃に過ごした街を故郷のように感じている・若い頃に過ごした家を指すことも。

    こういった介護スタッフの時間の認識と、認知症になっている利用者さんの時間の認識に乖離がある場合にも、帰宅願望は起こりやすいと考えられています。

    利用者さんを取り巻く環境

    介護施設や自室の雰囲気がしっくりこないという理由でも、帰宅願望が起きやすいでしょう。また、環境とは生活環境のことも指すため、生活するなかで関わる人間関係が影響することもあります。

    例えば、人間関係も居心地も悪い環境に住まなければならないと考えてみてください。認知症の方に限らず、誰でも不安な気持ちになり、その場から逃げ出したくなるはずです。

    帰宅願望の対応には、「自分だったらどんな気持ちになるだろうか」という点を意識すると、解決しやすくなるでしょう。

    その他の要因

    その他の要因として考えられるものは、生理的な欲求が満たされないことです。具体的には、のどが渇いた、眠い、お腹がすいたなどが挙げられるでしょう。生理的な欲求が満たされないと、不安になり、そわそわしたり機嫌が悪くなったりすることがあるのです。

    認知症の症状がない場合、自分がどのようなものを求めているかや、解決方法が分かるため、原因を取り除けます。しかし、認知症の方は、何が原因となって自分の気持ちの安定を崩しているのかが分からなくなっていることもあるでしょう。結果、不安になって帰宅願望が強まるというわけです。

    帰宅願望に対する対処法

    帰宅願望における介護の目標は2つ。不安や焦りを緩和することと、帰宅要求の回数が減り表情が和らぐことです。では、どのように対処すれば良いのでしょうか。

    環境面

    まずは、利用者さんが落ち着けて、安心できる空間を作る必要があります。施設が「居場所だ」と思ってもらえる工夫として、利用者さんが居心地の良く感じる場所を専用の場所とし、席の位置を調整したり、なじみのあるものを近くに置いたりすると良いでしょう。

    自室の扉に表札を掲示することもおすすめ。その際は、利用者さんの目線に合わせて掲示することがポイントです。自宅で使っていた芳香剤を置く、好きな音楽を流してリラックスする環境を整えるなどの工夫も良いでしょう。

    光や音についても注意してください。認知症の方の場合、光や騒音、模様などの生活環境の刺激がストレスになって、過剰反応することがあります。

    ただし、適度な刺激は、気持ちを和らげる効果があるため、まったくないというのはNGです。適度に調整しましょう。

    コミュニケーション面

    帰宅願望の症状が強い場合、徘徊しないようにと施設内に閉じ込めると、逆効果になってしまうケースがあります。

    また、自分の役割を見出せないことから帰宅願望が強くなることも。こういった対策として、施設の外を散歩したり、他の方に何か教えたりするなど、地域の方と交流する場面を作ると良いでしょう。

    行動面

    規則正しい生活はとても良いことですが、生活習慣がかえって帰宅願望を強めていることがあります。そういったケースでは、あえて習慣を崩すようにすると良い場合も。

    例:
    利用者さん「朝は会社に行く」
    介護スタッフ「今日はお休みですよ」

    利用者さん「夕食の準備に帰らなきゃ」
    介護スタッフ「今日は泊っていく予定でしたよ」

    利用者さんを否定しない程度に声かけし、少し生活習慣を崩すことで、利用者さんが不安になることを防げるでしょう。

    帰宅願望のある方に絶対にやってはいけないこと

    最後に、帰宅願望のある方に、絶対にやってはいけないことを紹介します。

    急に利用者さんが「家に帰る」と言い出すと、慌ててしまうはずです。その慌てぶりが、さらに利用者さんが家に帰りたくなる原因になることもあります。以下の内容を参考に、気をつけてみてください。

    ネガティブにとらえる

    帰宅願望自体はごく当たり前のことで、異常行動ではありません。慣れないところに住んで、ホームシックになれば帰りたくなりますよね。コミュニケーションをとれないと不安になるものです。

    帰宅願望をネガティブにとらえたり、過剰に反応したりすることは控えましょう。まずは、帰宅願望の理由や目的が、利用者さんにとって有害かどうかをチェックします。有害と判断すれば、利用者さんの不安や孤独感などを取り除く対策を考えていくと良いでしょう。

    行動を抑制する

    介護スタッフにも言わず外出するようになると、事故の危険があるため、利用者さんを止めなければなりません。だからといって、部屋に閉じ込めたり外に出られないようにしたりすると、ストレスを強めてしまう結果となる可能性があります

    利用者さんへの声かけを工夫する、根本的な理由を見つけ対処する、居心地の良い環境を整えるなどの対応をしましょう。

    ごまかしたりその場限りの行動をしたりする

    利用者さんに強く言われてしまうと、介護スタッフのなかには「今日はやめて明日にしましょう」など、ごまかしたりその場限りの行動をしたりせざるを得ないケースもあります。

    しかし、これでは問題を先送りしただけです。利用者さんはさらに不安になってしまうかもしれません。利用者さんの話を聞いて、利用者さんの気持ちを考えることが、帰宅願望を緩和する近道です。

    利用者さんと向き合うことが重要!

    帰宅願望は、誰にでも起こり得るものです。ないがしろにしたり、部屋に閉じ込めたりすることがあってはいけません。認知症の帰宅願望がある利用者さんに限らず、利用者さんの話に耳を傾けて問題解決する姿勢が大切です。その場限りの言動は、すぐに見抜かれます。帰宅願望の背景にあるものを見つけて、自然な形で利用者さんがリラックスできる環境を整えていきましょう。

  • 広島【福祉用具ステーションひなた】福祉用具専門相談員にインタビュー!

    広島【福祉用具ステーションひなた】福祉用具専門相談員にインタビュー!

    [btp_line]広島市西区にある「福祉用具ステーションひなた」[/btp_line]は、「株式会社ひなた」が運営する福祉用具の貸与・販売を行う事業所。在籍する3人の福祉用具専門相談員は、いずれも理学療法士の資格を持ち、訪問リハビリの知識と経験を強みに活躍しています。今回は、そんな2つの専門資格を生かしてご利用者さんに向き合う、土井主任にインタビュー!リハビリ職の資格が福祉用具の選定・提案にどう生かせるのか、また、家庭や子育てと両立しやすい理由について伺いました。これからは理学療法士だけでなく、病院や施設、営業の経験があるスタッフとともにチーム一丸となって、業務に取り組んでいきたいと考えているそう。最新の求人情報とともにチェックしてください。

    2023年4月OPEN!「福祉用具ステーションひなた」とは?

    理学療法士が選定・アドバイスする「福祉用具ステーションひなた」

    「福祉用具ステーションひなた」(広島市西区高須2-4-21)は、2023年4月に開所した福祉用具の貸与・販売を行う事業所です。

    「福祉用具ステーションひなた」のパンフレット

    在籍する3人の福祉用具専門相談員は、全員、訪問リハビリテーションを行う「理学療法士」

    [btp_line]《リハビリ専門職》×《福祉用具》[/btp_line]をコンセプトとして、理学療法士ならではの視点で福祉用具の選定・アドバイスができることが大きな特徴です。

    ご利用者さんやご家族との対話を通して、ベストな福祉用具を選定し、より良い介護環境を整えるサポートを行っています。

    ▽「ひなた庚午」「ひなた吉島」理学療法士さんのインタビュー記事はこちら

    「福祉用具ステーションひなた」福祉用具専門相談員(兼 理学療法士)にインタビュー

    今回、お話を伺ったのは「福祉用具ステーションひなた」の主任であり、福祉用具専門相談員・理学療法士の2つの顔を持つ土井貴詔さん。

    [btp_box back=”on”]土井貴詔(どい・たかあき)さんプロフィール

    「福祉用具ステーションひなた」主任。福祉用具専門相談員、理学療法士。

    病院、訪問看護ステーション勤務を経て、2019年に「訪問看護リハビリステーションひなた庚午」に入職。2023年「福祉用具ステーションひなた」立ち上げに携わる。「広島県理学療法士会」理事。プライベートでは2児の父親。

    ◆保有資格/理学療法士、福祉用具専門相談員、認定訪問療法士、福祉住環境コーディネーター2級、介護支援専門員、呼吸療法認定士、認知症ケア専門士[/btp_box]

    [btp_line]「福祉用具専門相談員」とは、介護保険を使った福祉用具の貸与・購入を支援する専門職[/btp_line]です。ご利用者さんとそのご家族のヒアリングから得た情報や要望を分析し、ケアマネジャーと連携して利用計画書を作成。その方の生活環境や心身の状況に最適な福祉用具を選定し、使い方のアドバイスやアフターフォローも行います。また、手すりやスロープ設置などの住宅改修の相談対応も仕事の一つです。

    そんな福祉用具専門相談員として、「福祉用具ステーションひなた」をまとめる土井主任は、理学療法士として10年以上のキャリアを持っています。
    福祉用具専門相談員として働く上で、リハビリ職としての知識や経験は大きな強みになるという土井主任。

    「リハビリ職×福祉用具専門相談員」の仕事とやりがい、2児を育てる父親として「ひなた」の働きやすさについてインタビューしました。

    ▽福祉用具専門相談員・土井貴詔さんのインタビュー動画はこちら!

    ★土井さんのインタビュー動画ロングバージョンはこちら!

    ▽福祉用具専門相談員の資格について詳しくはこちら

    訪問理学療法士ならではの提案力・分析力・傾聴力が強み!福祉用具専門相談員の仕事内容、やりがいとは?

    「福祉用具ステーションひなた」主任・土井貴詔さん

    訪問リハビリテーションの理学療法士の仕事に興味を持ったきっかけは?

    [btp_box]土井主任:

    理学療法士の先輩が訪問リハビリに従事されており、その方の仕事に対する姿勢や熱意に惚れて訪問リハビリの分野に興味を持ちました。[/btp_box]

    土井さん(左)と「株式会社ひなた」小田社長

    「株式会社ひなた」に入職したきっかけと理由は?

    [btp_box]土井主任:

    病院と訪問看護ステーションに7年勤務した後、小田社長とのご縁があり、その人柄に強く惹かれ、「ひなた庚午」に入職しました。

    スタッフ一人ひとりの成長を応援してもらえる環境や、働きやすさを重視した社風があり、職種を超えて皆が笑顔で生き生きと働いている姿も魅力的でした。[/btp_box]

    関連記事

    「福祉用具ステーションひなた」に異動された理由は?

    [btp_box]土井主任:

    私の実家が建築業だったこともあり、訪問スタッフとしてご利用者様の住環境を良くできたらと常々思っていました。

    「ひなた」が福祉用具ステーションを開設することになったとき、訪問リハビリで培った経験を、ご利用者様の暮らしやすさに活かしたいと思い、立ち上げに携わることになりました。[/btp_box]

    一日のスケジュールと業務内容は?

    土井主任は、1日3~4件・多いときは1日5~6件、ご利用者さんのもとを訪れ、主に以下のお仕事を行っているそう。 

    [btp_box]

    • 福祉用具の納品と使い方の説明
    • モニタリング(ご利用者さんが安全に用具を使えているかチェック)
    • メンテナンス(用具に劣化や不具合がないか点検し補修する)[/btp_box]

     [btp_box]土井主任:

    広島市西区・中区を中心に、佐伯区・南区の一部エリアも訪問し、合間に営業活動も行っています。地域のケアマネジャーさんや施設スタッフさんたちに、弊社のカタログや貸与商品導入前後の動画を見ていただき、理学療法士+福祉用具専門相談員の視点からご提案できる強みをお伝えしています。取引先を開拓することも大切な仕事の一つです。[/btp_box]

    「理学療法士」の専門知識とご経験がどのように役立っていますか?

    [btp_box]土井主任:

    どのような福祉用具をお使いいただければより暮らしやすくなるのか、ご利用者様の心身の状況や住環境に合わせて多角的に検討し、選定・提案する際に役立っています。

    納品後の動作確認や、介助者の方への介助指導の際は、ご利用者様とご家族様から「最初から安心して使える」「説明が丁寧で分かりやすい」と好評いただき、嬉しく思っています。[/btp_box]

    住宅改修の際には、理学療法士の目線でご利用者さんの身体状態や動作を確認し、手すりの長さや太さなどを調整しているそう。

    訪問リハビリの理学療法士として培った知識と経験を活かし、在宅生活を広い視野でバックアップできることは、「福祉用具ステーションひなた」の大きな強みとなっているようです。

    福祉用具専門相談員の仕事のやりがい、手ごたえは?

    [btp_box]土井主任:

    歩行器・車いすの動作確認や操作指導の際に、理学療法士としてのワンポイントアドバイスを加えているのですが、ご利用者様から「分かりやすくて、使用するイメージが湧きやすい」、「あなたがおすすめの用具を使ってみたい」とおっしゃっていただけることがあります。

    そんなとき、頑張って良かったと感じますし、これからも努力していきたいと思います。[/btp_box]

    現在、土井主任を含めた3人体制で稼働している「福祉用具ステーションひなた」。ご利用者さんの希望する時間に訪問できるよう、スタッフ間で常に情報共有しながら訪問先を回っているそう。こうしたチーム連携や、理学療法士の視点がプラスされた適切なアドバイスが、ご利用者さんの満足感と信頼につながっているのでしょう。

    ライフワークバランス重視!「福祉用具ステーションひなた」の職場環境、働き方は?

    福祉用具専門相談員として職場でどのようにスキルアップできますか?

    「広島西地区 ノーリフティングケア勉強会」の様子
    画像出典:福祉用具ステーションひなたInstagram

    [btp_box]土井主任:

    「福祉用具ステーションひなた」では、社外勉強会などスキルアップの機会がたくさんあります。

    勉強会では、地域の介護福祉士・看護師・福祉用具専門相談員が集まり、福祉用具の知識・技術を一緒に高め合っています。事業所を超えた横のつながりも持てる貴重な機会です。[/btp_box]

    プライベートと仕事の両立をサポートする制度はありますか?

    [btp_box]土井主任:

    私自身2人の子育て中ですが、「急な休みに対するヘルプ体制」が充実していてありがたく感じます。子供が発熱した際など、スタッフの皆にフォローしてもらえるので安心して休めます。さまざまな家庭の事情や子育てに対する理解があるので、プライベートも大切にしながら働けます。[/btp_box]

    その他、iPhoneや社用車など貸与品が充実していたり、夏季・冬季には飲料水やカイロなどを手配してもらえたりと、働く上での利便性や体調面を気遣ったサポートも充実しているそう。

    こうしたスタッフを大切にする職場環境が気持ちに余裕を生み、会社全体の雰囲気の良さと、スタッフのモチベーション向上につながっているようです。

    これから「福祉用具専門相談員」を目指す人、興味を持つ人へメッセージをお願いします

    [btp_box]土井主任:

    「福祉用具ステーションひなた」では、リハビリテーションの専門知識を生かした福祉用具の選定・提案、ご利用者様に寄り添った対話力を強みとしており、「福祉用具専門相談員」としてのスキルを大いに磨ける環境だと思います。

    訪問リハビリの経験や理学療法士の資格がなくても「福祉用具専門相談員」の資格があれば大丈夫。これまで培ってきたスキルを活かしつつ、経験豊富な先輩スタッフから訪問リハビリという新たな視点が学べます。

    今後は、理学療法士だけでなく、病院や施設、営業の経験がある方たちと、個々のスキルを持ち寄って協力し合い、チーム一丸となって業務に取り組んでいきたいと考えています。病院や施設、営業経験を活かして活躍したいという意欲のある方は、ぜひチャレンジしていただきたいです。[/btp_box]

    「リハビリ専門職×福祉用具」を強みに、ご利用者さんの日常生活に寄り添う

    2023年4月に開設した「福祉用具ステーションひなた」。スタッフ皆で成長しながらスキルを向上できる環境も魅力の一つです。福祉用具を通してご利用者さんの力となれる「福祉用具専門相談員」のお仕事に興味のある方は、ぜひ公式サイトの求人情報をチェックしてみてください。

    所在地 広島市西区高須1-11-19 
    電話番号 082-507-8101 
    サービス対応エリア 広島市西区、佐伯区(美鈴が丘)
    サービス提供時間 平日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり 
    定休日 土日・祝日
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/ 
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_kougo/ 
    所在地 広島市中区光南2-3-45
    電話番号 082-236-6125
    サービス対応エリア広島市中区、南区
    サービス提供時間平日・土曜・祝日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり
    定休日 日曜
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_yosijima/
    画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: cb629ac0ed339f8875e14a27ae33ec4e-1.jpg
    所在地広島市西区高須2-4-21
    電話番号 082-299-8866
    サービス対応エリア 広島市西区、中区(佐伯区・南区)
    サービス提供時間 平日8:30~17:30
    定休日 土日・祝日
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_fukusiyougu/
  • 知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「あ~う」一覧

    知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「あ~う」一覧

    介護の現場では、医療的な専門用語が飛び交うシーンも多くあります。日々変化する介護現場では初めて聞く言葉もあるかもしれません。しかし、最低限の知識は備えたうえで現場に立てば、作業効率もアップしますよね。ここでは、介護関連の仕事に携わる際に知っておきたい用語を紹介。今回は「あ~う」の介護・医療用語を一覧にしています。略語などもあわせて紹介し、現場でも使いやすいようまとめました。

    「あ~う」>「あ」から始まる介護・医療用語

    ここでは、「あ」から始まる介護・医療用語を解説していきましょう。

    IADL(Instrumental Activity of Daily Living)・

    買い物・電話・金銭の管理など、複雑な動作を行う力のこと。

    アウトリーチ

    手を伸ばす、手を差し伸べるという意味。介護の現場では、福祉サービスを拒んだりする方に対し、実施機関がその職権により潜在的な利用希望者に働きかけ、利用につなげるような取り組みを指します。

    アカウンタビリティ

    説明責任のこと。介護の現場では、介護サービス利用者さんに対し、サービス内容を事前に正しく説明し、場合によっては合意を得なければなりません。

    アクセスフリー

    公共の建築物などで、身体障がい者の利用についても考慮された設計のこと。手すりの設置、道幅を広げる、段差の解消や点字案内などが挙げられます。

    アクティビティ・サービス

    日常生活において心身を活性化してもらうための活動(アクティビティ)を提供するサービスのことです。音楽、絵画や書道、演劇などのさまざまなサービスがあります。

    アセスメント

    介護過程の第一段階で、利用者さんが求めていることを正しく知ること。また、それが生活の中のどのような状況から生じているのかを確認することも指します。

    アドボカシー

    権利擁護のこと。自己の意思や権利を主張することが困難な人を支援したり、権利を代弁したりして擁護する活動を行います。

    アドボケイト(アドボケート)

    権利擁護を行う援護者や代弁者のこと。

    アニマルセラピー(Animal assisted activity=AAA、Animal assisted therapy=AAT)

    動物介在療法、動物介在活動の総称。動物との触れ合いを通し、心が休まることを治療に応用したものです。感情の調整や意欲の向上、痛み緩和といった効果が期待できます。

    アメニティ

    介護施設などの入居者さんの住宅環境の快適性を指します。サービスの質も該当することも。

    アロマセラピー

    介護にアロマを活用したリラクゼーション方法です。介護する側、介護される側の双方に効果が期待できるとされています。

    安静臥床(あんせいがしょう)

    心身が安定した状態で、ベッドに横たわっていること。

    安楽死(あんらくし)

    治療による回復が難しく、かつ精神的・身体的苦痛が伴う患者さんに対して、苦痛から解放するために意図的に死をもたらすこと。

    「あ~う」>「い」から始まる介護・医療用語

    ここでは、「い」から始まる介護・医療用語を解説していきましょう。

    移乗動作(いじょうどうさ)

    ベッドと車いすの間、車いすと便器の間などの乗り移りの動作のこと。移動前と移動後で接する平面が変わるときに使います。

    異食(いしょく)

    食べ物ではないものを、口に入れてしまう行動、または食べてしまうこと。

    移送サービス(いそうさーびす)

    高齢者や障がい者(児)、患者さんなどの移動を支援するサービスのこと。

    一次判定(いちじはんてい)

    要介護認定、要支援認定に関する最初の判定のことで、コンピュータ処理による判定です。この後、市町村の介護認定審査会で二次判定が行われます。

    一般浴(いっぱんよく)

    身体の機能に問題がなく、浴檜を使った一般的な入浴のこと。家庭浴ともいいます。

    移動介助(いどうかいじょ)

    自分で身体を動かすことが困難な人や、動かしてはいけない状態の人の移動を補助すること。

    イブニングケア

    利用者さんが快適に就寝できるよう、夕方にベッドを整える、排泄や洗面を済ませる、といった一連のサポートのこと。

    医療ソーシャルワーカー(いりょうそうしゃるわーかー)

    保健・医療機関のソーシャルワーカーのこと。MSW(メディカルソーシャルワーカー)とも言います。

    医療費控除(いりょうひこうじょ)

    1年間で、家族の医療費の合計が10万円以上、または所得金額の5%相当額を超えた場合に、上限額を200万円として所得から控除されること。

    医療法人(いりょうほうじん)

    医療法により定められている、医業を行う法人のこと。 医師、歯科医師などが都道府県知事の許可をもとに設立できます。

    胃ろう(いろう)

    口から食事を摂るのが困難な患者さんの、胃に直接送り込むためのもの。チューブ(カテーテル)によって胃と腹壁の間につくられた、ろう孔を指します。

    インスリン

    血糖値を下げるためのホルモンのことです。

    インターペンション(インターベンション)

    利用者さんの変化や問題の解決を目指して行う、ケアワーカーの働きかけのこと。危機介入、介入とも言います。

    インテーク

    医療施設などにサービスを求めて来訪したクライアントに対して行われる初めての相談のこと。

    インフォームド・コンセント

    患者さんが、病気について十分な説明を受けた上での同意、選択のことを指します。

    「あ~う」>「う」から始まる介護・医療用語

    ここでは、「う」から始まる介護・医療用語を解説していきましょう。

    ウェルエージング(ウェルエイジング)

    健康的に歳を重ねていこう、という考え方のこと。

    ウォーターベッド

    水の入ったマットレスが使われているベッドのこと。褥瘡予防に効果があります。

    うつ伏せ(うつぶせ)

    お腹を下にして寝ている状態のこと。腹臥位(ふくがい)と同義です。

    ウロバッグ

    尿取り器、蓄尿バッグのこと。膀胱留置用のカテーテルにより排出された尿を溜めるために使われます。

    運動療法(うんどうりょうほう)

    身体に障がいのある人に対し、その基本的な動作能力を回復させるための治療のこと。治療体操などの運動を科学的に用い、理学療法に含まれます。

    よく使われる介護・医療用語をおさえて作業効率をアップ

    今回は、介護の現場でよく使われるような介護・医療用語のうち「あ~う」を一覧にして紹介しました。現場を離れてブランクがある方や、これまでと異なる介護の現場で働く前など、用語を確認したい際にぜひ活用してください。指導の立場に立ったときに、改めて意味を確認する際にもおすすめです。

  • 広島のサ高住「Sグラン」施設看護師インタビュー!働き方や仕事内容に密着

    広島のサ高住「Sグラン」施設看護師インタビュー!働き方や仕事内容に密着

    広島・愛媛にあるサービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」。常駐の施設看護師(住宅看護師)が日々の健康管理や主治医への連絡を細やかに行い、24時間365日の看護体制を支えています。今回は、「Sグラン」で活躍する2人の施設看護師さんにインタビュー!病院勤務との違いや、サ高住ならではの仕事の魅力、プライベートとの両立などについて伺いました。サ高住看護師の仕事に興味がある方や、介護業界への転職を検討中の方は、最新の求人情報とともにぜひチェックしてみてください。

    【広島・愛媛】サ高住「Sグラン」。施設看護師が24時間常駐・サポート!

    広島市・福山市・松山市にあるサ高住「Sグラン」とは?

    株式会社L.S.I.が、広島市・福山市・松山市で7施設を展開している、[btp_line]サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」シリーズ。看護職員・介護職員が24時間365日常駐[/btp_line]するサポート体制や、緩和ケア・看取りまで行う手厚い医療を実現し、多くの方のニーズに応えています。

    ▽サ高住「Sグラン」第1回目記事はこちら

    ▽「株式会社L.S.I.」河手代表のインタビュー記事はこちら

    24時間看護体制を支える「Sグラン」施設看護師(住宅看護師)

    「Sグラン」の大きな特徴である「24時間365日の看護体制」を支えているのが、「施設看護師(住宅看護師)」と呼ばれるSグラン専属看護師の存在です。
    「Sグラン」に常駐し、居室を訪問して入居者さんの健康管理を行っています。

    今回は、医療的な立場から入居者さんに安心感を提供する「施設看護師」のお二人にインタビューました。

    サ高住「Sグラン高須」施設看護師・金織さんにインタビュー!

    Sグラン高須(広島市西区)

    病院勤務から「Sグラン」の施設看護師に転職されたきっかけは?

    [btp_box back=”on”]金織美奈子(かなおり・みなこ)さんプロフィール

    高等専門学校卒業後、看護師として回復期病院に勤務。2022年12月に「訪問看護ステーションかがやき西」に入職。サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン高須」で専属の施設看護師(住宅看護師)として活躍。プライベートでは1児の子育て中。看護師歴16年。[/btp_box]

    Sグランの施設看護師(住宅看護師)の仕事を選んだ理由は?

    [btp_box]金織さん:

    「病院勤務時代、子供が小さく夜勤ができない理由から転職を考えていたところ、紹介されたのが『Sグラン』です。施設看護師としての訪問看護の仕事で、働き方の自由度が高いことに魅力を感じました」[/btp_box]

    複数の勤務形態から働き方を選べる「Sグラン」。金織さんは現在、「正社員ライト」という形態で働いています。

    [btp_box]金織さん:

    「正社員ライト」は、年間休日が120日と正社員より多く、オンコール対応が免除されています。今は子育てで週末勤務や夜勤が難しいため、この働き方が私に合っていると感じています。」[/btp_box]

    Sグラン高須のお仕事内容は?

    金織さんを含め、4人の施設看護師が在籍する「Sグラン高須」。

    以下は金織さんのスケジュールの一例です。

    8:30出勤。夜勤スタッフからの申し送り
    9:00~居室訪問
    12:00~13:00休憩
    13:00~居室訪問
    17:30退勤

    訪問時には主に以下のケアを行っています。

    [btp_box]バイタル測定・傷の処置(ガーゼ交換など)・喀痰吸引・口腔ケア・おむつ交換・爪切りなど[/btp_box]

     [btp_box]金織さん:

    「訪問時間は短い方で30分、点滴などの医療処置が必要な方は1時間半くらいです。その場でタブレットへの記録も行っています」[/btp_box]

    Sグランの職場環境は?仕事のやりがい、魅力について

    居室を訪問する際、どんなことに気を付けていますか?

    [btp_box]金織さん:

    「認知症の方やお耳の遠い方など、一人ひとりに合わせた声掛けの仕方を工夫しています。また、体調に変化がないかを確認したり困りごとをそれとなく聞き出したりと、会話中も入居者さんの様子を気に掛けています」[/btp_box]

    介護スタッフ・リハビリ専門職など、多くの職種が働く「Sグラン」。スタッフ同士でしっかりとコミュニケーションをとりながら情報共有しているそう。

    [btp_box]金織さん:

    「介護スタッフには、入居者さんの普段の様子をよく聞きに行っています。急な判断が必要なときは、すぐに主治医に電話やメールで報告・相談しています」[/btp_box]

    やりがいを感じるのはどんなときですか?

    [btp_box]金織さん:

    「入居者さんに1対1でで介入・ケアができるため、お一人お一人にしっかり時間をかけて向き合えることにやりがいを感じます。認知症の方が名前を覚えてくださったり、『この前はこうだったよね』と以前のことを思い出してくださったりするときはうれしいですね」[/btp_box]

    入職後のサポート体制・プライベートとの両立は?

    ずっと病院に勤務していた金織さんにとって、未経験だった「施設看護師」の仕事。充実したサポート体制によって、安心して慣れていくことができたといいます。

    [btp_box]金織さん:

    「プリセプター制度があるので、先輩スタッフから『介護と医療における介入の違い』など、初歩から教えていただきました。慣れるまで訪問に同行してもらえましたし、手厚さに感動しました」[/btp_box]

    職場には子育て中のスタッフさんも多く、プライベートとの両立もしやすいのだとか。

    [btp_box]金織さん:

    「子供の病気や学校行事などで急に休む場合も、職場全体でフォローしてもらえるので、大変ありがたいですね」[/btp_box]

    転職を考えている看護師さんにメッセージお願いします。

    [btp_box]金織さん:

    入居者さんとそのご家族に密に関われること、雰囲気が良く働きやすい環境があることは、『Sグラン』の施設看護師として働くメリットだと思います。一人ひとりに向き合った看護をしたい方に、特におすすめしたいですね」[/btp_box]

    サ高住「Sグラン五日市」施設看護師・ワンジャーリさんにインタビュー!

    Sグラン五日市(広島市佐伯区)

    2度の海外生活、3人の子育てをしながら看護師として活躍

    [btp_box back=”on”]ワンジャーリ晴美(はるみ)さん プロフィール

    総合病院やクリニック、介護施設などに勤務し、2度の海外生活を経て、2022年6月「訪問看護ステーションかがやき西」へ入職。サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン五日市」専属の施設看護師(住宅看護師)として活躍。プライベートでは小学生から高校生まで3人の子育て中。[/btp_box]

    看護師になったきっかけを教えてください。

    [btp_box]ワンジャーリさん:

    「商社に勤めていたとき『一生仕事ができる資格がほしい』と思い、看護師資格をとりました。資格取得後は総合病院に勤務し、夫の仕事の関係で3人の子育てをしながら海外で生活。帰国後はデイサービスなどで働いていました」[/btp_box]

    「Sグラン五日市」の施設看護師(住宅看護師)という仕事に決めた理由は?

    [btp_box]ワンジャーリさん:

    「サービス付き高齢者向け住宅に興味を持っていたところ『Sグラン五日市』を紹介され、パートとして入職しました」[/btp_box]

    Sグランならではの職場の特徴、働くメリットとは

    パートを選んだ理由は?

    [btp_box]ワンジャーリさん:

    子育てと両立できるのが一番の理由ですね。入職後は、週4日勤務でパートの住宅看護師として働いています」[/btp_box]

    「Sグラン」のパート看護師は、勤務日数や時間を柔軟に選ぶことが可能。正社員よりも休日が多く、夜勤もないため、家族との時間も大切にできるのだそう。

    施設看護師(住宅看護師)という働き方のメリットはなんですか?大変なことは?

    [btp_box]ワンジャーリさん:

    「施設看護師は、先輩スタッフに対面でアドバイスをもらえますし、理学療法士などの他職種のスタッフにもすぐ相談できることが、大きなメリットだと思います」[/btp_box]

    病院勤務とは異なる大変な面も、高いチーム力で乗り越えているのだとか。

    [btp_box]ワンジャーリさん:

    「サ高住は医師が近くにいないため、施設看護師が判断しなくてはならない場面も多いです。報告するべきか迷うような小さなことでも、周りに相談すれば助けてもらえるので心強いですよ」[/btp_box]

    Sグラン五日市のお仕事内容は?

    以下はワンジャーリさんのスケジュールの一例です。

    8:30出勤、夜勤スタッフからの申し送り
    ~12:00居室訪問
    12:00~13:00休憩
    13:00~居室訪問
    17:30退勤

    [btp_box]ワンジャーリさん:

    「入居者様の訪問は、決められたケアプラン通り訪問し、急変等あれば臨時訪問しています」[/btp_box]

    訪問時には、入居者さん1人につき30分以上、じっくりと向き合えることが魅力だというワンジャーリさん。生活の中で信頼関係を築きながらケアすることは、大きなやりがいにつながっているのですね。

    転職を考えている看護師さんにメッセージお願いします。

    [btp_box]ワンジャーリさん:

    施設看護師という働き方は、病院でのスキルを生かしながら丁寧に入居者さんと向き合える仕事です。『Sグラン』なら家庭を大切にしながら活躍できると思いますので、ぜひチャレンジしていただきたいですね」[/btp_box]

    サ高住「Sグラン」は働き方が選べる!施設看護師としてのスキルアップも。

    ライフスタイルに応じて働き方が選べる!プリセプター制度でサポート

    「Sグラン」では、下記の5つからライフスタイルに合った働き方が選べます。

    正社員土日祝出勤を含めたシフト制(年間休日109日)
    正社員ライト土日祝休み(年間休日120日)
    パート勤務する時間や曜日を選択できる
    登録スタッフ時間が空いたときに勤務できる
    時短勤務育休明けスタッフ向け

    入社後のサポート体制が万全であることも働きやすさのポイント。

    看護師さんの場合、新人スタッフ一人ひとりにプリセプターとして先輩スタッフがついて丁寧に指導してもらえます。ブランクがある方、訪問看護や介護業界が未経験の方も安心できるでしょう。

    【施設看護師求人】まずは職場見学から!現在の採用職種はこちらをチェック!

    「Sグラン」を運営する株式会社L.S.I.では、施設看護師・訪問看護師をはじめとした幅広い職種を募集しています。
    看護師さんについては、職場見学だけのお申し込みも可能!お気軽にお問い合わせください。

    くわしくは公式サイトの採用ページをチェックしてくださいね。

    【サ高住の施設看護師】働きやすい環境で暮らしに寄り添うサービスを提供

    入居者さんと信頼関係を築きながら健康管理を行う、「グラン」の施設看護師。「暮らしの場」であるサ高住では、入居者さんが快適に生活できるよう見守ることも大切な仕事です。施設看護師のお仕事や、働きやすいと評判の「Sグラン」の職場環境が気になる方は、見学してみてはいかがでしょうか。

    ▼Sグランの夜勤専従看護師さんのインタビューはこちら

    【株式会社L.S.I.】

    本社所在地広島市西区高須4-12-22
    電話番号082-942-5955
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/
  • 【認知症の徘徊対策・予防編】徘徊事故を防止するためにしておきたいこと5つ

    【認知症の徘徊対策・予防編】徘徊事故を防止するためにしておきたいこと5つ

    セキュリティがしっかりしている施設だから、認知症の徘徊対策はバッチリ!と過信してはいませんか?認知症の方が行方不明になる事故は、どんなに予防策を講じても完全に防ぐことは難しいものです。そこで今回は、徘徊により行方不明になる事故を予防するポイントを解説しました。日常で取り組める予防法にも触れています。どんなことに注意して徘徊対策をすればいいのか知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

    行方不明を未然に防ぐ!認知症の徘徊事故対策ポイント5つ

    行方不明は完全に防ぐことは難しいですが、発生すれば施設の監督責任が問われる事故のひとつです。したがって施設外に出てしまう徘徊は、できる限り対策し予防していく必要があります。では、認知症の徘徊対策のポイントをご紹介していきましょう。

    施設のセキュリティを過信しない

    エントランスのドアを閉める・認知症の利用者さんが外に出ようとするとセンサーが反応して音が鳴るなど、ハード面で徘徊対策をしている施設は多くあります。しかし、それでも行方不明事故は発生しているのが現状です。外には出られないはず…と、施設のセキュリティを過信するのはNG。施設内に姿がなければ、すぐに外を捜索する体制を取り、対応遅れにならないようにしましょう。

    事務室から出入りする方が絶えず見えるよう工夫する

    エントランスに設置されていることが多い事務室は、利用者さんの徘徊を防ぐ最後の砦といっても過言ではありません。事務室からは、玄関を出入りする方の顔や姿が必ず確認できるよう、工夫しましょう。

    また、徘徊しそうな利用者さんをリストアップし、事務スタッフと共有しておくことも大切です。センサーだけに頼らず、エントランスのドアが開くと音が鳴るよう鈴をつけておく・利用者さんの興味を引くものをドア前に置いておくなど、簡単にできる対策も取り入れて、認知症の徘徊対策を行っていきましょう。

    認知症の方の運動能力を侮らない

    認知症の方は、疲れるという感覚が鈍くなるため、一般の高齢者よりも歩き続けてしまうといった特徴があります。「高齢だからこんなことはできないだろう」「それほど遠くまでは歩けないだろう」と侮ってはいけません。外へ出られる場所は玄関だけでなく、窓もあります。認知症の方が窓から施設を脱出した事例もあるため、簡単に開けられる窓には注意が必要です。

    徘徊リスクが高い利用者さんは見守りを強化しておく

    どんなに認知症の徘徊対策を練っても、完璧に防ぐことは不可能です。したがって、徘徊を未然に防ぐ対策だけでなく、不在に早く気づけるような体制づくりが重要になります。

    とくに夜間はスタッフ数が減るため、見守りの目が減り、行方不明になるリスクが高まる傾向にあります。毎日、徘徊リスクが高い利用者さんをピックアップし、適宜巡回頻度を多くするなど、見守り強化を行いましょう。

    また、短期的に入所している利用者さんは環境の変化から認知症症状が強まる可能性があります。一見穏やかそうな利用者さんも徘徊リスクが高いと判断し、準備しておくのがベターです。

    早期発見するための対策を講じておく

    認知症の徘徊対策は予防が大事ですが、発生後の対応も非常に重要です。できるだけ早く見つけることが利用者さんの安全につながります。

    しかし、行方不明が発覚すると、どのような対応を取ればいいのか冷静な判断が難しくなることもあるでしょう。非効率な捜索をすれば、対応に遅れが生じる可能性も否めません。したがって、明確な初期対応のルールを作成しておきましょう。

    ルール例

    • 施設内を効率よく探せるよう、担当エリアを決めておく
    • 施設内を10分、敷地内を10分など、捜索時間を決める
    • 施設外へ出たと判明したら連絡する場所を、リストアップしておく など

    介護職の経験年数に関係なく、だれでも同じ対応が可能な、分かりやすいルールづくりが大切です。

    認知症の利用者さん一人での外出を防ぐポイント

    認知症の利用者さんが施設外へ出てしまうのは、認知症症状が強く出ている可能性があります。外へ出たいという衝動を抑え、穏やかな生活を送れるよう工夫することも徘徊対策につながるので、ぜひ取り組んでいきましょう。

    適度に運動を促す

    夜の徘徊は、昼間に運動を取り入れることで改善する傾向があります。昼間に適度な運動をしてエネルギーを発散すれば、心地良い疲労感や充実感を得られ、外に出たいという衝動を抑えられることがあるようです。

    また、徘徊時に遠くまで歩いてしまう原因には、活動する体力が余っているという側面も。昼間に運動すれば、適度に体力を消耗するので、徘徊対策に有効といえます。

    さらに運動は、徘徊予防だけでなく、介護予防、施設周辺の道や交通ルールを忘れないためのトレーニングにも効果的です。機能面、認知面どちらにも働きかけができるので、体が動かせる認知症の方には、適度な運動を促していきましょう。

    生活リズムを整える

    朝は起きて、夜は寝るといった規則正しい生活リズムは、心身を健康に保つための重要なポイントです。生活リズムが乱れると、便秘になる・昼寝をしすぎて夜の眠りが浅くなる・眠れないといった事態になりかねません。便意を感じてトイレに行こうとした結果、場所が分からなくなりウロウロ…というように、徘徊へとつながってしまうのです。

    不眠が続けばストレスがたまり、認知症を進行させる原因になる可能性があります。生活リズムを整えることは徘徊対策だけでなく、認知症の進行を抑える効果も期待できるので、生活リズムを意識してかかわりを持ちましょう。

    趣味や仕事などを取り入れる

    昼間に起きていても、何もやることがない、話し相手もいないという状況は、認知症の方を不安にさせてしまいます。「自分はここにいてはいけない」「ここはどこ?」と考え、落ち着く居場所ではなくなってしまうのです。

    そんなときは、若いころにしていた仕事や趣味を活かして、利用者さんが集中できる作業に取り組んでもらいましょう。専業主婦だった利用者さんなら、調理や掃除の手伝いなどをお願いするのがおすすめ。夢中で手を動かす時間ができれば、充実感が生まれ、外に出たい欲求も治まるかもしれません。

    認知症の徘徊は予防するところから始めていこう!

    認知症の徘徊対策は、生活リズムを整える、適度な運動を促すなど、日常生活から取り組めることがたくさんあります。センサーの設置などハード面のほか、介護スタッフの目を使う、ドアに鈴をつけるなど、ちょっとした工夫でできる予防法も多いです。あらゆる視点から利用者さんの安全を守っていきましょう。

  • 【訪問看護ステーションこすもす】広島の理学療法士の訪問リハビリのやりがいとは?

    【訪問看護ステーションこすもす】広島の理学療法士の訪問リハビリのやりがいとは?

    「訪問看護ステーションこすもす」は、広島市中区・西区・南区などで訪問看護・訪問リハビリテーションを必要とする利用者さんとそのご家族のサポートを行っている事業所です。看護師と理学療法士が在籍しており、それぞれの職種が専門性を生かしながら業務にあたっています。今回は、[btp_line]「訪問看護ステーションこすもす」で、理学療法士として働く野村さんにインタビュー![/btp_line]職場環境や訪問リハビリの仕事の魅力について伺いました。

    広島市の「訪問看護ステーションこすもす」。看護師と理学療法士が在籍

    広島市中区エリアの地域医療を支える「訪問看護ステーションこすもす」

    「訪問看護ステーションこすもす」は、広島市中区光南にある事業所。周囲は落ち着いた住宅街で、広島の中心部から車で10分ほどという便利なロケーションに位置しています。

    「訪問看護ステーションこすもす」に在籍するのは、看護師と理学療法士。広島市中区、西区、南区(似島・金輪島を除く)などに訪問し、利用者さんが安心して生活できるよう、それぞれの職種が連携しながら訪問看護や訪問リハビリのサービスを提供しています。

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    広島でおなじみ「コスモス薬局」のグループ会社「株式会社エンデバー」が運営

    「訪問看護ステーションこすもす」は、広島県内各地に店舗を構える[btp_line]「コスモス薬局」のグループ会社である「株式会社エンデバー」が運営[/btp_line]を担っています。

    「コスモス薬局」は、1986年に設立された広島の大手薬局グループ。県内に47店舗を構え、地域住民の健康促進と福祉の発展に貢献しています。「コスモス薬局グループ」傘下で介護部門を担っているエンデバーは、今後もさらに成長が期待できる企業です。

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    【訪問看護ステーションこすもす】訪問リハビリを行う理学療法士にインタビュー!

    「訪問看護ステーションこすもす」では、具体的にどのようなサービスを提供しているのでしょうか?訪問リハビリを行う、理学療法士の野村宗史さんにお話を伺いました。

    「訪問看護ステーションこすもす」在籍の理学療法士・野村宗史さん

    [btp_box back=”on”]野村宗史(のむら・そうし)さんプロフィール
    「訪問看護ステーションこすもす」認定理学療法士。
    4年制の専門学校を卒業後、理学療法士として約7年間、廿日市市の病院に勤務。急性期~回復期リハビリ、通所・訪問リハビリにも携わる。2015年、「訪問看護ステーションこすもす」に入職。

    ◆保有資格:介護支援専門員(ケアマネジャー)[/btp_box]

    理学療法士としてのスキルや専門知識を磨き続け、より難易度の高い「認定理学療法士」の資格も取得している野村さん。まずは、理学療法士を目指そうと思ったきっかけからお聞きしました。

    [btp_box]野村さん「昔から運動やスポーツ全般が好きでした。将来はアスリートの競技生活をサポートできる仕事に就きたいと思ったのが、理学療法士を目指したきっかけです。」[/btp_box]

    7年間の病院勤務を経て、なぜ「訪問看護ステーションこすもす」に入職することになったのでしょうか?

    [btp_box]野村さん「廿日市市の病院に勤務していたころ、訪問リハビリテーションを経験する機会がありました。患者さんの生活の場でより実践的なリハビリができることに、病棟の業務とは違った面白さを感じました。」[/btp_box]

    また、野村さんは元々広島市中区の吉島エリア出身ということもあり、いずれは地元で仕事をしたいという強い思いがあったそうです。

    [btp_box]野村さん「地元の吉島で働ける職場で、なおかつ訪問リハビリができる事業所を探していたところ、『こすもす』に出会いました。当時、事業所が開設されてから1年ほどしか経っておらず、運営に関われるという点も魅力に感じました。」[/btp_box]

    野村さんには、1日の仕事の流れについても伺いました。

    8:30始業、前日・夜間の申し送り共有
    9:00訪問リハビリに出発
    12:00昼休憩
    13:00訪問リハビリ
    15:30帰社、書類作成など事務作業、申し送り
    17:30退社

    [btp_box]野村さん「『こすもす』で理学療法士として在籍しているのは、今のところ私一人です。14名の利用者さんを担当していて、1回の訪問時間は40分程度。1日に5~6件ほど訪問します。」[/btp_box]

    広島市のサ高住「エフォール吉島」で訪問リハビリテーションを実施

    サ高住「エフォール吉島」

    現在野村さんは、広島市中区吉島新町にあるサービス付き高齢者向け住宅「エフォール吉島」を訪問し、入居者さんにリハビリを行っています。

    [btp_box]野村さん「集合住宅なので、移動時間が少なく、効率的に訪問できます。そのため、お一人ずつリハビリにしっかりと時間をかけられるのが大きなメリットですね。」[/btp_box]

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    利用者さんの居室でリハビリを行う野村さん

    訪問リハビリでは、利用者さん一人ひとりのケアプランに沿ってリハビリのメニューを決定。ケアプランには『一人でトイレに行けるようになりたい』『自分で車椅子に移乗できるようになりたい』など、具体的な目標があり、野村さんはそれに基づいて立ち上がりや移乗の練習、歩行の訓練などを日々行います。

    [btp_box]野村さん「個室のある施設だと、つい部屋にこもりがちになり、活動量が低下しやすいです。訪問リハビリによって少しでも運動量を増やしていただけるように努めるのも理学療法士の役割だと思います。」[/btp_box]

    利用者さんに生活の場で関われることが訪問リハビリの魅力

    廊下の手すりを利用して立位訓練を行う野村さん

    訪問リハビリは、利用者さんの生活の場で、ライフスタイルに寄り添った実践的なリハビリを提供できることが大きな魅力、と話す野村さん。

    [btp_box]野村さん「利用者さんが毎日を安全に、そしてご自分の力で日常生活を送れるようにサポートできることが仕事のやりがいです。リハビリで歩けるようになってきたら『少し散歩でもしてみようか』という気になりますよね?リハビリには、気持ちを前向きにする力があると思うんです。」[/btp_box]

    また、地元・吉島出身の野村さんは、入居者さんと「地元ネタ」で話が盛り上がることも多いそうです。

    [btp_box]野村さん「『最近はこのあたりも変わりましたね』などの雑談がきっかけで、親しくなることも。お話しをしながら、体に痛みはないか、動かしにくい部分がないかなど、ちょっとした体調の変化を確認するようにしています。」[/btp_box]

    【訪問看護ステーションこすもす】理学療法士も働きやすい職場環境とは?

    福利厚生も充実しており、働きやすい職場環境が整っていることも、「訪問看護ステーションこすもす」の魅力。ここからは、会社の雰囲気や野村さん自身の働き方についても伺いました。

    看護師と密に連携できる職場環境

    [btp_box]野村さん「専用タブレットが支給されているため、看護師とすぐに情報共有できます。リハビリが終わったらなるべくその場で利用者さんの体調や経過を記録しています。」[/btp_box]

    事業所に戻ってからは、利用者さんのさらに詳細な状況を看護師に報告しているという野村さん。

    [btp_box]野村さん対面でお互い話し合える環境だからこそ、改善点や解決法が見つかることも多いです。『こすもす』は病院よりも、看護師との距離が近いのがいいですね。利用者さんの医療的な情報を、より密に連携できるので助かります」[/btp_box]

    残業なし!ワークライフバランス重視

    [btp_box]野村さん「職場が自宅に近く残業もないため、退社後はすぐに保育所へ子供を迎えに行けます。家族と過ごす時間がたくさんあり、子供からも喜ばれています。」[/btp_box]

    「訪問看護ステーションこすもす」には、30~40代の子育て世代のスタッフが多く在籍。子供の急な体調不良や学校行事などで勤務が難しいときは、お互いにカバーし合える環境が整っています。

    [btp_box]野村さん希望通りに休みが取れることや、働き方に融通が利くところも、うれしいですね。」[/btp_box]

    また、看護師が在籍している事業所だからこそ、医療的な知識を得る機会も多いそう。専門性が異なる職種と密に連携することは、理学療法士としてのスキルアップにもつながります。

    [btp_box]野村さん「基本的な研修は社内でも行っていますが、学会や外部研修があれば自主的に参加できます。勤務時間でも都合がつけばオンライン研修を受けられるため、働きながらスキルアップできるのも働きやすいポイントです。」[/btp_box]

    理学療法士としてのスキルアップを目指すなら他職種と連携できる『こすもす』へ! 

    看護師との距離が近く、密に連携できるのが「訪問看護ステーションこすもす」で働く魅力。また、利用者さんの生活の場で実践的なリハビリができるのが、病棟とは違った面白さであることを野村さんは教えてくれました。「こすもす」なら、訪問未経験でも理学療法士としてスキルアップし、利用者さんと深く関われる環境が整っています。野村さんのように仕事もプライベートも充実させたいという方は、ぜひ広島市中区の「こすもす」へお問い合わせください。

    【訪問看護ステーションこすもす】

    事業所所在地広島市中区光南1丁目6番17号2階
    電話番号082-245-0025
    実施エリア広島市(中区、西区、南区)
    ※ただし南区は似島・金輪島を除く
    営業日月曜~金曜 8:30~17:30
    ※利用者さんおよびご家族からの連絡には24時間体制で対応
    休業日土曜、日曜、祝日(振替休日含む)、12月30日~1月3日
  • 介護施設で喜ばれるハロウィンのレクリエーション10選

    介護施設で喜ばれるハロウィンのレクリエーション10選

    10月のイベントには、ハロウィンが挙げられます。しかしながら、「利用者さんにはハロウィンはなじみがない…?」と、レクリエーションに取り入れるか否か、悩んでいる施設もあるかもしれません。そこで今回は、介護施設で喜ばれるハロウィンのレクリエーションをまとめてご紹介。どう進めるべきなのか、どんなレクがあるのか、詳しく確認していきましょう。

    ハロウィンイベントやレクリエーションの進め方

    日本でも2000年頃から若い世代を中心にハロウィンイベントが開催されていますが、利用者さんにはなじみがない可能性もあります。その状態でハロウィンイベントをしても、ピンとこない利用者さんもおり楽しめないかもしれません。ハロウィンイベントをする前に、ハロウィンとは何かを紹介する時間を設けておくのがおすすめです。

    ジャック・オー・ランタンを見せたり、「トリックオアトリート!」という言葉の意味を紹介したりと、ハロウィンがどのようなものなのか解説。実演してみるのもいいかもしれません。ハロウィンといえばかぼちゃが多用されることが多いため、かぼちゃを使う由来など、ハロウィンにまつわる豆知識を伝えるのもおすすめです。

    海外ではクリスマスツリーにハロウィンの飾りつけをして、ハロウィンツリーとして飾ることも多いよう。ジャック・オー・ランタンやおばけを飾ったり、黒やオレンジなどハロウィンカラーを取り入れたりと、飾り方は自由です。飾り付けは100円ショップなどでも購入可能。ツリーのてっぺんには魔女の帽子やオレンジ色のリボンをあしらい、アクセントにするのもいいでしょう。普段よりも少し早めにツリーを出し、ハロウィン仕様に飾りつけしてみるのもおすすめです。

    介護施設におすすめのハロウィンレクリエーション

    どんなハロウィンレクリエーションを取り入れるか悩んだら、以下のようなレクリエーションはいかがでしょうか。

    折り紙でジャック・オー・ランタン作り

    ハロウィン前には折り紙でジャック・オー・ランタン作り!利用者さんに作ってもらったジャック・オー・ランタンで壁面を飾ると、それだけで楽しい雰囲気になるでしょう。それ以外にもおばけやクモの巣、こうもりなど、ハロウィンらしいモチーフはたくさんあります。モビールとして吊るしてみるのもおすすめです。

    仮装してもらう

    ハロウィンと言えばやっぱり仮装!ハロウィンイベントの日は、利用者さんに仮装してもらうのもいいでしょう。仮装は手の込んだものでなくても非日常感を出すことができます。魔女の仮装なら、黒いビニール袋を広げてマントにし、帽子と杖を持ってもらうだけと簡単です。同じマントで男性の利用者さんはドラキュラに仮装してもらうのもいいですね。最近は100円ショップでも仮装アイテムが販売されており、気軽に購入することができます。

    早着替え仮装ゲーム

    ただ仮装してもらうだけでも楽しいですが、ゲーム性を取り入れてみるのもおすすめです。いくつかの仮装アイテムと仮装する内容が書かれたくじを準備。レク当日は利用者さんにくじを引いてもらい、書いてある仮装に早く着替えることができたら勝ちです。人数が多いとより盛り上がるでしょう。

    目玉運びリレー

    ピンポン玉とスプーンで玉運びリレーをしたことのある施設も多いのではないでしょうか。ピンポン玉を目玉に見立てるだけでもハロウィンの雰囲気を味わうことができますよ。ピンポン玉に油性ペンで絵を書いても、消毒用エタノールで拭けば落とすことができます。あとはチームごとにどちらが早くピンポン玉をゴールまで運べるかを競います。仮装をしてやるとよりハロウィン感が出せるかもしれません。

    ジャック・オー・ランタンで福笑い

    お正月の定番、福笑いも多くの施設で取り入れている人気レクのひとつです。福笑いをジャック・オー・ランタンデザインにし、ハロウィン仕様にするのもいいでしょう。福笑いはスタッフが用意するのもいいですが、工作レクをして、そのあと目隠しをして顔を完成させると、二度楽しむことができます。

    かぼちゃでボーリング

    ボーリングのピンに見立てる空のペットボトルにハロウィンらしいモチーフを貼り付けるだけで、ハロウィン感を演出。トイレットペーパーをグルグル巻きにして、ミイラにするのもいいでしょう。ボールをジャック・オー・ランタンにすると、より雰囲気を出せます。事前に利用者さんにピンを作ってもらえば、レクの楽しさも倍増です。

    ハロウィンクイズ

    なじみが薄い利用者さんに向け、クイズを出してハロウィンについて知ってもらう機会にするのもいいでしょう。ハロウィンに仮装する理由や、テーマカラーであるオレンジと黒の理由などといった豆知識を理解すれば、ハロウィンが楽しくなるかもしれません。クイズに正解した利用者さんへの景品は、ハロウィンにちなんでお菓子にするのもおすすめです。

    ハロウィン釣りゲーム

    ハロウィン釣りゲームは、ハロウィンのモチーフを釣り竿で釣り上げるゲームです。まずは画用紙で作ったハロウィンモチーフに、マグネットシートを貼りつけます。釣り竿は割りばしなどの棒に紐を付け、紐の先にクリップを取り付けましょう。ビニールテープを床に貼って池に見立てて、そこにハロウィンモチーフをランダムに置いて準備完了。釣り竿でモチーフを釣り上げていきましょう。モチーフに点数を書いておき、利用者さん同士で点数を争っても楽しいかもしれません。また、釣り上げるモチーフをハロウィンにちなんだお面や帽子、こうもりの羽など、実際に身に着けることができる物にしてもいいでしょう。利用者さん自身が釣り上げたアイテムを身に着け、そのまま食事やハロウィンパーティーをするときっと盛り上がりますよ。

    ハロウィン風船バレー

    風船バレーをハロウィン風にアレンジして行うのもおすすめ!風船バレーは2チームに分かれ、制限時間内に10個ほどの風船を相手の陣地に多く送ったチームが勝ち、というゲームです。スタートの掛け声を合図に、相手チームの陣地へ風船を送ってください。手で打っても、うちわを使って風で送ってもいいでしょう。利用者さんがやりやすい方を選んでくださいね。風船をオレンジや黒いものにして、うちわにおばけやかぼちゃ、魔女などの絵を描いたりシールを貼ったりすれば、ハロウィンの雰囲気を味わえるでしょう。

    ハロウィン輪投げ

    ハロウィンにちなんだアイテムを使って行う輪投げゲームです。魔女の帽子や大きなかぼちゃを的にして、輪っかを投げ入れましょう。魔女の帽子は、ハロウィンシーズンになると100均などで手に入ります。大きなかぼちゃを的にすればハロウィンらしさ満点!用意が難しい場合は、倒れないよう水を入れたペットボトルに画用紙などでイラストを貼り付けて的を作るのもおすすめです。輪っかは、新聞紙などにビニールテープを巻いて作るとコストを抑えられますよ。点数を付けて遊んだり、入った的に書いてあるプレゼントを渡すルールにしたり、いろいろな楽しみ方で遊んでみてください。

    ハロウィンレクも介護施設の定番イベントに!

    今回は介護施設におすすめのハロウィンレクリエーションについて解説しました。利用者さんになじみの薄いハロウィンですが、工夫次第で楽しみ方も広がるでしょう。普段なかなかしない仮装やハロウィンという新しい知識に、脳が刺激される可能性もあります。ハロウィンレクをぜひ介護施設の定番イベントに加えてみてください。

  • 【広島】訪問歯科診療も行う女性歯科医を取材!【こうの歯科・矯正歯科】

    【広島】訪問歯科診療も行う女性歯科医を取材!【こうの歯科・矯正歯科】

    一般歯科・矯正歯科といった幅広い診療に対応し、広島市全域などを対象とした訪問歯科診療にも尽力する「こうの歯科・矯正歯科」。チーム医療を通して活躍できる人材育成に取り組む中、子育て中のスタッフも働きやすい環境を整えています。今回は、[btp_line]出産を経て入職し、訪問と外来両方で活躍する女性歯科医師にインタビュー![/btp_line]働きながらスキルアップが叶う職場環境や、「こうの歯科・矯正歯科」ならではの訪問歯科診療についてお聞きしました。

    【広島・JR矢野駅近く】訪問歯科診療も実施する「こうの歯科・矯正歯科」

    訪問歯科診療で地域医療を支える!【こうの歯科・矯正歯科】

    JR呉線「矢野」駅から徒歩約8分。国道31号線の近くにある「こうの歯科・矯正歯科」は、小さな子供から高齢者まで、家族そろって通える総合歯科医院です。
    アクセスしやすい好立地に加えて、スタッフの丁寧な説明と痛みに配慮した治療が評判を呼び、広いエリアから患者さんが訪れています。

    河野信也院長

    2013年に「こうの歯科・矯正歯科」を開院したのは、地元・矢野出身の河野信也(こうのしんや)院長。広島大学大学院・アメリカのフロリダ大学留学などで、矯正歯科について長年研鑽を積んだキャリアの持ち主です。[btp_line]「歯科診療で地域に貢献したい」[/btp_line]という想いを強く持ち、地域の高齢者の口腔ケアにも尽力しています。

    [btp_box back=”on”]河野信也院長プロフィール

    広島市安芸区矢野生まれ。1999年に広島大学歯学部卒業、2003年に広島大学大学院歯科矯正学修了(博士号取得)。矯正歯科の先進地といわれるアメリカ・フロリダ大学への研究留学後、多くの診療経験を積み、2013年に「こうの歯科・矯正歯科」を開院。[/btp_box]

    ▽河野院長のインタビュー記事はこちら

    広島市ほぼ全域で「訪問歯科診療」を実施

    訪問歯科診療の様子

    一般歯科をはじめ、矯正歯科やホワイトニング、インプラントなどなど専門性の高い診療に対応する同院。
    その一方で、歯科医師や歯科衛生士などが一つのチームとなり、高齢者施設や病院、個人宅に出向く「訪問歯科診療」も実施しています。

    「こうの歯科・矯正歯科」の訪問歯科診療

    [btp_box]対  象:高齢や身体が不自由などの理由から歯科通院できない方
    訪問地域:広島市内のほぼ全域と安芸郡
    診療内容:虫歯治療や入れ歯作製など、院内で実施するほとんどの診療[/btp_box]

    訪問先のスタッフと強い信頼関係を築きながら、「こうの歯科・矯正歯科」らしい丁寧なコミュニケーションと確かな診療で、患者さんの健康と暮らしを支えています。

    ▽訪問歯科診療の患者さんの口コミ記事はこちら

    【こうの歯科・矯正歯科】女性歯科医師・K先生にインタビュー!

    やさしい人柄で、幅広い世代の患者さんから人気を集めるK先生。女性歯科医師の目線で、「こうの歯科・矯正歯科」の職場環境や、訪問歯科診療の仕事のやりがいについてお話ししていただきました。

    [btp_box back=”on”]K先生プロフィール

    九州歯科大学卒業後、九州歯科大学附属病院・保存治療科で研究。その後、開業医勤務を経て、結婚を機に広島へ転居。出産を経て2021年に「こうの歯科・矯正歯科」に入職。[/btp_box]

    【こうの歯科・矯正歯科】に入職したきっかけは?

    [btp_box]K先生:
    「こうの歯科・矯正歯科」は、大学の後輩から紹介してもらったのがきっかけで入職しました。
    出産後2年ほど歯科医師の仕事から離れていたのですが、同院には子育て中のスタッフさんが多く、安心感を持ちました。
    河野院長の親しみやすい人柄と、院内が広くて明るく働きやすそう!と感じたことも決め手です。[/btp_box]

    日々のお仕事の内容は?

    外来の患者さんに向き合うかたわら、週に一度「訪問歯科診療」で患者さんのもとへ出向くKさん。

    平均的な一日のスケジュールは以下のとおりです。

    8:40出勤
    9:00外来診療開始
    ※毎週火曜は12時まで訪問歯科診療へ
    12:00休憩
    13:00外来診療再開
    17:30退勤
    サ高住で訪問診療を行うK先生(画像右)

    [btp_box]K先生:
    訪問歯科診療の日は、私と歯科衛生士2人の3人チームで、車で広島市内を2~3件回っています。
    訪問先は介護施設が中心で、むし歯や歯周病の治療のほか、義歯(入れ歯)の調整や作成が多いですね。[/btp_box]

    ▽訪問歯科診療についてはこちら!

    「訪問歯科診療」の大変なところは?やりがいは?

    サ高住で訪問診療を行うK先生(画像右)

    外来と同様の診療を可能としている訪問歯科診療。
    持ち込める設備や器具に制約がある中、工夫して診療を行っているのだとか。

    [btp_box]K先生:
    患者さんの中には、座位ができない方・車いすの方・寝たきりの方など、さまざまな身体状況の方がいらっしゃいます。
    しかし、訪問先にリクライニングできる診療台はありません。患者患者さんの体への負担に配慮しながら、診察しやすい姿勢をとっていただくために、クッションを使うなどして歯科衛生士さんと工夫しています。[/btp_box]

    また、認知症の患者さんにも、気持ちや症状に寄り添いながら治療を行っているそう。

    [btp_box]K先生:
    認知症の患者さんには、診察の意図がうまく伝わらず、治療を拒否されることも。そんなときは、介護施設のスタッフさんを交えて口内のお悩みを確認したり、安心して治療を受けていただくために、声かけを工夫したりしています。[/btp_box]

    外来とは違った大変さがある訪問歯科診療ですが、その分やりがいや喜びも大きいそうです。

    [btp_box]K先生:
    「こんな遠くまで来てくれてありがとうね」と、感謝してくださる患者さんがたくさんいらっしゃるんです。何度か訪問させていただくうちに、顔と名前を覚えてくださって「また来てくれてうれしい」と言ってくださることも。
    そういうちょっとした患者さんの言葉や笑顔に、とてもうれしくなりますね。[/btp_box]

    患者さんや施設スタッフさんと信頼関係を築き、相手に寄り添った診療を実現しているK先生。

    矢野エリアをはじめ、各地で訪問歯科診療のニーズが増える中、「こうの歯科・矯正歯科」のチーム医療は、地域の高齢者に健康と安心感を提供しています。

    ▽訪問歯科衛生士さんのインタビュー記事はこちら

    【求人情報】女性の歯科医師・歯科衛生士も働きやすい職場環境

    「仕事と家庭を両立したい」という気持ちへの理解と協力体制が組まれている「こうの歯科・矯正歯科」。K先生に、特に女性スタッフの働きやすさや、スキルアップできる環境について伺いました。

    子育て中の女性スタッフが多く家庭と両立しやすい

    4歳の子供の母親でもあるK先生。「こうの歯科・矯正歯科」では、歯科医師として安心して活躍できる環境が整っているといいます。

    [btp_box]K先生:
    仕事前後に子供の保育園の送迎をしていますが、それぞれの家庭に合わせた働き方が選べるので、とても働きやすいですよ。
    子供が発熱したときはすぐに迎えに行けますし、子供関係の行事もしっかり参加できます。[/btp_box]

    そんな[btp_line]「こうの歯科・矯正歯科」では、子育て中の女性スタッフが多く活躍[/btp_line]しているそう。

    [btp_box]K先生:
    スタッフ同士、「お互いさま」の気持ちで快くフォローし合える職場です。
    急な用事で早退する際は、院長に診察を引き受けてもらったり、受付スタッフさんに予約を調整してもらったりと、院内全体が協力的でありがたく思っています。[/btp_box]

    スタッフのプロ意識が高く、院内で専門的なスキルを磨ける!

    歯科の専門職として活躍し続ける上で、スキルアップできる職場環境も大切です。
    「こうの歯科・矯正歯科」では、働きながらスキルを磨いていける環境があるのだそう。

    [btp_box]K先生:
    「こうの歯科・矯正歯科」は、勉強熱心でプロ意識の高いスタッフばかりなので、働く中で刺激をたくさんもらっています。院内の症例検討会や、外部研修、オンライン研修も充実しているので、復職後も安心して技術や知識を身に付けられますよ。[/btp_box]

    また、豊富な矯正治療の実績を持つ河野院長から、直接、技術や知識を学ぶ機会も多いといいます。

    [btp_box]K先生:
    河野院長から直接、矯正の専門技術を教わることができるのは、大きなメリットだと思います。子供が小さいので、外部の研修にはなかなか参加できませんが、働きながらスキルアップできる環境が院内にあるのはありがたいですね。[/btp_box]

    女性歯科医師さん・歯科衛生士さんをはじめ、[btp_line]幅広い年代のスタッフがライフスタイルに合わせて活躍している「こうの歯科・矯正歯科」[/btp_line]。ブランクのある方も幅広いスキル向上が図れ、安心して働き続けられる環境が整っています。

    現在、「こうの歯科・矯正歯科」では歯科医師と歯科衛生士を募集中です。
    採用についてくわしくは公式サイトをチェックしてみてください。 

    手厚いサポート体制でスタッフの活躍をバックアップ!

    家庭や育児を大切にしながら、一人ひとりがプロフェッショナルとして、患者さんと真剣に向き合う「こうの歯科・矯正歯科」。フォローし合える体制が整った環境のもと、地域医療に貢献する総合歯科医院として成長し続けています。訪問歯科診療が未経験の方や、離職後のキャリア形成を考えている方も、豊富な実績のある「こうの歯科・矯正歯科」なら専門性の高い知識と経験を積んでいけるでしょう。気になる方はお気軽にお問い合わせくださいね。

    【こうの歯科・矯正歯科】 

    所在地 広島市安芸区矢野東4丁目4-27(JR矢野駅から徒歩8分) 
    電話番号 0120-218-422 ※予約制 
    診療時間・定休日 【月・火・水・金】9:00~13:00/14:30~18:30
    【土】9:00~13:00/14:00~17:00
    【休診日】木曜・日曜・祝日 
    診療科・各種サービス 一般歯科、矯正歯科、小児歯科、訪問歯科診療、インプラント、入れ歯(義歯)、ホワイトニング 
    公式サイト https://kono-dental.jp/ 
  • 車いすで行ける岡山の紅葉スポット8選!高齢者が安心して楽しめる紅葉レク

    車いすで行ける岡山の紅葉スポット8選!高齢者が安心して楽しめる紅葉レク

    秋と言えば紅葉シーズン。高齢者が過ごす介護施設では、秋のレクリエーションに紅葉狩りを企画することもあるのではないでしょうか。紅葉は山や渓谷などのイメージがありますが、街中など好アクセスのスポットもたくさんあります。その中でも今回は、岡山県内にある、車いすの方でも安心して楽しめるバリアフリーな紅葉スポットを5つご紹介。レクリエーションの一環として、ぜひ紅葉狩りを検討してみてください。

    【岡山県苫田郡鏡野町】中国山地にある広大な自然公園「岡山県立森林公園」

    出典:公式インスタグラム

    岡山県苫田郡鏡野町の「岡山県立森林公園」は、岡山県と鳥取県の県境にある広大な自然公園です。遊歩道が完備されているため、車いすでも散策しやすくなっています。秋には、ブナやカエデなどの美しい紅葉のほか、200本以上のマユミが植えられた「まゆみ園地」では鈴なりになったピンク色の実も見られるのが特徴の紅葉スポット。公園は標高の高い中国山地にある公園なので高山植物の宝庫でもあり、広い敷地内を埋め尽くすようにして紅葉する木々をゆったり観察できるのが魅力です。

    スポット名  岡山県立森林公園
    所在地 岡山県苫田郡鏡野町上齋原332-8
    電話番号  0868-52-0928(森林公園管理センター)
    公式HP  https://www.ombara-kogen.com/sinrin-hp/index.html

    【岡山県岡山市北区】日本が誇る三大名園の1つ「岡山後楽園」

    出典:公式サイト

    日本三大名園の1つ、岡山市北区にある「岡山後楽園」は、カエデや桜、イチョウなど、秋になると日ごとに深まる紅葉を大きな庭園の中で楽しめるスポット。特に、100本のカエデからなる千入の森や唯心山付近は、おすすめの紅葉眺望ポイントです。園内には、車いすでまわれるコースとして段差のない道が紹介されているため、じっくり快適に散策することが可能。正面入り口で申し出れば、無料で車いすをレンタルすることもできます。園内の沢の池や唯心山越しに岡山城を見ることができるビュースポットは必見です。

    スポット名  岡山後楽園
    所在地 岡山市北区後楽園1-5
    電話番号  086-272-1148
    公式HP  https://okayama-korakuen.jp/index.html

    【岡山県備前市】歴史的な建物と見事な紅葉を楽しむ「特別史跡旧閑谷学校」

    出典:公式サイト

    岡山県備前市にある国の特別史跡「旧閑谷(しずたに)学校」は、閑静な山あいにある学校で、現存する中で世界で最も古い「庶民のための公立学校」です。岡山藩主の池田光政によって創建され、講堂は国宝に指定されているほか、ほとんどの建物は国指定の重要文化財となっています。旧閑谷学校のシンボルは、聖廟の前に植えられた大きな2本の楷(かい)の木。学問の木と呼ばれ、秋になると赤や黄と色鮮やかに紅葉して訪れる人を魅了します。敷地内は、平坦な道やなだらかな坂、入り口にはスロープが整備されているため、車いすでも散策可能です。

    スポット名  特別史跡旧閑谷学校
    所在地 岡山県備前市閑谷784
    電話番号  0869-67-9900(保存会事務局)
    公式HP  http://shizutani.jp/

    【岡山県真庭市】豪快な滝と紅葉が楽しめる「神庭の滝」

    出典:公式サイト

    岡山県真庭市にある「神庭(かんば)の滝」は、日本の滝百選にも選ばれた、中国地方を代表する滝。秋には、カエデやカツラなどが赤や橙に色づいた景観とスケールの大きな滝を一緒に見られる紅葉スポットです。滝の形態は、小さな段差の滝がいくつも連なってできる段瀑になっているのが特徴。滝の周辺は岡山県立自然公園に指定されており、渓谷の美しさなど紅葉シーズンだけでなく四季を通して風景の移り変わりを楽しめるのだとか。滝が見える滝見橋までは勾配が続く道のため、車いすの場合は傾斜に気をつけながら介助があれば行くことができます。

    スポット名  神庭の滝
    所在地 岡山県真庭市神庭
    電話番号  0867-44-2701(神庭の滝自然公園管理事務所)
    公式HP  https://www.city.maniwa.lg.jp/site/waterfall-kanba/index.html

    【岡山県井原市】圧倒的な存在感とグラデーション「田中苑 楷の木」

    出典:公式サイト

    岡山県井原市にある「田中苑(でんちゅうえん)」は、近代彫刻界の巨匠、平櫛田中の作品が所蔵された、田中美術館に隣接する日本庭園です。苑内には桜やモミジをはじめさまざまな樹木や草花が植えられており、紅葉シーズンには赤や黄、橙に色づく紅葉スポット。特に井原市民会館側の入り口にある「楷の木」は、見事なグラデーションが楽しめます。駐車場から楷の木周辺までの道はコミュニティ道路となっているため、安心して散策できるでしょう。紅葉の見頃の10月末頃には夜間ライトアップが実施され、昼夜で異なる魅力を堪能できます。

    スポット名  田中苑
    所在地 岡山県井原市井原町315
    電話番号  0866-62-8787(田中美術館)
    公式HP https://www.city.ibara.okayama.jp/denchu_museum/docs/2017021300208/

    【岡山県玉野市田井】ため池に映る紅葉「道の駅 みやま公園」

    岡山県玉野市にある「道の駅 みやま公園」は、広大な敷地内に野菜や鮮魚の直売所やレストラン、散策ゾーンなどのある複合施設です。身体障害者用のトイレや専用駐車場があるので、車いすの方も安心して利用できます。紅葉が楽しめるのは、散策ゾーン。紅葉の時期には「道の駅みやま公園まつり」が開催され、多くの人でにぎわうよう。園内にはため池があり、池と紅葉の組み合わせは絶景です。池沿いには遊歩道もあり、車いすでも通りやすいでしょう。食事や買い物を楽しみつつ、ゆったりと過ごせる場所です。

    また、みやま公園内にある「深山イギリス庭園」のジュンベリーやハナミズキも、例年10月下旬ごろから見ごろを迎えます。雰囲気が異なる2つの庭園で、秋景色を堪能してはいかがでしょうか。

    スポット名道の駅 みやま公園
    所在地岡山県玉野市田井2丁目4464番地
    電話番号0863-32-0115
    公式HPhttps://m-y.jp/

    【岡山県倉敷市真備町】中国風の建造物に紅葉が映える「まきび公園」

    岡山県倉敷市にある「まきび公園」は、古代中国風の公園。中国に吉備真備公の記念碑が建てられたことを記念して作られた公園で、異国に来たかのような雰囲気を楽しみつつ散策ができる場所です。敷地はそう広くないものの、秋には見ごたえのある紅葉が広がります。紅葉が中国風の建造物に映え、ほかとは違った景色を楽しめるでしょう。園内には車いす対応トイレや障害者用の駐車場もあり、安心して訪れることができます。

    スポット名まきび公園
    所在地岡山県倉敷市真備町箭田3652-1
    電話番号【倉敷市】086-426-3030
    公式HPhttps://www.city.kurashiki.okayama.jp/dd.aspx?menuid=3991

    【岡山県岡山市北区】電動アシスト車いすの貸し出しもある「半田山植物園」

    岡山市街を一望できる半田山の丘陵地にあるのが「半田山植物園」です。広大な園内にはたくさんの植物がテーマに分けて植えられており、秋にはドウダンツツジやカエデ、もみじと、秋に色づく紅葉が楽しめます。車いす対応スロープやトイレのほか、電動アシスト車いすの貸し出しもあり。整備された遊歩道もありますが一部傾斜もあるので、電動アシスト車いすを借りて快適に散策するのもいいかもしれません。

    スポット名半田山植物公園
    所在地岡山県岡山市北区法界院3-1
    電話番号086-252-4183
    公式HPhttps://www.okayama-park.or.jp/facility/handayama

    車いすでも行ける岡山の紅葉スポットで、秋を存分に堪能しよう!

    岡山県内には、車いすでも行ける紅葉スポットがたくさんあります。舗装された道路やバリアフリー施設などが整備されているため、高齢者も介助者も安心して散策できるでしょう。紅葉がきれいな場所に行けば、普段は外出が難しい利用者さんも旅行気分を味わえるはず。今回紹介した岡山の5つのスポットを参考に、介護施設での秋のレクリエーションの1つとして、紅葉スポットへのお出かけを検討してみてくださいね。

  • 高齢者に喜ばれるさつまいもメニュー8選!おやつレクにも!

    高齢者に喜ばれるさつまいもメニュー8選!おやつレクにも!

    10月13日は「さつまいもの日」。さつまいもの産地として知られる川越が江戸から13里の距離にあったことから、旬である10月の「13」日を記念日としたそうです。この日にちなみ、介護施設のお食事やおやつにさつまいもメニューを振る舞ってみてはいかがでしょうか。レクリエーションでさつまいもを使ったお菓子を皆さんで作っても良いですね。高齢者が咀嚼しやすい料理や、手作りにピッタリなおやつのバリエーションをご紹介していきます。

    いまが旬!高齢者に喜ばれるさつまいも料理

    さつまいもはお食事メニューと相性良し。介護施設で取り入れるなら、このようなメニューはいかがでしょうか?

    飲み込みやすい!さつまいもポタージュ

    トロリとしてどなたにも飲み込みやすい、高齢者におすすめのメニューが「さつまいもポタージュ」です。さつまいもだけでなく玉ねぎも使うことでコクがでます。

    玉ねぎをじっくりと炒めてから切ったさつまいも、コンソメスープを加えて柔らかくなるまで火を通し、ブレンダーやミキサーで攪拌してから豆乳や牛乳を加えて、塩こしょうで味を整えて温めれば完成です。

    飲み込みやすくて食べ応えもあり!さつまいも味噌汁

    さつまいもの食感を楽しみたいときは、「さつまいも味噌汁」もおすすめです。汁物に入れれば「さつまいもはモソモソとした食感が飲み込みにくい」と感じている高齢者の方も食べやすくなるでしょう。

    好みの大きさに切り、水にさらしておいたさつまいもをほかの好みの具材とともに沸騰したお湯で柔らかくなるまで火を通し、出汁と味噌で味付けをするだけで完成します。日々の食事メニューに簡単に取り入れられる食べ方です。

    たまには揚げ物も!さつまいもコロッケ

    メインディッシュなら、ホクホクとした香ばしいさつまいもを味わえる「さつまいもコロッケ」はいかがでしょう。普段じゃがいもでコロッケを作るレシピをさつまいもに変えてれば、食べ応えのある秋らしいメニューの完成です。

    揚げ物をあまり好まない高齢者さんも、旬のさつまいもなら楽しんでくれるかもしれません。

    大定番!さつまいもご飯

    「さつまいもご飯」にして主食にさつまいもを持ってきても良いですね。炊飯器でご飯を炊くときに、さつまいもと白だしを一緒に炊き込むだけで作れます。

    さつまいもで甘みが増したご飯なら、普段は食が細い方もたくさん食べてくれるのではないでしょうか。

    レクにもおすすめ!高齢者向けさつまいもおやつ

    秋のレクリエーションは、さつまいもの自然な甘みを活かしたおやつ作りが盛り上がります。定番おやつから少し手が込んだおやつまで、4種類ご紹介していきましょう。

    喉ごしなめらか!さつまいもプリン

    高齢者の方々には喉ごしがなめらかなおやつが人気です。そこで、さつまいもを「プリン」にして飲み込みやすくアレンジするのはいかがでしょうか。特別感がありレクリエーションでの手作りスイーツにもおすすめです。

    火を通して裏ごししたさつまいもに、温めた牛乳・生クリーム・溶き卵・砂糖を混ぜたものをあわせて蒸します。冷蔵庫で冷やせば完成です。

    自然な甘さが魅力!さつまいもようかん

    施設利用者さんの中には「和菓子が好き」という方も多いのではないでしょうか。シンプルな材料でおやつを作るなら「さつまいもようかん」がおすすめです。

    蒸したさつまいもを鍋に移し、つぶしながら砂糖、塩、バターで味を整えて型に入れて冷蔵庫で冷やして作ります。どこか懐かしさを感じる素朴な味わいで、施設利用者さんみんなで食べれば昔話に花が咲くかもしれません。

    手作りに大人気!スイートポテト

    さつまいもを使ったおやつの大定番である「スイートポテト」作りもレクリエーションで盛り上がります。手順がシンプルなので、多くの方にご参加いただけるメニューです。

    火を通したさつまいもをマッシュして、砂糖、バター、卵黄、牛乳を混ぜて形を整えてオーブンで焼き上げます。スイートポテトはアツアツでも冷たくてもおいしいのがポイントです。

    材料4つのみでレクにおすすめ!さつまいもクッキー

    さつまいもはクッキーの材料にもなります。さつまいも、砂糖、マーガリン、小麦粉の4つの材料で作るシンプルな「さつまいもクッキー」はいかがでしょうか。

    作り方は簡単で、火を通してマッシュしたさつまいもにマーガリンと砂糖を混ぜます。小麦粉を合わせて成型、焼き上げれば完成です。

    甘いさつまいもで秋を満喫!

    秋が旬のさつまいもはホクホクとした食感でお料理にもお菓子にもよく合います。柔らかさを活かしてミキサーにかけたりマッシュしたりすればより飲み込みやすくなり、多くの施設利用者さんに楽しんでいただけるでしょう。ぜひ今回ご紹介したメニューを介護施設でのお食事やレクリエーションにお役立てください。みんなで秋の味覚を満喫しましょう。

  • 車椅子でも行ける!広島のおすすめ紅葉スポット8選

    車椅子でも行ける!広島のおすすめ紅葉スポット8選

    広島県には紅葉スポットが多く、秋の紅葉シーズンになると各地は多くの見物客でにぎわいます。しかし、紅葉の木々が茂るエリアは道が舗装されていなかったり、山奥にあってアップダウンが激しかったりと車椅子で通るには困難な場所も。今回は、広島の紅葉スポットのうち車椅子でも訪れられる場所を5つご紹介します。介護施設でのお出かけレクの参考にしてくださいね。

    【廿日市市宮島町】移動ルートもバリアフリー対応が充実!宮島「紅葉谷公園」

    出典:公式サイト

    「嚴島神社」を有し、1年を通して観光客の絶えない宮島は、広島の紅葉スポットの定番でもあります。特に公園名にも“紅葉”が冠される「紅葉谷(もみじだに)公園」は紅葉の名所で、ぜひ訪れたいところ。車椅子でも行けるもみじ橋では、頭上を覆うほどの紅葉が壮観です。

    宮島本島へは、本土の宮島口からフェリーで移動しなければなりませんが、道中はバリアフリー対応しているので安心です。フェリー乗り場はスロープがあり、フェリー内も車椅子スペースや車椅子用トイレが整備されています。宮島本島に着いてから公園へのルートも平坦な道が多く、道幅も広い箇所が多い印象。ただし一部は段差など、車椅子での散策には注意が必要な場所もあります。

    スポット名紅葉谷公園
    所在地広島県廿日市市宮島町紅葉谷
    電話番号0829-44-2011(宮島観光協会)
    公式サイトhttps://www.miyajima.or.jp/sightseeing/ss_momiji.html

    【三原市本郷町】約150本の紅葉が圧巻「三景園」

    出典:公式サイト

    三原市の広島空港近くにある「三景園」も、広島の紅葉スポットとして有名です。駐車場は障がい者用のみとなっているため、一般車との混雑を心配することなく訪れられます。広大な園内は道もきれいに整備されているところが多く、車椅子でも快適にまわることができます。三景園のパンフレットでも車椅子ルートが示されているため、周りやすいですよ。園内のもみじ谷では約150本のさまざまなもみじが見られ、毎年11月になると赤~黄色のグラデーションが楽しめます。

    スポット名三景園
    所在地広島県三原市本郷町善入寺64-24
    電話番号0848-86-9200
    公式サイトhttp://www.chuo-shinrin-koen.or.jp/sankei/sankei.html

    【広島市中区】街中で見られる庭園と紅葉のコラボ「縮景園」

    出典:公式サイト

    広島市中区にある「縮景園」は、街中で本格的な日本庭園が楽しめるスポットとして人気です。四季折々の木々や花が美しく、紅葉シーズンもおすすめ。広島の紅葉スポットとしては小さいですが、車椅子で通れるルートも整備されており、コンパクトな空間でゆったりと景色を味わえます。バリアフリートイレは園内入口付近にあるため、散策の前に済ませておくのが良いでしょう。

    スポット名縮景園
    所在地広島県広島市中区上幟町2-11
    電話番号082-221-3620
    公式サイトhttps://shukkeien.jp/

    【三次市三次町】ミニ公園や芝生エリアも「尾関山公園」

    出典:公式サイト

    広島の桜と紅葉スポットで知られる三次市の「尾関山(おぜきやま)公園」。紅葉シーズンには多くの見物客が訪れ、臨時駐車場も設けられるほどです。園内は段差が少なく、散策道も敷かれているため車椅子でも周れます。ただし勾配はあるため、介助は必要でしょう。紅葉は駐車場近くの清心池から山頂まで広がっているため、園全体を周れなくても紅葉狩りは楽しめますよ。

    スポット名尾関山公園
    所在地広島県三次市三次町439-3
    電話番号0824-62-6160(三次市建設部都市建築課)
    公式サイトhttps://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/ozekiyamapark/

    【尾道市瀬戸田町】文化財も紅葉も楽しめる「耕三寺・耕三寺博物館」

    出典:公式サイト

    尾道市の観光スポットとして知られる「耕三寺」は多くの文化財を有しており見ごたえがありますが、季節の花々も見もの。毎年11月中旬~下旬にかけて紅葉が見頃を迎え、紅葉狩りのイベントが開催されます。車椅子でも周れるようにスロープが敷かれているため、スムーズに移動できますよ。博物館ではレンタル車椅子も用意されており、自走式および自走式アシストの車椅子を借りられます。

    スポット名耕三寺・耕三寺博物館
    所在地広島県尾道市瀬戸田町瀬戸田553-2
    電話番号0845-27-0800
    公式サイトhttps://www.kousanji.or.jp/

    【山県郡安芸太田町】ダムともみじのコラボレーション「温井ダム」

    アーチ式のダムとして日本で2番目の高さを誇る「温井ダム」は、紅葉スポットとしても有名です。秋になると、色づいたもみじがダムに映りこむ壮大な景色を目的に、多くの人が訪れます。ダム周辺に向かう道の途中でも紅葉が楽しめるので、ドライブにもおすすめです。管理庁舎の1階には見学トンネルの入り口があり、120メートル下を見学できます。温井ダムの見学には車いす用の昇降機も備え付けられており、職員がいれば車椅子でも見学可能です。紅葉と併せてダムを見学するのもいいかもしれません。

    スポット名温井ダム
    所在地広島県山県郡安芸太田町大字加計1956-2
    電話番号【温井ダム管理所】0826-22-1501
    公式サイトhttp://www.cgr.mlit.go.jp/nukui/

    【東広島市】池に映る紅葉も見どころ「鏡山公園」

    毛利元就ゆかりの地・鏡山城の跡地にある「鏡山公園」は、東広島市にある最も大きい公園です。春には約500本の桜が咲き誇る、桜の名所としても知られています。公園はJR西条駅から広島大学を結ぶ通り沿いにあり、広島市からもアクセスしやすいでしょう。駐車場は2つあり、どちらも駐車代は無料です。園内には150本ものもみじをはじめ、ケヤキやコナラ、カエデがあり、秋になると迫力のある紅葉を楽しむことができます。園内にはいくつかの池があり、池に映る紅葉にも注目です。遊歩道が整備されているため、車椅子でも移動しやすいでしょう。

    スポット名鏡山公園
    所在地広島県東広島市鏡山2丁目
    電話番号【東広島市役所 都市整備課】082-420-0955
    公式サイトhttps://www.city.higashihiroshima.lg.jp/soshiki/sangyo/12/6_1/1/4/2/3322.html

    【安芸高田市】絵画のようなメタセコイア並木の紅葉「湧永満之記念庭園」

    製薬会社である湧永製薬が保有する庭園が「湧永満之記念庭園」です。広大な園内に植えられている植物の手入れはすべて湧永製薬の社員の方が行う、手作りの庭園。桜やバラ、コスモスやキンモクセイなど四季折々の花が咲く庭園は、入園料がかかりません。園内にはバリアフリーエリアもあり、車椅子でも訪れることができます。秋にはもみじやメタセコイア、カエデ、ドウダンツツジが紅葉。なかでもメタセコイア並木の紅葉は、絵画のような眺めを楽しめるでしょう。

    スポット名湧永満之記念庭園
    所在地広島県安芸高田市甲田町糘地
    電話番号【総合案内】0826-45-5021
    公式サイトhttps://garden.wakunaga.co.jp/

    事前リサーチを万端に、広島の紅葉スポットを楽しもう

    今回ご紹介した広島の紅葉スポットは5つですが、紅葉ときいて思い浮かぶスポットは多いはずです。車椅子で紅葉スポットを訪れる際は、必ず公式ホームページや実際に訪れた方の情報をリサーチするなどして安全を確認してから訪れましょう。秋は天候も変わりやすく、地面が濡れると車椅子の走行もリスクが伴います。ぜひ天気の良い日に楽しい紅葉狩りをお楽しみください。

  • 【愛媛】居宅介護支援事業所たいようの新人ケアマネジャーさんにインタビュー

    【愛媛】居宅介護支援事業所たいようの新人ケアマネジャーさんにインタビュー

    愛媛県松山市にある「居宅介護支援事業所たいよう」。『株式会社フェスレック』運営のもと、地域で介護を必要とする方のサポートを行っています。今回は、たいようの新人ケアマネジャー・中村さんへインタビュー!入職のきっかけから職場環境、仕事のやりがいまで詳しくお話を伺いました。現場で働くスタッフの“生の声”を通して、たいようの魅力をたっぷりお届けします。

    ケアマネジャー以外の資格を持つスタッフが多数在籍!居宅介護支援事業所たいようとは?

    まずは、「居宅介護支援事業所たいよう」のご紹介から。利用者さんの幅広い希望に寄り添う秘訣とは…?

    【愛媛県松山市】株式会社フェスレックが運営する居宅介護支援事業所たいよう

    「居宅介護支援事業所たいよう』は、愛知県松山市を中心に薬局を展開する『株式会社フェスレック』が運営しています。

    たいようは、グループ内に介護施設を持たない“独立した居宅介護支援事業所”であり、選択の自由度を生かした、利用者さん本位の公正なケアプランを実現。三谷代表を中心に、現在はケアマネジャー10名体制(非常勤含む)で地域の介護に貢献しています。

    たいようの事業や特徴についてはこちらから

    ダブルライセンスのケアマネジャーが多数在籍!医療・介護・福祉分野に幅広く対応

    たいようには、ケアマネジャーの資格に加えて医療や看護、介護、福祉の専門資格を持つスタッフが多数在籍しているのが特徴です。さまざまな分野の知識を持つスタッフが事業所内で連携することにより、一人ひとり状況の異なる利用者さんの希望に幅広く対応しています。
    たいようの所属ケアマネジャーが持つ資格の種類は、看護師や社会福祉士など。三谷代表は薬剤師の資格を、今回お話を伺う新人ケアマネジャーさんは歯科衛生士の資格を持っています。

    居宅介護支援事業所たいようの多様な働き方ができるところにひと目ぼれ!新人ケアマネジャーさんにインタビュー

    ケアマネジャー 中村 安希子さん

    [btp_box]中村 安希子(なかむら あきこ)さん
    歯科衛生士の資格取得後、歯科医院や保健所などに勤務。
    2020年頃から始めた訪問歯科の仕事がきっかけで、介護福祉に関心を持つ。
    2023年にケアマネジャーの資格を取得。同年5月、居宅介護支援事業所たいように入職。
    現在は、ケアマネジャーとして勤務する傍ら、訪問歯科衛生士の仕事も継続中。2児の母でもある。[/btp_box]

    歯科衛生士歴は16年、ケアマネジャーとしては1年目の中村さん。現在はケアマネジャーの業務をメインに、休日を使って訪問歯科の仕事もしています。[btp_line]ケアマネジャーと歯科衛生士、2つの資格を持つ[/btp_line]注目の新人さんです!

    歯科衛生士として活躍する中で、ケアマネジャーの資格取得を目指した理由は?

    [btp_box]中村さん「数年前から始めた訪問歯科の仕事を通じて、ケアマネジャーや他職種の方と関わる機会が増え、介護や福祉に関する知識をもっと身に付けたいと思ったことがきっかけです」[/btp_box]

    学生の頃、「受験資格を満たせたらケアマネジャーにチャレンジしてみたいと思っていた」と中村さん。その時点では漠然としていた気持ちが、訪問歯科の仕事をするうちにはっきりとしてきたと言います。

    [btp_box]中村さん「でも、ケアマネジャーの資格取得は、直近の転職を視野に入れたものではなく、知識を持つことで歯科衛生士の仕事の幅を広げたい、との思いで資格取得を目指しました」[/btp_box]

    そんな中村さんが「たいようでケアマネジャーとして働きたい」と思うきっかけとなるでき事が起こります。

    居宅介護支援事業所たいようへの入職を決めたきっかけは?

    [btp_box]中村さん「2023年の2月に実習でたいようにお世話になり、ケアマネジャーのみなさんや三谷代表からさまざまな話を聞きました。みなさんの人柄、多様な働き方ができるところがすごく魅力的で、“ケアマネジャーとして働くならこの会社以外は考えられない”と思うほど、実習を通じてたいようが大好きになりました」[/btp_box]

    たいようでケアマネジャーの仕事を間近で見て、先輩スタッフの話を聞いて…それまでのケアマネジャーという職業へのイメージが、良い意味で変わったと言います。

    [btp_box]中村さん「実習するまで、ケアマネジャー=事務職のイメージが強く、“事業所での作業がメインでたまに訪問する仕事”だと思っていました。しかし、たいようのケアマネジャーはそれぞれが強みや個性を生かして、利用者さんのもとへ訪問します。事業所にはスタッフのいない時間も多く、実際には利用者さんのことを考えた“訪問メイン”の仕事でした」[/btp_box]

    中村さんには、たいようで働くケアマネジャーの姿がとても輝いて見えたそう。三谷代表の「仕事をするなら楽しく」という考え方にも賛同し、「たいようで働いたら自分も変われるかもしれない」と、入職を決めたそうです。

    居宅介護支援事業所たいようの職場の環境は?研修制度はある?

    中村さん(右手前)と利用者さん、ご家族

    [btp_box]中村さん「みなさん明るくて、笑顔が絶えない職場。真剣モード…と思ったら、急に笑いの場に変わったりして。私のモヤモヤした答えの出にくい相談も、先輩方が親身に聞いてくれてとても心強いです」[/btp_box]

    たいようの魅力は、メリハリのある指導を受けられるところだそう。

    [btp_box]中村さん「たいようでは、一年間の個人目標を立てて仕事に取り組みます。定期的に代表との面談もあり、しっかりと目的意識を持って働ける職場です。また年間を通して、研修に赴く際は会社負担で参加できます。土日に研修が重なった場合も、仕事のスケジュールを調整でき、勉強しながら仕事ができる環境です」[/btp_box]

    勉強しやすい環境が整っているところは、スキルアップを目指す中村さんにとって大きな魅力のようです。

    ケアマネジャーと歯科衛生士、両方の資格を保有していることの強みは?

    [btp_box]中村さん「もともと訪問歯科の仕事をしていたので、利用者さんのもとへ訪問する働き方には抵抗がありませんでした。また、社内や他の事業所のスタッフを相手に、ちょっとした口腔ケアの相談に乗れるところも、歯科衛生士の資格を持つ私ならではの強みです。“口腔ケアについて気軽に相談できる窓口”として、介護施設のスタッフさんなどのお役に立てたらいいなと思っています」[/btp_box]

    訪問先で利用者さんから歯科の相談を受けることもあるそうですが、その場合は「あくまでもケアマネジャーとしてアドバイスをします」という中村さん。利用者さんに対し歯科衛生士の知識を用いることはできませんが、その分、利用者さんをケアするスタッフサイドの頼れる存在になることを目指しているそうです。

    [btp_box]中村さん「今後の課題は、歯科衛生士としての役割とケアマネジャーとしての役割を、きちんと切り替えること。ケアマネジャーの仕事はまだまだ未熟ですが…2つの資格、両方の強みをしっかり引き出したいです」[/btp_box]

    中村さんは、2つの資格を仕事に生かせるようにと日々奮闘されているようです。

    【番外編】三谷代表から見た中村さんの魅力&期待することは?

    株式会社フェスレック 代表取締役 三谷洋右(みたに ようすけ)さん

    [btp_box]三谷代表「これからの中村さんには、医療的視点を持ちながら介護的にアプローチできるケアマネジャーになって欲しい、と期待しています。
    私自身もケアマネジャーと薬剤師の資格を持っており、“私ならではの利用者さんへのアプローチ”につながっていると実感しています。歯科衛生士の経験に加え、これからの経験と先輩方のアドバイスを吸収し、独自の視点を磨いて成長してほしいです」[/btp_box]

    入職検討中だった中村さんが「訪問歯科衛生士を続けながら、ケアマネジャーとして働きたい」と懇願したところ、あっさり了承したという三谷代表。[btp_line]スタッフが満足して楽しく仕事をすることを第一に考える『フェスレック』[/btp_line]だからこそ、多様な人材が集まり、質の高いサービスを提供できているのでしょう。

    【ケアマネジャーを目指す方へ】ケアマネ×訪問歯科衛生士の中村さんよりメッセージ

    最後に、これからケアマネジャーを目指す方に向けたメッセージを、中村さんにいただきました。

    ケアマネジャーの仕事のやりがいは?

    中村さん(中央)と利用者さん、ご家族

    [btp_box]中村さん「ケアマネジャーのやりがいは、利用者さんが“その人らしい生活”をするためのサポートができるところ。これはケアマネジャーの主な仕事ですが、同時にやりがいでもあります。ケアマネジャーには、医療から介護まで多岐に渡る豊富な知識、調整能力、コミュニケーション能力、洞察力、柔軟性と、必要な要素がいくつもあります。

    専門性に特化して患者さんと関わっていた病院勤務の頃との違いに戸惑ったり、大変に感じたりすることはもちろんありますが…人のためになる仕事であること、自身を日々高めていけることはケアマネジャーならではのやりがいです」[/btp_box]

    中村さんが「“利用者さんのために”という意識を持って働くスタッフが多い」と感じたたいようは、仕事のやりがいをより大きくする存在なのかもしれません。

    これからケアマネジャーを目指す方や転職を考えている介護職の方への思いは?

    中村さん「ケアマネジャーの仕事を始めてから、歯科衛生士とは全く違う視点・立場で利用者さんと関わることの難しさに直面しました。私にとっての現在の課題ではありますが…保有している資格のスキルや知識を生かしてケアマネジャーの仕事につなげられるところは、魅力だと思っています。

    ケアマネジャーは常に情報更新が必要で勉強が欠かせないうえに、人間力も求められる仕事です。大変ではありますが、やりがいも同じだけあると感じています。高齢化が進む現代ではケアマネジャーの需要も高まっていくと思うので、今後目指す方が増えていくと嬉しいです!」

    スタッフの働き方に注目する居宅介護支援事業所たいよう。“充実”や“やりがい”を求める方へ

    歯科衛生士の資格を持つ中村さんが、ケアマネジャーとして新たなスタートを切る決断をしたのは、多様な働き方ができる「居宅介護支援事業所たいよう」に出会えたからこそ。仕事に対する“充実”や“やりがい”を求める方にとって、たいようはまさに“魅力的な職場”と言えるでしょう。
    利用者さんの幅広い希望に寄り添うため、さまざまな資格を持つスタッフが日々奮闘する事業所、たいようの活躍にぜひご注目ください!

    ▼「たいよう」で活躍する非常勤ケアマネジャーさんのインタビューはこちら

    【株式会社FESREC】

    所在地愛媛県松山市姫原3-7-46-1009
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://fesrec-japan.com/

    【有限会社クリフ】

    所在地愛媛県松山市樽味4丁目2番33号
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://cliph.biz/

    居宅介護支援事業所たいよう】

    所在地愛媛県松山市片山甲165
    電話089-948-8784
    公式ブログhttps://ameblo.jp/fesrec-taiyo/
  • 介護施設で開催してみよう!「芋煮会」で旬を味わうホッコリ幸せ体験

    介護施設で開催してみよう!「芋煮会」で旬を味わうホッコリ幸せ体験

    気温が少しずつ下がり温かい食事が恋しくなる季節の行事として「芋煮会」が注目を集めています。旬の食材を施設利用者さんみんなで味わえるため人気です。地域によっては「秋といえば!」のおなじみのイベントですが、「やったことがない」という施設もあることでしょう。本記事では芋煮会の概要や、介護施設で開催するときのポイントをご紹介していきます。

    介護施設で芋煮会をやってみよう!

    介護施設で秋にイベントを行うなら芋煮会がおすすめです。どのような行事なのか簡単にご紹介していきましょう。

    芋煮会とは?

    芋煮会は東北地方で古くから親しまれている秋の風物詩。山形県や宮城県ではシーズンが到来すると公園や土手など広々とした場所で毎週末のように開催され、温かいお椀を手に和やかに会話を楽しむ人々の姿がおなじみです。

    イベントのメインとなる芋煮は、サトイモとともにお肉やこんにゃく、ネギなどの食材を煮込んだ料理。食材と味つけは地域によって特色があり、牛肉が入った醬油ベースの山形風と、豚肉が入った味噌ベースの仙台風が有名です。

    芋煮会の手順

    芋煮会では、参加者みんなに芋煮が渡るよう大きな鍋で調理し、完成した芋煮を食べながら会話を楽しみます。

    <芋煮会のおおまかな流れ>

    1. 調理
    2. 配膳
    3. 食事会
    4. 片づけ

    介護施設で芋煮会を行う場合は、施設利用者さんがゆったりと過ごせるよう食堂やホール、庭など広いスペースを確保して行いましょう。芋煮の食材や味つけは地域によって異なるため、施設利用者さんの好みに合わせてレシピを検索するのがおすすめです。

    農林水産省のホームページではベーシックな山形風の芋煮の作り方が紹介されています。
    https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/imoni_yamagata.html

    高齢者施設で芋煮会をするときのポイント

    高齢者施設で芋煮会をする際は、施設利用者さんそれぞれがイベントを楽しめるよう進行や会場に気を配ってみてはいかがでしょうか。

    <楽しいイベントにするためのポイント>

    • みんなで調理を分担する
    • 外で食事をする

    イベントをより楽しくする工夫としてこの2つがおすすめです。

    みんなで調理を分担

    施設利用者さんに協力してもらい芋煮を作ると、ただ食べるよりも楽しいイベントになります。また、レクリエーションの企画としてもおすすめです。サトイモやネギ、きのこといった旬の食材を切り分けてもらう、味付けをしてもらう、などのステップはお任せしやすいでしょう。

    外で食事をする

    東北地方の芋煮会は、室内だけでなく外でも行われます。せっかくなら介護施設でも、本場の風習を取り入れて外で開催するのがおすすめです。青空の下で調理し、みんなで芋煮を食べれば本格的な芋煮会気分を味わうことができ、きっと会話も弾みます。

    外での調理が難しいときはテラスや庭などで食事をするだけでも十分です。いつもと少し違う環境はリフレッシュの良い機会となるでしょう。

    芋煮会におすすめのフード

    芋煮を味わうだけでもイベント感をたっぷりと楽しむことができますが、より行事を充実させるなら別の食ベ物も用意してみましょう。

    <芋煮会と相性が良い食べ物>

    • おにぎり
    • 旬のフルーツ

    おにぎりは、白米はもちろん、炊き込みご飯や混ぜご飯を準備してもいいですね。芋煮を作っている間に施設利用者さんに協力してもらい握るのもおすすめです。新米を使ったりきのこご飯にしたり、旬を味わえる工夫をプラスするとより行事が盛り上がるでしょう。

    秋は果物もおいしい季節。デザートに梨やリンゴ、ぶどうなどを準備しても喜ばれそうです。

    芋煮会を開催して秋を満喫しよう

    芋煮会は東北地方に伝わる秋の恒例行事。旬の食材を施設利用者さんみんなでおいしく味わえるため、介護施設でのレクリエーションや行事としても人気です。調理の段階から施設利用者さんに協力を仰ぎ、みんなで完成させるとより思い出に残ります。外で食事をしたり、旬のフルーツを添えたり、施設オリジナルのイベントとして盛り上げてみてはいかがでしょうか。

  • 【広島】「しあわせづくり」は訪問美容だけじゃない!居宅介護支援事業についてケアマネジャーにインタビュー

    【広島】「しあわせづくり」は訪問美容だけじゃない!居宅介護支援事業についてケアマネジャーにインタビュー

    訪問美容「ハーブヘア」で知られる「しあわせづくり株式会社」は、[btp_line]居宅介護支援事業所「しあわせづくりケアプランセンター」[/btp_line]の運営も行っています。今回はケアマネジャーの尾嶋さんへのインタビューとともに、求人情報もご紹介!さまざまな仕事を経験してきた尾嶋さんだからこそ感じる、「しあわせづくり」の魅力を詳しくお伝えします。

    広島の居宅介護支援事業所「しあわせづくりケアプランセンター」とは?

    「しあわせづくりケアプランセンター」は、広島の訪問美容サービス「ハーブヘア」で有名な「しあわせづくり株式会社」が運営する居宅介護支援事業所。尾嶋玲子さん含む経験豊富なベテランケアマネジャーが2名在籍し、利用者さんやご家族をサポートしています。

    尾嶋さんの業務は、ケアプランの作成や介護サービスの仲介・手配、利用者さんの身体・生活状態のモニタリングなど。利用者さんが生き生きとした生活が送れるように、ご本人やご家族の意向を聞きながら必要なサービスをコーディネートしています。

    尾嶋さんが担当している利用者さんは、要介護・要支援・介護予防の方合わせて20名弱程度。現在は「しあわせづくりケアプランセンター」の認知度を高めるために、他の居宅支援事業所やサービス付き高齢者向け住宅への広報活動にも力を入れているそうです。

    ▽「しあわせづくり株式会社」の概要はこちらから

    数々の職場を知るケアマネジャーが「しあわせづくりケアプランセンター」を選んだ理由とは?

    ライフスタイルの変化などで、これまで多くの職場で仕事を経験してきた尾嶋さん。その中で「しあわせづくりケアプランセンター」に入職を決めた理由はなんだったのでしょうか?

    ケアマネジャー尾嶋玲子さんのプロフィール

    [btp_box back=”on”]尾嶋玲子さんプロフィール
    「しあわせづくりケアプランセンター」
    主任介護支援専門員・介護福祉士・管理者

    看護助手を経てケアマネジャーに転身。“利用者さんと同じ方向を向いて進んでいけるように”をモットーとし、利用者さんがどう生きたいか、どんな最期を迎えたいかを常にイメージしながら業務にあたっている。プライベートでは、3児の母であり、自身の父親を介護する家族介護者でもある。[/btp_box]

    尾嶋さんが「しあわせづくりケアプランセンター」に入職するまでの経緯をお聞かせください。

    [btp_box]尾嶋さん「26歳のときに看護助手として病院に勤め、働きながら介護福祉士や介護支援専門員(ケアマネジャー)の資格を取得しました。8年間の勤務で、介護福祉士としても多くのキャリアを積みました」[/btp_box]

    その後は居宅介護支援事業所で外回りとして6年間勤務。結婚や妊娠、出産なども経験したことから内勤に落ち着きたいと考えた尾嶋さんは、介護施設に勤務する「施設ケアマネジャー」に転向し、さらに7年間勤められたそうです。

    施設ケアマネとしては利用者さんの看取りをはじめ、さまざまな業務に携わったそう。さらにステップアップするために、次に進んだのは医療的ケアの分野でした。

    [btp_box]尾嶋さん「看護師でなくても、重度障がい者の方の喀痰吸引(かくたんきゅういん)や胃瘻(いろう)の対処ができることに興味を持ちました。このときに若くして障がい者になった方との心の交流を通して学んだことも、貴重な経験になりました」[/btp_box]

    仕事のやりがいを感じる一方で、当時は子育て真っ最中。障がい者の方のケアなどで仕事が長時間に及んだため、ご家族に寂しい思いをさせてしまうことも多かったようです。

    そして、次の転職先として選んだのが地域包括支援センター。高齢者の孤独死や児童虐待に関する問題について学びました。ところがそんな最中、新型コロナウィルスが大流行。さらにご自身の親の介護問題も浮上してきました。

    [btp_box]尾嶋さん「実家は遠方にあるため、当時は父親が母親の介護をしていましたが、その父親が認知症を患ってしまったんです。両親を広島に呼ぶとともに仕事も退職しました」[/btp_box]

    地域包括支援センターを退職してからは居宅介護支援事業所で管理者として働いていたものの、勤務時間や通勤場所の条件が合わないことから転職を決意。求人を探していたところ、条件に合う会社が「しあわせづくり株式会社」だったそうです。

    「しあわせづくりケアプランセンター」に入職されたきっかけは?

    [btp_box]尾嶋さん「仕事をする中で、子育てや親の介護といった家庭との両立に悩むことも多くありました。ですが『しあわせづくり株式会社』は、たくさんの子育て世代が働いている職場なので、家庭の事情をきちんと理解してもらえます。この会社だったらずっと働き続けられると感じました」[/btp_box]

    また、[btp_line]訪問美容「ハーブヘア」のサービスに感銘を受けた[/btp_line]ことも、入社の決め手になったそう。

    [btp_box]尾嶋さん「メイクしたり髪の毛をきれいに整えたり、訪問美容「ハーブヘア」では美容サービスならではの幸せな時間を利用者様に提供しています。こんなふうに利用者様を癒やせるサービスがあるんだ、と感動したのを覚えています」[/btp_box]

    ケアマネジャーの仕事のやりがいは?

    病院に勤務した経験もある尾嶋さん。これまでの仕事とは違う、ケアマネジャーならではのやりがいを教えてくれました。

    [btp_box]尾嶋さん利用者様の人生の最期まで伴走するのがケアマネの仕事です。責任も大きい一方で、何よりのやりがいになっています」[/btp_box]

    【求人情報】経験豊富なケアマネジャーも絶賛!「しあわせづくり株式会社」で働く魅力とは?

    ケアマネとして日々やりがいを感じているという尾嶋さんに、「しあわせづくり株式会社」の魅力について伺いました。

    子育て世代にうれしい!ワークライフバランスを重要視した働き方が可能

    [btp_box]尾嶋さん基本的に残業はありません。9時~17時までの勤務がほとんどで、定時を過ぎると帰宅を促されることも。多くのスタッフが子育て中のため、子育ての悩みや相談も共有できます」[/btp_box]

    ワークライフバランスを取り入れられるのは「しあわせづくり株式会社」の魅力のひとつ。尾嶋さんの働き方の変化については、ご家族も喜ばれているようです。

    スタッフがみな明るく、キレイでやさしい!ストレスフリーな職場環境

    「しあわせづくり株式会社」の[btp_line]経営理念は、いつも前向きに、周りに愛される働きやすい会社であること[/btp_line]。それを体現するように、スタッフ全員が明るく笑顔で、それぞれの業務に携わっているそうです。

    [btp_box]尾嶋さん「みんな社長のキャラクターや経営理念に賛同して集まっているからか、思いやりの強い人ばかり。職場環境や人間関係に悩むことがないため、安心して仕事を続けられます」[/btp_box]

    ▽「しあわせづくり株式会社」桑田社長のインタビュー記事はこちら

    広島の訪問美容業界ではパイオニア的な存在

    [btp_box]尾嶋さん「施設に勤務していたこともありますが、『ハーブヘア』のようにメイクをして写真撮影までしている訪問美容事業者は見たことがありません。訪問美容業界のパイオニア的存在として、広島県内で『ハーブヘア』は高い知名度を誇っています」[/btp_box]

    尾嶋さんがケアマネジャーの営業で、居宅介護支援事業所やサ高住を訪問した際に良い反応をもらえることが多いのも、訪問美容「ハーブヘア」が利用者さんに喜ばれているサービスだからこそと言えます。

    半年に1度、全事業所のスタッフが集う親睦会を開催

    ケアマネジャーだけでなく、訪問美容や訪問介護は利用者さんのいる自宅や施設を訪問してサービスを提供する仕事。直行直帰で働くスタッフさんも多いそうです。そこで「しあわせづくり」では、スタッフ同士が顔を合わせる機会を持てるようにも配慮されています。

    [btp_box]尾嶋さん「半年に1度は全事業所のスタッフが集まり、自己紹介や情報共有できる親睦会を行っています。スタッフ間の交流が盛んなので、直行直帰でも孤独を感じることはありません」[/btp_box]

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    「しあわせづくり株式会社」は、風通しが良く、明るいスタッフが揃っているのが魅力的な会社です。現在ケアマネジャーの募集は行っていませんが、[btp_line]訪問理美容師や訪問介護スタッフとして活躍してくれる仲間を大募集[/btp_line]しています。尾嶋さんのように、これまでの経歴やご自身の介護経験など過去の人生が生かせるのも、「しあわせづくり」だからこそ。ワークライフバランスを取り入れた働き方に興味がある方は、ぜひ公式HPから採用情報をチェックしてみてください。

    さまざまな事業展開で利用者さんの心を癒やす「しあわせづくり」

    「しあわせづくり株式会社」では、居宅介護支援事業所である「しあわせづくりケアプランセンター」をはじめ、利用者さんの人生に寄り添うサービスを多数展開しています。利用者さんやご家族など、人と深く関われるのが「しあわせづくり」の特徴です。常に期待以上のサービスを提供する企業として、今後さらに注目されることでしょう。

    【しあわせづくり株式会社】

    事業所所在地 広島市安佐南区西原3-11-1-1
    電話 0120-931-814(お問い合わせ用フリーダイヤル)
    公式サイトhttps://www.herb-hair.com/
    Instagram@herb___hair
  • レクリエーションならこれ!介護施設で盛り上がるテーブルゲーム8選

    レクリエーションならこれ!介護施設で盛り上がるテーブルゲーム8選


    レクリエーションは介護施設において利用者さんが楽しみにしているイベントのひとつ。1人で過ごすときと違った刺激を得ることができ、利用者さん同士のコミュニケーションの場としても大切です。レクリエーションには、広いスペースを確保してダイナミックに体を動かすものや、省スペースで頭を使って考えながら行うものなどさまざまなバリエーションがあります。そんな中から、今回はテーブルゲームをピックアップしてお届けしていきます

    テーブルゲームはこんな施設でおすすめ!

    テーブルゲームは工夫次第でどのような施設でも楽しむことができ、レクリエーションに大変おすすめです。まずはテーブルゲームの特徴をお伝えしていきましょう。

    <テーブルゲームの特徴>

    • 室内で楽しめる
    • 広いスペースを確保する必要がない
    • 座った姿勢でも参加できる
    • バリエーションが豊富

    テーブルゲームは室内で楽しむことができます。天候に左右されないため、急な雨などで企画が延期になる心配がありません。基本的にテーブルを囲んで行うため、広いレクリエーションスペースを確保できない介護施設でも気軽に取り入れることができます。歩いたり走ったりといった全身運動ではなく、座った姿勢で参加できることも特徴。特別養護老人ホームなどで、介護度が高い利用者さんに楽しんでもらえるゲームもあります。脳トレ要素を含んだ内容であれば、ゲームを通して物事を考えたり、思い出したりする機会も作れるため、グループホームでのレクリエーションにもおすすめです。

    「みんなで参加できるレクリエーションを企画しないといけない!」
    「介護施設でちょっとした楽しみを提供したい」
    このようなときは、ぜひテーブルゲームから候補を絞ってみてはいかがでしょうか。

    【おすすめ1】うちわで物送り対決ゲーム

    「うちわで物送り対決ゲーム」はアイテムをうちわの上に乗せて、となりの方のうちわに落とさないよう運び、それを繰り返してリレーのようにアイテムを送っていくゲームです。

    <必要なもの>

    • うちわ(参加人数分)
    • 運ぶアイテム
    • かご

    準備物はとてもシンプル。レクリエーション参加者の人数分のうちわと、うちわの上に乗せて運ぶアイテム、ゴールに設置するかごのみです。

    <遊び方>

    まずはチームを作り、うちわを持ってテーブルに着席します。ゴールにはかごを設置しましょう。開始の合図にあわせてアイテムを隣の方へ順にうちわで運び、最後の方は運ばれてきたアイテムをかごに入れます。最後の方がかごにアイテムを入れたら、次のアイテムを乗せてスタート。どのチームが早くすべてのアイテムを運び、かごに入れることができるか競います。

    アイテムは何個に設定してもOK。また、うちわが耐えられる重さであれば、なんでも大丈夫です。

    【おすすめ2】コイン積み上げゲーム

    「コイン積み上げゲーム」はコインを縦に積み上げていくゲームです。コインを倒さないよう慎重に積んでいきましょう。

    <必要なもの>
    コイン(代替品も可)

    <遊び方>
    コインを参加者で順番に積み上げていきます。1枚目のコインに2枚目のコイン、その上に3枚目のコイン…といった流れです。積み上げたコインを崩してしまった方が負けとなります。こちらは座ったままで参加可能。2人の参加者で競っても楽しめますし、大人数で順番に積み上げていくのも盛り上がります。コインを少しずらして重ねて、相手のミスを誘うなど、心理戦も楽しむのもいいですね。集中力を使うゲームです。

    【おすすめ3】キャップ探しゲーム

    「キャップ探しゲーム」は、テーブルの上に被せるように置いた紙コップの中に印をつけたペットボトルのキャップを隠し、それを探し出すテーブルゲームです。

    <必要なもの>

    • 紙コップ(30個ほど)
    • ペットボトルのキャップ(紙コップと同じ数)

    <遊び方>
    2つのチームを作り、チームごとにゲームの準備をしましょう。テーブルの上に被せるように紙コップを置き、それぞれにペットボトルのキャップを忍ばせます。そのうちのひとつに、相手チームに気付かれないよう印をつけておきましょう。印のついたキャップを紙コップで隠してからシャッフルしてもいいですね。準備ができたら、相手チームと陣地を交換します。

    各チームの代表者は、「せーの」で同時に紙コップひとつを持ち上げ、キャップを確認。印のついたキャップを先に見つけたチームが勝利、というルールです。

    【おすすめ4】懐かしの名曲イントロクイズ

    「懐かしの名曲イントロクイズ」は、曲の出だし部分を流し、利用者さんに曲名を当ててもらうゲームです。

    <必要なもの>

    • 音源
    • スピーカー

    <遊び方>
    介護スタッフや職員が、参加者全員に聞こえるようにセレクトした曲の冒頭部分のみを流します。参加者は、曲のイントロ部分だけを聞いて、曲名を当てるレクリエーションです。早押し形式で分かった方が挙手をして回答する、チームに分かれて挑戦し正解人数を競うなど、さまざまな楽しみ方ができます。

    選ぶ曲は、参加者の世代にあわせた名曲、童謡など、有名な曲から選ぶと良いでしょう。懐メロを選べば、きっと参加者さん同士で会話も弾みますよ。介護度が高い方にも楽しんでいただきやすいゲームです。

    【おすすめ5】テーブルカーリング

    冬季オリンピックでも注目を浴びたカーリングをテーブルの上で行うレクリエーションもあります。

    <必要なもの>

    • マスキングテープ
    • コースターやお手玉、紙コップなど、テーブルの上を滑らせやすいアイテム

    <遊び方>
    テーブルの中心部分に的を準備しましょう。マスキングテープで中心部分に小さな円を印して的とし、その周りに2重、3重の円を描きます。難しい場合は正方形でもOKです。準備ができたら、参加者を2つのチームに分けましょう。

    チーム代表者が交互にコースターやお手玉などをテーブルの上に滑らせ、中心の的を狙います。手持ちのコースターやお手玉をすべて滑らせ、的に最も近い場所にそれらを届けられたチームの勝利です。

    【おすすめ6】インディアンポーカー

    「インディアンポーカー」は、プレイヤー全員が1枚のトランプを自分だけが見えないよう額にくっつけるようにして持ち、相手の反応を見ながら勝利を目指す心理戦ゲームです。

    <必要なもの>

    • トランプ

    <遊び方>
    ディーラー役がプレイヤーの利用者さんに一枚ずつトランプを配ります。トランプをもらった利用者さんは、自分のトランプの数字を見ないように額へくっつけるように持ちましょう。他のプレイヤーのカードを見て、自分のカードがみんなより強いか弱いかを予想する、という流れです。

    カードは2が最も弱く、数字が大きくなるにつれて強くなります。K(キング)の次に強いのがA(エース)で、最も強いのがジョーカーです。1分ほどプレイヤー同士でお互いのカードについて話し、駆け引きを行いましょう。自分のカードが弱いと予想した利用者さんには、勝負辞退の合図としてカードを下ろしてもらいます。残ったプレイヤーは、掛け声と共にカードを下ろし、全員のカードを比較しましょう。一番強いカードを持っていた人の勝ちです。

    駆け引きの時間は、利用者さん同士のコミュニケーションに繋がるでしょう。

    【おすすめ7】福笑い

    「福笑い」は複雑なルールがなく、誰もが気軽に楽しめるゲームです。目隠しをした利用者さんに、輪郭だけの顔の上に目や口などのパーツを置いてもらい、顔を完成させましょう。

    <必要なもの>

    • 福笑い(顔の台紙、パーツ)
    • 目隠し用のバンダナやタオル

    <遊び方>
    挑戦する利用者さんの前に、顔の台紙とパーツを並べます。利用者さんが目隠しをしたら、顔の台紙の上へパーツを置いてもらってください。周りの人は「もっと上」など声掛けをして手助けしてあげましょう。全部のパーツを置いたら、目隠しを取って完成した顔を確認してもらいます。

    利用者さんたちの笑顔を、自然と引き出してくれるテーブル遊びです。

    【おすすめ8】ピンポン玉カップイン

    「ピンポン玉カップイン」は、ピンポン玉を点数の書いてあるカップに投げ入れるゲームです。

    <必要なもの>

    • 点数を書いた紙コップ(10個)
    • ピンポン玉(3個ほど)

    <遊び方>
    テーブルの上に、点数を書いた紙コップを並べます。参加する利用者さんに、3個ほどピンポン玉を渡しましょう。紙コップに向けてピンポン玉を一つずつ投げてもらい、入った紙コップの合計得点を出します。参加する利用者さん同士で、合計得点を競い合いましょう。

    楽しみながら自然と身体を動かせるゲームです。シンプルですが、盛り上がりますよ。

    テーブルゲームでコミュニケーション

    テーブルゲームは介護現場でのレクリエーションにとてもおすすめです。ゲームの難易度を調節すれば、ダイナミックに体を動かす運動とは異なり、[btp_line]介護度にかかわらずどんな施設利用者さんでも参加することができます。[/btp_line]ゲームを通して自然に笑顔になれたり、介護施設利用者さん同士でコミュニケーションが進んだり、テーブルゲームには魅力がたっぷり。ぜひ次のレクリエーションではテーブルゲームをセレクトしてみては?

  • 【座ってできる運動会】車椅子の利用者さんも楽しめるプログラム5選

    【座ってできる運動会】車椅子の利用者さんも楽しめるプログラム5選

    スポーツの日がある10月前後に、運動会を企画しようと考えている介護施設は多いのではないでしょうか。身体機能の維持や認知症の予防など、運動会は利用者さんに良い影響をもたらします。とはいえ、中には車椅子のため思うように体を動かせない方もいるでしょう。そこでこの記事では、車椅子の利用者さんも楽しめる運動会のプログラムを紹介していきます。運動会の種目作りに迷っている介護職の方はぜひご覧ください。

    【運動】チーム戦で盛り上がる!「ピンポン玉ゴルフ」

    ピンポン玉ゴルフは、床に置いた紙コップにピンポン玉を投げ入れるゲームです。主に手や指を使う競技のため、車椅子の方でも無理なくチャレンジできます。参加人数によっては個人戦で競い合うこともできますが、運動会の種目にするならチーム戦がおすすめです。

    <ピンポン玉ゴルフのやり方>

    ■準備するもの

    ・ピンポン玉

    ・紙コップ

    ■事前準備

    1.紙コップに点数を書いておく

    2.投げる位置を決め、近い場所から遠い場所まで紙コップを設置する。遠いほうが高得点となるような点数配置

    ■やり方

    1.制限時間を決め、ピンポン玉を紙コップに投げ入れていく

    2.時間が来たら、合計点数を集計

    3.合計点数が高い方の勝利

    【運動】座っていても十分楽しめる「スリッパ飛ばしチャレンジ」

    スリッパ飛ばしチェレンジは、床に置かれたペットボトルを、足で飛ばしたスリッパで倒していくゲームです。片足を少し動かすだけでもスリッパは飛んでいくため、座ったままでも十分楽しめます。足の筋力低下を防ぐ、リハビリテーションの一環としてもぴったりな種目でしょう。

    <スリッパ飛ばしチャレンジ>

    ■準備するもの

    ・スリッパ

    ・ペットボトル

    ・水や砂などの重りになるもの

    ■事前準備

    1.ペットボトルを何本か床に置き、スリッパを飛ばす位置を決める

    2.難易度を調整する場合は、ペットボトルに重りになるものを入れておく。重くすると倒れにくくなるため、身体機能などに応じて調整する

    ■やり方

    1.利用者さんには片足にスリッパを履いてもらう

    2.合図をしたら、スリッパを飛ばしてもらう

    3.倒れた本数が多い方の勝利

    【知力】この野菜は何グラム?「野菜重さ当て」

    介護施設で行う運動会では、必ずしも運動に重きを置く必要はありません。そのため、ちょっとした脳トレのような種目を取り入れるのも良いでしょう。野菜重さ当ては、日頃見慣れた野菜を重さ順に並べてもらうゲームです。野菜を見たり触れたりすることで、五感を刺激しながら、重さ順に並べていきましょう。

    <野菜重さ当てのやり方>

    ■準備するもの

    ・何種類かの野菜(じゃがいも、人参、さつまいもなど)

    ・調理用のはかり

    ■やり方

    1.野菜を置いたテーブルに個人、またはチームで座ってもらう

    2.制限時間を決め、一つひとつの野菜の重さを推定し、重さ順に並べてもらう

    3.時間が来たら、担当者がはかりで野菜の重さを調べて正解を発表し勝者を決める

    【知力】集中力が大事「お手玉くずし」

    お手玉くずしは、中心に立てた旗をいかに箱の外に出さずに、お手玉を取り出していくかを競うゲームです。旗が倒れて箱の外に出てしまったほうが負けとなるため、集中力や手先の器用さが勝敗のカギを握ります。1対1で行う個人戦におすすめの種目です。

    <お手玉くずしのやり方>

    ■準備するもの

    ・箱(サイズは菓子箱程度)

    ・お手玉(箱のサイズが大きいとより多くのお手玉が必要)

    ・旗

    ■事前準備

    1.箱の中にお手玉をつめ、中心に旗を立てておく

    ■やり方

    1.対面でテーブルに座ってもらい、お手玉の入った箱を設置

    2.合図でお手玉くずしをスタート

    3.旗が倒れて箱の外に出してしまったら、その時点で試合終了

    【知力】運動会にちなんだ曲目も「イントロクイズ」

    イントロクイズは、曲の冒頭だけを流して、曲名を当ててもらうゲームです。利用者さんの世代に合わせた曲はもちろん、運動会にちなんで次のような曲を選曲してみるのも良いでしょう。

    【運動会で使われやすい曲】

    ・天国と地獄

    ・ラジオ体操

    ・ずいずいずっころばし

    ・マツケンサンバⅡ

    <イントロクイズのやり方>

    ■準備するもの

    ・音響機器(ステレオの場合はCDも準備)

    ※YouTubeなどの配信サービスで探せる曲もあり

    ■事前準備

    1.あらかじめ出題する曲を決めておく

    ■やり方

    1.出題者となる介護職員が音楽を流す

    2.答えが分かった時点で利用者さんに、答えを発表してもらう

    3.正解数が多い方が勝者となる

    利用者さん全員が輝く運動会を開こう!

    介護施設の利用者さん全員に楽しんでもらうためには、身体機能の差に配慮しながら運動会を企画することが重要です。座ってできる種目にすれば、車椅子の利用者さんでも参加しやすいでしょう。また、脳トレの種目を入れるのもおすすめです。この記事も参考に、利用者さん全員が輝く運動会にしていきましょう。

  • 介護面接の逆質問で聞いていいこと・ダメなこと

    介護面接の逆質問で聞いていいこと・ダメなこと

    介護職の就職・転職活動時の面接で、面接官から「何か質問はありますか?」と「逆質問」されることがよくあります。介護面接でも逆質問は一般的ですが、「何を聞けばいいのかわからない」と悩んでしまう方もいるようです。そこで、採用側が逆質問するときの意図や、良い質問・避けたい質問の例をご紹介していきます。介護職として新たな一歩を踏み出す予定の方はぜひご確認ください。

    逆質問で採用側が確認していること4つ

    就職・転職活動における介護面接で、「何か質問はありますか?」といった言葉から始まることが多い逆質問タイム。採用側はどのような意図で求職者からの質問を求めているのでしょうか。採用側が注目しているポイント4つをご紹介します。

    職場への興味や仕事へのモチベーション

    介護面接の逆質問を通して採用側が見ているポイントのひとつが、職場への興味や仕事へのモチベーションです。

    企業研究や職場のリサーチが不十分だと逆質問の内容は薄くなってしまいがち。逆質問の内容を通して求職者の本気度や仕事への熱意が見えるのです。

    職場との相性

    採用側は、介護面接の逆質問を通して職場と求職者の相性も見ています。求職者の価値観が職場に合うかどうかジャッジしているのです。

    例えば逆質問で福利厚生ばかり確認してしまった場合、「社風や働き方より待遇に興味があるのだな」と思われてしまうことがあります。

    コミュニケーション能力

    介護面接の逆質問は、求職者のコミュニケーション能力を図る場としても活用されています。「質問をどうぞ」と言われて戸惑ってしまう場合もあるでしょう。そんなときの対応力も見ています。

    求職者が抱える不安

    求職者が抱えている疑問や不安をヒアリングするために設けているケースも。求職者が実際に採用されたときにスムーズに仕事できるよう、質問に回答することでサポートしています。

    逆質問で印象を良くするコツ

    介護面接の逆質問は、採用をジャッジするための大切なポイントであることが分かりました。では、印象を良くするにはどうしたらいいのでしょうか?コツをご紹介していきましょう。

    「自分をアピールできる質問」と「確認の質問」を使い分ける

    逆質問は自分の存在を覚えてもらうチャンスでもあります。「自分をアピールできる質問」と「確認の質問」を使い分けながら相手に良い印象を残しましょう。

    [btp_box]<自分をアピールできる質問の例>

    • 私は○○が得意ですが、今後活かせる場はありますか?
    • ○○の資格を取得しています。ほかに取得しておいたほうがいい資格はありますか?

    仕事へのモチベーションや今後の可能性、採用するメリットを感じさせる、アピール性の高い逆質問です。[/btp_box]

    [btp_box]<確認の質問の例>

    • ○○の資格を取得しています。お役に立ちますか?
    • 研修があると聞きましたが具体的にどのような内容の研修ですか?

    自分のスキルが職場にマッチするかどうか確認するような質問や、職場の取り組みをより掘り下げるような質問は相手に良い印象を残します。[/btp_box]

    簡潔に分かりやすく話す

    介護面接の逆質問では、こちらの意図が伝わるよう簡潔に分かりやすく話すことが大切です。面接時間には限りがあるため、冗長表現は避けてシンプルに質問をしましょう。聞きたい内容を伝え、次にその理由を補足する、といった話し方もおすすめです。

    積極的に聞く

    積極的に逆質問する姿勢は良い評価につながりやすいでしょう。あなたが職場や仕事に対して興味を持っていることをアピールできます。逆質問を投げかけられて黙る、「特にありません」と回答する、といった行動は避けましょう。

    逆質問で印象を悪くする質問

    介護面接の逆質問で印象が悪くなる質問の例もご紹介していきます。以下のような内容には気をつけましょう。

    調べれば分かる質問はNG

    企業研究や施設のホームページで分かるような質問はリサーチ不足を露呈するためおすすめしません。賃金に関する質問も、お金優先といったイメージを与えてしまいマイナスイメージです。

    [btp_box]<調べれば分かる質問の例>

    • 御社が運営する介護施設はいくつありますか?
    • 基本給はいくらですか?残業代はいただけますか?

    賃金に関する疑問は労働条件確認書や転職エージェントの情報から確認すると良いでしょう。[/btp_box]

    面接内容と重複する質問

    面接でひと通り質問を受け、回答してきた内容と重複する逆質問も避けましょう。「面接に集中していなかったのでは?」と悪い印象につながってしまうことがあります。

    介護面接の逆質問は自己アピールのチャンス

    就職・転職のための介護面接で実施される逆質問タイムは、求職者にとって自己アピールの場です。記事内でご紹介したような採用側の意図を汲み、積極的な姿勢で質問してみましょう。急に聞かれて慌てないよう、ご自身のスキルや経験などをふまえてあらかじめ数パターンの質問を準備しておくのがおすすめです。

  • 介護における「バリデーション」とは?認知症ケアのひとつ

    介護における「バリデーション」とは?認知症ケアのひとつ

    バリデーションには、検証や承認などの意味があり、さまざまな業界で導入されています。介護におけるバリデーションとは、認知症の方へのコミュニケーション方法のこと。バリデーションの基本的態度を実践することで、認知症の方とのコミュニケーションがしやすくなるのです。そこで今回は、介護におけるバリデーションの目的や効果、基本態度、知識の習得方法などについて紹介します。

    バリデーションとは?

    まずは、介護におけるバリデーションとはどういうことなのか、また目的や期待できる効果について見ていきましょう。

    介護におけるバリデーションは認知症ケアのこと

    介護におけるバリデーションは、1963年にアメリカ人ソーシャルワーカーが提唱したことで広まりました。日本では、2003年にバリデーショントレーニング協会が講座を開講。日本では比較的新しい取り組みといえます。

    バリデーションは、認知症の方の尊厳を回復して円滑にコミュニケーションをとるために行う方法の1つです。認知症の方に接する場合、穏やかに過ごしてもらうために、認知症の方の感情をできるだけ抑えるような接し方をする場合も。

    間違いではありませんが、認知症の方の感情を抑えようとすると、その方が心に抱えていることにふたをすることになります。それによって、どんどん感情が抑え込まれて引きこもりになるケースも。

    介護におけるバリデーションでは、認知症の方の負の感情を抑え込まず、感情を開放してもらう取り組みのことを指すのです。

    バリデーションを行う目的

    バリデーションによって、認知症の方の感情の変化を読み取れるようになります。認知症の方やそうでない方など含めて、人間関係を構築するためには、信頼関係が大切です。バリデーションを使えば、お互いの感情を表現でき、信頼関係を築きやすくなるでしょう。

    期待できる効果

    バリデーションを使えば、認知症の方のストレスや不安が軽減でき、自尊心を取り戻すことにもつながります。また、心に秘めていた感情をオープンにすることで、行動・心理症状の緩和にもなるでしょう。

    もちろん認知症の方だけでなく、そのご家族や介護スタッフも認知症の方への理解が深まり、信頼関係を築きやすくなります。認知症の方に対して共感できるようになると、日々のストレス緩和にもつながるでしょう。

    バリデーションの基本的態度について

    次にバリデーションの基本的態度について紹介します。基本的態度とは、バリデーション式の認知症の方への接し方のことです。全部で5つあります。

    傾聴

    傾聴とは、耳を傾けて話を聴くことを指します。一般の人間関係でも大切なことですが、傾聴によって相手を慮って話を丁寧に聴くことで、相手は自分を信頼して何でも話してくれるようになるというわけです。

    共感

    認知症の方が感情的になると、表情や呼吸のペースなどが変化するはずです。変化の様子を観察して、相手の気持ちを読み取ろうとすることが共感になります

    ペースを合わせる

    他の仕事が立て込んでいたり、他の利用者さんから呼ばれていたりすると、どうしても目の前にいる利用者さんを急がせてしまうこともあるでしょう。しかしこれでは、相手からの信頼は得られません。

    利用者さんのペースに合わせて行動し、話をするようになると、心を開いてもらいやすくなるはずです。

    強制しない

    認知症の方を認めることがポイントで、相手を否定したり現実に引き戻そうとしたりする強制はNG。むしろ利用者さんの世界観に近づこうとすることで、信頼関係が生まれやすくなります。

    ごまかさない

    認知症の方が感情的になっていると、周りの方はなだめようとするはずです。その際に嘘をついたりごまかしたりすると、認知症の方の感情にふたをすることに。嘘をついたりごまかしたりする行為は、相手との信頼関係を崩すことになりかねません

    バリデーションの知識を得るためには?

    バリデーションの知識は、独学でも習得可能です。独学希望の場合は、本やDVDの視聴でも知識の習得はできます。

    本格的にバリデーションについて学びたいという方は、公認日本バリデーション協会の研修を受講すると良いでしょう。難易度に応じて研修を受け、資格取得も目指せます。

    バリデーションは認知症の方以外でも応用できる

    介護におけるバリデーションは、認知症の方と円滑なコミュニケーションを行うための、認知症ケアのことです。ただし、バリデーションの基本的態度は、認知症の方に限らず、その他の利用者さんや同僚とのコミュニケーションにも応用できます。円滑なコミュニケーション方法として、ぜひバリデーションについて学んでみてください。

  • 介護事業者認証評価制度とは?介護職へ就職・転職する人は要チェック!

    介護事業者認証評価制度とは?介護職へ就職・転職する人は要チェック!

    2019年から厚生労働省が推進する介護事業者認証評価制度。介護の現場の働きやすさを評価し、優良事業所を認定して公表しています。この制度によって、介護職への就職・転職を目指す方が応募先を絞りやすくなるでしょう。事業所も積極的に職場改善に取り組むようになるため、今後は働きやすい職場が増えていくことも期待できます。今回は、介護事業者認証評価制度の内容について詳しく解説。中四国地方の実施事例もご紹介します。

    介護事業者認証評価制度とは?

    介護事業者認証評価制度とは、人材育成や職場環境の改善などに積極的に取り組んでいるかを評価し、優良と認められた介護事業者を公表する制度です。厚生労働省によってすすめられていますが、実施の決定権は各都道府県に委ねられています。

    厚生労働省がこの制度を推進することを明らかにしたのは2019年ですが、いくつかの自治体では先駆けて独自の評価制度を実施していました。実際に、厚生労働省による評価制度は、京都府が2013年から開始した「きょうと福祉人材育成認証制度」をベースに整備されています。

    評価制度の評価基準は公表されてはいませんが、モデルとなった京都府の制度によると、人材育成や職場環境の改善(休みの取得率や育児・介護との両立など)といった点だと推察されます。

    介護事業者認証評価制度の目的

    目的は、介護職の人材確保と育成です。評価によって優良かどうかか可視化されるようになれば、認証を得るために職場環境の改善などに注力する事業所も増えるでしょう。そうなれば、現役介護職はもちろん、これから介護職を目指す方にとっても働きやすい環境が増えることになります。その結果、介護職人口の増加につながり、介護業界全体の人材不足が解決できると考えられているのです。

    介護事業者認証評価制度によるメリット

    介護事業者の評価制度には次のようなメリットがあります。

    雇用環境の改善に取り組む介護事業所が増える

    評価制度によって優良認定を受けられれば、その事業所の働きやすさをアピールできるだけでなく、その地域での信頼度も高まります。そうなれば優秀な人材を集めやすくなるため、職場環境を改善しようとする事業所がこれまで以上に増えていくでしょう。介護職の職場環境への不満も解消されやすくなるはずです。

    就職・転職するときの判断基準になる

    介護職への就職希望者は、優良認定の有無によって就職先や転職先を比較検討しやすくなります。評価制度の評価基準は、教育体制の有無や休みの取得状況、育児や介護との両立のしやすさなどが推察されるため、将来的な働き方もイメージしやすくなるでしょう。

    中国・四国の実施状況は?

    最後に、中国・四国地方の各県の実施状況を見ていきましょう。中でも優良認定件数の多い県について事例を紹介します。

    広島県「魅力ある福祉・介護の職場宣言ひろしま」認証制度

    広島県では、2019年に従来の制度を改新し、人材育成や福利厚生、離職率の低さなどから2段階評価を実施。優良認定されると、ICT介護ロボット導入費用の補助や参加費無料セミナー、業務改善アドバイザー派遣などのサポートを受けられます。広島県社会福祉人材育成センターが運営する「ふくしかいごネットひろしま」によると、標準基準をクリアした「スタンダード認証法人」は351法人。その上の段階の「プラチナ認証法人」は33法人が認定済みです。(2023年8月時点)

    公式HP:「働きやすい職場について知りたい – ふくし かいごネットひろしま|広島県福祉・介護人材確保等総合支援協議会」

    高知県「高知県福祉・介護事業所認証評価制度」

    高知県では、2018年から介護事業者に対して独自の評価制度を実施。優良認定されると、求職者へのPRの場が増えるだけでなく、1法人あたり5万円の研修費補助も受け取れます。高知県が運営する評価制度特設サイト「カイゴのシゴト」によると、現在、認定を受けているのは、40法人(254事業所)です。(2023年3月時点)

    公式HP:介護の仕事| 高知県 介護人材 応援サイト【公式】

    介護事業者の認証評価制度が今後の介護業界を変える!

    介護事業者認証評価制度の実施は、これまで介護業界を長く悩ませてきた人材不足の問題を解消する糸口になるのでは、と期待されています。現役介護職だけでなく、求職者にとっても今後の働きやすさにつながるのではないでしょうか。介護業界での就職、転職を考えている方は、ご自身の地域の認定事業所について調べてみるといいでしょう。

  • 広島のサ高住【尾道いちょうの樹】【けやきの樹】を運営する木曽代表インタビュー!

    広島のサ高住【尾道いちょうの樹】【けやきの樹】を運営する木曽代表インタビュー!

    「尾道いちょうの樹」と「けやきの樹」は、広島県尾道市にあるサービス付き高齢者向け住宅(サ高住)です。2施設を運営するのは、地元尾道で長年、水産物卸売事業を手掛けている[btp_line]「山源山乃花(やまげんやまのはな)株式会社」[/btp_line]。今回は、同社の代表を務める木曽量之さんに、異業種から介護サービスに進出した理由や、運営する2つのサ高住の特色などについてインタビューしました。

    広島・尾道のサ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」を運営する「山源山乃花」とは?

    まずは2つのサ高住「尾道いちょうの樹」と「けやきの樹」をご紹介しましょう。所在地はいずれも瀬戸内海に浮かぶ向島(むかいしま)です。

    【尾道市向島】サ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」

    サ高住[btp_line]「尾道いちょうの樹」[/btp_line]は、2014年に開設されました。全27戸と比較的小規模でアットホームな施設です。尾道水道と呼ばれる海峡に面しており、オーシャンビューが自慢!スタッフの業務負担を軽減するため、事務所から各居室や食堂、浴室などへの動線が最短になるよう設計されていることも特徴です。

    所在地広島県尾道市向東町3301番地59
    電話番号0848-38-7767
    公式サイトhttp://ichonoki.com/

    2021年に開設されたのが[btp_line]「けやきの樹」[/btp_line]。向島循環線(広島県道377号)沿いにあり、周辺にドラッグストアや金融機関などがある利便性の高い場所に位置しています。戸数は、全63戸と「尾道いちょうの樹」のほぼ倍。緑豊かな中庭があり、四季折々の景色が楽しめます

    所在地広島県尾道市向東町8918-1
    電話番号0848-38-1600
    公式サイトhttps://www.keyakinoki-y.jp/
    Instagram@keyakinoki_ichounoki
    公式LINEhttps://line.me/ti/p/~@629etvlt

    2施設を運営するのは尾道の水産物卸売会社「山源山乃花株式会社」

    「尾道いちょうの樹」と「けやきの樹」を運営するのは、地元尾道の企業[btp_line]「山源山乃花(やまげんやまのはな)株式会社」[/btp_line]。1988年に創業し、水産物を全国各地に配送・販売する卸売業を手掛けている企業です

    今回は、代表を務める木曽量之さんにインタビュー。「山源山乃花株式会社」が介護事業に参入した理由や、運営するサ高住の特色などについて伺いました。

    [btp_box back=”on”]木曽量之(きそ・かずゆき)さんプロフィール

    「山源山乃花株式会社」代表取締役

    尾道市出身。証券会社勤務などを経て、家業の水産物卸売事業を引き継ぐ。2014年にサ高住「尾道いちょうの樹」を開設し、介護事業に進出。2021年には同じくサ高住「けやきの樹」を開設。その他、訪問看護事業、訪問介護事業、通所介護事業、居宅介護支援事業、定期巡回・随時対応型訪問介護看護なども展開している。[/btp_box]

    広島・尾道の「山源山乃花株式会社」木曽量之代表にインタビュー!

    「山源山乃花株式会社」が介護事業にサービスを拡大した理由

    まずは、異業種から介護業界に参入したきっかけを伺いました。

    [btp_box]木曽代表「きっかけの一つは、祖母の介護でした。認知症だった祖母を主に叔母が在宅介護していたのですが、徘徊などもあり、とにかく大変そうでした。『とても自分には無理だ』と思うのと同時に、『同じように困っている人が他にもたくさんいるはずだ』とも感じました。

    日々の仕事や家事をしながら、自分の親や義理の親の介護をするのは、とても負担が大きいですよね。だからこそ、介護をサポートする、我々のようなサービス事業者の存在が不可欠だと思います。介護施設は地域を支える『社会インフラ』のひとつだと思っていますし、その使命感でこれまでサービスを継続してきました」[/btp_box]

    2014年、海が見えるサ高住「尾道いちょうの樹」オープン

    「尾道いちょうの樹」2階ホール

    2014年に、最初のサ高住「尾道いちょうの樹」を開設。オーシャンビューの眺望が自慢です。

    [btp_box]木曽代表「思うように外出できない入居者さんが、いつでも海を眺められるように、尾道水道に面した場所を選びました。海の様子は毎日変わりますし、いろんな船が行き交うので、ずっと眺めていても飽きないんですよね。ちなみに、施設名は『長寿』の花言葉を持つ『イチョウ』に由来します。」[/btp_box]

    「尾道いちょうの樹」はアットホームな雰囲気で、スタッフさんと入居者さんの距離が近いことも特徴。ご家族からスタッフ宛に「感謝の手紙」が届く機会も多いそうです。

    2021年、中庭のあるサ高住「けやきの樹」オープン

    サ高住「けやきの樹」中庭

    2021年、2つ目となるサ高住「けやきの樹」をオープン。「ロ」の字型に居室がレイアウトされており、中央に大きな中庭があるのが特徴です。

    [btp_box]木曽代表「『けやきの樹』の開設にあたり目指したのは、入居者さんがくつろげる“ホテルのような住環境”です。また、入居者さんに四季折々の自然を感じていただけるよう、大きな中庭も設けました。『ハナミズキが咲いたね』とか『新緑がきれいだね』など、ちょっとした変化が入居者さんやスタッフの会話のきっかけになるんですよ。広いウッドデッキで、散策やひなたぼっこを楽しむ入居者さんもいらっしゃいます。」[/btp_box]

    「けやきの樹」のインテリアは、木の温もりを感じられる落ち着いた雰囲気。あちこちに絵画も展示されています。
    ちなみに「けやきの樹」の施設名は、『健康』『長寿』の花言葉を持つ『ケヤキ』に由来するそうです。

    目指すは、地域の高齢者介護を支える持続可能なサービス

    実の孫と祖母にあたる「けやきの樹」スタッフと入居者さん

    「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」には、入居者さんの“紹介”で新たに入居する方も多いと言います。

    [btp_box]木曽代表「紹介や口コミで選んでいただけるというのは、信頼の証だと大変ありがたく思っています。

    介護サービスを提供する立場として、地域の方と同じ方向を向き、一緒に問題を解決していくことが大切。そのためにも、入居者さんとそのご家族だけでなく、働く人にとっても無理なく介護サービスを持続できるように、環境や働き方を改善してきました。関わる全ての人が『ここでよかった』と思えるような施設にしていきたいです」[/btp_box]

    入居者さんの住環境の整備はもちろん、スタッフの職場環境にまで配慮が行き届いていることも、地域から厚い信頼を得ている理由なのでしょう。

    サ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」で求められる人材とは?【求人】

    サ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」の採用で重視することは?

    2つのサ高住で求められる人材について、木曽代表に伺いました。

    [btp_box]木曽代表「『ここで働きたい』という強い気持ちを持ち、改善点を率先して提案できる人材、“入居者さんファースト”な行動ができる人材が集まる場にしたいと考えています。客観的に見て、両施設で提供している介護サービスのクオリティはかなり高いと自負しています。開設以来、スタッフの質の向上に尽力してきましたから。

    現在、9割以上のスタッフが介護福祉士の資格を保有しています。介護福祉士でなくても介護職に就くことは可能ですが、資格取得を目指す向上心や専門職としてのプロ意識を持ち合わせたスタッフが多いことが、有資格者の多さに現れているのではないでしょうか。もちろん、資格に応じた賃金体系も用意しています」[/btp_box]

    「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」で求められるのは、高い向上心とプロ意識、そして入居者さんファーストなマインドを持ち合わせた人材とのこと。保有資格に加えて、経験も報酬にしっかり反映されることも魅力です。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    サ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」では、さまざまな職種が活躍しています。尾道エリアで転職を考えている介護職の方や看護師さん、リハビリ職の方は、ぜひ一度公式サイトの採用情報をチェックしてみてください。

    地域に愛されるサ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」でスキルアップ

    「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」は、自然を身近に感じられる立地や、介護サービスのクオリティの高さが魅力のサ高住です。また、スタッフの働く環境の整備にも常に配慮されています。「ここで働きたい」と思った方はもちろん、尾道エリアで地域貢献したい、介護職としてさらなるスキルアップを目指したいといった方は、ぜひ採用情報をご覧ください。

  • 秋の歌7選 高齢者施設での10月・11月のレクにおすすめ

    秋の歌7選 高齢者施設での10月・11月のレクにおすすめ

    食欲の秋、読書の秋、芸術の秋。秋はいろいろなところで季節を感じることができる素敵な季節です。だからこそ10月、11月のレクリエーションでは秋がテーマの曲を選びたいですよね。そこで今回は、レクリエーションにおすすめの秋の歌を7曲ご紹介。幼いころを思い出させる童謡から、生活を支えたかもしれない歌謡曲まで幅広く登場します。高齢者に喜ばれる秋の曲をお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

    介護レク向け秋の歌3選~童謡編~

    まずは、童謡の中から秋の歌をご紹介します。

    赤とんぼ

    秋を連想させる童謡のひとつの「赤とんぼ」。1927年に「童謡100選集」に掲載されて以来、世代を超えて親しまれています。秋の夕焼け空を飛ぶ赤とんぼを連想させる歌詞は、利用者さんに懐かしさを感じてもらえることでしょう。1番の歌詞が有名ですが、じつは4番まであり、ストーリー仕立てになっています。レクリエーションでは物語も解説して「赤とんぼ」の奥深さに触れてみるのもいいかもしれませんね。

    ちいさい秋みつけた

    同じフレーズの繰り返しが特徴の「ちいさい秋みつけた」は、1955年にNHK『秋の祭典』で制作された歌です。秋の訪れに気づく様子が歌われているので、秋らしさが感じられ始める10月のレクリエーションで歌うのがおすすめ。哀愁漂うメロディーは、どこか切ない気分になる秋にぴったりです。レクリエーションでは秋らしさを感じたエピソードなどを話して盛り上げてみてください。

    まっかな秋

    秋の歌は寂しさや切なさを感じるものが多いですが、「まっかな秋」は明るいメロディーが印象的。赤くなった紅葉やツタの葉など、秋色に染まった身近なものを想像することができます。歌うだけでどこか暖かい気持ちなれる秋の童謡です。実際に赤色になった植物などを見つけて、お散歩途中に高齢者の方と一緒に歌うのも素敵ですね。

    介護レク向け秋の歌4選~歌謡曲編~

    つぎに、高齢者向け秋の歌謡曲を解説するので、ぜひチェックしてみてください。

    リンゴの唄

    「リンゴの唄」は戦後の苦しい生活を明るくする歌謡曲として絶大な人気を誇っていました。高齢者なら若いころに誰もが口ずさんだ名曲といっても過言ではないでしょう。秋に旬を迎えるりんごが登場するため、「食欲の秋」を歌うレクリエーション曲として選んでみてはいかがでしょうか。

    リンゴ追分

    りんご繋がりで、昭和の歌謡界の女王と称される美空ひばりさんの名曲「リンゴ追分」もはずせません。歌うのが難しい曲ですが、この曲がお気に入りという高齢者の方も多いので、流すだけで喜ばれるかも。セリフ部分は介護スタッフが実演すれば、盛り上がる可能性が高いので、ぜひ挑戦してみてください。

    秋桜

    さだまさしさんが作詞・作曲し、昭和を代表するアイドルの山口百恵さんが歌ったことで有名な「秋桜」も秋の歌として高齢者におすすめ。1977年にリリースされ、多くのアーティストがカバーをするなど、世代に関係なく愛されてきました。お嫁に行く娘とのやり取りが描かれた感動的な歌詞は、利用者さん自身が結婚したときの情景を思い出させてくれるかも。この曲を歌ったのちに、お嫁に行ったときのエピソードなどを話してもらうとさらに盛り上がるかもしれませんね。

    365歩のマーチ

    秋の歌?と思われるかもしれませんが「スポーツの秋」を歌うのにぴったりなのが「365歩のマーチ」です。1968年に水前寺清子さんがリリースして以来、自分自身の応援歌として多くの方に歌われてきました。前奏が流れるだけで自然と足踏みをしてしまう軽快なメロディーが魅力。歌に合わせた体操もあるので、運動レクリエーションも兼ねて歌って踊ってみてはいかがでしょうか。

    秋の歌で季節感のある介護レクを目指そう!

    秋を感じる楽曲は多くありますが、利用者さんの世代に合わせたチョイスが肝心です。できるだけ高齢者が知っている曲を選び、歌える、口ずさめる曲を選びましょう。季節感があるレクリエーションを楽しみにしている利用者さんは多いので、ご紹介した曲も参考に、いろいろな秋が感じられる曲を見つけてみてくださいね。

  • 介護施設で喜ばれる!ハロウィンかぼちゃスイーツレシピおすすめ8選

    介護施設で喜ばれる!ハロウィンかぼちゃスイーツレシピおすすめ8選

    毎年10月頃になると、街中がハロウィンの雰囲気になってきます。本来はキリスト教のイベントですが、仮装やかぼちゃランタンのジャック・オー・ランタンなどは宗教に関係なく馴染みのあるものですよね。介護施設でもハロウィンイベントを取り入れているケースは増えてきており、高齢者へのメリットもあるそう。ここでは、介護施設で出すと喜ばれるかぼちゃスイーツレシピをご紹介します。おやつはもちろん、レクリエーション活動の参考にしてみてください。

    ハロウィンを開催する目的は?

    介護施設でのハロウィンイベントは、脳の活性化や体への刺激になるといわれています。ハロウィンは年に一度のイベントで、非日常体験。マンネリ化しがちな毎日の生活に良い刺激をもたらして気持ちが明るくなるだけでなく、認知症の予防にも役立ちます。利用者さんの状況に合わせ、いっしょにおやつ手作りレクリエーションも取り入れるとさらに楽しめ、五感に刺激を与えてくれます。
    ただし、ハロウィンを知らない利用者さんも多い可能性があるため、注意が必要です。もしハロウィンイベントを開催するのであれば、十分な説明を行ってから行うようにしましょう

    ハロウィンの仮装などは高齢者にとってハードルが高いですが、おやつで味わうなら手軽で取り入れやすいのでおすすめです。ここからは、高齢者も食べやすいハロウィンスイーツレシピを紹介していきます。

    【おすすめかぼちゃスイーツレシピ1】かぼちゃ茶巾

    見た目もかわいく食べやすい茶巾のレシピです。

    <材料/2個分>
    かぼちゃ 1/8個
    A:砂糖 大さじ1強
    A:無塩バター 5グラム
    A:バニラエッセンス 2~3滴

    <作り方>
    1.かぼちゃのワタをスプーンなどで取り除き、耐熱皿にのせてラップをかけて加熱します。目安は500ワットの電子レンジで約4分です。
    2.1の粗熱が取れたら、皮の部分をすべて包丁でカットしてください。カットした皮の部分で、かぼちゃの目・鼻・口のパーツを作りましょう。
    3.ボウルに2のかぼちゃの黄色い部分のみ入れ、Aを加えてマッシャーでつぶします。
    4.3を2等分し、それぞれをラップで包んで2つの茶巾を作ります。
    5.2で作った顔のパーツをつけたら完成です。

    【おすすめかぼちゃスイーツレシピ2】かぼちゃのホットケーキ

    作りやすく万人受けしやすいホットケーキも、少しの工夫でハロウィン風スイーツに早変わりします。生クリームを使用しますが、カロリーが気になる場合は植物性のものや豆乳クリームを選んでみてください。

    <材料/3枚分>
    ホットケーキミックス 150グラム
    卵 1個
    牛乳または水 100ミリリットル
    生クリーム お好みの量
    砂糖 生クリーム量に合わせて(目安は生クリーム100ミリリットルに対し砂糖6グラム)
    みかんの缶詰 1缶
    デコペン 1本

    <作り方>
    1.ボウルに卵と牛乳または水を入れ、泡だて器でよく混ぜます。よく混ざったら、ホットケーキミックスを加えて軽く混ぜ合わせてください。
    2.フライパンを熱したら一度ぬれ布巾の上に置き、少し冷まします。1の生地の1/3量を高さ30センチくらいのところから流し入れ、弱火で3分ほど焼きましょう。このとき生地をかぼちゃの形にすると、よりハロウィンらしさが出るのでおすすめです。
    3.生地に小さな泡が出てきたら、一気に裏返してさらに弱火で2分焼きます。残りの生地も2回に分けて、同様に焼いてください。
    4.ボウルに生クリームと砂糖を加えて混ぜ合わせ、ホイップクリームを作ります。
    5.ホットケーキの上にデコペンでかぼちゃの顔を描き、顔のまわりにホイップクリームを添え、上にみかんをのせたら完成です。

    【おすすめかぼちゃスイーツレシピ3】かぼちゃのプリン

    つるんとした食感のプリンは利用者さんを問わず食べやすく、一度に多くの量が作れます。オーブンを使って蒸し焼きにするレシピです。

    <材料/20個分>
    かぼちゃ 600グラム
    生クリーム 120ミリリットル
    卵 4個
    牛乳 480ミリリットル
    砂糖 80グラム
    ココアパウダー 適量

    <作り方>
    1.かぼちゃの皮を剥き、適当なサイズにカットしてやわらかくなるまで茹でます。また、オーブンを150℃に予熱開始してください。
    2.1のかぼちゃを裏ごしし、生クリームを加えます。ペースト状になるまでよく混ぜ合わせてください。
    3.鍋に牛乳と砂糖を入れ、60℃くらいに熱して砂糖を溶かします。
    4.3に少しずつ卵を加えて混ぜ合わせていきます。このとき混ぜ過ぎるとプリンにスが入るため、混ぜ過ぎには注意しましょう。
    5.4に2を加えて混ぜ合わせ、プリン型に流し込んでいきます。
    6.天板に5を並べたら、プリン型の8分目までお湯を注ぎ入れます。
    7.6にアルミホイルで蓋をして、予熱したオーブンで30分焼きましょう。焼けたら一度取り出してプリン型を揺らし、表面全体が揺れていればちょうど良い焼き加減です。中心のみ揺れるようであれば、もう少し焼いてください。
    8.クッキングペーパーにプリンの型のサイズより2周りくらい小さな円を描き、中にかぼちゃの目・鼻・口のパーツを描いたら、顔のパーツを切り抜きます。
    9.7のプリンに8をかぶせてココアパウダーをふりかけ、かぼちゃの顔が描けたら完成です。

    【おすすめかぼちゃスイーツレシピ4】かぼちゃのマフィン

    手で食べやすいマフィンも一度に複数個作れるのでおすすめです。ホットケーキミックスを使った簡単なレシピです。

    <材料/6個分>
    かぼちゃ 正味150グラム
    A:卵 1個
    A:砂糖 大さじ3
    A:牛乳 70ミリリットル
    A:サラダ油 60グラム
    ホットケーキミックス 150グラム

    <作り方>
    1.オーブンを180度に予熱しはじめます。
    2.かぼちゃの皮とワタを取り除き、150グラム計量します。3センチサイズにカットしたら耐熱ボウルに入れて、ふんわりとラップをかけ、500ワットのレンジで約5分加熱してください。
    3.2が熱いうちにマッシャーでつぶして粗熱を取ったらAを加えてよく混ぜ、さらにホットケーキミックスを加えて粉っぽさがなくなるまで混ぜていきます。
    4.マフィンカップに注ぎ入れ、予熱したオーブンで20分焼いたら完成です。

    【おすすめかぼちゃスイーツレシピ5】かぼちゃのフレンチトースト

    見た目もおしゃれなフレンチトーストは、おやつにも朝ごはんにもおすすめのメニューです。フランスパンだと食べづらいという利用者さんには、食パンで代用してみてください。かぼちゃのほんのりとやさしい甘みが美味しいフレンチトーストです。

    <材料/4枚分>
    かぼちゃ 150グラム
    フランスパン(厚さ4センチ) 4枚バター 20グラム
    A:牛乳 300ミリリットル
    A:卵 2個
    A:砂糖 50グラム
    ハチミツ 適量
    生クリーム 適量
    ミント 適量

    <作り方>
    1.かぼちゃの種とワタを取り除き、フランスパンは厚さ4センチにカットしておきます。
    2.かぼちゃの皮をむいて、1センチくらいの薄切りにしましょう。切ったかぼちゃを耐熱ボウルに入れてラップをし、600ワットの電子レンジで約3分、火が通るまで加熱します。
    3.かぼちゃに火が通ったら、ペースト状になるようにつぶして粗熱を取ってください。
    4.粗熱が取れたかぼちゃに、Aを加え混ぜ合わせましょう。
    5.4をバットに移し替え、フランスパンを浸します。途中で裏表をひっくり返しながら約20~30分浸し、全体に液を染み込ませましょう。
    6.フライパンにバターを入れて弱火で熱し、5を並べて両面にこんがりと焼き色がつくまで焼いてください。
    7.お皿に盛り、ハチミツ・生クリーム・ミントをお好みでトッピングすると完成です。

    【おすすめかぼちゃスイーツレシピ6】かぼちゃ白玉

    つるっと食べられる、かぼちゃの白玉レシピです。お好みでみたらしやあんこをトッピングするのもおすすめ。小さく丸めて作れば、高齢者も負担なく食べられるでしょう。介護スタッフは、水分をとりながら急がずゆっくりと食べるよう利用者さんに声かけしてくださいね。

    <材料/4人分>
    かぼちゃ 100グラム
    白玉粉 100グラム
    牛乳 70~100ミリリットル

    <作り方>
    1.かぼちゃの種とワタを取り除き、皮を剥いて一口大に切っておきます。
    2.かぼちゃを耐熱容器に入れ、ラップをして600ワットの電子レンジで約4分加熱してください。加熱したら、熱いうちにかぼちゃをつぶしましょう。
    3.2に白玉粉を加えて混ぜます。牛乳を少しずつ加えながら、やわらかくなるまでこねてください。(耳たぶくらいのやわらかさ)
    4.3を一口大ずつ取って丸め、くぼみをつけます。
    5.鍋にお湯を沸かし、4を入れて約2~3分、白玉が浮き上がってくるのを目安にしてゆでましょう。
    6.ゆで上がったら冷水にとって冷まし、お皿に盛り付けて完成です。

    【おすすめかぼちゃスイーツレシピ7】かぼちゃのようかん

    かぼちゃの甘さがやさしい、ようかんのレシピを紹介します。口当たりのいいようかんは、高齢者に人気の和菓子のひとつ。シンプルな材料で、素朴な味のデザートが作れます。

    <材料/1人分>
    つぶしたかぼちゃ 40グラム
    塩 ひとつまみ
    A:水 20ミリリットル
    A:粉寒天 0.8グラム
    B:砂糖 8グラム
    B:牛乳 20ミリリット

    <作り方>
    1.種とワタを取り除いたかぼちゃを蒸し、皮を取り除きます。かぼちゃをつぶし、裏ごしして塩を合わせておきましょう。
    2.鍋にAを入れて煮溶かしてください。沸騰後約1分加熱し、Bを入れます。このとき、砂糖→牛乳の順に入れましょう。
    3.2に1のかぼちゃを入れて、混ぜ合わせます。
    4.用意した型に生地を流し入れ、荒熱が取れたら冷蔵庫で冷やし固めてください。固まったら包丁で好きな形にカットして、できあがりです。

    【おすすめかぼちゃスイーツレシピ8】かぼちゃのごま団子

    油を使わずに作る、ごま団子のレシピです。油を使わない分、スタッフは簡単に作ることができますよ。カロリーも揚げるより大幅にカットできるので、利用者さんは負担なく食べられるでしょう。

    <材料/1人分>
    かぼちゃ 50グラム
    砂糖 大さじ2強
    片栗粉 大さじ1
    白ごま 小さじ2

    <作り方>
    1.種とワタを取り除き、皮を剥いたかぼちゃを約1センチの厚さに切ります。
    2.1を耐熱容器に入れてラップをかけ、500ワットの電子レンジで約2分加熱してください。
    3.やわらかくなったかぼちゃを熱いうちにつぶし、砂糖と片栗粉を入れてよく混ぜます。
    4.全体がまとまってきたら生地を5等分にして丸め、白ごまをまぶしてください。生地を丸めるときは、火傷しないよう注意しましょう。
    5.アルミを敷いたトレイの上に4で作った団子を並べ、全体的に焼き色が付くまでトースターで焼いたら完成です。

    かぼちゃスイーツで手軽にハロウィンを味わおう

    かぼちゃを混ぜ込んだりデザインに取り入れたりしたスイーツなら、簡単に作れるためおすすめです。調理スタッフが作って振る舞うだけでも十分楽しめますが、利用者さんの状況に応じておやつ作りレクリエーションを取り入れるとさらに盛り上がるでしょう。ぜひ今度のハロウィンにはかぼちゃスイーツを作ってハロウィンを味わってみてください。

  • 【10月ケアマネジャー試験】会場で慌てないための持ち物チェックとテスト対策

    【10月ケアマネジャー試験】会場で慌てないための持ち物チェックとテスト対策

    いよいよ今年もケアマネジャー試験が近づいてきました。2022年度の合格率は10~20%。十分に試験対策をしていても「受かる気がしない」という不安から本領発揮できない方もいるかもしれません。今回は落ち着いて本番を迎えられるように、当日の持ち物についてリストアップしていきます。テスト本番に意識すべきことや注意点も紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。

    体験談から学ぶ!会場へ持っていくものリスト

    試験を落ち着いて受けるためには、忘れ物をしないことも大切です。会場で慌てないためにもしっかりと準備しておきましょう。

    必ず持っていくもの

    • 受験票
    • 筆記用具(鉛筆と消しゴム)
    • 腕時計
    • 財布
    • スマホ
    • 昼食

    言うまでもなく受験票は必須です。筆記用具は予備も必ず準備しておきましょう。大きな会場だと時計が設置されていないこともあるため、腕時計も必需品です。また、昼食を会場近くで現地調達するつもりでいたら売り切れで買えなかったということもあるようなので、持参する方が安心でしょう。

    あると安心なもの

    • 受験勉強で使っていた問題集
    • 寒いときに羽織れるもの
    • 飲み物
    • ティッシュとハンカチ
    • お菓子
    • リラックスグッズ

    試験が行われる10月はそれほど寒い時期ではないですが、会場によっては肌寒く感じるかもしれません。念のため、上着を持っていくと安心でしょう。また、休憩時間に緊張をまぎらわすためにも飲み物やちょっとしたお菓子を持参するのもおすすめです。お守りやお気に入りグッズなど、あると気分が落ち着くものも持っておくといいでしょう。

    持ちこみNGのもの

    • 箱ティッシュ
    • スマートウォッチ
    • 耳栓

    ティッシュはOKですが、箱ティッシュはカンニングなどの不正防止のため持ち込むことはできません。スマートウォッチも同様の理由からNGです。耳栓は試験官の指示などが聞こえづらくなるため、持ち込み不可とされています。

    試験本番に備えてしておくといいことは?

    忘れ物をしないことは何より大切ですが、それ以外にも次のような備えをしておくと安心です。

    前日はしっかりと寝ておく

    不安や緊張から前日の夜遅くまで勉強したくなる方もいるかもしれませんが、寝不足の状態では本来の力を出し切れません。しっかりと睡眠をとって、本番を迎えられるように早寝を心掛けましょう

    会場への行き方や所要時間を確認しておく

    会場への行き方は事前に確認しておきましょう。急なトラブルに備えて何通りか考えておくと安心です。さらに、会場までの所要時間を把握しておくことも忘れずに。余裕を持って会場に着ければ、落ち着いて本番を迎えられます。

    リラックスできる普段着で向かう

    受験の際の服装は、特に指定されていません。リラックスした状態で受験できるよう、いつも通りの普段着をおすすめします。試験当日の天候も確認し、暑すぎず寒すぎない服装にしましょう。

    いよいよ本番!1点でも多く稼ぐために心掛けることは?

    最後に、試験本番中に意識すべきポイントを確認しておきましょう。

    1問目が難問でも気にしない

    例年、ケアマネジャー試験の第1問目は難問が出題される傾向にあるようです。もし、最初の問題でつまずいてしまったとしても、気にせず次の問題へ進みましょう。一問解けなかったことを引きずるよりも、全体の正答数の方が重要です

    解けそうな問題から確実に回答する

    ケアマネジャー試験には、合格基準点があります。つまり、1点の正誤が試験の合否を左右する可能性があるということです。より合格に近づくためには、1問ずつ悩むよりも、確実に点が取れそうな問題から解いていく方が正答数アップにつながるでしょう。

    マークシートの行を間違えない

    十分すぎるほど勉強したとしても、万全に準備したとしても、マークシートの行を間違えればすべて台無しです。このミスだけはしないように、落ち着いて解答するようにしましょう。

    なお、ケアマネジャー試験対策についてはこちらの記事でも詳しく解説しています。ぜひ読んでみてください。

    ケアマネジャー試験に確実に受かるためには事前準備も大切!

    「落とす試験」と言われることもあるほど、ケアマネジャー試験は簡単な試験ではありません。確実に合格するためには、試験勉強はもちろん、本番で力を出し切るための事前準備も重要です。今回ご紹介した持ち物リストや当日の心構えなどを参考に、しっかりと対策をして本番を迎えましょう。

  • 読書で認知症予防!高齢者におすすめ実用本8選

    読書で認知症予防!高齢者におすすめ実用本8選

    知的好奇心を満たしてくれる読書は、高齢者にも人気の高い趣味です。記憶力や集中力が養われることで、認知症の予防に役立つともいわれています。中には、利用者さんから「何か良い本はないか」と尋ねられた経験がある介護職の方もいるのではないでしょうか。そこでこの記事では、高齢者におすすめの実用本を紹介していきます。利用者さんに提案できる本を探している方は、ぜひご覧ください。

    脳を活性化する脳トレ本4選

    まずは、認知症予防にも適した脳トレ本について見ていきましょう。

    思わず解きたくなる 脳のための毎日テスト/デイサービスたまや著

    デイサービスで人気の脳トレ問題が1冊にまとまった「思わず解きたくなる 脳のための毎日テスト」。文字を見ているだけで自然と答えを考え始めてしまう「文字並び替え」や、印刷された絵に図形を描き足す「対称画」などが掲載されています。楽しみながら脳を活性化したいときにおすすめの本です。

    いきいきパズル 記憶力・柔軟力アップ編/篠原菊紀監修

    漢字やイラストなどを用いた、難しすぎないパズルが豊富な「いきいきパズル 記憶力・柔軟力アップ編」。介護職の方の脳トレにもなり、介護の現場でも役に立ったという声も上がっています。より簡単なものから始めたい利用者さんには、同シリーズの「脳トレ・介護予防に役立つらくらくパズル」もおすすめです。

    じぃじとばぁば ようこそ数独!/ニコリ著

    初めて数独に触れる高齢者の方のために作られた「じぃじとばぁば ようこそ数独!」。数独とは、空いているマスに1~9までの数字を入れていくパズルです。一見難しそうにも見えますが、仕組みを知れば計算不要で、どなたでも解くことができます。東日本大震災で被害を受けた岩手県大槌町で、多くの高齢者が数独に親しんでいたことから生まれた1冊です。

    脳トレ・介護予防に役立つ美しいぬり絵/篠原菊紀監修

    簡単なものから難易度の高い絵柄まで、順に掲載されている「脳トレ・介護予防に役立つ美しいぬり絵」。下絵だけでなく、昔から親しまれている歌の歌詞や当時の時代背景解説、写真なども合わせて掲載されています。ぬり絵を行う利用者さんはもちろん、見守る介護職の方も一緒に楽しめる工夫が随所に施された本です。

    高齢者向けの大活字本2選

    ここからは、高齢者が読みやすいよう、文字の大きさに配慮した書籍を紹介します。

    【大活字本】じんとくる芥川龍之介~十三の名小品/芥川龍之介著

    文豪・芥川龍之介の短編がまとまった「じんとくる芥川龍之介~十三の名小品」。息子を失った悲しみを描いた「手巾」や故郷への懐旧の念を明かす「大川の水」など、13作品が収録されています。視力が弱って読書を諦めてしまった本好きの利用者さんにもおすすめしやすい1冊です。

    【大活字シリーズ】星の王子さま/サン=テグジュペリ著

    世界的にも知られている不朽の名作「星の王子さま」。文字が大きく読みやすいのはもちろん、難しい表現や言葉づかいが少ないため、読書が苦手な方でもすらすらと読みやすい本です。年齢を重ねてから読むと、また違った発見がある利用者さんもいるかもしれませんね。

    高齢者の生き方アドバイス本2選

    ここからは、年齢を重ねてからの生き方について書かれた本を見ていきましょう。

    九十八歳。戦いやまず日は暮れず/佐藤愛子著

    著者が97年生きてきた人生を綴った「九十八歳。戦いやまず日は暮れず」。夫の莫大な借金は返済したけれど、今なお人生の戦いが続き日は暮れていない、そんな著者の想いが21編のエッセイにまとめられています。痛快で爽快な語り口に、思わず笑ってしまう利用者さんも多いはず。元気がわく1冊を探しているときに、ぴったりの本です。

    ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言/長谷川和夫・猪熊律子著

    認知症の権威である専門医が、認知症になってから書いた「ボクはやっと認知症のことがわかった 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言」。半世紀以上認知症に関わり続けた医師が88歳で自身も認知症になり、当事者になって初めて実感した事柄が綴られています。認知症について理解を深めたい利用者さんにおすすめの本です。

    読書習慣の提案で認知症を防ごう!

    脳の活性化を促す本や文字が大きく読みやすい本など、高齢者でも手に取りやすい書籍はたくさんあります。また、利用者さんに近い年齢の方が書いた本であれば、その年代でしか分からない気持ちを言葉にしてくれているかもしれません。今回紹介した書籍も参考にしながら、利用者さんの読書習慣をサポートしてみてはいかがでしょうか。 

  • 訪問看護師になるには?必要な資格や経験を解説

    訪問看護師になるには?必要な資格や経験を解説

    利用者の自宅などを訪問し、必要な医療処置を行う「訪問看護師」。今後高齢者が増加することを考えれば、在宅療養する方も増えることが予想されるため、ニーズが高まる可能性があります。訪問看護師と病棟看護師にはどのような違いがあるのでしょうか。今回は、訪問看護師になるにはどんな資格が必要なのか、また求められる経験やスキルなどを詳しく解説していきます。

    訪問看護師になるためには何が必要?

    まずは、訪問看護師になるには何が必要なのか、必要な資格や経験について見ていきましょう。

    訪問看護師とは

    訪問看護師とは、訪問看護ステーションに在籍し、利用者のご自宅や介護施設を訪問し、必要な医療処置を行う看護師のことです。そのため、病院内にとどまってケアをする病院での看護とは異なり、自ら赴いて利用者さんをサポートします。

    一般的には、病棟看護師として勤務していた看護師が、訪問看護師に転職するケースが多いです。

    訪問看護師に必要な資格

    訪問看護師になるには、正看護師や准看護師の資格が必要です。自転車移動することもありますが、自動車を使う場合も考えられるため、勤務するエリアによっては自動車運転免許も必要になるでしょう。

    経験は求められる?

    訪問看護ステーションの求人には、「3年以上の看護師経験がある方を優遇する」という内容を掲載している場合もあります。

    しかし最近は、新卒の訪問看護師を受け入れる訪問看護ステーションも増えているため、働きながらスキルを高めていくというケースもあるでしょう。

    訪問看護師に必要なスキル

    訪問看護では、体温や血圧チェックなどのバイタルサインの確認はもちろんのこと、自宅での入浴介助やリハビリ相談指導なども行います。

    病棟看護師は、病棟内でのケアのため、サポートしやすい環境が整っています。

    一方、訪問看護師の場合、一般家庭で医療処置を行うことになるため、病棟のように充実した機材や器具がそろっていない場合がほとんどです。そのため、病棟看護師とはまた違ったスキルを身につけなければなりません。

    ここでは、訪問看護師に求められるスキルについて見ていきましょう。

    体調の観察

    訪問看護師が訪問する利用者さんは、基本的に病状の観察が必要な方ばかり。そのため、病気についての知識や症状の変化を見極める観察力が必要です。看護師としての基本ではありますが、些細な変化も見落とさないように注意しましょう。

    また、病棟看護師のように、勤務している診療科の内容だけ把握すれば良いのではなく、さまざまな病気について把握しておかなければなりません。担当する利用者さんの病気に応じて情報収集して理解を深めていきましょう。

    排泄のサポート

    利用者さんは、年齢や体質、病気、薬の影響などで便秘になりやすくなったり、下痢になったりすることも。浣腸や下剤を用いて排便援助を行うケースもあります。

    また、おむつ交換やカテーテル管理を行うこともあるため、排泄サポートのスキルも高めておかなければならないでしょう。

    身体の清潔保持管理とサポート

    「寝ているだけだから」、「あまり動いていないから」と入浴を拒む利用者さんもいますが、身体の清潔保持管理は看護ケアの基本です。入浴介助や清拭によって、利用者さんの身体の清潔保持をサポートします。

    自宅のお風呂を使うこともあるため、どうすれば安全に入浴できるのか、病気の利用者さんにとって苦痛のないケアは何かを考えてからサポートするようにしましょう。

    利用者さんへの療養指導

    利用者さんへの療養指導や服薬指導も行います。ただし訪問看護の場合、病棟看護のようにこまめに確認に行くことは難しいです。そのため、基本的には利用者さんや利用者さんのご家族の協力が欠かせません。

    利用者さんの理解度に合わせて病状を説明したり、日々の自己管理方法を提案したりすることも。もちろん、症状に変化が見られた場合や自己管理が上手くいっていない場合には、修正などを適宜行う必要もあります。

    臨機応変な対応や利用者さんに合わせたサポート、提案力が求められるでしょう。

    利用者さんのご家族へのサポート

    利用者さんのサポートが第一ではありますが、利用者さんを支えるご家族のサポートも大切です。利用者さんの病状がどういう状態にあるのかを説明したり、ご家族が精神的、身体的に疲れていないかを確認したりします。

    訪問看護師は利用者さんの個別ケアに集中できる働き方

    訪問看護師になるには、さまざまなスキルが必要です。しかし、訪問看護ケアを受ける利用者さん一人ひとりに集中できるという面では、病棟看護師とは違う充実感を得られるでしょう。訪問看護師を経験すれば、知識やスキル、観察力など看護師としての経験値がアップするはずです。訪問看護師に興味がある方は、ぜひ検討してみてください。

  • 【高齢者向け】ハロウィンのかぼちゃレシピ5選~おかず編~

    【高齢者向け】ハロウィンのかぼちゃレシピ5選~おかず編~

    ハロウィンのかぼちゃレシピ、おかず編をご紹介!介護施設で利用者さんに提供するなら、“高齢者が食べやすい調理の工夫”を取り入れることが大切です。嚥下機能の低下をふまえて、細かく刻む、とろみをつけるなどの工夫をしてみましょう。本記事ではレシピを5つピックアップし、材料や作り方、調理の工夫を解説します。「ハロウィンの季節に合わせたメニューで利用者さんを楽しませたい」そんなときの参考にしてください。

    【ハロウィンのかぼちゃレシピ~おかず編その1~】かぼちゃのそぼろ煮

    <材料>

    かぼちゃ、ひき肉、顆粒だし、生姜、砂糖、醤油、酒、みりん、片栗粉

    <作り方>

    1. かぼちゃの皮の硬い部分を取り、食べやすい大きさに切る。
    2. 鍋に水を入れ、顆粒だし、かぼちゃを加えて煮立たせる。
    3. ひき肉、生姜を加えて火を通す。
    4. その他の調味料を加えて煮込む。仕上げに水で溶いた片栗粉を加えてとろみをつける。

    かぼちゃをカットしたあと、電子レンジで加熱してから調理に入ると時短になります。噛む力が弱い利用者さんには、煮込み時間を長くしてやわらかさを調節するといいでしょう。

    【ハロウィンのかぼちゃレシピ~おかず編その2~】かぼちゃのクリームチーズサラダ

    <材料>

    かぼちゃ、クリームチーズ、マヨネーズ、塩コショウ

    <作り方>

    1. 耐熱容器にかぼちゃと水を入れ、ラップをふんわりかけて加熱する。
    2. その他の材料を全て加え、ヘラで潰しながら混ぜ合わせる。

    必要な材料と調理工程の少なさが魅力のハロウィンかぼちゃレシピ(おかず)です。ペースト状なので噛む力が弱い利用者さんでも安心して食べられます。味に変化を付けたいときにはシナモンシュガーを加えるのもおすすめ!

    【ハロウィンのかぼちゃレシピ~おかず編その3~】かぼちゃのポタージュ

    <材料>

    かぼちゃ、たまねぎ、バター、コンソメ、牛乳、塩コショウ

    <作り方>

    1. バターを溶かした鍋でたまねぎを炒める。じゅうぶん火が通ったらかぼちゃを加えてさらに炒める。
    2. かぼちゃとたまねぎがひたひたになるくらいの量の水、コンソメを加えてやわらかくなるまで煮る。アクが出たら取る。
    3. ミキサーに移し、なめらかなペースト状にする。
    4. 再び鍋に戻して牛乳を加え、加熱しながら塩コショウで味を整える。

    たまねぎをしっかり炒めて甘みを出すこと、やわらかくなるまで煮てからミキサーに移すことが作り方のコツ。口当たりが良く、冷やしても食べやすいハロウィンのかぼちゃレシピ(おかず)です。ほうれん草やさつまいもなど他の野菜を加えてアレンジすると栄養価がアップ!

    【ハロウィンのかぼちゃレシピ~おかず編その4~】揚げないかぼちゃコロッケ

    <材料>

    かぼちゃ、クリームチーズ、ツナ缶、塩コショウ、パン粉

    <作り方>

    1. 耐熱容器にかぼちゃを入れてやわらかくなるまで加熱。
    2. かぼちゃは熱いうちにつぶし、ツナ缶、クリームチーズを加えて混ぜ、塩コショウで味を整える。
    3. フライパンでパン粉を乾煎りし、きつね色にする。
    4. 2を食べやすい大きさに成型し、パン粉をまぶす。

    高齢になると「揚げ物の衣が硬くて食べにくい」と感じることもあるでしょう。こちらの作り方なら、しっとりと食べやすいかぼちゃコロッケに仕上がります。揚げずに作ることでカロリーカットにもなる、高齢者におすすめのハロウィンかぼちゃレシピ(おかず)です。

    【ハロウィンのかぼちゃレシピ~おかず編その5~】かぼちゃソースグラタン

    <材料>

    かぼちゃ、マカロニ、ベーコン、たまねぎ、チーズ、牛乳、塩コショウ

    <作り方>

    1. 耐熱容器にかぼちゃを入れてやわらかくなるまで加熱。
    2. 加熱したかぼちゃと牛乳をミキサーに入れ、なめらかなペースト状にする。
    3. マカロニを茹で、ベーコンとたまねぎを炒める。
    4. 2にマカロニ、ベーコン、たまねぎを加えてグラタン皿に移し、チーズをのせてオーブンで焼く。

    こちらのハロウィンかぼちゃレシピ(おかず)には、ホワイトソースの代わりにペースト状のかぼちゃソースを使います。高齢の利用者さんでものど越しが良く、食べやすいところが魅力。メイン料理にぴったりの見栄えでイベントが盛り上がるでしょう。

    イベントメニューで利用者さんの食事を楽しく!

    ハロウィンのかぼちゃレシピを考えるなら、おかずから挑戦してみるのはいかがでしょうか。普段と異なるイベントメニューを取り入れることは、利用者さんの“食事の楽しさ”を高め、食欲増進につながります。デザートにもハロウィンの要素を取り入れたいときにはこちらの記事も参考にしてください。

  • 【介護施設】夜勤の仮眠どうしてる?眠れないなどの悩みをなくすコツ

    【介護施設】夜勤の仮眠どうしてる?眠れないなどの悩みをなくすコツ

    利用者さんを24時間体制で見守り・サポートする、特養や老健などの入居系介護施設には、夜間~翌朝まで勤務する「夜勤」があります。夜勤専門のスタッフを除いて、多くの介護スタッフは日勤と夜勤を交代で担当するため、不規則な生活リズムで体調を崩す方も少なくありません。そこで今回は、夜勤の際に仮眠を上手にとる方法や、「眠れない」「起きられない」などの悩みをなくすコツについて見ていきましょう。

    夜勤に仮眠がある理由

    現場では、その施設の方針や状況に応じて、夜勤の仮眠についての決まりが定められています。そのため、夜勤だからといって仮眠時間が確保されているわけではありません。ただし、長時間の夜勤を行うと集中力低下につながり、注意力散漫になることも。

    まずは、夜勤にて仮眠がある理由について紹介します。

    介護職や利用者さんの安全のため

    夜勤において仮眠時間がないと、勤務開始時刻あたりは元気でも、早朝あたりで強い眠気に襲われることも。夜勤によって疲れが出てきたときに眠気に襲われやすいため、事故やトラブルが起こりやすくなります。

    そのため、注意力を保つためにも、夜勤における仮眠は大切だと考えられているのです。例え、短時間の睡眠であっても、仮眠をとった方が疲労回復につながり、介護職の方や利用者さんの安全につながると考えられています

    生体リズムを維持するため

    本来人間は、日中活動する生き物のため夜間は寝るように、体温調整を通じて生体リズムが維持されています。そのため夜勤を行うと、生体リズムが崩れることで、生活習慣が崩れやすくなってしまうのです。

    そこで、夜勤にて仮眠をとれば、生体リズムが崩れる原因を排除して昼型の生活スタイルを維持できるようになります。

    夜勤明けに疲労を持ち越さないため

    その他には、夜勤明けに疲労を持ち越さないという理由も。仮眠がとれれば、夜勤中の疲労を少し取り除けますが、仮眠がなければ夜勤明けやその後の休日にも疲労が残ってしまいます。

    疲労が残ると、休日の自由な時間を有効に使えず、介護職の方のためになりません。以上のようなことから、夜勤における仮眠はとても重要だと考えられているのです。

    夜勤前の過ごし方

    夜勤における仮眠の重要性を知っていただいた上で、ここからは夜勤における仮眠を上手に行うコツについて紹介します。

    寝だめはNG

    夜勤で眠れないのであれば、寝だめしようと考える方もいるでしょう。しかし寝だめはおすすめしません。なぜなら生活リズムが崩れて、かえって身体が疲れやすくなるためです。基本的には、いつもの生活リズムで過ごす方が良いでしょう。

    寝ないで夜勤はNG

    「どうせ眠れないのであれば、寝ないで出勤しよう」と考える方もいるかもしれません。実はこれも危険です。睡眠不足での勤務は、ストレスやミスの原因になることに

    自身の健康や安全を考えても睡眠は不可欠ですが、ミスやトラブルが起きてしまうと利用者さんに危険が及ぶため、くれぐれも気をつけてください。

    消化の良い食事を選ぶ

    夜勤にて仮眠をとれる方の場合、食事も大切です。夜勤前にこってりとしたものやたくさんの量を食べてしまうと、消化が悪くなり寝つきが悪くなることも。

    また、満腹になって眠気がきてしまうこともあるでしょう。夜勤前は、胃を刺激しないような消化の良い食べ物を選ぶのがおすすめです。

    夜勤中の過ごし方

    夜勤における仮眠の悩みポイントはいくつかあります。例えば「眠りたいけど眠れない」、「寝てしまうとなかなか起きられない」などです。ここでは夜勤中の過ごし方について見ていきましょう。

    無理に眠らない

    健康や安全のために夜勤の仮眠は必要だとわかっているものの、自分の家ではないから眠れないという方もいるはずです。この場合「寝なければならない」と感じると、さらに眠れなくなるため悪循環に。

    眼を閉じて布団に横になるだけでも身体の疲労はとれるため、無理に眠ろうとせず身体や頭を休めるような意識でいると良いでしょう。

    自分専用の快眠グッズを持ち込む

    せっかくの夜勤の仮眠を質の高いものにするために、自分専用の快眠グッズを見つけてみてはいかがでしょうか?自分に合った枕や布団を持参する、好きなアロマオイルを近くに置くなどの工夫で眠りやすくなり、質の高い睡眠になる可能性が高まります。

    仮眠したら起きられない場合は少量のカフェインを

    夜勤中に眠たくなったら、覚醒させるためにコーヒーを飲む方もいるでしょう。コーヒーや緑茶にはカフェインが含まれているため、眠気解消につながります。

    この作用を応用すると、仮眠前に少量のカフェインを摂ることで、仮眠したら起きられないという悩みを解決できるしょう。少量のカフェインが、寝起きをスッキリさせてくれるのです

    夜勤明けの過ごし方

    夜勤明けは疲れがたまっていますが、脳が覚醒して眠れないということも。そのため、夜勤明けの過ごし方を間違ってしまうと、時差ボケのようになってしまい、かえって疲れがとりにくくなってしまうこともあります。

    そこで最後に、夜勤明けの過ごし方について見ていきましょう。

    眠れない場合は入浴や運動を

    人間は体温の上昇と下降を利用して眠気を作ることができます。眠れない場合は、入浴やシャワーで体温を上げると自然と眠気がやってくるはずです。また、軽い運動によって体温を高めたり適度な疲労感を得られたりするため、ぜひ試してみてください。

    眠り過ぎない

    「夜勤だったから、しっかり寝よう」と考える方もいるはずです。しかし、寝だめの効果と同じく、夜勤明けの寝過ぎは生活リズムを乱すきっかけになります。夜勤明けの仮眠は、午前中だけにするなど眠りすぎない工夫をしましょう。

    夜勤の仮眠を上手に利用しよう

    夜勤だからといって必ずしも仮眠時間があるとは限りませんが、仮眠時間がある場合は、ぜひ有効活用してください。なかなか夜勤に慣れないという方は、今回のポイントを試すことで少し変化するかもしれません。ただし、根本的に夜勤が向いていない方もいます。そういった場合には無理をせず、日中の勤務に変えてもらったり他の施設へ転職することを考えたりするのもおすすめです。

  • 【9月の壁画飾り】デイサービスなどの介護施設で使える作品8選

    【9月の壁画飾り】デイサービスなどの介護施設で使える作品8選

    デイサービスなどの介護施設では、季節に合わせた壁画飾りを作って掲示しています。そもそもどういった理由で、壁画飾りを作成しているのかご存知ですか?理由を知れば、壁画飾り作りに活かせ、利用者さんに寄り添った制作ができるでしょう。また、壁画飾りの制作では、いくつか注意点があります。そこで今回は、介護施設などで行われる壁画飾りについて理解し、おすすめの9月の壁画飾りについて見ていきましょう。

    デイサービスなどの介護施設で壁画飾りをする理由

    デイサービスなどの介護施設で壁画飾りをする主な理由は3つです。どういった理由があるのか1つずつ見ていきましょう。

    施設内を明るく華やかにするため

    壁画飾りがなければ、殺風景に感じることも。デイサービスなどの介護施設利用者さんにとっては、毎日同じような風景で視覚からの刺激が極端に少ないと言えます。

    しかし壁画飾りをすることで、その部分がパッと華やかになり、施設内が明るい雰囲気になるでしょう。壁画飾りがあれば殺風景だった壁に立体感が生まれ、飾りを目で追うことで自然と視覚への刺激が期待できると考えられます。

    利用者さんのリハビリ目的

    壁画飾りは、介護スタッフだけが作成するものではありません。[btp_line]利用者さんと一緒に壁画飾りを作るのもおすすめ[/btp_line]です。指で紙を折ったり、はさみで紙を切ったりすれば、指先を動かせます。

    指先のリハビリが必要な利用者さんにとっては、楽しみながらリハビリができるのでおすすめです。また、指先を動かすことで脳への刺激にもなるため、メリットがあると言えるでしょう。

    利用者さんが壁画飾り制作に携わることで、「自分たちの生活空間を良くしていきたい」という思いが芽生えることもあるかもしれません。

    レクリエーション目的

    毎回同じスケジュールだと、利用者さんは飽きてしまいます。また単調な日々で、認知症を誘発することもあるかもしれません。そこで、デイサービスなどの介護施設では、さまざまなレクリエーションを行って、楽しい時間を過ごせるような工夫をしています。

    このレクリエーションの一環として、壁画飾り作りをするのもおすすめです。身体を動かすレクリエーションではないため、[btp_line]どの利用者さんも比較的参加しやすい[/btp_line]でしょう。壁画飾り作りを通じて、利用者さん同士の交流を図ることもできます

    壁画飾りで注意するポイントとは?

    次に、壁画飾りで注意するポイントについて見ていきましょう。主な注意点は2つです。

    季節に合ったものを作ろう

    壁画飾りなら何でも良いわけではありません。介護施設の場合、施設内に長くいる利用者さんもいます。外出が減ると季節を感じにくくなるため、単調な日々になりがちです。

    壁画飾りを作るのであれば、季節感があり、施設内が明るくなるものを作るようにしましょう。複数の色を組み合わせるよりも、認識しやすい単色を用いて分かりやすく仕上げることがポイントです。

    簡単で高齢者でも作れるものを選ぼう

    壁画飾り作りでは、利用者さんと一緒に作ることもあります。複雑な壁画飾りではなく、誰でも簡単に作れるようなものを選ぶのがおすすめです。切ったり貼ったりする作業もあまり細かくならないようにしましょう。

    9月におすすめの壁画飾り8選

    ここからは、9月の壁画飾りとしておすすめの作品を5つ紹介します。どれもかわいらしく、高齢の利用者さんでも挑戦できるものばかりなので、ぜひ壁画飾りの参考にしてください。

    お月見モチーフ

    9月と言えば、[btp_line]中秋の名月が有名[/btp_line]です。中秋とは秋の真ん中を意味し、日本では、収穫祭と相まって団子やススキ、里芋などを供えます。平安時代に中国から伝わり、現代にも残る日本の風習となりました。

    お月見モチーフの壁画飾りと言えば、満月や雲のほか、団子・餅つきをするうさぎ・ススキなどです。折り紙を折って作ったり、画用紙に絵を描いて切り抜いたりしても良いでしょう。

    敬老の日モチーフ

    9月の第3月曜日は敬老の日です。「主役である利用者さんたちが敬老の日をモチーフにした壁画飾りを作るのは変なのでは…」と思っている介護スタッフもいるかもしれません。

    しかし、敬老の日は高齢者を敬い長寿を祝う日。「自分に対してはもちろん、同じ施設内にいる他の利用者さんを思って作る」とすれば、違和感はないでしょう。

    敬老の日モチーフと言えば、おじいさんやおばあさんのキャラクターや、長寿の象徴である[btp_line]鶴や亀・えび・鯛など[/btp_line]もあります。

    コスモス畑

    秋と言えばコスモスです。壁画全体を使って、コスモス畑を表現するのもおすすめ。コスモスはピンクや赤・紫・黄色などの色があります。壁一面に色とりどりのコスモスの壁飾りをすると、部屋がパッと明るく華やかになるでしょう。

    折り紙をコスモスの形に切ったり、同じ長さに切った紙テープやリボンを放射状に並べて花びらを表現したりできます。

    あらかじめコスモスの形のステンシルを作っておき、スポンジに色をつけてポンポンと紙に色をつけてもらう方法も、簡単でおすすめです。

    ぶどう棚

    秋と言えば食欲の秋。梨狩りやぶどう狩りを楽しむ季節です。利用者さんが果物狩りに行ける機会は少ないかもしれません。そのため、せめて壁画飾りでぶどう棚を表現してみてはどうでしょうか。

    あらかじめ介護スタッフで、ぶどう棚の幹や土台となるぶどうの房の形を色画用紙などで作っておきます。手先が器用な利用者さんであれば、ぶどうの房の形作りから手伝ってもらっても構いません。

    準備ができたら、紙テープや細長く切った色画用紙を輪にし、ぶどうの実を表現します。ぶどうの房の形をした色画用紙に貼っていけば、ぶどうの完成です。

    ぶどうと並ぶ秋の果物と言えば、柿でしょう。ぶどう棚と一緒に作っても良いですし、単体でも壁が明るい雰囲気になっておすすめです。

    色画用紙を楕円形に切って緑色のヘタ部分を作れば完成。介護スタッフが用意した柿の木に貼っていけば、あっという間にたくさんの実をつけた柿の木になります。

    もう少し指先を使ってほしい場合は、少し工程を増やした柿を作ると良いでしょう。まず、介護スタッフが柿の実の部分を厚紙で作り、切っておきます。利用者さんは、厚紙にカラフルなスズランテープを巻きつけていくだけ。

    簡単ではありますが、巻きつける工程があることで指先を使い、脳の活性化が期待できます。また、色の組み合わせを変えることで、他の方とは違った色合いの柿を作ることができ、利用者さんの個性を出せるでしょう。

    トンボ

    トンボは秋を感じさせる秋の虫のひとつ。秋の歌の定番にもなっているトンボをモチーフにするのもいいでしょう。例えば、水色の紙テープで輪を作り、左右から切り込みをいれればトンボの羽に。体部分は茶色の紙テープで作り、折り紙で作った目をつけるだけで、トンボの完成です。簡単に立体的なトンボを作ることができるでしょう。

    レクリエーションの一環に取り入れて、利用者さんに作ってもらうのもおすすめです。たくさんのトンボを壁に飾るだけで、秋らしい雰囲気に早変わり。トンボの背景を夕焼けにしたり、コスモス畑と組み合わせたりすると、より秋らしい景色が浮かびます。

    イチョウの葉

    秋になるとイチョウが黄色く色づき、鮮やかな風景が広がります。そんな秋らしい景色を壁画にしてみましょう。切った画用紙や折り紙などで木の幹や枝を作り、その上からイチョウの形にカットした葉を貼り付けていくだけ。イチョウの葉は黄色一色ではなく黄土色やオレンジなどを混ぜることで、深みのあるイチョウの木になります。

    葉の両端をえんぴつなどでくるんとクセづけして、イチョウの葉に立体感を出すのもいいでしょう。鮮やかなイチョウの壁画が、部屋を明るくしてくれるはず。きつねやリスなどの動物を添えて楽しい雰囲気にするのもおすすめです。

    さつまいも畑

    芋ほりと言えば秋の風物詩。さつまいもをモチーフにした壁画制作もおすすめです。立体的なさつまいもを作り、壁にぶら下げて収穫を待つ様子を描くのもいいでしょう。紫色に塗った茶封筒に新聞紙や緩衝材などを入れ、両端を握るようにすればさつまいもの完成です。レクリエーションに取り入れ、利用者さんにさつまいもの形を作ってももらうのもいいでしょう。

    壁画飾りは利用者さんのモチベーションアップにもつながる

    壁画飾り作りには、利用者さんに季節を感じてもらうためやリハビリ目的などの理由があります。壁画飾り作りに加わってもらうことで、「自分たちが過ごす環境を整えよう」という利用者さんのモチベーションアップにもつながるはずです。今回は9月の壁画飾りについて紹介しましたので、ぜひ参考にしてみてください。

  • 【9月のレクリエーション】介護施設の敬老の日におすすめレク10選!

    【9月のレクリエーション】介護施設の敬老の日におすすめレク10選!

    9月はまだまだ残暑の厳しい時期ですが、秋の訪れを感じられるようなレクリエーションで、楽しく過ごしてもらいたいですよね。季節の移ろいを感じてもらうことで、利用者さんが時間の感覚を取り戻す手助けにもなるでしょう。今回は、9月の敬老の日に取り入れたいレクリエーションを紹介。長寿のお祝いという高齢者が主役の敬老の日には、スタッフ一丸となって楽しい時間を提供しましょう。

    敬老の日は高齢者が主役!介護施設ではどんなことをする?

    9月の祝日のひとつである敬老の日には、多くの介護施設でどんなイベントやレクリエーションをしているのでしょうか。

    敬老の日はいつ?

    [btp_line]敬老の日は、9月の第3月曜日[/btp_line]です。高齢者の長寿を祝う日として制定され、国民の祝日ともなっています。もともとは毎年9月15日と固定されていましたが、ハッピーマンデー制度が導入されたことをきっかけに、2003年から9月の第3月曜日と定められました。日頃の労りや感謝の気持ちを伝える、1年に1度の特別な日となっています。

    介護施設の敬老の日はどんなイベントをしている?

    高齢者が主役の敬老の日には、介護施設でもさまざまなイベントを行い、利用者さんに日頃の感謝を届けています。出し物を披露する余興やみんなで楽しめる参加型の企画など、敬老の日のイベントの形はさまざまですが、[btp_line]一番の目的は利用者さんを楽しませること[/btp_line]です。やるからには本気でやる、余興は利用者さんが見て分かる内容にするなど、楽しんでもらえるようベストを尽くすことが大切になります。長寿のお祝いとしてプレゼントを渡したり、家族と過ごすイベントを企画したりするのもいいかもしれません。

    利用者さんに楽しんでもらおう!披露型レクリエーション

    9月の敬老の日には、スタッフ側が出し物を披露して利用者さんに楽しんでもらう、披露型レクリエーションを行う施設も多いはず。利用者さんが観客になるため、体が動かしにくい方でも楽しんでもらえるのがメリットでしょう。おすすめの披露型レクリエーションをご紹介します。

    披露型レクリエーション1.世代間交流

    敬老会を子供との世代間交流の場として、ふれあう機会を提供するのもいいでしょう。近隣の幼稚園や保育園、スクールなどと連携し、歌やダンスを披露してもらうと、子供たちのかわいい姿に利用者さんの顔もほころぶはず。利用者さんも含めみんなで歌を歌う企画も加えれば、場の空気が和むでしょう。利用者さんも知っている曲を選ぶ必要がありますが、歌詞カードも用意しておくと安心です。「パプリカ」や「きよしのズンドコ節」など、利用者さんが知っているような曲に簡単な振り付けを用意して、体を動かすようにするのもいいでしょう。

    披露型レクリエーション2.演奏会

    音楽の演奏会は、幅広い利用者さんに楽しんでもらえるレクリエーションです。楽器が演奏できるスタッフが演奏するもよし、スタッフみんなで練習するもよし。楽しんでもらうために重要なのは、選曲です。利用者さんの年齢や年代にあった曲を選ぶことが、一番のポイント。懐かしい歌を聴くことが脳への刺激となり、過去の思い出が蘇ることもあるかもしれません。利用者さんに楽器を渡し、演奏に合わせて音を出してもらうのもいいでしょう。曲をしっかり聴くことにもなり、場の一体感にもつながるはずです。

    披露型レクリエーション3.マジックショー

    [btp_line]簡単なマジック[/btp_line]を披露するのもいいでしょう。どうしてそうなるの?という驚きが、脳に刺激を与えることにもつながる人気のレクリエーションです。コインマジックやカードマジックなど手元で見せるマジックは、人数が少ないなら参加型マジックにすることもできますが、大人数の場合、全員に見えにくい可能性も。参加人数の規模に合わせて、選ぶマジックを考える必要があるでしょう。基本的には、物を浮かせる、花を出すといった、利用者さん全員が理解しやすいマジックを選ぶのがおすすめです。

    披露型レクリエーション4.スタッフの特技発表会

    スタッフの特技を披露し、[btp_line]スタッフをもっと知ってもらうレクリエーション[/btp_line]にするのもいいかもしれません。普段と違う姿を見せることで、新たなコミュニケーションが生まれるはず。アイドルのダンスを披露する、リフティングなど、披露する特技はなんでもOKです。特技はない…というスタッフも、落語・紙芝居・朗読・ものまね・二人羽織など、利用者さんが喜んでくれそうな出し物を練習してみるのもいいでしょう。一生懸命さが伝われば、下手でも問題ありません。恥ずかしがらず楽しむことができれば、利用者さんに喜ばれるはずです。

    披露型レクリエーション5.お芝居

    スタッフによるお芝居もおすすめです。演目は、昔話や水戸黄門などの[btp_line]高齢者に馴染みのある話[/btp_line]のほうが理解しやすくていいかもしれません。伝わりやすいように、演じるときはオーバーリアクションで行いましょう。いつも身近にいるスタッフが演じることによって、盛り上がること間違いなしです。物語を大きく変えない程度に、少しコミカルな演技を入れることによって、きっと利用者さんは楽しくて笑ってくれるはず。オリジナルのストーリーを書くときは、職員を本人役で登場させるとおもしろくて盛り上がりますよ。

    全員参加で盛り上がる!ゲーム型レクリエーション

    続いては、全員が参加できるおすすめのゲーム型レクリエーションです。

    参加型レクリエーション1.玉入れゲーム

    9月は運動会シーズンでもあります。運動会にちなみ、赤組白組に分かれて[btp_line]玉入れゲームのレクリエーション[/btp_line]はいかがでしょうか。利用者さんに輪になるよう座ってもらい、中央にかごを設置して、それぞれチームカラーの玉を投げ入れます。時間内に多くの玉を入れたチームの勝ちというシンプルなゲームですが、童心に返り、盛り上がること間違いなし。スタッフがかごを背負い、移動するかごを狙った玉入れゲームもおすすめです。玉は新聞紙とカラーテープで作り、当たっても痛くないようにしておきましょう。

    参加型レクリエーション2.ビンゴゲーム

    [btp_line]ルールが簡単なビンゴゲーム[/btp_line]なら、利用者さんも気軽に参加できます。普通のビンゴゲームでも盛り上がりますが、利用者さんに「好きな都道府県」「好きな動物」などのテーマを出し、ビンゴカードに書いてもらう形式なら、さらに盛り上がるかもしれません。なお、ビンゴゲームの際は数字などを聞き取れない可能性もあるので、紙に書くようにすると親切でしょう。敬老の日ということで、普段よりもちょっと豪華な景品を用意しておくのもおすすめです。

    参加型レクリエーション3.敬老の日にまつわるクイズ

    余興としても人気の[btp_line]クイズは、脳トレにもなるレクリエーション[/btp_line]です。敬老の日にちなんで、敬老の日や健康にまつわるクイズを出してみてはいかがでしょうか。分かった方が回答する早押しクイズのように回答者が限られる形式ではなく、○×クイズのように全員に回答権がある形式なら、全員参加で楽しむことができるでしょう。考えたら思い出せそう…という問題を入れておくと、より脳トレに効果的です。

    参加型レクリエーション4.歌をうたう

    [btp_line]参加者全員で、歌をうたう[/btp_line]のもいいでしょう。選曲は、みんなが知っている童謡や昔流行った曲などがおすすめです。童謡だと、「ふるさと」や「小さい秋みつけた」、「ゆうやけこやけ」など、懐メロなら「時の流れに身を任せ」や「いい日旅立ち」、「人生いろいろ」などはいかがでしょうか。ちょっとした振り付けも練習して取り入れれば、身体も動かせてより楽しいですよ。また、カラオケ大会にして、利用者さんがそれぞれ好きな歌を披露するのもいいでしょう。その場合は、参加したくなる雰囲気づくりが大切です。利用者さんからリクエストを募ったり、当日スタッフが盛り上げたりしてみてください。

    参加型レクリエーション5.長寿表彰式

    敬老の日にちなみ、「傘寿」「卒寿」「百寿」など、節目の年齢になる利用者さんを表彰するレクリエーションも喜んでもらえるでしょう。表彰された利用者さんが嬉しいのはもちろん、表彰される姿を見て、ほかの利用さんに「私も長生きしよう」と思ってもらえるかもしれません。利用者さんに生きる目標を持っていただくために、大袈裟なくらいお祝いするのがおすすめです。表彰式は、お祝いの雰囲気で喜びを共有することができるので、利用者さんたちの仲も深まるのではないでしょうか。スタッフは、あらかじめ表彰状や写真を用意しておきましょう。部屋の飾り付けなども行うと、さらに盛り上がるかもしれませんよ。

    利用者さんの思い出に残る敬老の日にしよう!

    9月の行事の中でも特に欠かせないのが、高齢者が主役の敬老の日です。どんなレクリエーションを行ううえでも、利用者さんみんなが楽しめることは絶対条件になるでしょう。日頃の感謝や、これからも元気で過ごしてほしいという気持ちが伝わるような敬老会を企画できるといいですね。楽しい敬老会のレクリエーションを企画し、ぜひ利用者さんの思い出に残る1日を提供してください。

  • 【あと会グループ】凍結含浸法を介護施設に世界初導入!脳の活性化にもつながる食事とは?

    【あと会グループ】凍結含浸法を介護施設に世界初導入!脳の活性化にもつながる食事とは?

    広島市を中心に介護施設を運営する「あと会グループ」。利用者さんに“食べることの楽しみ”を提供するため、食の改革を進めてきました。中でも代表的な取り組みが、2001年の[btp_line]「真空低温調理法」[/btp_line]や2007年の[btp_line]「凍結含浸法」[/btp_line]の導入です。特に「凍結含浸法」は、「あと会グループ」が世界に先駆けて介護施設に導入した技術としても知られています。

    今回は、食の改革第二弾となった「凍結含浸法」導入の経緯やメリットとともに、求人・採用情報もあわせてご紹介します。

    先進的な技術の導入&イベント企画でハイクオリティな【食】を提供

    「あと会グループ」では[btp_line]『人生の最後まで輝きと感動を』[/btp_line]をモットーに、利用者さん第一のさまざまな取り組みが行われています。例えば、福祉先進国スウェーデンのケア方法の導入や、海外の福祉施設の考え方を取り入れた住環境の整備など。そして、利用者さんが快適に、心豊かに過ごせるよう、食事にも力を入れているのが特徴です。

    「真空低温調理法」や「凍結含浸法」などの先進的な食品加工技術を導入

    真空低温調理法の説明をする「あと会グループ」総料理長 佐藤俊郎氏

    「あと会グループ」では、利用者さんに安心かつ安全な手作りの食事を提供すべく、先進的な食品加工技術を導入しています。その代表的なものが、素材本来のうま味や風味はそのままに軟らかく仕上げられる「真空低温調理法」や、酵素の力で食材の形を崩さずに硬さを調整する「凍結含浸法(とうけつがんしんほう)」の2つです。

    また、食品の仕入れの際には品質や産地までしっかりと吟味する、保存料や添加物のより少ないものにこだわるなど、美味しさだけでなく“食の安全”を提供するための工夫も随所に見られます。

    ▽「あと会グループ」食の改革第一弾「真空低温調理法」についてまとめた記事はこちら

    食】の質を向上させるユニークなイベントが満載!

    季節に合わせた食材や献立で食事を提供している介護施設はたくさんありますが、「あと会グループ」の食の企画はひと味違います。

    駅弁企画で提供された弁当形式の食事

    その1つが、食事をお弁当に詰めて駅弁風に提供する駅弁企画。食事で楽しんでもらいたいとの思いから立案されました。いつもと違う見た目の食事に心が躍り、普段より食が進む利用者さんも多いそうです。

    また、若手調理員の育成をかねた企画として、年に1度の「ふかわ・くにくさの秋祭り」にて「ごちそうグランプリ」が開催されます。「あと会グループ」の施設ごとに分かれ、テーマに沿った料理を披露するチーム対抗戦です。秋祭りの来場者からより多くの票を獲得したチームが勝利。若手調理員の登竜門となっているそうです。

    このように「あと会グループ」では、食の質を高め、利用者さんにいつまでも食べる喜びを提供するためのさまざまな企画が実施されています。

    ▽「あと会グループ」の概要をまとめた記事はこちら

    「あと会グループ」が世界初導入!「凍結含浸法」で“形あるまま軟らかく”を実現

    今回は、「あと会グループ」が世界で初めて※1介護施設に導入した「凍結含浸法」という食品加工技術に注目。どんな技術なのか、どんな経緯で導入に至ったのか、詳しくご紹介します。

    ※1…あと会記念誌p.122凍結含浸法開発者・坂本宏司氏(元広島県・食品工業技術センター次長)の発言に基づく。

    「あと会グループ」食の改革第二弾!「凍結含浸法」との出会いから導入まで

    「あと会グループ」では、2001年に食の改革第一弾として「真空低温調理法」を導入。これにより、素材本来の風味やうま味を逃さず軟らかくて美味しい食事を提供できるようになりました。そして、食の改革第二弾となったのが、[btp_line]2007年に導入した「凍結含浸法」[/btp_line]です。

    事の始まりは、2006年9月に開催された「日本摂食嚥下リハビリテーション学会・学術大会」にあと会グループのスタッフさんが参加されたこと。そこで、広島県の食品工業技術センターが開発した「凍結含浸法」に出会ったそうです。「凍結含浸法」とは、酵素の力を使って、食材の形を崩さずに硬さを調整する技術。舌で押しつぶせるほど軟らかいのに、普通食とほぼ変わらない見た目に仕上げられることが特徴です。同学会に参加していた当時の管理栄養士さんが、タケノコがスプーンで押しつぶせることに衝撃を受けたことが導入のきっかけとなったそう。

    凍結含浸法で調理したハンバーグ

    通常、食事形態は、普通食・刻み食・極刻み食・ミキサー食などがありますが、極刻み食・ミキサー食は食材の形が残らないため、「何を食べているか分からない」という問題点がありました。当時、「真空低温調理法」の導入によって肉も軟らかくできるようになってはいましたが、極刻み食・ミキサー食の方には硬かったそう。そこで、食材の形をそのまま残し、彩りにも配慮することで満足感や喫食(きっしょく)※2量を高めたいとの考えから、2007年4月より同センターと「凍結含浸法」の共同研究をスタート。試行錯誤を重ね、2007年10月に利用者さんへ提供可能な凍結含浸食を「あと会グループ」の施設厨房で完成させました。

    実は、[btp_line]介護施設に「凍結含浸法」を導入したのは「あと会グループ」が世界初![/btp_line]その後、全国の介護施設から大勢が見学に訪れたそうです。

    ※2…食事を楽しんでおいしく食べること

    「凍結含浸食」の三大メリット!レストランのようなメニューと味を可能に

    凍結含浸法を用いて調理したサーモン

    介護施設における「凍結含浸食」の主なメリットを3つご紹介します。

    [btp_box back=”on”]1.味・色・香りを損わずに形を保つことができる
    2.箸でつまめるため脳の活性化を促せる
    3.他の利用者さんと見た目が変わらない食事を摂れることで自信につながる[/btp_box]

    極刻み食・ミキサー食の方でも普通食とほぼ変わらないどころか、レストランのようなメニューと味わいの演出が可能になります。また、凍結含浸食は舌で潰せるほど軟らかいのに箸でつまみ上げられるのもメリット。[btp_line]箸を使うことで、脳の活性化にもつながる[/btp_line]そうです。さらに、他の方と見た目が変わりない食事を摂れることによって、利用者さんの自信にもつながると考えられています。

    【動画でチェック】凍結含浸食の見た目と軟らかさ

    ここまで凍結含浸法の特徴を紹介してきましたが、中には「舌で潰せるほど軟らかいのに、箸でつまめるとはどういうこと?」と気になっている方もいるのではないでしょうか。そんな方は、凍結含浸食を撮影した次の動画を観てみてください。

    動画制作:株式社古川製作所(一部抜粋)

    まさに、百聞は一見にしかず!箸で簡単に崩すことができるのに、つまみ上げることもできています。また、普通食と変わらない見た目に食欲をそそられることにも納得です。

    実際に、凍結含浸食によって利用者さんの食欲を引き出すことに成功した事例もあるようです。

    [btp_box]栄養課課長 秋庭絵美さんのコメント

    「以前、脳梗塞の後遺症で病状が悪化し、炭酸飲料しか摂取できない利用者さんがいらっしゃいました。その方に凍結含浸食の煮物を提供したところ、スプーンで自ら食べていただけたんです。食事への意欲を失われていた方の食欲を引き起こし、そのひと口につなげられたことに感動しました」[/btp_box]

    また、凍結含浸食導入後の利用者さんの変化について「あと会グループ」の介護スタッフさんにお聞きしたところ、次のような感想が届きました。

    • ミキサー食と比較すると断然見た目が良いので、摂取量が増加し、食べるスピードも速くなったと感じました。また、摂取量増加により健康状態が向上したケースもあります。(介護職20年目)
    • 栄養素を逃さない調理法であるため、肌ツヤも良くなり、活動量が増えた利用者さんもいました。また、利用者さんだけでなく、ご家族も自身の親が形あるものを口にしていることに感動される場面もありました。(介護職12年目)
    • 利用者さんから「美味しい」と聞くことが多くなりました。食事中の笑顔を見られてとてもうれしいです!(介護職20年目)

    利用者さんと直接ふれあう介護スタッフさんも、凍結含浸食導入によるメリットを実感されているようです。

    「あと会グループ」は、「真空低温調理法」に加え、「凍結含浸法」を導入したことにより、[btp_line]“食のバリアフリー化”を実現[/btp_line]できたといっても過言ではないでしょう。

    【求人情報】「あと会グループ」はこれからも進化し続ける

    「あと会グループ」では、[btp_line]利用者さんにやすらぎ・喜び・豊かさの3つのYを提供[/btp_line]するため、さまざまな取り組みが行われています。「凍結含浸法」に関しても、介護施設への導入実績のない先進技術であったにも関らず、すぐさま研究・試作を開始し、導入に至りました。食に限らず、良いと思ったものは自ら積極的に行動へ移し、導入へと結びつける実現力の高さが「あと会グループ」の魅力といえるでしょう。

    「あと会グループ」が運営する各施設では、介護スタッフや看護師、介護支援専門員など、さまざまな人材を随時募集しています。詳しくは、あと会グループ採用サイトよりチェックしてみてください。

    利用者さんへ食べることの幸せと喜びを提供し続ける「あと会グループ」

    「あと会グループ」では、「真空低温調理法」・「凍結含浸法」導入という食の二大改革が完了した今も、そのあくなき探求心のもと、より良いサービスの提供のため研究や取り組みを継続されているそう。もちろん食だけでなく、福祉先進国スウェーデンのケア方法導入や住環境の整備にも力を入れ、利用者さんやそのご家族、そして働くスタッフのクオリティオブライフをも向上できるよう全力で取り組んでいます。あなたも「あと会グループ」の一員として、一緒に働いてみませんか?

    【医療法人社団あと会グループ本部】

    所在地広島市安芸区阿戸町418-1
    電話番号082-856-0222(代表)
    公式サイトhttps://www.kunikusa.or.jp/
    公式Instagram@atokai_saiyo(あと会 採用担当インスタグラム)
    @atokai_eiyo(あと会 食事関連インスタグラム)
  • 【介護施設向け】敬老会おやつアイデア6選|簡単レシピで手軽に準備

    【介護施設向け】敬老会おやつアイデア6選|簡単レシピで手軽に準備

    敬老会おやつになにを準備しよう?と悩んでいる、介護施設スタッフさんへ。日頃の感謝の気持ちを込めて、ちょっと豪華なおやつを準備したいですよね。そこで今回は、敬老会にぴったりな、簡単にできるアイデアおやつを6つご紹介します。市販のお菓子(どら焼きやプチシューなど)をアレンジしたものや、簡単レシピをピックアップしました。介護スタッフでも準備できる敬老会おやつをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

    敬老会おやつアイデア6選

    敬老会おやつにぴったりのアイデアレシピをご紹介します。

    濃厚抹茶プリン

    【材料】 12個分

    生クリーム 400cc

    牛乳 1,000cc

    砂糖 120グラム

    ゼラチンパウダー 20グラム

    抹茶パウダー 大さじ4

    材料をすべて鍋に入れ、沸騰させないよう火にかけ、混ぜ合わせます。材料が溶けたら目の細かいザルで濾し、容器に均等に入れ、粗熱を取って冷蔵庫で冷やしましょう。お好みで生クリームや栗、あんこなどをトッピングすると豪華に。柔らかく、喉にも詰まりにくいプリンなら、高齢の利用者さんも食べやすい敬老会おやつになります。

    どら焼きダリア

    【材料】 1個分

    どら焼き 1個

    生クリーム 200cc

    食紅 適量

    どら焼きにホイップクリームをデコレーションするだけで完成するのが「どら焼きダリア」。ホイップクリームを花びらに見立てて彩れば、見た目も華やかで、敬老会のお祝いにふさわしいおやつになるでしょう。クリームは半分に食紅を加えてピンクに、もう半分は白のままにすると、よりお祝いの場にぴったりの紅白仕様になるのでおすすめです。

    プチシュー3色だんご

    【材料】 1皿分

    プチシュー 9個

    モンブランペースト 適量

    粒あん 適量

    ずんだあん 適量

    栗の甘露煮 1粒

    「プチシュー3食だんご」は、プチシューをお団子に見立てて串に刺し、あんこなどをトッピングするだけでできる簡単敬老会おやつです。利用者さんの好みに合わせて、ずんだあんや栗を乗せて、まるでお団子かのように見せちゃいましょう!本物の団子は喉に詰まりやすいですが、プチシューなら高齢の方も比較的食べやすいでしょう。

    簡単アップルパイ

    【材料】 12個分

    冷凍パイシート 6枚

    りんご 3個

    砂糖 120グラム

    レモン汁 少量

    シナモンシュガー 適量

    卵黄(シートに塗る用) 適量

    オーブンレンジがあれば作れる「簡単アップルパイ」も敬老会おやつにおすすめです。りんごはいちょう切りにし、耐熱ボウルに入れ、砂糖とレモン汁を加えて柔らかくなるまでレンジで加熱します。シナモンシュガーを加えて粗熱を取ったら、パイシートに調理したりんごを挟み、200度に予熱したオーブンで約20分を目安に焼きましょう。調理段階から美味しそうな香りが漂うので、利用者さんもわくわくすること間違いなしです。

    和のおもてなしプレート

    【材料】 1皿分

    どら焼き 1個

    抹茶アイス 適量

    抹茶パウダー 適量

    黒蜜 適量

    どら焼きとアイスをワンプレートにして「和のおもてなしプレート」を敬老会おやつにしてみるのはいかがでしょうか。作り方は、4等分にしたどら焼きに抹茶アイスを添え、抹茶パウダーや黒蜜でトッピングするだけ。お皿の空いたスペースにチョコペンで、利用者さんに向けたメッセージを入れるアレンジもすてきですね。

    あずきとアイスの和ロール

    【材料】 1皿分

    ロールケーキ 1カット分

    アイスクリーム 適量

    粒あん 適量

    市販のロールケーキにあんこを乗せ、その上にアイスをトッピングすればスペシャルな和風ロールができあがります。アイスクリームはディッシャーを使用すれば、見た目もきれいで映えること間違いなしでしょう。近年は残暑が厳しい傾向にあるので、冷たいアイスクリームを使ったおやつが喜ばれるかもしれませんね。

    簡単に準備できるおやつで敬老会を楽しんでもらおう!

    敬老会おやつは、高齢の利用者さんにも噛みやすく、喉に詰まりにくいレシピにすることが大切です。お祝いの席にふさわしくなるよう、見た目の華やかさも考慮しながら、準備していきましょう。市販品も活用して、忙しい介護スタッフでも準備できるアレンジおやつにぜひ挑戦してみてください。

  • 敬老会メッセージカードを手作りしよう!喜ばれる文例集をご紹介

    敬老会メッセージカードを手作りしよう!喜ばれる文例集をご紹介

    介護施設の秋イベントとして人気のある“敬老会”。介護職員から利用者さんへ、手作りの敬老会メッセージカードを渡してイベントを盛り上げるのはいかがでしょうか。メッセージカードを受け取った利用者さんが、明るい気分になったり、思わず笑顔になったり…そのためにはメッセージ内容に注目する必要があります。本記事では、敬老会メッセージカードを作るときに役立つ情報をご紹介。文例と合わせて、メッセージを考えるときの注意点、手作りの工夫点もチェックします。

    【敬老会メッセージカード】感謝が伝わる文例集

    まずは敬老会メッセージカードの文例をご紹介します。日頃の感謝が伝わるメッセージを考えてみましょう。

    「敬老の日おめでとうございます。○○さんが健やかにこの日を迎えられ、大変うれしく思います。これからも健康第一に、いつまでも元気でお過ごしください」

    「敬老の日おめでとうございます。○○さんの長寿とご健康を願って、メッセージカードをご用意いたしました。これからも元気で、楽しいお話を聞かせてください」

    「敬老の日おめでとうございます。いつも明るい笑顔で私たちを和ませてくれる○○さん。これからも元気で、笑顔いっぱいの○○さんでいてくださいね」

    これらの文例をベースに、利用者さん一人ひとりに合わせたメッセージを作ります。たとえば日頃から親しく接している利用者さんへは、“!”の記号を使ったり、やわらかい表現に変えたりします。きちんとした文章を好む利用者さんもいるので、日頃のやりとりを思い出しながら考えるといいでしょう。

    また、メッセージを考えるときに意識したい注意点もチェックしてください。

    • お年寄り扱いされることを嫌う利用者さんもいること
    • 利用者さんの健康状態に配慮すること
    • 丁寧な言葉遣いが基本

    これらの3つをふまえておけば、大きなトラブルは避けられるでしょう。

    【敬老会メッセージカード】手作りするときに試したい工夫3つ

    敬老会メッセージカードを手作りするとき、ちょっとした工夫を凝らすと完成度が高まります。メッセージ内容にこだわるのはもちろん、書き方やカード自体にアレンジを加えて “素敵な敬老会メッセージカード”を完成させましょう。ここでは3つの工夫例をピックアップしました。

    書き方にひと工夫!端的に、読みやすくまとめる

    敬老会メッセージカードを書くときは、“端的に、読みやすくまとめること”を意識しましょう。カードを贈る相手は高齢の利用者さんです。一人ひとり違いはあるものの、「小さな文字が見えにくい」「長い文章だと読むのに疲れる」と感じる利用者さんもいるでしょう。その点をふまえて書き方にひと工夫することが大切です。

    1文は短く、シンプルにまとめます。メッセージを読み返して長いと感じたら、削れる箇所や別の表現はないか確認してみましょう。1文字を大きく、濃く書くのも工夫のひとつ。筆ペンや太めのマジックを使うのもおすすめです。

    カードの形に工夫!ポップアップカードにする

    カードの形を工夫するなら、開いたときの楽しさが増すポップアップカードがおすすめです。デザインはいろいろありますが、複数のカードを作ることを考えて、なるべく時間と手間がかからないデザインを選ぶといいでしょう。

    カード台紙を半分に折り、折り目に2ヶ所の切り込みを入れます。切り込み部分を折り上げたら、カード台紙が90度になるように開いて切り込み部分を立ち上げましょう。立ち上がった部分に好みのモチーフを貼り付けたら完成。モチーフを作るときは、画用紙を数枚重ねてからまとめて切ると時短できます。

    カードの装飾に工夫!押し花を使う

    カードの装飾で華やかさを高めたいときには、押し花を使ってみましょう。100円ショップでも手に入るので、押し花を一から手作りしなくてもOK。

    カードにメッセージを書き込んだあと、余白部分に押し花を飾ります。両面テープやボンドで貼り付けてもいいのですが、厚みが気になるとき、押し花のくずれが心配なときは幅の広い透明テープを使うといいでしょう。

    喜ばれる敬老会メッセージカードに仕上げて

    敬老会メッセージカードを利用者さんに渡すなら、「喜んでもらうには?」とイメージしながら作成することが大切です。メッセージ内容をはじめ、カード自体に工夫するのも“心配り”のひとつ。敬老会イベントを一層盛り上げるための、メッセージカード作りの参考にしてください。

  • 敬老会におすすめのプレゼント4選!手作りするときのポイントもチェック

    敬老会におすすめのプレゼント4選!手作りするときのポイントもチェック

    敬老会におすすめのプレゼントと、手作りするときのチェックポイントをご紹介!敬老の日がある9月には、利用者さんに日頃の感謝を伝えようと敬老会を企画する介護施設もあります。イベントをより盛り上げるために、心のこもった手作りプレゼントを用意するのはいかがでしょうか。本記事では、「どんなところに注目してプレゼントを選べばいいのか」「敬老会のプレゼントを手作りしたいけど、何にするか迷っている」そんな方に向けた情報をご紹介します。

    敬老会のプレゼントを手作りするときのチェックポイント

    まずは敬老会のプレゼントを手作りするときに注目したいチェックポイントを見てみましょう。

    低予算に抑える

    利用者さんの人数が多いほど、費用面の負担も大きくなります。もらう側である利用者さんが気を遣う可能性もふまえて、敬老会でプレゼントを手作りするときは“低予算に抑えること”を意識しましょう。

    簡単に手作りできる

    手作りプレゼントは数が多いほど時間と手間が増えるので、簡単に手作りできる物を選ぶといいでしょう。介護職員さんによっては、細かい作業が苦手、完成までに時間がかかる、という場合もあります。工程の少なさや所要時間の短さを意識することが大切です。

    “使える物”を意識する

    敬老会のプレゼントを手作りするなら、“使える物”を意識してみましょう。「もらったのに使う機会がない」と利用者さんに気を煩わせないよう、実際に使ったり、飾ったりできる物を選ぶのがおすすめです。

    見栄えの良さ

    見栄えの良さも、敬老会のプレゼントを手作りするうえで注目したいチェックポイントです。プレゼント自体の見た目が華やかだったり、ぱっと目に入ったときに楽しい気分になれたりすると、利用者さんの喜びもより大きくなるでしょう。

    敬老会のおすすめプレゼント4選!手作りにおすすめ

    続いて、敬老会におすすめの手作りプレゼントを4つご紹介します。

    折り紙ブーケ

    折り紙で作った花を複数使い、ブーケを作ります。花瓶に挿せる立体的な折り紙ブーケも選択肢のひとつですが、より簡単に作りたいときには平面タイプがおすすめです。まず、色紙にブーケのベースとなる包装紙やリボンをカラーペンで描きます。ブーケの形になるように折り紙で作った花を貼り付ければ完成!折り紙で作るパーツの数を減らすことで、作業工程や所要時間をぐっと減らせます。

    ちぎり絵うちわ

    白無地のうちわにちぎり絵を施す作品です。9月は暑さの残る季節なので実用面もばっちり。その後は飾っておけるように、見た目にも楽しめるデザインを考えましょう。ちぎり絵の材料には、花紙や和紙を使います。ひまわりや金魚、花火など夏を思わせるモチーフはもちろん、カラフルな紙をランダムに張り合わせるアレンジもおすすめです。

    デコレーションハンガー

    ハンガーには“服(福)をかける”という意味合いがあり、幸福の願いを込めたプレゼントにぴったりです。シンプルなハンガーにビーズを通したり、リボンやはぎれを巻き付けたりします。使う材料によって仕上がりの印象が変わるので、利用者さんごとにイメージに合わせたデザインを考えてみましょう。

    はぎれコースター

    はぎれコースターは、お茶を飲むシーンなど日常的に使いやすいプレゼントです。布がメインの作品なので、材料をそろえやすいところも魅力でしょう。はぎれコースターを作るときは、数枚のはぎれをずらすように配置したり、リバーシブル仕様にしたり、アレンジを加えるのがおすすめです。和風から洋風までいろいろなはぎれを用意して、アレンジの幅を広げましょう。布用の両面テープやボンドを使って裁縫の手間を省く方法もあります。

    介護職員の負担面もふまえて喜ばれるプレゼントを選ぼう

    敬老会のプレゼントを手作りするなら、利用者さんに喜んでもらうことはもちろん、介護職員の負担面も考えることが大切です。手作りするときのチェックポイントをふまえて、介護職員も利用者さんも笑顔になれるプレゼントを考えましょう。ご紹介したプレゼントにご自身でアレンジを加えるなど、ひと工夫するのもおすすめですよ。

  • 【介護スタッフ向け】敬老会のお祝いの言葉・挨拶文・メッセージカード文例集

    【介護スタッフ向け】敬老会のお祝いの言葉・挨拶文・メッセージカード文例集

    敬老会のお祝いの言葉では何を言えばいいのか悩んでいる介護スタッフの方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、敬老会のお祝いの言葉の文例をご紹介します。挨拶用やメッセージカード用などシーン別の文例にも触れました。文例を考える前に知っておきたいポイントも登場します。お誕生日でもないのにおめでとうでいいのか、どんな言葉を選べば正解なのか分からないという方はぜひ参考にしてください。

    敬老会のお祝いの言葉で押さえておきたい5つのポイント

    はじめに、敬老会のお祝いの言葉を考える際に押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。

    長寿をお祝いする気持ち

    「敬老の日」は日々の感謝を伝えるとともに、長生きできていることをお祝いする日です。日頃の「ありがとう」の気持ちと、長寿を祝う「おめでとう」の気持ちを込めた内容にしましょう。

    ただし、誕生日でもないのに「おめでとう」の言葉を直接使うのは、違和感があると思われるケースも。利用者さんとの具体的なエピソードを交えながら、感謝の気持ちを中心に伝えるよいでしょう。

    丁寧かつ親しみを込めた内容にする

    敬老会のお祝いの言葉では、年長者を敬う気持ちを忘れてはいけません。普段、どれだけフランクに対応していたとしても、丁寧な言葉を選び、上から目線の言葉づかいを避けることが重要です。

    ただし、かしこまりすぎると距離を感じてしまうので、適度に文章を崩しながら親しみを込めた内容にしましょう。

    健康状態に配慮する

    利用者さんの中には、持病を抱えている方も多いです。健康状態に不安がある利用者さんに配慮し、体を気づかう内容にしましょう。

    忌み言葉は使わない

    不幸なことを連想させてしまう忌み言葉は要注意!

    忌み言葉の例

    • 四(死)
    • 九(苦)
    • 忙しい
    • 枯れる
    • 衰える
    • 終わるなど

    高齢者はこのような忌み言葉を嫌う方がいるので、できるだけ使わないほうがよいでしょう。忌み言葉とは知らず使ってしまうケースもあるので、どんな言葉が当てはまるのか事前に調べておくと安心です。

    読みやすい文字を意識する

    思いやりを持って書くことはもちろんですが、高齢の利用者さんが読むメッセージのため、読みやすい大きめの文字を書くよう意識しましょう。1文は短く、濃い色のペンを使うといった工夫も大切です。

    【敬老会】お祝いの言葉文例集

    では実際に、どのような敬老会のお祝いの言葉があるのか文例をチェックしていきましょう。

    敬老の日を健やかに迎えられ、大変うれしく思っております。お体に気を付けて、これからも素敵な笑顔でお過ごしください。

    今年も敬老の日を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。健やかに歳を重ねられる姿は私たちのお手本です。これからも明るく元気に過ごせますようお祈りいたします。

    歳を重ねることの素晴らしさを教えていただき、ありがとうございます。これからも人生の大先輩として、たくさんのことを学ばせていただきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。

    【敬老会】挨拶文例集

    敬老会のお祝いの言葉『挨拶編』のご紹介です。利用者さん全員に向けた挨拶なので、少しかしこまりつつ、敬う気持ちを忘れない言葉を選ぶようにしましょう。

    敬老のよき日に、ご長寿をお祝い申し上げます。厳しい時代を生きてこられた皆様のお話には、人生の大先輩として、いつもたくさんのことを学ばせていただいております。これからもどうぞよろしくお願いします。

    秋晴れのよき日に、ご長寿のお慶びを申し上げます。このたびは日頃の感謝をこめて、プレゼントを贈らせていただきます。これからも元気に毎日を楽しみながらお過ごしください。今後ともよろしくお願いします。

    今年も敬老の日を迎えられましたこと、大変うれしく思っています。お体に気を付けて、これからもご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。

    【敬老会】メッセージカード用文例集

    利用者さん個人宛のメッセージカードにおすすめの敬老会のお祝いの言葉です。一人ひとりに向けて、短く分かりやすい文章を心がけましょう。

    いつも素敵な笑顔の○○さん。○○さんの笑顔に私たちも日々癒されています。ありがとうございます!

    いつも明るくお話をしてくれる○○さん。これからも元気に、楽しいお話を聞かせてくださいね。

    ○○さんの優しい心づかい、いつも感謝しています。体調にはお気を付けて、これからも元気でいてくださいね。

    喜ばれる言葉で敬老会を盛り上げよう!

    敬老会のお祝いの言葉は、長すぎず、分かりやすい文章にすることが大切です。長寿をお祝いする言葉とともに、日頃の感謝も伝えましょう。利用者さん個人に贈るメッセージには、挨拶文に加え、それぞれのエピソードを入れた内容にすると喜ばれるはず。前向きな言葉を選びながら、読んで明るくなれるメッセージを目指してみてくださいね。

  • 訪問看護 医療事務スタッフさんにインタビュー!広島【ひなた庚午・ひなた吉島】

    訪問看護 医療事務スタッフさんにインタビュー!広島【ひなた庚午・ひなた吉島】

    広島市内を対象とした訪問看護リハビリステーション「ひなた庚午」「ひなた吉島」。温かな雰囲気と丁寧なケアが評判ですが、看護師やリハビリスタッフが現場に専念するうえで欠かせないのが、医療事務スタッフの存在です。今回は、「ひなた吉島」の一員として活躍する医療事務スタッフ・高石優子さんにインタビュー!訪問看護業界ならではのやりがいや、ライフワークバランスに配慮された職場環境について伺いました。介護・看護分野のバックオフィス業務に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

    広島の訪問看護ステーション【ひなた庚午・ひなた吉島】とは?

    2施設外観

    「ひなた庚午」(画像左)・「ひなた吉島」は、広島で医療・介護・福祉事業を展開する[btp_line]「株式会社ひなた」[/btp_line]が運営する訪問看護リハビリステーションです。社名には、“みんなが集まる温かい場所でありたい”という思いが込められています。

    「ひなた」には経験豊富な看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍。看護師が24時間・365日相談対応するほか、各リハビリ専門職がチームでご利用者さんの生活スタイルに合ったリハビリを提供しています。

    ひなた庚午

    「ひなた庚午」(広島市西区高須)は、広島市西区と中区、佐伯区(美鈴が丘)が対象エリア。20~50代の幅広い年代のスタッフが活躍中です。

    ひなた吉島

    「ひなた吉島」(広島市中区光南)は中区・南区エリアを対象にサービスを提供。20~40代のスタッフが多い活気あふれる事業所です。

    両事業所とも、通勤に便利な場所にあることも、働く人にとって魅力のひとつと言えるでしょう。

    ▽「ひなた」では、随時『職場見学』や『お仕事説明会』を実施中!
     ご興味のある方は、お気軽にお申し込みください。

    ▽「ひなた庚午」・「ひなた吉島」スタッフのインタビュー記事はこちら

    【ひなた庚午・ひなた吉島】訪問看護 医療事務スタッフさんを取材!仕事内容、職場環境は?

    「ひなた」では、事務・総務スタッフによる手厚いサポート体制が、訪問スタッフの活躍を支えています。ここからは[btp_line]「ひなた吉島」の訪問看護 医療事務スタッフ・高石優子さん[/btp_line]にお話を伺いました。

    【ひなた吉島】訪問看護 医療事務スタッフさんにインタビュー!

    [btp_box back=”on”]高石優子さん プロフィール
    「訪問看護リハビリステーションひなた吉島」医療事務スタッフ。
    総合病院に1年半、クリニックに14年の勤務を経て、2020年に「ひなた吉島」に入職。

    ◆保有資格:診療報酬請求事務能力認定試験・医療秘書検定準1級・メディカルクラーク(医科)1級[/btp_box]

    ▽介護事務の仕事に関する記事はこちら

    高石さんが、訪問看護 医療事務の仕事を目指したきっかけは?

    [btp_box]高石さん:
    学生時代の病院での職場体験で医療業界に興味を持ち、医療事務の資格を取得しました。15年ほど病院に勤務しましたが、母が癌になったときに在宅医療や看取りが身近なものになり、訪問介護の医療事務に関心を持ちました。[/btp_box]

    訪問看護リハビリステーション「ひなた吉島」を選んだ理由は?

    [btp_box]高石さん:
    「ひなた」では、ご利用者様はもちろんのこと、スタッフの笑顔も大事にしていること、スタッフのライフワークバランスを重視していることを知り、ここで働きたいという気持ちになりました。[/btp_box]

    訪問看護 医療事務の仕事内容は?魅力とは?

    常勤の医療事務スタッフである高石さん。1日または1ヶ月単位で、以下の業務を担っています。

    [btp_box]1日の主な業務内容

    • 当日の訪問スケジュール確認
    • 前日の訪問スケジュール実績確認
    • 電話対応
    • 訪問スタッフの対応
    • 書類の仕分け
    • 訪問看護指示書や提供票の入力 など[/btp_box]

    [btp_box]1ヶ月の主な業務内容内容

    • レセプト業務
    • 実績表の送付
    • 請求書や領収書の発行
    • 指示書依頼
    • 報告書や計画書の発送準備 など[/btp_box]
    レセプト請求用紙
    レセプト請求用紙(介護保険用)
    画像出典:ひなた吉島公式サイト

    中でも重要なのが、「レセプト業務」。専用ソフトを使用し、介護保険の介護報酬や、医療保険の診療報酬に関わる請求業務を行っています。

    サービス提供票
    サービス提供票
    画像出典:ひなた吉島公式サイト

    ケアマネジャーから届く訪問の予定(サービス提供票)に対し、実際訪問に行った実績(実績表)をケアマネジャーへ戻します。こういった重要な各種書類の入力や、ケアマネジャーとのやりとり(専用ソフトへの入力、FAXや郵便)も、医療事務スタッフが担当。迅速かつ丁寧な作業が求められる仕事です。

    [btp_box]高石さん:
    こうした書類業務のほかに、訪問スタッフの補助業務も行っています。訪問に出ているスタッフに代わり、ご利用者様への訪問時間変更などの連絡調整、ケアマネジャー様からの連絡を受けスタッフへ引き継ぐ業務が多いです。
    スムーズな情報共有が何より大切なので、日頃からスタッフ間のコミュニケーションは欠かせません。スタッフの訪問中(支援中)はLINEを使って連携を図っています。[/btp_box]

    また、訪問看護の医療事務のお仕事には、現場ならではのやりがいが多くあるそうです。

    [btp_box]高石さん:
    現場の医療事務スタッフは事務所内の勤務。訪問スタッフのフォローをすることも多い仕事です。多職種のスタッフに頼ってもらえること、チームの役に立てていることにやりがいを感じます。[/btp_box]

    訪問看護 医療事務の仕事で大変だったことは?

    [btp_box]高石さん:
    直接お会いする機会がない方との電話応対や、スタッフを通しての保険証確認などは、不備がないように特に配慮が求められます。
    スタッフとのコミュニケーションや情報共有を大切にし、日々の実績記録から、ご利用者様の生活環境や病状をしっかり把握することで、円滑に業務がまわるよう対応しています。[/btp_box]

    お仕事の中で、印象に残っているエピソードを教えてください。

    [btp_box]高石さん:
    リハビリによって歩行が安定したご利用者様が、事務所まで1人で歩いて来られるようになりました。その際、医療事務である私にも、笑顔でお話ししに来てくださるようになったことが嬉しかったです。[/btp_box]

    高石さん(右)

    「ひなた吉島」の職場環境について教えてください。

    [btp_box]高石さん:
    残業が少なく、常勤スタッフは1時間単位での有給休暇の取得もできるので、プライベートの時間も大切にできる環境です。
    健康面にも配慮されていて、健康診断では会社負担でのオプション検査もあります。
    また、自由参加ですが、社内勉強会でリハビリ専門スタッフや看護師から、歩行補助具の選定や呼吸リハビリテーションなども学べます。専門的な知識を身につけられる機会が多くあることにも満足しています。[/btp_box]

    これから医療事務を目指している方、転職活動中の方へメッセージをお願いします。

    [btp_box]高石さん:
    「ひなた」は、介護業界が初めての方でも安心できる職場環境と働きやすさが魅力です。請求業務などで分からないことがあれば、いつでも優しく丁寧に教えてもらえるので、興味がある方はぜひチャレンジしていただきたいです。[/btp_box]

    重要な情報を扱う医療事務の仕事ですが、緊張感や慎重さが求められる場面でも、スタッフ間の連携で乗り越えているという高石さん。コミュニケーションを大切にする「ひなた」だからこそ、訪問スタッフとともに地域医療の支えとなる喜びや、やりがいを実感できるでしょう。

    【ひなた庚午・ひなた吉島】プライベートも大切にできる働き方の秘密

    【ひなた庚午・ひなた吉島】子育て中スタッフ多数!協力しあえる職場環境

    子育て中のスタッフも多く在籍している「ひなた」。
    会社全体でライフワークバランスの充実に取り組んでいることや、スタッフ同士の協力体制がスムーズであることから「家庭や育児を大切にしながら働ける」と評判です。

    「ひなた」の職場がプライベートと両立しやすい理由は次のとおり。

    [btp_box]

    • 常勤、非常勤からライフスタイルに合わせて働き方が選べる
    • 余裕を持って働けるよう仕事量を配慮
    • 子供の学校行事や急病などで休む際のサポート体制が万全[/btp_box]

    入社後は研修もあり、介護請求を経験したことがない方でも、先輩スタッフから手厚いサポートやフィードバックをもらえ、少しずつ業務に慣れていくことができます。

    研修後も分からないことはすぐに聞くことができ、安心して働ける環境です。

    また、年間を通じて行われる社内勉強会では、悩みや疑問を共有しノウハウを伝え合ったり、専門知識を深めたりする機会が充実。
    職種の垣根を超えて行われる勉強会もあり、チーム力と広い視野を持った医療事務スタッフを目指せます。

    【医療事務の求人・採用情報】ひなた庚午・ひなた吉島の採用情報をチェック!

    画像出典:株式会社ひなた採用サイト

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」では、医療事務スタッフをはじめ、訪問看護・訪問リハビリスタッフを募集中です。未経験の方も、高いチームワーク力とサポート体制が整う「ひなた」なら、安心してスキルを磨いていけるでしょう。

    興味のある方は、ぜひ公式サイトの求人情報をチェックしてください。

    「ひなた」では、随時『職場見学』や『お仕事説明会』を実施中!
     ご興味のある方は、お気軽にお申し込みください。

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」なら高いチーム力で医療事務スタッフとして輝ける

    訪問看護における事務業務に真摯に向き合う、「ひなた庚午」「ひなた吉島」の医療事務スタッフさん。看護・リハビリスタッフと密に連携しながら、ご利用者さんの地域生活を支えています。職種を超えて円滑なコミュニケーションがとれる「ひなた」なら、チームの一員としていきいきと活躍できるでしょう。採用について知りたい方は、ぜひお問合せください。

    所在地 広島市西区高須1-11-19 
    電話番号 082-507-8101 
    サービス対応エリア 広島市西区、佐伯区(美鈴が丘)
    サービス提供時間 平日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり 
    定休日 土日・祝日
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/ 
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_kougo/ 
    所在地 広島市中区光南2-3-45
    電話番号 082-236-6125
    サービス対応エリア広島市中区、南区
    サービス提供時間平日・土曜・祝日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり
    定休日 日曜
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_yosijima/
    画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: cb629ac0ed339f8875e14a27ae33ec4e-1.jpg
    所在地 広島市西区高須2-4-21
    電話番号 082-299-8866
    サービス対応エリア 広島市西区、中区(佐伯区・南区)
    サービス提供時間 平日8:30~17:30
    定休日 土日・祝日
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_fukusiyougu/
  • 文化祭を老人ホーム・介護施設で開こう!おすすめのアイデア4選

    文化祭を老人ホーム・介護施設で開こう!おすすめのアイデア4選

    秋が近づくにつれ、文化祭の企画や準備をスタートする老人ホーム・介護施設は多いのではないでしょうか?しかし、「昨年とは違った企画を…」と思いつつも、良いアイデアがなかなか浮かばないといった悩みを抱える方も少なくありません。そこでこの記事では、文化祭を老人ホーム・介護施設で開催するときにおすすめのアイデアを紹介していきます。文化祭の企画に悩む介護職の方はぜひご覧ください。

    1.作って・見て楽しむ!「利用者さんや介護職員の作品展示」

    文化祭とは、芸術や文化などに親しむ行事のことです。そのため、老人ホーム・介護施設の利用者さんや介護職員が取り組んでいる創作活動があれば、その作品を展示するのも1つの企画となります。すでに文化祭でこの企画を行った老人ホームや介護施設では、次のような作品を展示していました。

    <利用者さんや介護職員の作品展示例>

    • 絵画
    • ちぎり絵、貼り絵
    • 工作、手芸作品
    • 書道
    • サンドアート鉢

    利用者さんが好きなことや得意なことで力を発揮した作品を、文化祭中に多くの方に見てもらいましょう。また、介護職員の作品を展示することで、勤務中とは違った一面を利用者さんに知ってもらい新たな交流につながるかもしれません。

    さらに施設によっては、利用者さんの手形や足形を取り、介護職員がそれを動物の絵に仕上げているところもあるようです。こうした作品であれば、創作活動が苦手な利用者さんであっても、文化祭に参加しやすいでしょう。

    2.秋にまつわる一句を「俳句・川柳の集い」

    できあがった作品を展示するのはもちろん、文化祭期間中に何かを作るというのも素敵な試みです。例えば、ある老人ホームでは文化祭ウィークを開催し、期間中に「俳句・川柳の集い」を行っていました。栗やススキなどの秋ならではの植物を見ながら、利用者さんに作品を作ってもらったといいます。以下の表で秋の季語の一例を紹介していますので、俳句・川柳の集いを開催する際の参考にしてみてください。

    秋の季語意味
    秋日向(あきひなた)秋の太陽でできる日向のこと
    秋振舞(あきぶるまい)秋の収穫を終えてから行う祝いの飲食のこと
    秋景色(あきげしき)秋らしい景色や気配のこと
    秋の音(あきのおと)空気が澄んで秋のさまざまな物音が聞こえること

    3.音楽で心躍らせる「コンサート」

    音楽を楽しむコンサートも、文化祭らしい催しです。サークル活動が盛んな老人ホームや介護施設であれば、利用者さんが演奏者として登壇する時間を設けるのも良いでしょう。実際に文化祭でコンサートを開催した老人ホームでは、ギターやピアノの演奏に合わせて、利用者さんで結成されている合唱団が歌を披露したそうです。

    また、別の介護施設では大学生の楽器演奏者に協力してもらい、クラシックコンサートを企画したといいます。さらには、介護職員で音楽隊を結成しているという施設もあるようです。これらをまとめると、以下のような方法でコンサートが開催できると考えられます。

    <コンサートを企画する方法の一例>

    • 利用者さんが出演するコンサート(合唱、独唱、独奏など)
    • 学生やプロの演奏者を呼ぶコンサート
    • 介護職員が音楽隊を結成して行うコンサート

    こうしたアイデアを参考に、文化祭で音楽を楽しむ機会を設けてみてはいかがでしょうか。

    4.食欲の秋にぴったり「ご当地グルメ」

    食事から各地の文化を知るのも、文化祭ならではの楽しみ方の1つです。ある老人ホームでは、山形県の郷土料理・芋煮汁を作って利用者さんにふるまったといいます。こうした聞き覚えのあるご当地グルメであれば、利用者さんの興味や関心も生まれやすいかもしれません。以下に各地の郷土料理の一例を紹介しますので、文化祭の食事の参考にしてみてください。

    <郷土料理の一例>
    北海道:三平汁
    岩手県:さんまのすり身汁
    青森県:せんべい汁
    神奈川県:海軍カレー
    東京都:深川めし
    栃木県:しもつかれ
    山梨県:ほうとう
    京都府:にしんなす
    岡山県:岡山ばらずし
    鹿児島県:軽羹(かるかん)

    文化祭を老人ホーム・介護施設で企画しよう!

    文化祭とひと口にいっても、芸術や音楽、食事などさまざまな切り口の企画が考えられます。また、作品の展示や演奏会など、利用者さん自身の特技を披露していただくのにも良い機会です。この記事も参考に、一人ひとりの利用者さんが楽しめる文化祭を、老人ホームや介護施設で企画してみてはいかがでしょうか。

  • 【無料】塗り絵サイト7選!高齢者に人気の絵柄は?

    【無料】塗り絵サイト7選!高齢者に人気の絵柄は?

    高齢者施設のレクリエーションとして人気の塗り絵。そんな塗り絵には、無料でダウンロードできるサイトがいくつかあります。そこで今回は、無料の塗り絵サイト7つと高齢者に人気の絵柄を紹介していきましょう。高齢者に塗り絵がおすすめな理由や、レクリエーションで塗り絵を行う際の注意点も解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    高齢者に塗り絵がおすすめな理由

    塗り絵は、絵柄の形を見ながらバランスや色を考え、指先を細かく動かして作業します。この、考えることと指先の動きが、脳を活性化するのです。脳を活性化することは、認知症予防に繋がるといわれています。また、色鉛筆を掴み・塗るという動きで、日常生活ではあまり使うことのない手指の筋肉が刺激されるので、手指のリハビリにもなるでしょう。塗り絵は無心で集中して行う作業なため、ストレス緩和の効果も期待できます。作業に集中することによって呼吸が整えられてリラックス効果も得られるので、自律神経も整うでしょう。塗り絵は、時間を忘れて夢中になることで心が安定するため、アートセラピーとしても広く取り入れられています。このように塗り絵は、高齢者にとってさまざまな効果をもたらしてくれるので、高齢者施設のレクリエーションにおすすめなのです。

    無料でダウンロードできる塗り絵サイト7選!

    ここからは、無料でダウンロードできる塗り絵サイトを紹介していきます。

    大人の「塗り絵」教室

    花・動物・コロリアージュ・日本の世界遺産・時代物などの「テーマ別」と、初心者向け・筆圧の低い方、視力の弱い方向け・男性にもおすすめなどの「タイプ別」に塗り絵の絵柄を探すことのできる塗り絵のサイトです。検索しやすいので、初めてサイトを利用する方にもおすすめ。

    https://www.my-kaigo.com/pub/carers/otasuke/nurie/#theme

    高齢者のための塗り絵

    プランティングフラワー開発者の長瀬教子さんが描いた、オリジナルの塗り絵を無料でダウンロードできるサイトです。長瀬教子さんは、元看護師(介護施設で15年)と元漫画家という経歴のある方で、その経験を生かした塗り絵を描かれています。

    日本の風景|高齢者用無料風景塗り絵プリント

    日本の風景を取り揃えている塗り絵サイトです。懐かしい雰囲気の絵柄が多くあるので、利用者さんは昔のことを思い出しながら取り組めるのではないでしょうか。

    https://nurieprint.com/%E9%A2%A8%E6%99%AF/fukei/

    介護のみらいラボ

    一つひとつの塗り絵に難易度が表示されているので、利用者さんのレベルに合わせて選ぶことができる塗り絵のサイトです。月ごとの塗り絵カレンダーもダウンロードでき、飾って活用できます。

    https://kaigoshoku.mynavi.jp/contents/kaigonomirailab/recreation/nurie/

    ハートページナビ

    月に1・2回、その時期に合った塗り絵とカレンダーが更新され、無料でダウンロードできるサイトです。各絵柄にあるハトのキャラクター「はーとん」の、かわいいコメントも楽しめますよ。

    https://www.heartpage.jp/contents/list/tag0003

    ぬりえWEB

    簡単塗り絵やパズル塗り絵、季節の塗り絵などさまざまなテーマの塗り絵があるサイトです。中には、ハガキにプリントアウトできるサイズの絵手紙塗り絵というものがあります。一年を通して、季節の変化を楽しめるような塗り絵が揃っているので、塗り絵と共にメッセージを書き込んで楽しむとよいでしょう。

    https://www.nurieweb.com/pub/postcard.html#po

    介護レク広場

    簡単な塗り絵から本格的な塗り絵まで数多く揃っているサイトです。歌つき塗り絵は、塗り絵と一緒に言葉も楽しめるので、詩が好きな利用者さんにおすすめ。回想塗り絵は、昭和の懐かしいシーンを塗り絵にしているので、塗りながら話が弾みそうです。

    https://www.kaigo-rec.com/pages/recreationMaterials

    高齢者に人気の絵柄

    紹介しただけでもたくさんの塗り絵のサイトがあり、絵柄も数多くあるのでどんなものを選べばよいのか迷ってしまうかもしれません。そこでここでは、高齢者に人気の絵柄を紹介します。参考にしてみてください。

    季節の塗り絵

    春は「ひなまつり」夏は「花火」など、塗りながら利用者さんに季節を感じてもらうことができるでしょう。季節の塗り絵は、絵手紙にもなります。絵手紙を受け取った側も、日本の風情を楽しめるでしょう。

    簡単な塗り絵

    簡単な塗り絵は、初めてチャレンジする利用者さんや、手指を動かしにくい利用者さんにおすすめです。子供用塗り絵をダウンロードするのもよいでしょう。まずは簡単なものを完成させ達成感を味わうことで、違う絵柄にチャレンジできるようにするのもおすすめです。

    大人の塗り絵

    複雑でやり応えのある大人の塗り絵は、完成したときの達成感と作品のクオリティが高くなります。簡単なものだとものたりないという利用者さんには、ぜひ大人の塗り絵をすすめてみてくだい。

    花の塗り絵

    花をモチーフにした塗り絵は、季節感を味わうこともでき、色で個性を出すこともできます。花は色鮮やかなので、完成した作品を飾るのも部屋が明るくなっておすすめです。

    レクリエーションで塗り絵をするときの注意点

    ここまで、高齢者に対して塗り絵をおすすめしてきましたが、行う際にはいくつか注意点もあります。介護スタッフは以下の点に注意して塗り絵のレクリエーションを進めていきましょう。

    利用者さんに応じた難易度

    利用者さんに塗り絵を楽しんでもらうためには、一人ひとりに合った難易度の塗り絵を選ぶことが大切です。あまりにも簡単すぎたり難しすぎたりするものは、かえって利用者さんのストレスになることもあります。あらかじめ複数の絵柄を用意しておき、利用者さん自身に選んでもらうのもよいでしょう。

    否定しない

    完成した塗り絵の色が実際の色と異なっていたり、うまく塗れていなかったりしても、否定してはいけません。高齢者施設での塗り絵の目的は、うまく塗ることではなく脳の活性化やストレスの緩和、リハビリですので、利用者さんの感性を尊重することが重要なのです。作品に対して、「はみ出すことなく丁寧に塗れている」「たくさんの色が使われていて華やか」など、スタッフが具体的に褒めてあげることで利用者さんの達成感や意欲へと繋がるでしょう。

    姿勢に気を付ける

    塗り絵をするときに姿勢が崩れていると、手元が見えにくかったり、手を動かしにくかったりして、十分に作業を楽しめなくなる可能性があります。臀部を座面の奥までくるよう介助を行い、前傾姿勢を取りやすくしてあげましょう。

    無理強いしない

    レクリエーションは、利用者さん本人のやりたいという気持ちが大切です。利用者さんの中には、塗り絵が苦手・不得意な方もいるでしょう。身体機能の低下により塗り絵が難しい場合もあります。そういった方には、無理強いせずほかのレクリエーションに取り組めるよう配慮が必要です。

    無料のサイトを利用して高齢者に塗り絵を楽しんでもらおう!

    塗り絵は無料ダウンロードできるサイトが多くあり、色鉛筆を用意すれば、簡単に取り組めるレクリエーションです。脳の活性化・手指のリハビリ・ストレス緩和などさまざまな効果が期待でき、楽しみながら高齢者にさまざまなメリットをもたらしてくれます。無料サイトで簡単に印刷して、ぜひ塗り絵をレクリエーションに取り入れてみてくださいね!

  • 【採用担当向け】介護施設の求人は書き方が9割?求職者に刺さるポイント

    【採用担当向け】介護施設の求人は書き方が9割?求職者に刺さるポイント

    介護スタッフの確保は介護施設にとって重要事項です。しかし、「求人を出しても応募がない……」そうお嘆きの介護施設も多いよう。その理由は介護職への求職者が不足しているからではなく、求人情報の書き方が原因かもしれません。求人情報は、求職者にとって、施設の第一印象を決めるものです。働きたいと思える魅力的な情報でなければ、なかなか応募につながらないでしょう。そこで今回は、応募してもらうための介護施設の求人情報の書き方について詳しく解説します。

    応募につなげる求人情報作成のポイント

    求人情報作成のポイントを、ステップに沿って解説していきます。

    ターゲットを明確にする

    「介護施設で働きたい方」などのようにターゲットが広いと、当たり障りのない内容になってしまいます。求人情報で意識したいのは、「私にぴったりの求人!」と思ってもらえる内容にすることです。

    まずは、年齢層や生活スタイル、介護資格や経験の有無など、欲しい人材の人物像を考えてみましょう。経験者なのか、介護未経験の若い世代なのか、子育てを終えた主婦層なのかにより、いいなと思うポイントは異なるはず。ターゲットが決まれば、アピールポイントも定まりやすくなります。

    職種名や施設形態、仕事内容は具体的に示す

    職種名や施設形態、仕事内容は、働くうえで重要な項目です。介護職の働き方は施設形態や資格の有無によっても異なるはず。働くイメージができるよう、わかりやすく表現するようにしましょう。

    未経験者がターゲットであれば専門用語はできるだけ使わず具体的に。介護施設で働いた経験がなくても仕事内容がイメージできるのがベストです。反対にターゲットを経験者に絞るのであれば、必要な知識や経験を明示し、よりターゲットを狭めるのもいいかもしれません。

    施設で働くメリットを示す

    「ここで働きたい」と思ってもらうために、施設で働くメリットを示す必要があります。切り口は企業・職場・仕事内容・雇用条件の4つ。

    • 企業…企業のブランド力や経営状況など
    • 職場…環境、働く方、雰囲気など
    • 仕事内容…働く内容、キャリアアップなど
    • 雇用条件…収入、シフト、福利厚生など

    都合に合わせて休みが取れる、大きい企業のグループ会社だから安心して働けるなど、それぞれの切り口に当てはめて職場の魅力をピックアップしてみましょう。

    ターゲットに寄り添った求人情報にまとめる

    ターゲットを絞りアピールポイントをピックアップしたら、それをもとに求人情報としてまとめていきましょう。気になりそうな情報を盛り込んだり、ネガティブなイメージを払拭できそうな内容にしたりと、ターゲットに寄り添った求人情報にすることが大切です。ブランクありOK、研修あり、日勤のみなど、ターゲットが仕事を探すときに検索しそうなキーワードを盛り込むと、チェックしてもらいやすくなるかもしれません。

    また、情報にリアリティがあると、自分が働くイメージがつきやすくなります。具体的な数字や実績を入れたり、実際に働いているスタッフの声を加えたりすると効果的。写真や動画を活用すると、職場の雰囲気をより伝えやすくなります。

    求人情報を掲示する媒体もターゲットに合わせよう

    どんなにいい求人情報でもそれが求職者の目に留まらなければ意味がありません。求人情報を掲示する媒体の選び方も大切です。さまざまな仕事の求人が掲載された求人サイトや介護に特化した転職サービス、ハローワークなど求人媒体はさまざま。ターゲットの人物像がどんな方法で仕事探しをするのか考えて、適した媒体を選ぶ必要があります。

    若い人材を求めているなら、SNSを活用するのもひとつの方法です。InstagramやTwitterなど施設のSNSアカウントがあるなら、採用情報についても投稿するのも効果的。施設のリアルな雰囲気を求職者に届けることができ、うまく活用できれば応募にもつながります。

    働きたいと思ってもらえる求人情報にアップデート!

    数ある施設の中から求職者の目に留まるには、第一印象となる求人情報がものを言います。人材不足が嘆かれる介護業界において、求人情報には他の施設に埋もれない工夫が必要です。せっかく人材を募集するなら、施設が求める人材に来てもらいたいもの。施設の魅力をしっかりと伝えつつ、ターゲットを絞った内容にして他との差別化を図りましょう。

  • 介護施設の利用者さんに人気のクラブ活動7選!内容や実施のメリットは?

    介護施設の利用者さんに人気のクラブ活動7選!内容や実施のメリットは?

    介護施設でクラブ活動を実施すると、利用者さんの生活が充実すると言われています。クラブ活動の例は、生け花やカラオケ、ゲートボールなど多種多様。複数人で1つの活動を行えば、コミュニケーションを取れるのはもちろん、健康増進や転倒予防対策の効果も期待できるでしょう。今回はクラブ活動の例を挙げ、それぞれの内容と利用者さんにとってのメリットをご紹介します。

    生け花クラブ

    季節の花や草木を使って作品を完成させます。完成品を介護施設や部屋に飾れば、空間が華やいで明るい気分になれるでしょう。

    <利用者さんにとってのメリット>

    • ストレスの解消:季節の変化を身近に感じることで気分が落ち着く。
    • 脳の活性化:花を生けることで思考力や集中力が鍛えられる。表現力が身に付く。

    折り紙クラブ

    折り紙で作品を作ることが活動の基本ですが、数人の利用者さんで共同作品を作ったり、作品のテーマを考えるところから始めたり、楽しみ方がいくつもあります。高齢の方でも親しみやすい遊びで、準備や後片付けが簡単です。

    <利用者さんにとってのメリット>

    • 脳の活性化:折る順番や完成形をイメージすることが脳への刺激になる。
    • 自己肯定感の高まり:作品を完成させることで達成感を味わえる。

    カラオケクラブ

    カラオケ機器を使って利用者さん一人ひとりに好きな歌を歌ってもらいます。外部からカラオケ講師を呼んでレクチャーを受ける機会を作るのもおすすめです。

    <利用者さんにとってのメリット>

    • ストレスの解消:声を出して歌うことで気分がすっきりする。腹式呼吸が自律神経を整え、リラックスできる。
    • 高血圧の防止:腹式呼吸により血流が良くなる。
    • 誤嚥防止:口を大きく開ける練習になり、口周りと舌の筋肉が鍛えられる。
    • 口腔環境の向上:口を動かすと唾液の分泌が促され、虫歯や口内炎の予防、嚥下機能の向上につながる。

    ゲートボールクラブ

    体力の消耗が少ないゲートボールは、高齢の方が挑戦しやすいスポーツです。ルールが簡単で覚えやすく、初心者でも参加しやすいでしょう。利用者さん同士でチームを組んで日常的に楽しむのはもちろん、地域の大会に参加して交流を図るのもおすすめです。

    <利用者さんにとってのメリット>

    • 運動不足の解消:トレーニングになる。ケガのリスク軽減につながる。
    • 骨粗しょう症の予防:日光を浴びることで、健康な骨に必要なビタミンDがつくられる。
    • 脳の活性化:作戦を練ったり勝利を目指したりすることで意欲が高まる。

    体操クラブ

    ラジオ体操のような簡単な運動を行います。身体を動かすことが目的のクラブですが、利用者さん一人ひとりの身体機能レベルを意識したうえで安全に活動しましょう。

    <利用者さんにとってのメリット>

    • 運動不足の解消:体操を通じてトレーニングやリハビリができる。
    • 腸の活性化:腸の働きが促されて食欲増進につながる。

    園芸クラブ

    花や野菜を育てるクラブです。開花・収穫を目指し、植え付けから水やり、日々の観察などを行います。利用者さん一人ひとりの身体機能レベルに合わせて役割分担をすると、“メンバー全員で行う”という達成感を得られるでしょう。

    <利用者さんにとってのメリット>

    • 運動不足の解消:植物の世話を通じて身体を動かせる。
    • 脳の活性化:自分で育てることで、達成感や充実感を得られる。

    ゲームクラブ

    オセロ、花札、将棋、麻雀など、テーブルゲームを中心に楽しむクラブです。少人数でできるものばかりなので、数人ずつに分かれてそれぞれ好みのゲームを楽しめます。

    <利用者さんにとってのメリット>

    • リハビリ効果:手や指先を動かすことで、トレーニングやリハビリになる。
    • 脳の活性化:ルールに沿ってゲームを進めることで思考力が鍛えられる。

    利用者さんの日々に楽しさを!クラブ活動の実施を検討してみよう

    クラブ活動を通じて多くの人と関われば、会話が増えて認知症予防や記憶力の向上につながります。他の利用者さんと関わるのが苦手な方でも、参加を重ねるうちに自然とコミュニケーションが取れるようになることもあるでしょう。利用者さんが「楽しそう」「挑戦してみたい」と思えるクラブ活動を介護施設で実施し、充実した日々をサポートしてはいかがでしょうか。

  • 【介護職の基本】白内障・緑内障は加齢とともに増える?高齢者の視力障害とは

    【介護職の基本】白内障・緑内障は加齢とともに増える?高齢者の視力障害とは

    老眼や白内障、緑内障など、加齢とともに発症リスクの高まる目の病気。介護施設の利用者さんも例外ではなく、介護職にとっても身近な病のひとつではないでしょうか。今回は加齢による目の変化に注目し、高齢者に多い眼病について特徴や原因をまとめました。日々高齢の方と接する機会の多い介護職にとっては、理解しておきたい基礎知識です。一緒に学んでいきましょう。

    年を取ると視力はどう変化する?

    加齢とともに進行する目の老化は、40歳頃から自覚されやすい傾向にあります。自覚症状はさまざまありますが、その中でも最初に現れやすいのは手元が見えづらくなる「老眼」です。

    年を取るにつれて老眼が起こりやすくなるのは、加齢によって目のピント調整を担う毛様体筋が衰えたり、水晶体が硬くなったりすることが原因。そして、老眼の出やすい40代以降からは目のさまざまな機能が加齢による影響を受け始め、高齢になるにつれて眼病の発症リスクは高まっていきます。介護施設の利用者さんの中にも、初期症状が現れている方がいるかもしれません。目の異変を訴える方がいたらすぐに眼科を受診してもらい、定期的な眼科検診を促すことも介護職の大切な役目です。

    高齢者に多い3つの目の病気

    高齢者に多い3つの眼病について、それぞれ特徴や原因を見ていきましょう。

    白内障

    白内障は水晶体が濁ることで視力低下を招く病気です。

    初期症状としては、

    • ものが二重、三重に見えたり、ぼやけて見えたりする
    • 光が眩しく感じられるようになる
    • 目の前が白っぽくかすんで見える

    などが挙げられるでしょう。

    白内障の原因は加齢であることがほとんどで、65歳以上の罹患率は6~7割とも言われています。手術をすれば視力回復が見込めるため、早期発見・早期治療が重要です

    緑内障

    緑内障は、眼圧の上昇によって、目から見えたものを情報として伝える視神経乳頭が圧迫され、視界が欠けて見えるようになる眼病です。失明原因の第1位であり、70歳以上では10人に1人の割合で発症しているというデータもあります。

    高齢になると誰もが罹患する可能性があるにもかかわらず、初期の自覚症状がほぼないというのが緑内障の怖いところです。視野が欠けていることに気づくころにはかなり進行しているケースも少なくありません。緑内障で失われた視力は回復できないため、早期発見のためにも定期検診を受けることが大切です

    加齢黄斑変性症

    加齢黄斑変性症は、網膜の中心にある黄斑が正常に機能しなくなることで視力低下が起こる病気です。喫煙習慣や高血圧・動脈硬化などの生活習慣病に起因することもありますが、主な原因は加齢と言われています。

    初期症状には、

    • 視野の中心がゆがんで見えたり、暗く見えたりする
    • 視力が低下する

    などがあります。片方の目に発症するともう反対の目も約3人に1人の割合で発症すると言われているため、注意が必要です。

    加齢黄斑変性症については、こちらの記事で詳しく解説しています。

    関連記事:

    目の老化によって高まるリスク

    高齢になるにつれて必ず起こる目の老化は、進行すればするほど日常生活のさまざまなリスクを高めることにつながります。

    転倒リスクが高まる

    目の前のものが見えづらくなることで、転倒しやすくなります。転倒によって骨折してしまうと、歩行困難になったり、寝たきり状態になったりするケースも少なくありません。

    精神的にふさぎ込むようになる

    目から得られる情報が少なくなると、気持ちが閉鎖的になりやすくなり、意欲低下を招きやすくなります。その結果、以前ほど趣味を楽しめなくなったり、生活範囲が狭まったりして、精神的に落ち込む方も多いようです。

    認知症になる可能性が高まる

    目の老化は、認知症を発症させる主な原因のひとつです。視力低下によって目から入ってくる情報が少なくなると、脳への刺激が減ることで認知機能が低下してしまいます。その結果、認知症を発症しやすくなってしまうのです。

    交通事故に発展することも…

    加齢によって視力低下が進むと、目の前のものが鮮明に見えづらくなったり、暗いところが見えづらくなったりするでしょう。このような危険な状態で車を運転すれば、見落としも増え、高齢ドライバーの交通事故を招きやすくなってしまいます。

    利用者さんの初期症状が出る前に定期的な眼科検診を

    目の老化は、加齢とともに必ず起こる現象です。放置すれば眼病が深刻化し、失明につながるリスクもあります。介護職は利用者さんの初期症状が現れる前に、定期的な眼科検診を受けてもらうよう、日頃から声掛けをしていきましょう。

  • 高齢者の肥満問題とは?リスクや予防法をわかりやすく解説

    高齢者の肥満問題とは?リスクや予防法をわかりやすく解説

    高齢者が肥満になると病気のリスクが高くなる、ということはほとんどの方がご存じでしょう。実はそれ以外にも、高齢者の肥満は認知症になる可能性が高まったり、最悪の場合は命の危険につながったりする恐れもあるのです。この記事では、高齢者の肥満の特徴や肥満のリスクについて解説するとともに、肥満の予防法を紹介します。「たかが太りすぎ」とあなどるのではなく、しっかりと対策をとって、利用者さんの肥満の予防・改善に努めましょう。

    高齢者の肥満の特徴

    高齢者の肥満には、若年時の肥満とは異なる特徴が見られます。それぞれ詳しく解説しましょう。

    BMIが実際の数値より高く出る

    加齢により身長が縮むことで、高齢者のBMIは実際の数値よりも高く出ることがあります。また、腎不全や心不全・低栄養が原因で体がむくんでしまうことも少なくありません。そのため高齢者の体脂肪は、BMIだけでは判定できない、と考えておきましょう。

    サルコペニア肥満になる可能性がある

    高齢者は、「サルコペニア肥満」になりやすいので注意が必要です。サルコペニア肥満とは、筋肉量が減少し、脂肪が増えた状態を指します。サルコペニア肥満はやせ型の人が該当するケースが多いため、気づかないうちに進行している…ということも少なくありません。

    ウエスト周囲長やウエスト・ヒップ比が重要になる

    高齢者の肥満を正確に判断するために重要なのが、内臓脂肪量の目安になるウエスト周囲長・ウエスト・ヒップ比の判定です。ウエスト周囲長が男性で85センチ以上、女性で90センチ以上になると、内臓脂肪蓄積が疑われます。

    BMI値が高くても死亡リスクは低いケースがある

    高齢者の場合、BMI値が高くても死亡リスクにつながるとは限りません。むしろ死亡リスクを低下させるケースもあるのです。たとえばCOPD(慢性閉塞性肺疾患)・心不全・ガンなどは、体重の減少によって死亡リスクが高まるため、BMI値が低い高齢者の方が影響を受けやすい、といえるでしょう。

    高齢者の肥満のリスクとは?

    高齢者が肥満になるとどのようなリスクがあるのかを見ていきましょう。

    認知症リスクが高くなる

    肥満は動脈硬化を起こしやすいので、血管性認知症の原因となる脳卒中のリスクが高まります。また、肥満は2型糖尿病発症リスクの1つです。糖尿病になると脳内にアミロイドβというたんぱく質が蓄積しやすくなるので、アルツハイマー型認知症になるリスクも高くなってしまいます。

    死亡リスクが高くなる

    肥満は2型糖尿病のほか、高血圧・脳梗塞・心筋梗塞などの原因になります。また、いびきをかく人は睡眠時無呼吸症候群にも気をつけなければいけません。このように肥満が命にかかわる病気の起因になるケースも少なくないのです。

    高齢者の肥満を予防する方法

    認知症やさまざまな病気の原因となる高齢者の肥満は、日々の生活を少し意識するだけで予防・改善することができます。

    規則正しい食生活を

    朝・昼・晩の食事時間を決めておくことで、血糖値が急激に上昇することを防ぎ、脂肪がたまりにくくなります。また、1日3食しっかりとれば、過食や間食防止につながるでしょう。

    カロリーが低く食物繊維が豊富な野菜・きのこ・海藻類を積極的にメニューに取り入れることがおすすめです。また、夕食の時間が遅いと体内に脂肪が蓄積されやすくなるため、夕食は就寝の2~3時間前に設定するとよいでしょう。

    間食や油、糖分の多い飲み物を控える

    間食や糖分の多い飲み物は控えることも大切です。しかし、我慢するとストレスがたまったり、反動で過食に走ったりする恐れもあります。1日200kcalならOKにするなど、適度な息抜きも取り入れてください。

    また、油を多くとると肥満になりやすいので、煮る・蒸すなどの調理法がおすすめです。

    適度な運動を取り入れる

    適度な運動を取り入れましょう。ここで、高齢者にもおすすめの筋トレをご紹介します。

    • つま先立ち…椅子の背につかまったり、壁に軽く手をついたりした状態で、かかとを床につけないよう上げ下げする
    • もも上げ…椅子の背につかまるなどしながら片方の足をお腹まで上げ、ゆっくり下げる

    筋トレにウォーキングなどの有酸素運動を組み合わせると、より効果的です。ただし、筋肉量が減っている利用者さんは、転倒の恐れもあるので十分注意してください。

    高齢者の肥満予防が健康につながる

    高齢者の肥満は死亡や認知症・寝たきりのリスクを高める恐れがあります。また、高齢者は、見た目にはやせて見えるサルコペニア肥満にも注意しなければいけません。利用者さんが健康な日々を送れるよう、肥満対策をしっかり行うことも大切です。まずは高齢者の肥満の特徴やリスクをしっかり理解することから始めましょう。

  • 【介護の体位変換】目的やポイント、注意点まで詳しく解説

    【介護の体位変換】目的やポイント、注意点まで詳しく解説

    介護を必要とする利用者さんにとって、体位変換は日常生活を継続させるために欠かかせないケアのひとつです。しかし、やり方を誤ると利用者さんに負担をかけるうえ、ケガをさせてしまうケースもあります。そこで今回は、体位交換の目的や、押さえておきたいポイント、注意点を解説しました。体位変換がどんな目的で行われているのか、2時間毎の体位交換は本当に正しいのか気になる方はぜひご一読ください。

    体位変換の目的とは

    体位変換は、利用者さんの日常生活をケアする褥瘡や廃用症候群の予防生活の質を高めることを目的に行います。

    利用者さんの日常生活をケアするため

    食事のとき、着替えをするとき、おむつを替えるとき、車いすに乗るときなど、日常生活ではあらゆる場面に適した体位があります。体位変換は、さまざまな活動に合わせて提供するものであり、生活に欠かせないケアであることを認識しておきましょう。

    褥瘡や廃用性症候群の予防

    体位変換は、同じ姿勢を長時間続けることで発生しやすい褥瘡の予防に役立ちます。圧迫され続けた皮膚は血流が滞り、発赤やただれ、最悪のケースでは壊死状態に陥ることもあるので注意しておきましょう。

    また、筋力や心肺機能の低下といった廃用症候群を防ぐ目的でも、体位変換は行われます。体を自由に動かせないことで生じるリスクは、体位変換で最小限に回避できることを認識しておきましょう。

    生活の質を高めるため

    体を動かせない利用者さんにとって、同じ姿勢、同じ景色を見続けることは、強いストレスです。体位変換はこのようなストレスを軽減させるとともに、生活の質を高める結果につながります。

    体位変換は2時間毎が適切って本当?

    体位変換は2時間毎が推奨されていますが、実は明確なエビデンスはありません。マットレスの種類によっては4時間毎で大丈夫とされていたり、利用者さんの状態によっては1時間で褥瘡が発生してしまうケースがあったりとさまざまです。したがって、ルーチンで2時間毎に体位交換を行うのはNG。利用者さんごとの状況に合わせた適切な回数の体位変換を行いましょう。

    体位変換のポイントや注意点

    褥瘡発生の予防や、介護スタッフ自身の腰を痛めないためにも、体位変換のポイントや注意点を押さえていきましょう。

    体位変換前は必ず声かけを行う

    体位変換は利用者さんのペースを尊重することが鉄則です。声かけをせずに突然動かす、強引に引っ張るなどの行為は、利用者さんにケガをさせる恐れがあるだけでなく、信頼関係を失いかねません。体位変換前は必ず声かけを行いましょう。

    ボディメカニクスを意識する

    体位変換時は身体力学であるボディメカニクスを意識すると、少ない力で利用者さんを動かすことができ、腰痛予防にもなります。

    • 足幅を開いて支持基底面積を広くとり、重心を低くする
    • 大きな筋群を使うよう心がける
    • てこの原理やトルクの原理を活用する

    など、ボディメカニクスのコツを押さえて介助しましょう。

    利用者さんが持つ力を見極める

    動ける利用者さんの場合は、体位変換がしやすくなるよう、できる範囲で動いてもらいましょう。そのためには、利用者さんが持つ力を見極め、協力を得ることが大切です。

    体位変換に利用できる用具を理解しておく

    体位変換ではベッド上での移動を補助できるスライドシートや、枕タイプの体位変換器など利用できる福祉用具が多くあります。どんな種類があるのか、正しい使い方も理解して適切な場面で活用していきましょう。

    利用者さんと介護スタッフともに有効な体位交換を目指そう

    体位変換は利用者さんにとって、生活の質を左右する大切なケアです。介護スタッフが無理をすれば、利用者さんにも苦痛を与えかねないことを理解しておきましょう。また、性能のよい福祉用具があっても、使い方を間違えれば宝の持ち腐れになりかねません。道具も有効に活用できるよう、知識や技術を深めておきましょう。

    介護スタッフの腰痛事情については以下の記事も参考にしてください。

  • 【広島・尾道】「デイサービスセンターけやきの樹」介護福祉士さんにインタビュー

    【広島・尾道】「デイサービスセンターけやきの樹」介護福祉士さんにインタビュー

    [btp_line]「デイサービスセンターけやきの樹」[/btp_line]は、広島県尾道市向島(むかいしま)にある通所介護事業所です。利用者さんの日常生活支援や生活機能向上を目的とし、機能訓練や口腔機能向上サービスなどを提供しています。

    今回は、「けやきの樹」で活躍する介護職歴25年の介護福祉士さんにインタビューを実施。デイサービスの仕事内容をはじめ、「けやきの樹」の職場環境や研修制度、福利厚生などを詳しく伺いました。

    【広島・尾道】「デイサービスセンターけやきの樹」とは?

    「デイサービスセンターけやきの樹」は尾道市向島にある通所介護事業所

    尾道市向島にある[btp_line]「デイサービスセンターけやきの樹」[/btp_line]は、2021年4月に開所した通所介護事業所です。向島をぐるりと一周する向島循環線(広島県道377号)沿いにあり、周辺にはドラッグストアやJAの支店などがある利便性の高い場所に位置しています。

    「けやきの樹」を運営するのは、地元尾道の水産業界を長年にわたり牽引してきた水産会社[btp_line]「山源山乃花株式会社」[/btp_line]。同社は、高齢化が進む尾道において、地域社会と密接な介護環境を届けることが地元貢献につながるとの思いから、2013年にサービス付き高齢者住宅の運営をスタートさせました。

    現在では、「自由で安心できる快適生活」をコンセプトとしたサ高住[btp_line]「尾道いちょうの樹」・「けやきの樹」[/btp_line]のほか、訪問介護・訪問看護・デイサービス・居宅介護支援事業など、幅広いサービスを展開しています。

    関連記事

    介護スタッフによるレクリエーションや機能訓練を実施

    画像出典:「けやきの樹」公式サイト

    「デイサービスセンターけやきの樹」には、介護スタッフのほか、理学療法士や言語聴覚士などの専門職も在籍。日常生活支援や生活機能向上を目的とし、利用者さんの能力に合った訓練を提案しています。また、リハビリ機器・器具の豊富なラインナップや広々とした空間づくりも魅力のひとつです。

    「けやきの樹」を主に利用しているのは、地域住民や地域の介護施設の入居者など。脳トレや体操などの機能訓練をはじめ、季節ごとのイベントやレクリエーションなどにも力を入れており、利用者さんに充実した時間を提供しています。

    介護スタッフさんにインタビュー!「デイサービスセンターけやきの樹」の仕事内容、やりがいは?

    今回、編集部がインタビューしたのは、介護福祉士の資格を持ち介護スタッフとして勤務するOさん。介護職歴25年のベテランです。そんなOさんに「けやきの樹」へ入職されたきっかけや平均的な1日の業務内容、利用者さんとの心に残るエピソードなどを伺いました。

    介護職に興味を持ったきっかけから入職までの経緯を教えてください。

    ※イメージです

    [btp_box]Oさん「私の家庭は祖母が一緒に住む三世代同居で、母が祖母のお世話を担っていました。そんな母の姿を側で見て、大変だなとは思いながらも、介護の仕事に興味を持ちました。

    その後、介護福祉士の資格を取得し、別の施設で介護フタッフとして勤務していたところ、新規でオープンする『けやきの樹』のことを知りました。

    新規でできた事業所なだけあって設備も大変充実しており、建物の内外含め全体的に明るく広々とした印象で、働きやすそうだなと思い入職を決めました」[/btp_box]

    「けやきの樹」介護スタッフの1日の平均的なスケジュールを教えてください。

    浴室には座位で入浴できる装置も完備
    画像出典:「けやきの樹」公式サイト

    8:30~9:00送迎
    9:00~9:30朝会、バイタルチェック
    9:30~11:30入浴、リハビリ、個別レクリエーション
    11:30~12:00口腔体操
    12:00~13:00昼食
    13:00~14:00口腔ケア、静養
    14:00~15:00集団体操、集団レクリエーション
    15:00~16:00おやつ
    16:00~送迎

    [btp_box]Oさん「利用者さんと接する際は、気持ちに寄り添った声掛け・傾聴をはじめ、顔色や歩行状態などを丁寧に観察し、変化がないか常に注意を払っています」[/btp_box]

    口腔体操や口腔ケアが組み込まれていることが「けやきの樹」の特色。また、介護スタッフは常に利用者さんの状態に気を配りながら、基本のルーティーンをこなしていることがわかりました。

    レクリエーションの企画や季節行事でどのような工夫をされていますか?

    地元伝統菓子「ふなやき」を作っている様子
    画像出典:けやきの樹Instagram

    [btp_box]Oさんレクリエーションの企画や季節ごとのイベントでは、利用者さん皆が参加でき、季節を感じていただけるよう工夫しています。例えば、夏の時期だと、尾道で古くから親しまれる和菓子『ふなやき』をご提供したり、夏祭りレクなどを企画したりしています」[/btp_box]

    「ふなやき」とは、旧暦の6月1日に食べると夏病みをしないとの言い伝えがある尾道の伝統菓子で、毎年夏になるとお菓子屋さんの店頭に並ぶそう。

    画像出典:けやきの樹Instagram

    こちらは、夏祭りの様子。スタッフさんが身に着けているはっぴが大漁旗になっているのがユニークですね。このように、季節を感じられる食事やレクリエーションを盛り込むことにより、利用者さんに喜びやワクワク感を提供しているのでしょう。

    日々のお仕事でやりがいは?また、心に残る利用者さんのエピソードがあれば教えてください。

    画像出典:けやきの樹Instagram

    [btp_box]Oさん「利用者様に喜んでいただけたり、『ありがとう』と言われたりしたときに、やりがいを感じます。

    以前、認知症が進み、孫や子供の顔や名前が思い出せなくなった利用者様がいらっしゃいました。そのお孫さんは名前も顔も忘れられているのに、その方に会うため足しげく通っておられました。そんな利用者様がある日、『いつもありがとう』とお孫さんの名前を言われたんです。『伝わるものなんだなぁ』と、とても嬉しかった思い出があります。

    そんな経験から、利用者様に対してはもちろん、一緒に働くスタッフに対しても日ごろから感謝の言葉を伝えるようにしています」[/btp_box]

    「ありがとう」という言葉をかけることは、介護スタッフと利用者さんに限らず、介護スタッフ同士の信頼関係の構築にもつながっているようです。

    【求人】「デイサービスセンターけやきの樹」の職場環境や働き方は?

    「けやきの樹」の職場環境や福利厚生について、引き続き介護スタッフOさんにお話を伺いました。

    職場ではどんなスキルアップの機会がありますか?

    [btp_box]Oさん「新人研修は、3ヶ月間マンツーマンで指導を行っています。研修期間終了後もオンライン研修を受ける機会があり、スキルアップする機会は常に設けられています」[/btp_box]

    研修期間がしっかり設けられているため、デイサービスでの勤務経験がない介護職の方でも無理なくスキルを身に付けられそうです。

    デイサービスのお仕事に興味を持っている方へのメッセージ

    最後に、転職を考えている介護職の方や介護の仕事に興味を持っている方へ向けて、Oさんからメッセージをいただきました。

    [btp_box]Oさん「利用者様と過ごす時間は、想像以上の学びがあり、尊いものです。私は介護スタッフとして利用者様をケアする側ですが、反対に利用者様の思いやりの心に触れるたび、元気や勇気をいただいています。高齢者は心の余裕や人に対する許しがある方が多いのかもしれません。

    そんな人生の大先輩の心に触れられることは、他の仕事ではなかなか味わうことのできない介護スタッフとして働く醍醐味だと思います」[/btp_box]

    「けやきの樹」で行われている個別レクリエーションの時間は、利用者さんとの有意義なふれあいの時間になっているようです。デイサービスでは、介護スタッフも交えたレクリエーションがあったり、外出の機会があったりと、利用者さんと介護スタッフが一緒になって楽しめる機会があることも特徴といえるでしょう。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    「デイサービスセンターけやきの樹」では、[btp_line]介護スタッフ(正社員)・介護スタッフ(パート)・生活相談員として働く仲間を募集中[/btp_line]です。勤務時間は、8:30~17:30のシフト制(週休2日)。また、年2回の賞与・社会保険完備・制服支給・年間休日107日と、安心して働ける福利厚生が整っています。
    尾道エリアで転職を考えている介護職の方やデイサービスでの勤務に興味のある方は、ぜひぜひ山源山乃花公式サイトをチェックしてみてください。

    山源山乃花公式サイトの採用ページはこちら

    また、採用について公式LINEで問い合わせることも可能。ぜひ気軽にアクセスしてみてください。

    山源山乃花公式LINEはこちら

    「ありがとう」で絆を紡ぐ「デイサービスセンターけやきの樹」

    「けやきの樹」は、充実したリハビリ機器、明るく広々とした空間づくり、座位で入浴可能な設備など、利用者さんが安心して過ごせる環境が整っています。また、ユニークなレクリエーションや季節感のある食事など、介護スタッフも利用者さんと一緒になって楽しめる企画が目白押しです。「ありがとう」の言葉があふれる「けやきの樹」で、あなたも一緒に働いてみませんか?

    ※採用情報は、2023年8月時点のものです。

    【デイサービスセンターけやきの樹】

    電話番号0848-38-1600
    営業時間9:00~16:30
    公式Instagramhttps://www.instagram.com/keyakinoki_ichounoki/
    公式サイトhttps://www.keyakinoki-y.jp/
    公式LINEhttps://line.me/ti/p/~@629etvlt
  • 介護職の再就職準備金・介護分野就職支援金って?最高40万円を支給

    介護職の再就職準備金・介護分野就職支援金って?最高40万円を支給

    介護業界に就職を希望する方に向けた「再就職準備金」や「介護分野就職支援金」という支援制度を知っていますか?初めて介護業界に飛び込む方だけでなく、一度介護職から離れていたけれど介護業界に再就職する方にも、金銭的な支援をする制度があります。この記事では、再就職準備金や介護分野就職支援金が利用できるケースを詳しく解説していますので、これから介護職に就く予定の方はぜひ参考にしてくださいね。

    介護職の再就職準備金・介護分野就職支援金とは?

    厚生労働省では、介護分野の人手不足解消のために、介護職に就く際に必要な費用を無利子で貸付する「再就職準備金貸付事業」や「介護分野就職支援金貸付事業」を実施しています。貸付なので返済義務はありますが、介護職員として2年間勤務するなど、一定の条件を満たせば返済が免除されるケースも。どちらの制度も、正社員・パート・アルバイトなど勤務形態を問わず利用できます。各都道府県の指定団体が窓口になっているので、詳細を確認してみましょう。

    再就職準備金・介護分野就職支援金の対象となる経費

    再就職準備金や介護分野就職支援金は、介護職に就くために必要な費用に限り貸付を受けられます。対象となる経費の例は、以下のとおりです。

    • 子供の預け先を探すための活動費
    • 介護に関する研修受講や国家試験の受験手数料、参考書など書籍購入費
    • 介護職に就く際に必要なウェアや靴などの被服費
    • 転居を伴う場合に必要な敷金礼金や転居費
    • 通勤用の自転車やバイクの購入費

    再就職準備金・介護分野就職支援金が返還免除になる条件

    再就職準備金や介護分野就職支援金は、介護職として2年以上勤務すると返還免除になります。貸付を受けた翌月から返還しなければならないため、免除を受けようとする方は2年間返還が猶予される「返還猶予申請」をしておきましょう。

    返還免除の条件である2年間は、途中で別の事業所の介護職に転職しても通算されますが、退職から就職までの期間が1ヶ月以内という制限があります。また、都道府県ごとに申請しているため、同じ介護職であっても他の都道府県への転職は2年間に通算されず、返還免除されません。

    再就職準備金・介護分野就職支援金を利用する際の注意点

    再就職準備金や介護分野就職支援金を利用する際は、連帯保証人を立てなければなりません。申請時に連帯保証人の住民票や前年の収入を証明する書類が必要なので、事前に依頼しておきましょう。連帯保証人は法人・個人どちらでも構いませんが、それぞれ必要書類が異なるため詳細を確認しておきましょう。貸付は基本的に無利子ですが、正当な理由もなく滞納した場合は残金に年3%の利子が加算されます。

    なお、2年以内に介護職からケアマネジャーに異動や転職した場合、返還免除にはなりません。ケアマネジャーも介護職に含まれると思いがちですが、返還免除の条件からは外れるため注意が必要です。

    再就職準備金貸付事業

    再就職準備金貸付事業は、介護職に再就職するために必要な費用を貸付する制度。利用できる条件などは都道府県によって異なることがあるため、お住まいの地域の窓口に確認してください。

    再就職準備金貸付の対象者は?

    再就職準備金の貸付を受けられるのは、以下の条件をすべて満たす方です。

    1. 次のいずれかに該当し、介護保険サービス事業所などで1年以上の勤務経験がある方
    • 介護福祉士の資格を持っている
    • 実務者研修を修了している
    • 介護職員初任者研修を修了している

    ※すでに廃止されている介護職員基礎研修・1級課程・2級課程のいずれかを修了している場合も可

    2.介護保険サービス事業所などにおいて介護職員として再就職した方

    3.都道府県福祉人材センターに氏名及び住所などの届出を行い、再就職準備金利用計画書を提出した方

    ※厚生労働省HPより引用(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188098_00002.html

    その他、都道府県によっては直近の離職日から再就職するまでの期間や住民登録などの条件があるため、事前に確認しておきましょう。

    再就職準備金の限度額と申請期限

    再就職準備金の貸付限度額は、40万円です。申請期限は就職後3ヶ月以内なので、就職が決まったら早めに手続きをしておきましょう。

    再就職準備金の申請手続き

    再就職が決まる前に、必ずお住いの地域管轄の福祉人材センターに離職介護人材として届け出をしておきましょう。申請に必要な書類を、窓口となる団体のホームページからダウンロードし、記入して提出します。介護職として働き始めてから3ヶ月以内に「再就職届」を提出すると、申込み手続きは完了です。

    貸付が決定すると借用証書などの書類が送付されるので、記入して他の必要書類とともに提出しましょう。不備なく書類が受理されると、申請した金額が一括で振り込まれます。

    介護分野就職支援金貸付事業

    介護分野就職支援金貸付事業は、介護職に初めて就く方のために、就職に必要な費用を貸付する制度です。

    介護分野就職支援金貸付の対象者は?

    介護分野就職支援金の貸付を受けられるのは、以下の条件をすべて満たす方です。

    1. 介護未経験者・無資格で働いていた方・無職の方で、介護職員初任者研修などの所定の研修を修了した方
    2. 介護保険サービス事業所などにおいて介護職員として就職した方
    3. 介護分野就職支援金利用計画書を提出した方

    ※厚生労働省HPより引用(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000188098_00002.html

    再就職準備金と同様に、都道府県によって対象者の条件が異なることがあるため、必ず窓口となる団体のホームページなどで確認してください。

    介護分野就職支援金の限度額と申請期限

    介護分野就職支援金の貸付限度額は、20万円です。申請期限は就職後3ヶ月以内なので、就職が決まったら早めに手続きをしておきましょう。

    介護分野就職支援金の申請手続き

    窓口となる団体のホームページから申請に必要な書類をダウンロードし、記入して提出しましょう。その他、連帯保証人に関する書類介護職員初任者研修などの修了後に発行される証明書なども準備が必要です。貸付が決定すると借用証書などの書類が送付されるので、記入して他の必要書類とともに提出すると申請した金額が一括で振り込まれます。

    再就職準備金や介護分野就職支援金を利用して介護職への転職・再就職をしよう

    新たに仕事をスタートするときは、何かと金銭的な負担があるもの。その点、介護職への転職や再就職には、再就職準備金や介護分野就職支援金という手厚い制度があります。2年以上の勤務で返還免除という面も、長く働き続けるモチベーションにつながるのではないでしょうか。これから介護職に就こうと思う方は、ぜひ制度を活用してくださいね。

  • 【愛媛】居宅介護支援事業所たいようは地域の介護拠点。利用者目線のサービスの秘密とは?

    【愛媛】居宅介護支援事業所たいようは地域の介護拠点。利用者目線のサービスの秘密とは?

    愛媛で薬局・介護事業を展開する『株式会社フェスレック』。今回は介護事業の『居宅介護支援事業所たいよう』にスポットを当て、その魅力をお届けします。グループ内に介護施設を持たない事業所スタイル、バラエティ豊かな資格を持つ所属ケアマネジャー、時間を有効活用できる働き方など…思わず興味が湧く“たいようならではの強み”が多数!利用者さん目線で考えることを大切にする、たいようの“サービスの秘密”を探っていきましょう。

    【居宅介護支援事業所たいよう】利用者さん本位の公正なケアプランを作成

    株式会社フェスレック

    『株式会社フェスレック』は薬局・居宅介護事業所を運営する愛媛県松山市の企業

    2023年4月で[btp_line]創立10周年を迎えたフェスレック[/btp_line]の主な事業は、薬局・介護事業です。代表を務めるのは、愛媛県伊予郡出身の三谷洋右(みたに ようすけ)さん。薬剤師として大手ドラッグストアチェーンに勤務後、2013年に調剤薬局を運営するフェスレックを設立されました。

    薬局事業では、関連会社の『有限会社クリフ』と合わせて愛媛エリアで6店舗の薬局を運営しています。調剤薬局といえば処方せん調剤がメイン業務ですが、フェスレック運営の薬局には“地域の頼れる薬局”としてのユニークな特長が。

    ぽかぽか薬局 新居浜店

    ぽかぽか薬局 新居浜店

    フェスレックの第一号調剤薬局である『ぽかぽか薬局 新居浜店』は、通常の処方せん調剤だけでなく、在宅医療へも積極的に関わっている店舗です。ご自宅や施設で過ごす高齢者の生活を支えるべく、周辺の医療機関・介護施設と連携しています。
    その他、さまざまなニーズに応えられるよう取扱商品の幅を広げたり、薬剤師による在宅訪問サービスを行っていたりと、店舗ごとにさまざまな特長があります。

    居宅介護支援事業所たいよう

    一方、介護事業では[btp_line]『居宅介護支援事業所たいよう』[/btp_line]を運営しています。もともと薬局事業からスタートしたフェスレックですが、三谷さんの「利用者さんを切れ目なくサポートしたい」という想いからたいようを設立。“地域に貢献できる温かい介護”を目指し、単独居宅として事業を展開しています。

    2023年7月には、たいようの事業所移転に合わせてイベントが開催されました。たいようのケアマネジャーによる相談会、キッチンカーでの食品販売、ヘッドスパなど盛りだくさんの内容だったそう。

    フェスレック 公式サイトはこちら

    ▽フェスレックの事業内容については、こちらの記事でも詳しくご紹介しています。

    ▽フェスレック代表の三谷さんのインタビュー記事はこちらから。

    『たいよう』は特定の事業所に偏らない独立した居宅介護支援事業所

    出典:株式会社フェスレック公式Instagram

    たいようはグループ内に介護施設を持たない、いわゆる“単独居宅”として、利用者さんの立場になって公正なケアプランを作成しています。2023年現在は、常勤・非常勤を含めた合計10名体制。所属ケアマネジャーは、薬剤師や社会福祉士、歯科衛生士などさまざまな資格を持っています。

    三谷さんが単独居宅を選んだのは、ケアプランの公平性を重視することが理由。“利用者さん一人ひとりの気持ちや状況に合わせたケアプランを適正に提供できる”という、選択の自由度に注目したのです。いくつもの選択肢の中から利用者さん本位の公正なケアプランを作成することが、たいようの目指す[btp_line]“地域に貢献できる温かい介護”の実現[/btp_line]につながっています。

    所属スタッフや働き方に工夫アリ!『居宅介護支援事業所たいよう』ならではの強みとは?

    たいようのサービスの秘密は、他の事業所にはない“たいようならではの強み”に隠されています。所属スタッフや利用者さんとの関わり方など…3つの工夫に注目して秘密を探っていきましょう。

    医療・介護・福祉資格を持つケアマネジャーが在籍!あらゆる利用者さんに対応

    たいように所属するケアマネジャーは、薬剤師・看護師・社会福祉士・歯科衛生士・介護福祉士とさまざまな資格を持っています。その理由は、あらゆる利用者さんの状態に合わせて事業所内で連携を図るため。実は、代表の三谷さん自身も薬剤師とケアマネジャー、両方の資格を保有しています。異なる資格を持つスタッフがそれぞれの専門知識を生かし、連携することで“利用者さんにとって必要なケアプラン”を実現します。

    出典:株式会社フェスレック公式Instagram

    たいようで活躍する中村安希子さんは、ケアマネジャーと歯科衛生士の資格を持つスタッフさんです。ケアマネジャーとして仕事をしつつ、たいようの勤務が休みの日を利用して訪問歯科衛生士の仕事もされています。事業所の移転イベントでは、口腔ケア相談を担当されたそう。

    他にも、NPO法人の代表を務めながら障害相談員としても活躍するパワフルなスタッフさんもいるのだとか。幅広い分野の知識と豊富な経験を持つスタッフが、たいようのサービスの質を高めているのです。

    ▼「たいよう」で活躍する非常勤ケアマネジャーさんのインタビューはこちら

    傾聴・共感を第一に!利用者さんが相談しやすい雰囲気づくりに専念

    ※イメージです

    たいようの利用者さんに対し三谷さんが第一に考えるのは、“傾聴・共感”です。利用者さんが相談しやすい雰囲気づくりに専念し、信頼関係の構築を目指しているのだそう。
    担当する利用者さんの中には、5年以上サポートし続けている方も。現在まで良好な関係が続く利用者さんとのエピソードをご紹介します。

    [btp_box]三谷さん「旦那さんと死別し、一時は息子さんご夫婦と同居していた利用者さん。ご本人の希望で“自宅に帰りたい”となりましたが、一人で過ごすことに対し息子さんは心配しておられました。そこで、他の介護事業所などと連携し、ご自宅でも安心して過ごせる環境づくりをサポートさせていただきました。息子さんとは気兼ねなくお話しできる関係が続いています」[/btp_box]

    息子さんの「夜間が不安」という意見に対し、安否確認用の遠隔カメラを設置するなど、安心につながる環境づくりを提案した三谷さん。利用者さんだけでなく、そのご家族も含めた関わりを大切にすることが“信頼関係の構築”には欠かせないのです。

    たいようでは、利用者さんの表面的な困りごとだけではなく、その想いの裏に隠されている“本当の困りごとの解決”を心がけているそうです。利用者さん目線で傾聴・共感することはもちろん、利用者さんのご家族にとっても幸せな介護を受けられるよう、公正な立場で関われる事業所を目指しています。

    事業所に出勤する必要はなし!ケアマネ業務のために時間を有効活用

    ※イメージです

    スタッフの働き方にもたいようならではの工夫が。

    三谷さんの「利用者さんに合ったプランを提供するため、利用者さんや他の事業所と関わるために時間をフル活用してほしい」という想いから、所属スタッフは毎日異なるスケジュールで現場へ訪問しています。朝出勤したら事務所へ顔を出し、退勤時は事務所に戻ってくる…という流れをなくし、より良いケアプラン作成のための時間に充てているのだとか。

    また、どのパソコンからでもプラン作成や請求管理ソフトへログインできる環境を整え、時間を効率的に活用できるよう工夫しています。たいようのスタッフは、業務に専念できる働き方のもと、日々利用者さんと向き合っているのです。

    三谷代表に聞きました!居宅のケアマネとして活躍するために大切なこと

    これから居宅のケアマネジャーを目指す方へのメッセージとして、三谷さんにお話を聞きました。

    <代表 三谷洋右さん>

    [btp_box]三谷さん「少子高齢化やAI技術が急速に進む中、居宅のケアマネジャーに求められるのは、画一的な対応よりも“利用者さん一人ひとりに寄り添う個別対応能力”だと思います。“自宅で最後まで過ごしたい”そんな方が安心して過ごすためには、居宅のケアマネジャーの力が欠かせません。AIにはできない、人と人との関係だからこそできる関わり方が求められるのです。
    利用者さんと最後まで深い関わりを持てるケアマネジャーとして活躍するには、日々の学ぶ姿勢が大切。居宅のケアマネジャーとしてお互い頑張っていきましょう!」[/btp_box]

    “たいようならではの強み”が温かい介護を実現!

    たいようのサービスの秘密は、利用者さん本位の温かい介護を実現するべくさまざまな工夫を取り入れているところ。[btp_line]「利用者さん一人ひとりのために」「公正なケアプランを作成するために」[/btp_line]と考える三谷さんの熱い想いが、たいようならではの強みとなって表れています。

    利用者さん目線で考えることはもちろん、従業員の満足にも注力しているフェスレック。愛媛エリアで地域医療・介護への貢献を考えている方は、たいようをはじめとするフェスレックの活躍から目が離せませんよ!

    【株式会社FESREC】

    所在地愛媛県松山市姫原3-7-46-1009
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://fesrec-japan.com/
    公式Instagram@fesrec2013

    【有限会社クリフ】

    所在地愛媛県松山市樽味4丁目2番33号
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://cliph.biz/

    【居宅介護支援事業所たいよう】

    所在地愛媛県松山市片山甲165
    電話089-948-8784
    公式ブログhttps://ameblo.jp/fesrec-taiyo/

  • 介護福祉士試験の受験申し込み開始!令和5年度の試験概要をチェック

    介護福祉士試験の受験申し込み開始!令和5年度の試験概要をチェック

    2023年8月9日より、今年度の介護福祉士国家試験の受験申し込みがスタート!そこで今回は、第36回(令和5年度)介護福祉士国家試験の概要や試験日、受験の申し込み方法などをご紹介します。また、過去の合格率を参考に介護福祉士試験の難易度についてもまとめました。介護スタッフとして働きながら資格取得を目指す方はもちろん、介護職のキャリアアップに役立つ資格を探している方なども、ぜひ参考にしてください。

    第36回(令和5年度)介護福祉士国家試験の概要

    介護福祉士は、介護業界で仕事をする方にとってメリットの大きい国家資格のひとつ。将来的に管理職を目指したい、収入をアップさせたい、転職を有利に進めたいといった目的で、毎年多くの介護スタッフが資格試験を受験しています。

    関連記事:

    ここからは、第36回(令和5年度)の介護福祉士国家試験の概要を紹介するのでチェックしてください。

    令和5年度 介護福祉士国家試験日

    筆記試験:2024年1月28日(日)
    実技試験:2024年3月3日(日)

    受験申し込みの受付期間

    2023年8月9日(水)~9月8日(金)まで ※消印有効

    試験地

    筆記試験(全35ヶ所)…北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県

    実技試験(2ヶ所)…東京都、大阪府

    受験手数料

    18,380円

    合格発表

    2024年3月25日(月)

    第36回(令和5年度)の介護福祉士国家試験の受験資格

    介護福祉士は、主に4つのルートから資格取得を目指せます。ルートによって受験資格を得られる実務経験の期間や養成施設での履修年数などが異なるため、事前に確認しておきましょう。

    【養成施設ルート】介護福祉士施設卒業者は実技試験免除

    高校などを卒業後、介護福祉士養成施設で2年以上履修した方。または、福祉系大学や保育士養成施設などで学んだのち、介護福祉士養成施設で1年以上履修した方に受験資格が与えられます。なお、養成施設ルートからの受験者は実技試験免除です。

    【実務経験ルート】3年以上の実務経験と実務者研修の修了が必要!

    実務経験ルートには、主に2つのパターンがあります。

    1.実務経験+実務者研修(EPA介護福祉士候補者以外)
    2.実務経験+介護職員基礎研修・喀痰吸引等研修

    実務経験の期間は、3年以上(1,095日以上)かつ従事日数540日以上となります。なお、従事期間や従事日数は通算することが可能。また、受験申し込み時に実務経験を満たしていない場合でも、試験実施年度の3月31日までに条件を満たす見込みがあれば受験できます。

    上記に加え、養成施設などにおける「実務者研修」の修了が必要です。仕事をしながら「実務者研修」を受講する方も多いため、無理なく学習できる通信コースを設けている養成施設もあります。実務経験ルートからの受験も、実技試験は免除です。

    【福祉系高校ルート】福祉系高校を卒業すれば、介護福祉士の試験が受けられる

    福祉系高校を卒業した方、または卒業する見込みがある方は受験可能です。また実技試験も免除されます。また、特例高等学校など(専攻科及び別科を除く)を卒業後、9ヶ月以上の実務経験がある方も受験することが可能です。特例高等学校の場合は、入学年度によって必要な履修科目や単位数が異なるため、事前によく確認しましょう。

    【経済連携協定(EPA)ルート】3年以上の実務経験が必要!

    EPA介護福祉士候補者とは、日本での介護福祉士資格取得を目的として研修を受けながら働くインドネシア・フィリピン・ベトナムの方のこと。EPA介護福祉士候補者は、母国で3年以上の実務経験があれば、受験することができます。

    介護福祉士国家試験の合格率や難易度は?

    介護福祉士国家試験の合格率は、「公益財団法人 社会福祉振興・試験センター」公式ホームページにて公開されています。以下に、過去3年分の合格率をまとめました。

    <介護福祉士国家試験の合格率>
    試験回・年度 合格率
    第33回・令和2年度 71.0%
    第34回・令和3年度 72.3%
    第35回・令和4年度 84.3%

    合格率はおおむね70%以上と比較的高く、難易度は「やや易しめ」といったところ。介護職として働きながら受験する場合、学習時間の確保が課題になるかもしれません。そのため試験日から逆算し、「余裕のある学習計画を立てる」「なるべく早めに着手する」などの対策を取ることで、資格取得は十分目指せるでしょう。

    初めて介護福祉士国家試験を受験する場合の申し込み方法

    ホームページまたは郵便はがきで、第36回介護福祉士国家試験「受験の手引」を請求します。手元に届くまで時間がかかるため、[btp_line]7月上旬から遅くとも受付期間締め切り8日前の8月31日(木)までに請求[/btp_line]してください。「受験の手引」は、ヤマト運輸の宅配便で送られてきます。

    受験申し込みに必要な書類を準備する

    「受験の手引」に従い、提出書類を準備します。必要な書類は受験ルートによって異なりますが、以下の書類は受験者全員が提出しなければなりません。

    • 受験申込書
    • 受験用写真等確認票
    • 受験手数料払込受領証貼付用紙

    また実務経験ルートから受験する方は、「実務者研修修了証明書」または「実務者研修修了見込証明書」、「実務経験(見込)証明書」なども必要になります。

    受験手数料を払い込む

    「受験の手引」内にある専用払込票を使い、受験手数料を払い込みます。払い込みが完了したら、受領証を「受験手数料払込受領証貼付用紙」に貼り付けてください。

    受験申し込みに必要な書類を送付する

    書類がすべてそろったら、期限までに「公益財団法人 社会福祉振興・試験センター」宛てで受験申込書を郵送します。

    [btp_box]【受験申込書郵送期間】2023年8月9日(水)~9月8日(金)まで ※消印有効[/btp_box]

    過去に介護福祉士試験を受験したことがある場合の申し込み方法

    第10回~第35回試験で受験資格が確定している方は、インターネットから受験の申し込みができます。「受験の手引」の請求や顔写真のプリントなどは不要。また、受験手数料の支払いにクレジットカードが使えるなど手軽に申し込めるのがメリットです。
    インターネット申し込みに必要なものは、メールアドレス・過去の試験の試験回と受験番号・顔写真データなど。なお、申し込み受付期間は郵送の場合と同様です。

    [btp_box]【受験申し込み受付期間】2023年8月9日(水)~9月8日(金)まで[/btp_box]

    働きながらでも介護福祉士の資格取得は目指せる!

    介護福祉士は、キャリアアップや収入アップに役立つ介護系国家資格。ここ数年の合格率は70%以上と比較的高く、介護スタッフとして働きながら資格取得を目指す方も数多くいます。令和5年度の介護福祉士国家試験の受験申し込み受付期限は、9月8日(金)まで。不備のないよう、なるべく早めに申し込み準備を進めてくださいね。

  • 広島・愛媛のサ高住「Sグラン」スタッフにインタビュー!キャリアアップできる職場環境とは?【求人情報も】

    広島・愛媛のサ高住「Sグラン」スタッフにインタビュー!キャリアアップできる職場環境とは?【求人情報も】

    広島・愛媛で7施設が展開されている「Sグラン」。ご利用者さんのニーズに細やかに応える姿勢が好評のサービス付き高齢者向け住宅です。今回は、さまざまな経歴を持つ2名の介護スタッフさんにインタビュー!異業種での経験が生かせるポイントや、家庭とのバランスをとりやすい働き方について伺いました。未経験・ブランクがあってもキャリアップできるという職場環境は必見です。「Sグラン」を運営する株式会社L.S.I.の求人情報と併せてチェックしてください。

    【広島・愛媛】サ高住「Sグラン」。介護スタッフ、看護師、リハビリ職が活躍中

    サ高住「Sグラン」とは?広島市・福山市・松山市に全7施設展開。

    広島と愛媛で7施設が展開されているサービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」。

    広島市内のサ高住で初めて24時間看護を導入したり、定額の介護保険外サービスで細やかな生活サポートを実現したりと、先進的な介護・看護サービスに取り組むサ高住です。

    ▽株式会社L.S.I. 第1回目の記事はこちら

    ▽河手代表のインタビュー記事はこちら

    「Sグラン」で介護スタッフ、住宅看護師、理学療法士などリハビリ職が活躍!

    デイスタッフ

    要介護度が高い方も安心して暮らせる「Sグラン」。介護スタッフ・住宅看護師・リハビリ専門職といった専門スタッフが力を合わせ、利用者さんらしい生活を支えています。

    「Sグラン」で働くスタッフさんの経歴はさまざま。
    今回は、異業種からのキャリアチェンジや育休復帰を経て活躍するお二人にお話を伺いました。

    サ高住「Sグラン五日市」施設長・伊集院彰吾さんにインタビュー!

    営業職から介護福祉士の資格を取得。サ高住施設長にキャリアアップ

    伊集院彰吾さん

    [btp_box back=”on”]伊集院彰吾(いじゅういん・しょうご)さんプロフィール
    「Sグラン五日市」施設長・デイサービス管理者。介護福祉士。
    一般企業の営業職を経て、2016年に介護職に。訪問介護、通所介護での勤務後、2018年にサ高住「Sグラン五日市」に入職し、2020年に施設長に着任。[/btp_box]

    Sグラン五日市外観

    Sグラン五日市

    Sグラン五日市に入職されたきっかけは?

    [btp_box]伊集院さん:
    もともと営業職だったのですが、当時の勤務先が介護事業をスタートしたことで介護職として2年従事しました。その後、株式会社L.S.I.のビジョンに魅力を感じ『Sグラン』に入職。
    営業も介護も、『人に喜んでもらいたい』という思いは共通しています」[/btp_box]

    1日のスケジュールを教えてください。

    8:30送迎
    10:00レク、体操、入浴介助
    11:45昼食介助
    13:00休憩
    14:00レク、入浴介助
    15:30~送迎
    17:00帰社
    17:30退社

    施設全体を管理する「施設長」としての顔も持つ伊集院さん。介護職として利用者さんに向き合いながら、来客対応・通院つきそい・事務作業など、施設のトップとして責任ある仕事をこなしています。

    [btp_box]伊集院さん:
    「施設長としての仕事は、レクや入浴介助などの合間に行っています。利用者さんの相談対応も仕事の一つです」[/btp_box]

    お仕事の大変なところは?

    [btp_box]伊集院さん:
    「介護職としては、利用者さんに合わせた対応に難しさを感じますね。その方の個性や身体状況などを考慮してアプローチしています。
    施設長としては、素早い決断力が求められること。決断するには経験が必要なので、各専門スタッフに相談します。さまざまな職種に相談できる環境で助かっています」[/btp_box]

    お仕事のやりがいは?

    [btp_box]伊集院さん:
    何でも挑戦させてくれる職場環境でアイデアが形になることと、利用者さんやご家族から感謝の言葉をいただくことですね。102歳でお亡くなりなった方のご家族から、『ここで見てもらえたからこそ、ここまで生きられたと思う』と言っていただきうれしく思いました」[/btp_box]

    Sグランの職場環境は?スキルアップできる機会、魅力について

    どんなスキルアップの機会がありますか?

    [btp_box]伊集院さん:
    「定期研修や会社負担での外部研修など、バックアップ体制が整っています。介護福祉士などの資格を持つスタッフには資格手当の支給があるため、モチベーションを高められますよ」[/btp_box]

    介護職を目指す方にメッセージをお願いします

    [btp_box]伊集院さん:
    「介護は人と人の付き合いで、楽しく接していると相手にも必ず伝わります。心に寄り添える存在になれる、魅力的な仕事ですよ」[/btp_box]

    営業職で培った、人を喜ばせる経験を介護職に活かす伊集院さん。活発に意見を出せたり、すぐに相談できたりという風通しの良い職場環境や、スタッフの頑張りを応援するバックアップ体制が、成長やキャリアアップにつながっているようです。

    サ高住「Sグラン高須」介護スタッフ・光移歩さんにインタビュー!

    障がい福祉の仕事から、「Sグラン」併設デイサービスに入職

    光移歩さん

    [btp_box back=”on”]光移歩(みつい・あゆみ)さんプロフィール
    サ高住「Sグラン高須」デイサービスの介護スタッフ。高校卒業後、知的障がい・精神障がい者施設勤務を経て、Sグラン高須に入職。2回の育休を取得し、活躍[/btp_box]

     Sグランに入職したきっかけは?

    [btp_box]光移さん
    「祖父を看取ったときの経験から人の役に立つ仕事がしたいと思い、高校時代にヘルパーの資格をとりました。福祉施設に8年勤務後、施設長に声をかけられ『Sグラン』に入職しました」[/btp_box]

    1日のスケジュールは?

    8:30利用者さん送迎、出迎え、バイタル測定
    個々に入浴、レクなど
    11:45昼食介助、口腔ケア
    12:50午前中の利用者さんを送迎
    13:30レク
    15:00おやつ
    16:30送迎
    17:30退社

    「Sグラン」の利用者さんのほか、外部から通所する方もいるデイサービス。一人ひとりのスケジュールをチェックして介助を行っているそう。

    [btp_box]光移さん
    「その日の体調などはiPadに入力して全員で共有し、異常があったときは、すぐに看護師さんに報告します。施設内に看護師さんが常駐しているので、とても心強いです」[/btp_box]

    レクリエーションはどのように企画されていますか?

    [btp_box]光移さん:
    「スタッフ間で企画を考えていますが、いろいろな身体状況の方がいらっしゃいますし、当日の人数によってメニューを変えることも多いです。常に複数のアイデアを持ちつつ、意見を出し合っていますよ」[/btp_box]

    利用者さんとのかかわりで、気を付けていることは?

    [btp_box]光移さん:
    「なれなれしくならないように適切な距離感をキープすることと、声かけを工夫することです。レクを拒否される方には、負担にならない程度に何度かお誘いしたり、それでも難しい場合は『今日はゆっくりしましょうか』とお声がけしたりしています」[/btp_box]

    「Sグラン」ならではのやりがいは?

    [btp_box]光移さん:
    「デイサービスを休まれても、『Sグラン』の利用者さんならいつでも様子を伺いに行けます。近くで見守れることにやりがいを感じますね」[/btp_box]

    2度の育休を経て復帰。子育てしながら活躍中

    子育てと仕事の両立はいかがですか?

    [btp_box]光移さん:
    「私には保育園に通う3歳と4歳の子供がいて、17:30の定時退社後すぐに迎えに行き、園が休みの日に合わせて仕事も休んでいます。子育て中のスタッフも多く、子供の発熱時には『すぐに迎えに行ってあげて』と言っていただける、子育てと両立しやすい環境です」[/btp_box]

    どんなスキルアップの機会がありますか?

    [btp_box]光移さん:
    「定期研修や個別の研修で、必要な知識やスキルを身につけられますし、新人さんには先輩スタッフが1人ついて、サポートしてくれるので安心です」[/btp_box]

    これから介護の仕事を始める方にメッセージをお願いします

    [btp_box]光移さん:
    「介護では、経験豊富で尊敬できる利用者さんとの出会いがたくさんあります。やってみると思っていた以上に楽しくて、やりがいがありますよ」[/btp_box]

    家庭やプライベートを充実させながら活躍できる「Sグラン」。ワークライフバランスを重視した職場環境は、円満で協力的な雰囲気につながっているようです。産休・育休から復帰するスタッフが多いことも、子育てと両立しながら働きたい方にとって心強いでしょう。

    ワークライフバランス重視!「Sグラン」は介護・看護の専門職が活躍中

    ライフスタイルに応じて働き方が選べる!各種手当、福利厚生も充実!

    「Sグラン」では、下記の5つから働き方を選択できます。

    正社員土日祝出勤を含めたシフト制(年間休日109日)
    正社員ライト土日祝休み(年間休日120日)
    パート時間や曜日を選択できる
    登録スタッフ時間が空いたときに勤務できる
    時短勤務育休明けスタッフ向け

    フルタイムでしっかり働きたい方は「正社員」、週末はプライベートを優先したい方は「正社員ライト」、時間や曜日を柔軟に選びたい方は「パート」というように、ライフスタイルに合わせることが可能。

    仕事に必要なアイテムの貸与や土日手当や祝祭日手当など、福利厚生も充実。働きやすい職場環境が魅力です。

    【求人】まずは職場見学から!現在の採用職種はこちらをチェック!

    「Sグラン」を運営する株式会社L.S.I.では、介護スタッフ・看護師・リハビリ職など、幅広い職種を募集中です。くわしくは公式サイトの採用ページをチェックしてくださいね。

    公式サイトの採用ページはこちら

    職場のバックアップが充実!利用者さんと心通わせるサービスを実現

    多様な経歴を持ちながら、心を一つにして利用者さんに向き合う「Sグラン」のスタッフさん。何でも相談しやすい職場環境と、継続したスキルアップの機会がある「Sグラン」なら、入職後も安心してキャリアを形成していくことができます。スタッフのアイデアを柔軟に取り入れる自由度の高さも魅力です。未経験者やブランクがある方も、挑戦と成長を応援してもらえる「Sグラン」で活躍してみませんか?

    【株式会社L.S.I.】

    本社所在地広島市西区高須4-12-22
    電話番号082-942-5955
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/

  • バイスティックの7原則をわかりやすく解説!介護福祉士試験でも出題

    バイスティックの7原則をわかりやすく解説!介護福祉士試験でも出題

    「バイスティックの7原則」は、施設利用者さんと接する際に意識しておきたい、とても大切な心得です。介護福祉士試験でも出題される項目で、覚えておくと介護の現場だけでなく資格試験でも役立ちます。「聞いたことがあるけど、中身まで詳しくは知らない」という方もいるかもしれません。そこで本記事では、介護スタッフとして従事している方々へ「バイスティックの7原則」の要点をわかりやすく解説します。

    バイスティックの7原則

    バイスティックの7原則とは、フェリックス・P・バイスティックというアメリカの社会福祉学者によって提唱された、ケースワークの原則です。1957年出版の著書『ケースワークの原則』で紹介され、世界中に広まりました。バイスティックの7原則は、わかりやすくお伝えすると「援助が必要な方(施設利用者さん)と関わるときの基本的な態度」です。

    [btp_box]<バイスティックの7原則>

    • 個別化の原則
    • 意図的な感情表現の原則
    • 統制された情緒関与の原則
    • 受容の原則
    • 非審判的態度の原則
    • 自己決定の原則
    • 秘密保持の原則[/btp_box]

    それぞれの原則を簡単に紹介していきましょう。

    個別化の原則

    個別化の原則とは、施設利用者さんそれぞれが「世界で1人しかいない方」だと意識することです。仕事をしていると無意識に利用者さんをパターン化したりグループ化したりして、画一的な対応をとってしまうことはありませんか?しかし、同じ方はいない・同じ問題は存在しないことを意識し、個々に適した最適なケアを心がけることが大切です。

    意図的な感情表現の原則

    意図的な感情表現の原則とは、施設利用者さんが感情を素直に表に出せるよう、意図的に働きかけることを指します。利用者さんが話しやすくなる環境や雰囲気を進んで整えましょう。利用者さんとの意思疎通が円滑になり信頼関係が生まれる、利用者さんのストレスが軽減する、といったメリットにつながります。

    統制された情緒関与の原則

    統制された情緒関与の原則は、施設利用者さんと接する際に、介護スタッフが自身の感情をコントロールすることです。介護スタッフは、感情移入をして特定の利用者さんの肩を持つ、怒りやイライラといった感情で利用者さんとの関係に波風を立てる、といったことをしてはなりません。会話の中で共感や反発を覚えても、冷静に感情をコントロールすることが求められます。

    受容の原則

    受容の原則とはありのままを受け入れることです。

    施設利用者さんと接する際は、

    • 先入観を持たない
    • 否定しない
    • 命令しない

    この3つが大切。

    ありのままを受け入れることは、利用者さんの承認欲求を満たし、対応策を練る必要が生じた場合は冷静な判断を下すことにつながります。

    非審判的態度の原則

    非審判的態度の原則は、介護スタッフが施設利用者さんの考えや行動の善悪を判断しないことです。トラブルが起こった際は、介護スタッフの価値観で利用者さんを評価・判断せず、利用者さん自身が問題解決できるような声かけやケアを心がけます。

    自己決定の原則

    自己決定の原則は、施設利用者さんご自身の意思を尊重することです。利用者さんが「自分で決める」ことは、自立にもつながります。介護スタッフは利用者さんが意思を決定するための助言やサポートを心がけましょう。

    秘密保持の原則

    秘密保持の原則とは、施設利用者さんの個人情報を守ることです。介護施設内でプライバシーを守るためのルールを策定し徹底することはもちろん、施設内の噂話にも気をつけましょう。個人情報や秘密を漏洩しないことは、信頼関係構築のために大変重要です。

    バイスティックの7原則から生まれる3つの方向性

    施設利用者さんと接する際にバイスティックの7原則を取り入れると、「3つの方向性」とも呼ばれる相互作用が生まれます

    <バイスティックの7原則による3つの方向性>

    1. 施設利用者さんからのニーズの発信
    2. 介護スタッフの反応
    3. 施設利用者さんからのさらなる反応

    バイスティックの7原則を取り入れると、第1の方向として、施設利用者さんはご自身が抱えるニーズを介護スタッフに発信できるようになります。第2の方向は、このニーズに対する介護スタッフの反応です。この反応に対し第3の方向として、施設利用者さんが言葉や態度で介護スタッフへさらなる反応を示します。

    このように、バイスティックの7原則の導入は、施設利用者さんと介護スタッフの間に相互反応を生み出し、円滑なコミュニケーションにつながるのです。ぜひ実際の介護現場で活用してみてください。

    バイスティックの7原則はあらゆる場面で応用可能

    バイスティックの7原則は、わかりやすくお伝えすると施設利用者さんと関わる際の基本的な態度です。介護福祉士試験でも度々登場するため、受験を視野に入れている方においては深く学習していきたい項目でもあります。バイスティックの7原則は施設利用者さんと介護スタッフだけの関係にとどまらず、あらゆる対人関係において応用が可能です。日頃から意識してみてはいかがでしょうか。

  • 【広島】訪問看護ステーションかがやきの看護師・理学療法士インタビュー

    【広島】訪問看護ステーションかがやきの看護師・理学療法士インタビュー

    広島県、愛媛県、島根県で訪問看護・訪問リハビリサービスを展開する[btp_line]「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」[/btp_line]。高いチャレンジ精神を持つ企業「株式会社Shine」が運営し、スタッフ・利用者さん共に輝けるサービスが評判です。今回は、「訪問看護ステーションかがやき」で活躍中の看護師さんと理学療法士さんにインタビュー!訪問看護未経験者や子育て中の方も働きやすい職場環境や充実した福利厚生など、気になるポイントについてチェックしてみてください。

    広島・愛媛に8拠点!「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」とは?

    在宅療養を24時間サポート!「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」

    「訪問看護ステーションかがやき」(広島市安佐南区)のオフィス

    「訪問看護ステーションかがやき」(広島市安佐南区)のオフィス

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」は、広島県と愛媛県、島根県で訪問看護・訪問リハビリサービスを展開する事業所。在宅や介護施設などで療養する方のもとを看護師や理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が訪れ、主に以下の支援を行っています。

    [btp_box]訪問看護ステーションかがやき・ゆずり葉・あした葉の訪問サービス

    • 健康状態の観察
    • 適切な医療を受けるための支援や療養生活のサポート
    • 医師の指示に基づく医療処置や薬の管理
    • 認知症の症状に対する相談対応
    • ターミナルケア
    • リハビリや福祉用具・住環境の相談対応 など
    • 精神科訪問看護(症状観察・ヒヤリング、日常生活援助など)[/btp_box]

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」では、看護師やリハビリスタッフが利用者さんだけでなく、ご家族と信頼関係を築くことを重要視。生活に寄り添ったサービスを提供しています。

    訪問看護ステーションかがやき広島市安佐南区祇園2-47-8
    訪問看護ステーションかがやき西広島市佐伯区千同2-14-15-101
    訪問看護ステーションかがやき南広島市南区大州3-7-2-101
    訪問看護ステーションゆずり葉呉市中通2-1-26-403号
    訪問看護ステーションかがやき西条東広島市西条町御薗宇5489-6 フィリア御薗宇5号室
    訪問看護ステーションかがやき福山福山市水呑町3445-5
    訪問看護ステーションあした葉浜田市紺屋町46
    訪問看護ステーションかがやき松山松山市西石井6-12-27
    ※松山市と福山市の事業所は、グループ会社である株式会社L.S.I.が運営しています。

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」を運営するのは「株式会社Shine」

    株式会社Shine

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」を運営するのは、[btp_line]広島市安佐南区に拠点をおく「株式会社Shine」[/btp_line]。「お客様が安心で楽しく、笑顔にあふれる毎日を普通に過ごす」ことを企業ミッションとし、介護・看護に関する事業を総合的に行う企業です。
    サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」を運営する関連会社「株式会社L.S.I.」と共に、広島・愛媛の介護・看護業界において、質の高いサービスの提供に取り組んでいます。

    ▽株式会社Shineについてはこちらもチェック

    ▽株式会社Shineおよび株式会社L.S.I.河手代表のインタビュー記事はこちら

    「訪問看護ステーションかがやき」看護師さん・理学療法士さんインタビュー

    今回は、「訪問看護ステーションかがやき」の訪問看護師さん・理学療法士さんにお話を伺いました。

    訪問看護師・松田梨絵さん「スタッフの仲が良く“壁”がない環境が自慢です」

    訪問看護師・松田梨絵さん

    [btp_box back=”on”]松田梨絵さんプロフィール
    「訪問看護ステーションかがやき」管理者・看護師。
    病院勤務を経て、2011年から訪問看護の仕事をスタート。2019年「訪問看護ステーションかがやき」に入職し、2023年春に管理者に着任。看護師歴23年のベテラン。[/btp_box]

    「訪問看護ステーションかがやき」に入職されたきっかけは?

    [btp_box]松田さん:「慢性期病院で勤務後、訪問看護の仕事を始めました。代表に声をかけてもらったことをきっかけに『訪問看護ステーションかがやき』へ入職。スタッフ同士仲が良く、『壁』がない職場環境だなと感じたのが決め手になりました」[/btp_box]

    管理者・訪問看護師の仕事内容は?

    [btp_box]松田さん:「スケジュールとしては、8時30分出社・17時30分退社で、時期によっては残業もあります。今は管理者としての業務がメインなので、1日の訪問件数は2件ほどです」[/btp_box]

    松田さんは管理者として、以下の管理業務も行っています。

    [btp_box]

    • 介護報酬の請求業務
    • 月ごとの訪問実績の確認
    • スタッフの訪問日程の調整 など[/btp_box]

    [btp_box]松田さん:「正社員やパートなどの働き方を考慮してスケジュール調整するのも、管理者の仕事です。訪問先の看護師からの相談対応も行っています」[/btp_box]

    正社員の訪問看護師として、勤務時間外のオンコール対応も行っているそう。

    [btp_box]松田さん:「オンコール対応は、交代で6週間に1回・1週間単位で担当しています。緊急連絡があった際は、状況によってすぐに駆けつけるか、必要なら救急車の要請も行います」[/btp_box]

    訪問先で印象に残っているエピソードは?

    [btp_box]松田さん:「最期に着たい服として、お着物を用意されていたご利用者さんがいらっしゃいました。お見送りのときにご希望を叶えられ、ご家族と『素敵な着物だね。きれいだね』と声をかけさせていただいたのが印象に残っています」[/btp_box]

    訪問看護の仕事のやりがいは?

    [btp_box]松田さん:「細やかな対応力が求められますが、お一人おひとりに合った看護ができることですね」[/btp_box]

    訪問看護に興味のある看護師さん・転職を考えている看護師さんにメッセージをお願いします。

    [btp_box]松田さん:「訪問看護師にとって、医療機関での経験は大きな強みになります。『かがやき』ではプリセプター制度を採用しており、訪問看護が未経験でも相談しやすい環境です。子育て中の訪問看護師もいるので、両立に迷う方も安心して挑戦していただきたいですね」[/btp_box]

    理学療法士・坂村季恵さん「育休2回を経て職場復帰しました」

    つづいては、同じく「かがやき」で活躍する理学療法士の坂村さんにインタビューしました。

    理学療法士・坂村希恵さん

    [btp_box back=”on”]坂村希恵さんプロフィール
    訪問看護ステーションかがやき 理学療法士
    2020年に入職後、2回の産休・育休を経て、それぞれ産後1年で職場復帰。現在、3歳と1歳のお子さんを育てながら、フルタイム勤務中。[/btp_box]

    「訪問看護ステーションかがやき」に入職されたきっかけは?

    [btp_box]坂村さん「以前は病院で回復期リハビリに従事していましたが、もともと在宅でのリハビリテーションに興味があり、縁あって『かがやき』に入職しました」[/btp_box]

    病棟でのリハビリと訪問リハビリの違いは?

    [btp_box]坂村さん「病院では、ほぼ毎日患者さんにお会いしますが、訪問リハビリでは週1~2回になります。お会いしないうちにお体の状態が変わることも多く、訪問時は変化がないか慎重に確認しています」[/btp_box]

    訪問リハビリのお仕事内容は?

    [btp_box]坂村さん「勤務時間は、移動も含めて8時30分から17時30分。訪問件数は、午前に3件・午後に3~4件が多く、合間にカルテ入力もしています。 リハビリは、ケアプランで決められた40~60分ほどの時間で、持ち歩いているリハビリ用アイテムを使って行っています」[/btp_box]

    訪問リハビリテーションで大変なことは?

    [btp_box]坂村さん「リハビリを拒否される方への対応が難しいですね。そういう時は、雑談したり音楽を流したりして、気分転換していただけるよう工夫しています」[/btp_box]

    子育てとの両立はいかがですか?

    [btp_box]坂村さん「入職後に2人出産し、どちらも産後1年で職場に戻りました。まだ二度目の復帰から間もないのですが、久しぶりの仕事は本当に楽しいです!」[/btp_box]

    多様な勤務形態の中から、自身の希望する働き方を選択でき、子育て中でも働きやすいといいます。

    [btp_box]坂村さん「一度目は、「正社員ライト(土日祝休み)」かつ「時短勤務」で復帰しましたが、今回は「正社員(土日祝勤務あり)」かつ「フルタイム(時短なし)」のスタッフとして復帰しました。
    子供の発熱などで急に訪問できなくなったときは、「代行」を依頼できる制度があるので心強いですね。職場も子育て中の方が多く、とても協力的です! スキルアップの機会も多いです。月に一度の勉強会は、オンラインで自宅から参加できるので助かっています」[/btp_box]

    訪問に興味を持つリハビリ職の方にメッセージをお願いします。

    [btp_box]坂村さん「特に子育てしているリハビリ職の方は、ぜひ訪問リハビリに目を向けていただきたいです。手厚いサポート体制の『かがやき』なら、仕事と両立しやすいですよ」[/btp_box]

    資格取得のサポート制度や、研修会への参加機会も豊富な「訪問看護ステーションかがやき」。ライフスタイルとバランスがとれる環境で、無理なくキャリアアップが叶いそうですね。

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」なら自分に合った働き方ができる!

    子育て中スタッフ多数!プライベートも大切にできる働き方

    「訪問看護ステーションかがやき」スタッフの皆さん

    産休・育休復帰後も安心して働けると評判の「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」。以下の5パターンの中から自分に合った働き方が選択可能です。

    正社員年間休日109日。シフト制
    正社員ライト年間休日120日程度。土日祝日休み
    パート時間や曜日を選択できる
    登録スタッフ時間が空いたときに勤務できる
    時短勤務育休明けスタッフ向け

    初回の面接時には、希望の働き方をしっかりヒアリングしてもらえるそう。
    子育て中のスタッフをはじめ、ライフスタイルに合わせて働きたいという方が多数活躍しています。

    福利厚生も充実!働きやすい職場環境

    「株式会社Shine」では、仕事へのモチベーションアップにつながる福利厚生も充実。

    例えば、訪問に欠かせない社用車は1人1台貸与され、通勤にも使用OK。訪問記録をするスマホやタブレットも貸与してもらえます。
    病児保育費用の半額負担や直行直帰が可能など、子育てやワークライフバランスに配慮した制度もありますよ。

    その他の詳しい福利厚生・待遇については、公式サイトの採用ページで「訪問看護師」および「理学療法士(PT)」など、各職種に絞り込んでチェックしてみてください!

    自分らしく活躍できる「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」「あした葉」では、利用者さんに安心感や喜びを提供しながら在宅療養を支える多くのスタッフがいます。皆がそれぞれの働き方を尊重し協力し合っていることが、この会社の大きな特徴。訪問看護・訪問リハビリに興味がある方、プライベートを大切にしながらスキルを生かして活躍したいという方は、ぜひ「株式会社Shine」までお問い合わせください。

    【株式会社Shine】

    本社所在地広島市安佐南区祇園2-47-8
    電話082-875-6750
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/
  • プリセプター制度とは?介護現場で取り入れるメリット

    プリセプター制度とは?介護現場で取り入れるメリット

    本来、プリセプター制度とは看護分野で導入された制度で、新人スタッフの離職を減らす目的で行われました。現在では、看護分野だけでなく介護分野でも導入され、介護スタッフの定着と知識・技術力向上のために用いられています。今後も普及していく可能性が高いため、今回はプリセプター制度とはどういうものか、またメリット・デメリットなどについて見ていきましょう。

    プリセプター制度とは?

    まずは、プリセプター制度が誕生した背景や手法などについて紹介します。

    プリセプター制度ができた背景

    そもそも英語のpreceptor(プリセプター)には、指導者という意味があります。他の業界や職場によっては、チューター制度やメンター制度と呼ばれることも。

    先ほど少し説明しましたが、2010年に新人看護師に対する臨床研修が努力義務化されたことに伴い、看護分野で始まりました。介護現場で働く方が不足しており、さらに離職率の高さが問題になったことで、介護分野でのプリセプター制度の導入が進んだのです。

    プリセプター制度で利用される3つの手法

    プリセプター制度では、指導者が新人介護スタッフをマンツーマンで指導。具体的な指導方法には以下のような3つの手法があります。

    • OJT(On the Job Training):現場研修
    • OFF-JT(Off the Job Training):現場外の研修
    • SDS(Self Development System):自己啓発支援

    OJTは、現場で実践することでスキルを習得することを目的にしています。ただし、OJTは時間がかかったり、プリセプターによって差が生まれたりする点がデメリットに。このデメリットを埋めるものがOFF-JTです。

    OFF-JTでは、日常の職務から離れて研修やセミナーを受けます。介護スタッフとして必要な知識と技術を短時間で得られる点が魅力です。

    介護分野では、人材不足から休みを取得しづらく、資格取得に向けた勉強ができないという方や経済的な問題からなかなか自己啓発に費やせないという方もいます。

    そういった方のフォローのために生まれたものがSDSです。SDSでは、職場内外の自己啓発の支援や資格取得費用の免除、学習環境の整備などを行います。介護スタッフのモチベーションを高めたり技術を高めたりすることに欠かせないのです。

    プリセプター制度のメリット・デメリット

    次に、プリセプター制度を導入するメリットやデメリットについて見ていきましょう。

    メリット

    プリセプター制度を導入するメリットは以下の通りです。

    • スキルアップにつながる
    • 新人スタッフの離職を防げる
    • 質問しやすい環境をつくれる
    • 知識を習得しやすい

    プリセプター制度には、指導側も指導を受ける側にもメリットがあります。指導者は新人スタッフに指導することで、自身のスキルを客観的に見直すことができ、さらに磨くことが可能に

    新人スタッフは、座学では学べない実技をマンツーマンで受けられるため、仕事を覚えやすいでしょう。仕事ができるようになるだけではなく、いつでもプリセプターに相談や質問できる環境が整うため、新人スタッフは定着しやすくなるはずです。

    また、知識を習得しやすくなることで、介護スタッフのスキル平均化と底上げにつながるでしょう

    デメリット

    プリセプター導入のデメリットについて紹介します。主なデメリットは以下の通りです。

    • 他のスタッフとの交流が減る可能性がある
    • 相性の問題がある
    • プリセプターになると負担が増える

    プリセプター制度では、マンツーマン指導が行われるため、プリセプターとの交流が深まり他のスタッフとの交流が減る可能性があります。意識的に他のスタッフとコミュニケーションをとる、他のスタッフも新人スタッフに興味を持つことが大切です。

    また、相性の問題もあります。相性が合わない、プリセプターの指導力が足りないなどの問題があると、かえってマンツーマン指導が意味のないものになりかねません。

    プリセプターは、実力も経験も豊富なベテラン介護スタッフが、日常業務をこなしながら行います。そのため、介護スタッフが不足している施設では導入しづらく、導入したとしてもプリセプターの負担が増えてしまうというデメリットがあるのです。

    プリセプターに求められること

    プリセプターの役割を責任持って行うことは大切ですが、あまり気負いすぎると自身に負担がかかります。周りの介護スタッフと協力しながら新人介護スタッフを育てていく気持ちが大切です。

    また、熱心に指導する必要がありますが、指導している新人介護スタッフとコミュニケーションがとれているのかを確認する必要があるでしょう。コミュニケーション不足から信頼関係が崩れてしまうこともあるためです。

    コミュニケーションをとりながら、進み具合が指導している新人介護スタッフのペースと合っているかをチェックしながら指導を進めると良いでしょう。

    新人介護スタッフに求められること

    新人介護スタッフに求められることは、積極的な姿勢と相談です。プリセプターは、自身の時間を削って指導してくれています。それにも関わらず、消極的な態度で接すると指導する側も指導意欲が失せてしまうことも。プリセプター制度を受ける期間が無駄になってしまいます。

    また「早く自立しなければ」や「迷惑をかけられない」と思うことは重要ですが、だからといって1人で抱え込むのは違います。質問や悩みがあれば、積極的に伝えるようにしましょう。

    お互いを思いやってプリセプター制度を活用しよう

    プリセプター制度を上手く利用すれば、介護スタッフのスキルアップにつながり、利用者さんへのサービスが向上する可能性があります。また介護スタッフの定着率が高い介護施設だとわかれば、安心して利用できると感じる利用者や利用者さんの家族もいるかもしれません。プリセプター制度を導入していない施設は、ぜひこの機会に検討してみてください。

  • 【訪問看護ステーションこすもす】広島の訪問看護師として働く魅力とは?

    【訪問看護ステーションこすもす】広島の訪問看護師として働く魅力とは?

    「訪問看護ステーションこすもす」は、広島市中区の「株式会社エンデバー」が運営する訪問看護事業所。経験豊富な訪問看護師が在籍し、地域の利用者さんの療養生活をサポートしています。今回は、「訪問看護ステーションこすもす」で活躍する訪問看護師の伊藤さんにインタビュー!仕事内容や職場環境の特徴、訪問看護師としてのやりがいなどを伺いました。

    【訪問看護ステーションこすもす】広島市中区・西区・南区エリアの地域医療に貢献

    「訪問看護ステーションこすもす」とは?

    外観

    「訪問看護ステーションこすもす」の事業所があるのは、広島市中区光南の閑静な住宅街。現在は4名の訪問看護師と1名の理学療法士が在籍しており、それぞれ訪問看護、訪問リハビリテーションを担当しています。訪問先では、健康状態の観察のほか、治療に必要な医療処置などを行っています。

    訪問エリアは広島市中区・西区・南区(一部除く)。看護師1人で15人前後の利用者さんを受け持っています。

    広島市吉島地域包括支援センター

    事業所の近くには、周辺エリアで介護や保健、福祉に関する相談を受け付けている「広島市吉島地域包括支援センター」があります。医療・看護を必要としているご家庭の情報を把握しやすく、地域の病院や介護施設などとの連携も取りやすいロケーションと言えるでしょう。

    広島ではおなじみ「コスモス薬局」のグループ会社が運営

    近隣にある「コスモス薬局吉島店」とサ高住「エフォール吉島」

    「訪問看護ステーションこすもす」は、[btp_line]広島の大手薬局チェーン「コスモス薬局グループ」の関連会社「株式会社エンデバー」が運営[/btp_line]しています。

    事業所の近隣には、「コスモス薬局吉島店」を併設した、サービス付き高齢者向け住宅「エフォール吉島」があり、どちらもエンデバーが運営。運営元が同じであることから、「訪問看護ステーションこすもす」では「エフォール吉島」の入居者さんの訪問看護も行っています。

    ▼「エフォール吉島」についてはこちら!

    【訪問看護ステーションこすもす】訪問看護師さんに働き方について聞きました!

    ここからは、「訪問看護ステーションこすもす」の管理者であり訪問看護師としても活躍する伊藤佳代さんに、仕事の内容ややりがいについてお聞きしました。

    「訪問看護ステーションこすもす」管理者の伊藤さんにインタビュー

    伊藤佳代さん

    [btp_box back=”on”]伊藤佳代さんプロフィール
    「訪問看護ステーションこすもす」管理者・訪問看護師。
    総合病院(急性期)や整形外科勤務などを経て、2015年に「訪問看護ステーションこすもす」に入職。サ高住「エフォール吉島」の入居者さんを中心に、地域の居宅を訪問。プライベートでは、一児の母親。[/btp_box]

    以前は、総合病院など病棟に勤務していた伊藤さん。

    [btp_box]伊藤さん「家庭の事情で病院勤務が難しくなったことがきっかけで、『こすもす』に入職しました。事業所が自宅の近所だったことも理由の一つです」[/btp_box]

    伊藤さんは、「訪問看護ステーションこすもす」に入職するまで、訪問看護の業界は未経験。訪問看護の仕事を始めてからは、病院との違いに驚きの連続だったそうです。

    [btp_box]伊藤さん「病院は、患者さんの治療をする場。一方、訪問看護は利用者さんの生活の場に伺います。利用者さんが暮らしていくために必要な医療的サポートをするのが訪問看護の仕事なので、根本的な考え方が異なります」[/btp_box]

    訪問看護として大切にしているのは「雑談」の中の気付き

    サ高住「エフォール吉島」の入居者さんを訪問する伊藤さん

    伊藤さんは現在、サ高住「エフォール吉島」の入居者さんをメインに、周辺地域の介護施設・居宅を訪問しているそう。

    [btp_box]伊藤さん「訪問の頻度は利用者さんによって異なります。訪問先では主にバイタルチェックや必要な医療処置などを行っていますが、特に『雑談』が大切ですね。何気ない会話の中で、声や表情から体調に変化がないかをしっかりと観察しています」[/btp_box]

    また、認知症でコミュニケーションが難しい方に対しては、主治医やケアマネジャーといった他職種と連携を取りながらサポートするなど、周囲の関わり方にも配慮されています。

    その場で対応を変えられる適応力、アレンジ力が必要

    タブレットで記録・情報共有

    [btp_box]伊藤さん「訪問看護では利用者さんの人生経験や価値観などを踏まえて関わり方を変えるようにしています。例えば、薬の飲み忘れが多い利用者さんに対して厳しく指摘すると、訪問を拒否されてしまう恐れもありますよね。その場の状況や利用者さんの性格に合わせて、言葉づかいなども臨機応変に対応していく必要があります。適応力やアレンジ力が求められるのは、訪問看護の難しさでもあり、やりがいでもあります」[/btp_box]

    また、近年は在宅での「看取り」を希望する方も多いそう。

    [btp_box]伊藤さん「看取りを希望する方には、ご家族も交えて『最期の迎え方』を話し合います。ACP(アドバンス・ケア・プランニング:人生の最終段階における医療)に沿って、緊急時の対応や人生で大切にしたいこと、最期までの生き方などを事前にしっかりと確認することが重要です」[/btp_box]

    ACPは「人生会議」とも呼ばれ、最期までご本人の生き方を尊重するために、ご家族や医療職、介護職、リハビリ職などが話し合い、チームで取り組むこと。伊藤さんが普段から雑談を大切にしているのは、ご本人・ご家族の“本音”を知るためなのだそう。伊藤さんは、本当に大切なことを話せるのは信頼できる相手だからこそと考え、利用者さんと信頼関係を築くことを大切にしています。

    普段の体調管理から最期の迎え方まで、利用者さんの人生に寄り添うのが訪問看護師としての役割なのです。

    【訪問看護ステーションこすもす】看護師が働きやすい理由は?

    「訪問看護ステーションこすもす」の職場環境についても、伊藤さんに伺いました。

    入社1年は研修期間。研修動画、先輩スタッフの同行も

    ※イメージです

    [btp_box]伊藤さん「こすもすでは、入社1年間はサポート期間として、これまでの経験に応じた研修計画を立てて実施しています。人と接する仕事ですから、マナーを学ぶ接遇研修も欠かせません。必要に応じて外部の研修にも参加できますし、空いた時間で視聴できるような研修動画も用意しています」[/btp_box]

    さらに、実際の訪問では、先輩スタッフが同行して訪問先での注意点を丁寧にアドバイス。利用者さんとの相性のチェックも含めてサポートしてもらえるそうです。

    [btp_box]伊藤さん「人と関わる仕事なので、お互いの相性も重要なポイント。こういった点も踏まえながら担当する利用者さんを決めていきます」[/btp_box]

    さらに、働きやすいよう工夫された勤務体制も魅力の一つです。

    [btp_box]伊藤さん「原則平日勤務で、土曜・日曜の訪問は医療処置が必要な利用者さんに限定して2時間だけ行っています。土曜・日曜に稼働した2時間分は、平日に振り替えて早く帰ることができるんですよ」[/btp_box]

    このように、負担が少ない勤務体制を整えることで、「訪問看護ステーションこすもす」ではスタッフが長く活躍できる環境を作り上げているのです。

    柔軟に働けるから子育て中のスタッフも活躍!男性スタッフも育休取得

    柔軟な働き方ができるのも、「訪問看護ステーションこすもす」の魅力。過去には、看護師になるための夜間学校に通いながら勤務時間を調整するなど、フレックスタイムのように働いていた方もいたそうです。
    さらに、男性スタッフの育休取得実績もあり、有給取得率は100%という点でも、働きやすい環境が整っていると言えるでしょう。

    [btp_box]伊藤さん子供の体調不良や学校行事での急な欠勤にも対応できるよう、職場全体でスケジュール調整を行います。家庭と仕事を両立するため、お互いフォローできる環境です。」[/btp_box]

    また、家庭や自分の都合に合わせて働き方も自由に選べるそう。

    [btp_box]伊藤さん「常勤でしっかり働きたい』『都合に合わせてパートで働きたい』などなんでもOK。子育て中の人はもちろん、子供がいないスタッフや未婚スタッフにも負担が偏らないように、職場全体での働き方にも配慮しています。当社では、スタッフ全員がプライベートとの両立ができることを目指しています」[/btp_box]

    採用についての問い合わせは、こちらをチェック。

    訪問看護師としてこれまでの経験を生かしたい方は「訪問看護ステーションこすもす」へ

    訪問看護師は、利用者さんの人生に寄り添う重要な職業です。「看護師の経験を新たな場所で生かしたい!」という方は、訪問看護師として広島でチャレンジしてみませんか?
    「訪問看護ステーションこすもす」には、訪問看護が未経験でも、長く活躍できる環境が整っています。充実したサポート体制が整っているだけでなく、一人ひとりに合わせた柔軟な働き方ができる点も魅力的。利用者さんと深く付き合える訪問看護師の仕事に興味を持った方は、ぜひお問い合わせください。

    【訪問看護ステーションこすもす】

    事業所所在地広島市中区光南1丁目6番17号2階
    電話番号082-245-0025
    実施エリア広島市(中区、西区、南区)
    ※ただし南区は似島・金輪島を除く
    営業日月曜~金曜 8:30~17:30
    ※利用者さんおよびご家族からの連絡には24時間体制で対応
    休業日土曜、日曜、祝日(振替休日含む)、12月30日~1月3日

  • 【接遇5原則】介護の仕事で求められるマナーとは?スキルアップにもつながる

    【接遇5原則】介護の仕事で求められるマナーとは?スキルアップにもつながる

    接遇とは、おもてなしの気持ちを重視した対人スキルのこと。おもてなしというとサービス業のイメージが強いかもしれませんが、最近は介護の現場でも重視されています。対人業務が主な介護の仕事は、思いやりがあってこそ。接遇を身に付けることで、提供する介護の質を高めることにもつながります。そこで今回は、介護の仕事における接遇5原則について詳しく解説。接遇5原則をきちんと身に付けて、利用者さんも介護スタッフも気持ち良く過ごせる環境作りを図りましょう。

    介護の仕事でも接遇が求められる!その理由は?

    接遇とは、相手の状況や気持ちを理解して行動する、思いやりのある行動を指します。介護の仕事で接遇が重視される理由には、以下のような点が挙げられるでしょう。

    • 信頼関係の構築に役立つ
    • 職場の雰囲気が良好になる

    介護の現場は、利用者さんの生活の場です。毎日心地良く安心して過ごせる環境をつくるのが、介護スタッフの役目。接遇を意識することで、利用者さんとの信頼関係を構築しやすくなるでしょう。深い関係が築ければ、質の高い介護が提供しやすくなり、利用者さんもより快適に過ごすことができます。

    接遇マナーが浸透した職場では、スタッフ同士のコミュニケーションもスムーズです。職場の雰囲気も良くなり、和やかな雰囲気の中で仕事ができるでしょう。協力関係が築きやすくなり、仕事の効率が良くなるという側面もあります。

    知っておきたい!接遇5原則

    接遇で具体的に意識したいのは、以下の5つです。接遇5原則を介護の仕事に照らし合わせて確認していきましょう。

    挨拶や声かけ

    挨拶はコミュニケーションの基本中の基本。相手と目を合わせ元気に挨拶できると、それだけで印象が良くなります。感じの良い挨拶は安心感を与えるため、話しかけやすい雰囲気になるでしょう。利用者さんに声をかけるときは、急に近づくと驚かせてしまうことがあります。ゆっくり、はっきりとした声かけを意識することが大切です。

    言葉遣い

    言葉遣いで重要なのは、相手に不快感を与えないこと。介護の現場での言葉遣いは、敬語が基本です。利用者さんは目上の方が多いため、どんなに仲良くなっても砕けた口調になるのは避けておきましょう。丁寧すぎると堅苦しくて距離感があり、反対に馴れ馴れしいと失礼になります。言葉遣いはもちろん、言葉選びも意識しましょう。専門用語は避け、誰にでもわかりやすく伝わりやすい言葉で話すことが大切です。

    表情や笑顔

    コミュニケーションにおいて、相手に与える印象を大きく左右するのが表情です。話を聞いたり話したりするときには、相手の目を見ながらにこやかに。マスクをしていると口元が見えないため、笑っているつもりでも無表情に見えてしまう可能性もあります。目を細め目尻を下げると目元まで笑っている印象になり、感じも良くなるでしょう。

    また、話をしていないときの表情が硬いと、利用者さんが気軽に話しかけることができません。仕事中は話しかけやすい雰囲気になるよう表情を意識しておきましょう。

    態度

    利用者さんやその家族は、仕事をしているときの立ち振る舞いをよく見ています。周囲の方との接し方はもちろん、歩き方や立ち方、物の受け渡し方などが雑だと印象が悪くなってしまうでしょう。背筋を伸ばす、音をたてずに歩くなど、ひとつひとつの動作を意識しておく必要があります。

    身だしなみ

    介護スタッフは利用者さんとの距離が近いため、清潔感のある身だしなみが大切です。髪の毛やメイクはもちろん、利用者さんを不快にさせないよう、口臭や香水などのにおいにも注意しましょう。

    また、身体に直接触れることを考え、事故防止の観点で身だしなみをチェックする必要があります。利用者さんに引っかかるなどすると危険なので、装飾のない動きやすい服装が基本。爪が伸びていないかどうかも必ずチェックしましょう。

    介護の現場での接遇において意識したいポイント

    介護の現場の接遇では、以下のようなポイントを意識しましょう。

    目線の高さは利用者さんに合わせる

    利用者さんは椅子に座っていたり車椅子に乗っていたりと低い場所にいることが多いため、普通にしていると目線が合いません。上から見下ろされると高圧的に感じてしまうなど、不快に感じる利用者さんもいるはず。会話するときは必ず利用者さんと目線を合わせるようにしましょう。

    どんなときも傾聴の姿勢で接する

    傾聴とは、相手の話にしっかりと耳を傾け、肯定的な態度で聞く会話の技術です。利用者さんや家族との信頼関係を築くには、傾聴の姿勢が大切。話を遮らず、否定せず聞くことで、利用者さんの存在価値を認めることにもなるでしょう。忙しくて難しいときもあるかもしれませんが、どんなときも傾聴の姿勢で接するのが理想です。

    スタッフ同士の会話も接遇マナーを重視

    スタッフ間でも接遇を意識すると、コミュニケーションがスムーズになります。スタッフ同士だからと砕けすぎず、職場では節度を持って接しましょう。連携が取りやすくなると職場の雰囲気も良くなり、より質の高いサービスの提供にもつながります。スタッフ同士の何気ない会話も利用者さんの耳に届いているため、話す内容にも気を配りましょう。

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    接遇5原則を意識して質の高い介護を提供しよう

    利用者さんとの距離が近い介護の仕事において、接遇は重要なマナーのひとつです。接遇5原則を念頭に置いて仕事に取り組むことで、提供する介護の質を高めることにもつながります。また、スタッフ全員が接遇を身に付けることで、施設全体の雰囲気を良くすることにもなるでしょう。利用者さんやスタッフとの関係性をより良くするため、接遇5原則の知識を役立ててください。

  • 訪問理容師・訪問美容師になるには?資格は必要?広島の「ハーブヘア」に聞きました!

    訪問理容師・訪問美容師になるには?資格は必要?広島の「ハーブヘア」に聞きました!

    訪問理容師・訪問美容師になるには、どのような資格が必要なのでしょうか。訪問美容「Herb Hair(ハーブヘア)」は、広島にある[btp_line]「しあわせづくり株式会社」が運営する出張理美容サービス事業所[/btp_line]。一般的なヘアカットやカラー、パーマだけでなく着付けまで行っており、幅広いサービスを提供しています。

    今回は、「ハーブヘア」の訪問美容師であり広報を担当している大隅さんにインタビュー!仕事内容や訪問美容師・理容師になる方法、「ハーブヘア」で働く魅力について伺いました。

    「ハーブヘア」の訪問美容師に聞きました!訪問美容ってどんな仕事?

    [btp_box]「ハーブヘア」訪問美容師
    大隅伸枝(おおすみ のぶえ)さんプロフィール

    19歳のとき、ヘアサロンで勤務しながら通信制の専門学校で美容師免許を取得。26歳で同僚の桑田さん(「しあわせづくり株式会社」の現社長)と同じサロンへ転職し、出産を機に30歳で退職。その後、桑田さんに誘われたことをきっかけに、2年半のブランクを経て「しあわせづくり株式会社」へ入社。現在は子育てをしながら訪問美容師として働いている。[/btp_box]

    訪問美容とは?どんなメニューを展開している?

    訪問美容とは、美容師や理容師の免許を持つスタイリストが、障がい・高齢などの理由でサロンへ足を運べない方のご自宅や入居する施設に伺い、一般的な理美容院と同じような施術を行うサービスのことです。

    「ハーブヘア」が提供しているサービスは、シャンプー・ブロー・ヘアカット・カラー・パーマ・お顔そり・フェイシャルエステ・ハンドマッサージ・着付けなど。幅広いサービスで、利用者さんに心地よい空間を提供しています。

    こちらは、お湯も出る仕様の「ハーブヘア」オリジナルの移動式シャンプー台の写真です。訪問美容でも一般的なヘアサロンと変わらないサービスを提供するため、機材づくりから手掛けています。

    [btp_box]大隅さん「訪問美容と一般的なヘアサロンとの違いは、普通の椅子に座れる方以外に、車椅子に座った状態の方やベッド上で寝たきりの方など、利用者様の状態に合わせて施術を行う点です。訪問美容師はベッド上でも施術を行える特有のスキルを駆使しながら、素敵にカッコよく仕上げていきます」[/btp_box]

    また、「ハーブヘア」では利用者さん一人ひとりの雰囲気に合わせたヘアスタイルを実現。施術後はメイクを施し、記念撮影を行うなど、独自のサービスを展開しています。

    訪問美容「ハーブヘア」の施術の流れとこだわりポイントは?

    まずは、「ハーブヘア」の訪問美容の施術の流れをご紹介します。

    [btp_box]機材の設営・お花やアロマなどを用いた空間装飾
     ↓
    カウンセリング
     ↓
    カット
     ↓
    ブロー
     ↓
    お顔そり
     ↓
    メイク(眉・頬紅・口紅のポイントメイク)
     ↓
    写真・メッセージカードの提供[/btp_box]

    機材の設営や空間装飾は訪問美容ならではですが、それ以降の施術の流れは一般的な美容院と変わらないか、それ以上に充実したサービスを提供されていることがわかります。

    [btp_box back=”on”]【こだわりポイント】

    • お客様の気持ちを汲み取りしっかりカウンセリング!
    • ご希望スタイル+生活環境を加味したカット
    • 男女ともに素敵にカッコよく仕上げを演出
    • オジリナルヘアカタログ
    • アロマ・お花・ヒーリング音楽で美容室を思わせる雰囲気づくり
    • ポイントメイク
    • メッセージカードとお写真のプレゼント[/btp_box]

    施術場所は、利用者さんのご自宅のほか、介護施設の食堂やホール、浴室などさまざま。どんな場所であっても、美容院を思わせる雰囲気づくりを大切にしており、アロマやお花での飾りつけのほか、ヒーリング音楽でリラックスできる空間を演出しています。

    カウンセリングで使用するのは、オリジナルのヘアカタログ。利用者さんだけでなくご家族や施設スタッフさんの気持ちも汲み取りながら、生活環境を加味したご希望のヘアスタイルにできるよう丁寧にカウンセリングします。

    [btp_box]大隅さん「オリジナルヘアカタログには、横髪・襟足の長さやカラーの明るさ、パーマのかかり具合などを細かくヒアリングするための項目をご用意。イメージを共有しやすいよう、写真もたくさん揃えています」[/btp_box]

    また、2ヶ月後を想定したカット技術も重要とのこと。次回の施術までに全体のバランスが崩れないよう工夫しているそうです。施術後には、撮影した写真をメッセージカードとともに利用者さんに手渡していることもこだわりのひとつ。こういった[btp_line]細やかな心配りが利用者さんの満足感や生きる喜びにつながっている[/btp_line]のでしょう。

    「ハーブヘア」の訪問美容師になるには?特別な資格は必要?

    ベッド上での施術や先を見越したカットなど、さまざまなスキルが必要だと言う大隅さん。では、「ハーブヘア」で訪問美容師になるためには、具体的にどのような資格がいるのでしょうか?

    理容師・美容師免許さえあれば、特別な資格は必要なし!

    実は、訪問美容師になるには、[btp_line]美容師・理容師の資格以外に特別必要な資格はない[/btp_line]そう。

    [btp_box]大隅さん「訪問美容の民間講座もいくつかありますが、講習で学ぶことと現場は異なります。自身の経験から、講習を受けるよりも実践で取り組むほうが、効率よく訪問理美容師としての技術を習得できると感じています。

    また、訪問美容師がお客様の介助を行うことはありません。例えば、車椅子への移乗や起き上がりの介助などは、現場にいる介護スタッフさんが担当されます。私たちが介護の仕事をすることはないので、美容師・理容師の資格さえ持っていれば、介護の資格がなくてもOKです!」[/btp_box]

    [btp_line]訪問美容師が介護仕事をすることはない[/btp_line]ため、介護系資格がなくても問題ありません。介護の知識は現場で自然と身に付いていくそう。つまり、美容師・理容師の資格を持っていれば、誰でも訪問美容にチャレンジできます。

    訪問美容未経験でもOK!最低2ヶ月は先輩が同行

    [btp_box]大隅さん「入社後のギャップを解消するため、面接前に先輩スタッフと施設を訪問し、施術の様子を見学するのが『ハーブヘア』のやり方。入社が決まれば、2ヶ月間は自分が訪問できるエリアで、リーダーによるスキルチェックが行われます」[/btp_box]

    現場ではリーダーが新人スタッフを丁寧にサポート。スキルアップに向けて、とにかくチャレンジすることの大切さを教えています。

    [btp_box]大隅さん「現在リーダーは6名。それぞれ3~4名のスタッフを指導しています。リーダーは、技術から体調面までさまざまな相談を気軽にできる頼れる存在です」[/btp_box]

    スキルによっては入社後1ヶ月からでもデビューできるそうですが、自信がないときは研修の延長も可能。個人のスキルに合わせて柔軟に対応してくれるのも「ハーブヘア」の特徴です。

    【求人情報】「ハーブヘア」で訪問理美容師として働く魅力は?

    大隅さんに、「ハーブヘア」で働く魅力について伺いました。

    育児との両立が可能!子育て中のママでも安心して働ける

    [btp_box]大隅さん「『ハーブヘア』では、子育て中の女性がたくさん活躍しています。1歳未満の乳児を持つママから、大学生の子供がいるベテランママ、中には家族の介護をしながら働いているスタッフも。子供の体調不良や家庭の都合で欠勤になったときでもフォローし合うなど、みんなが『お互い様』の気持ちを持って働いています」[/btp_box]

    また、ワークライフバランスに重き、無理なく働ける環境が整っていることも「ハーブヘア」の魅力。生活環境に合った働き方ができるため、子育て世代のスタッフにも大変喜ばれているそうです。

    直行直帰!時間を有効に使える

    [btp_box]大隅さん「基本的に直行直帰なので事務所に寄る必要がなく、時間を効率的に使えます」[/btp_box]

    時間を有効活用できるのは、働きやすさを決める大きなポイント。空いた時間で子供を保育園へ送迎したり、食事の買い出しのためにスーパーへ行ったり、時間の使い方の自由度が高いことが「ハーブヘア」に勤めるメリットです。

    社内スキルアップ制度があり、施術スキルがどんどんアップする!

    「ハーブヘア」では、特にカットの技術向上に力を入れているそう。

    [btp_box]大隅さん「一人で利用者様のところにお伺いすることが多い訪問美容師は、客観的に自分のスキルを把握しにくいことが難点。そこで、会社としてスタッフのカット技術を向上させるために取り入れているのが、『カット合格ポイント表』。リーダーが各スタッフの仕上がりをチェックすることで、スタッフ全員のカット技術の向上を図っています。こういった取り組みにより、スタッフによって仕上がりに差が生じないよう、より素敵にカッコよく仕上げられるよう心掛けています」[/btp_box]

    「ハーブヘア」では、「カット合格ポイント表」を用いたスキルアップ制度を導入。厳しいカット水準が設けられているからこそ、入社後も施術スキルを磨ける環境が整っているのです。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    「ハーブヘア」には、家庭と仕事を両立させながら活躍しているスタッフが多数在籍しています。ひとり立ちまでの研修制度が充実しているため、[btp_line]カット未経験やブランクのある有資格者も大歓迎![/btp_line]現場で実際の施術を見学したり、ウィッグで練習したりすることで、訪問美容師としてのスキルを磨くことが可能です。働き方の希望が通りやすいため、家庭と仕事を両立させたい方や、ライフスタイルに合わせて働きたい方にとって魅力的な求人となっています。

    ▷「訪問美容(ハーブヘア)」の採用情報はこちら

    広島で訪問理美容師として活躍するなら「ハーブヘア」がおすすめ

    美容師や理容師の資格を持つ方なら誰でもチャレンジできるのが、訪問理容師・美容師。加えて「ハーブヘア」なら、家庭の都合に合わせて働ける環境が整備されており、長く活躍することが可能です。「ハーブヘア」では、ライフスタイルが変わっても理美容師として活躍したい・訪問美容の世界でスキルを磨きたい・介護の仕事に興味があるなど、さまざまな方を募集しています。仕事内容や職場環境に魅力を感じた方は、ぜひ「しあわせづくり株式会社」公式HPからお問い合わせください。

    【しあわせづくり株式会社】

    事業所所在地広島市安佐南区西原3-11-1-1
    電話0120-931-814(お問い合わせ用フリーダイヤル)
    公式サイトhttps://www.herb-hair.com/
    Instagram@herb___hair
  • 【介護職の採用】履歴書チェックのポイントと面接官が聞くべき質問

    【介護職の採用】履歴書チェックのポイントと面接官が聞くべき質問

    介護施設でスタッフを募集するなら、スキルや人柄はもちろん、長く働いてくれる人材かどうかも考慮して採用したいものです。しかし、施設と相性が良い人材を見極めるのは容易ではありません。そこで、本記事では介護職の採用で履歴書を見る際に確認しておきたいポイントと、面接で聞くと適性を判断しやすい質問を紹介していきます。介護施設の人事や面接官の方々に読んでいただきたい内容です。

    長く働いてくれる人材を見極めたい!履歴書チェックのポイント

    介護施設において長く働いてくれる人材を採用するには、組織と求職者のミスマッチをなくすことがポイントとなります。組織によって風土はさまざま。求める人材も異なるでしょう。そのため、まずは組織が求める人材像を明確にしておくことが大切です。

    必要な人材像を明確にしたうえで、履歴書を見る際は以下の点に気をつけます。

    <履歴書チェックのポイント>

    • 単純に転職回数の多さや一般的な項目だけで不採用と判断しない
    • 組織ならではの判断基準を作りチェックする

    履歴書チェックにおいては、単純に転職回数や一般的な項目だけを見て線引きをしないよう気をつけましょう。組織と相性が良い人材を見落としてしまう可能性があります。組織にフィットする人材を採用するためには、オリジナルの履歴書の判断基準をあらかじめ作っておくことも重要です。

    長く働いてくれる人材を見極めたい!質問のポイント

    履歴書選考後のステップである面接は、長く働いてくれる人材を見極めるための絶好のチャンスです。介護職未経験の方や、経験がある方によって、以下のように質問を変えながら、人柄や考え方を聞き出していきましょう。

    介護職未経験者への質問のポイント

    介護職未経験の方へは、これまでの経験から「他者に対するアプローチ方法や考え方」を引き出す質問をするのがポイントです。

    <質問例>

    • これまで所属していた組織内でトラブルが発生したときにどう対応したか
    • 接客のアルバイトでどのようにお客さんに接していたか

    このような質問から求職者の適性や人柄を見極めていきましょう。

    介護経験者への質問のポイント

    介護職経験がある方へは、これまでの仕事で仲間や利用者さんとの具体的なやりとりを引き出す質問を投げかけるのがポイントです。

    <質問例>

    • 自身の介護経験で大変なことはありましたか?
    • 大変なことをなぜ乗り越えられたのでしょう?
    • そのときどう考えましたか?

    このような質問をしながら、求職者の考え方や本質を見抜いていきます。

    面接においては、相手が答えやすいよう流れを作り、会話のキャッチボールを意識すると求職者からの意見が引き出しやすくなるでしょう。面接官の印象が組織への印象に直結するため、丁寧な対応を心がけることもポイントです。威圧的な態度をとる、「合わないな」と感じた求職者に対しおざなりな対応をとる、などがないよう気をつけましょう。

    これを聞いたらNG!避けたい「質問」

    面接は求職者の適性や能力を見極める場です。そのため、採用に関係のない質問や家庭環境、宗教に関わるような質問、セクハラ、モラハラとなるような質問はしてはいけません。

    <聞いてはいけない質問の例>

    • 結婚予定
    • 結婚や出産しても働き続けるかどうか
    • 家族構成
    • 宗教

    結婚や出産に関わる質問は、男女雇用機会均等法の観点においても避けます。またプライバシーに触れる質問は回避しましょう。

    履歴書や面接は組織に合わせてチェックポイントを精査

    長く働いてくれる人材を採用するには、組織と求職者のミスマッチをなくすことが重要です。まずは組織が求める人材像をクリアにし、組織ごとに採用の判断基準を明確にしましょう。面接においては、求職者の人柄や考え方を聞き出せるような質問を工夫します。相手が話をしやすくなる態度や会話の流れを意識することもポイントです。

  • 【介護施設の救急搬送事例】119番するのはどんなとき?

    【介護施設の救急搬送事例】119番するのはどんなとき?

    介護施設で働いていると、利用者さんの病状が急変したりケガをしたりする場面に遭遇することがあります。病状やケガの程度によっては、救急搬送するかどうかを迷うこともあるでしょう。この記事では、介護施設で起こりうる救急搬送の事例とともに、救急車を要請すべき症状や119番通報する際に注意が必要な点を解説します。いざというときに的確に対処できるよう、すでに介護施設で働いている方やこれから介護スタッフをめざす方は、ぜひご一読ください。

    介護施設で救急搬送するべき症状とは?

    介護施設で働く新人スタッフや緊急時対応の経験が少ない場合、すぐに救急車を呼ぶべきかの判断がむずかしいことがあるでしょう。ひとつの目安としては、介護スタッフによって施設内で応急処置ができる症状であるかどうかが基準となります。例えば、[btp_line]下記のような事例では、すぐに救急車を要請すべきでしょう。[/btp_line]

    • 意識がない
    • 呼吸困難
    • 出血が多い
    • 骨折が疑われる
    • けいれんしている
    • 中等度から重度の熱中症
    • 激しい腹痛
    • 胸部が締めつけられるような痛み

    119番通報するまでの流れ

    利用者さんのケガや急変を発見してから救急車を要請するまでの間に、介護スタッフがとるべき行動について、確認しておきましょう。

    急病人やケガ人のそばを離れない

    利用者さんの急変やケガを発見した介護スタッフは、基本的にその場を離れてはいけません。すぐに大声や通信手段を使って応援を呼び、必要に応じてAEDを依頼します。利用者さんの安全確保に努め、状態の変化を見て対応しましょう。

    救急車を要請する

    利用者さんが大量出血していたり、呼吸困難の状態にあったりする場合など、明らかに深刻な状態である場合は、すぐに救急車を呼びます。また、119番通報を迷う症状のときは、常駐またはオンコールで待機している看護師に状態を説明し、指示に従いましょう。

    119番通報したあとの流れ

    119番通報をしてから救急車が到着するまでの間に、その場にいる介護スタッフがするべきことについてまとめました。

    必要に応じて応急処置をする

    119番担当者や介護施設の看護師と連携しながら応急処置を行いましょう。とくに呼吸、脈拍の低下や心停止の状態にあるときは、迅速な処置が必要です。救急車が到着して救急隊に引き継ぐまで、心肺蘇生を行います。AEDを用いることもあるため、使い方を知っておくことが大切です。

    利用者さんの状況を整理する

    以下の項目を救急隊に伝える必要があるため、救急車が到着するまでの間に整理しておきましょう

    • 急変またはケガをしてから現在までの状態
    • 既往歴や服用中の薬など
    • 日常生活動作(ADL)などの状態

    ご家族に連絡する

    ご家族への連絡はとても重要です。入院や手術の際はご家族の同意書が必要になるため、早めに伝えましょう。搬送先の情報をはじめ、発症から現在までの経緯の説明などを行います。また、状態によっては延命措置の意向についても、しっかりと確認しましょう。

    介護施設で起こりうる救急搬送事例

    ここでは、介護施設で発生しやすい緊急搬送の原因となる事例について3つ紹介します。各項目の詳しい内容や対処法などについても、関連記事とともにご一読ください。

    その1.食中毒

    食中毒の原因となる菌は、夏に発生しやすいものや冬に発生しやすいものなど多種多様です。したがって、1年中注意が必要といえるでしょう。介護施設の利用者さんの中には免疫力が落ちている方もいます。免疫力が低下した高齢者が食中毒を発症した際には、重症化のリスクがあり、場合によっては救急搬送が必要になることを覚えておきましょう

    介護施設で起こりやすい食中毒の事例については、こちらの記事も参考にしてみてください。

    (関連記事)介護施設で起こりやすい食中毒とは?5つの事例を紹介

    その2.ヒートショック

    ヒートショックとは、急激な温度変化により血圧が乱高下し、めまいや失神、血管に起因する重篤な症状があらわれることです。冬に起こりやすく、浴室などで発症することが多いといわれています。浴室でヒートショックが起こった場合、浴槽に転倒して溺れるなどの事故につながることもめずらしくありません。利用者さんの入浴中は意識的に様子を確認し、ヒートショックを起こしているのを発見した際は、すぐに救急車を呼んでください。

    高齢者が注意すべきヒートショックに関することは、こちらの記事でも解説しています。

    (関連記事)ヒートショックとは?高齢者が気を付けたい場所や対処法

    その3.誤薬

    介護施設において、利用者さんに処方された薬の用法用量を誤ったり、他の利用者さんの薬を間違えて服用させてしまったりことで生じる事故を、誤薬といいます。薬は利用者さんの健康維持のために欠かせないものですが、飲み方を誤ると重篤な健康被害につながる恐れがあることを忘れてはいけません。薬の管理を正しく行うことが基本ですが、万一誤薬があったときには、上司や看護師に報告し、利用者さんに異変がないかをすぐに確認しましょう。また、誤薬後の診断や処置は医師のみが行える行為のため、施設の状況によって救急搬送も必要になります。

    介護施設で過去に起こった誤薬の事例や事故防止の対策などについては、こちらの記事もご覧ください。

    (関連記事)介護施設で実際にあった誤薬事例とは?事故から学ぶ対策法を解説

    慌てずに落ち着いて対応しよう

    介護施設で救急搬送が必要になったとき、慌てずに対応するためにも、日頃から緊急時のマニュアルをしっかりと把握しておくことが大切です。過去の事例も参考にすれば、介護スタッフとしてどのように行動すべきかをイメージするのに役立ちます。また、介護スタッフ同士の連携を強化したり、研修などに積極的に参加したりすることで、緊急対応時の不安を軽減し、落ち着いた行動ができるでしょう。

  • 貼り絵・ちぎり絵レクの効果は?下絵がダウンロードできるサイトも紹介

    貼り絵・ちぎり絵レクの効果は?下絵がダウンロードできるサイトも紹介

    手やハサミで切り取った折り紙を台紙に貼りつけ、作品を完成させていく貼り絵やちぎり絵は、高齢者にもおすすめのレクリエーションです。手先を使うため、認知症の予防としても注目されています。そこでこの記事では、貼り絵やちぎり絵がもつ効果からレクリエーションを行うときのポイントまでを紹介。下絵がダウンロードできるサイトもまとめています。貼り絵やちぎり絵をレクリエーションに取り入れたい方はぜひご覧ください。

    貼り絵・ちぎり絵の効果とは

    まずは、貼り絵やちぎり絵がもつ効果について見ていきましょう。

    手先や脳の運動になる

    貼り絵やちぎり絵は、指先を使って下絵に貼りつけるため、手先の運動としての効果が期待できるレクリエーションです。また、どこに何色を貼りつけるかを考えることで、空間全体のイメージを把握する「視空間認知機能」の維持・向上にも役立ちます。鳥取県が導入した認知症予防プログラムには、知的活動の一環として貼り絵が組み込まれていることからもその効果が伺えるでしょう。

    利用者さんの個性が表現できる

    貼り絵やちぎり絵の魅力の1つは、形が不規則な紙を一人ひとりの感性で貼りつけ作品にしていくことです。そのため、絵に苦手意識がある場合でも、その方らしさが光る作品に仕上がります。たとえ全く同じ下絵であっても、利用者さんによって違った印象の作品ができるはずです。こうした個性が表現できるのも貼り絵やちぎり絵の効果といえるでしょう。

    貼り絵・ちぎり絵レクリエーションの種類

    下絵にどんな紙を貼りつけるかで、貼り絵やちぎり絵にもバリエーションが生まれます。ここでは、貼り絵やちぎり絵にどのような種類があるか見ていきましょう。

    折り紙を使う方法

    貼り絵やちぎり絵といって思い浮かぶのは、折り紙を使う方法という方も多いかもしれません。折り紙はサイズやカラーバリエーションが豊富で、費用もあまりかからない手頃な材料です。和柄や花柄など、模様が印字された折り紙を使えばひと味違った貼り絵・ちぎり絵レクリエーションが楽しめるでしょう。

    和紙を使う方法

    和紙は手でちぎりやすいため、貼り絵やちぎり絵に適した材料です。初めて貼り絵やちぎり絵をする利用者さんや手先が動かしにくい方でも、簡単に扱いやすいでしょう。また、色を重ねたり陰影をつけたりと、こだわりを出しやすいのも和紙の魅力です。そのため、絵や工作が得意な利用者さんにとっても満足度の高いレクリエーションとなりやすいでしょう。

    マスキングテープを使う方法

    貼り絵やちぎり絵をするなら、のりいらずで接着できる、マスキングテープもおすすめです。近年人気を集めている貼り絵の方法で、Instagram(インスタグラム)にて「#マスキングテープアート」と検索すると3.1万件(2023年7月時点)もの作品が閲覧できます。折り紙や和紙とは違った風合いの貼り絵やちぎり絵を取り入れたいときには、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

    貼り絵・ちぎり絵レクリエーションのポイント

    ここからは、貼り絵やちぎり絵レクリエーションを行うときのポイントについて見ていきましょう。

    下絵を用意しておく

    貼り絵やちぎり絵の下絵は、事前に用意しておくことをおすすめします。下絵までレクリエーション時に行おうとすると、ちぎったり貼ったりする時間がなくなり、作品が仕上がりません。また、下絵があれば絵が苦手な利用者さんの参加ハードルも下がりやすいでしょう。なお、以下で紹介するサイトでは、塗り絵の下絵が無料でダウンロードできます。絵柄によっては、ちぎり絵の下絵としても使えるため、ぜひ活用ください。

    介護レク広場https://www.kaigo-rec.com/
    MY介護の広場https://www.my-kaigo.com/pub/carers/otasuke/nurie/

    台紙自体に形をつけておく方法も

    貼り絵やちぎり絵の台紙は、必ずしも絵でなくて構いません。とある介護施設では、画用紙をもみじの形に切り取っておき、そこに思い思いの色の折り紙を貼りつけて色とりどりのもみじを製作したそうです。でき上がった作品は、壁に作っておいたもみじの木に貼りつけていき、最終的には大きな1つの作品にしたといいます。こうした方法は春や秋など、季節のレクリエーションとしても取り入れやすいでしょう。

    利用者さんがテーマを選べる環境づくりも大切

    貼り絵やちぎり絵は、幅広い作品が生まれやすい活動です。そのため、下絵を選ぶときには難易度の異なるものをいくつかピックアップしておき、利用者さんに選んでもらえるようにすると良いでしょう。選択肢を狭めず、柔軟な発想が広がりやすい環境づくりも大切です。

    貼り絵やちぎり絵を利用者さんと楽しもう!

    貼り絵やちぎり絵は、手軽に行いやすく、楽しみ方の幅も広いレクリエーションです。手先や脳を使うため、認知機能の維持・向上にも役立ちます。また、下絵のテーマを変えたり、型取りした台紙を使ったりするとレクリエーションとしての幅も広がるでしょう。この機会に、貼り絵やちぎり絵を利用者さんと楽しんでみてはいかがでしょうか。

  • 新人研修のレポートの書き方は?例文も参考にポイントを押さえよう【介護職】

    新人研修のレポートの書き方は?例文も参考にポイントを押さえよう【介護職】

    介護スタッフとして施設入職後に行われる新人研修。研修後にレポートの提出を求められ、「書き方が分からない…」と悩む方もいるのでは?本記事では、施設がレポート提出を求める理由から、自身の評価アップにもつながるレポート作成方法を例文とともにご紹介します。新人介護スタッフとしての熱意が伝わるレポートの書き方を知りたい方や、文章を書くのが苦手と感じている方は、ぜひチェックしてみてください。

    新人研修のレポートはなぜ必要?

    まずは施設が新人研修後にレポートを課す3つの意図を理解しておきましょう。

    研修の成果を把握するため

    新人研修では、介護の仕事をする上での心構えや接遇マナーをはじめ、マニュアルを用いた業務内容の説明や、先輩スタッフに付いての実習などが行われます。そのため新人研修は、施設にとって決して少なくない労力と時間をかけた投資だといえます。そのため、レポートの提出を通して「新人研修でどのような成果が得られたか」という投資対効果を把握したいという意図があることを、まずは念頭に置きましょう。

    施設側が研修の改善を図るため

    施設側は、提出されたレポート内容をふまえて、研修内容は意義のあるものだったかを検証し、改善点が見つかれば今後の研修の内容変更などを行います。施設の新人教育をよりよいものにブラッシュアップしていくためにも、レポートが必要なのです。

    新人スタッフ自身の学びを深めるため

    新人研修後のレポート提出には、スタッフ自身で学んだことを整理し、理解や考えを深めてほしいという意図も含まれています。

    次項からは、研修内容についての理解を効果的に伝えられるレポートの書き方についてチェックしていきましょう。

    新人研修レポートの基本の書き方

    まずは必須事項をチェック

    レポートには盛り込むべき項目があります。施設によってフォーマットが用意されている場合もありますが、ない場合は以下の項目に沿って書くとよいでしょう。

    1. 氏名
    2. 日時
    3. 場所
    4. 研修名
    5. 担当者名
    6. 研修の内容
    7. 研修の所感

    1~5は、基本的な項目として正確に記載します。
    6の研修内容は、配布された資料の目次などをもとに、箇条書きでシンプルにまとめましょう。感想などを交えて長々と書く必要はありません。
    7の所感は、レポートにおいて最も大切な項目です。新人研修を通して学んだことや、今後の業務にどのように活かしていくかを、自分なりの感想とともに記します。

    書き方のポイントは?

    研修の成果や感想を記す「所感」は、比較的自由度の高い項目のため、「何をどうやって書いたらいいの?」と迷う方もいるかもしれません。伝えたい内容を誤解なく、分かりやすく記すためには、以下の3つのポイントを意識するとよいでしょう。

    ・結論から書く「PREP法」を意識

    「PREP法」とは、文章の書き方の型のことで、Point(結論)・Reason(理由)・Example (具体例)・Point(結論)の頭文字からとられたものです。
    まずは結論を記したあとに、その理由と具体例、最後に再び結論で締めると、何を伝えたいかが分かりやすくなります。
    所感は、自分の感想や思いを入れるため長くなりがちですが、新人研修で何を学べたかを結論として簡潔に書くと、まとまりのある文になるでしょう。

    ・資料の丸写しにならないよう注意

    研修時に配布された資料を見ながらレポートを記入していると、つい資料内容の丸写しになってしまう…というケースもあります。そうならないためにも、研修中は学んだことや今後に活かせそうなことを随時メモしておき、それをレポートに反映させると、自分らしい質の高いレポート作成ができるでしょう。

    ・句読点や語尾の統一で読みやすく

    読みやすい文章を書くための基本として、句読点の数は多すぎず少なすぎず、適切な位置に打つことを意識してください。また、語尾が「です・ます」調と「である」調が混在すると文章のリズムが崩れて読みづらくなるため、必ず統一しましょう。

    新人研修レポートの例文【介護職】

    新人研修レポートの「所感」の例文を、介護職に必要な「接遇マナー」を例に紹介します。

    【例文】
    今回の研修を通して、新人のうちから接遇マナーを身につけ、利用者様との信頼関係を築くことは、大変重要であることを学びました。なぜなら介護は人の命に関わる仕事であり、安全にケアを行う必要があるからです。利用者様に対しての言葉遣いや表情、態度に思いやりの心を込めると信頼関係ができ、安心して体を預けてもらえることにつながります。今後も接遇マナーを常に意識し、どのような場面でも安心・安全なケアを提供していきたいと思いました。

    上記のように、新人研修で学んだことの記録だけでなく、学んだことを今後どう活かしていくかもレポートに記すことで、施設側は新人スタッフにどのような成長が見られたか、研修の効果を確認しやすくなります。ぜひ例文をヒントに、相手に伝わる介護職レポートを書いてみてくださいね。

    新人研修のレポートで伝わる文章力を身につけよう

    レポートは、施設が新人研修の効果を確認するためのものであり、また、介護スタッフ自身の評価や成長にもつながる重要な書類です。文章を書くのは苦手・面倒だと感じる方も、「PREP法」などの書き方のポイントを知ることで、レポート作成がぐっとラクになるのではないでしょうか。ご紹介した例文を参考に、新人介護スタッフとしての意気込みを伝えられるレポートを作成してくださいね。

  • 【日本の高齢化率】最新データは?未来予測と今後の問題点

    【日本の高齢化率】最新データは?未来予測と今後の問題点

    「高齢化が進み、日本は超高齢社会へ」と言われていますが、実際のところ、どのくらいの高齢化率なのでしょうか?そもそも高齢社会とは、65歳以上の高齢者が人口の14%を超えた社会のことを言います。そして、21%を超えた社会を超高齢社会と呼んでいるのです。そこで今回は、日本の高齢化率の最新データを紹介し、今後の推移予測や問題点について見ていきましょう。

    過去最多!65歳の高齢者人口は3,627万人

    まずは、日本の高齢率の最新データを紹介します。総務省統計局が発表した「統計からみた我が国の高齢者-「敬老の日」にちなんで-」によると、2022年9月15日における日本の総人口は1億2,471万人で、前年と比べて82万人減少。

    その半面、65歳以上の高齢者の人口は3,627万人で、前年よりも6万人増加しており、過去最多となりました。総人口に占める高齢者の割合は29.1%で、日本は超高齢社会であることがわかります。

    では、性別や年齢による違い、外国との比較をしていきましょう。

    男女別人口

    高齢者人口の性別の違いを見ていくと、男性は1,574万人、女性は2,053万人。男性よりも女性の方が479万人多い点が特徴です。男女別での高齢者人口の割合では、男性人口における男性の高齢者人口の割合は26%であるものの、女性の場合は女性人口の32%を占めています。

    男女ともに高齢者は増加していますが、特に高齢者人口に占める女性の割合が多いことがわかるはずです。

    年齢別人口

    年齢別で見ていくと、年を追うごとにどの年齢層でも高齢者が増えています。特に80歳以上の高齢者人口の増加が顕著です。2000年の65歳以上の人口は2,204万人、2022年では3,627万人になっており、約164%増加しています。

    70歳以上では約192%、75歳以上は約215%の増加。80歳以上の方を見ると、2000年では486万人だったところ、2022年には1,235万人になり、約254%も増加しています。

    世界での日本の高齢者人口

    次に世界にも目を向けてみましょう。人口10万人以上の国や地域の中で、日本の総人口に占める65歳以上の人口割合は29.1%で第1位、第2位のイタリアは24.1%、第3位のフィンランドは23.3%です。

    [btp_line]日本の高齢者人口の割合は、世界で最も高い水準であることがわかります。[/btp_line]

    2040年には3,921万人に!

    高齢化は今後も続くと予測されています。その理由は、第2次ベビーブーム(1971~1974年)で生まれた方が高齢者になるためです。

    この方々が65歳以上になる2040年には、高齢者は3,921万人に達し、日本の総人口に占める割合は35.3%になると考えられています。

    超高齢化の問題点

    最後に、超高齢化によって起きる問題点について考えていきましょう。

    労働力人口の減少による経済成長の伸び悩み

    日本では、高齢化だけではなく少子化も問題になっています。少子化が進み、高齢者の割合が増えると、労働力人口が低下して経済成長の伸びが鈍化。世界での視点で考えると、成長が期待できない日本に投資する魅力が低下することが考えられます。

    社会保障制度の崩壊

    日本の社会保障制度は、労働力人口が高齢者を支える仕組みになっています。そのため、少子高齢化が進むと、高齢者1人を支える労働力人口が減少して労働力人口1人あたりの負担が増大し、社会保障制度の崩壊につながる可能性があるのです。

    医療・介護現場への負担増

    高齢者が増加するということは、疾病構造が変化したり要介護の方が増えたりすることも考えられます。そのため、医療や介護現場での負担が増え、現状の体制では対応が追いつかないということも。

    また、高齢者が高齢者を介護する老々介護のさらなる増加も懸念されています。

    高齢者の就業場所の確保

    「高齢者になったから働けない」というわけではありません。高齢者でも健康で、就業意欲にあふれた方もいるでしょう。そういった方が働けない場合、社会から引き離されたことによる孤立感から生活の質が低下する可能性があります。

    高齢者が生き生きと生活でき、生活の質を低下させないためにも、高齢者の就業場所を確保する必要があるのです。

    高齢化に伴い介護分野はさらに注目される

    日本の高齢化率の最新データをチェックすると、高齢化は今後さらに進み、それに伴う問題点も数多くあることがわかりました。日本では、少子化対策も欠かせませんが、高齢化対策も急がねばなりません。高齢化によって介護の需要が増えることが想定できるため、今後も介護分野の職業は注目されるでしょう。

  • 社会福祉士になるには?すでに社会人でも国家試験に挑戦できる?

    社会福祉士になるには?すでに社会人でも国家試験に挑戦できる?

    社会福祉士は、精神保健福祉士や介護福祉士と並ぶ、三大福祉国家資格のうちのひとつです。社会福祉援助を目的としており、介護や福祉関係の仕事に深く携わりたいと考える方にとっては、持っておきたい資格のひとつ。そんな社会福祉士になるには、社会人になってから取得可能なのかどうか詳しくご紹介しましょう。また、社会福祉士の詳しい概要もまとめました。

    社会福祉士とは?詳しい概要をチェック

    まずは、社会福祉とはどのような資格なのか、概要や主な活躍の場などを詳しくご紹介します。

    社会福祉士の概要

    社会福祉士は、身体障がい者や知的障がい者、高齢者など、社会的に厳しい立場にいる方々をサポートするための、専門的な知識や技術を持っていることを証明する資格です。ほかにも、精神的な障がいがある方や虐待を受けている子供、災害・病気・失業などによって生活が困窮している方々のサポートも行います。こういった方々が抱える問題を解決できるよう、相談にのったり専門機関との連携を図ったりするのが、社会福祉士の主な役割です。

    どのような仕事に就ける?

    社会福祉士の資格を持っている場合、老人ホームや在宅介護支援センター、医療機関や児童相談所などで働くことが可能です。なかには、企業や学校で相談援助業務を行ったり、独立して事務所を立ち上げ相談の場を作ったりと、さまざまな働き方があります。
    社会的に厳しい立場である方々のサポートを行う社会福祉士は、社会貢献度が高い仕事です。個々が抱える悩みを軽減、または解決へ導いたとき「誰かの役に立てた」という達成感ややりがいが感じられるでしょう。

    社会福祉士になるにはどうする?

    社会福祉士になるには、社会人かどうかに関係なく、国家試験を受験し合格しなければなりません。社会福祉士国家試験は年に1回実施されます。例年、受験申し込み受付は9月上旬から約1ヶ月間。試験は翌年2月上旬に実施されます。

    社会福祉士の資格試験概要についてはこちら

    福祉系の大学卒で社会福祉士になるための指定科目を履修している方は、受験資格をすでに取得済み。福祉系の短大で指定科目を履修した方は、相談援助実務を1年もしくは2年積めば受験資格が得られます。
    福祉系の大学・短大でも基礎科目のみ履修した方や、一般の大学や短大を卒業した方などは、福祉系のカリキュラムがある大学に編入し卒業するか、短期養成施設、もしくは一般養成施設での必要科目の履修・実務経験が受験資格取得の条件です。つまり、福祉系の4年制大学を卒業した方以外は、実務経験や養成施設での履修なしでは受験資格を得られないため注意しましょう。

    社会人でも社会福祉士の国家試験受験は可能?

    社会福祉士の国家試験は、必要科目の履修に加えて、必要に応じた実務経験があれば社会人でも受験できます。つまり、年齢を重ねてからでも挑戦することが可能です。働きながら社会福祉士になるには、仕事と勉強を両立しやすい通信制の大学を選ぶか、夜間コースがある学校に入学する方法が代表的です。

    ただし、社会人が通信制や夜間コースで勉強する場合は相談援助実務が1~2年必要となるため、働きながら実習を受けられる環境を整えておきましょう。介護保険施設や保健所など、実務経験をどこで積むかによってスケジュールが異なるため、事前確認が必要です。

     社会人が社会福祉士取得を目指すためのポイント

    社会人が効率的に社会福祉士の資格取得を目指すためのポイントをご紹介しましょう。

    隙間時間をうまく活用する

    社会福祉士の資格は出題範囲が広く、法律に関する内容が多いという特徴があります。社会人として働きながらこれらを勉強するためのまとまった時間の確保は、至難の業ともいえます。そのため、社会福祉士になるには、通勤時間やランチタイムなどの隙間時間をうまく活用して勉強しましょう。少しの時間がいくつも積み重なれば、大きな成果となり、社会人でも資格取得が目指せるはずです。

    余裕を持たせたスケジューリングを心掛ける

    毎日どのくらい勉強時間が確保できるのかを書き出し、どのくらいのペースで勉強を進められるかをチェックしてみてください。また、効率的に勉強するための、息抜きの時間を確保することも大切です。勉強と息抜きの時間をうまく組み合わせて受験日から逆算し、余裕を持って勉強の計画を立てることが、合格への近道となります。

    最新のテキストを使用する

    社会福祉士国家試験の出題分野は、頻繁に法改正が行われる傾向があります。そのため、最新の情報が記載されたテキストを使用して勉強しましょう。古いテキストを使用していると、間違った情報をインプットしてしまい、思うような結果が出ません。常に最新の情報がキャッチできるよう、アンテナを張っておくことも大切です。

    過去問や模擬試験に積極的に取り組む

    社会福祉士国家試験は、5つ用意された答えの中から1つ、もしくは複数選択して回答する問題形式で、150問を240分で解かなければなりません。広範囲かつ、多くの問題を限られた時間で解く感覚を身につけるため、過去問や模擬試験に積極的に取り組むのがおすすめです。ただし、過去問に取り組む際は、古い情報に注意してください。

    社会人から社会福祉士を目指そう

    社会福祉士は、多くの方々の支えとなる資格です。個々が抱える悩みを軽減、もしくは解決に導き、よりよい生活が送れるようサポートします。そんな社会福祉士は、社会人でも目指すことが可能です。通信制や夜間コースなどのある学校や養成施設で知識と技術を身につけ、仕事とうまく両立しながら勉強してみてください。隙間時間の活用や余裕のあるスケジューリングを意識して、社会福祉士の資格取得を目指しましょう。

  • こうの歯科・矯正歯科【矢野】高齢者に多い口腔トラブルは?訪問歯科衛生士がアドバイス

    こうの歯科・矯正歯科【矢野】高齢者に多い口腔トラブルは?訪問歯科衛生士がアドバイス

    「こうの歯科・矯正歯科」は安芸区矢野エリアを中心に、幅広い世代の患者さんから支持を集める総合歯科クリニック。広島市内のほぼ全域が対象の「訪問歯科診療」にも尽力し、高齢者の健康を支えています。今回は、高齢者に多い口腔トラブルについて、「こうの歯科・矯正歯科」の訪問歯科衛生士さんにインタビュー!歯周病やドライマウスなどのトラブルが身体にどんな影響を及ぼすのか、口内を清潔にするだけではない口腔ケアの目的やメリットとともにご紹介します。

    こうの歯科・矯正歯科【矢野駅近く】は訪問歯科診療を実施!

    【こうの歯科・矯正歯科】JR矢野駅近く!地域密着の歯医者さん

    安芸区矢野エリアを中心に遠方からも患者さんが訪れ、「何でも相談できるやさしい歯医者さん」と評判の[btp_line]「こうの歯科・矯正歯科」[/btp_line]。JR矢野駅から徒歩約8分、国道31号線近くのアクセス良好な場所に位置し、院内は明るくリラックスできる雰囲気です。

    河野信也(こうのしんや)院長は、地元・矢野出身。広島大学歯学部などで学びを深め、「故郷に歯科診療で貢献したい」との想いから2013年に開院。長年の経験と地元出身という強みを生かし、温かなコミュニケーションを大切にした歯科診療を提供しています。

    [btp_box]河野信也院長プロフィール
    1999年に広島大学歯学部卒業、2003年に広島大学大学院歯科矯正学修了(博士号取得)。アメリカ・フロリダ大学留学などで研鑽を積む。2013年に「こうの歯科・矯正歯科」を開院。直接足を運べない患者さんのための訪問歯科事業に取り組み、地域医療に貢献している。[/btp_box]

    ▽河野院長のインタビュー記事はこちら

    訪問歯科診療を実施。地域の高齢者の口腔ケアを担う

    訪問歯科診療専用の機材

    「こうの歯科・矯正歯科」は家族で通える歯科クリニックとして、一般歯科・矯正歯科をはじめ、ホワイトニングやインプラントなどにも幅広く対応しています。
    その中でも、地域の訪問介護・看護のニーズの高まりに応えて行っているのが[btp_line]「訪問歯科診療」[/btp_line]です。歯科医師と歯科衛生士がチームとなり、訪問歯科診療専用の機材を携えて施設や個人宅などを訪れて歯科診療を行い、患者さんのQOL向上につなげています。

    [btp_box]「こうの歯科・矯正歯科」訪問歯科診療の特徴

    • 高齢や身体が不自由などの理由から歯科通院できない方が対象
    • 訪問エリアは、広島市内のほぼ全域と安芸郡の一部をカバー
    • 虫歯治療や入れ歯作製など、院内で実施するほとんどの診療・治療が可能[/btp_box]

    ▽「こうの歯科・矯正歯科」訪問歯科診療の口コミはこちらをチェック

    高齢者に多い口腔トラブルは?「こうの歯科・矯正歯科」の訪問歯科衛生士がアドバイス

    ここからは、「こうの歯科・矯正歯科」で、訪問診療専門の歯科衛生士として活躍するKさんに、高齢者によくみられる口腔トラブルについて伺いました。

    高齢者に多い【歯】のトラブル

    歯周病

    歯石・歯垢に含まれる歯周病菌が歯ぐきに炎症を起こす「歯周病」。加齢に伴って罹患率が上昇する病気です。

    [btp_box]Kさん:「高齢になると、自力で十分な歯磨きができなくなり、「歯周病」を発症する方が多いんです。介護施設でも口腔ケアは実施されていますが、細やかなケアは難しい場合もあります。歯周病が進行すると歯がぐらつき、抜けてしまうこともありますので、注意が必要です」[/btp_box]

    歯周病のケアには、日々の「プラークコントロール」が大切なのだそう。

    [btp_box]Kさん:「訪問歯科診療では、歯間ブラシなど、プロ用の補助用具を使って歯石・歯垢を除去し、口腔内を清潔にします。きれいな状態を保っていただけるよう、日常の口腔ケアのアドバイスもさせていただいていますよ」[/btp_box]

    義歯の不具合

    高齢の患者さんから寄せられる相談の中で、「入れ歯が合わない」という悩みは特に多いのだとか。

    [btp_box]Kさん:「在宅介護の方や、介護施設に入居している方の中には、合わない入れ歯を無理に使い続けて、歯ぐきに傷ができている方もいらっしゃいます。訪問歯科診療では、義歯の調整を行ったり新しく作り直したりと、不具合に対応可能です」[/btp_box]

    高齢者に多い【嚥下】のトラブル

    唾液の減少、ドライマウス

    唾液の分泌量が減り、口の中が乾燥する「ドライマウス」も、高齢者によくみられる症状。それにより、嚥下(飲み込み)が困難な方が増えるといいます。

    [btp_box]Kさん:「唾液には、食べ物を飲み込みやすくするほか、口腔内の汚れを自然に除去する働きもあります。唾液が減ると、乾燥した汚れが舌や粘膜にこびりついてしまうケースも。訪問歯科診療では、手袋をはめた手で保湿ジェルを使いながら汚れを除去したり、口腔内のマッサージをして唾液の分泌を促したりといったケアを行います」[/btp_box]

    オーラルフレイル

    「オーラルフレイル」は、むせやすい、咀嚼が難しいなど、口腔機能の低下を総称する言葉。進行すると食欲の低下から栄養不足になり、心身機能が低下するなどの全身症状を引き起こすのだそう。

    [btp_box]Kさん:「飲み込む力だけでなく、舌・唇など口全体の動きが難しくなる高齢者さんも多いです。訪問歯科診療では、口を大きく動かしてもらったり舌を回していただいたりといった口腔体操を指導し、オーラルフレイルの予防に取り組んでいます」[/btp_box]

    誤嚥性肺炎

    口腔内の食べかすや細菌、逆流した胃液などが誤って気管に入ることで起こる、誤嚥性肺炎。
    嚥下トラブルの中でも、特に危険性が高い症状だといいます。

    [btp_box]Kさん:「誤嚥性肺炎は、体力が低下している高齢者さんにとって命にかかわることもあるため、予防に努めなければいけません。日々のケアだけでなく、訪問歯科診療で定期的に口腔ケアを行うことで、口腔内の汚れや細菌を減らし、清潔に保つことが大切です」[/btp_box]

    口腔トラブルが病気の原因になることも!

    近年、口腔トラブルは口の中だけでなく、全身疾患にも影響を与えていることが分かってきたそう。

    [btp_box]Kさん:「歯周病が進行すると、細菌が歯ぐきの血管に入って血流に乗り、全身に散らばります。それにより、脳梗塞や糖尿病、心臓病などの全身疾患に悪影響があるといわれているんです。正しい口腔ケアは、さまざまな病気を予防することにもつながりますよ」[/btp_box]

    訪問歯科診療で、歯科に来院できない高齢者に定期的な口腔ケアを!

    自身で歯科に足を運べない患者さんも「訪問歯科診療」を利用すれば、定期的に口腔ケアを受けられます。

    [btp_box]Kさん:「訪問診療では、お口の中だけでなく、スムーズに飲食できているかについても詳しくお話を伺っています。施設の介護スタッフさんや看護師さんをはじめ、主治医や言語聴覚士さんとも情報共有し、連携することも大切です」[/btp_box]

    ときには大きな病気に発展することもある、口腔内の衛生状態。訪問歯科診療の口腔ケアで歯の健康を支えることは、全身の健康や病気予防にも大きな力を発揮するのですね。

    ▽訪問歯科衛生士さんのインタビュー記事はこちらをチェック

    【求人情報】女性の歯科医師・歯科衛生士が活躍中。訪問歯科診療専門スタッフも

    女性の歯科医師、歯科衛生士さんが活躍。訪問診療専門のスタッフも

    「こうの歯科・矯正歯科」では、今回インタビューした訪問診療専門歯科衛生士のKさんをはじめ、複数の女性歯科医・女性歯科衛生士が活躍しています。これは、女性スタッフの働きやすさを考えた職場環境が整っているからこそ。

    [btp_box]女性の歯科医師・歯科衛生士が働きやすいポイント

    1. 家庭や子育てと両立しやすい柔軟性のある環境
    2. 産休・育休制度で職場復帰もスムーズ
    3. 充実した研修体制でスキルを十分に磨ける[/btp_box]

    ワークライフバランスを重視する「こうの歯科・矯正歯科」では、実際に小さなお子さんを育てながら活躍するスタッフが在籍しています。

    スキルアップの機会が多いことも特徴で、定期的に実施する院内研修では、さまざまな事例についてスタッフ間で共有。月に1回、安芸地域の訪問歯科衛生士が集まる勉強会に参加するなど、外部研修の参加機会も積極的に設けています。
    継続して知識・技術を高められるサポート体制によって、安心して成長していけるでしょう。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    「こうの歯科・矯正歯科」では現在、[btp_line]歯科医師と歯科衛生士を募集中[/btp_line]です。

    これから訪問歯科診療に取り組んでみたいという方も、豊富な診療実績のある同院なら、専門性の高い知識と経験を積むことが可能。外来では地域密着型の温かな雰囲気の中、充実した診療内容で、幅広いスキル向上が図れます。 ブランクのある方、ライフスタイルに合わせて働きたい方も安心してスキルアップできる職場環境です。詳しくは、公式サイトをご覧ください。

    訪問歯科診療で、地域の高齢者の口腔トラブル予防

    口腔内のセルフケアが困難になりがちな高齢者にとって、「訪問歯科診療」は身体の健康や食べる楽しみを維持するために欠かせない医療サービスです。「こうの歯科・矯正歯科」では、多職種の方と連携しながら、専用の器具を使った口腔衛生の維持と日常の口腔ケア向上に努めています。訪問歯科診療のご依頼や詳しい求人情報が知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

    所在地広島市安芸区矢野東4丁目4-27(JR矢野駅から徒歩8分)
    電話番号0120-218-422 ※予約制
    診療時間・定休日【月・火・水・金】9:00〜13:00/14:30〜18:30
    【土】9:00〜13:00/14:00〜17:00
    【休診日】木曜・日曜・祝日
    診療科・各種サービス一般歯科、矯正歯科、小児歯科、訪問歯科診療、インプラント、入れ歯(義歯)、ホワイトニング
    公式サイトhttps://kono-dental.jp/

  • 介護職の新人教育はチェックシートで効率的に!作成方法と指導のコツ

    介護職の新人教育はチェックシートで効率的に!作成方法と指導のコツ

    人材不足が続く介護施設では、即戦力を育成する新人教育に注力するところも多いようです。新人指導にあたる介護スタッフの中にはどう指導したらいいのか、悩む方もいるのではないでしょうか。そこでおすすめしたいのが、チェックシートの活用。本記事では、介護職の新人教育にチェックシートを導入するメリットや作成方法について解説します。指導のコツもあわせて紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

    介護職の新人教育でチェックシートを活用するメリット

    介護職の新人教育で活用されるチェックシートは、業務に必要な技術・知識をリストアップし、習得状況を評価できるようにした資料です。厚生労働省が公開する「介護技術に関する評価チェックシート」も参考にしてみるといいでしょう。

    介護職の新人教育にチェックシートを導入すると、以下のメリットがあります。

    新人教育の進捗状況が分かりやすくなる

    チェックシートによってどこまで指導済みなのか、進捗状況が明確になります。これは、複数人で指導する場合にはとても役立つでしょう。他のスタッフが教えた内容を重複して教えるミスも起こりにくくなります。

    新人スタッフの得意・不得意が明確化する

    新人スタッフの得意・不得意が把握しやすくなることで、苦手分野の指導に注力できるようになります。新人スタッフも自分の得意分野が分かることで、モチベーションアップにつながるでしょう。

    新人スタッフに業務を頼みやすくなる

    指導の進捗が分かりやすくなることで、先輩スタッフの「どんな業務なら任せられるのか分からない」という悩みが解消されます。新人スタッフもまだ習っていない業務を任せられることがなくなるため、精神的な負担が軽減されるでしょう。

    介護職の新人教育向けチェックシートの項目は?

    介護職の新人教育でチェックシートに入れるべき内容には、以下のような項目があります。

    介護職員としての心構え

    まず、介護職として働くうえで、

    • 利用者さん一人ひとりの尊厳を守る
    • 利用者さん自身の意思を尊重する

    という心構えは常に持っておかなくてはなりません。このことを理解できているかどうか、新人教育のチェックシートにも評価項目として加えておきましょう。

    具体的な業務内容

    介護職の基本業務である

    • 食事介助
    • 入浴介助
    • 排泄介助
    • 更衣介助
    • 移動介助

    の5つについてそれぞれ作業を細分化し、リストアップします。実務的な内容だけでなく、誤嚥のリスクや認知症の対応といった知識の習得状況を評価できる項目も含めておきましょう

    利用者さんとの関わり方

    利用者さんやご家族と円滑にコミュニケーションをとるためにも、

    • 挨拶
    • 言葉遣い
    • 身だしなみ

    といった接遇マナーは評価項目として必須です。適切な言葉遣いや服装、挨拶のときの声量、応対の仕方など、細かく評価できるようにしましょう。

    介護職の新人教育で心掛けること

    介護職の新人教育では、チェックシートを活用する以外にも、次のようなことに気をつけましょう。

    指導マニュアルを作成する

    新人教育では、最初に指導方針や方法についてマニュアル化することが大切です。マニュアルを職場内で共有することで、「教える人によって教える内容が違う」という混乱を招きにくくなるでしょう。指導内容が明確になることで、チェックシートも作成しやすくなるはずです。

    実際の現場を見学してもらう

    言葉で教えるだけでなく、実際に業務の流れを見学してもらうことも大切です。その際、新人スタッフに実践してもらってもいいでしょう。新人スタッフにとっても、疑問点や改善点をその場で確認しやすくなるはずです。

    コミュニケーションをしっかりとる

    介護の仕事はマニュアル通りにいかず、経験を積まないと難しい業務も多くあります。そのうえ、先輩スタッフが常に忙しそうでなかなか話しかけられず、不安や悩みを一人で抱え込んでしまうことも少なくありません。指導の際にはしっかりコミュニケーションをとり、気に掛けてあげることが大切です

    褒めて伸ばす

    新人指導の際には、相手のモチベーションを高めるためにも、しっかりと褒めてあげましょう。褒めることで「先輩がしっかり見てくれている」と実感してもらえれば、安心感と自信にもつながるはず。新人の成長につながる雰囲気づくりを心掛けましょう

    介護職の新人教育はチェックシートでより効果的に!

    介護職の新人教育を効率的に進めたいなら、必要なスキルや知識を丁寧に指導できるチェックシートがおすすめです。活用することで教えるべき内容を網羅しやすく、進捗状況も分かりやすくなるでしょう。即戦力となるスタッフを育てるためにも、ぜひ指導方法について考えてみてください。

  • 正しい食事介助の手順とは?食事が難しくなる原因や注意点もチェック!

    正しい食事介助の手順とは?食事が難しくなる原因や注意点もチェック!

    食事介助は、利用者さんが食事を通じてきちんと栄養を摂ることや、安全に食事をすること、を目的とする業務です。介護施設で過ごす利用者さんには、日々の食事で楽しさを感じてもらいたいもの。やり方次第で食事時間の充実度が変わる食事介助には、正しい知識が欠かせません。そこで今回は、[btp_line]“食事介助の手順”[/btp_line]について解説します。高齢により食事が難しくなる原因や注意点にもチェックしてください。

    高齢になると食事が難しくなる…その4つの原因とは?

    高齢の方にとって食事が難しくなる原因は4つあります。嚥下力や咀嚼力などが低下すると、さまざまな弊害が起こるものです。食事介助の手順を確認する前に、こちらをチェックしていきましょう。

    嚥下力

    嚥下力が低下すると、誤嚥のリスクが高まります。窒息はもちろん誤嚥性肺炎につながる可能性もあるので、料理にとろみをつける、水分を多く含む食材を選ぶ、といった工夫が必要です。

    咀嚼力

    あごの筋肉が衰えると咀嚼力が低下し、やわらかい料理を好むようになります。肉や野菜などの硬い食材を避けることで考えられるリスクは、あごの筋肉の衰えが進行する、必要な栄養素が不足する、など。食材を小さく切ったり煮込んだりして食べやすくする必要があります

    消化能力

    加齢によって胃腸の消化液・唾液が分泌されにくくなると、消化器官の運動機能が低下。その結果、消化能力が低下して、便秘や下痢の症状の増加、胃もたれにつながります。食材や調理法を選ぶときは、消化・吸収されやすいかどうかに注目しましょう。

    食欲

    身体機能が衰えて活動量が減ると、味覚・嗅覚が鈍くなって食欲が低下しやすくなります。エネルギーや栄養素が不足したり、食事の楽しさを感じにくくなったりしないよう、日々の食事に“食欲のわく工夫”が欠かせません。

    【食事介助の手順】食事前のチェックポイント&流れ

    続いて、食事前のチェックポイントと食事介助の手順を確認します。

    食事前にすること

    利用者さんが食事に集中しておいしく食べられるよう、食事前の準備にも注目が必要です。まずは利用者さんに排泄をすませてもらい、食事の中断を防止します。食事しやすい環境を整えるために、テレビを消したりゆったりとした音楽をかけたりすると良いでしょう。
    また、食事前の声掛けも大切なポイントです。利用者さんの好みの食材や献立の味付けを話題にあげ、食欲がわくような声掛けを意識しましょう。今から食べる料理への認識ができれば、利用者さんの安心にもつながります

    食事介助の手順

    1.安全な姿勢の確保

    食事を始めるときは、まず利用者さんの安全な体勢を確保しましょう。車いすなら深めに腰掛けてやや前傾姿勢に、ベッドで食事をするならリクライニングの角度を調節します。腰や背中にクッションを当てて安定感を高めるのも工夫のひとつ。利用者さんの体勢が整ったら、介護スタッフは同じ目線になることを意識して座ります

    2.食事前の水分補給

    食事の前には、利用者さんの口の中が潤うように水分補給をしてもらいましょう。

    3.食べ始めは水分の多い物から

    スムーズな嚥下のためには、水分の多い物から食べ始めることが大切です。一口の目安量はティースプーン一杯程度を意識し、食事中はこまめに水分補給をはさみます。

    4.食事ペースの確認

    利用者さんが口の中にある食べ物をきちんと飲み込んでいるか確認しながら、“利用者さんのペースに合わせた食事介助”を行いましょう。食事が終わったら口腔ケアや服薬など必要に応じて行ってください。

    食事介助の手順と合わせて意識したい3つの注意点

    食事介助の手順を確認したところで、介助中に気をつけたいポイントを紹介します。

    1.体勢を整え目線をそろえる

    介助者が立った状態での食事介助は、利用者さんのあごが上がって誤嚥の誘発につながります。座っている利用者さんの上体をまっすぐに近い状態(90度程度)に近づけて嚥下しやすい体勢にし、介護スタッフは座って目線の高さをそろえることが大切です。

    2.料理を口に運ぶ順番はバランスを意識する

    食事のときに同じ料理が連続すると、利用者さんは飽きやすく、料理によっては口の中の水分不足につながる場合もあります。“主食・副食、水分をバランス良く交互に”を意識しましょう。

    3.食後の口腔ケアと体勢

    食後は利用者さんの口の中に食べ物が残っていないか確認し、口腔ケアを行います。利用者さんが食後に気持ち良く過ごせるよう、口の中をすっきりした状態に整えましょう。また、食後はすぐに横になると食べた物が逆流する可能性があるので、利用者さんの体勢に注意してください。

    質の高いサービスのために食事介助の手順を学ぼう

    食事介助の正しい手順を知ることは、利用者さんへの質の高いサービス提供につながります。高齢者の食事の難しさをふまえたうえで、「利用者さんにとっての“食べやすさ”とは?」と考えてみましょう。食事時間が楽しくなり生活にハリが出るよう、利用者さん一人ひとりに向き合った食事介助を心掛けてください。

  • 整容がADL向上につながる3つの理由!効果的なサポート方法は?

    整容がADL向上につながる3つの理由!効果的なサポート方法は?

    身だしなみを整える[btp_line]「整容」[/btp_line]は、自立した生活を維持・向上させるために欠かせない行動です。そのため、高齢者の自立した生活の指標であるADL(日常生活動作)の1つにも数えられています。整容はご自身で行える利用者さんもいれば、サポートが必要な方もいるなど、介護職の関わり方はさまざまです。そこでこの記事では、整容がADL向上につながる理由とともに、介護職の効果的なサポート方法について紹介していきます。

    整容とは

    整容とは、整髪やひげ剃り、洗顔などの身なりを整えることです。歩行が困難になったり認知機能が低下したりと、身体的・精神的にご自身だけで整容を行えない利用者さんには、介護職がサポートしてケアすることもあります。整容は、自立した生活の指標であるADL(日常生活動作)の1つであり、介護予防の観点からも重視されているケアです。

    整容がADL向上につながる3つの理由

    超高齢社会である日本では、高齢者ができるだけ長い期間生き生きと自立した生活を送れることが重要と考えられています。自立した生活を送るためには、日常生活に必要な食事や排泄、入浴などのADLの維持・向上が欠かせません。また、整容もADL向上につながると考えられています。ここでは、その理由について見ていきましょう。

    利用者さんの自信を保てる

    身だしなみを整えることは、年齢を問わず多くの方が毎日行っている行動です。朝起きたら歯を磨いて髪をとかし、服に着替えることなどが習慣になっています。身だしなみが整っていないと「人に会いたくない」と引け目を感じることもあるでしょう。

    それは利用者さんにとっても同じです。整容によって身だしなみが整うと、自然と生活や気持ちに自信やハリが生まれていきます。そのため、介護が必要な方であっても整容ケアを行うことで、ADLの維持・向上が期待できるのです。

    社交性を失いにくくなる

    介護状態の悪化を防ぐためには、生きがいや人とのつながりなど、社会との接点も重要です。しかし、身だしなみに気を配らなくなると、人と会うことに消極的になる方も少なくありません。そのため、まずは身だしなみを整えておくことが、社交性をなくさないために重要なのです。

    「○○さんと会うからきちんとしていよう」「身の回りのことはできるだけ自分でやろう」といった意識は整容からも生まれます。こうした点がADLの維持・向上につながると考えられている要因でしょう。

    健康維持に役立つ

    整容は、体を清潔で健康に保つためにも大切です。爪や歯などの手入れをしていないと菌が繁殖し、感染症や合併症を引き起こすこともあります。これらが引き金となり、歩行困難や寝たきりとなるとADLはさらに低下し、自立した生活を送るのはより難しくなるでしょう。そのため、まずは整容によって健康に配慮し、ADLを低下させないようにすることが重要なのです。

    効果的な整容ケアを行うポイント

    ここからは、効果的な整容ケアを行うポイントについて見ていきましょう。

    利用者さんの長年の習慣をヒアリングする

    「食事をとる前に歯を磨く」「洗顔はぬるめのお湯で行う」など、利用者さんによって整容の習慣は違います。そのため、介護職による整容ケアがいつもの習慣と違うことで、かえってストレスとなってしまう利用者さんもいるでしょう。こうしたすれ違いが起こらないよう、整容ケアを行う際は事前に利用者さんやその家族から手順や使いたいアイテムを聞いておくと安心です。

    蒸しタオルやお湯などを上手く取り入れる

    洗面所で洗顔ができない利用者さんの整容には、蒸しタオルを使うとスムーズです。ひげを剃る場合も、事前に蒸しタオルで余分な皮脂を取り除いておくときれいに剃りやすいでしょう。また、爪切りはお湯で爪を温めてから行うと整えやすくなります。このように、整容する部位によっては蒸しタオルやお湯を使うと、利用者さんの負担を軽減しながら楽にケアしやすいでしょう。

    できることはご自身で行ってもらう

    利用者さんができる範囲の整容ケアは、ご自身で行ってもらうこともADLを維持・向上させるために大切です。ご自身で行うことで達成感を味わえ、自立した生活に対する意欲が上がる方もいます。そのため、ADLが低下している利用者さんの場合は心身の状態を見極め、少しずつできる範囲を広げるような整容ケアを行っていきましょう。また、ある程度ADLを維持している利用者さんには、それを妨げないようサポートすることが重要です。

    整容ケアはADLの向上につながる!適切なサポートを

    身だしなみは、心や体に大きな変化をもたらすと考えられています。そのため、利用者さんに行う整容ケアも、ADLを維持・向上するためには欠かせません。利用者さんが長年行ってきた方法や手順などに耳を傾け、整容ケアを進めていきましょう。改めて整容ケアの重要性について考えることで、利用者さんのさらなるADL向上へとつなげてみてはいかがでしょうか。

  • 介護施設に入所しても投票できる?高齢者施設を利用する方の選挙事情

    介護施設に入所しても投票できる?高齢者施設を利用する方の選挙事情

    「介護施設に入所すると選挙に行けない」そんな不安を抱える利用者さんはいらっしゃいます。しかし、介護職の方はご存じのとおり、入所後も選挙に参加することは可能です。また、認知症で成年後見人制度を利用している場合も、選挙権は付与されます。そこでこの記事では、利用者さんから質問を受けやすい介護施設での選挙事情をご紹介。合わせて、施設内で不在者投票が行われる際の流れについてもお伝えしていきます。

    介護施設やグループホームなどに入所していても投票は「可能」!その方法は?

    介護施設入所後も投票は可能です。ここでは、総務省が公表した「高齢者の投票機会の確保に関する現状」を参考に、その方法を改めて確認しておきましょう。

    外出許可を得て投票所などに赴く

    まずは、自宅で過ごされていたとき同様、利用者さん自身が投票所などに出向いて投票する方法です。介護施設を利用されている場合は、外出許可を得て選挙に向かうことになりますが、ご自身で投票することはできます。高齢者の投票機会を確保するため、次のような支援を行っている地域もあるでしょう。

    • 商業施設や病院などに期日前投票所を増設
    • 集会所などに期日前投票所を巡回設置(主に過疎地域)
    • 巡回バスの運行やタクシー券の配布など投票所への移動支援

    一定規模以上の老人ホームなどは施設内で不在者投票が可能

    一定規模以上の病院や老人ホームなどで、その施設が各都道府県の選挙管理委員会から指定を受ければ、施設内で不在者投票が可能です。この場合は、施設にいながら投票できるため、選挙に参加しやすい利用者さんが増えるでしょう。なお、老人ホームに入所している方はもちろん、ショートステイの利用者さんも投票可能です。

    要介護5の方などは郵便投票が可能な場合も

    要介護5の方や歩行や外出が困難な障がいを持つ方などは、郵便投票が認められています。そのため、勤務する介護施設に該当する方がいる場合は、郵便投票のサポートをする可能性があるでしょう。具体的には、次のような手続きが必要です。

    1. 居住している市区町村の選挙管理委員会に「郵便等投票証明書」の交付を申請
    2. 郵便等投票証明書が届いたら、投票用紙と投票用封筒を同委員会に請求
    3. 投票用紙が届いたら、必要事項を記載し郵便で送付

    市区町村の選挙管理委員会とのやり取りの時間を考慮し、早めに手続きしておくと安心です。

    「成年後見人制度」利用の認知症の方も選挙に参加できる

    認知症の方の中には、ご自身の財産管理が難しく成年後見人制度を利用している方も少なくありません。2013年5月以前はこの制度を利用している方に選挙権がありませんでしたが、公職選挙法が一部改正され、現在は選挙権が回復しています。そのため、かねてより応援している候補者がいる場合などは、その意思をつなげることが可能です。

    施設内で不在者投票が行われる際の流れとは?

    一定規模以上の病院や老人ホームでは、外部立会人を立ち会わせることで施設内での不在者投票が可能です。そのため規模によっては、勤務先が不在者投票の会場となる方もいるでしょう。ここでは、不在者投票の会場となった場合の大まかな事務の流れについて見ていきます。

    1. 施設長を中心に、不在者投票設営に関わるスタッフで打ち合わせを行う
    2. 利用者さんに不在者投票の希望の有無を依頼状などで確認する
    3. 施設長が投票用紙を市区町村の選挙管理委員会に代理請求する
    4. 不在者投票を実施
    5. 投票後、投票用紙を市区町村の選挙管理委員会に返送する

    なお、上記以外の詳細については、都道府県や市区町村の選挙管理委員会にお尋ねください。

    こんなときどうする?利用者さんに合わせた対応方法

    ここからは、介護施設の選挙時に疑問が出やすい対応方法について見ていきましょう。

    自筆が困難な利用者さんの場合

    自筆が困難な利用者さんの場合は、代理投票を申し出るようサポートしましょう。投票所には自筆が困難な方のために、代理投票補助者がいます。記入役とチェック役に分かれた担当者2名のサポートを受けることで、公正な方法での選挙参加が可能です。

    歩行が困難な利用者さんの場合

    普段から車いすを利用している利用者さんの場合は、介護職や付き添いの家族などが車いすを押して会場に入ることが認められています。ただし、代筆などのサポートはできないため、代理投票を希望される場合は会場にいる代理投票補助者に依頼しましょう。

    寝たきりの利用者さんの場合

    寝たきりで要介護5の利用者さんであれば、郵便投票ができます。また施設内に不在者投票所が開設されている場合は、不在者投票管理者の管理下で、不在者投票立会人が立ち会える状況ならば居室ベッドでの投票が可能です。これらに該当しない場合の方法については、施設がある市区町村で設置される選挙管理委員会にお尋ねください。

    介護施設に入所している方でも選挙に参加できる!

    介護施設入所後も、利用者さんの選挙権がなくなることはありません。しかし、身体機能や環境の変化によっては、投票の仕方を変える必要があるでしょう。そのため、介護職の方は利用者さんの疑問や不安を知り、できるだけ希望に沿った方法で選挙に参加できるようサポートしたいところです。選挙が近づいた際は、ぜひこの記事を思い出してみてくださいね。

  • 【広島・松山】サ高住「Sグラン」の働きやすい職場環境をご紹介!高須、五日市などの求人情報も

    【広島・松山】サ高住「Sグラン」の働きやすい職場環境をご紹介!高須、五日市などの求人情報も

    サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」を、広島市(安佐南・高須・五日市・中山東)・福山市(新涯)・愛媛県松山市で展開する「株式会社L.S.I.」。広島市内のサ高住で初めて24時間看護体制を導入するなど、利用者さんのニーズに沿った細やかなサービスを提供しています。今回は、「Sグラン」シリーズの7施設をそれぞれ詳しくご紹介!気になる立地や、スタッフの職場環境についてクローズアップします。ライフスタイルに合わせて選べる働き方や充実の福利厚生、求人情報とともにチェックしてくださいね。

    暮らしが“かがやく”住まい。広島・愛媛で注目のサ高住「Sグラン」とは?

    広島市・福山市・松山市で展開!サ高住「Sグラン」シリーズ

    広島県広島市・福山市、愛媛県松山市に計7施設がある「Sグラン」。以下の4つの特徴があります。

    [btp_box]1.24時間365日体制で、看護・介護・医療連携を行う
    2.自立から要介護5の方、緩和ケア・看取りまで対応
    3.リハビリ専門職による機能訓練を実施
    4.施設内で調理したできたての食事を提供[/btp_box]

    ※看護・介護・機能訓練等のサービスを利用する場合は別途サービス事業所との契約が必要です。

    24時間の看護体制を導入したサ高住は、広島市では「Sグラン」が初めて。「暮らしがかがやく住まい」をテーマに、各専門スタッフが介護・看護・リハビリのサービスを提供し、利用者さんとその家族の安心につなげています。

    「Sグラン」の魅力の一つは、スタッフと入居者さんとの距離が近く、和気あいあいとしたアットホームな雰囲気であること。季節ごとの行事やレクリエーションは、スタッフが積極的にアイデアを出し合い形にしています。
    介護スタッフをはじめ、住宅看護師と呼ばれるSグラン専属看護師、理学療法士などのリハビリスタッフも活躍。各スタッフが連携して、入居者さんの健康管理や見守り、介助などを常時提供しています。

    「Sグラン」の公式インスタグラムでは、スタッフが生き生きと入居者さんの暮らしを支える様子が見られるのでチェックしてみてください。

    ▽サ高住「Sグラン」の過去記事はこちら

    https://archive.andaid.me/recruit/s-l-s-i

    サ高住「Sグラン」を運営する「株式会社L.S.I.」とは

    株式会社L.S.I.本社(Sグラン高須内)

    Sグランを運営するのは、広島市西区高須を拠点に介護・看護事業を展開する「株式会社L.S.I.」。「Life Style Innovation(ライフスタイルイノベーション)」の頭文字からとられた会社名が表すように、高齢化が進む社会において求められるニーズをとらえながら、より良い生活を実現するためのサービスを創出しています。

    代表取締役の河手秀男さんは、ミッションとして「利用者さんが安心で楽しく、笑顔にあふれた毎日を普通に過ごす」ことを掲げています。さまざまな人生を送られてきた利用者さんの心身の健康と生活を支える、大きな役割を果たしている企業です。

    ▽「株式会社L.S.I.」代表取締役・河手さんのインタビュー記事はこちら

    多くの専門スタッフが活躍するサ高住「Sグラン」。7施設の所在地、職場環境は?

    広島・松山に7施設がある「Sグラン」。各施設の立地や、スタッフの職場環境をチェックしましょう。

    広島市東区【Sグラン中山東】

    2013年に、「Sグラン」シリーズの中で最初に開設されたのが「Sグラン中山東」。総戸数39戸・4階建てのサ高住です。
    施設は広島駅からのアクセスが良く、広島バス「万休寺前」バス停から徒歩1分の好立地に位置します。周辺には、大型ショッピングセンター「フォレオ広島東」など日々の買い物に便利な施設が充実。

    利便性と豊かな自然を感じるエリアで、快適に働けるでしょう。

    Sグラン中山東

    所在地広島県広島市東区中山東3丁目2-7
    総戸数39戸
    紹介ページhttps://www.lsi-kk.co.jp/facilities/s/

    福山市【Sグラン新涯】

    「Sグラン新涯」は、総戸数38戸・2階建て。
    JR福山駅から車で20分ほど、中国バス「新涯1丁目」バス停から徒歩1分の場所に位置します。周辺にはコンビニやスーパー、100円ショップなどあり、生活に必要な物を手に入れやすい立地です。

    周辺には、畑や桜が咲く公園といった散歩に適したスポットもあります。季節感を味わえる環境で、働く人の気持ちも和むでしょう。公式Instagramには、利用者さんやスタッフの日々の様子が投稿されています。

    Sグラン新涯

    所在地広島県福山市新涯町1丁目7–43
    総戸数38戸
    紹介ページhttps://www.lsi-kk.co.jp/facilities/s-2/
    Instagramhttps://www.instagram.com/sg_shingai/?hl=ja

    愛媛県松江市【Sグラン松山】

    愛媛県松山市にある「Sグラン松山」は、総戸数43戸・2階建てのサ高住。
    伊予鉄道線松山市駅からバスと徒歩で25分ほどの場所にあります。周辺は住宅地が広がる落ち着いた雰囲気ながら国道も近く、車でのアクセスに便利。周辺にスーパーやコンビニ、飲食店などもあります。

    画像出典:Sグラン松山Instagram

    敷地が広く、施設内もゆったり。時には、バーベキューや花火といったイベントが開かれることも!季節の移ろいを感じながら、利用者さんとの散歩をゆったりと楽しめる環境も魅力です。

    Sグラン松山

    所在地愛媛県松山市西石井6丁目12-27 >
    総戸数43戸
    紹介ページhttps://www.lsi-kk.co.jp/facilities/s-3/
    Instagramhttps://www.instagram.com/s.gran_matsuyama/?hl=ja

    広島市西区【Sグラン高須】

    広島市西区の「Sグラン高須」は、総戸数45戸・3階建てのサ高住。「株式会社L.S.I.」の本社オフィスも併設されています。
    西広島バイパスの北側、ボンバス「高須小学校」・「古江」バス停から徒歩5分の場所にあり、メイン通りの宮島街道には、多くの商業施設や飲食店が並ぶ利便性の高いエリアです。

    窓から瀬戸内の島々や夜景も見渡せるという眺望の良さは、スタッフさんたちの自慢なのだとか。美しい風景にパワーをもらいながら、生き生きと仕事に取り組めるでしょう。

    Sグラン高須

    所在地広島県広島市西区高須4丁目12-22
    総戸数45戸
    紹介ページhttps://www.lsi-kk.co.jp/facilities/s-4/

    広島市佐伯区【Sグラン五日市】

    広島市佐伯区の「Sグラン五日市」は、総戸数32戸・4階建てのサ高住。
    JR五日市駅北口より広島電鉄バス「中地」バス停から徒歩2分と好アクセスの場所に位置しており、周辺には公園やスーパー、飲食店など、生活に密着した便利な店舗・施設が充実しています。

    併設のデイサービスにはスポーツトレーナーの資格を持つスタッフが常駐し、スタッフとともに利用者さんの健康づくりを支えています。敬老会などのイベント時には、スタッフが工夫を凝らした楽しい出し物でいつも盛り上がるのだそう。

    Sグラン五日市

    所在地広島県広島市佐伯区八幡東3丁目10-18
    総戸数32戸
    紹介ページhttps://www.lsi-kk.co.jp/facilities/s-5/

    広島市安佐南区【Sグラン安佐南】

    広島市安佐南区にある「Sグラン安佐南」は、総戸数30戸・3階建てのサ高住。
    アストラムライン「中筋」駅から徒歩15分、太田川沿いの開放感あふれる立地で、自然を身近に感じられます。徒歩圏内にスーパーやコンビニがあり、気軽に立ち寄れます。

    五日市と同様、デイサービスにスポーツトレーナースタッフが常駐。利用者さん一人ひとりに合わせたトレーニングはもちろん、時にはスタッフも腰痛防止などのアドバイスをもらっているのだそう。

    Sグラン安佐南

    所在地広島県広島市安佐南区東野2丁目18-6
    総戸数30戸
    紹介ページhttps://www.lsi-kk.co.jp/facilities/s-6/

    愛媛県松山市【Sグラン松山弐号館】

    愛媛県松山市の「Sグラン松山弐号館」は、総戸数40戸・2階建てのサ高住。伊予鉄バス「東石井」バス停から徒歩5分の場所にあり、先にご紹介した「Sグラン松山」のすぐ近くにあります。2施設合同でイベントを行われることもあるそうです。

    「和モダン」をテーマとしたこだわりの空間が特徴で、利用者さんに居心地良く感じてもらえるようケアを行っています。施設前には美しい田園風景が広がり、季節の移り変わりが楽しめる環境です。

    Sグラン松山弐号館

    所在地愛媛県松山市西石井6丁目11-25
    総戸数40戸
    紹介ページhttps://www.lsi-kk.co.jp/facilities/s-3-8-16-open/

    【株式会社L.S.I.求人情報】一人ひとりが働きやすい「Sグラン」の職場環境

    Sグランは職場見学OK!正社員・正社員ライト・パートの働き方が選べる

    「Sグラン」では、質の高い介護・看護・リハビリサービスの実現のため、スタッフのワークライフバランスの充実にも注力。ライフスタイルに合わせて、さまざまな働き方が選べます。

    【働き方の例】

    正社員年間休日109日。シフト制
    正社員ライト年間休日120日程度。土日祝日休み
    パート時間や曜日を選択できる

    その他にも、空いた時間に勤務できる「登録スタッフ」、育休から復帰したスタッフ向けの「時短勤務」なども選択可能。
    家庭や子育て、プライベートと両立しながら、自分らしく活躍することができます。

    看護師にはプリセプター制度あり。社内研修も充実

    入社後は手厚い社内研修でスキルを磨き、職場になじんでいくことが可能です。
    例えば、Sグラン専属の「住宅看護師」として入社した場合、入社後数ヶ月にわたり先輩スタッフによるマンツーマン指導が受けられます。さらに文書と動画による専用マニュアルによって、自分のペースで予習復習も可能。高齢者看護が未経験の方も、安心して実践を積んでいけますよ。

    ほかにも、接遇や、介護・看護の知識などをテーマにした社内研修も、不定期で開催。スタッフ一人ひとりがスキルアップできる職場環境です。

    各種手当や資格取得サポート、福利厚生など、インセンティブも充実!

    スタッフのミーティング風景(Sグラン五日市)

    福利厚生や各種手当が充実している点も魅力。資格取得をサポートしてくれる制度もあり、入社後も継続的なキャリアアップが図れます。

    資格取得・研修参加サポート

    [btp_box]

    • 適性ありと判断した准看護師さんに対し、正看護師資格取得のための費用を負担
    • 勤続年数が長い看護師さんに対し、認定看護師資格取得のための費用を200万円まで負担
    • その他の会社が認めた資格取得や研修参加を勤務扱いに[/btp_box]

    福利厚生・各種手当

    [btp_box]

    • タブレットや社用車などの貸与、自宅駐車場の半額以上負担
    • 成果を出したスタッフに対し「サンクス手当」5万円を支給
    • 土日祝日手当・オンコール手当といった手当類も充実[/btp_box]

    その他にも、提携の美容クリニックやホワイトニングクリニック(歯科)で使えるチケットを支給するなど、ユニークな福利厚生も。
    スタッフの働きやすさをバックアップしてくれる環境で、余裕を持って仕事にあたることができるでしょう。

    【求人】まずは職場見学から!現在の採用職種はこちらをチェック!

    Sグランでは、介護スタッフ・看護師をはじめとした幅広い職種で人材を募集中。
    ぜひ、採用ページで自分に合った働き方を見つけてみてください。
    応募前の職場見学も可能ですので、気軽にエントリーしてみてくださいね。

    「株式会社L.S.I.」の採用ページはこちら

    Sグランで自分に合った職場環境・働き方を!

    利便性の高い街中や自然豊かな環境など、それぞれに魅力的な職場環境にある「Sグラン」。働く人の意欲を応援してもらえる制度によって、スキルを高めながら利用者さんの暮らしに向き合えます。自身に合った環境・働き方で理想の介護・看護・リハビリを叶えたい方は、ぜひ公式サイトの求人情報をチェックしてみてくださいね。

    株式会社L.S.I.

    本社所在地広島県広島市西区高須4-12-22
    電話082-247-4888
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    公式Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/
  • 介護保険は適用される?介護タクシーの利用条件やサービス内容を解説

    介護保険は適用される?介護タクシーの利用条件やサービス内容を解説

    介護タクシーは要介護の方にとって欠かせない移動手段のひとつです。活用すれば体が不自由な方でも定期的な通院が可能になるため、健康維持にも一役買うサービスと言えるでしょう。今回は、介護タクシーの利用条件やサービス内容を解説。介護保険を利用するメリットや適用条件についてもまとめました。介護タクシーはケアプランにも関わるサービスのため介護職にとって必須の知識です。この記事で一緒に学んでいきましょう。

    介護タクシーとは?

    介護タクシーとは、体の不自由な方や要介護認定を受けている方が利用するタクシーです。リフトやスロープなどを備えた車両が使われており、車椅子・ストレッチャーのまま乗降できます。介護タクシーの運転手は利用者の介助を行うため、介護福祉関連の資格が必須です。

    介護タクシーには、介護保険が適用される場合と適用外となる場合があります。このうち、介護保険を使って乗車する介護タクシーは、訪問介護サービスの一環である「通院等乗降介助」に該当します。

    介護タクシーが介護保険適用となる条件

    介護保険適用内で介護タクシーを利用する場合は、以下の条件を満たす必要があります。

    【条件①】利用対象

    介護保険適用の介護タクシーは、以下の方々が対象です。

    • 要介護1~5の認定を受けている
    • 電車やバスなどの公共交通機関を1人で利用できない
    • ケアプランに「乗降介助・身体介護が必要」と記載されている

    【条件②】利用目的

    介護保険を使って介護タクシーを利用する場合は、通院や預金の引き下ろし、公共機関における申請・届け出など、日常生活上または社会生活上で必要な外出だけに限られます。仕事や趣味などの目的では利用できません。

    介護保険適用内での介護タクシーのサービス内容

    介護保険を使った介護タクシーでは、以下のようなサービスを受けられます。

    サービス内容

    介護タクシーの運転手は、以下のような場面で介助を行います。

    • 出発時…着替えなどの外出準備・車への移動~乗車
    • 到着時…目的地での降車・目的地までの移動・帰宅時の乗車

        ※(目的地が病院の場合)病院スタッフへの声掛け・会計・薬の受け取り

    • 帰宅時…降車・自宅までの移動・帰宅後の着替えやおむつ交換

    病院では受付まで付き添い、病院スタッフへ引き継ぎます。受診後には会計や薬の受け取りはサポートしますが、病院内介助は基本的に運転手は行いません。

    利用の流れ・注意点

    介護保険内で介護タクシーを利用する場合には、ケアプランに必要な介助内容や目的地、スケジュールを記載する必要があります。介護タクシー業者の手配まではケアマネジャーが行いますが、契約自体は利用者さんと業者間で交わさなくてはなりません。

    その際、利用者さんには、以下の注意点について理解してもらう必要があります。

    原則、家族は同乗できない

    介護タクシーで保険適用となるのは、家族による介助が難しいと認められた場合です。そのため、原則として家族は同乗できません。ただし、自治体の判断によって許可される場合もあります。

    「身体介護」「生活援助」に切り替わるケースもある

    要介護4・5の方で、移動や準備の介助に30分以上かかる場合などは、介護タクシーの利用が「身体介護」「生活援助」という扱いになります。

    利用料金

    介護タクシーの料金は、以下の3つで構成されます。

    • タクシー運賃
    • 介助料
    • 介護機器(車いすや寝台など)レンタル料金

    このうち、介護保険が適用されるのは介護タクシーの「介助料」。保険適用になると1回(行きと帰りでそれぞれ1回)につき、所得に応じて自己負担額が1割~3割(約100円~300円)になります。

    運賃は、一般タクシーと同様にメーター料金で徴収する場合、時間制運賃を採用する場合の2通りです。ただ、「介護運賃」の認可を受けた訪問介護事業者は、保険適用の場合に限り、通常の半額程度の料金設定にしているところもあります。その他、冠婚葬祭の場合の貸し切り料金、予約料、待機料などもあるようです。

    介護機器のレンタル料は、必須ではありません。車いすやストレッチャーなど、必要に応じて数千円程度でレンタルできるようです。

    介護保険適用外で介護タクシーを利用するとどうなる?

    介護保険適用外で介護タクシーを利用する場合は、保険適用の場合と違って、用途に制限がありません。家族の同乗も可能です。介護認定に関係なく利用できるため、保険適用するよりも気軽に、自由に利用できるでしょう。

    ただ、介助料が全額自費となるため、金銭面での負担が大きくなる点がデメリットです。運転手も介護関連の資格を持っているとは限らないため、介助が必要な利用者さんの場合には事前に資格の有無を確認しておいた方が安心でしょう。

    介護タクシーは利用者さんの生活の質を高める便利なサービス

    介護タクシーは移動が難しくなった利用者さんにとって、暮らしを豊かにする便利なサービスです。介護職にとっては、ケアプランに組み込むことで業務負担の軽減につながることもあるでしょう。介護保険やサービス内容など介護タクシーの正しい知識を身につけ、利用者さんが活用できるようサポートしてあげたいものですね。

  • 入院付き添いはダメ?!ヘルパーが「やっていいこと・いけないこと」

    入院付き添いはダメ?!ヘルパーが「やっていいこと・いけないこと」

    一般的に「ヘルパー」と呼ばれる訪問介護員は、介護が必要な高齢者の自宅を訪問し、暮らしにおけるさまざまなサポートをします。しかし、難しいのが「これは引き受けられる」「流れでお願いされちゃったけど、これはできない」といった線引きではないでしょうか。本記事ではヘルパーの仕事範囲と、頼まれがちだけどヘルパーがやってはいけないことに注目。例を挙げてご紹介していきます。

    ヘルパーの仕事範囲は法律で決まっている

    ヘルパーとは、訪問介護員のこと。「介護職員初任者研修」や「介護福祉士実務者研修」、「介護福祉士」といった資格を有することで従事できる職種です。

    ヘルパーは無資格でなることはできず、仕事範囲は介護保険法という法律によって定められています。ヘルパーはいわば在宅介護の専門職。介護の現場では、ケアマネジャーが作成したケアプランをもとに、要支援・要介護高齢者の家庭へ訪問し、身の回りのお世話をします。ヘルパーの仕事範囲をもう少し詳しく解説していきましょう。

    ヘルパーの仕事範囲3つ

    ヘルパーの仕事範囲は大きく3つ、身体介護・生活援助・通院等乗降介助に分けられます。通院等乗降介助は、介護利用者さんが通院で車両に乗り降りする際の介助です。身体介護と生活援助については数々の業務があるため、もう少し詳しく見ていきましょう。

    「身体介護」…食事や入浴の介助など

    身体介護は、介護利用者さんに直接触れて行う業務です。

    <身体介護の例>
    [btp_box]・食事の介助
    ・入浴の介助
    ・排せつの介助
    ・移動の介助
    ・病院への付き添い
    ・着替えの介助
    ・おむつ交換[/btp_box]

    ヘルパーは身体介護としてこのような業務を行います。

    「生活援助」…食事の準備や洗濯など

    生活援助は、介護利用者さんの暮らしのサポート業務です。

    <生活援助の例>
    [btp_box]・食事の調理・準備や片づけ
    ・洗濯
    ・掃除
    ・ベッドメイキング
    ・ゴミ出し
    ・買い物の同行
    ・生活必需品の買い物の代行
    ・選挙や納税の代行[/btp_box]

    ヘルパーが生活援助をする際は、介護利用者さんに関わる範囲のみ対応します。基本的に家族が同居していてその方が家事をできる場合、生活援助は行いません。生活援助はおもに一人暮らしをしている方へのサポートと考えます。

    【要注目!】お願いされてもやってはいけないことがある!

    冒頭でご紹介したように、ヘルパーの仕事範囲は法律で定められていて、関われる業務は決まっています。依頼されても断らないといけない業務もあるため確認していきましょう。

    ヘルパーがやってはいけないこと

    ヘルパーは基本的に以下のような業務はできません。

    <ヘルパーがやってはいけないこと>
    [btp_box]・ケアプランにないこと
    ・身体介護以外のこと
    ・介護利用者さんの生活援助以外のこと
    ・医療行為[/btp_box]

    ヘルパーはケアマネジャーの作成するケアプランに従います。「ケアプランにないけどこれもお願い」といった依頼は受け付けられません。身体介護の範囲を超えることや、介護利用者さんご本人の生活援助以外のことも受けないようにしましょう。

    また、医療行為も不可です。インスリン注射や服薬管理といった行為はしてはいけません。ただし、介護利用者さん本人が医師の処方に基づいてインスリン注射を打つ際の見守りは可能です。

    紛らわしい例をチェック!

    「これはOK?NG?」と迷いやすいけどやってはいけない業務をまとめました。ぜひ参考にしてください。

    <迷いやすいがやってはいけないこと>
    [btp_box]・散髪
    ・本人の代わりとして医師へ相談
    ・入院の付き添い
    ・入院や手術などの同意や手続き
    ・介護利用者さん以外の方の食事作り
    ・介護利用者さんが使っていない部屋の掃除
    ・洗車
    ・介護利用者さんの家族のための買い物
    ・介護利用者さんを乗せた介護利用者さんの車の運転[/btp_box]

    ヘルパーの業務として散髪はしてあげられない点は要注意。また、生活援助においては、介護利用者さんに関わる範囲のみの対応しかできないところがポイントです。介護利用者さんの同居家族の分の買い物をしたり食事を作ったり、といった業務はできません。
    市区町村によってヘルパーが関われる業務が異なるため、ルールを確認しておくことをおすすめします。

    ヘルパーの仕事範囲を正しく把握しよう

    ヘルパーの仕事範囲は法律で決められています。訪問介護の現場では、介護利用者さんやそのご家族とのコミュニケーションにおいて「ついでにお願い」と頼まれてしまうケースや、「範囲以外でもサポートしたい」と感じることがあるかもしれません。しかし、ルールを順守することが大切です。仕事範囲を正しく把握して業務にあたりましょう。

  • 【広島・愛媛】「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」在宅療養を24時間サポート

    【広島・愛媛】「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」在宅療養を24時間サポート

    介護が必要になっても住み慣れた家や地域で暮らしたい、そう希望される方も多いでしょう。株式会社Shineが運営し、[btp_line]広島と愛媛に6拠点[/btp_line]構える「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」は、そんな希望を持つ利用者さんを訪問看護という形でサポートしています。拠点によっては訪問産後ケアや小児訪問看護、精神科訪問看護を行う事業所も。サービスの特色やそれぞれの拠点の特徴、働く場としての魅力をチェックしてみましょう。

    広島・愛媛に6拠点!「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」とは?

    在宅療養を24時間サポート!「訪問看護ステーションかがやき」「訪問看護ステーションゆずり葉」

    「訪問看護ステーションかがやき」(広島市安佐南区)事務所

    広島と愛媛に6事業所を展開している「訪問看護ステーションかがやき」と「ゆずり葉」。看護師や訪問リハビリ専門職(理学療法士・言語聴覚士・作業療法士)が在籍し、利用者さんのお家を訪問して体調管理や機能訓練などを行っています。ターミナルケア(看取り)にも対応しており、事業所によっては地域限定で訪問産後ケアや小児訪問看護、精神科訪問看護の対応も可能です。

    営業時間は基本的に平日8:30~17:30ですが、24時間365日、夜間や緊急時にも対応。事業所によっては、早朝(7時~)や夕方(20時まで)の訪問看護、訪問リハビリにも対応しています。

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」を運営するのは「株式会社Shine」

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」を運営しているのは、広島市安佐南区に本社を置く[btp_line]株式会社Shine[/btp_line]です(※)。2012年の会社設立と同時に訪問看護事業をスタートしました。
    「Shine」という社名は、スタッフやお客様、関わる人たちがみんな楽しく過ごせ、前向きにチャレンジできる、そんな輝く会社にしたいという想いが込められています。

    ※福山市と松山市にある2拠点は、グループ会社である株式会社L.S.I.が運営しています。

    ▼関連記事

    【訪問看護ステーションかがやき・ゆずり葉】広島と松山の地域医療に貢献する6つの事業所

    ここからは、「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」の6つの事業所について詳しく見ていきましょう。

    【訪問看護ステーションかがやき】広島市安佐南区を中心にサービス展開

    「訪問看護ステーションかがやき」(広島市安佐南区)事務所

    [btp_box]<訪問看護ステーションかがやきの特徴>

    ◆小児訪問看護を実施
    ◆訪問産後ケアを実施[/btp_box]

    広島市内(佐伯区・南区を除く)で訪問サービスを展開している「訪問看護ステーションかがやき」は、イオンモール広島祇園からほど近い場所にあります。事務所内は広々としたおしゃれなワンフロアのオフィスになっており、2階には居宅介護支援事業所「介護相談室かがやき」が設けられています

    子育て世帯が多いというエリア柄もあり、小児訪問看護と訪問産後ケアも行っているのが特徴です。
    小児訪問看護は生まれて間もない赤ちゃんから対応。疾患があったり成長に不安があったりする子供を対象に、自宅に訪問し看護やリハビリを行います。喀痰吸引や酸素注入、気管切開部や胃瘻部ケアなどの医療的ケアに加え、入浴介助や食事介助、育児支援・指導などのケアも行っています。

    また、看護師・理学療法士・助産師などの専門職が産後ママのご自宅を訪問する、訪問産後ケアサービスも実施。身体的なサポートに加え育児相談なども行い、ママの不安に寄り添います

    訪問看護ステーションかがやき

    所在地広島市安佐南区祇園2-47-8
    電話番号082-875-6752
    対応エリア広島市(中区、東区、西区、安佐北区、安佐南区)

    【訪問看護ステーションかがやき西】広島市佐伯区を中心にサービス展開

    [btp_box]<訪問看護ステーションかがやき西の特徴>
    ◆精神科訪問看護を実施
    ◆小児訪問看護を実施[/btp_box]

    「訪問看護ステーションかがやき西」はもともと西広島に事業所を構えていましたが、2023年7月に造幣局にほど近い佐伯区千同へ移転

    対応エリアは広島市佐伯区を中心に、廿日市市や広島市中区、西区となっています。精神科訪問看護と小児訪問看護にも対応しているのが特徴です。

    精神科で経験を積んだ看護師が在籍し、精神疾患のある方やこころのケアが必要な方に精神科訪問看護を実施。病状の観察や服薬管理のサポート、日常生活の援助などを通して、再発・再入院を防ぎます。

    訪問看護ステーションかがやき西

    所在地広島市佐伯区千同2-14-15-101号
    電話番号082-554-5025
    対応エリア広島市(中区、西区、佐伯区)、廿日市市

    【訪問看護ステーションかがやき南】広島市南区をメインに訪問

    [btp_box]<訪問看護ステーションかがやき南の特徴>
    ◆小児訪問看護を実施
    ◆訪問産後ケアを実施[/btp_box]

    「訪問看護ステーションかがやき南」は、MAZDA Zoom-Zoomスタジアムにほど近い南区大州にあります。明るく開放感のある事務所は、まるでカフェのようなおしゃれな雰囲気居宅介護支援事業所「介護相談室かがやき南」も併設しています。

    事務所の雰囲気はこちらでも紹介しています。

    https://www.instagram.com/p/Cs9krW2LZ8y/?img_index=1

    事務所のある南区を中心とした広島市周辺エリアに加えて、安芸郡府中町、安芸郡海田町、安芸郡坂町でサービスを展開。訪問産後ケアと小児訪問看護も行っています。

    訪問看護ステーションかがやき南

    所在地広島市南区大州3-7-2-101
    電話番号082-288-3150
    対応エリア広島市(南区、中区、東区、安芸区)、安芸郡府中町、安芸郡海田町、安芸郡坂町

    【訪問看護ステーションゆずり葉】呉市を中心に展開。精神科訪問看護も実施

    [btp_box]<訪問看護ステーションゆずり葉の特徴>
    ◆精神科訪問看護を実施[/btp_box]

    呉市中通にある「訪問看護ステーションゆずり葉」は、呉市を中心に江田島市、東広島市と、島しょ部を含む広い範囲でサービスを展開。瀬戸内の島々に住む方々の在宅医療を支えています

    精神科で経験を積んだ看護師も在籍しており、精神科訪問看護も行っています。

    訪問看護ステーションゆずり葉

    所在地呉市中通2-1-26-403号
    電話番号0823-27-8550
    対応エリア広島県呉市全域、江田島市、東広島市

    【訪問看護ステーションかがやき福山】福山市全域で訪問サービスを展開

    福山市全域で訪問サービスに対応しているのが、「訪問看護ステーションかがやき福山」です。事業所があるのは、近くに芦田川が流れる水呑エリアの静かな住宅街。交通の便のよいロケーションにあります

    訪問看護ステーションかがやき福山

    所在地福山市水呑町3445-5
    電話番号084-959-2603
    対応エリア広島県福山市全域
    ※訪問看護ステーションかがやき福山は、グループ会社である株式会社L.S.I.が運営しています。

    【訪問看護ステーションかがやき松山】松山市全域で訪問サービスを展開

    [btp_box]<訪問看護ステーションかがやき松山の特徴>
    ◆サ高住「Sグラン松山」に併設[/btp_box]

    「訪問看護ステーションかがやき松山」は、和モダンのおしゃれな建物が特徴のサ高住「Sグラン松山」に併設されています。島を除く松山市全域という広い範囲でサービスを展開し、地域の訪問看護を支えています

    出典:Sグラン松山Instagram

    訪問看護ステーションかがやき松山

    所在地松山市西石井6-12-27
    電話番号089-909-3903
    対応エリア松山市(島しょ部を除く)
    ※訪問看護ステーションかがやき松山は、グループ会社である株式会社L.S.I.が運営しています。

    プリセプター制度あり!「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」の働き方は?

    「スタッフがプライドを持って安心して働ける環境」も、株式会社Shineの企業理念のひとつ。働き方や職場環境について確認していきましょう。

    訪問看護師、訪問リハビリ専門職(理学療法士・言語聴覚士・作業療法士)が活躍中!選べる3つの働き方

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」では、多くの利用者さんの希望に応えるべく、訪問看護師や訪問リハビリ専門職(理学療法士・言語聴覚士・作業療法士)を募集中!働き方は以下の3つが用意されています。

    正社員土日祝出勤を含めたシフト制(年間休日109日)
    正社員ライト土日祝休み(年間休日120日)
    パート勤務日数・時間等応相談

    しっかり働きたいなら正社員、家族の休日と合わせて土日祝に休みたいなら正社員ライト、時間に融通のきく働き方ならパートと、ライフスタイルに合わせて柔軟な働き方を選択できます土日手当や祝祭日手当などは、相場より高く設定されているのもうれしいポイント。

    社用車やタブレット、スマホの貸与など、働きやすさの鍵となる福利厚生も充実!歯科矯正やホワイトニング、美容医療が受けられる福利厚生もあります。成果を出したスタッフには別途手当が支給されるなど、インセンティブ制度も設けられており、働くモチベーションにもなるでしょう。

    入社後3ヶ月は先輩スタッフが訪問先に同行!訪問未経験でも安心

    「資格はあるけどブランクが長い」「訪問看護・訪問リハビリは初めて」など、最初は不安も大きいでしょう。株式会社Shineの新人研修は、[btp_line]プリセプター制度[/btp_line]を採用。入社して3ヶ月ほど先輩スタッフが一緒に同行訪問してくれるので、初めてでも安心です。

    文書と動画、画像からなるマニュアルも用意されており、実践を想定しやすいでしょう。利用者さんに失礼のないよう、1年に2回マナー接遇研修も用意されています。

    詳しくは公式サイトの採用ページをチェックしてみてください。

    https://www.lsi-kk.co.jp/recruit/

    専門職としての経験を「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」で活かそう!

    住み慣れた家で過ごしたい、そんな利用者さんの希望をサポートしている「訪問看護ステーションかがやき」と「ゆずり葉」。事業所によっては、小児訪問看護や訪問産後ケア、精神科訪問看護も実施し、在宅療養の幅広いニーズに対応しています。プリセプター制度など訪問看護・リハビリが初めてでも安心して働ける点も魅力のひとつ。専門職としての経験や資格を活かせる訪問看護・リハビリに興味がある方は、ぜひ採用ページをご確認ください

    【株式会社Shine】

    本社所在地広島市安佐南区祇園2-47-8
    電話082-875-6750
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/
  • 【8月】介護施設でおすすめのレクリエーション10選!夏らしい企画まとめ

    【8月】介護施設でおすすめのレクリエーション10選!夏らしい企画まとめ

    たくさんの利用者さんが集まる介護施設では、暑さが厳しい8月のレクリエーション選びも慎重になりますよね。しかし涼しい室内で安全にできるものをと考えると、単調なレクリエーションになりがち。そうならないためにも8月のレクリエーションには、夏を連想させるキーワードを盛り込んで、この時期しか味わえない特別感を出しましょう。8月におすすめのレクリエーションを10選紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

    介護施設で8月のレクリエーションに夏らしさを取り入れるメリット

    季節を感じるレクリエーションは、利用者さんたちに良い影響を与えます。どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

    曖昧になりがちな季節の変化を感じられる

    高齢になると外出機会が減り、時間の感覚が曖昧になります。介護施設のレクリエーションに夏らしさを取り入れると、楽しみながら季節の変化を感じることができ、単調になりがちな生活に良い刺激を与えられるでしょう。

    モチベーションが上がり、レクリエーションへの参加率もUPする

    利用者さんの多くは、これまでの生活の中に季節感のある行事を織り込んできた方がほとんどです。そのため普段のレクリエーションには消極的な方も、季節の行事を取り入れたものならやってみようと前向きになってくれることが期待できるでしょう。

    8月レクリエーションを利用者さんに楽しんでもらうための5つの注意点

    介護施設の利用者さんたちに、8月のレクリエーションを楽しんでもらうためには、さまざまなポイントに気を配らなければいけません。介護スタッフが注意すべき5つのポイントを具体的に紹介します。

    室内でできるレクリエーションを選ぶ

    日差しが強く気温も高い8月に外でレクリエーションをすると、利用者さんはいつも以上に疲れてしまいます。夏のレクリエーションは、涼しい室内で適度に動きながらできるものを選びましょう

    体力を消耗させすぎない

    暑い日が続くと、疲労が溜まったり食欲がなくなったりする利用者さんが多くなります。とは言っても、全く動かないのは体に良くありません。8月のレクリエーションは、あまり動かなくて良いものや手先足先をメインで使うものなど、体力を消耗させすぎない内容で楽しんでもらいましょう。

    安全面に配慮する

    物を使ったり動いたりするレクリエーションは、怪我や転倒の危険があります。事前に介護スタッフが安全にできるレクリエーションであるかを考えたり、実際にやってみてどんなところに注意が必要なのかシミュレーションしたりしておくと安心です。
    また暑さが厳しい8月は、室内で過ごしていても熱中症になるリスクがあります。施設内の温度や湿度に気を付ける、遮熱対策をするなど、安全な環境づくりにも努めましょう。

    水分補給を促す

    室内であってもレクリエーションで動いていると汗をかきます。しかし、何かに夢中になると飲み物を飲み忘れがちです。脱水症になると命を落とす危険性もあるため、「喉がかわいていない」と言われても、こまめに水分補給を促しましょう。

    利用者さんの意志を尊重する

    人によって好き嫌いに違いがあるように、レクリエーションでもそれぞれやりたいもの、やりたくないものがあります。また、その日の体調や気分によってもレクリエーションへの参加意欲が変わることもあるでしょう。そのためレクリエーションを行う際は、利用者さんの意志を尊重し、参加を強要しないようにしてください。

    8月におすすめのレクリエーション1:スイカ割りゲーム

    床に固定したスイカ柄のビーチボール(紙風船などでも可)を、新聞紙で作った棒で狙うゲームです。ゲームに挑戦する利用者さんには、実際のスイカ割り同様に目隠しをしてもらいましょう。介護スタッフや周りの方が成功するよう声掛けをすることで、挑戦していない方もみんな一緒になって楽しめます。
    介護スタッフは、目隠しした利用者さんが転倒しないようしっかり見守ってくださいね。利用者さんの体調や介護度によっては、座ったまま行っても良いでしょう。

    8月におすすめのレクリエーション2:魚釣りゲーム

    魚釣りゲームは、新聞紙と糸・マグネットで作った釣り竿で、厚紙の魚を釣るレクリエーションです。実際に魚釣りをしたことがない利用者さんでも簡単にできるため、みんなで楽しめるでしょう。
    夏らしさを感じてもらいたい場合は、夏が旬の魚を描いたものを釣るのがおすすめです。魚に点数を付けてみたり、チームで釣れた数を競ってみたりとゲーム性をプラスすると、より盛り上がるレクリエーションになりますよ。

    8月におすすめのレクリエーション3:海水浴ゲーム

    海水浴ゲームはシーツを波、人形を泳ぐ方に見立てて遊ぶゲームです。海水浴ゲームをする際は、ゲームを始める前にグループに分かれてもらいましょう。グループが決まった後は、それぞれのチームは円になるよう座ります。一人ひとりシーツの端を持ってもらったら、シーツの真ん中に人形を置いてゲームスタート。
    人形がシーツからカゴに入るまでの時間を競います。青いシーツを使ったり人形に海水パンツやゴーグルなどを付けたりすると、より海水浴の雰囲気が感じられそうですね。

    8月におすすめのレクリエーション4:千本引き

    縁日でよく見かける千本引きは、介護施設の夏祭りイベントにぴったりのレクリエーションです。千本引きは紐の先に景品が付いていることが多いのですが、高齢の方が多い介護施設では、この方法だと上手くいかないことがあるでしょう。そのため介護施設で千本引きを行う場合は、景品の代わりに番号札を付けて誰でも簡単にできるよう工夫するのがおすすめです。

    8月におすすめのレクリエーション5:手作りうちわ&うちわで物送りゲーム

    夏の風物詩であるうちわは、利用者さんにも親しみ深いアイテム。自分で色を塗ったり絵柄を書いたりして手作りしたうちわには愛着が沸くので、思い出の品になるはずです。
    もし時間が余れば、作ったうちわで物送りゲームをして楽しんでも良いでしょう。遊び方はうちわの上にお手玉などを置いて、うちわからうちわへと送るだけ。チームでタイムを競っても楽しいですよ。

    8月におすすめのレクリエーション6:花火作り

    夏の工作系レクリエーションでもう1おすすめなのが、折り紙の花火作りです。折り紙花火はいろいろな作り方があります。折った折り紙に切れ込みを入れて作ってもよいですが、簡単にしたい場合は、サイズや色の違う輪飾りを繋ぎ合わせて大輪の花火作りをしてみてください。
    完成した花火を壁に貼れば、室内で花火気分を味わってもらえますよ。花火がたくさんできたら、夜空色の紙に貼って絵画のようにしても素敵です。

    8月におすすめのレクリエーション7:かき氷作り

    夏になると、暑さで食欲が減ってしまう利用者さんもいますよね。そんなときは、涼を感じられる「かき氷」を手作りするのがおすすめです!事前に氷を作っておいて、かき氷器でガリガリ…。利用者さんが難しそうにしているときは、スタッフが削るのを手伝いましょう。イチゴや宇治金時などのシロップを用意して、お好みの味を選んでもらえれば、きっと利用者さんも笑顔になるはず。

    8月におすすめのレクリエーション8:盆踊り

    夏のイベントといえば、盆踊り。実際にお祭りに行くのは難しくても、盆踊りを施設で行えば夏の雰囲気を味わえます。盆踊りは「八木節」や「炭坑節」などが定番曲。盆踊りになじみがない介護スタッフも、動画サイトなどで事前に振り付けを勉強しておけばすぐに踊れるようになるでしょう。立って踊るのが難しい利用者さんも、座って手を動かすだけでもよい運動になります。馴染みのあるリズムに利用者さんも昔を思い出し、楽しんでくれるはず。

    8月におすすめのレクリエーション9:夏のカラオケ大会

    どんな時期でも取り入れやすいのがカラオケ!季節にあわせて曲を選べば、マンネリ化せずに実施できます。利用者さん世代にお馴染みの夏の曲といえば、美空ひばりさんの「真っ赤な太陽」、ピンク・レディーさんの「渚のシンドバッド」、加山雄三さんの「海 その愛」などです。近年CMソングに起用された曲もあり、聞いたことがあるスタッフもいるのではないでしょうか。振り付けを入れて体操レクリエーションにするのも楽しいですよ

    8月におすすめのレクリエーション10:夏にちなんだクイズ大会

    介護度の高い方が多く、身体を動かすレクが難しい施設では、クイズ大会がおすすめです。カラオケ大会と同じくテーマを「夏」に絞れば、飽きることなく盛り上がるでしょう。夏にまつわるクイズでは、「お盆はどこの国が発祥?」「山の日は何月何日?」といった問題が作れます。難しい問題は選択肢を設け、答えやすいように工夫するのもポイント。クイズを通して利用者さんとの会話も楽しんでみてくださいね。

    8月レクリエーションには夏らしさを盛り込んで、利用者さんに季節を感じてもらおう!

    夏の暑さは高齢者の方にとって大敵。そのためどうしても、室内で過ごす時間が多くなります。介護施設のレクリエーションに季節感を盛り込めば、室内にいても季節の移り変わりを感じられ、楽しく過ごしてもらえるはずです。
    今回紹介した8月のレクリエーションは、簡単で夏らしいものばかり。ぜひあなたの施設でも試してみてくださいね。

  • 【広島】訪問リハビリの作業療法士インタビュー!ひなた庚午・ひなた吉島の求人情報も

    【広島】訪問リハビリの作業療法士インタビュー!ひなた庚午・ひなた吉島の求人情報も

    ご利用者さんに寄り添いながら暮らしの現場で活躍する、[btp_line]訪問リハビリの作業療法士さん[/btp_line]。広島市内を中心に訪問リハビリを展開する「ひなた庚午」「ひなた吉島」でも、多くの作業療法士さんが活躍しています。今回は、両事業所に在籍する2人の作業療法士さんにインタビュー。訪問リハビリならではの大変さや喜び、プライベートと両立しやすい「ひなた」の職場環境について、リアルな声が満載です。最新の求人情報とともにチェックしてください。

    作業療法士による訪問リハビリを実施!広島・訪問看護リハビリステーション「ひなた庚午」「ひなた吉島」

    「ひなた庚午」(左)と「ひなた吉島」(右)

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」は、「株式会社ひなた」が運営する訪問看護リハビリステーション。経験豊富な看護師・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士が在籍し、地域医療と連携しながらご利用者さんの在宅生活を支えています。より良い看護・リハビリを提供するため、活発に意見を出し合いサービスに反映させていく、スタッフの[btp_line]「好働力」[/btp_line]が自慢です。
    両事業所とも、訪問・通勤にアクセス良好な場所に位置することも特徴です。

    [btp_box]【訪問看護リハビリステーション「ひなた庚午」】
    所在地は広島市西区高須の広島電鉄「高須」駅近く。西区・佐伯区(美鈴が丘)エリアを対象にサービスを提供。20~50代の幅広い年代のスタッフが活躍している。[/btp_box]

    [btp_box]【訪問看護リハビリステーション「ひなた吉島」】
    所在地は本通りから車で10分程度の広島市中区光南。中区・南区エリアを対象にサービスを提供。20~30代のスタッフが多数在籍する活気あふれる事業所。[/btp_box]

    ▼「ひなた庚午」・「ひなた吉島」について詳しくはこちら

    訪問リハビリテーションのやりがい、魅力は?「ひなた庚午」「ひなた吉島」の作業療法士に聞きました

    【ひなた庚午・ひなた吉島】訪問リハビリで活躍する2人の作業療法士にインタビュー

    [btp_box back=”on”]植田拓馬さん プロフィール

    「ひなた吉島」作業療法士・リハビリリーダー
    資格取得後、病院にて回復期・生活期リハビリに従事。「ひなた庚午」へ入職し3年目。作業療法士として16年のキャリアを持つ。

    [/btp_box]

    [btp_box back=”on”]土田順子さん プロフィール

    「ひなた庚午」作業療法士(非常勤)
    大学卒業後、精神科病院の慢性期、回復期病棟で退院支援に携わる。その後、訪問看護ステーションに異動。「ひなた庚午」へ入職し6年目。作業療法士として17年のキャリアを持つ。

    [/btp_box]

    ▽作業療法士とは?仕事内容や資格取得方法について詳しくはこちら

    作業療法士を目指したきっかけは?

    [btp_box]植田さん

    中学時代、自宅の近くにリハビリテーション養成校ができ、作業療法士という仕事を知りました。「人が好き」という自分の特性に合っていると感じたのがきっかけです。[/btp_box]

    [btp_box]土田さん

    人と関わる仕事に就きたいと思っていたところ、進路のガイド本でリハビリ職の存在を知り、興味を持ちました。[/btp_box]

    訪問看護リハビリステーション「ひなた庚午」「ひなた吉島」を選んだ理由は?

    [btp_box]植田さん

    作業療法士としての経験を重ねるにつれて、“患者様の住み慣れた環境” に携わることが、作業療法士としての在り方だと強く思うようになりました。 訪問リハビリができる職場を探していた時、「ひなた吉島」は設立したばかりで、作業療法士の先駆けになれることに魅力を感じたのが決め手です。[/btp_box]

    [btp_box]土田さん

    尊敬している先輩看護師が「ひなた」にいたことがきっかけです。また、社長から「スタッフ一人ひとりを大切にしたい」という想いを伺い、素敵な職場環境だなと思い入職を決めました。[/btp_box]

    訪問リハビリならではのやりがい・喜びは?

    [btp_box]植田さん

    ご利用者様の笑顔が一番のやりがいです。ストレッチや筋トレなど直接的な支援はもちろん、生活上の助言や、声かけ、環境調整によって行動変容が起きた時は、嬉しい気持ちになります。作業療法士ということもあり、ご利用者様とご家族様の精神面の変化に触れることができるのも、訪問リハビリの魅力です。
    「ひなたさんはみんな良くしてくれるね」と全スタッフを褒めていただいたときは、チームとして良い支援ができていることを実感できてうれしく思います。[/btp_box]

    [btp_box]土田さん

    ご利用者様が “できなかったこと“ が、リハビリや環境調整によって “できるようになる” 様子を間近で見られることにやりがいを感じます。「待っとったよ」「ありがとう。また来てね」といった訪問時にかけていただくお言葉が、毎日のエネルギーの源です。[/btp_box]

    お仕事の中で大変だったことや注意していることは?

    [btp_box]植田さん

    医療依存度の高いご利用者様のリスク管理は特に気を張るものです。「ひなた」では、一人1台iPhoneが支給されているので、判断に迷うときはすぐに事業所へ電話をかけ、タイムリーな報告、相談をしています。自分がすべき行動を助言していただけるので、安心してリハビリテーション業務に従事することができています。
    ご利用者様やご家族様に接する際は、安心できる声のトーン、表情や会話の間を意識してコミュニケーションをしています。また、些細な変化に気付き、ご利用者様が前向きな気持ちになれるようなフィードバックを心がけています。[/btp_box]

    [btp_box]土田さん

    リハビリに対し、拒否反応がみられる方への関わりは難しく感じますが、経験豊富なリハビリの先輩や看護師に積極的にアドバイスをもらい乗り越えています。
    ご利用者様が生活されているご自宅に入らせていただくので、あくまでご利用者様が主体となるよう注意しています。こちら側のものさしで決してはからず、ご利用者様のこれまで生きてこられた人生を尊敬し、尊重することを大切にしています。

    [/btp_box]

    このほかにも「ひなた」では、Googleスプレッドシートを活用して、スケジュールの共有、共同編集を行うことで業務の効率化、タイムリーな情報共有をはかっているそうです。
    こうしたしっかりとしたフォロー体制や相談しやすい環境があるからこそ、ご利用者さんに寄り添ったリハビリサービスに集中できるようです。

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」作業療法士の1日の流れは?

    【常勤】作業療法士・植田さんのスケジュール

    8:30~ 8:40朝礼
    9:00~11:40午前の訪問(2~3件)
    12:00~13:00昼休憩
    13:00~16:00午後の訪問(2~3件)
    17:30退社

    ※1日6件程度。
    ※リーダー業務(訪問スケジュール調整・新規ご利用者様対応・代行訪問)あり。

    【非常勤】作業療法士・土田さんのスケジュール

    8:30~ 8:40朝礼
    9:00~11:40午前の訪問(2~3件)
    12:00~13:00昼休憩
    13:00~15:40午後の訪問(2~3件)
    16:00退社

    ※1日5件程度。

    お二人とも訪問の合間には、カルテ入力や主治医・ケアマネジャーへの連絡などを実施。月末は上記に加えて、計画書や報告書の作成も行います。

    事業所ではスタッフ同士で連携して、ご利用者さんの些細な変化も伝え合っているそう。また、ケアマネジャーとも密に連携することで、スムーズな訪問リハビリが実施されています。

    【ひなた庚午・ひなた吉島】ライフワークバランスが叶う職場の秘密をインタビュー!

    【ひなた庚午・ひなた吉島】仕事もプライベートも大切にできる理由は?


    画像出典:ひなた庚午 Instagram

    ライフワークバランスを重視している「ひなた庚午」「ひなた吉島」。スタッフ同士がサポートし合える働きやすい環境が評判です。

    [btp_box]植田さん

    ご利用者様お一人を、複数のスタッフで担当しています。そのため、スタッフの急な休みに対応できる体制が整っているんです。私にも小学生の子供が2人いますが、学校の参観日や懇談会には時間有休を利用することで無理なく参加できています。[/btp_box]

    [btp_box]土田さん

    私の子供がまだ小さかった頃、急な発熱でお休みをいただくことがよくありました。そんなときにも皆が快く代行訪問などに対応してくれました。協力的でありがたい環境です。[/btp_box]

    リハビリ職 合同症例報告会の様子

    画像出典:ひなた庚午 Instagram

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」では、スキルアップや情報共有を目的とした社内勉強会を開催。その一例をご紹介します。

    【ひなた吉島の社内勉強会の一例】

    リハビリミーティング情報共有や目標設定を実施(週1回)
    リハビリ勉強会実技・知識を学ぶ(月1回)
    事業所勉強会看護師と合同で実技・知識を学ぶ(2ヶ月に1回)
    ※ひなた庚午でも勉強会を実施しています。

    ひなた庚午「リハビリランチ勉強会」の様子

    画像出典:ひなた庚午 Instagram

    [btp_box]植田さん

    社内勉強会は、業務時間内に行われる全員参加の会と、業務時間外に行われる自由参加の会があり、毎回さまざまなテーマで知識を深めたり悩みを共有したりしています。新人スタッフさんには、新人教育プログラムに沿った研修が用意されています。[/btp_box]

    [btp_box]土田さん

    月間~年間で研修計画が組まれており、早めに予定が立てられるので非常勤の私も参加しやすいです。座学だけでなくスタッフ間での同行訪問も行い、フィードバックをもらうことで自身のご利用者様への関わりを振り返ることができます。[/btp_box]

    職種の垣根を超えた勉強会や、スタッフ同士の同行訪問によって、入職後も継続してスキルアップできる環境が整っています。こうした職場環境が、ご利用者さんへの質の高いサービス提供につながっているようです。

    「ひなた」ならではの職場の魅力は何ですか?

    [btp_box]植田さん

    直行直帰でないため、スタッフ同士でコミュニケーションをとる機会が多いことが魅力です。訪問リハビリに対して不安がある作業療法士さんも、スタッフを “独りきり” にさせない「ひなた」なら、安心して現場に慣れていけると思います。
    入職直後から先輩療法士の同行訪問があるため、コミュニケ―ション方法や評価方法、治療プログラムを直接見て学ぶことができます。

    [/btp_box]

    [btp_box]土田さん

    「ひなた」には、悩みをポロッと話すと自然と輪ができて、皆が一緒になって考えてくれる温かい雰囲気があります。とにかく仲間が素敵!それが「ひなた」のアピールポイントです。[/btp_box]

    より良いリハビリを提供するための学びの機会が多く設けられ、訪問先ではタイムリーに相談できる体制が整った「ひなた庚午」「ひなた吉島」。訪問未経験でも、手厚いサポート体制のもとスキルアップしながら成長していけるでしょう。

    【作業療法士の求人・採用情報】ひなた庚午・ひなた吉島の採用情報をチェック!

    画像出典:株式会社ひなた 採用特設サイト

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」では、作業療法士など訪問リハビリスタッフを随時募集中!
    詳しくは、公式サイトの採用情報をチェックしてください。

    採用ページはこちら!

    【ひなた庚午・ひなた吉島】サポートし合える仲間と、暮らしに寄り添う訪問リハビリを

    高いチームワークを発揮しながら、質の高い訪問リハビリサービスを提供する「ひなた庚午」「ひなた吉島」。スタッフ間の手厚い協力体制は業務に余裕を生み、家庭やプライベートの充実にもつながっています。ライフワークバランスを大切にした環境で、作業療法士としてご利用者さんに向き合いたい方は、「ひなた」の公式サイトからお問い合わせください。

    所在地 広島市西区高須1-11-19 
    電話番号 082-507-8101 
    サービス対応エリア 広島市西区、佐伯区(美鈴が丘) 
    サービス提供時間 平日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり 
    定休日 土日・祝日 
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/ 
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_kougo/ 
    所在地 広島市中区光南2-3-45 
    電話番号 082-236-6125 
    サービス対応エリア 広島市中区、南区
    サービス提供時間 平日・土曜・祝日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり  
    定休日 日曜 
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/ 
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_yosijima/ 
    所在地  広島市西区高須2-4-21
    電話番号 082-299-8866
    サービス対応エリア 広島市西区、中区(佐伯区・南区)
    サービス提供時間 平日8:30~17:30
    定休日 土日・祝日
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/ 
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_fukusiyougu/
  • 広島・尾道「訪問看護ステーションいちょうの樹」の理学療法士さんにインタビュー。業務内容ややりがいについて聞きました!

    広島・尾道「訪問看護ステーションいちょうの樹」の理学療法士さんにインタビュー。業務内容ややりがいについて聞きました!

    広島県尾道市向島(むかいしま)にある[btp_line]「訪問看護ステーションいちょうの樹」[/btp_line]。高齢化が進む尾道市において地域医療を支える重要な役割を担っており、親身なサービスを提供していると利用者さんからも好評です。
    今回は、「訪問看護ステーションいちょうの樹」で働く理学療法士さんにインタビュー。仕事の内容ややりがい、「いちょうの樹」ならではの魅力について詳しく伺いました。

    広島・尾道で地域医療に取り組む「訪問看護ステーションいちょうの樹」

    2014年に開設された「訪問看護ステーションいちょうの樹」。事業所のロケーションや特徴などをご紹介します。

    【尾道市向島】訪問看護ステーションいちょうの樹はサ高住・デイサービス併設

    瀬戸内海のほぼ中央に位置する広島県尾道市。「訪問看護ステーションいちょうの樹」は、尾道市街地の対岸に浮かぶ向島にあります。事業所は尾道水道に面した場所に位置しており、目の前に瀬戸内の美しい海景が広がっています。また、向島と本土を結ぶ尾道大橋も近く、車で10分程度あれば尾道市街地へ渡れるため、交通アクセスも良好です。

    「訪問看護ステーションいちょうの樹」は、サービス付き高齢者向け住宅「尾道いちょうの樹」に併設されています。また、近隣には系列のサ高住「けやきの樹」(デイサービス併設)もあります。

    これらの施設を運営するのは、地元・尾道市で昭和63年に創業した水産会社[btp_line]「山源山乃花株式会社」[/btp_line]。「高齢化が進む尾道市で、地域の介護や医療に貢献したい」という思いから介護事業をスタートしたそうです。

    ▽サ高住「けやきの樹」「尾道いちょうの樹」についての詳細はこちら

    理学療法士など、経験豊富なリハビリスタッフが活躍中

    「訪問看護ステーションいちょうの樹」には、看護師のほか、理学療法士(PT)や言語聴覚士(ST)などのリハビリスタッフが多数在籍しています。主な訪問先は、同じ建物内にあるサ高住「尾道いちょうの樹」や、近隣の系列サ高住「けやきの樹」をはじめ、地域で看護・リハビリを必要とする家庭などです。

    理学療法士さんにインタビュー!機能訓練や訪問リハビリの仕事の魅力、やりがいは?

    今回お話を伺ったのは、「訪問看護ステーションいちょうの樹」で働く理学療法士のKさん。理学療法士歴6年、「いちょうの樹」勤務歴2年の方です。訪問看護ステーションで働くことになったきっかけから、「いちょうの樹」を選んだ理由、仕事のやりがいなどについてお聞きしました。

    「訪問看護ステーションいちょうの樹」に入職したきっかけを教えてください

    [btp_box]理学療法士Kさん「以前、別の施設で回復期リハビリテーションに従事していた頃、入退院を繰り返されている患者さんが非常に多いことが気がかりでした。患者さんの在宅生活に関心を持ち、生活期リハビリテーションに関わりたいと考えるようになったことが、訪問看護ステーションでの仕事に興味を持ったきっかけです。
    当時、『いちょうの樹』は立ち上げからまだ日が浅く、一から作り上げていくことに魅力を感じ入職を決めました」[/btp_box]

    もともとは回復期リハビリテーションに従事されていたKさん。退院した患者さんの在宅生活に寄り添うため、生活期リハビリテーションに携わる道を選んだそうです。

    理学療法士の1日の平均的なスケジュールを教えてください。

    理学療法士Kさんに、1日の平均的なスケジュールをお聞きしました。

    時間業務内容
    8:30~送迎
    9:00~訪問リハビリorデイサービスでの機能訓練
    16:00~送迎or訪問リハビリ
    17:00~書類整理、カルテ記入など

    このほか、介護スタッフと協力して行う業務として、食事介助や排泄介助、レクリエーションなども行っているそうです。

    訪問リハビリのお仕事の中で大変だったことは?

    ※イメージです

    [btp_box]理学療法士Kさん「理学療法士という専門職がどのような仕事をしているのか、利用者さんに理解していただくのに時間を要することが多いです。利用者さんと良好な信頼関係を築くためにも、どんな目的で訪問しているのか、どんな専門家なのかを正確に伝えることは大切だと考えています」[/btp_box]

    利用者さんと接する際、気を付けていることは?

    けやきの樹デイサービスの機能訓練ゲームの様子

    出典:尾道いちょうの樹Instagram

    [btp_box]理学療法士Kさん「利用者さんとは、言葉だけのやり取りだけではなく、接する際の表情やしぐさまでしっかり観察するよう心掛けています。また、介入前後の利用者さんの変化などを他職種のスタッフにも伝えることで、情報共有や連携を図っています」[/btp_box]

    「訪問看護ステーションいちょうの樹」では、利用者さんの安全確保と業務の円滑化のため、常に[btp_line]報・連・相が徹底[/btp_line]されているようです。

    日々のお仕事でやりがいを感じられるのはどんなときですか?利用者さんとの心に残るエピソードがあれば教えてください。

    ※イメージです

    [btp_box]理学療法士Kさん「やはり、利用者さんやそのご家族から感謝の言葉をいただいたときにやりがいや喜びを感じますね。

    以前、担当していた利用者さんに、重度の要介護で食事もままならない状態の方がいらっしゃいました。しかし、ご本人が積極的にリハビリに取り組まれた結果、自力で経口摂取できるようになり、みるみるお元気になられたんです!その姿がすごく印象に残っています」[/btp_box]

    利用者さんの生活拠点であるご自宅で、回復される姿を継続して見守れるのは、訪問リハビリテーションならではの喜びややりがいと言えるでしょう。

    【求人】「訪問看護ステーションいちょうの樹」の職場環境や働き方をチェック

    ここからは引き続き理学療法士Kさんに、「訪問看護ステーションいちょうの樹」の研修制度や、職場環境などについて伺います。

    職場ではどんなスキルアップの機会がありますか?

    系列サ高住「けやきの樹」で行われた救命救急講習会
    出典:公式Instagram

    [btp_box]理学療法士Kさん「介護・障がい福祉の事業所向けのオンライン動画研修サービスを受けたり、地域包括ケアネットワーク会議に出席したりしています。事業所内でしっかりスキルアップが図れる環境ですよ」[/btp_box]

    オンラインでいつでもどこでも研修動画を視聴できる環境が整っているため、働きながらでもスキルアップや技術を確認しやすいのが魅力!また、スマホさえあれば研修を受けられるので、すき間時間の有効活用にもつながりそうです。

    訪問リハビリに興味がある理学療法士さんへのメッセージ

    最後に、理学療法士Kさんから訪問リハビリ職を目指している方へ向けてメッセージをいただきました。

    [btp_box]理学療法士Kさん「生活期リハビリテーションは、利用者さんの在宅生活に寄り添い、利用者さんやご家族と深く関われるのが魅力です。ご自宅へ伺うところに、病院や施設とはまた違った難しさがあるものの、その分やりがいや達成感を大いに得られる分野だと思います。

    リハビリといえば、急性期や回復期をイメージする人が多いようです。この機会に、生活期リハビリテーションにも、ぜひ目を向けてもらえたら嬉しいです。

    『訪問看護ステーションいちょうの樹』には、看護師・理学療法士・言語聴覚士と、多職種のスタッフが在籍しています。さまざまな専門スキルを持ったスタッフがチーム一丸となり、1人の利用者さんに対応できることが強みです。スタッフもみな人柄がよく、とても働きやすい環境だと思います。チームの一員になってくれる方をお待ちしています!」[/btp_box]

    看護とリハビリに関わるさまざまな専門職が在籍する「訪問看護ステーションいちょうの樹」は、利用者さんのニーズに多方面からアプローチできます。利用者さんとより深く関わりたいと考えるリハビリ職の方は、生活期リハビリテーションを視野に入れてみてはいかがでしょうか。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    「訪問看護ステーションいちょうの樹」では、看護師や理学療法士をはじめ、さまざまな職種のスタッフを募集しています。勤務地はいずれも広島県尾道市向島です。尾道エリアで転職を考えている看護師やリハビリ職の方は、ぜひ公式サイトの採用ページへアクセスしてみてください。

    公式サイトの採用ページはこちら

    また、採用に関する疑問・質問は、公式LINEでも受け付けています。気になる方は、気軽にLINEの友だち追加をしてみてください。

    公式LINEはこちら

    「訪問看護ステーションいちょうの樹」で利用者さんの在宅生活に寄り添う

    理学療法士Kさんは、「生活期リハビリテーションは、病院や施設とは違う難しさはあるものの、それ以上の達成感ややりがいを感じられる仕事だ」といいます。

    尾道エリアで利用者さんの生活により深く関わる働き方を探しているリハビリ職の方は、ぜひ「訪問看護ステーションいちょうの樹」をチェックしてみてください。

    【訪問看護ステーションいちょうの樹】

    所在地広島県尾道市向東町3301-59 
    サ高住「尾道いちょうの樹」内
    求人問い合わせ先0848-38-7767
    LINE:@629etvlt
    公式サイト【尾道いちょうの樹】http://ichonoki.com/
    【けやきの樹】https://www.keyakinoki-y.jp/

  • 【8月】介護施設のおすすめ壁画制作10選!人気の夏モチーフ大特集

    【8月】介護施設のおすすめ壁画制作10選!人気の夏モチーフ大特集

    介護施設では、季節を感じられる壁画制作が行われていますが、8月と言えば夏本番!暑い季節の花火や夏祭りなど楽しいイベントも盛りだくさんですが、壁画制作のモチーフに悩む介護スタッフも少なくないはず。そこで今回は、8月におすすめ壁画制作の作品モチーフ例をピックアップしました。壁画飾りをするメリットや作り方のポイントと共に紹介するので、ぜひ参考にしてください。

    デイサービスで壁画飾りをするメリットは?

    デイサービスで壁画飾りをするメリットは3つあります。どのようなメリットがあるのか1つずつ見ていきましょう。

    指先を動かすのでリハビリになる

    壁画飾りは、指先を動かしながら作業をするため、高齢者の指先のリハビリとしても最適です。指先を使うことで、脳が刺激でき、認知能力低下の予防としての効果も期待できるでしょう。

    壁画飾りの制作では、ハサミやノリなどを使用して指先を使い、紙を切ったり、貼ったりする作業があります。また、道具を使用する他にも、手を使って紙を破る・折るなどさまざまな指先の使い方ができるのが魅力です。

    レクリエーションとして楽しめる

    壁画飾りは、介護施設でレクリエーションとして取り入れられています。介護スタッフの他にも、利用者さん同士で話し合いながら壁画飾りを制作するため、楽しみながら取り組めるのも魅力です。

    [btp_line]高齢者の身体への負担も少なく、作品を完成させる達成感も味わえます[/btp_line]。

    作品を飾ることで介護施設が明るくなる

    色とりどりの紙を使った鮮やかな壁画作品を飾れば、落ち着いた雰囲気の介護施設内も、一気に華やかで明るくなります。

    壁画飾りは、何を表現しているのか一目見てすぐにわかるので、目からの刺激にもなり、高齢者の脳の活性化にも繋がるでしょう。

    壁画飾りの作り方のポイントは?

    次に、壁画飾りの作り方のポイントについて見ていきましょう。ポイントを2つ紹介します。

    季節に合ったものを作る

    高齢者は認知能力が低下しやすく、現在の日付や季節がわからなくなっていく場合もあります。そのため、季節に合ったモチーフにすることで、季節の変化を意識することができるでしょう。

    自らの手で季節のモチーフの壁画飾りを制作することで、より季節を感じられます。壁画飾りを見ながら、利用者さん同士の会話も盛り上がることでしょう。

    簡単でわかりやすいものを作る

    壁画飾りを作る際は、簡単でわかりやすいものを作るのがおすすめです。複雑なものだと制作が進まない場合もありますし、派手過ぎるモチーフにしてしまうと、目が疲れてしまう可能性もあります。

    高齢者でも無理なく作れて、誰が見てもすぐに季節がわかるものがよいです。色は、何色も使用すると複雑化してしまうので、部分ごとに単色で表現できるように工夫しましょう。

    8月におすすめの壁画飾り10選

    ここからは、8月におすすめの壁画飾り作品を10選紹介します。花火やひまわりなど夏の人気モチーフは、どれも比較的簡単に作れて、高齢の利用者さんでもチャレンジしやすいものばかりです。ぜひ、8月の壁画飾りの参考にしてみてください。

    花火モチーフ

    [btp_line]花火[/btp_line]と言えば、夏の風物詩ですよね。華やかで迫力のある花火は、シンプルに色紙で表現してもよいですし、画用紙を重ねて立体感を演出するのもおすすめです。

    より花火感を演出するためには、花火部分は赤や黄などのビビッドカラーにし、背景は花火が映える夜空のような黒を選びましょう。花火は、光沢感のある紙を選んでもキレイですよ。

    ひまわりモチーフ

    夏をイメージできるひまわりは、8月の壁画飾りにおすすめのモチーフ。ひまわりの花は黄色で、とっても華やかなので、[btp_line]飾るだけでパッと介護施設が明るくなる[/btp_line]でしょう。

    黄色で花の部分、茶色で種の部分、緑で葉の部分を作れば、3色の色紙で簡単に制作できます。シンプルに同じ大きさではなく、大小のサイズが異なるひまわりを複数作って飾れば、壁面がより明るく元気な印象になるでしょう。

    金魚モチーフ

    夏祭りに欠かせない金魚すくいでは、金魚が主役。夏の季語としても使用される金魚は、8月の壁画飾りにピッタリなモチーフです。金魚モチーフで壁画飾りを制作する際は、背景に水色を使用して、水槽の涼しげな雰囲気を演出するのがおすすめ。

    金魚は、金魚すくいで定番の、赤や黒で制作するとより本格的な作品が作れますよ。色紙をカットして作ってもよいですが、折り紙で金魚を折ると立体感のある作品に仕上がります。

    風鈴モチーフ

    風鈴の音を聞くと、夏が来たと感じる方も多いはず。最近では、軒先に風鈴を吊している家庭は減ってきているかもしれませんが、高齢の利用者さんからすると懐かしく、親しみのあるモチーフです。

    壁画飾りを作る際は、風鈴本体の部分に和柄を使用すると、より風情のある作品に仕上がります。無料でダウンロードできる型紙も提供されているサイトもあるので、ぜひチェックしてみてください。

    浴衣モチーフ

    特に、女性が夏祭りに参加する際は、日本の伝統的な文化でもある浴衣を着て行く方も多いですよね。浴衣の柄はさまざまですが、昔から愛されている古典柄や定番人気の花柄などで制作するのがおすすめです。

    古典柄や花柄の折り紙を使い、浴衣の形に折ると完成です。浴衣のカラーが落ち着いた色柄の場合は、帯の色にピンクや黄色など、明るめのカラーを選んで華やかさをアップさせるとよいでしょう。

    ハスの花モチーフ

    水辺を彩る水性植物の[btp_line]ハスの花[/btp_line]は、夏が見頃。仏教の世界では、極楽浄土に咲く花とも言われ、観賞用としても人気の高い花です。

    ハスの花を制作する場合は、花の部分を1枚の折り紙で折ることも可能ですし、複数枚の折り紙を使用して立体的な作品を作ることもできます。折るのが難しい場合は、画用紙に絵を書いて切り抜くのもおすすめの方法です。

    かき氷モチーフ

    暑い夏に食べたくなるかき氷は、夏の定番ひんやりスイーツ。シルエットがシンプルで作りやすいうえに、シロップの色が鮮やかで映えるので、8月の壁画モチーフに最適です。

    王道のいちごシロップの赤色、レモンの黄色、ブルーハワイの青色など、利用者さんの好みに合わせて制作してもよいですね。折り紙で折ったり、切ったりして簡単に制作できます

    スイカモチーフ

    夏といえばスイカを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。海で行うスイカ割りや、川の水で冷やすスイカ、みずみずしい果肉にかぶりついて食べるスイカ。どれも想像するだけで、涼しい気分になれますよね。そんなスイカのモチーフは、画用紙や折り紙で簡単に作れます。
    平面のスイカモチーフは少ない工程で作れ、立体的なものは手の込んだ作品になります。
    それぞれの利用者さんに合った制作方法を選んでみてください。切っていない丸くて緑のスイカも、切って三角で赤と緑のスイカも、どちらも魅力的ですよ。できたスイカの作品を、糸で繋げてガーランドにするのもおすすめです。

    ちょうちんモチーフ

    夏祭りでもよく見かけるちょうちん。ちょうちんを見ると、盆踊りや賑やかな光景を思い浮かべて、なんだかワクワクするという方も多いでしょう。できた作品を普段のお部屋に飾るのもよいですし、七夕など夏のイベントを開催するときの飾り付けとして使用するのもおすすめです。
    平面のちょうちんモチーフは、画用紙や折り紙だけで作れます。トイレットペーパーの芯を使えば立体的なちょうちんも作成可能です。できたちょうちんに絵を描いたりシールを貼ったりすれば、利用者さんの個性があらわれて楽しいでしょう。

    ホタルモチーフ

    子供の頃にホタルを見た経験がある利用者さんは少なくないのではないでしょうか。ホタルのモチーフを作ることで、昔のことを思い出すきっかけになるかもしれません。立体的なホタルは、折り紙で頭や体、光っている部分などのパーツを組み合わせると簡単に作れます。細かいパーツの作成が難しい方がおられる場合は、あらかじめ介護スタッフが作って用意しておくとよいかもしれません。
    飾り付ける際は、折り紙のホタルや葉っぱなどを大きな模造紙に貼っていきます。このままでもよいですが、小さな電球を使ったアレンジもおすすめ。ホタルをすべて貼ったら、ホタルのおしり部分の模造紙に釘などを使って穴を開けましょう。開けた穴の部分に模造紙の裏側から電球を差し込み、貼りつけていきます。すると、まるで本物のホタルようにピカっと光る飾りができあがるので、ぜひ試してみてください。部屋を暗くすると、幻想的な世界が広がることでしょう。

    8月の壁画飾りで夏らしさを満喫しよう

    壁画飾りは、指先のリハビリやレクリエーションとして楽しめるだけでなく、介護施設の雰囲気を明るく演出してくれます。季節に合ったモチーフで簡単に作れるものなら、利用者さんはもちろん、介護スタッフも季節を感じ、一緒に楽しみながら制作できるはず。制作を通して、よりよい関係を築くことができるでしょう。今回は、8月の壁画飾りにおすすめの作品例を紹介したので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 利用者さんと歌おう♪70代にウケる懐かしのヒット曲リスト

    利用者さんと歌おう♪70代にウケる懐かしのヒット曲リスト

    レクリエーションの一環として歌を取り入れる施設は多いですよね。高齢者の方が好きなヒット曲を知っていれば、会話も盛り上がります。しかし60~100歳までの幅広い年齢層の方が利用されている施設では、どんな曲が人気なのか分からないこともあるでしょう。そこで今回は70代の方に人気のヒット曲を10曲ご紹介します!知っている歌謡曲が増えれば、利用者さんとの会話も弾みますよ。ぜひ参考に読んでみてくださいね。

    【1】人生の美しさを歌いあげた歌謡曲|美空ひばり「愛燦燦」

    昭和の歌姫といえば美空ひばりです。若いスタッフでも名前を知っている人は少なくないでしょう。数々のヒット曲がある中で、70代に人気を集めているのが1986年リリースの「愛燦燦(あいさんさん)」です。女性歌手ということもあり女性からの人気が高い1曲になっています。歌詞の大半はうまくいかない人生について描きながら、最後には「人生って嬉しいものですね」としめくくるのが涙を誘います。ゆったりとしたテンポなので、レクリエーションで取り入れて皆で歌ってもいいですね。

    【2】冬のレクリエーションにぴったりの懐メロ!石川さゆり「天城越え」

    石川さゆりのヒット曲「天城越え」は70代の男女から人気を集めています。1986年にリリースされ、今も多くの人に愛されている懐メロです。好きな人への恋心を情感たっぷりに歌い上げた曲は、昭和を代表する歌謡曲とも言えます。歌詞に出てくる「小夜時雨」とは冬に降る短い雨のこと。そのため冬のレクリエーションにもぴったりの1曲です。音程が難しい曲ですが、利用者さんが楽しんで歌えるように盛り上げたいですね。

    【3】艶っぽい歌詞とメロディが魅力!高橋真梨子「桃色吐息」

    多くの女性の心をつかんだヒット曲は1984年にリリースされた高橋真梨子の「桃色吐息」です。約30年前の曲になるので、70代の利用者さんにとっては40代の頃にヒットした懐メロです。中にはカラオケで歌ったことのある人も多いのではないでしょうか?「あなたに抱かれて こぼれる華になる」と艶っぽい歌詞と曲調が魅力の歌謡曲で、旦那さんに向けて歌う人もいたのだそう。レクリエーションで取り入れるときには、「桃色吐息」を聞いていたときの思い出話にも耳を傾けてみるといいですね

    【4】昭和の男を描いた歌謡曲といえば!石原裕次郎「北の旅人」

    ギターの切ない音色がイントロを飾った昭和のヒット曲は、石原裕次郎の「北の旅人」です。70代男性から絶大な人気を集め、「いとしいおまえの呼ぶ声が 俺の背中で潮風になる」と歌詞に描かれた男の姿がなんとも切なく印象的です。リリースは1987年で、石原裕次郎が晩年に歌った歌謡曲。リリースされた時期が石原裕次郎の没後だったこともあり、オリコンヒットチャートでは週間1位を記録し、累計売り上げ枚数125万枚にのぼる大ヒット曲でもあります。曲はもちろん石原裕次郎さんの話題でも盛り上がりそうですね。

    【5】懐メロの代表格!沢田研二「時の過ぎゆくままに」

    利用者さんが20~30代の頃に流行ったヒット曲といえば、沢田研二ことジュリーが歌う「時の過ぎゆくままに」。1975年に発表されたあと、沢田研二主演のテレビドラマの主題歌にもなった話題の歌謡曲で、70代の方にとっては思い出深い曲でしょう。作詞を担当したのは昭和の名曲を生み出した作詞家の阿久悠。「男と女がただよいながら 堕ちてゆくのもしあわせだよと 二人つめたいからだ合わせる」と男女の仲を色っぽく描いた歌詞が印象的です。

    【6】あらゆる世代で楽しめる!坂本九「見上げてごらん夜の星を」

    坂本九さんが歌い上げる「見上げてごらん夜の星を」は1963年にリリースされた曲ですが、東日本大震災をきっかけにCMで使われたこともあり、あらゆる世代に耳馴染みのある曲です。歌詞カードを用意すれば、スタッフも利用者さんもすぐに一緒に口ずさめるでしょう。優しく穏やかなメロディに合わせた振り付けを考え、体操レクに取り入れるのもおすすめです

    【7】恋の気持ちを歌うなら!坂本冬美「また君に恋してる」

    紅白出場歌手として有名な坂本冬美さんの「また君に恋してる」。もともとは兄弟デュオであるビリー・バンバンの楽曲で、坂本冬美さんがカバーし、大ヒットしました。恋する気持ちを表現した歌詞は、甘酸っぱく、切なさを感じさせます。ゆったりとしたメロディなので、利用者さんも歌いやすい一曲です

    【8】テンポの良いメロディで思わずウキウキ!笠置シヅ子「東京ブギウギ」

    明るく元気になれる曲を選ぶなら、笠置シヅ子さんの「東京ブギウギ」がおすすめです。戦後の歌謡曲として一世を風靡し、今なおCMやスポーツ応援などで使われることも。軽快なメロディに合わせて、身体を動かしながら歌ってみるのも楽しいかもしれませんね。

    【9】合の手で盛り上がる!氷川きよし「きよしのズンドコ節」

    氷川きよしさんの「きよしのズンドコ節」は、特に女性の高齢者さんが盛り上がる一曲。「ズンズンズン ズンドコ」のリズミカルな歌に合わせて「きよし!」と合いの手を入れるのが、この曲のお決まりです。歌う人はもちろん、聞いている人も合いの手を入れて楽しめますよ。

    【10】男女でデュエットするならこの曲!日野美歌&葵司朗「男と女のラブゲーム」

    「飲み過ぎたのはあなたのせいよ」と情感たっぷりに歌うのは、日野美歌さんと葵司朗さんがデュエットした「男と女のラブゲーム」。会話のように男女が交互に歌うため、デュエットもしやすいでしょう。「浮気なんかしちゃいやなの」「可愛いお前のつよがり」と恋する二人の気持ちを歌ううちに、利用者さんの若かりし頃の姿が見えてくるかもしれませんね。

    昭和のヒット曲で70代の利用者さんと盛り上がろう!

    今回は昭和のヒット曲のなかで70代の利用者さんに人気の10曲をご紹介しました。今でも有名な歌謡曲ばかりなので、聞いたことのある曲もあったのではないでしょうか?性別によって好きなヒット曲の傾向も異なるので、利用者さん一人ひとりに好きな曲を聞いてみるのもいいですね。会話のきっかけやレクリエーションの参考にしてください。

  • 【8月】介護施設のおすすめレクリエーション8選【クラフト・工作編】

    【8月】介護施設のおすすめレクリエーション8選【クラフト・工作編】

    熱中症のリスクが高い8月は、屋外でのレクリエーションが難しい時期。とはいえ、あれもダメ、これもダメは利用者さんの楽しみがなくなってしまいます。暑い夏を元気に乗り切ってもらうためにも、利用者さんには屋内で充実した時間を過ごしてもらいましょう。今回は、8月におすすめのクラフト・工作系のレクリエーションを8つ、ご紹介します。クラフト・工作で期待できる効果についても解説していますので、参考にしてください。

    レクリエーションでクラフト・工作をするメリット

    まずは、高齢者がレクリエーションでクラフトや工作を行うと、どのような効果が期待できるのか、解説します。

    手先と頭を使うので脳の刺激になる

    クラフトや工作で手先を動かすことは、脳の活性化に繋がります。また、できあがりを想像したり、考えたりしながら何かを作り上げる作業は頭を使うので、脳トレにピッタリ。認知症の予防や進行を遅らせるのに効果的です。

    高齢者の毎日は、どうしても刺激が少なくなりがち。さらに8月になると、熱中症予防のために外出することも少なくなり、体を動かす時間や人と会う機会も減少してしまいます。そのため、手先と頭を動かすレクリエーションを行って脳を働かせることが、高齢者にとって大切なのです。

    完成したときに達成感を味わえる

    クラフトや工作のレクリエーションは、達成感を得ることができる、というメリットもあります。たとえ簡単なものでも、[btp_line]「自分で作り上げた喜び」[/btp_line]は、利用者さんの自信に繋がるでしょう。また、できあがった作品を部屋に飾ったり、友人や知人にプレゼントしたりなど、作った後もさまざまな楽しみ方ができます。

    レクリエーションを行う際の注意点

    続いて、デイサービスなど高齢者向けの介護施設で、クラフト・工作のレクリエーションをする際の注意点を紹介します。

    安全管理をする

    レクリエーションをする際は、必ず安全管理を徹底しましょう。例えば車いすの利用者さんの場合、工作に夢中になって前傾姿勢になってしまうことが考えられます。また、麻痺症状がある方は、身体が転落して椅子から転倒するリスクもあるでしょう。
    さらに、ハサミやカッターを使用する際、ケガをしてしまう可能性もあります。思わぬ事故が起きないよう、細心の注意を払いましょう。

    適度な時間で切り上げる

    高齢者は疲れやすく、集中力も持続しづらいことが多いもの。無理なく完成できるように、事前に時間配分をしっかりと考えて、あまり長い時間作業をさせないように気を付けましょう

    利用者さんに合った内容にする

    利用者さんがみんな楽しめるよう、内容を工夫することも大切です。多くの方に参加したい、と思ってもらえるようなレクリエーションを提案しましょう。さらに、レクリエーションを行う際は、参加者全員が理解できるような説明を心掛けてください。一人で作業するのが難しい方は、スタッフがフォローに入るなどの配慮も忘れてはいけません。
    とはいえ、すべての利用者さんの希望やレベルに合ったレクリエーションを行うことはなかなか難しいものです。どうしても参加したくない、という方には無理強いしないようにしましょう。

    これらの注意点を踏まえたうえで、楽しく安全にレクリエーションを行ってください。

    次の項からは、8月におすすめのクラフト・工作系レクリエーションを8つご紹介します。

    8月におすすめのレクリエーション1.牛乳パックで一輪挿し

    牛乳パックで可愛い一輪挿しを作りましょう。牛乳パックにストローを巻き付けるので、暑い8月のインテリアにピッタリの、竹細工のような清涼感のある作品に仕上がります。

    【材料】

    • 牛乳パック
    • ストロー
    • 折り紙
    • 両面テープ

    【作り方】
    1.牛乳パックの上部に斜めに線を入れます。線の一方はストローの長さより長く、もう一方は短く線を入れましょう。
    2.線に沿って切り取ります。
    3.ストローの中央に両面テープを貼って、好きな色の折り紙を巻き付けていきます。これを、牛乳パックの3面が覆われるくらいの数(30本程度)作りましょう。
    4.折り紙を巻き付けたストローを牛乳パックに貼り付けます(背面以外)。
    5.牛乳パックの切り口に合わせてストローをカットします。
    6.背面に布テープを貼り、吊り下げ用の穴を開ければ完成です。

    引用元:https://www.youtube.com/watch?v=sT1nsclr1EY

    8月におすすめのレクリエーション2.簡単ストラップ

    紙粘土と布で、オリジナルのストラップを作ることができます。紙粘土をこねたり丸めたりすることで、指先の運動にもなるでしょう。できあがったストラップは、名札代わりにバッグや日傘に付けるとオシャレです。

    【材料】

    • 紙粘土
    • 安全ピン
    • 接着剤
    • リリアンの紐

    【作り方】
    1.紙粘土で土台を作り、中に安全ピンを埋め込みます。このとき、ピンの上部の輪っか部分は粘土から出しておきましょう。
    2.紙粘土に接着剤で好みの布を貼り付けます。貼り終わりの部分には上から丸く切った布を貼って目隠ししておきましょう。
    3.接着剤が乾いたらリリアンの紐を通して完成です。好みで鈴やビーズを通しても可愛いですよ。

    8月におすすめのレクリエーション3.ペン立て

    トイレットペーパーを使って簡単にペン立てを作りましょう。8月は暑中見舞いや残暑見舞い作成などで、何かとペンがいる季節。机にペン立てを置いておけば重宝します。

    【材料】

    • トイレットペーパーの芯
    • 画用紙
    • 厚紙
    • ノリ

    【作り方】
    1.画用紙に好きな絵を描きます。
    2.描き終わった画用紙の裏面全体にノリを塗っていきましょう。
    3.トイレットペーパーの芯に2を貼り付けます。
    4.3の下側に5ミリ程度の切り込みを複数入れ、外側に折っていきましょう。
    5.厚紙を好きな形に切って土台を作り、その上に4を貼り付ければ完成です。

    引用元:https://www.youtube.com/watch?v=w-yhE5qzpmM&t=12s

    8月におすすめのレクリエーション4.フエルトの小物入れ

    フエルトを牛乳パックに貼るだけの、簡単で可愛い小物入れです。土台となる牛乳パックをあらかじめ切って準備しておけば、フエルトを貼るだけであっという間に完成します。持ち手を付けたり、ビーズやレースを付けたりと、アレンジも楽しむのもおすすめです。フエルトでヒマワリを作って貼るなど、8月をテーマにした飾り付けをしてみてはいかがでしょうか。

    【材料】

    • 牛乳パック
    • フエルト(本体用:20センチ角2枚、底用:10センチ角1枚)
    • 両面テープ

    【作り方】
    1.牛乳パックを7センチの高さにカット。
    2.牛乳パックの周りに両面テープでフエルトを貼ります。まずは周辺部分から貼ってください。口の部分はフエルトを折り込んで貼りましょう。
    3.フエルトの角を切り、底部分に折り込んだら、底全体にフエルトを貼ります。
    4.全て貼り終えたら完成。飾り付けで自由にアレンジしましょう。

    引用元:https://www.youtube.com/watch?v=UcZYhYgPk_w

    https://www.youtube.com/watch?v=UcZYhYgPk_w

    8月におすすめのレクリエーション5.卵の殻で貼り絵

    花火や朝顔など、8月をテーマにした貼り絵を楽しむのもおすすめです。折り紙ではなく卵の殻を使うと、立体的な作品に仕上がりますよ。事前に卵の殻は、きれいに洗って乾かしておきましょう。

    【材料】

    • 卵の殻
    • 画用紙
    • 絵具
    • 接着剤

    【作り方】
    1.画用紙に下絵を描きます。
    2.卵の殻に絵の具で好きな色を塗り、絵の具が乾いたら卵の殻を割って小さくしましょう。割った殻は色別に分けておきます。
    3.下絵に接着剤を塗り、その上から色付きの卵の殻を貼っていけば、完成です。

    8月におすすめのレクリエーション6.毛糸で作る簡単手まり

    柔らかな毛糸で作る簡単な手まりを紹介します。利用者さんの好きな色の毛糸で作ると、個性が出てより楽しくなるでしょう。飾ると可愛く、転がして遊んでも楽しい作品です。

    【材料】

    • 新聞紙や裏紙
    • 毛糸
    • 輪ゴム
    • セロハンテープ

    【作り方】

    1. 新聞紙または裏紙をぎゅっと丸めます。
    2. 丸めた紙に更に紙をかぶせて、同じように上から丸めていきます。
    3. 好みの大きさになるまで2を繰り返しましょう。
    4. ボール状になった紙を、セロハンテープで固めていきます。
    5. 輪ゴムを1つボールにかけて、その輪ゴムに毛糸の端を挟みます。
    6. いろんな方向に毛糸を巻いていきましょう。
    7. 紙が見えなくなるまで巻けたら、毛糸を切って端と端を固結びします。
    8. さらに、模様にしたいところへ輪ゴムをかけます。
    9. 違う色の毛糸を輪ゴムに沿って巻いていくと、できあがりです。

    引用元:https://youtu.be/_MZerYz1aRU

    8月におすすめのレクリエーション7.絵が苦手でもきれいに描ける花火

    絵が苦手な人でも、きれいな花火が描ける工作です。最初にストローの筆を作りますが、細かい作業のため、スタッフが事前に作っておくとよいかもしれません。ストローの先の切り方で様々な大きさの花火ができるので、試してみてくださいね。大きめの花火を描くには、トイレットペーパーの芯で筆を作るとよいですよ。

    【材料】

    • 黒画用紙
    • ストロー
    • 絵具セット

    【作り方】

    1. ストローを4等分に切ります。
    2. ストローの先を細かく切っていきます。できるだけ細く切るのがポイントです。このとき切った部分の長さによって花火の大きさが変わってきます。
    3. 切った場所に指を入れて90度に広げます。これが筆となります。
    4. パレットに絵具を出して水を少し加え、ストローの筆で絵具を広げてください。
    5. ストローで黒い画用紙にちょんちょんと絵具を付けていきましょう。このとき、ストローを回しながら何度か描いていくときれいな放射状になります。
    6. 5で描いた花火の上に、ほかの色も重ねて描いていきましょう。色が変わらないように、乾かしながら重ねていくのがポイントです。

    引用元:https://youtu.be/KUuej0Ax7Ag

    8月におすすめのレクリエーション8.ペットボトルの風鈴

    風でゆらゆら揺れてきれいな音が鳴る風鈴は、見ているだけで涼しい気分にしてくれます。そこで最後に、ペットボトルで簡単にできる風鈴の作り方を紹介しましょう。難易度は高めですが、手指のリハビリにもなるのでスタッフが手伝いながら制作してみてください。できた風鈴を吊るして、夏の風情を楽しんでくださいね。

    【材料】

    • ペットボトル
    • ビーズ
    • 折り紙
    • シールや飾り
    • マスキングテープ

    【作り方】

    1.カッターナイフを使って、ペットボトルの上9センチほどを切り取ります。カッターナイフで切り込みを入れたあとは、はさみを使って切り取ると簡単です。
    2.切り口を整えたら、切り口にテープを貼りましょう。このとき、切り口で手を切らないように注意してください。
    3.ペットボトルの蓋にキリで紐が通るくらいの穴を開けます。
    4.縦10センチ横3.5センチほどの大きさに画用紙を切り、短冊を作ります。短冊に使う紙は、デザインペーパーや利用者さんが絵を描いたものなどを使うとよいでしょう。
    5.穴あけパンチで短冊に穴を開けます。

    1~5の工程は、事前準備としてスタッフが行っておくのがおすすめです。6から利用者さんと制作していきましょう。

    6.70センチに切った紐を半分に折り、輪になったほうを短冊の穴に通します。
    7.輪の中に反対側の紐の端を通したら、鈴も紐に通してください。
    8.鈴から3センチ離れたところを玉結びしましょう。
    9.紐にビーズを通し、ビーズの上でもう一度玉結びをします。
    10.紐をのばして水平に置いたら、ビーズの上にペットボトルの切り端がくるように仮置きします。このときペットボトルの蓋がくる部分で紐を玉結びし、ビーズを1つ通します。
    11.ペットボトルの蓋を外し、まずペットボトルの中に紐を通します。次に蓋の穴にも紐を通しましょう。
    12.蓋を閉めたら輪を作り、紐が抜けないように玉結びをしたら完成です。
    あとは利用者さんが好きなシールを貼ったり絵を描いたりして、オリジナルの風鈴に仕上げてください。

    引用元:https://youtu.be/TjypwipFkmo

    8月は屋内レクリエーションで楽しもう

    暑い8月のレクリエーションに頭を悩ませている介護施設も多いでしょう。屋外レクリエーションが難しければ、屋内でできるゲームや工作などがおすすめです。特にクラフト・工作は、脳を活性化する、達成感を味わえるなどの効果も期待できるでしょう。暑い夏は、屋内レクリエーションで楽しい時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

  • 【あと会グループ】真空低温調理法を介護施設に導入!利用者さん感動の「くにくさの味」ヒストリー

    【あと会グループ】真空低温調理法を介護施設に導入!利用者さん感動の「くにくさの味」ヒストリー

    広島市を中心に介護施設を運営する「あと会グループ」。食・住・ケアに関して、利用者さん第一かつ先進的な多数の取り組みを実践されています。そこで今回は、【食】へのこだわりの中でも施設で提供する食事に革命を起こしたといわれる[btp_line]“真空低温調理法”[/btp_line]について詳しくご紹介。

    真空低温調理法の導入の経緯やそのメリット、「あと会グループ」の食に関わるスタッフさんのインタビューなど、情報満載でお届けします。最後に求人・採用情報もご紹介するので要チェックです。

    【あと会グループ】法人理念は「3つのY」。利用者さん・ご家族・スタッフをつなぐ

    画像出典:あと会グループ公式サイト

    「あと会グループ」は、広島市安芸区にある「くにくさ苑」をはじめ、広島市内に37もの介護事業所を展開しています。法人理念は、やすらぎ・喜び・豊かさの[btp_line]「3Yのこころ」[/btp_line]。利用者さん第一であることはもちろん、そのご家族、スタッフともに生きがいのある豊かな人生を送るための施設づくり・職場づくりを目指し、【住】【ケア】【食】に力を入れています。

    【住】へのこだわりは、あと会の建物すべてが[btp_line]“ドキドキわくわく”[/btp_line]をコンセプトに設計されていること。最先端かつ利用者さんにとって居心地のよい住環境が提供されています。

    また、利用者さんへの【ケア】には、福祉先進国スウェーデンの考え方や手法などを導入。タクティール・タッチ療法やコンタクトマン制度、スウェーデンベッドの導入など、最先端の高齢者ケアが実践されています。

    そして、利用者さんへ食べることの喜びを提供し、こころ豊かに過ごしてもらうため、【食】にもとことんこだわっています。真空低温調理法や凍結含浸法といった最先端の食品加工技術を導入しているのが特徴です。

    ここからは、「あと会グループ」の“食の改革”の第一歩となった、[btp_line]真空低温調理法[/btp_line]について詳しく解説していきましょう。

    ▽「あと会グループ」の概要をまとめた記事はこちら

    「真空低温調理法」とは?安心・美味しい・食べやすい食事で喜びと感動を!

    まずは、真空低温調理法とはどのような技術なのか、そして「あと会グループ」がなぜ真空低温調理法を導入するに至ったのかについてご紹介します。

    食の改革!「真空低温調理法」との出会い

    真空低温調理法で調理した煮物

    真空低温調理法とは、栄養分を壊すことなく食材の味や香りを保ちながら、軟らかく調理することができる食品加工技術のひとつです。

    真空低温調理法の基本的な調理の手順は以下のとおり。

    [btp_box]1.鍋の代わりに使用するフィルムの中に食材と調理液を入れる
    2.フィルム内の空気を抜き、食材に合わせた温度帯で一定時間加熱調理する
    3.90分以内に急速冷却し、冷凍または冷蔵保存する
    4.提供時に最終調理を行う[/btp_box]

    「あと会グループ」がこの真空低温調理法という技術を知ることになったのは、2001年4月のこと。先進的な調理システムを導入していた秋田県にある在宅複合型福祉施設にて、真空低温調理法をはじめとする調理技術を見学する機会を得たのだそう。このとき、画期的な最新技術を目の当たりにした「あと会グループ」の管理栄養士の方は、「これこそ21世紀の調理法!と、体が震えるほど感動した」といいます。

    真空包装器実演研修の様子

    その2週間後には、真空低温調理法を導入すべく動き出したそう。技術を導入する際は、真空低温調理法の先駆者である谷孝之氏から直々に実技指導を受け、調理技術を習得すると共に、真空低温調理法の理論を学ぶ機会を設けて調理スタッフの育成を進めたそうです。

    真空低温調理法の理論を学ぶ研修の様子

    スタッフの育成と同時に、真空低温調理法を可能にするための厨房の大幅な改装工事も実施し、[btp_line]2001年12月より真空低温調理法を用いた介護食の提供をスタート[/btp_line]。新厨房オープンの祝賀会では、真空低温調理法で作ったローストビーフがふるまわれたそう。

    祝賀会でふるまわれたローストビーフ

    軟らかく食べやすいだけでなく、従来の施設で提供する食事とは一線を画す美しい見た目と美味しさは、利用者さんからも大変好評だったといいます。

    「真空低温調理法」の6つの魅力

    仕込みの様子

    真空低温調理法を導入したことによるメリットをまとめました。

    [btp_box back=”on”]1.活性酸素の発生が少ない
    2.薄味調理が可能
    3.盛り付け時間が確保できる
    4.レシピ化により、いつも変わらない「くにくさの味」を提供できる
    5.食材の形を崩さず軟らかく仕上げられる
    6.コストダウン[/btp_box]

    真空低温調理法では、酸素が少ない状態で加熱調理を行うため、老化を促進するといわれる活性酸素の発生が少ないことが特徴です。また、真空状態にすることで食材に含まれていた空気が抜け、その空間に調味液が浸透するため、通常の1/2~1/3程度の調味液で味付けすることができます。つまり、塩分や糖分の摂取を極力抑えられるため、生活習慣病の予防食にもなるのです。そのうえ、食材の形を崩さずに軟らかく調理できるので、高齢者が安心して食べられるメニューが増えたことは、介護事業所にとってこれ以上ない大きな魅力といえるでしょう。

    さらに、計画的に調理し保存しておけることとレシピ化の確立により、盛り付け時間の確保や味の安定化が叶います。

    また、計画的に厨房を運営することにより、施設のイベントにおいて、業務を事前に分散できるので、イベントに応じた特別な料理も提供することができます。

    バイキングの様子

    真空低温調理法は、食事を提供する施設にとって魅力満載の技術なのです。

    利用者さんにとっての「真空低温調理法」のメリット

    真空低温調理法で調理をした食事は、軟らかく食べやすい形態のため、利用者さんの摂取量も多くなったそうです。また、栄養分を壊すことなく調理できるためか、血液検査の結果が良好な方も多いといいます。利用者さんのご家族や施設訪問者からは、

    • 利用者さんの肌がつるつるして、きれいになったね!
    • 若返ったね
    • 爪や肌の色が良いね

    といった声もあるそう。

    「あと会グループ」総料理長 新フード開発プロジェクトスーパーバイザー 佐藤俊郎氏

    真空低温調理法の導入に携わった、「あと会グループ」で総料理長を務める佐藤俊郎氏に、真空低温調理法について聞きました。

    [btp_box]佐藤総料理長「あと会では、介護食を超える介護食を目指し、活性酸素や細菌類が発生しにくく、ビタミン・ミネラルなどの人の体に必要な栄養素が壊れにくい調理法でもある、真空低温調理法を導入しています。レシピを確立し、スタッフ育成にも力を入れたことにより、今では誰もが『くにくさの味』を作れるようになりました」[/btp_box]

    「あと会グループ」では、「健康に生きるためには、食は何よりも重要である」という信念のもと、“従来の施設で提供する食事を超える食事”を目指し、真空低温調理法で[btp_line]安心・美味しい・食べやすい[/btp_line]食事を提供しています。

    【求人情報】「あと会グループ」で利用者さんに喜びと感動を!

    【住】【ケア】だけでなく、【食】によっても利用者さんへやすらぎ・喜び・豊かさを提供できることが「あと会グループ」で働く魅力です。実際に働くスタッフさんの声を聞いてみましょう。

    「あと会グループ」で活躍するスタッフさんインタビュー

    実際に勤務するスタッフさんへ、「あと会グループ」の【食】への取り組みについての感想を伺いました。

    特別養護老人ホーム くにくさ苑 介護職員Hさん

    [btp_box]Hさん「食事は、人間にとって一番の楽しみですよね。私は以前、食品メーカーに勤めていたこともあり、食事には興味がありました。あと会への入社を決めたのは、食事への情熱を感じたことがきっかけです。食に対して情熱のある職員も多く、刺激になります」[/btp_box]

    老人保健施設りは・くにくさ 介護職員Kさん

    [btp_box]Kさん「ご利用者さんが食事を『美味しい』と笑顔で召し上がっている姿を見られることが、仕事のやりがいになっています」[/btp_box]

    「あと会グループ」の食へのこだわりは、入社のきっかけになったり、仕事へのやりがいにつながったりと、スタッフの心をも動かしているようです。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    「あと会グループ」では、新卒・中途いずれも各職種を募集しています。募集中の職種は、利用者さんの食事の提供に直接関わる介護職員をはじめ、社会福祉士や看護職員などさまざまです。

    募集している職種は時期やエリア、施設によって異なります。詳細は「あと会グループ採用サイト」をチェックしてください。

    「あと会グループ」の求人情報はこちら

    利用者さんへ食べることの幸せと喜びを提供し続ける「あと会グループ」

    真空低温調理法という先進的な技術を厨房に取り入れ、従来の介護食のイメージを刷新した「あと会グループ」。この【食】への熱意と行動力から、利用者さんの食べる喜びを第一に考える理念が伺えます。住環境やケア方法だけでなく、食を通じて利用者さんに貢献できる「あと会グループ」で、あなたも一緒に働いてみませんか?

    次回は、「あと会グループ」が導入するもう一つの食品加工技術、[btp_line]「凍結含浸法」[/btp_line]についてご紹介します。

    【医療法人社団あと会グループ本部】

    所在地広島市安芸区阿戸町418-1
    電話番号082-856-0222(代表)
    公式サイトhttps://www.kunikusa.or.jp/
    公式Instagram@atokai_saiyo(あと会 採用担当)
    @atokai_eiyo (あと会 食事関連)