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  • 老人ホームのイベントまとめ!1月の企画、行事・レクのおすすめは?

    老人ホームのイベントまとめ!1月の企画、行事・レクのおすすめは?

    老人ホームのイベント担当の方向けに1月におすすめの企画を紹介します。1月の行事といえば、お正月ですが、それ以外の行事はピンとこないイベント担当者も多いのでは?そこで今回は、1月のイベントを企画するのに役立つ、記念日や行事の由来を紹介。企画時のポイントもまとめました。この記事を読めば、[btp_line]老人ホームの利用者さんに安全に楽しんでいただける1月のイベントを企画できますよ![/btp_line]老人ホームで1月のイベント企画を担当されている方はぜひチェックしてみてくださいね。

    行事やレクの企画に役立つ1月の記念日や歳時

    まずは、老人ホームのイベントを考えるうえで知っておきたい1月の記念日や歳時をご紹介します。

    伝統的な行事だけでなく、中には意外な記念日も。レクリエーションの企画だけでなく、[btp_line]利用者さんとの会話の小ネタにもなりま[/btp_line]すので、参考にしてみてくださいね。

    1月1日お正月、元日、初詣
    1月2日初夢、書初め
    1月3日瞳の日
    1月5日いちごの日、囲碁の日
    1月7日松納め、七草の節句
    1月9日クイズの日、
    1月10日110番の日、明太子の日、十日戎
    1月11日鏡開き、塩の日
    1月15日小正月、いい碁の日
    1月17日おむすびの日
    1月19日カラオケの日、のど自慢の日
    1月22日カレーの日、ジャズの日
    1月24日すき焼きの日
    1月25日ホットケーキの日
    1月31日愛妻の日

    老人ホームでよく行われている1月の行事

    ここからは、老人ホームで行なわれることの多い1月の行事を紹介します。

    ◇お正月

    1年の始まりであるお正月は、地域差はあるものの、松の内(1月7日)や、小正月(1月15日)までを指すのが一般的です。

    お正月には、さまざまな風物詩がありますが、その多くが新年を司る年神様(としがみさま)をお迎えし、[btp_line]五穀豊穣や家内安全を願う[/btp_line]のが目的とされています。

    特に居住型の施設の場合、老人ホームで新年を迎える利用者さんも多くいらっしゃいますので、寂しさを感じることがないよう、[btp_line]温もりを感じられるお正月の企画[/btp_line]を考えたいですね。

    ◇書初め

    お正月行事の定番、書初めは、平安時代の宮中儀式「吉書の奏(きっしょのそう)」が由来とされています。正式には事始めにふさわしい1月2日が書初めの日ですが、[btp_line]日付にこだわらず、新年最初のレクリエーションとして[/btp_line]、書初めを毎年の定番にしている老人ホームも多いようです。利用者さんに一年の目標や豊富をしたためてもらいましょう。

    ◇七草の節句

    1月7日は七草の節句。七草がゆというと、「お正月の食事に疲れた胃腸をいたわるための食べ物」といったイメージをお持ちの介護スタッフの方も多いのでは?実は、七草がゆを食べる[btp_line]本来の目的は、邪気を払い、無病息災を祈ること[/btp_line]。中国から伝わった風習のひとつです。

    以下、春の七草をご紹介します。

    • せり
    • なずな
    • ごぎょう(ははこぐさ)
    • はこべら
    • ほとけのざ
    • すずな
    • すずしろ(大根)

    ただ七草がゆを食べるだけでなく、レクリエーションのクイズとして出題するのもおすすめですよ。嚥下機能が低下し、お正月のお餅は食べるのが困難な利用者さんも、七草がゆなら、食事を通じて季節を感じられます。

    老人ホームでよく行われている1月のレクリエーション

    1月のレクリエーションは、お正月遊びを筆頭に、行事にちなんだものがたくさんあります。頭・身体・手先を使った1月の代表的なレクリエーションをご紹介しましょう。

    ◇絵馬づくり

    絵馬づくりは、実際に[btp_line]初詣に行けない利用者さんにもお正月気分を味わっていただける[/btp_line]レクリエーションです。

    段ボールや厚紙で作った絵馬に、ペンで新年の抱負を書いてもらいましょう。できあがった絵馬を施設内に飾れば、お正月の雰囲気を演出できます。

    ◇かるた大会

    かるたは頭と身体を使うレクリエーションのひとつ。[btp_line]介護度に合わせて、グループ分けをする[/btp_line]ように配慮しましょう。

    ◇坊主めくり

    百人一首の絵札だけを使う坊主めくりは、和歌を覚えていなくても、参加できる遊びです。通常のかるたや百人一首と違って瞬発力は必要ないので、[btp_line]それぞれのペースで楽しめます。[/btp_line]

    ◇羽子板

    羽子板は、遊んでも飾っても楽しめるお正月遊びです。制作系のレクリエーションとして、利用者さんにデコレーションしていただくのもよし、羽子板をうちわ、羽は紙風船にして、[btp_line]職員がサポートすれば、車いすの利用者さんも安全に遊べます。[/btp_line]

    ◇福笑い

    目隠しをして、顔のパーツを組み合わせる福笑いは、大勢で盛り上がるレクリエーションのひとつ。通常は手でパーツを動かしますが、ストローを使って吸い上げて動かすルールにすれば、[btp_line]口腔機能のトレーニングにも[/btp_line]なりますよ。

    ◇囲碁大会

    1月15日の囲碁の日にちなんで、囲碁大会はいかがでしょうか。認知症予防には、脳の部位の中でも思考力や集中力を司る前頭葉の活性化が大切。手先と頭を使う囲碁は、[btp_line]脳の活性化[/btp_line]にぴったりです。

    ◇カラオケ大会

    1月19日はのど自慢の日。この時期に合わせてカラオケ大会を開催する施設も。1人で歌うもよし、スタッフとデュエットするもよし、みんなで合唱するもよし。[btp_line]スタッフ出演ののど自慢大会や、歌手をゲストに呼んでの催し[/btp_line]も盛り上がりそうですね。

    1月のイベントを企画する際のポイント

    1月のイベントで注意したいのが、お餅による誤嚥事故です。

    東京消防庁の調査によると、1年のうち、お餅の誤嚥による救急搬送がもっとも多いのは1月。お正月にお餅を食べるのを楽しみにしている利用者さんもいらっしゃいますが、提供する際は、十分な対策が必要です。

    東京消防庁の公式サイトの内容をもとに、誤嚥事故を防止するため、老人ホームでできる取り組みをご紹介します。

    • お餅や団子は小さく切って提供する
    • ゆっくり噛んでから飲み込むよう説明する。
    • お餅だけでなく、飲み物も一緒に提供する
    • 介護スタッフは、万が一に備えて、応急手当の方法を理解しておく

    また、お餅の代わりに白米や芋、白玉粉などの食材を使うことで[btp_line]粘り気を減らし、窒息のリスクを軽減することもできます。[/btp_line]

    1月のイベントを成功させて、笑顔で新年をはじめよう!

    老人ホームで行なわれるイベントの中から、1月におすすめの企画をご紹介しました。1月は1年の最初の月。利用者さんが、これからはじまる1年に向けて、[btp_line]明るい展望や抱負を抱けるようなレクリエーション[/btp_line]を提供できるよう、工夫したいですね。

  • 「介護リーダーを辞めたい」!悩みの原因や解決方法

    「介護リーダーを辞めたい」!悩みの原因や解決方法

    介護リーダーはフロアリーダーや介護主任と呼ばれる、介護スタッフ全体をまとめる立場にある職種です。利用者さんへの介護サービスを提供しつつ、上司との取次や部下の指導なども行うため、責任のある仕事でもあります。しかしその半面、上司と部下との板挟みになってストレスを抱える方も。そこで今回は「介護リーダーを辞めたい」と考える方に向けて、「辞めたい」と思ってしまう理由や解決方法について紹介します。

    「介護リーダーを辞めたい」と思う理由

    「介護リーダーを辞めたい」と思う瞬間には、どういったことがあるのでしょうか。まずは、「介護リーダーを辞めたい」と考えるシチュエーションを紹介します。

    介護リーダーであることにプレッシャーを感じる

    介護リーダーは、介護職全体をまとめる立場にあります。そのため、他の介護スタッフが円滑に介護サービスを提供できない、各介護スタッフの技術力が均一でない、退職希望のスタッフが多いなどのマイナス面が大きくなると、介護リーダーの運営能力を問われることも

    「介護リーダーだからこうなしなければいけない」という基準はありません。それぞれのリーダー論に則って行動する必要があるため、介護リーダーの仕事について誰かに教えてもらったり相談したりする機会が少ないと言えるでしょう。

    そういった背景から、介護リーダーであることにプレッシャーを感じてしまう方もいるのです。

    上司と部下の間で板挟みになる

    介護リーダーは、上司からの指示を部下に伝えることも仕事であり、部下の意見を上司に申し出る役割もあります。つまり、上司と部下との間に挟まれてしまうわけです。

    経営面や介護サービスの効率化を考える上司の言い分も理解できるでしょう。また、現場で働く部下の理想の職場環境整備もしたいと思うはずです。部下から上司や施設の不満を聞くこともあるでしょう。

    しかし上司も部下も気にするあまり、「どのように間を取り持てば良いのやら…」と伝え方に悩む介護リーダーも少なくありません

    仕事量が多くなる

    介護リーダーになった場合、介護リーダーの役割だけに集中できる介護施設もあります。しかし、ほとんどのケースでは、介護リーダーをこなしつつ利用者さんへの介護サービスの提供や部下の育成などさまざまな仕事を行わなければなりません。

    部下の育成以外に、書類の作成や会議への出席、シフト調整などの多くの仕事があるため、介護リーダーになるとやりがいはあるものの仕事量が格段に増える可能性が高いでしょう。

    部下への指導が難しい

    介護施設では、新人研修や部下への指導マニュアルが作成されているはずです。しかし指導は対人間に行うもの。一人ひとり個性があるため、マニュアル通りの指導はできません。また、仕事に対するモチベーションや理解力についても差があります。

    つまり、部下の性格や知識・技術力に応じて指導方法を考えなければなりません。また、介護業界での人材不足も背景にあることから、「いろいろ言って辞められたら困る」と思ってしまうことも。

    そうなると、部下への指導や注意がしづらくなり困ってしまうケースもあるのです。

    人間関係が難しい

    介護施設で働く介護スタッフの年齢層は幅広いです。そのため介護リーダーのほうが若く、自分よりも年上の介護スタッフが部下になることもあります。

    また、入社したときは自身の先輩だったものの、介護リーダーになったことで年長者の介護スタッフが部下になるケースも。急に態度を変えるのは違和感がありますが、ときには注意が必要なこともあります。

    そういった際に、「人間関係が難しい」と辞めたくなることもあるでしょう。

    チームがまとまらない

    介護現場では、介護スタッフとしてさまざま経験をされてきた方や新人スタッフなどいろいろな人材が一緒に働いています。介護リーダーは、そういった考え方も年齢も違う介護スタッフをまとめなければなりません

    「何を持ってチームがまとまっている」という基準がないために、介護リーダーが思い悩んでしまうこともあるのです。

    次のステージにいきたい

    なかには、役割を全うしたうえで「さらにステップアップしたい」と感じて「介護リーダーを辞めたい」と思う方もいます。

    こういう方は、介護リーダーより上の役職を目指したり、資格を取得して専門性をたかめたりすると良いでしょう。転職を視野に入れるのもおすすめです。

    辞める前にできる対処法

    「介護リーダーでいることが辛いため辞める」というのも1つの方法でしょう。ただし、突発的に退職するのは控えたほうが良いかもしれません。それは、転職しても同じことを繰り返してしまうかもしれないためです。

    「介護リーダーを辞めたい」と思ったときは、[btp_line]まずは立ち止まって考えてみましょう[/btp_line]。ここでは、「介護リーダーを辞めたい」と感じた方が辞める前にできる対処法について紹介します。

    今後の夢や計画を考える

    原点に立ち返ってみましょう。なぜ介護職に就いたのか、今後の夢や計画を考えてみてください。その際は、介護リーダーを続けるメリットやデメリットについても検討してみましょう。そうすることで、冷静に判断できるはずです。

    自身の仕事を見直して効率化を図る

    仕事量が多く負担に感じているのであれば、自身の仕事内容を見直して効率化を図ってみてください。仕事内容を見直せば、自身の問題点が見えてくることも。その問題点を解決することで、人間関係が円滑になるケースもあるでしょう。

    家族や同僚に相談する

    責任感が強い方ほど、悩みを自身の心のなかに閉じ込めていることも。家族や同僚など信頼できる方に相談することで気持ちが楽になり、「介護リーダーを辞めなくても良い」と思えるかもしれません。

    上司や施設長に相談する

    上司のなかには、介護リーダーを経験した方もいらっしゃるはずです。経験者や上司に相談するのも1つの方法でしょう。上司への悩みや職場環境に関することであれば、施設長に相談するのもおすすめです。

    相談窓口に相談する

    「同僚や施設長には相談しづらい」という場合は、市区町村の相談窓口を利用するのも良いでしょう。守秘義務が約束されているため安心です。また、客観的な意見を聞けるかもしれません。

    「やっぱり辞めたい」と思ったら…

    冷静になって考えたものの「やっぱり介護リーダーを辞めたい」と思った場合は、他の進路を考えるのもおすすめです。心を疲弊させて体調を崩しては意味がありません。最後に「やっぱり介護リーダーを辞めたい」と思ったときの選択肢について紹介します。

    関連職種を検討する

    介護リーダーに選ばれているということは、介護の知識も技術もあり人徳がある方のはずです。また、介護という仕事に誇りを持っていることでしょう。そういった方が、介護職から離れてしまうのはもったいないです。

    これまでの経験を活かして、ケアマネジャーや生活相談員などの介護関連職種を検討するのはいかがでしょうか

    介護リーダーから外れる

    「介護リーダーは辞めたいものの介護職は好き」という方は、介護リーダーから外れるのも選択肢の1つ。介護リーダーでなくなれば、これまでの仕事と変わりないため負担軽減になるでしょう。

    職場を変える

    待遇面や経営方針、人間関係に悩んでいる場合は、職場を変えるのもおすすめです。自分に合った職場環境を見つけられれば、自分らしくのびのびと働けるかもしれません。

    介護職以外の仕事に就く

    介護職や介護関係の仕事に対して悩んでいる方は、介護職以外の仕事を検討しましょう。これまで培った知識や経験は、違う分野の仕事に就いたとしても糧になるはず。また、新しいことに挑戦すると、自身のモチベーションアップにもつながるでしょう。

    自分らしく働ける環境づくりを模索しよう

    誰でも介護リーダーになれるわけではありません。だから自信を持ってください。しかし、一人で考えすぎて心を疲弊させるのは違います。他の同僚や家族などの協力を得ながら、自分らしく働ける環境づくりをしていきましょう。試行錯誤したものの「やっぱり介護リーダーを辞めたい」と思ったときは、気持ち新たに一歩踏み出すのもおすすめです。

  • 介護職が知っておきたい個人情報保護!漏洩事例から対策も

    介護職が知っておきたい個人情報保護!漏洩事例から対策も

    介護施設には、利用者さんや入居者さんのさまざまな個人情報が集まります。そのため、個人情報の取り扱いや管理について、細心の注意を払うことが必要です。今回は、介護施設における個人情報保護がなぜ大切なのかについて、個人情報を保護する際のポイントや、漏洩事例などと併せてご紹介します。介護現場での個人情報の取り扱いについて、再度考えるきっかけにしてみてください。

    個人情報保護はなぜ大切なのか

    まずは介護の現場における、個人情報保護の大切さについて解説します。

    介護現場では個人情報保護法にもとづくガイドラインを守る義務がある

    介護現場では、個人情報保護法について厚生労働省が定めた「医療・介護関係事業者における個人情報の適正な取扱いのためのガイドライン」「福祉関係事業者における個人情報の適正な取扱いのためのガイドライン」を守ることが必要です。内容は細かく分かれていますが、大きく分けて以下の3つを守ることが義務付けられています。

    • 情報の適正な取得と正確性の確保
    • 情報の利用方法
    • 情報漏洩に関する安全対策と報告

    情報の適正な取得と正確性の確保という点に関しては、必ず本人の了承を得たうえで情報を取得し、具体的なルールを策定して最新の状態を保つことが義務付けられています。また、情報の利用方法という点に関しては、利用目的を特定し本人に通知すること、目的を外れて情報を使用しないことに留意し、情報を扱わなければいけません。そして情報の漏洩に関する点では、漏洩をしないために情報に関する安全管理措置を行うことや、従業者や業務委託先の監督漏洩が判明した際には速やかに通知することなどが義務付けられています。

    介護現場における個人情報の範囲に注意

    では、介護現場において個人情報とはどこまでが含まれるのでしょうか。
    実は個人情報とは、氏名・生年月日・住所など基本的なものだけではありません。ケアプランやリハビリ評価表などの個人の身体に関する記録や評価、デイサービスの送迎票や利用者リスト、訪問介護予定表など、サービスの利用情報も含まれます

    現場で職員同士の会話にも注意が必要

    こうしてみると、介護サービスでは事業のほとんどの場面で個人情報を扱っていることが分かります。就業中は意識することが少ないかもしれませんが、スタッフ同士での会話や取引業者とのやり取りの際には意識しておくことが必要です。
    また、施設のアピールとしてSNSで施設の情報を発信するということもあります。写真や動画を載せる際には、個人の携帯を使用して撮影しないこと、利用者さんを撮影する場合は本人とご家族に同意を得るなど、細心の注意を払って行いましょう。

    介護現場で個人情報を保護するポイント

    それでは、介護現場で個人情報を保護するためにどんなことに注意すれば良いのでしょうか。ここからは、個人情報を保護するために重要なポイントを3つご紹介します。

    利用目的以外の使用をしない

    まずは利用目的以外に情報を使用しないことです。情報は、一度手にすると何度でも使えるうえ、複製することができます。そのため、つい必要のないことまで施設だよりで公開してしまったり、本人の同意を得ないままに関係機関で情報をやり取りしてしまったりということがあるのです。利用目的をしっかりと特定するとともに、[btp_line]閲覧できる範囲に制限をかける、利用目的は本人にも伝わるようにするなどを遵守[/btp_line]しましょう。

    個人情報は正確かつ最新の情報を適切に取得する

    個人情報の取得方法や更新履歴にも注意が必要です。基本的には病歴や普段の様子などは、本人や本人同席の上でご家族から情報を得るでしょう。しかしながら、他の事業関係者や連携している外部業者などから知る場合もあります。その場合、提供元がきちんと法を遵守しているかを確認するとともに、不正な手段で取得された情報でないかということも確認するよう務めなくてはいけません。保管期間を過ぎた個人データは遅滞なく消去するなど、[btp_line]情報の最新化にも留意[/btp_line]しましょう。

    情報開示の範囲と方法

    個人情報の開示に関する項目については、2022年度の個人情報保護法の改正で細かく規制された部分でもあるため注意が必要です。最も大きく影響しているのは、[btp_line]本人の開示請求や利用停止請求[/btp_line]に関する部分でしょう。本人からの請求であれば、事業者側の判断は関係なく、第三者提供の情報であっても、本人に関する個人情報の開示や利用停止を行うことができます。とにかく情報に関しては、利用者さん本人の意思や承諾が最重要だということを意識しておきましょう。

    個人情報漏洩が起こった事例から学ぶ対策

    個人情報保護といっても、介護現場でどのような例が漏洩となるのか判断が難しいという方も多いのはないでしょうか。ここからは、起こりやすい情報漏洩の事例とその対策をご紹介します。施設で漏洩を事前に防げるよう、注意すべき点として参考にしてみてください。

    個人情報の記載された書類をそのまま廃棄

    紙ベースのデータや書類を扱う施設では特に注意しておきたい事例です。
    介護保険では、介護サービスが終了してから2年間がデータの保存期間とされています。ペーパーレス化が進みデータ化されている場合であれば廃棄もしやすいですが、紙ベースのものであればシュレッダーや溶解処理して確実に内容が分からない状態にすることが必要です。しかしながら、適切な廃棄方法を取らなければいけないところを他の書類と一緒にそのまま資源ごみへという事例も後を絶ちません。利用者さんの情報が書かれたメモ帳や申し送りノートなども個人情報書類に含まれるので、安易に捨てるのではなく、施設のルールに則って処分するようにしましょう。

    個人情報を含む書類やUSBメモリの紛失・盗難

    データをUSBメモリなど外付けのデータ保存媒体で管理している施設や、訪問介護などで書類を持ち歩くことがある施設では特に注意しておきたい事例です。移動に使う車や電車にカバンを置き忘れて盗難にあったり、データを保存したUSBメモリの所在が分からなくなったりと、意外と身近な情報漏洩の事例でもあります。
    情報が漏洩してしまった場合は、該当の利用者さんへすぐに通知する他、再発防止策の検討が必要となります。データや書類の持ち出しには返却期限を設ける、データの入ったUSBメモリやスマホにはロックをかけておくなど、データを管理しているという意識を持つことが大切です。

    個人情報を含むメールや書状を誤送信

    サービス提供票や通知書、請求書の誤送信などがこれにあたります。管理システムへの入力ミスや、ファックスの電話番号の打ち間違い、閲覧範囲ボタンの操作ミスなど、小さな人的ミスが情報漏洩という大きなミスへとつながるパターンです。
    これに関しては、普段からセルフチェックはもちろん、他のスタッフとダブルチェックを行うようにする、送信の際には2回入力が必要な設定へ変えるなど、[btp_line]確実にミスに気付けるように工夫[/btp_line]して防いでいくしかありません。

    介護現場は個人情報だらけ!自分のこととして個人情報保護に関する対策を

    ご紹介したように、介護の現場は個人情報が溢れているため、個人情報保護は施設運営側の問題に限りません。介護に関わるスタッフはもちろん、実習生やボランティア、外部の委託業者に至るまで、施設に関わるすべての人が自分のこととして個人情報を扱っているという意識を持つことが大切です。介護事業者に課せられる守秘義務を果たすためにも、今一度施設の個人情報保護に関するルールを見直すとともに、厚生労働省の発しているガイドラインを確認してみましょう。


  • ポリファーマシーのガイドラインとは?介護職が知っておきたいこと

    ポリファーマシーのガイドラインとは?介護職が知っておきたいこと

    利用者さんのなかには、さまざまな病気を抱えて複数の薬を服用されている方もいるでしょう。薬一つひとつに問題はなくても、多種類の薬を服用することで副作用をもたらすリスクがあります。その状態のことをポリファーマシー(多剤併用)と呼び、医療業界で問題視されおり、ガイドラインも作成されています。そこで今回は、ポリファーマシーとは何か、具体的な症状や介護スタッフができることなどについて見ていきましょう。

    ポリファーマシーとは何か?

    [btp_line]ポリファーマシーとは、複数の種類の薬を服用している状態[/btp_line]のこと。「多剤併用」「多剤服用」などとも呼ばれています。

    医療業界においてもポリファーマシーについては対応すべき問題だと捉えられており、さまざまな対策を実施。

    そのなかでも、ポリファーマシーを防ぐために、厚生労働省や日本老年医学会、日本薬剤師会などの公的機関がガイドラインや指針を公表しています。

    厚生労働省「高齢者の医薬品適正使用の指針」
    https://www.mhlw.go.jp/content/11121000/kourei-tekisei_web.pdf
    https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11121000-Iyakushokuhinkyoku-Soumuka/0000162475.pdf

    日本老年医学会「高齢者の安全な薬物療法ガイドライン2015」
    https://www.jpn-geriat-soc.or.jp/info/topics/pdf/20170808_01.pdf

    日本病院薬剤師会
    https://www.jshp.or.jp/activity/guideline/20230911-1.pdf

    ポリファーマシーは薬によって起こること

    そもそもポリファーマシーとは、[btp_line]「Poly(多くの)」と「Pharmacy(調剤)」を合わせた言葉[/btp_line]です。単純に「薬が多い」ということを表しているのではなく、多種類の薬の服用によって副作用を起こす可能性がある状態のことを指します。

    医師によって処方されているため、異なる種類の薬を飲むこと自体は悪くはないのですが、飲み合わせによっては[btp_line]身体に悪影響を及ぼす可能性があるということ[/btp_line]です。

    「〇種類の薬の服用になることでポリファーマシーに」という定義はありません。ただ、薬が6種類以上になると副作用が起きるリスクが高まると言われています。

    ポリファーマシーはなぜ起きる?

    ポリファーマシーの主な原因は、高齢になり複数の慢性疾患を抱えてしまうこと。高齢になれば仕方ないことですが、新たな病気に罹患するたびに薬の種類も増える可能性が高いでしょう。

    また、病気によって受診する病院を変えている場合、それぞれの病院で薬が処方されます。そのため、各病院の医師は自身の処方以外にどんな薬が処方されているのか知らないケースもあるのです。

    病院や薬局では「他の病院で薬を処方されていませんか」と質問されることもありますが、質問することを忘れていたり、利用者さんが服用している薬について失念したりすることも。ポリファーマシーにならないためにも、医師や薬剤師に服用中の薬の共有をすることは重要です。

    要注意!ポリファーマシーを見逃すことも

    ポリファーマシーによって、高齢者特有の症状が出ることも。老年症候群と呼び、ふらつきや認知機能障害などが現れます。老年症候群のうち、ポリファーマシーや薬剤を原因とするものが[btp_line]薬剤起因性老年症候群[/btp_line]です。

    「高齢者だから少しくらいは仕方がない」と思っていると、ポリファーマシーを見逃してしまうことも。ここでは、具体的な症状や原因となる可能性がある薬について紹介します。

    *厚生労働省「高齢者の医薬品適正使用の指針」より引用。

    ふらつき

    ふらつきや転倒を引き起こす可能性がある薬は以下の通りです。

    • 降圧薬(特に中枢性降圧薬、α遮断薬、β遮断薬)
    • 睡眠薬
    • 抗不安薬
    • 抗うつ薬
    • てんかん治療薬
    • 抗精神病薬(フェノチアジン系)
    • パーキンソン病治療薬(抗コリン薬)
    • 抗ヒスタミン薬(H2受容体拮抗薬含む)
    • メマンチン

    食欲低下

    食欲低下を引き起こす可能性がある薬は以下の通りです。

    • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)
    • アスピリン
    • 緩下剤
    • 抗不安薬
    • 抗精神病薬
    • パーキンソン病治療薬(抗コリン薬)
    • 選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)
    • コリンエステラーゼ阻害薬
    • ビスホスホネート
    • ビグアナイド

    便秘

    便秘を引き起こす可能性がある薬は以下の通りです。

    • 睡眠薬・抗不安薬(ベンゾジアゼピン)
    • 抗うつ薬(三環系)
    • 過活動膀胱治療薬(ムスカリン受容体拮抗薬)
    • 腸管鎮痙薬(アトロピン、ブチルスコポラミン)
    • 抗ヒスタミン薬(H2受容体拮抗薬含む)
    • αグルコシダーゼ阻害薬
    • 抗精神病薬(フェノチアジン系)
    • パーキンソン病治療薬(抗コリン薬)

    排尿障害

    排尿障害や尿失禁を引き起こす可能性がある薬は以下の通りです。

    • 抗うつ薬(三環系)
    • 過活動膀胱治療薬(ムスカリン受容体拮抗薬)
    • 腸管鎮痙薬(アトロピン、ブチルスコポラミン)
    • 抗ヒスタミン薬(H2受容体拮抗薬含む)
    • 睡眠薬・抗不安薬(ベンゾジアゼピン)
    • 抗精神病薬(フェノチアジン系)
    • トリヘキシフェニジル
    • α遮断薬
    • 利尿薬

    抑うつ

    抑うつを引き起こす可能性がある薬は以下の通りです。

    • 中枢性降圧薬
    • β遮断薬
    • 抗ヒスタミン薬(H2受容体拮抗薬含む)
    • 抗精神病薬
    • 抗甲状腺薬
    • 副腎皮質ステロイド

    せん妄

    せん妄を引き起こす可能性がある薬は以下の通りです。

    • パーキンソン病治療薬
    • 睡眠薬
    • 抗不安薬
    • 抗うつ薬(三環系)
    • 抗ヒスタミン薬(H2受容体拮抗薬含む)
    • 降圧薬(中枢性降圧薬、β遮断薬)
    • ジギタリス
    • 抗不整脈薬(リドカイン、メキシレチン)
    • 気管支拡張薬(テオフィリン、アミノフィリン)
    • 副腎皮質ステロイド

    記憶障害

    記憶障害を引き起こす可能性がある薬は以下の通りです。

    • 降圧薬(中枢性降圧薬、α遮断薬、β遮断薬)
    • 睡眠薬・抗不安薬(ベンゾジアゼピン)
    • 抗うつ薬(三環系)
    • てんかん治療薬
    • 抗精神病薬(フェノチアジン系)
    • パーキンソン病治療薬
    • 抗ヒスタミン薬(H2受容体拮抗薬含む)

    介護スタッフができる予防策とは

    介護スタッフが薬の処方をすることはできません。だからと言ってポリファーマシーに気をつけなくて良いわけではなく、医療職と介護スタッフが協力することで、ポリファーマシーの予防ができることも。

    最後に、介護スタッフができるポリファーマシーの予防策について見ていきましょう。

    情報共有

    介護スタッフは、薬の用意や薬をきちんと飲んだかを確認することもあり、利用者さんの服用状況を知り得る立場にあります。服用によって、普段とは違う症状が出ることがあれば、速やかに医師や看護師に相談するなどして情報共有しましょう。

    また、新しい薬が追加される、他の薬に変更したなどの変化があれば、介護スタッフ間で情報共有することも大切です。

    利用者さんへの声かけ

    多種類の薬を服用している利用者さんに限らず、服用によって体調の変化がないかを積極的に質問するようにしましょう。

    利用者さんはあまり気にしていなくても、質問されたことで「そう言えば…」と考えるきっかけにもなるためです。

    処方薬の内容を確認

    医師と薬剤師で処方薬の内容を確認していますが、念のため普段と違う薬が入っていないかをチェックするようにしましょう。

    また、処方薬のなかには、前述した薬剤起因性老年症候群を引き起こす可能性がある薬が含まれていることもあります。事前に処方薬の内容を認知しておけば、万一に備えられるでしょう。

    利用者さんの服用の悩みを相談

    「錠剤が大きくて飲みにくい」や「回数が多くて大変」など、利用者さんの服用の悩みを聞いて医師に相談するのも介護スタッフの役割です。そうすることで、服用薬剤数を減らしたり用法を単純化できたりすることもあります。

    また、悩みを聞くことで、ポリファーマシーの予兆を察知することもできるかもしれません。

    ★関連記事はこちら


    ポリファーマシーの予防には普段からのサポートが大切

    ポリファーマシーの認識を浸透させるために、まずは厚生労働省などが公表しているポリファーマシーのガイドラインを介護スタッフで読み合わせすると良いでしょう。そのうえで、ポリファーマシーに注意するために、日頃から利用者さんに服用に関する悩みがないか、普段と違う様子はないかなどを確認するようにしてください。少しでも不安なことがあれば、速やかに医師や看護師に相談することをおすすめします。

  • サ高住「エフォール吉島」(広島市)快適な暮らしをサポートするスタッフを紹介【求人情報】

    サ高住「エフォール吉島」(広島市)快適な暮らしをサポートするスタッフを紹介【求人情報】

    広島市中区のサービス付き高齢者向け住宅「エフォール吉島」では、さまざまな職種のスタッフが協力して入居者さんの快適な暮らしをサポートしています。今回は、「[btp_line]エフォール吉島」で活躍する専門スタッフの職種や仕事内容をご紹介[/btp_line]。介護職や看護師、リハビリ職、薬剤師などのスタッフが、専門スキルや経験を生かして働ける職場環境をチェックしてみましょう。

    「吉島病院」近く!広島市中区のサ高住「エフォール吉島」

    サ高住「エフォール吉島」は広島市中心部からアクセスしやすい立地

    「エフォール吉島」があるのは、広島市中心部へもアクセスしやすい、[btp_line]広島市中区の吉島エリア[/btp_line]。閑静な住宅地に位置し、公園に隣接した暮らしやすいロケーションが、入居者さんから好評です。すぐ近くに「吉島病院」もあり、医療連携しやすい環境でもあります。

    バリアフリーの居室は、全53室。車いすを利用する場合でも十分なスペースが確保できる、ゆったりとした広さです。

    浴室や、洗濯スペースも完備。生活に必要な設備が一通りそろっています。

    こちらは共用のホール。スタッフや入居者さん同士の交流のほかに、食事や家族と談話する場所としても利用されています。

    食事は、糖尿病食や減塩食など、健康状態に配慮した「療養食」をはじめ、刻み食、ミキサー食など、嚥下機能に応じた「特別食」にも対応しています。
    また、敬老の日やクリスマスなどの季節行事の際は、見た目も楽しめる「行事食」が用意され、入居者さんからも好評です。

    広島でおなじみ「コスモス薬局」グループ会社が運営!

    「エフォール吉島」を運営する「[btp_line]株式会社エンデバーは、広島の大手薬局チェーンコスモス薬局」のグループ会社[/btp_line]です。サ高住や薬局以外にも、訪問看護ステーション、居宅介護支援事業所、デイサービスといった幅広い介護事業を展開しています。

    サ高住【エフォール吉島】多職種スタッフが連携し入居者さんを24時間サポート

    ここからは、サ高住「エフォール吉島」で活躍するさまざまな職種のスタッフと、それぞれの具体的な仕事内容をご紹介します。

    【介護・生活サポート】住居スタッフが24時間常駐し見守り

    居室を訪問して安否確認を行う住居スタッフ

    「エフォール吉島」の入居者さんの暮らしに最も長く寄り添っているのは、24時間常駐している「住居スタッフ」です。入居者さんの快適な暮らしをサポートするため、以下のような「生活支援サービス」を行っています。

    フロントサービス郵便物や宅配便、タクシーの手配など。
    状況把握サービス定期的な安否確認。
    生活把握サービス緊急通報装置からの通報に迅速に対応。
    生活相談サービス暮らしの悩み事、心配事に対応。
    健康管理サービス毎朝、自動血圧計と電子体温計で測定。
    寝具設備サービス寝具類の貸し出しと、週1回のシーツ交換。

    ▼「エフォール吉島」の住居スタッフのインタビューはこちら。

    上記の「生活支援サービス」以外にも、別途「[btp_line]ヘルパーステーションこすもす[/btp_line]」と契約することで、洗濯代行や入浴介助、食事介助など、より多くのきめ細かい生活サポートサービスを受けることもできます。

    ▼「ヘルパーステーションこすもす」のヘルパーのインタビューはこちら。

    入居者さんにケアプランを説明するケアマネジャー

    「株式会社エンデバー」は、「[btp_line]居宅介護支援事業所こすもす[/btp_line]」も運営しています。「こすもす」に在籍するケアマネジャーは、契約している入居者さんの定期的なアセスメント(評価・分析)のため、「エフォール吉島」を訪問して一人ひとりの要望を丁寧にヒアリング。医師や看護師などとも連携し、ケアプランに反映しています。

    ▼「居宅介護支援事業所こすもす」のケアマネジャーへのインタビューはこちら。

    【医療】医療機関と24時間連携対応。訪問看護・リハビリサービスも

    「エフォール吉島」の周囲2キロ圏内には、「吉島病院」や「広島赤十字・原爆病院」などの総合病院をはじめ、多数の病院・クリニックが点在。医療機関が充実したロケーションでもあります。そのため、体調急変時など、居者さんの緊急時にスムーズな医療連携ができるのも、「エフォール吉島」の魅力の一つです。

    理学療法士による訪問リハビリ風景

    さらに、介護保険で訪問看護サービスを契約・利用している方には、看護師や理学療法士が居室を訪問。施設にいながら、医療的ケアやリハビリテーションが受けられます。訪問スタッフは、何気ない会話を通じて、普段から入居者さんの健康状態や身体機能を見守っています。

    ▼「訪問看護ステーションこすもす」の訪問看護・訪問リハビリについてはこちらをチェック!

    【服薬】コスモス薬局併設。薬剤師による服薬の管理・指導も

    「エフォール吉島」には、「コスモス薬局吉島店」が併設されています。薬剤師は、一般調剤薬局業務に加えて、「エフォール吉島」の入居者さんが服用する薬の配達や管理も担当しています。

    「コスモス薬局吉島店」の薬剤師は週に1回、エフォール吉島の各フロアに設置された専用ボックスに、入居者さんの薬を補充。飲み忘れがないかもチェックします。

    医師から新たに薬が処方された際は、服薬指導のために居室を訪問します。その際、薬が飲みづらいなどの困り事があれば、医師にフィードバック。入居者さんが適切に服薬できるよう見守っています。

    ▼「コスモス薬局吉島店」の薬剤師へのインタビューはこちら。

    【デイサービス】デイサービス虹いろでレクリエーションや体操を実施

    「エフォール吉島」の1階には「デイサービス虹いろ」も併設されています。利用者の多くは「エフォール吉島」の入居者さんです。
    「デイサービス虹いろ」には、介護福祉士の資格を持つ介護スタッフと、機能訓練指導員を兼ねた看護師が在籍。食事や入浴の介助をはじめ、一人ひとりに合ったレクリエーションや脳トレ、体操を実施しています。スタッフが企画する、年間行事や季節にちなんだイベントは、毎回好評だそうです。和気あいあいとした雰囲気の中、楽しい時間を過ごせるようスタッフ同士が協力して工夫しています。

    ▼「デイサービス虹いろ」の管理者、介護スタッフへのインタビューはこちら。

    【求人】住居スタッフ、看護師、リハビリ職、薬剤師など採用情報は公式サイトへ! 

    [btp_line]「エフォール吉島」では、住居スタッフや看護師、理学療法士、薬剤師、デイサービススタッフなどさまざまな職種が活躍[/btp_line]しています。こうした多職種のスムーズな連携が、入居者さんの快適な生活をサポートしていると言えるでしょう。「エフォール吉島」の職場環境に興味がある方は、ぜひ公式サイトで採用情報をご覧ください。

    多職種が協力して支える「エフォール吉島」の入居者さんの暮らし

    「エフォール吉島」では、住居スタッフや看護師、理学療法士、薬剤師、デイサービススタッフなどの多職種が連携し、入居者さんの暮らしを支えています。職種は異なっても、同じ入居者さんを見守る立場として、情報を共有しながら利用者さんを見守ることができます。介護・福祉・医療業界での仕事を探している方、高齢者の日常生活に寄り添ったサポートがしたい方は、ぜひ公式サイトでチェックしてみてください。

    【サービス付き高齢者向け住宅・エフォール吉島】

    所在地広島市中区吉島新町1丁目4-1 (吉島病院入口バス停徒歩約1分)
    電話番号082-245-2020
    運営主体株式会社エンデバー
    取引形態貸主

  • 【愛媛・ぽかぽか薬局】LINEでオンライン処方箋受付・服薬指導!幅広い顧客ニーズに対応

    【愛媛・ぽかぽか薬局】LINEでオンライン処方箋受付・服薬指導!幅広い顧客ニーズに対応

    愛媛県にある「ぽかぽか薬局(新居浜店・溝辺店)」は、LINEを活用したオンライン処方箋受付や服薬指導に対応している薬局です。今回は、オンラインサービスを始めた経緯や、処方箋受付・服薬相談の流れなどを、運営会社の『株式会社フェスレック』に聞きました。薬局の利用者さんはもちろん、スタッフにとってもメリットのあるオンラインサービスの実態とは…?詳しくご紹介しましょう。

    利用者さんに親切なサービスを提供!『株式会社フェスレック』の薬局事業とは?

    [btp_line]『株式会社フェスレック』は、薬局・介護・農業支援事業を展開する愛媛県の企業[/btp_line]。介護事業の『居宅介護支援事業所たいよう』や農業支援事業の『ひなたファーム』など、地域貢献事業に力を入れていますが、メインとなっているのは薬局事業です。

    愛媛県内にあるフェスレック運営の薬局は3店舗。どの薬局にも、調剤業務に留まらないさまざまなサービスの工夫があります。

    • 在宅医療をサポート
    • 薬の配達サービス
    • 豊富な一般商品ラインナップ

    店舗によっては、今回ご紹介するオンライン処方箋受付や服薬指導を実施している店舗もあります。
    “豊富な一般商品ラインナップ”は、利用者さんの幅広いニーズに対応するための工夫です。周辺にドラッグストアもなく地区内唯一の薬局、という店舗もあり、健康食品やお菓子、雑貨などの商品も取り扱っています。また、提携農家から仕入れた農産物を取り扱う店舗も。こうしたサービスを通じて利用者さんの生活に寄り添い、地域貢献を目指します

    フェスレックの事業については、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

    【ぽかぽか薬局】LINE公式アカウント活用でオンライン処方箋受付・服薬指導を実施

    LINE公式アカウントのスクリーンショット

    地域のかかりつけ薬局を目指すフェスレックは、[btp_line]“正確な情報と親切なサービスを提供すること”に尽力[/btp_line]しています。服薬指導については、LINE公式アカウントの活用でオンラインでのやり取りが可能に。利用者さんはもちろん、スタッフにとってもメリットのあるサービスです。
    ここではLINE公式アカウントを活用した、処方箋受付や服薬相談サービスについて掘り下げていきましょう。

    調剤薬局業務にLINE公式アカウントを導入した理由は?

    LINE公式アカウントの導入理由は、“利便性の向上”と“個別連絡ができること”の2点だそう。また、病院側が処方箋のFAX送信ができない場合でもLINEで簡単にやり取りができるところ、LINE VOOM(ライン ブーム)で薬局のお知らせを発信できるところなど、いくつもの良さがあると言います。

    LINE公式アカウントを使った“処方箋受付”

    ※画像はイメージです

    LINEを使ったオンライン処方箋受付の流れをご紹介しましょう。

    [btp_box back=”on”]1.【利用者さん】LINE公式アカウントのメニューにある「処方箋の送信」をタップ

    2.【利用者さん】スマホで処方箋を撮影、画像送信

    3.【薬局】画像内容を確認、利用者さんに確認完了のメッセージを返信

    4.【薬局】薬の準備ができたら利用者さんにメッセージを送信

    5.【利用者さん】薬局を訪問して薬を受け取る[/btp_box]

    [btp_line]薬の受け渡しは利用者さんの自由なタイミングでOK[/btp_line]。薬局での滞在時間を短縮するため用意ができ次第受け取りたい方、待ち時間で買い物を済ませたい方など、さまざまなニーズに対応できます。

    LINEでの処方箋受付による利用者さん・スタッフ側のメリット

    ※画像はイメージです

    利用者さんにとってのメリットは、薬局内での待ち時間を減らせるところ。たとえば、近隣に産婦人科がある「ぽかぽか薬局 新居浜店」は、妊娠中の方や子供連れでの来局も多いのだとか。「車の中で待つほうが楽」「薬局内で退屈そうにしている子供をなだめるのが大変」という声もあり、LINE公式アカウント活用のメリットを実感できます。

    一方、スタッフにとっても“余裕を持って薬を用意できる”というメリットがあるそう。事前に処方箋の内容を確認することができれば、「利用者さんを待たせているから急いで準備しないと…」というプレッシャーが軽減されます。また、処方箋に在庫のない薬が記載されている場合は、利用者さんにその旨をLINEで伝えられるところもメリットなのだとか。

    LINE公式アカウントを使った“服薬相談”

    続いて、LINEを使ったオンライン服薬相談の流れをご紹介します。

    ※手順3以降のイメージです

    [btp_box back=”on”]1.【利用者さん】LINE公式アカウントのメニューにある「服薬相談」をタップ

    2.【薬局】服薬相談の通知を確認、利用者さんに相談内容をたずねるメッセージを送信

    3.【利用者さん】相談メッセージを送信

    4.【薬局】相談メッセージの内容を確認して返信[/btp_box]

    オンライン服薬相談なら、やり取りの内容が文字として残るので、後から見返すこともできます。

    利用者さんからの服薬相談内容はさまざま。薬剤師は利用者さんの不安を解消できるよう、メッセージを通じて対応しているそうです。

    オンライン服薬相談の利用者さん・スタッフ側のメリット

    オンライン服薬相談のメリットは、利用者さんが薬局に足を運ばなくても良いところ。時間と手間を省けるので、利用者さんの負担を軽減できます。メッセージのやり取りに通話料金がかからないところも利点と言えるでしょう。

    スタッフ側にとっても、利用者さんの不安な気持ちや服薬状況、薬の飲み合わせについて把握できるというメリットがあるのだとか。LINEで届く患者さんの生の声は、その後の投薬にも活かせると言います。

    LINE公式アカウントのメニューにある“オンライン問診”について

    LINE公式アカウントのメニューには「オンライン問診」のボタンもあり、タップすると問診票のフォームが開きます。

    オンライン問診は、フォームに沿って必要事項を記入することで、遠隔で初回問診を済ませられる機能です。“薬局での待ち時間をカットできる”ことが、利用者さんにとっての大きいメリット。「ぽかぽか薬局」では現在のところ、来局した利用者さんへ直接問診を行う従来どおり方法が主流ですが、今後はこちらの機能も活用シーンを増やしていきたいとのことです。

    【フェスレック】LINE公式アカウントの活用で“従業員満足第一×地域貢献”を追求

    フェスレックがLINE公式アカウントを活用するのは、会社理念である“従業員満足第一×地域貢献”を追求するため。ここでは、LINE公式アカウントの活用が会社理念の追求にどう役立っているのか、見ていきましょう。

    【従業員満足第一】スタッフの業務負担軽減

    [btp_box]ぽかぽか薬局 新居浜店 事務主任 Tさん
    「利用者さんの処方箋を事前に受け取れるので、余裕を持って薬の準備ができます。また、トークルームを見れば既読・未読も確認でき、利用者さんの状況を知ることができて助かっています」[/btp_box]

    LINE公式アカウントの活用は、薬局で働くスタッフの業務負担軽減を実現しています。フェスレックの従業員満足には、“楽しく、やりがいを感じて仕事ができる環境づくり”が欠かせません。LINE公式アカウントの活用で業務負担を軽減することは、スタッフの満足度を高める施策のひとつなのです。

    【地域貢献】質の高い顧客サービスを提供

    ※画像はイメージです

    “地域の頼れる薬局”を目指すフェスレックにとっての地域貢献とは、利用者さんに質の高いサービスを提供すること。実店舗である薬局はもちろん、利用者さんにとって利便性の高いLINE公式アカウントによるサービスも、地域貢献に欠かせない役割を担っているのです。

    利用者さんからは、「薬の用意ができたら連絡をもらえるので、待ち時間が少なくなって助かっている」との声が寄せられているそう。利用者さんからの感謝はスタッフのやりがいややる気につながり、顧客サービスの質をさらに高めていくでしょう。

    事業を通じた地域貢献については、フェスレック代表・三谷さんへのインタビュー記事で詳しくご紹介しています。

    フェスレックの地域貢献にはLINE公式アカウントの活用が欠かせない

    利用者さんの待ち時間を減らしたり、不安な気持ちを解消するサポートにつながったりと、利用者さんにとってのメリットがいくつもある“LINE公式アカウントの活用”。さらに、スタッフ側がメリットを実感しているところも、LINE公式アカウント活用の有効性を証明しています。フェスレックにとってLINE公式アカウントの活用は、“より高いサービス”を目指す手段のひとつ。利用者さんの満足度が高まれば、スタッフとして働く薬剤師の満足もより大きなものとなっていくでしょう。

    【株式会社FESREC】

    所在地愛媛県松山市姫原3-7-46-1009
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://fesrec-japan.com/
    公式Instagram@fesrec2013
    公式薬局ブログhttps://ameblo.jp/pokapoka-pharmacy/

    【有限会社クリフ】

    所在地愛媛県松山市樽味4丁目2番33号
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://cliph.biz/

    【ぽかぽか薬局 新居浜店】

    所在地愛媛県新居浜市一宮町1丁目12-56
    電話0897-47-7612
    メールpokapoka-niihama@aurora.ocn.ne.jp
    LINE公式アカウントhttps://page.line.me/728nqyjp?openQrModal=true
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    【ぽかぽか薬局 溝辺店】

    所在地愛媛県松山市溝辺町甲627番地
    電話089-948-4225
    メールpokapoka-mizonobe@themis.ocn.ne.jp
    LINE公式アカウントhttps://page.line.me/824nibce?openQrModal=true
    QR Code

  • 介護施設の「困ったスタッフ」どう対応したらいい?正しい対処法をご紹介

    介護施設の「困ったスタッフ」どう対応したらいい?正しい対処法をご紹介

    介護スタッフのストレス原因のひとつが、職場での人間関係。特に、遅刻や無断欠席、暴言を繰り返すような問題スタッフに悩まされているという話も少なからずあるようです。みなさんの中にも「トラブルを起こす同僚に手を焼いている…」という方はいるのでは?そこで今回は、介護スタッフの問題行動事例とその対処法を紹介します。ぜひこの機会に正しい対応を学んでおきましょう。

    あなたの職場にもいませんか?問題スタッフの行動事例

    まずは、実際によくある介護スタッフの問題行動事例を見てみましょう。

    • 急な欠勤や遅刻が多い
    • 周囲の介護スタッフや利用者さんに暴言を吐く
    • パワハラ行為(逆パワハラを含む)をする
    • 業務に支障をきたすほど、著しく能力に欠ける
    • 仕事中の居眠りや、業務以外の行動を繰り返す
    • スタッフ本人との交渉や話し合いに家族や親族が介入してくる

    とはいえ、このような行動が一度みられただけでは問題スタッフとは認められません。問題行動を繰り返すうえに、[btp_line]自らの非を認めようとせず、他人のせいにするような態度が見られたら要注意[/btp_line]でしょう。

    問題スタッフへの対応を間違えるとどうなる?

    問題スタッフへの対応を間違えると、次のような状況に発展することもあるため、注意が必要です。

    職場の雰囲気が悪くなる

    問題スタッフが施設内で暴言を吐いたり、パワハラ行為をしたりすることで、スタッフの間では不穏な空気が流れるようになるでしょう。さらに業務中の居眠りや私語が増えてくると、職場内の規律が乱れ、周囲のスタッフの意識もゆるみやすくなるかもしれません。

    他の介護スタッフが離職してしまう

    普段から問題スタッフと関わることが多いと、次第に精神的なストレスから体調を崩すスタッフも出てくるでしょう。そうなると、問題スタッフが原因となって他スタッフが離職してしまうという残念な結果を招くこともあります。

    安全配慮義務違反になってしまうことも…

    もし問題スタッフによる暴言やパワハラなどによって他スタッフが何らかの疾患にかかった場合には、[btp_line]介護施設側が「安全配慮義務違反」に問われる可能性が高い[/btp_line]です。安全配慮義務とは、施設側がスタッフの労働によって利益を得る代わりに、スタッフの安全や健康に配慮する責任を負うもの。施設の対応が違反とみなされると、損害賠償などさまざまな罰則の対象となることがあります。

    介護スタッフの問題行動にはどう対応すればいい?

    問題スタッフには、次のような手順で対応するといいでしょう。

    注意指導を継続する

    まずは、粘り強く注意指導を続けることが大切です。その際、自ら辞めるよう仕向けるために嫌がらせをしたり、孤立させたりするような対応はしてはいけません。これらの行為は「追い込み型退職」と呼ばれ、パワハラ行為に該当する場合があります。

    配置転換する

    注意指導を続けても改善されない場合には、他施設や他部署への異動を検討してみましょう。ただ、働き続けられることに変わりはないので、根本的解決にはならない可能性もあります。また、配置転換の必要性が認められない場合には、人事権の濫用とみなされる場合もあるため、慎重にすすめるようにしましょう。

    懲戒処分を検討する

    注意指導や配置転換が効きそうにない場合には、懲戒処分を行います。懲戒処分には戒告やけん責といった軽いものから、減給・出席停止・降格などの重いものまであり、場合によっては懲戒解雇の措置がとられることも。ただし、処分の程度が重ければ重いほど、スタッフ側から不当な対応だと訴えられる可能性が高くなります。そのため、段階を踏んで処分を検討し、実施することが大切です。

    自主的な退職をすすめる

    懲戒処分を段階的に行ったとしても業務態度が改善されない場合には、自主的な退職を促すことになります。スタッフ本人の意向による退職となれば、事後のトラブルや法的なリスクを最小限に抑えることができるでしょう。
    ただ、退職強要にならないように、本人の意思を尊重し、慎重にすすめなくてはなりません。また、本人との合意のうえでの退職だと証明するために、やり取りを記録しておくことも大切です。

    解雇に踏み切る

    さまざまな策を講じても解決できなかった場合には、最終手段として普通解雇、または懲戒解雇に踏み切ることになります。ただし、施設側がスタッフを解雇するためには、それ相応の理由とそれを裏付ける証拠が必要です。当然、曖昧な理由から一方的に解雇することは労働契約法によって認められていません。解雇が認められる正当な理由には、「勤務態度が極めて悪い」「指導を続けても改善が期待できない」「周囲と良好な人間関係が築けない」など。ただし、これらの理由を訴えたとしても、証拠を提示できなければ、問題スタッフの解雇が無効となる場合もあります。

    対応を間違えると事業所が訴えられることも…!?

    問題スタッフへの対応次第では、施設側が法律に違反したとして訴えられることも。実際過去には、注意指導しても改善が見られなかった問題スタッフを普通解雇したところ、不当に解雇されたとして施設側が訴えられた裁判事例もあります。そうなれば、トラブルが長引き、施設側も疲弊することになるでしょう。さらに、裁判で施設側が敗訴となったら、問題スタッフへ多額の賃金支払いや雇用継続に迫られるだけでなく、世間のイメージダウンも免れません。

    そのためにもまずは、[btp_line]段階を踏んで正しく対応することが大切です[/btp_line]。そして、いざというときに証拠として提示できるよう、問題スタッフとのやり取りはすべて、書面やメール、録音など細かく記録しておくようにしましょう。場合によっては、弁護士などの専門家へ相談し、サポートしてもらうことも有効な方法です。

    他スタッフや利用者さんを守るためにも問題スタッフには適切な対応を!

    スタッフの問題行動を放置したり、間違った対応をしたりすると、他スタッフや利用者さんへ悪影響が及ぶ場合もあります。そのためにもまずは、正しい手順で適切に対応することが大切です。そして、どうしても解決の糸口が見られない場合には、弁護士など専門家へ相談することも検討するといいでしょう。

  • 「ひなた吉島」(広島)動画で職場ツアー!訪問看護リハビリステーションに密着

    「ひなた吉島」(広島)動画で職場ツアー!訪問看護リハビリステーションに密着

    「ひなた吉島」は、広島市中心部にほど近い中区光南にある訪問看護リハビリステーション。訪問看護のプロフェッショナルである看護師・リハビリスタッフが、在宅で医療・介護を受けている方へ専門性の高いサービスを提供しています。今回は、「[btp_line]チームワーク力抜群[/btp_line]」と評判の職場環境を、紹介動画を交えてご紹介!プライベートも大切にできる勤務体制や充実の福利厚生もご紹介します。広島市で転職をお考えの看護職・リハビリ職の方は、ぜひチェックしてみてください。

    動画で紹介!訪問看護リハビリステーション「ひなた吉島」(広島市中区)の職場をチェック

    訪問看護リハビリステーション「ひなた吉島」(広島市中区)

    「株式会社ひなた」が運営する「ひなた吉島」は、広島市中区・南区が主な対象エリアの訪問看護リハビリステーションです。

    [btp_line]経験豊富な看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がチーム力を発揮[/btp_line]して、利用者さんが可能な限り自立した生活が送れるようサービスを提供。

    スタッフのスムーズな連携が生み出す、迅速な判断と広い視野で、質の高い訪問看護・リハビリを実現しています。

    【動画で職場ツアー】ひなた吉島はこんな職場!

    「ひなた吉島」の職場環境を覗き見できる紹介動画も要チェックです!
    スタッフの温かでフレンドリーな雰囲気と、「[btp_line]ひなたクオリティー[/btp_line]」の訪問サービス実現のため、皆でスキル向上に取り組む様子が伝わってきます。

    【ひなた吉島】良質なサービスは“好働力”と“ライフワークバランス”から!

    広島市中心部にある【ひなた吉島】訪問看護リハビリステーション

    「ひなた吉島」の事業所があるのは、広島市中心部の中区本通から車で10分程度の中区光南。通勤にも訪問にも好アクセスなエリアです。

    こちらがオフィス。ほぼ全員が見渡せる適度な距離感で、快適に仕事ができるのだそう。業務上のやりとりも何気ない雑談も、スタッフ同士で気軽に行える風通しの良い雰囲気です。

    子育て世代からベテランまで。世代を超えたチームワークで活躍中!

    「ひなた吉島」に在籍しているスタッフの年齢や経験年数はさまざま。20~30代を中心に、ベテランスタッフも在籍し、年代を超えて結束しています。[btp_line]子育て中のママ・パパスタッフも活躍中[/btp_line]です。

    【ひなた吉島在籍スタッフ内訳】※2023年12月現在

    看護師5名
    理学療法士3名
    作業療法士3名
    言語聴覚士1名
    医療事務スタッフ1名
    事務課長1名

    リハビリ勉強会でスキルアップ!

    「ひなた吉島」は、[btp_line]入職後のスキルアップの機会が豊富[/btp_line]にあります。

    月に1回の「リハビリ勉強会」では、訓練手技や歩行分析など実践的な内容をテーマに、リハビリ職全体で学びを深めています。テーマは、スタッフから日常的に上がる悩みや疑問の声をもとに、毎回スタッフ自身が選定しているそう。

    また、2ヶ月に1回のペースで「事業所内勉強会」も開催。医療業界のトピックスなどをテーマに、[btp_line]スタッフ同士で知識・経験を共有しながら、積極的な意見交換[/btp_line]が行われています。

    訪問未経験で入職するスタッフも多いという「ひなた吉島」。新人スタッフは新人研修に加え、このような定期的な勉強会によって継続的に専門知識や技術を身につけています。
    また、他職種との連携が欠かせない訪問スタッフにとって、[btp_line]迷ったときはすぐに「報連相」できる関係づくり[/btp_line]の機会にもなっているそう。経験年数に関わらず、活発に意見を交わせる環境が、チームワークと質の高いサービスにつながっています。

    ▼リハビリ勉強会についてはこちらもチェック

    【ひなた吉島】の1日の流れをご紹介

    ここからは、「ひなた吉島」の始業~終業までの流れを、実際の様子を交えてご紹介します。

    【ひなた吉島のタイムスケジュール】

    8:30始業、朝礼
    9:00訪問先へ出発
    12:00昼休憩
    13:00訪問先へ出発
    17:00帰社、書類整理、記録業務など
    17:30終業

    8:30朝礼

    出勤して制服に着替えたら、スタッフ全員で朝礼がスタート。

    当日のスケジュールの確認や、申し送りで利用者さんの情報などを共有します。

    9:00訪問先へ出発

    午前の訪問先へ出発します。1日の件数は平均5~6件ほど。スタッフの時間的なゆとりを考慮し、訪問先の移動時間に関しては10~15分を目安にしているそうです。近隣の場合は、社用自転車で訪問することもあります。

    訪問スタッフには一人一台、記録用iPadとiPhoneが貸与され、効率良く記録業務が行えます。訪問車も一人一台貸与され、スマホ用充電器や携帯ホルダーを備えているため、地図検索や業務連絡もスムーズです。

    訪問の前後には、手指・体の消毒も欠かせません。
    「株式会社ひなた」の本社が取り扱う除菌消臭水「プーキープロケア」を使って衛生管理にも努めています。

    ▼強力な除菌力・消臭力を持つ「除菌消臭水プーキープロケア」についてはこちらをチェック

    http://apralliance.com/jokin

    訪問看護・訪問リハビリの仕事の様子

    利用者さんの自宅に到着すると、明るく挨拶をして訪問サービスを開始。

    看護師は、バイタルチェックや服薬確認、利用者さんの症状に応じた医療的ケアなどを行います。その間、利用者さんやご家族とコミュニケーションをとりながら、体調や生活状況に変化がないかもチェック。心配事などを気兼ねなく話してもらえるよう、雰囲気づくりにも気を配ってケアを行っています。

    リハビリスタッフは、バイタルチェックや利用者さんの身体状況に合わせたリハビリプログラムの提供最適な住環境の提案なども行います。トイレでの動作やベッドから立ち上がる動作など、生活環境を考慮しながら解決策を探ります。手すりなどがない場合は、ご自宅にある物をアレンジするなど、臨機応変な対応をしています。

    利用者さんと一緒に歩行練習を実施することも。利用者さんの安全に配慮しながら屋外のリハビリも行い、身体機能の維持・向上につなげています。

    ▼「ひなた庚午」リハビリ職のインタビューはこちらをチェック

    12:00昼休憩

    お昼になると、訪問先からいったん事業所へ戻って休憩をとります。
    昼食をとった後は、おやつを楽しんだり、情報交換や午後の訪問の準備をしたりと、過ごし方はさまざま。皆でストレッチをする風景も見られるなど、和やかな雰囲気です。
    こうして心身ともにリフレッシュして、午後の訪問を開始します。

    17:30終業

    1日の訪問を終えて再び事業所へ。
    記録業務は、訪問の合間にiPadで済ませています。勤務時間内に業務が終わるよう配慮されていることから、[btp_line]「残業ほぼなし」が実現[/btp_line]。
    退社後は、保育所などへ子供を迎えに行ったり買い物へ出かけたりと、[btp_line]余裕を持ってプライベート時間を確保できます[/btp_line]。

    【ひなた吉島】ライフワークバランス第一だから、プライベートも充実!

    「ひなた吉島」は職員ファースト。スタッフのプライベートも大切!

    「ひなた吉島」は、一人ひとりの働きやすさに配慮した職員ファーストな環境も魅力。
    日頃から情報共有が徹底されていることから、職場全体で仕事をサポートし合える体制が整っています。子供の送迎や行事参加なども無理なく行えるので、[btp_line]家庭・育児との両立が可能[/btp_line]です。

    だから働きやすい!「ひなた吉島」の勤務体制

    [btp_box back=”on”]・子供の発熱といった突発的な早退や欠勤も、スタッフ全員でフォローし合える
    ・移動時間や記録業務も訪問スケジュールに組み込まれているので、残業ほぼなし
    時間休の取得が可能で、参観日なども無理なく参加できる[/btp_box]

    家族でリレーマラソンに参加した「ひなた吉島」スタッフ

    より良い仕事をするには、[btp_line]家族との時間や趣味の時間も大切[/btp_line]という考えが根付いた「ひなた吉島」。[btp_line]オン・オフのメリハリ[/btp_line]をしっかりつけて働くことができます。

    「ひなた吉島」では、[btp_line]「パパ育休」も当たり前[/btp_line]。育休前には、会社からの出産祝い金とともに、スタッフからのおむつケーキのプレゼントも。社内全体が祝福ムードに包まれる、雰囲気の良い職場環境です。

    スタッフの体調管理をサポートする福利厚生も充実!希望者には乳酸菌飲料が定期的に支給されるほか、[btp_line]健康診断・インフルエンザの予防接種が会社負担[/btp_line]受けられます。

    訪問サービスの仕事に欠かせない車の運転に関する講習も実施。「交通安全講習会」では外部から講師を招き、運転中の「ヒヤリハット」を共有しています。

    半年間無事故無違反を目指す社内プロジェクト「トライ・ザ・セーフティinひなた」では、2023年度は全員が達成。抽選で10名のスタッフに豪華賞品が贈られたそうです。

    【求人】不定期に「おしごと説明会」開催中!現場体験(同行訪問)も可能

    「ひなた吉島」と広島市西区の「ひなた庚午」では、[btp_line]不定期に「おしごと説明会」を開催中![/btp_line]職種別に訪問現場のリアルな声をお届けし、「訪問の仕事って難しいの?」「職場の雰囲気は?」といった疑問にお答えします。
    日程など、くわしくは採用サイト公式インスタをチェックしてください。

    同時に[btp_line]「職場見学」や「同行訪問(現場体験)」も随時受け付け中[/btp_line]。オンライン参加もOKです。
    入社を迷っている方も、参加すると不安な気持ちが払拭されるはず。お気軽にお申込みください。

    共に成長できる「ひなた吉島」で利用者さんに寄り添うサービスを

    専門スタッフがスムーズに連携し、質の高い訪問看護・リハビリサービスを提供する「ひなた吉島」。[btp_line]コミュニケーションが活発な風通しの良い職場環境[/btp_line]や、[btp_line]心の余裕を重視した働きやすい体制[/btp_line]が、スタッフの高いモチベーションの維持につながっています。専門的な知識・技術を持った親しみやすいメンバーと一緒にスキルアップしたい方や、訪問看護・リハビリに興味のある未経験の方も、まずは説明会や見学にお気軽にご参加ください。

    所在地広島市西区高須1-11-19
    電話番号082-507-8101
    サービス対応エリア広島市西区、佐伯区(美鈴が丘)
    サービス提供時間平日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり
    定休日土日・祝日
    公式サイトhttps://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_kougo/
    所在地広島市中区光南2-3-45
    電話番号082-236-6125
    サービス対応エリア広島市中区、南区
    サービス提供時間平日・土曜・祝日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり 
    定休日日曜
    公式サイトhttps://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/hinata_yosijima/
    所在地広島市西区高須2-4-21
    電話番号082-299-8866
    サービス対応エリア広島市西区、中区(佐伯区・南区)
    サービス提供時間平日8:30~17:30
    定休日土日・祝日
    公式サイトhttps://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/hinata_fukusiyougu/
  • 「あと会グループ」は福祉先進国スウェーデンの手法を導入!人事交流・海外研修も活発

    「あと会グループ」は福祉先進国スウェーデンの手法を導入!人事交流・海外研修も活発

    広島市の介護・福祉業界をリードする「あと会グループ」。「コンタクトマン制度」をはじめ、福祉先進国スウェーデンをお手本とした革新的な取り組みが、国内外から注目を集めています。また、スウェーデンとの人事交流制度により、職員を海外へ派遣するだけでなく、海外からの人材を受け入れる活動にも力を入れているそう。

    さらに、グループ内では「海外研修」や「タクティールタッチ研修」が実施されており、スウェーデン仕込みの手法を学ぶことも可能です。そこで今回は、あと会のスウェーデンにならった介護技術や人事交流制度について深堀りします。

    【あと会グループの理念・運営方針】3Yのこころ・5つの柱

    あと会では、[btp_line]やすらぎ・喜び・豊かさの3つ、【あと会3Yのこころ】[/btp_line]を理念として掲げています。この理念には、高齢者福祉サービスに携わるすべての人に、愛情ある心で接することで人生に対して希望を抱き、明るい未来へ向けて前進し続けるという想いが込められているそうです。

    この【あと会3Yのこころ】に基づいた5つの運営方針をご紹介しましょう。

    ①アメニティの向上
    より家庭的な雰囲気で生活できるようユニットケアにも注力し、居心地の良い住環境を提供しています。

    ②体にやさしく美味しい食事
    真空低温調理法や凍結含浸法などの食品加工技術を導入し、利用者さんに食べる喜びを提供しています。

    ③クオリティオブライフの向上
    福祉先進国スウェーデンよりコンタクトマン制度を導入。利用者さん、そのご家族、職員が三位一体となって利用者さん本人が望む生活をサポートしていきます。

    ④地域貢献
    高齢者が「住みなれた地域でいつまでも暮らせるよう」、ニーズに合った各種サービスを展開しています。

    ⑤やりがいのある職場づくり
    海外研修を含め、毎年500件を超える施設外研修を行うなど、グローバルな視野を持つ人材育成に注力。また、年齢や性別を問わず上を目指せる能力主義人事により、働きがいや生きがいにつながる職場づくりを目指しています。

    あと会では、利用者さんが可能な限り自立した生活を営むためのサポートや、利用者さんの尊厳を重視した職場づくりに力を入れていることが特徴です。そして今回は、あと会のさまざまな取り組みの中から、[btp_line]福祉先進国スウェーデンをお手本にした制度や手法をピックアップ[/btp_line]してご紹介します。

    ▽「あと会グループ」の概要はこちらから

    ▽「あと会グループ」の食の改革についてはこちらから

    【コンタクトマン制度】利用者さんが希望する生活を施設で実現

    コンタクトマン制度は、運営方針③【クオリティオブライフの向上】の一環として導入されている制度です。実は、コンタクトマン制度を日本で初めて※導入したのがあと会なのだそう。一体、どのような制度なのでしょうか。

    ※あと会グループ公式サイトより

    https://www.kunikusa.or.jp/feature/sweden/

    「コンタクトマン制度」とは?あと会グループが導入した理由

    コンタクトマン制度とは、人としての尊厳を大切にする[btp_line]スウェーデンの高齢者ケアにおいて、根幹となる制度[/btp_line]です。利用者さんごとにコンタクトマンという担当者が付き、利用者さんやその家族と密接にコミュニケーションを取ります。この触れ合いによって、利用者さんの希望や望んでいるであろうこと、できることなどをしぐさや表情から読み取り、利用者さんやそのご家族が望む生活を施設で実現するというものです。

    さらにコンタクトマン制度は、利用者さんの生きがいだけでなく、職員の働きがいや生きがいにつながる取り組みでもあります。この効果が導入の大きな決め手となったそう。ではなぜ、利用者さんのために実践されているコンタクトマン制度が職員の生きがいにつながるのでしょうか。

    「コンタクトマン制度」のメリット

    コンタクトマン制度の第一のメリットは、利用者さんに「ここでお世話になってよかった」と思ってもらえる方法のひとつであること。例えば、日常生活のティータイムに飲んでいたのは緑茶orコーヒー、コーヒーであれば無糖or加糖など、それぞれに好みがあります。このような利用者さんの在宅時の生活習慣や趣味、嗜好などについてコンタクトマンが詳細に記録し、その情報を全スタッフで共有することにより、家庭生活の延長としてのケアを可能にします。

    第二のメリットは、「仕事に喜びを感じる人を作る」制度であるということ。利用者さんに何が必要かを常に考え、表情や思いを大切にするようになると、利用者さんから感謝される機会も増えます。すると、職員間で成功事例を共有する機会も増え、モチベーションが上がり、仕事に喜びを感じる社員が増えるという好循環が生まれるのです。

    このようにコンタクトマン制度には、[btp_line]介護をする人・される人の両者が幸せを感じることで、介護の質向上につながる[/btp_line]という大きなメリットがあります。

    【人事交流制度】本場スウェーデンで介護サービスを学べる

    あと会グループでは、スウェーデンとの間で人材交流を目的とした交流を行っています。

    「人事交流制度」とは?あと会グループが導入した理由

    あと会グループの人事交流制度とは、あと会の職員がスウェーデンの福祉の現場で働くだけでなく、スウェーデンからも職員を受け入れる、文字通り人事の交流を図る制度です。2000年からスウェーデンとの交流を開始し、2008年にはスウェーデン・リンデシュベリイ市、2012年にはボロース市、2016年にはパティレ市、2019年にはブーレーブ市と、人材交流を目的として協定を締結。これにより、福祉先進国であるスウェーデン式の福祉を学ぶ環境が構築されました。

    スウェーデンとの交流のはじまりは、社会福祉法人あと会常務理事 横山輝代子(よこやま きよこ)さんが2000年に視察旅行で現地を訪れたことがきっかけ。スウェーデンでは、どの施設を訪問しても認知症の方に対するケアのレベルが高く、質にムラがないことにも驚いたそうです。それ以降もスウェーデンとの交流は続き、現地から医師や音楽療法・ケア手法などの専門職を招く他、海外研修としてあと会からも職員を派遣するようになりました。

    「人事交流制度」のメリット

    スウェーデンの福祉の現場と人事交流を行うことで、先進的な情報と刺激を得られることが大きなメリットです。実際にスウェーデンへ派遣された職員さんの感想を見てみると…

    • 1日のスケジュールがとてもゆったりとしていて、入居者さんがまるで自分の家のようにリラックスして過ごしていた
    • 居室内に置かれている物は自宅から持ってきたものがほとんどだった など

    このように、実際に現地で仕事をしたからこその、さまざまな気付きがあるようです。また、ビジョンや誇りを持ってケアにあたるスウェーデンの職員さんとの触れ合いや、先進的な取り組みを体験することで、[btp_line]介護職員自身の生きがいにもつながる[/btp_line]といったメリットがあるといいます。

    【求人情報】海外研修は入職1年以上であれば誰でも参加資格あり

    「あと会グループ」では、[btp_line]人事交流制度による海外研修も実施[/btp_line]されています。入職1年以上であれば誰でも参加資格があることも特徴です。スウェーデンでは非言語コミュニケーションなどを使ってサービスを提供することにより、五感を通して、普段の仕事とはまた異なるスキルを習得できるそうです。

    また、人材育成の一環として「タクティールタッチ研修」も実施されています。タクティールタッチとは、スウェーデンの高齢者や障害者福祉の現場で広く使われている療法のひとつ。手による触れ合いで、相手に精神的な安心感や信頼感を与え、痛みの緩和やストレスの軽減、心身共に穏やかにさせることを目的としたケア手法です。
    このように、[btp_line]「あと会グループ」では福祉の本場スウェーデンの介護サービスを学べる機会が充実[/btp_line]しています。

    あと会では、グループの一員として活躍してくれる方を募集中!気になる方は、求人情報をチェックしてみてください。

    介護する側・される側の双方が生きがいを感じられるスウェーデン式のケアを実践

    利用者さんにとって施設は、第二の我が家となる場所。「あと会グループ」では“人生の最期を迎えるその時までその方らしく”を叶えるため、スウェーデン式のコンタクトマン制度を導入し、家庭生活の延長としてのケアを目指しています。また、スウェーデンとの人事交流制度により、介護サービスに関する先進的な情報と刺激を得ることが可能です。

    「あと会グループ」のスウェーデンにならった取り組みが気になる方、働きがい・生きがいを持てる仕事に就きたい方は、ぜひあと会グループへ問い合わせてみてください。

    【医療法人社団あと会グループ本部】

    所在地広島市安芸区阿戸町418-1
    電話番号082-856-0222(代表)
    公式サイトhttps://www.kunikusa.or.jp/
    公式Instagram@atokai_saiyo(あと会 採用担当インスタグラム)
    @atokai_eiyo(あと会 食事関連インスタグラム)
  • 【高齢者向け】節分工作アイデア9選!鬼のお面や紙で作る恵方巻など

    【高齢者向け】節分工作アイデア9選!鬼のお面や紙で作る恵方巻など

    2月といえば古くから行われている伝統的な行事、節分があります。「鬼は外、福は内」のかけ声で豆まきをしたり恵方巻を食べたりする恒例行事に、なじみのある高齢者の方も多いはず。寒くてなかなか外出できないこの時期は、工作など部屋の中でできるレクリエーションで季節を感じてもらうといいでしょう。今回は節分工作のアイデアを9つご紹介します。ご紹介したアイデアを参考に、2月の工作レクを企画してみてください。

    鬼のお面作り

    毎年恒例の鬼のお面作りですが、今年は張り子で作ってみるのはいかがでしょうか。ふくらませた風船にちぎった紙を水のりで貼って乾かし、鬼の顔の色の画用紙を重ねて貼っていきます。乾いたら風船の口の部分をカットしてしぼませ、できた張り子を半分にするとお面のベースが2つ完成です。

    お面の目の部分を丸くくりぬき、顔や角をつけていきます。毛糸を髪の毛に見立てて、最後にゴムひもをつければ、鬼のお面の完成!意外と簡単に本格的なお面ができるので、高齢者の方にもおすすめの節分工作です。

    お多福のお面作り

    節分といえば鬼のお面のイメージが強いですが、豆まき用の豆にはお多福のお面がセットでついていることもあります。節分で呼び込む「福」は、縁起のいいお多福を表しているそう。お多福も節分には欠かせないもののひとつです。

    そんなお多福のお面を折り紙で作ってみるのもいいでしょう。折り紙2枚と輪ゴムがあれば、お面のバンドの部分まで作ることができます。折り紙で作れる鬼のお面もあるので、お多福のお面と一緒に挑戦してみるのもおすすめです。

    鬼の角バンド

    鬼のお面でなく、角だけを作るという方法もあります。ヘアバンドのように頭につけるだけで鬼の角になるので、気軽に節分気分を高めてもらえそうです。こちらも折り紙3枚と輪ゴムがあれば、あとははさみやのりなどの道具のみで作れます。

    折り紙の色次第で赤鬼にも青鬼にもなれるので、利用者さん好みの鬼にの好きな色 の鬼になってもらうといいでしょう。

    鬼の豆入れ

    節分レクで豆まきを予定している施設も多いでしょう。毎年定番の行事のため、楽しみにしている高齢者の方も多いはず。豆まきのときの豆入れを節分工作で用意するのもおすすめです。

    用意するのは、紙コップとモール、お花紙、そして毛糸です。紙コップに穴あけパンチで手持ち用の穴をあけモールを固定すれば、持ち手のついた入れ物が簡単にできます。鬼の顔と髪の毛、そして角をつけて、鬼モチーフの入れ物の完成!自分の作った豆入れなら、豆まきもより楽しくなりそうです。

    折り紙で作るかわいい鬼

    節分工作として、折り紙で鬼を作るのもおすすめです。金棒を持った鬼も、小さいサイズならなんともかわいい!必要なものは、好きな色の折り紙2枚と腹巻用の黄色い折り紙を1枚、金棒用の黒い折り紙を1枚です。

    顔と体を別々に作り、最後にくっつけます。角は1本と2本どちらでもOK!最後に利用者さんに顔を描いてもらえば完成です。工程が多くて大変かもしれませんが、完成したかわいい鬼にほっこりしてもらえるでしょう。

    鬼の壁飾り

    家に飾れるような鬼の壁飾りの節分工作もおすすめです。好きな色の画用紙と黒の画用紙を用意して、黒の画用紙の中央を鬼の形に切り抜きます。裏から別の画用紙を重ねて、顔のパーツを貼るだけで鬼の完成!周りを千代紙で飾れば、おしゃれな壁飾りになります。

    凝った壁飾りですが意外と簡単にできるので、高齢者の方でもチャレンジしやすいでしょう。画用紙をくしゃくしゃにもんで、和紙のような雰囲気にするのがポイント。顔のパーツを用意しておき福笑いのように表情を作ると、楽しい節分工作の時間になりそうです。

    紙で作る恵方巻

    節分の食べ物と言えば、恵方巻。その年の福を司る神様のいる方角を向いて黙々と食べるのが作法です。そんな恵方巻を節分工作で恵方巻を作ってみるのも楽しいかもしれません。用意するのは、キッチンペーパーに黒画用紙、そして赤、黄色 、緑、ピンクの折り紙を半分に切ったもの半分に切った折り紙 です。

    具材に見立てて縦長にした折り紙をごはんに見立てたキッチンペーパーで巻いてテープで止め、最後にのりに見立てた黒画用紙でくるりと巻けば、恵方巻の完成!普段料理をしない高齢者の方も、工作なら簡単です。

    柊鰯

    柊鰯(ひいらぎいわし)は節分飾りのひとつで、柊の葉がついた枝に鰯の頭を刺したもののことです指 したものを指します 。柊鰯には魔除けや厄除けの意味があるとされており、節分に用意していたという高齢者の方もいるかもしれません。柊鰯の意味を説明しつつ、節分工作してみるのもいいでしょう。

    鰯の頭と柊を折り紙で作り、最後に組み合わせて柊鰯にします 。1人で全部作るのはもちろん、利用者さんで手分けしてそれぞれのパーツを作り、最後に組み合わせて柊鰯にするのもおすすめです。作った柊鰯は節分の日まで飾って施設の魔除けや厄除けにするといいでしょう。

    節分吊るし飾り

    動画はこちらでチェック!
    https://www.youtube.com/watch?v=qg6Qk431j2Q

    いろいろな節分モチーフの折り紙を組み合わせてを折り紙で作り、吊るし飾りを作るのもいいでしょうおすすめです。作るモチーフは鬼、鬼のパンツ、柊鰯、恵方巻。季節の花として、梅の花 を加えるのもおすすめです。。ひとりでたくさん作るのは大変でも、みんなで協力すればそう時間はかからないでしょう。作ればそう時間もかからないでしょう。

    折り紙でモチーフを作ったら、鬼や鬼のパンツには顔や模様を描いていきます。それぞれ違う表情になるのも、みんなで作る醍醐味です。モチーフがたくさんできたら紐に貼り付けていきましょう。壁にたくさん並べて飾るとなかなかの迫力です。

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    2月は高齢者も楽しい節分工作を取り入れよう

    節分は高齢者の方にもなじみのある行事のひとつ。寒くて部屋の中で過ごすことが多くなる時期なので、節分工作で手と頭を動かしてもらいましょう。節分の日のレクリエーションが楽しくなるようなアイテムを作ってもらうのもおすすめです。今回ご紹介した節分工作アイデアを参考にして、利用者さんに楽しい時間を提供してはいかがでしょうか。

  • 「ミドルステイ」とは?ショートステイとの違い、利用目的を解説

    「ミドルステイ」とは?ショートステイとの違い、利用目的を解説

    最近増えているのが、ミドルステイを提供する介護施設です。ショートステイよりも滞在期間が長いことは予想できても、介護サービスとしての定義や対象者など、意外とよく知られていません。そこで今回は、ミドルステイについて詳しく解説します。ショートステイとの違いや利用目的についてもチェックしていきましょう。

    ミドルステイとはどんなもの?

    まずは、ミドルステイの基本知識を解説します。

    ミドルステイとは

    ミドルステイとは、[btp_line]数ヶ月の期間限定で介護施設に入居すること[/btp_line]を指します。介護サービスとして定義されていないものの、介護現場で耳にすることもあるでしょう。ミドルステイの期間は1~3ヶ月ほどになるケースが多いようです。利用できるサービスは施設により異なりますが、一般的な入居型施設と同じサービスを受けられます。

    ミドルステイが利用できる対象者や施設

    ミドルステイを提供しているのは、企業が運営する有料老人ホームや自治体が運営する特別養護老人ホーム、軽費老人ホームなどです。内容や費用は施設ごとにさまざま。また、介護老人保健施設(老健)の場合はそもそも3~6ヶ月の期間限定で入居するため、利用者さんにとってはミドルステイと同じような形で利用いただけます。

    自治体が運営する老人福祉施設のミドルステイは滞在期間が比較的短く、入居条件が厳しい傾向にあるよう。民間企業が運営する施設のミドルステイは融通が利きやすく、長期間入居できたり入居条件の制限がなかったりするところもあります。

    ミドルステイとショートステイの違い

    ミドルステイとショートステイの違いは入居期間の長さです。ミドルステイは1ヶ月以上介護施設に入居できますが、ショートステイの入居期間は30日までで、1日単位でも利用できます。

    有料老人ホームの場合、ショートステイは介護保険適用外になり、介護サービス部分が自己負担となるケースが多いよう。一方ミドルステイの場合、1ヶ月以上の入居であれば介護サービス部分に介護保険が適用になります。

    ミドルステイの利用目的は?

    利用者さんがミドルステイを利用する目的はさまざまですが、以下のようなケースが挙げられます。

    介護する家族のレスパイトケア

    介護する家族のレスパイトケアとしてミドルステイを利用する方法もあります。レスパイトケアとは、家族が介護を休んでリフレッシュするために介護サービスを利用すること。ショートステイよりも長い期間利用できるため、介護者の心身をしっかり休めることができるでしょう。

    介護する家族の都合による一時的な預かり先

    家族の都合で自宅での介護が難しいときの一時的な預かり先としてミドルステイを利用される方もいます。例えば家族の長期出張や体調不良などというケースも珍しくないでしょう。自宅が災害を受けリフォームする、孫の夏休み、仕事の繁忙期などの理由で、一時的にミドルステイに入居されるといったケースもあります。

    在宅復帰を目指すリハビリケア

    リハビリができる施設なら、集中的にリハビリして在宅復帰を目指すという活用方法もあります。ミドルステイであればある程度の期間集中してリハビリできるのが魅力。自宅に戻ったときに自分でできることが増えると、利用者さんも家族も楽になる可能性があるでしょう。

    入居を検討する施設をお試し

    施設へのお試し入居のためにミドルステイを利用するのもひとつの方法です。一時預かりやショートステイではどんな施設か把握しきれないケースもあるでしょう。ミドルステイならほかの利用者さんと同じように数ヶ月間生活できるので、施設の良し悪しを判断してもらいやすくなります。

    別の施設に入居するまでのつなぎ

    施設への入居を希望していても、空きがなく待機の状態になるケースも少なくありません。入居待ちで自宅での介護が難しい場合に、ミドルステイを一時的なつなぎとして利用することもあるでしょう。待機の期間も介護サービスが利用でき、家族も安心できます。

    豪雪地域の冬期間のみの入居

    豪雪地域に住んでいる方が、冬季のみミドルステイで入居されるといったケースもあるようです。雪下ろしが大変、雪の中外出が難しいなどといった場合に、冬季の数か月だけミドルステイを利用します。冬の寒さが厳しいエリアでは、「越冬プラン」など冬季のみ入居するプランを用意している施設もあります。

    ミドルステイについてきちんと理解しよう

    今回はミドルステイについて解説しました。ミドルステイは介護サービスとしての明確な定義はありませんが、利用者さんや利用者さんのご家族が困ったときの頼れるサービスのひとつ。ショートステイよりも長く入居することを指し、生活拠点はあくまでも自宅です。あなたが働いている介護施設がミドルステイのサービスを提供している場合は、内容を再度確認しておきましょう。

  • 介護主任(介護リーダー)の役割は?求められる能力と目標例

    介護主任(介護リーダー)の役割は?求められる能力と目標例

    介護施設には、さまざまな部署があります。そのため各部署をまとめるには、リーダーが欠かせません。例えば介護主任(介護リーダー)です。介護主任(介護リーダー)は、利用者さんへ介護を実施しながら、介護スタッフのまとめ役を担います。では、まとめ役とは具体的にどのようなことをするのでしょうか?そこで今回は、介護主任(介護リーダー)の役割や仕事内容・必要な資格・介護主任になるための目標例などを紹介します。

    そもそも介護主任とは?

    介護主任とは、介護リーダーとも呼ばれる介護スタッフをとりまとめる方のことを言います。まずは、介護主任の役割や仕事内容、待遇などについて見ていきましょう。

    介護主任の役割

    介護主任や介護リーダーと呼ばれる方は、介護スタッフをまとめるだけではなく、他の介護スタッフと同じように利用者さんへ介護サービスも行います

    また、一緒に働く介護スタッフが働きやすいように環境を整えたり、新人介護スタッフの教育を行ったりすることも。もちろん、利用者さんが快適に生活できるように、利用者さんに適した介護サービスを提供する役割もあるため、介護における知識や技術を習得しておく必要もあります。

    具体的な仕事内容

    介護主任とはどのような仕事を行っているのでしょうか?具体的に見ていきましょう。

    • 介護サービスの提供
    • 新規利用者さんとの面談
    • トラブルの連絡や報告、今後の対策の検討
    • 介護スタッフへの指示やサポート
    • 介護スタッフへの教育
    • 介護スタッフの人員配置や調整
    • 部署のマネジメント
    • 記録のチェックや管理
    • 他の部署との調整
    • 管理職との調整
    • 環境整備

    ここに挙げた仕事内容は一部です。こういった仕事から派生したさまざまな仕事を行っており、施設によっても仕事内容に少しずつ違いもあるでしょう。

    介護主任に必要な資格

    「介護主任になるために何か資格を…」と思っている方もいらっしゃるかもしれません。実は、介護主任になるために必要な資格は特にありません

    厚生労働省が提案している条件は以下の通りです。

    • 介護福祉士
    • 介護福祉士としての業務経験が5年以上

    ただし、経験年数が長いからといって介護主任になれるわけではありません。介護主任になるためには、介護分野における知識や技術だけではなく、コミュニケーション能力などさまざまな力を求められます。

    介護主任に求められる能力については、のちほど詳しく見ていきましょう。

    待遇面の違い

    介護主任の平均給与額は公表されていないため、厚生労働省が公表している「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要」より、介護福祉士の平均給与額を紹介します。

    2022年12月における介護福祉士1~4年目の平均給与額は、31万2,960円。介護主任になる1つの基準である5年以上の介護福祉士の平均給与額は、5年~9年目で32万4,350円、10年以上で35万8,870円でした。

    給与にして1万~4万円ほどの違いがあることがわかります。

    介護主任に求められるもの

    将来的に介護主任を目指すのであれば、介護主任に求められるものを身につけておかなければなりません。どういった能力を求められるのでしょうか。

    知識や技術

    介護主任は、利用者さんへの介護サービス以外に、介護スタッフの指導やフォローも行います。

    そのため、あらゆる状況において適切な判断をスピーディーに行わなければなりません。適切な判断をするためには、介護における高度な知識と技術を習得しておく必要があるでしょう。

    指導力やマネジメント力

    どんなグループにも言えますが、リーダーになるためには指導力やマネジメント力が欠かせません。

    どんなに介護の知識や技術があっても、他の介護スタッフとの関係性ができていないと、介護スタッフ全体をまとめることは難しいです。個々の能力を見極めて良さを引き出し、介護スタッフのモチベーションを高める能力が必要となるでしょう。

    コミュニケーション力

    介護主任は、介護スタッフ間の調整だけではなく、他部署の方や管理職の方とのパイプ役でもあります。

    さまざまな部署との調整を円滑に行うためには、コミュニケーション能力を身につける必要もあるでしょう。また、伝える能力だけではなく、聞く能力も身につけておくことをおすすめします

    信頼関係を構築できるだけでなく、話を聞く能力を高めることで、さまざまな問題の解決のヒントやトラブルのタネを見つけることができるためです。

    リーダーシップと人間力

    介護主任は、介護スタッフ全体をとりまとめて円滑な運営を行わなければなりません。例えば自分だったら、どんなリーダーに「ついていきたい」と思いますか?

    一般的には「仕事ができる」、「相談しやすい」、「目標が明確である」、「仲間をまとめてくれる」などでしょうか。これらの条件を考慮すると、介護スタッフ全体をまとめて目標に向かって動かすためには、リーダーシップと人間力を養う必要があるでしょう。

    介護主任になる&目指すことで得られるもの

    「介護主任になる」または「目指す」ことで得られるものとは何なのでしょうか?

    もちろん給与アップも期待できますが、その他にも魅力があります。ここでは、「介護主任になる」または「目指す」ことで得られるものについて見ていきましょう。

    魅力ある環境づくりができる

    介護現場では個人の仕事よりも、チームワークが大切になることも。そのため、人間関係が上手くいっていないチームでは居心地が悪く、「仕事をやめたい」と思うこともあるかもしれません。

    介護主任を目指せば、自ずと他の介護スタッフにも声かけをしたり、周りの状況を冷静に見たりして判断できるようになります。それによって自分が理想とする、また他の介護スタッフも働きやすいと思える環境づくりができるようになるのです。

    育成のなかで自身の振り返りができる

    介護主任を目指すのであれば、介護における知識や技術を習得し、適切なサービスを効率良く行えるようになる必要があります。

    「もっと勉強しよう」と勉強に集中できることはもちろん、他の介護スタッフや新人スタッフの指導・育成を通じて自身の振り返りもできるでしょう。「どうすれば上手く伝えられるのか」を意識すれば、育成力もコミュニケーション能力も高められるはずです。

    自身のこれまでの経験や失敗を共有することで、介護スタッフの知識力・技術力の底上げにもつながるでしょう。

    目標ができて仕事に前向きになれる

    介護福祉士になったばかりのときは、目の前の仕事を覚えることで精いっぱいかもしれません。しかし数年経てば仕事にも周りの環境にも慣れ、マンネリ化してしまうことも。そういったときこそ、目標を持つことが大切です。

    例えば「介護リーダーになりたい」という目標例はどうでしょうか?目標を掲げれば、介護リーダーになることを目指してどんなことも前向きに取り組めるようになります。自然と知識や技術を習得でき、周りの介護スタッフや他部署のスタッフと交流を深められるようになるはずです。

    結果、キャリアを積めば積むほど自分の自信となり、よりプロ意識を持てるようになるでしょう。

    目標を持つことで行動力がアップ!

    常に自分を律し仕事に取り組むのは、なかなか難しいものです。しかし「介護主任(介護リーダー)になる」という目標を持てば、毎日の仕事にも前向きに取り組めるようになるかもしれません。「自分には無理…」と決めつけず、まずは目標例を参考に何か目標を見つけてみてください。小さな目標でもコツコツと達成していけば、介護スタッフとして魅力的な人になれることでしょう。

  • 【介護施設の調理補助スタッフ】仕事内容は?どんな人に向いている?

    【介護施設の調理補助スタッフ】仕事内容は?どんな人に向いている?

    介護施設で調理補助スタッフとして働く場合、どんな仕事をすることになるのでしょうか。有料老人ホームやグループホームなどの介護施設で働くのは、利用者さんの介護を担当する介護職員だけではありません。

    利用者さんの食事作りをサポートする調理補助スタッフも、欠かせない役割を担っています。

    今回は調理補助スタッフの仕事に関する情報をご紹介しましょう。「どんな方に向いている?」「働くときの心得は?」などの疑問解決に役立ててください。

    【介護施設の調理補助スタッフ】仕事内容は調理作業や配膳など

    調理補助スタッフの仕事には資格が必要ありません。調理師として働くには調理師免許が必須なので、資格の有無が大きな違いと言えます。[btp_line]調理補助スタッフの立ち位置は“サポート役”[/btp_line]。調理師がメインで調理を行い、調理補助スタッフがサポートを行います。

    指示に沿って調理作業を行う

    調理師や管理栄養士の指示を受け、調理作業を行います。基本は“決まったメニューを決まった量だけ作ること”。調理作業のなかでも、食材や調味料の計量は調理補助スタッフに任されることがほとんどです。指示された通りにメニューを完成させるだけでなく、正しく計量することも仕事に含まれます。
    また、食事の形態を変える調理作業も仕事のひとつです。たとえば、嚥下機能が低下している利用者さん向けに食材を細かく刻む、ミキサーにかけるなど。利用者さん一人ひとりに合わせた形態を指示されることもあります。

    配膳、盛り付け

    調理補助スタッフが食事の配膳を手伝うこともあります。配膳は介護職員が担当するのが基本ですが、人手が足りない場合は調理補助スタッフのサポートも必要です。規模の大きい介護施設で調理補助スタッフとして働くと、配膳が仕事内容に含まれることもあるでしょう。
    また、簡単な盛り付け作業は調理補助スタッフの仕事です。利用者さんが安全に、安心して食べられることはもちろん、おいしく感じるような盛り付けを心がけましょう。

    食材の在庫チェック、掃除

    食材の在庫チェックも欠かせない仕事のひとつです。介護施設によっては発注作業も仕事に含まれます。
    掃除については、調理補助スタッフに任されることがほとんどです。食中毒のリスクを考えると、調理場を清潔に保つのは大切なこと。

    また、調理師のサポート役である調理補助スタッフが調理師のために調理環境を整える、という意味も含まれています。

    【介護施設の調理補助スタッフ】こんな方におすすめの仕事

    続いて、介護施設の調理補助スタッフに向いているとされる要素をご紹介します。

    正確さを求められる作業が得意

    調理補助スタッフの仕事には正確さが求められます。指示通りに動くことはもちろん、レシピ通りに調理作業を進めなければいけません。

    特に、調味料の計量ミスは利用者さんの健康に影響を及ぼす可能性があります。決められた量をきちんと測ったり、時間に合わせて作業を終わらせたり、正確さを求められるシーンの多い仕事です。

    効率良く作業を進められる

    調理場では、食材を切る、鍋の様子を確認するなど、複数の作業が同時に進んでいます。そのため、調理補助スタッフには効率良く作業を進める能力が求められるのです。一度に複数の作業を割り振られる可能性もあること知っておきましょう。

    体力に自信がある

    調理場では立ち仕事が基本です。さらに、介護施設によっては利用者さんの数が多く、調理する量が多いこともあるでしょう。また、早朝から朝食の調理作業が始まることもあり、体力面の負担は大きいと言えます。

    チーム作業が得意

    調理補助スタッフは、調理師や管理栄養士とコミュニケーションを取りながら仕事を行います。

    そのため、指示をきちんと聞き、実行する素直さが必要です。調理場で働くスタッフの人数が多いほど協調性が必要になるでしょう。

    調理の仕事に興味がある

    調理補助スタッフとして働くと、調理師の“プロの仕事ぶり”を間近で見ることができます

    調理のスキルを磨きたい方はもちろん、将来的に調理師免許を取りたいと考える方に向いていると言えるでしょう。

    【介護施設の調理補助スタッフ】働くときの心得は?

    調理補助スタッフの心得としてまず意識したいのが、調理師や栄養士の指示に従うことです。サポート役である調理補助スタッフの基本であり、安全面において欠かせない要素になります。

    たとえば自己流で調理作業を進めたり、盛り付けを行ったりすることで、利用者さんが料理をのどにつまらせるきっかけになるかもしれません。“人の命に関わる仕事”という意識を持って取り組み、わからないことはその都度質問・相談するようにしましょう。

    また、利用者さん一人ひとりに合わせた調理に対応することも心得のひとつです。利用者さんによって、糖尿病で食事制限がある、アレルギーがある、嚥下機能が低下しているなど、身体の状態はさまざま。嚥下機能の低下だけを見ても、“どの程度の調理で食べられるのか”は一人ひとり異なります。

    利用者さんが“楽しくおいしく食べられること”も意識しながら、利用者さんごとの調理にきちんと対応していきましょう。

    【介護施設の調理補助スタッフ】キャリアプランについて

    調理補助スタッフのキャリアプランとしては、調理師を目指すのがおすすめです。

    調理師になるには調理師免許の資格を取得することになりますが、合わせて2年以上の実務経験も必要になります。介護施設で調理補助スタッフ経験を積み、資格取得を目指しましょう。

    雇用形態がパート・アルバイトの場合は、勤務日数や時間に条件があります。

    【介護施設の調理補助スタッフ】やりがいは?

    介護施設で調理補助スタッフとして働くと、利用者さんに食事をおいしく食べてもらえたり、感謝されたりすることがやりがいにつながります。利用者さん一人ひとりに合わせた調理に対応するのは負担も大きいですが、介護施設で働く調理師や調理補助スタッフの腕の見せ所でもあるのです。

    また、利用者さんによっては食事時間を日々の楽しみにしている方もいるので、「喜びや生きがいにつながるお手伝いをしている」と考えて仕事に取り組むとやりがいを実感できるでしょう。

    調理補助スタッフとして働くことには、社会的にニーズのあるスキルが身に付くというメリットもあります。高齢化により人手不足が深刻化する介護業界では、介護職員だけでなく調理スキルを持つスタッフへのニーズも高まるでしょう。

    メリットも念頭において仕事に取り組めば、介護施設の調理補助スタッフの仕事により大きなやりがいを見出せるかもしれません。

    利用者さんの食事に欠かせない役割を担う仕事

    介護施設の調理補助スタッフは、調理師の指示に沿って調理作業を進めることをメインに、配膳や掃除など複数の仕事を担当します。立ち位置は調理師のサポート役になりますが、利用者さんに安全でおいしい食事を提供するための大切な仕事です。

    将来的に調理師の資格取得も目指せる職種なので、キャリアアップを考えている方にもおすすめと言えるでしょう。

  • 障害者グループホーム新規オープン!広島の「しあわせづくりグループホーム祇園」とは?【求人】

    障害者グループホーム新規オープン!広島の「しあわせづくりグループホーム祇園」とは?【求人】

    訪問美容サービス「ハーブヘア」をメイン事業として展開する「しあわせづくり株式会社」が、新しい事業をスタート!2023年9月に、障がい者グループホーム「しあわせづくりグループホーム祇園」を広島市安佐南区に新規開業しました。今回は「しあわせづくり株式会社」が障がい者グループホームを手掛けた理由や、施設の概要をご紹介。スタッフの方に同施設で働く魅力についても伺ったので、障がい者支援に興味のある方は、ぜひ目を通してください。

    【新規開業】障がい者グループホーム「しあわせづくりグループホーム祇園」とは?

    まずは、「しあわせづくりグループホーム祇園」がオープンするまでの経緯からご紹介します。

    訪問美容「ハーブヘア」をメインに広島で多数の事業を展開する「しあわせづくり株式会社」

    「しあわせづくり株式会社」は創業以来、訪問美容サービスや高齢者支援、障がい者支援など、さまざまな事業を展開してきました。そして2023年9月、新たな施設として障がい者グループホームをオープン!今、広島の訪問美容&訪問介護・福祉業界で勢いのある企業として注目されています。

    「しあわせづくり株式会社」が新たに障がい者グループホームを立ち上げたのは、同社の桑田社長が「ひろしまの地域福祉推進“チャレンジ応援”助成事業」に応募したことがきっかけ。これは、福祉課題解決につながる新たなチャレンジを、広島市社会福祉協議会が応援するという取り組みです。

    この助成事業を契機に、同社のメイン事業である訪問美容の「美と癒し」をテーマに、女性専用グループホームを作ることが決定!広島市安佐南区西原に一軒家を購入し、2024年4月の開業へ向けてリフォームなどを進めています。この西原のグループホーム完成までの期間に先駆けてオープンしたのが、[btp_line]マンション型のグループホーム「障がい者グループホーム祇園」[/btp_line]です。

    ▽第1回目の記事はこちら!

    障がい者グループホーム「しあわせづくりグループホーム祇園」の概要

    「しあわせづくりグループホーム祇園」はマンション型の障がい者グループホームです。障がい者グループホームとは、身体・知的・精神障がいのある方などが必要なサポートを受けながら共同生活を行う施設のこと。2023年12月現在でマンションの3部屋を借り上げており、現在は1名が入居しています。

    なお「しあわせづくりグループホーム祇園」は西原に完成予定のホームとは異なり、[btp_line]性別を問わず受け入れOK![/btp_line]障害福祉サービス受給者証を持つ18歳以上で、要件に当てはまれば誰でも入居できます。また、空いている部屋はショートステイ(空床型)としても利用可能です。

    ※空床型ショートステイ…グループホームの空き部屋を利用し、障がいのある方の短期入所を受け入れるサービス

    [btp_box back=”on”]【入居要件】

    • 日中活動拠点のある方
    • 他入居者や近隣の方々に著しい迷惑行為をしない方
    • 自立している方[/btp_box]

    グループホームの種類は、[btp_line]「介護サービス包括型」[/btp_line]。主に夜間や休日において、相談援助・日常生活の援助・身体介護の他、入居者さんの就労先や日中活動サービスとの連携を図るといったサービスを提供しています。そのため、夕方から早朝にかけて入居者さんの生活をサポートすることが、「しあわせづくりグループホーム祇園」で働くスタッフの主な仕事です。

    [btp_box]施設名:しあわせづくりグループホーム祇園
    住所:広島市安佐南区祇園6-8-10 グリーンヒルズ祇園
    アクセス:JR古市橋駅から徒歩8分[/btp_box]

    居心地バツグン!「しあわせづくりグループホーム祇園」の施設紹介

    ここからは、より詳しく「しあわせづくりグループホーム祇園」の魅力をお伝えします!

    【立地・外観】利便性が高い場所にありながら静かで暮らしやすい

    駐車場から見る武田山

    「しあわせづくりグループホーム祇園」があるのは、利便性の高い広島市安佐南区の祇園エリア。イオンモール広島祇園も近くにあるため、日常生活の買い物にも困りません。

    交通や生活の利便性が高い一方で、建物自体は主要道路から少し離れた閑静な住宅地に建っており、とても静か。すぐ近くに武田山を望むことができ、山の四季を身近に感じられる自然豊かな環境も魅力です。

    【内装】清潔感のある広々とした間取り

    入居者さん用の個室(和室)

    間取りは広々とした2LDKで、1室に2名まで入居することができます。入居者さんが個人で利用する部屋は、各室に洋室と和室が1部屋ずつ。もちろん異性が同室になることはありません。

    利用者さん用の個室(洋室)

    こちらは、洋室タイプの個室です。清潔感の保たれた居住環境が用意されています。

    男性の利用をイメージしたモダンな共用リビング

    こちらは、入居者さんが共同で利用するリビングです。テレビを見たり、食事をしたりするスペースです。日当たりも良く、部屋全体が明るい印象

    共用キッチン

    キッチンは広々としており、お皿洗いや調理などの家事援助もゆったりと行えそうです。

    共用のお風呂・トイレ

    お風呂とトイレは別で、それぞれ十分なスペースが確保されています。

    現在入居されている方のお部屋(洋室)の一角

    現在は、1名の入居者さんが生活しています。原状回復が可能であれば、部屋は自由に使ってOK!

    女性の利用をイメージした北欧風の共用リビング

    夜10時の消灯時間までは、リビングでの過ごし方も自由。入居者さんがリラックスできる空間になっています。

    【入居要件】生活をより充実させるサービスあり

    入居対象は、障害福祉サービス受給者証を持つ18歳以上の方。その中でも日中活動拠点があり自立している方、周囲に配慮できる方であれば、入居は可能です。

    さらに、住みやすさを向上させるサービスとして、所定の場所での飲酒・喫煙もOK!ショートステイ(空床型)利用の場合は、就労先や自宅への送迎も実施しています。

    加えて、入居・ショートステイどちらの場合も有料の訪問美容サービスを利用でき、「しあわせづくり」ならではの癒しを提供できるのが特徴です。

    【求人】子育てひと段落世代も活躍できる!「しあわせづくりグループホーム」で働くメリット

    サビ管 横田さん/管理者 尾濱さん

    ここからは、「しあわせづくり訪問介護・グループホーム」のサービス管理責任者(サビ管)を務める横田沙織(よこた さおり)さんと、「しあわせづくりグループホーム祇園」の管理者である尾濱美香(おはま みか)さんに、仕事内容や「しあわせづくり」で働くメリットを伺いました。

    「しあわせづくりグループホーム」で働く生活支援員・世話人の仕事内容

    「しあわせづくりグループホーム祇園」では、生活支援員と世話人の2職種を募集しています。生活支援員の主な仕事は、食事の提供や入浴の準備、掃除、身体介護など。一方世話人は、身体介護以外の生活サポートを行っています。

    通常、障がい者グループホームで働く生活支援員や世話人はどちらも資格不問ですが、「しあわせづくり」では、介護関連の資格を持つ方を生活支援員、無資格者を世話人としているのが特徴です。
    現在のところ、日中はサビ管や管理者などがいるため、[btp_line]夕方・夜間・早朝が生活支援員や世話人の勤務時間帯[/btp_line]となります。

    生活支援員・世話人の一日のタイムスケジュールはこちらです。

    17:00夕食の準備
    18:00夕食開始
    18:30夕食の片付け、入浴の準備・入浴への誘導
    19:30~20:30休憩
    21:00風呂掃除、就寝準備、服薬確認
    21:30日誌記録
    22:00入居者消灯
    ~24:00休憩
    0:00見守り
    3:00見守り
    6:00~7:00休憩
    7:00朝食準備
    7:30朝食開始
    8:00朝食の片付け
    8:30日誌記録、引継ぎ
    9:00勤務終了

    食事は冷凍の宅配食を利用。[btp_line]湯煎解凍するだけなので、食事の準備にかかる負担はほとんどなし![/btp_line]料理が苦手な人でも簡単に用意できるのがメリットです。

    冷凍の宅配食

    [btp_box]尾濱さん冷凍といっても栄養バランスも良く、味も美味しいんですよ!誰が用意しても味のばら付きがないのが魅力です。イベント食にも対応しています」[/btp_box]

    「しあわせづくりグループホーム」で生活支援員・世話人として働くメリット

    「しあわせづくりグループホーム」の入居者さんは自立した方なので、生活支援員でも入浴や排泄などの身体介護が必要になる場面はほとんどありません

    また、世話人は特別な資格が不問。世話人の主な仕事は、調理や掃除、洗濯などの家事支援なので、日常的な家事スキルさえあれば誰でも活躍できるのが特徴です。そのため、[btp_line]子育てがひと段落した主婦なども多数活躍[/btp_line]しています。

    夜間スタッフが過ごす個室(洋室)

    夜間生活支援員や世話人が過ごす個室には、エアーベッドやテレビを完備。

    [btp_box]尾濱さん「現在のところスタッフは1配置なので、自分の好きなように動けることも夜勤のメリット。世話人さんの中には、『この上なく働きやすい職場です』と喜ばれている方もいます」[/btp_box]

    「しあわせづくりグループホーム」では、[btp_line]パートやアルバイト以外に業務委託という働き方も選べます[/btp_line]。業務委託は雇用契約を結ぶことなく気軽に働けるため、障がい者グループホームでの仕事を体験してみたい方や時間を有効活用したい方などにもおすすめです。

    ※1配置…その時間帯に配置されている職員が1人であること

    【資格経験不問】人が好き!寄り添う気持ちで対応できる方を大募集!

    [btp_box]横田さん「介護の仕事の中でもグループホームは資格がいらないので、人が好きで、寄り添う気持ちがあれば誰でも働くことができます。ただし、夜間勤務は子育て世代より、子育てが落ち着いた世代の方が活躍しやすいでしょう。現在働いているスタッフも、みな子育て卒業組です」[/btp_box]

    [btp_line]家庭の都合に合わせて、柔軟に働けるのが魅力[/btp_line]の職場。介護職員初任者研修などの資格がなくても活躍できますが、有資格者も大歓迎です!夜間生活支援員として、入居者さんの生活や精神面をサポートする役割が期待されています。

    [btp_box back=”on”]【募集内容】パート・アルバイト・業務委託
    【勤務体制】
    夕方勤務 17:00~22:00
    夜間勤務 22:00~翌5:00
    早朝勤務 5:00~9:00
    ※上記の時間の中からシフト自由(3時間~)[/btp_box]

    特別な資格やスキルがなくても活躍できるのが魅力!

    「しあわせづくりグループホーム祇園」は、スタートしたばかりの新しい事業所です。自立している方を入居対象としているため、身体介護の機会はほぼないうえに、仕事内容は一般的な家事スキルで対応できるものがほとんど。資格やスキルがなくても福祉・介護業界に携われることが大きなメリットです。「人の役に立ちたい」という想いをお持ちで夕方・夜間・早朝勤務が可能な方は、ぜひ「しあわせづくり株式会社」で新しい仕事にチャレンジしてみては?

    しあわせづくり株式会社】

    事業所所在地 広島市安佐南区西原3-11-1-1
    電話 0120-931-814(お問い合わせ用フリーダイヤル)
    公式サイトhttps://www.herb-hair.com/
    Instagram@herb___hair

    【しあわせづくりグループホーム祇園】

    所在地 広島市安佐南区祇園6-8-10 グリーンヒルズ祇園
    電話 0120-931-814(お問い合わせ用フリーダイヤル)
    面接担当者尾濱 美香
  • 夜勤専従看護師の働き方、やりがいは?広島・尾道のサ高住「けやきの樹」求人情報も

    夜勤専従看護師の働き方、やりがいは?広島・尾道のサ高住「けやきの樹」求人情報も

    病院や介護施設などで、夜勤帯のみ勤務する「夜勤専従看護師」日中の自由時間が多く、日勤よりも少ない出勤回数で比較的高収入という点が魅力の働き方です。今回は、広島県尾道市のサービス付き高齢者向け住宅「けやきの樹」で、夜勤専従で働く准看護師のスタッフさんにインタビュー。夜勤専従看護師ならではの働き方ややりがいについてご紹介します。

    広島県尾道市のサービス付き高齢者向け住宅「けやきの樹」とは

    【尾道市向島】サービス付き高齢者向け住宅「けやきの樹」

    今回インタビューした夜勤専従看護師・Tさんが働くサ高住「けやきの樹」は、[btp_line]広島県尾道市の向島[/btp_line]にあります。
    尾道市街地の対岸に位置する向島は、「尾道大橋」および「新尾道大橋」で本土とつながっているため、バスや車での通勤にも便利なロケーションです。

    サ高住「けやきの樹」は、2021年に開設。緑あふれる中庭が特徴的で、入居者さんが庭いじりを楽しむなど、ゆったりとした時間が流れています。

    関連記事

    運営するのは尾道市の水産物卸売会社「山源山乃花」

    サ高住「けやきの樹」を運営しているのは、[btp_line]地元・尾道の水産物卸売会社「山源山乃花株式会社」[/btp_line]です。1988年に創業、2014年に同じくサ高住である「尾道いちょうの樹」を開設し、介護事業へ進出。以来、2つのサ高住を運営しながら、地元の高齢者福祉に貢献しています。

    ▼山源山乃花株式会社の木曽代表のインタビューはこちら

    ▼もう一つのサ高住「尾道いちょうの樹」についてはこちら。

    サ高住「けやきの樹」の夜勤専従看護師さんにインタビュー!

    ここからは、サ高住「けやきの樹」で夜勤専従として働く准看護師のTさんにお話を聞きました。

    【けやきの樹】夜勤専従で活躍する准看護師さんをご紹介

    Tさんは2023年現在、准看護師として働き始めて7年目、介護業界で夜勤専従という働き方を始めて3年目になる准看護師です。どのような経緯で働き始めたのでしょうか?

    イメージです

    [btp_box]Tさん:

    「小学生のときに家族が入院した病院で看護師を見て、かっこいいなと思ったのが始まりです。母になり、入院しがちな子供の側で看護師が働く姿を見て改めて憧れるようになり、資格を取得しました。


    病院から介護施設へと転職したのは、人と関わることや話をすることが好きだったからです。サ高住は比較的自立した方も多く、スタッフと入居者さんが楽しそうに話をしている姿に惹かれて『けやきの樹』に入職することを決めました」[/btp_box]

    「夜勤専従」という働き方を選んだ理由を教えてください。

    ※イメージです

    [btp_box]Tさん:

    子供の小学校入学をきっかけに、夜勤専従勤務へと転職しました。同居している両親を病院に送迎するため、日中動きやすい働き方が必要だったことも理由のひとつです」[/btp_box]

    勤務時間にバラつきがなく、日中に自由な時間を確保しやすいのが夜勤専従看護師の特徴です。仕事とプライベートを両立しやすいので、Tさんのように日中に動ける時間が欲しいと考える方にはおすすめの働き方と言えるでしょう。

    また、「けやきの樹」では、夜勤専従看護師と日勤看護師の給与はほぼ同額。[btp_line]日勤よりも少ない勤務回数で比較的高収入[/btp_line]なのも、夜勤専従という働き方の魅力の一つです。

    平均的な業務のスケジュールを教えてください。

    [btp_box]Tさん:

    「勤務時間は16時から翌日の9時までで、2交代制。勤務回数は月に10~11回ほどです。内容は食事介助や口腔ケアといった一般的な身体介護だけでなく、就寝介助や起床時のトイレ介助、夜間見守り支援システム『眠りSCAN』のセンサー対応もしています」[/btp_box]

    ▼介護ICT「眠りSCAN」についてはこちらをチェック!

    「けやきの樹」では、「眠りSCAN」を導入していることもあり、夜勤帯で働くスタッフの業務負担を軽減しているそうです。

    [btp_box]Tさん:

    「ナースコールや眠りSCANへの対応回数は、日によって波があります。入居者さんの急変や転倒がいつ起こるかわからないという緊張感もありますが、眠りSCANがあるので見守りもしやすく、万一の際も迅速に対応でき助かっています」[/btp_box]

    「夜勤専従」のお仕事で大変なことは?やりがいを感じるのはどんなときですか?

    ※イメージです

    [btp_box]Tさん:

    「特に大変なのは、入居者さんの転倒や急変があった際の対応です。転倒リスクの高い方も多いので、何事もなく朝を迎えられるとホッとします。夜間の急変時は、対応がきちんとできていると自分の経験値も上がるため、やりがいを感じますね」[/btp_box]

    また、認知症の入居者さんの中には、夜間せん妄の症状が出る方もいるそうです。

    [btp_box]Tさん:

    「夜に不穏気味になる方もいらっしゃるため、対応が難しくて悩むことも多いですね。でも、入居者さんからうれしい言葉をかけられることもあります。『あなたがいるから安心できるし、安心してお話しできるのよ』という言葉は、今でも印象に残っています」[/btp_box]

    大変なことばかりではなく、入居者さんから向けられる信頼感や何気ない言葉もやりがいにつながっているのですね。

    体調管理や生活リズムを整えるために工夫していることはありますか?

    [btp_box]Tさん:

    「夜勤の翌日に、その日の夜まで起きていることも多いので…正直なところ、生活リズムを整えられていると言えないかもしれません。でもなるべく、マッサージや飲み物に気を使うなど工夫することで、睡眠の質を上げるように努力しています。そのおかげで、仮眠の間に熟睡できるようになったり、短時間睡眠でも目覚めが良くなったりと、良い状態を保てるようになりました」[/btp_box]

    生活が不規則になりやすい働き方だからこそ、自分なりに工夫しながら、体調や生活リズムを整えることが大切なんですね。

    夜勤専従のお仕事に向いているのはどんな人ですか?

    イメージです

    [btp_box]Tさん:

    「夜勤専従の仕事は、日中自由に動ける時間を確保したい方や、高齢者との会話が好きな方に向いていると思います。私が『けやきの樹』へ就職する前の見学で、スタッフと入居者さんの関係性に魅力を感じたように、一度見学してお話を聞いてみるのも良いかもしれません」[/btp_box]

    夜勤帯は、日中より少人数のスタッフで対応することが多いため、最初は心細い面もあるかもしれません。しかし、「けやきの樹」では、見守り支援システムの導入で、夜勤スタッフの負担が軽減されています。夜勤専従として働くからこそ得られるメリットも多く、魅力的なお仕事と言えるのではないでしょうか。

    【求人情報】夜勤専従看護師さんに聞く!サ高住「けやきの樹」の働きやすさとは?

    介護ICT「眠りSCAN」が夜勤スタッフをサポート

    前述したように、Tさんの勤務するサ高住「けやきの樹」では、[btp_line]介護ICTの見守り支援システム「眠りSCAN」を導入[/btp_line]しています(希望者のみ)。眠りSCANは、入居者さんの睡眠状況などを遠隔監視でき、異常があればアラームで知らせてくれるシステム。そのため、安否確認のための訪問回数を減らすことができ、万一ベッドから転倒した際も早急に対応しやすく、[btp_line]夜勤帯の業務を大幅に軽減[/btp_line]できているそうです。
    こうしたICTによる業務サポートは、少人数で勤務する夜勤帯のスタッフにとって、心強いと言えるでしょう。

    【けやきの樹・尾道いちょうの樹の求人】で介護スタッフ、看護師などを募集中!

    現在、「けやきの樹」「尾道いちょうの樹」では、夜勤専従看護師だけでなくさまざまな職種を募集しています。
    介護スタッフからケアマネジャー、調理員など、多様な職種を募集しているので、希望する求人が見つかるかもしれません。
    Tさんによると、夜勤帯含めて話しやすいスタッフが多く、業務が円滑に進められる職場環境だそう。
    「けやきの樹」「尾道いちょうの樹」のことが少しでも気になれば、採用ページからご確認ください。

    病院だけでなく介護施設にも活躍の場が広がる夜間専従看護師という働き方

    夜勤専従看護師の働き方について、広島県尾道市の「けやきの樹」で働くTさんのインタビューを中心にご紹介しました。
    夜間専従看護師は、日勤に比べて勤務回数が少なく高収入であることが魅力。日中の自由時間も多いため、Tさんのようにプライベートを大切にしたい方は、働き方の選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか。

    【けやきの樹】

    所在地広島県尾道市向東町8918-1
    電話番号0848-38-1600
    公式サイトhttps://www.keyakinoki-y.jp/
    Instagram@keyakinoki_ichounoki
    公式LINEhttps://line.me/ti/p/~@629etvlt

    【尾道いちょうの樹】

    所在地広島県尾道市向東町3301番地59
    電話番号0848-38-7767
    公式サイトhttp://ichonoki.com/

  • 「潜在看護師」が復職しない理由とは?ブランクから抜け出す方法

    「潜在看護師」が復職しない理由とは?ブランクから抜け出す方法

    看護職として働いていたけれど、結婚や出産などを機に離職し、そのまま医療現場に戻っていない潜在看護師が多く存在することをご存じですか?看護職に戻りたいけれど、仕事と私生活の両立に不安を感じ、復職できていない方も実は多くいます。そこで今回は、潜在看護師が復職しない理由について詳しく解説。ブランクから抜け出す方法や、おすすめの復職先についても触れています。看護職の免許を活かして医療現場に復職したいとお考えの方は、ぜひご一読ください。

    潜在看護師ってどんなひと?

    [btp_line]潜在看護師とは、看護職の資格を保有しながら医療現場で働いていない方[/btp_line]のこと。慢性的な担い手不足が続いている看護職ですが、資格を保有している方の数自体は多いことが分かっています。

    2012年時点で働いている看護職員数は約150万人、潜在看護師の数は約71万人です。看護職の資格を持っている方の約3分の1が、医療現場に従事していないことが分かります。

    [btp_line]看護職の人材を確保するためには[/btp_line]、新たに看護職を育成することが大切です。しかし、すでに現場での経験がある[btp_line]潜在看護師を、いかに復帰させるかも大きな課題[/btp_line]となっています。

    復帰したい潜在看護師は実は多い!

    潜在看護師は、あらゆる理由で離職し、そのまま復帰をしていない方がほとんどです。そんな潜在看護師ですが、なかには復帰したいと思っている方も実は多くいます

    しかし、実際に復職を考えると、知識や技術面、体力面、人間関係、家事や育児との両立など、いろいろな不安や悩みが。ブランクが長くなればなるほど、復帰に躊躇する傾向にあるのも潜在看護師の特徴といえるでしょう。

    潜在看護師が復職しない理由

    では、潜在看護師が復職しない理由をもっと詳しく解説していきます。

    ライフステージの問題

    看護師を離職する理由で多いのが「結婚」や「出産・育児」などライフステージの変化です。独身のときは夜勤があっても問題なく働くことができますが、このようなライフステージの変化により、24時間のシフト制で働くことが困難になるケースが後を絶ちません。

    さらに、土日祝日関係なく稼働している医療施設も多いため、自分の休みが家族の休みと合いにくいことも復職を遠ざける理由になっています。

    復職後のサポートが不十分

    潜在看護師が復職するときは経験者として扱われるため、新卒採用に比べると復職後のサポートが不十分になりがちです。しかし、医療は日々進歩しているので、常に新しい知識を得る必要があります。

    ブランクがある潜在看護師は、離職したときまでの知識しかなく、技術力も落ちている可能性が高いです。このような不安を抱えながら現場に戻らなくてはならないことも潜在看護師が復職しない理由になっています。

    看護師以外の仕事をしている

    看護職の資格を保有していても、看護師以外の仕事に就いている方もたくさんいます。医療から離れ、まったく異なる分野に従事している、看護の知識を活かして介護職として働いているなど、さまざまです。

    資格を持っていても、絶対に看護職にならないといけないというわけではないので、そのほかの仕事をしている方が一定数いることも現状としてあります。

    潜在看護師が関連する社会問題とは

    多くの潜在看護師がいる日本ですが、そのことに関連した社会的な問題も生じています。

    看護師不足の加速

    日本は、総人口の5人に1人が75歳以上になる超高齢化社会を2025年に迎えると予測されています。それにともない、社会保障はもちろん、医療、介護、年金が限界に達する[btp_line]「2025年問題」[/btp_line]が大きな社会問題になっているのが現状です。そのなかでも、ニーズがますます高まっている、医療・介護業界における、看護師などの専門職不足が深刻化。そのため潜在看護師を医療現場に復帰させることが、解決のひとつといえるでしょう。

    看護サービスの質の低下

    看護職の不足が続けば、自然と看護職が携わるサービスの質が低下してしまいます。どこの医療現場でも、看護職の数が多いほど患者さんに目が行き届きやすく、質の高いサービスが提供できています。さらに、看護職自身も余裕を持って仕事ができるため、医療ミスを減らせるというメリットも。

    しかし、深刻な人材不足が続く現状では、質の高い医療サービスを提供することは困難です。慢性的な人材不足により、病棟の一部を閉鎖する病院も出てきているのだとか。サービスの質の低下だけでなく、病院の運営にも関わる大きな問題になっています。

    潜在看護師がブランクから抜け出すためにできること

    潜在看護師が復職を目指すためには、ブランクから抜け出す必要があります。では、ブランクという不安を解消する方法をご紹介していきましょう。

    復職支援制度を利用する

    潜在看護師の復帰を促進するために、各都道府県にある看護協会ではブランクがある看護職向けの講習会が開かれています。採血や注射、点滴などの技術面だけでなく、感染予防について、急変時の対応などあらゆる分野の研修を受けることが可能です。

    基礎知識だけでなく、技術面や最新の医療について学び直すことができるので、ブランクを抜け出すきっかけになるでしょう。

    勉強をする

    医学の進歩は早いため、3年も経てば知識は古いものになってしまいます。よって、復職を決意したら隙間時間を活用して看護職の知識を再勉強すると安心でしょう。

    近年は看護職の知識が学べるアプリも多く登場しています。隙間時間を活用して手軽に勉強を進められるのでおすすめです。

    まずはパート勤務で復職する

    仕事を家庭や育児と両立させることに不安ある場合は、まずはパート勤務で復職を目指すのもひとつの方法です。勤務時間や勤務日数の調整ができるので、家事や育児の時間を確保しつつ職場に慣れていくことができるでしょう。

    家族の協力を得る

    これまで家事や育児に専念していた場合、復帰とともにあらゆる面でトラブルに見舞われる可能性が高いです。保育園の送迎や、子どもの体調不良時はどうするのか、日々の家事をどのように分担するのか、事前にパートナーと話し合い、協力を得ておくのがおすすめ。

    家族の理解があってこその復職なので、すべてをひとりでこなそうとせず、周囲の協力を得ながら復職を進めていきましょう。

    潜在看護師におすすめの復職場所

    ここからは、潜在看護師におすすめの復職場所をご紹介していきます。

    訪問看護ステーション

    短時間で働きたい、土日祝日は休みたい、夜勤をしたくないという方には、訪問看護ステーションがおすすめです。比較的時間の融通が利きやすく、夜勤やオンコールを免除してもらえる職場があります。土日祝日に休みたいという希望も通りやすいので、仕事と私生活を両立させやすい職場といえるでしょう。

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    介護・福祉施設

    介護・福祉施設は慢性的に人材が不足しているため、短時間でも看護職を確保したいと求人を出しているところが多いです。したがって、希望する条件が通りやすいという特徴があります。ただし、施設により看護職の配置人数が異なるため、1人で働かなくてはならないケースも。復職先として介護・福祉施設を探すときは、利用者さんの介護度や勤務内容をしっかりと確認しておきましょう。

    訪問入浴

    訪問入浴はドライバーと介護職と看護職の3人で訪問をするため、1人ですべてを対応しなくてもいいという安心感があります。最新の医療知識がなくても対応できる利用者さんが多いので、ブランクがある方に向いた職場といえるでしょう。ただし、入浴介助が主な仕事のため、体力が必要です。介護度が高い利用者さんも多いため、看護のスキルだけでなく、介護スキルも求められます。

    潜在看護師が活躍できる職場で働こう!

    潜在看護師が復職しない理由や、ブランクを抜け出す方法について解説しました。超高齢化が進む日本では、潜在看護師の活躍が求められています。ブランクがある方へのサポートを手厚くしている職場も増えてきているので、自分に合った復職先も見つけやすいでしょう。看護職として再び活躍できるよう、ご家族の協力も得ながら復職を目指してみてくださいね。

  • 入れ歯が合わない高齢者の悩みに、こうの歯科・矯正歯科(広島市安芸区矢野)がアドバイス

    入れ歯が合わない高齢者の悩みに、こうの歯科・矯正歯科(広島市安芸区矢野)がアドバイス

    広島市安芸区にある「こうの歯科・矯正歯科」は、老若男女問わず地域に愛される歯科クリニック。今回は、入れ歯が合わない悩みやその原因、対処法について、入れ歯治療に積極的に取り組む河野院長にお話を伺いました。併せて、働きやすさとスキルアップが叶う職場環境もご紹介!訪問歯科診療や高齢者の口腔ケアに関心のある方、広島市で転職をお考えの歯科医師・歯科衛生士の方はぜひチェックしてください。

    【広島市安芸区矢野】こうの歯科・矯正歯科は頼れる町の歯医者さん


    JR矢野駅近く。地元出身院長による「こうの歯科・矯正歯科」

    JR呉線「矢野」駅から徒歩約8分、国道31号線の近くにある「こうの歯科・矯正歯科」。一般歯科・小児歯科・矯正歯科・インプラントなどに対応し、幅広い世代の患者さんが訪れる総合歯科医院です。地域に根差した診療を行う中、通院が困難な患者さんの自宅や介護施設に赴く「訪問歯科診療」も実施しています。

    ▼訪問歯科診療についての記事はこちら

    [btp_box back=”on”]河野信也院長プロフィール
    広島市安芸区矢野生まれ。1999年に広島大学歯学部卒業、2003年に広島大学大学院歯科矯正学修了(博士号取得)。アメリカ・フロリダ大学留学などで矯正歯科について長年研鑽を積み、一般診療にも尽力。2013年に「こうの歯科・矯正歯科」を開院。全国でまだ2割程度の診療所しか実施していない訪問歯科診療をスタートし、地域医療にも尽力する。[/btp_box]

    「こうの歯科・矯正歯科」の院長を務めるのは、温かい人柄で患者さんやスタッフからの信頼を集める[btp_line]河野信也(こうのしんや)さん[/btp_line](画像)。長年、一般歯科・矯正歯科などの研鑽を積み、生まれ育った矢野で開業しました。日常会話を交えた丁寧な説明と、痛みに配慮した治療で、広いエリアから患者さんが相談に訪れています。

    ▼河野院長のインタビュー記事はこちら

    外来・訪問診療で、高齢者の入れ歯の作成・調整を実施

    訪問歯科診療の様子

    「こうの歯科・矯正歯科」では、口腔内の健康が全身の健康に影響するとして、[btp_line]高齢者の口腔ケアに注力[/btp_line]。外来だけでなく訪問歯科診療でも、患者さんの入れ歯作成や調整を行っています。
    その方に合った噛み合わせの良い入れ歯を装着して、しっかりと食事ができれば、元気に過ごせることにつながるという河野院長。
    今回は入れ歯について、種類やなぜ合わなくなるのかなど、気になるポイントを伺いました。

    高齢者の「入れ歯が合わない」悩みに寄り添う!河野院長にインタビュー

    Q こうの歯科・矯正歯科では、どのような種類の入れ歯を取り扱っていますか?

    [btp_box]河野院長:
    「当院では、レジン床・金属床・デンチャーのシリコンデンチャーの3種類の入れ歯を取り扱っています」[/btp_box]

    まずは3種類の特徴をチェックしてみましょう。

    レジン床

    保険適用の入れ歯で、歯ぐきに接する床の部分がレジンと呼ばれるプラスチック樹脂でできている。強度を保つために厚みを持たせており、装着時に違和感や発音のしづらさを感じるケースがある。

    金属床(保険外診療)

    床の部分が金属でできている入れ歯。レジン床に比べて薄いが、軽さは同じくらい。装着時の違和感が少なく、食べ物や飲み物の温度をしっかり感じられるというメリットがある。

    シリコンデンチャー(保険外診療)

    自費診療(保険外診療)の入れ歯で、別名「スマートデンチャー」。レジン床の部分入れ歯の場合、金属製のワイヤーによって見た目に違和感を覚えるケースがある。それに対しシリコンデンチャーは、留め具が半透明の樹脂でできており、目立ちにくくつけ心地が良い。金属アレルギーの方も使用できる。

    [btp_box]河野院長:
    「基本的に広く用いているのは、保険診療で費用を抑えられる『レジン床』の入れ歯ですが、ワイヤーが気になる方には、保険適用外の『シリコンデンチャー』が喜ばれています。
    総入れ歯に関しては『シリコンデンチャー』での対応が難しいため、同じく保険適用外の『金属床』を選ばれる方も多いです」[/btp_box]

    機能面や審美面、使用感などを考慮して、適切な入れ歯を提案しているといいます。

    [btp_box]河野院長:
    「少数歯欠損の方の部分入れ歯は、『シリコンデンチャー』のほうがフィット感が良いです。
    多数歯欠損の方の部分入れ歯・総入れ歯については、『金属床』を選ぶと違和感が少なく、食事を楽しんでいただきやすいでしょう」[/btp_box]

    Q 初めて入れ歯を作る方に、どのような説明やカウンセリングをしていますか?

    [btp_box]河野院長:
    「まずは入れ歯に慣れていただくことが第一です。少しずつ装着時間を長くするようお伝えして、生活に負担がかからないようにしています」[/btp_box]

    口腔内の環境を整えられるようにケアも行っているそう。

    [btp_box]河野院長:
    「部分入れ歯の場合、残った歯のケアが非常に大切です。これ以上歯を失わないよう、歯周病発症リスクを抑えるための「歯周病安定期治療」を受けていただくようお伝えしています。
    総入れ歯の場合も、定期的に入れ歯の調整を行い、継続して使用できるようケアを行います」[/btp_box]

    また、入れ歯による痛みには、すぐに来院できないときのために自宅での応急的な対処法を伝え、来院時には迅速に対応するよう心がけているそう。
    入れ歯が初めての方も安心できるように、手厚くサポートしています。

    Q 高齢の患者さんからは、入れ歯についてどのような悩みが聞かれますか

    ※イメージです

    [btp_box]河野院長:

    「やはり装着時の違和感です。特に初めての入れ歯の場合、違和感のほかにも、発音のしにくさや痛みを覚える患者さんがみられます」[/btp_box]

    そんなときは、できるだけ市販の入れ歯安定剤に頼らず、歯科受診してほしいといいます。

    [btp_box]河野院長:

    「当院では、フィット感のある入れ歯の作成を大切にしています。違和感や痛みが少しでも続く場合は、修理または作り直しを提案させていただいていますので、ぜひご相談ください」 [/btp_box]

    Q なぜ入れ歯は「合わなくなる」のでしょうか? 

    ※イメージです

    [btp_box]河野院長:
    「歯茎が痩せて入れ歯と歯茎の間に隙間ができること、人工歯がすり減って噛み合わせが変わることなどが主な原因です。
    合わない入れ歯を使い続けると、痛みによって食事が困難になるなど、日常生活や健康状態にさまざまなデメリットが生じますので、早めに歯科医師にご相談ください」[/btp_box]

    保険適用の入れ歯の場合、口腔内の状態によっては長期間使用し続けることが難しい場合もあるため、随時調整したり作り直しをしたりするそうです。

    [btp_box]河野院長:
    インプラント(自費診療)を併用して金属床の入れ歯を装着する方法であれば、装着の負担を歯茎でなく、インプラントにかけることが可能です。この場合、定期的な処置を行うことで、一生使えるようになるケースもありますよ」[/btp_box]

    Q 入れ歯ではなく、インプラントを提案するケースもありますか?

    [btp_box]河野院長:
    「インプラントは入れ歯と違って取り外しの手間がない・しっかり噛めるなど、長持ち以外のメリットも大きいため、70歳代までの方にはインプラントを提案することが多いです。
    対して、全身疾患を持つ方や80歳以上で体力的に外科処置が難しい方は、入れ歯のほうが向いているでしょう。その場合は、より良い入れ歯を作成するよう心がけています」[/btp_box]

    ▼インプラントについてはこちらもチェック

    Q 訪問歯科診療では、どのような手順で入れ歯を作成するのですか?

    訪問歯科診療で入れ歯を調整している様子

    [btp_box]河野院長:
    「型取りから完成まで、少なくとも計5回の訪問で行います。
    大まかな型取りと精密な型取り、噛み合わせの記録を採る咬合採得、完成前の入れ歯の仮合わせと確認、そして完成した入れ歯を装着するという手順です」[/btp_box]

    ▼訪問歯科診療での入れ歯調整の様子はこちらでチェック

    使い心地にこだわった入れ歯の作成、そして口腔内を良い状態に保つためのメンテナンスを大切にする「こうの歯科・矯正歯科」。患者さんに長く健康な人生を歩んでもらうため、丁寧に入れ歯治療に取り組んでいます。

    [btp_box]河野院長:
    「患者さんには、『入れ歯の悩みはすぐに連絡してくださいね』と、常日頃からお声がけしています。初めての方も、安心して入れ歯を生活に取り入れてもらえるよう配慮した診療を行っていますので、お気軽にご相談ください」[/btp_box]

    女性歯科医師・歯科衛生士が活躍中!

    子育て中のスタッフも活躍!スキルアップできる職場環境

    複数の女性歯科医師・歯科衛生士が活躍する「こうの歯科・矯正歯科」では、[btp_line]ワークライフバランスに配慮された環境で、安心してキャリアアップが図れる体制[/btp_line]が整っています。
    働きやすいポイントをご紹介しましょう。

    【両立しやすい職場環境】

    [btp_box back=”on”]

    ・時短勤務など、生活スタイルに合わせて柔軟に働き方を選べる
    ・子供の急な迎えが必要なときなど、突発的な状況もスタッフ全体でカバーし合える
    ・子供関係の行事など、プライベートの予定を大切にできる[/btp_box]

    【長く働けるキャリアアップ体制】

    [btp_box back=”on”]

    ・院内外の充実した研修で、働きながらスキル向上できる

    ・矯正治療の実績が豊富な河野院長から専門技術を学べる

    訪問歯科診療では、広い視野で高齢者の健康に携われる[/btp_box]

    「こうの歯科・矯正歯科」には育児中のスタッフも多数在籍中で、子育てしながらキャリアを描きやすいことも特徴です。
    ライフイベントによって、これまでどおりの環境で働くことが難しいという方や、歯科医師・歯科衛生士として仕事の幅を広げたいという意欲のある方にとって、魅力的な環境でしょう。

    ▼女性も働きやすい「こうの歯科・矯正歯科」の職場環境はこちらをチェック

    歯科医師・歯科衛生士募集中!詳しくは公式サイトへ

    現在、[btp_line]「こうの歯科・矯正歯科」では歯科医師と歯科衛生士を募集中[/btp_line]です。
    気になる方はお気軽にお問合せください。

    採用について、詳しくは公式サイトをチェックしてくださいね。

    専門的な入れ歯治療でQOLを高める「こうの歯科・矯正歯科」


    日々の食事を快適に楽しめたり、健康な歯を残せることが自信につながったりと、QOLを高めるためにも大切な高齢者の口腔ケア。「こうの歯科・矯正歯科」では、[btp_line]一人ひとりに合った入れ歯の作成や定期的な調整、インプラント治療[/btp_line]で、高齢者の健康を支えています。訪問歯科診療で地域医療に携わりたい方や、働きやすい環境でスキルアップしたい方は、ぜひ問い合わせてみてくださいね。

    【こうの歯科・矯正歯科】

    所在地広島市安芸区矢野東4丁目4-27(JR矢野駅・南口から徒歩8分)
    電話番号0120-218-422 ※予約制
    診療時間【月・火・水・金】9:00〜13:00/14:30〜18:30
    【土曜日】9:00〜13:00/14:00〜17:00
    【休診日】木曜・日曜・祝日
    診療科・各種サービス一般歯科、矯正歯科、小児歯科、訪問歯科診療、インプラント、入れ歯、ホワイトニング
    公式サイトhttps://kono-dental.jp/ki
  • 介護施設で喜ばれるバレンタインスイーツ9選!嚥下が不安な方にも◎

    介護施設で喜ばれるバレンタインスイーツ9選!嚥下が不安な方にも◎

    バレンタインといえばチョコレートですが、介護施設で過ごす利用者さんのなかには、食べにくいと感じる方もいるスイーツといえます。そこで今回は、高齢者向けのバレンタインスイーツを9つご紹介。嚥下に不安がある方が安心して食べられるものもピックアップしました。高齢者に人気のスイーツや、嚥下しにくいものの特徴にも触れています。バレンタインイベントを盛り上げるスイーツをお探しの方は、ぜひ参考にしてください。

    利用者さんが喜ぶお菓子とは?

    普段、スイーツでご褒美感を楽しむ方もいるように、介護施設で過ごす利用者さんにとっても、甘いお菓子は癒しの1つです。高齢の利用者さんが好むお菓子は以下の3つのジャンルに分けられます。

    • 冷たいもの…アイスクリーム・ゼリー・プリン・ババロア など
    • やわらかい焼き菓子…バウムクーヘン・カステラ・マドレーヌ など
    • 和菓子…おせんべい・お餅・お団子 など

    ただし、介護施設で過ごす利用者さんは、嚥下に不安がある方も多いことが特徴です。では、嚥下しにくいスイーツとはどんなものかチェックしていきましょう。

    嚥下しにくいスイーツってどんなもの?

    まずは、口の中の水分を奪い口腔内にはりつきやすいパサパサしたもの(カステラやクッキー、さつまいもなど)が挙げられます。お餅やお団子など、粘りが強いものも喉に詰まらせやすいため注意が必要です。また、噛み切れないほど弾力があるもの(こんにゃくゼリーなど)もNG。嚥下機能が低下している方にとっては、[btp_line]どれも窒息してしまう要因になるため注意[/btp_line]しておきましょう。

    また、意外なものとして、寒天やさらっとした液体(水やジュースなど)もあります。寒天ゼリーは噛むと口の中でバラバラになってしまい、飲み込みづらいと訴える方が多いようです。水やジュースといったさらさらした飲み物は、飲み込む前に気道に入ってしまい誤嚥するリスクあります。普段よりむせ込みがある利用者さんには、トロミを付けるなどの工夫をすると安心です。

    介護施設でおすすめのバレンタインデースイーツ9選

    では、介護施設のバレンタインイベントに適したスイーツをご紹介します。どれも簡単に作れるものばかりなので、要チェックです。

    ホットケーキ

    高齢者の方が好む焼き菓子の1つであるホットケーキ。プレーンだけでなく、バレンタインっぽさのあるココア生地も作ってみてはいかがでしょうか。洋菓子はちょっと…という利用者さんには、餡子のトッピングなど和菓子風にもアレンジが可能です。混ぜて焼くだけの簡単工程なので、利用者さんにも参加してもらうと良いでしょう。

    チョコレートフォンデュ

    最近はバレンタインのイベントで、チョコレートフォンデュをする介護施設もあります。切ったフルーツやお菓子にチョコソースを付けるだけで完成する手軽さが魅力。子供や若い女性が好きなイメージのあるチョコレートフォンデュですが、高齢の利用者さんにも喜ばれるお菓子です。通販サイトではチョコレートファウンテンも販売しているので、よりイベント感を出したい場合は購入を検討してみるのもいいかもしれません。

    ババロア

    嚥下に不安がある方にもおすすめなのが、チョコレート味のババロアです。適度な粘り気がある形態のババロアは、嚥下機能障害がある方も食べやすいことが特徴。高齢の方に人気の冷たいスイーツでもあるので、バレンタインイベントで提供してみてはいかがでしょうか。

    生チョコ

    チョコレート好きにはたまらない生チョコも、高齢の方におすすめのバレンタインスイーツ。口どけの良さが特徴の生チョコは、歯がない利用者さんも食べやすいお菓子です。市販のものなら糖質制限タイプも販売しているので、糖尿病の利用者さんにも喜ばれることでしょう。

    チョコレートムース

    飲み込みに不安がある方にも楽しんでもらいやすいバレンタインスイーツに、チョコレートムースもあります。ムース食という嚥下機能障害がある方向けの食事としても選ばれる形態のため、飲み込みやすさはお墨付き。介護施設の利用者さんにも安心して提供できるスイーツといえるでしょう。

    スフレ

    チョコレート味のスフレは、ふわっとやわらかい食感で、噛む力が弱い高齢の方でも食べやすいスイーツです。生クリームの代わりに牛乳や無糖のヨーグルトを使えば、さっぱりとした味わいに仕上がります。スフレは、冷めるとしぼんでしまうので、温かいうちに提供するのがおすすめです。

    チョコレートドリンク

    寒い季節に身体が温まる、チョコレートドリンクはいかがでしょうか。ドリンクに生姜やシナモン、クローブを入れると、より身体を温めるドリンクができます。チョコレートドリンクはアイスでも楽しめるので、利用者さんの好みやそのときの体調に合わせて作っても良いでしょう。板チョコから作るレシピもありますが、混ぜるだけで簡単にできるチョコレートドリンクベースも販売されていますよ。

    チョコバナナ

    バナナはやわらかく口の中でまとまりやすいため、高齢者の方も食べやすい食材の1つです。その性質を利用して、バレンタイン風にチョコレートバナナをおやつにするのはいかがでしょうか。あらかじめ介護スタッフで作っても良いですが、レクリエーションとして利用者さんと一緒に作るのもおすすめ。バナナを溶かしたチョコレートに浸して、チョコレートスプレーなどを自由にトッピングしてもらいましょう。利用者さんが食べやすいよう、バナナを短くカットしておくと良いでしょう。

    アイスクリーム

    アイスクリームは冷たくて口当たりも良く、口に入れると溶けるため、食欲があまりないときにもおすすめしやすいデザートです。嚥下が苦手な利用者さんでも食べやすいというメリットもあります。バレンタインには、チョコレートアイスや、チョコレートソースやカラースプレーをトッピングしたアイスクリームを提供してみてはいかがでしょうか。

    安全に楽しめるスイーツでバレンタインデーを盛り上げよう!

    介護施設のバレンタインイベントにおすすめのスイーツを9つご紹介しました。バレンタインだからこそ、甘いチョコレートを使用したお菓子を楽しめるイベントにしたいですよね。安心安全なイベントにするためにも、飲み込みのしやすさにも配慮し、利用者さん、スタッフともに楽しめるスイーツを選んでみてください。

  • 冬は脳梗塞に注意!厳しい寒さとの関係や前触れを知って素早く対応を

    冬は脳梗塞に注意!厳しい寒さとの関係や前触れを知って素早く対応を

    夏の暑さが年々厳しくなり、健康に影響を与えると問題視されていますが、冬の寒さにも注意が必要です。なぜなら、冬は高齢者の脳梗塞のリスクが高まる季節と言われているから。脳梗塞脳は血管が詰まることで身体機能の麻痺や死にも至る恐ろしい病気で、年齢を重ねると発症しやすくなると言われています。介護スタッフの中にも、冬場は特に利用者さんの様子に注意しているという方もいらっしゃるのでは?そこで今回は、冬の寒さと脳梗塞の関係について見ていきましょう。

    冬の寒さと脳梗塞の関係とは?

    まずは、脳梗塞とはどういう病気なのか、冬の寒さと脳梗塞がどのように関係しているのかを解説します。

    そもそも脳梗塞とはどんな病気?

    脳梗塞とは脳卒中の1つで、何らかの要因で脳内の血管が詰まることで起きる病気です。発症すると脳に障害が残って麻痺や失語といった障害が残ることも。脳卒中にはこの他に、脳出血やくも膜下出血などがあります。以前は脳出血によって亡くなる方が多かったですが、最近は脳梗塞の方が多いようです。

    脳梗塞の原因の1つである動脈硬化は、高血圧や脂質異常、糖尿病などの生活習慣病により引き起こされます。これらの生活習慣病によって動脈硬化が進み、脳の血管が細くなったり詰まったりして起こるのが脳梗塞です。動脈硬化は、喫煙や飲酒によって促進することもわかっているため注意しなければなりません。

    また、心臓でできた血栓が脳の血管を詰まらせることで発症する脳梗塞(心原性脳塞栓症)は、冬に多くなると言われています。

    冬に高齢者の脳梗塞が起きやすい背景

    国立循環器病研究センターが行った研究結果によると、脳梗塞の発症自体に季節差はあまりないものの、冬は他の季節に比べて75歳以上の高齢者の発症がやや多くなることがわかっています。

    ではどうして冬に高齢者の脳梗塞が起きやすいのでしょうか?主な理由は以下の通りです。

    • 温度差が大きくなる
    • 水分補給が減り血液の粘度が高まる
    • 心臓にできた血栓が原因の心原性脳塞栓症が増える

    暖かい部屋から急に寒い部屋に行くと、体内の熱をとどめようとして血管が収縮するため、血圧が高くなります。血圧の上下が大きいと心臓や血管に負担をかけることになるのです。

    また、冬は寒いためにのどの渇きに気づきにくく、こまめに飲水しないことで血液の粘度が高まり、血栓ができやすくなります。心臓にできた血栓が不整脈によって血流に乗り、脳の血管を詰まらせるのが心原性脳塞栓症ですが、不整脈は冬に多く発症する傾向に。そのため冬は心原性脳塞栓症が起こりやすくなるのです。心原性脳塞栓症は突然発症して重症化し、後遺症が残ることが多いため問題視されています。

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    脳梗塞の前触れを把握しておこう

    脳梗塞などの脳卒中は、治療の遅れが命にかかわります。利用者さんの些細な変化を見逃さないためにも、脳梗塞の前触れについて把握しておきましょう。

    運動障害

    利用者さんに身体の片方だけ力が入らないという症状は見られませんか?

    例えば、両腕を上げたままキープできない、茶碗や箸を持てない・落とす、歩くと傾いていく、顔の片方が下がるなどです。

    感覚障害

    「身体の片方だけ違和感がある」と訴える利用者さんはいませんか?

    例えば、手や足の先がしびれる、感覚が鈍くなるなどです。

    視覚障害

    目の見え方が悪くなっている利用者さんはいませんか?

    例えば、急に視野が狭くなる、物が二重に見えるなどです。

    言語障害

    利用者さんは普段通り言葉を話せていますか?

    例えば、言葉が出てこない、ろれつが回らないなどです。

    バランス障害

    利用者さんはバランスを取れていますか?

    例えば、立ったときにふらつく、足元がおぼつかない、めまいがするなどです。

    冬の脳梗塞を防ぐ方法

    最後に、冬の脳梗塞を防ぐ方法について紹介します。介護施設において対策が必要な箇所があれば、冬に備えて介護スタッフ同士で共有し改善しておくと良いでしょう。

    異常を感じたらすぐに受診

    治療の遅れが命にかかわるため、利用者さんの言動に異常を感じたら、すぐに病院や救急車へ連絡してください。脳梗塞の場合、治療が早ければ深刻な後遺症が残らないケースも。症状や発症時刻がわかればメモしておきましょう。

    温度差を作らない

    日頃からできる対策としては、施設内で温度差を作らないこと。トイレや浴室、脱衣室、廊下に小型ヒーターを設置してどこに行っても温度が一定であると安心です。

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    こまめな水分補給

    冬は寒いため夏のように水分補給が必要だと感じにくい傾向にあります。また、高齢者は体内の水分量が減っても「喉が渇いた」と認識しにくくなっていることも。そうすると、血液の粘度が高まってドロドロになり血栓ができやすくなります。

    この血栓が脳の血管に入ったり、脳の血管で血栓ができてしまったりすると血管が詰まり脳梗塞に。こういった状況を防ぐためにも、利用者さんにこまめな水分補給を促しましょう。

    「〇分ごとに水分補給を呼びかける」など介護スタッフ間で話し合っておくと良いかもしれません。

    定期的な健康診断とともにできる対策を

    冬は脳梗塞が起きやすい季節です。万一に備えるために、病院への連絡ルートの確認や施設内の温度差を作らないなど、脳梗塞を防ぐ対策をしておきましょう。早めの対処で命が救えることはもちろん、後遺症を防ぐことにもつながります。また定期的な健康診断や持病のチェックも大切です。利用者さんに合った対策を考えましょう。

  • 【2月】高齢者施設向け節分レクリエーションアイデア8選

    【2月】高齢者施設向け節分レクリエーションアイデア8選

    高齢者施設では1年を通してさまざまなレクリエーションを行うため、新しいネタが思いつかない…と頭を悩ませている介護スタッフも多いのではないでしょうか?企画のマンネリ化を防ぎ、利用者さんに新鮮な気持ちで楽しんでもらうためには、季節の要素や新しいアイデアを取り入れることなどが重要です。そこで今回は、節分要素満載の2月におすすめしたいレクリエーションアイデアを8つご紹介します。

    丸めて投げて鬼退治!紙玉豆まき

    節分といえば、豆まきは外せません。「紙玉豆まき」は、通常の豆まきに的をしっかり狙うというゲーム性をプラスしたレクリエーションです。その名のとおり、紙を丸めた紙玉を豆に見立て、鬼の的を目掛けて投げます。利用者さんには、紙を丸める作業から行ってもらうのがおすすめです。紙なら何でも構いませんが、新聞紙だと柔らかく扱いやすいでしょう。

    的は、玉が当たると倒れる仕様にします。まず、500ミリリットル入りのペットボトルに100ミリリットル程度の水を入れたものを用意しましょう。そのペットボトルに鬼のイラストを描いた画用紙を貼り付けたら完成です。水の重みにより、的は簡単には倒れません。しっかり狙って投げてもらいましょう。ペットボトルに入れる水の量や鬼のイラストの大きさを変えることで、難易度の調整も可能です。

    鬼の口めがけて!玉入れゲーム

    豆まきをイメージした「玉入れゲーム」もおすすめです。段ボールに口を大きく広げた鬼のイラストを描きます。そして口の部分をカッターなどで切り抜き、的を作りましょう。玉は市販の柔らかいボールを複数個用意してもよいですし、新聞紙などを丸めた紙玉でも構いません。

    チーム対抗形式で、鬼の口により多くの玉が入ったチームの勝利です。チーム対抗にすることで、ゲームが白熱し、盛り上がります。なお「玉入れゲーム」の場合、用意する的の数は少なくてもよい代わりに、玉はたくさん必要になる点は押さえておきましょう。

    速さと正確性がカギ!お箸で豆運び競争

    豆まきの豆を使って行う「お箸で豆運び競争」は、集中力の強化や指先の運動などに効果的なレクリエーションです。豆30個程度・お箸・皿2枚を用意しましょう。皿を左右に並べ、利用者さんの利き手と反対側の皿に豆をすべて入れます。そして、箸を使ってもう片方の皿に1粒ずつ豆を移していくゲームです。30秒・1分など時間を区切り、移せた豆の個数で競い合います。時間内ですべての豆を移せた場合は、タイムの速かった方が勝利です。箸がうまく使えない利用者さんは、スプーンなどで行ってもよいでしょう。

    豆まき用にもぴったり!風船で作る鬼のお面工作

    「風船で作る鬼のお面工作」は、豆まき前にぴったりのレクリエーションです。さまざまな色の風船を準備し、介護スタッフが事前に膨らませておきます。利用者さんには、マジックで描く、または顔のパーツを描いた画用紙を両面テープで貼り付けるなどして、鬼の顔を作ってもらいます。

    次に、画用紙で三角錐を作り、色鉛筆やクレヨンで色って鬼の角を作りましょう。角をテープで風船に貼りつけたら完成です。目が1つの鬼や角が3本の鬼など、自由な発想で鬼のお面を作ってもらいましょう。工作後、完成したお面目掛けて、豆まきをするのもおすすめです。

    おしぼりと輪ゴムを使って!恵方巻き作りゲーム

    節分に恵方巻きを食べるという古くから大阪にある文化が、今や全国区のイベントとなっていますよね。この恵方巻き作りをヒントに考案したのが、「恵方巻作りゲーム」。食べ物の恵方巻きを作るのではなく、おしぼりと色画用紙で作った恵方巻きをより多く作った方が勝利というおもしろいレクリエーションです。

    シャリに見立てたおしぼりと海苔に見立てた黒画用紙、さらにきゅうりや卵・かんぴょう・えびなどに見立てた細長い色画用紙、輪ゴムを用意します。おしぼりに具材に見立てた色画用紙を乗せてくるくると巻き、そのおしぼりを海苔に見立てた黒画用紙で巻いて輪ゴムで留めたら完成!時間を区切って、何本作れるかを競うのがおすすめです。

    完成品を飾ろう!節分塗り絵

    高齢者施設のレクリエーションとしておなじみの塗り絵。塗り絵は、手先を動かすことで脳の活性化やストレス発散の効果が期待できます。節分のレクリエーションにするなら、鬼やおたふくなどの節分にちなんだ題材を塗り絵にするのはいかがでしょうか。準備するものは、節分のモチーフが描かれた図案と色鉛筆だけで良いので、気軽に行うことができるでしょう。塗り絵が完成したら、部屋に飾って季節感を楽しむのもおすすめです。

    図案は介護スタッフがあらかじめ手作りで絵を描いても良いですし、無料でダウンロードできるサイトを利用しても良いでしょう。

    転がして倒そう!鬼退治ボーリング

    ボールを転がして鬼に見立てたボーリングのピンを倒す、鬼退治に見立てたボーリングのレクリエーションです。トイレットペーパーの芯や画用紙で作ったピンに、鬼のイラストを貼り付けましょう。ボールを投げる時に「鬼は外」と声を掛けることで、より節分の雰囲気を楽しむことができます。

    利用者さんの身体や力に合わせて投げる距離や投げ方を変えると、みんなで楽しむことができますよ。手を使うことが難しい場合は、足で蹴ってボールを転がしてもOK。身体を使うゲームなので、良い運動になるでしょう。

    鬼を倒して景品ゲット!鬼のくす玉割り

    みんなで協力してくす玉を割るレクリエーションです。まずはくす玉を作りましょう。同じ大きさのザルを2つ用意して並べ、1カ所をガムテープでとめてくっ付けます。ガムテープでとめていない側にそれぞれ紐を通し、ザルが開いた状態でバランスよく吊り下げられるようにしましょう。ザルに画用紙などを貼り付けて、鬼の顔の装飾をします。中に紙吹雪や景品などを入れてくす玉を閉じ、マスキングテープで軽くとめたら完成です。くす玉を高いところから吊り下げたら、鬼のくす玉に向かってボールを投げて鬼退治を行います。くす玉が割れた時、落ちてきた中身が当たって利用者さんがけがをしないよう、軽い物を入れるのがポイントです。

    みんなで協力してくす玉を割ることで、利用者さん同士が自然にコミュニケーションを取ることができるでしょう。また、思い切りボールを投げることによって、運動にもなりますよ。

    2月は節分にちなんだレクリエーションで盛り上がろう

    2月は、鬼・豆まき・恵方巻きなど節分にちなんだレクリエーションで季節感を演出しましょう。より盛り上がりを重視するなら、「お箸で豆運び競争」や「恵方巻き作りゲーム」など、ゲーム性の高いレクリエーションもおすすめです。工作系・運動系をうまく組み合わせ、利用者さんの心身機能の向上や維持、脳の活性化につながるよう心掛けましょう。

  • 【介護施設の誕生日プレゼント】スタッフから贈る!手作りアイデア5選

    【介護施設の誕生日プレゼント】スタッフから贈る!手作りアイデア5選

    介護施設の利用者さんに手作りの誕生日プレゼントを贈ってみませんか?今回はおすすめの手作りアイデアを5つご紹介。[btp_line]材料と工程が少なく、難易度の低いものをピックアップ[/btp_line]しました。「日々の業務が忙しい…なるべく簡単に作れるものはある?」「複数人の利用者さんに送るから材料費を安く抑えたい」そんな方の参考になる情報をお届けします。[btp_line]介護施設の利用者さんに、とっておきの誕生日プレゼントを[/btp_line]贈りましょう!

    介護施設の誕生日プレゼントその1 メッセージカード

    マスキングテープをろうそくに見立ててメッセージカードを飾ります。カラフルなマスキングテープを使えば、簡単なのに華やかな仕上がりに!作成時間があまりかからない介護施設の誕生日プレゼントを探している方におすすめです。

    <材料>
    メッセージカード台紙、マスキングテープ、色鉛筆やマジック

    <作り方>

    • メッセージカード台紙にマスキングテープを縦に貼り付けます。高さの異なるろうそくが複数並んでいるように貼り付けるのがコツ。
    • 色鉛筆やマジックでろうそくの炎を書いたら完成です。

    ポップな柄や和柄など、使うマスキングテープによって仕上がりの印象が変わります。もちろん無地でもOK!シールやリボンなどの飾りを足して、さまざまなアレンジを楽しんでください。

    介護施設の誕生日プレゼントその2 折り紙の花束

    誕生日を華やかに彩るアイテムといえば花束!折り紙で簡単に作れるものなら手作りのハードルがぐっと下がります。

    <材料>
    折り紙、割りばし、セロテープ、フローラルテープ

    <作り方>

    • 折り紙を半分に切ります。
    • 折り紙の色の面を外側に、細長い形になるように半分に折ります。
    • 輪になっている方に切り込みを入れます。上側が1センチ程度残るようにしましょう。切り込みの幅が細かいほど花びらが多い仕上がりになります。
    • 切り込みを入れた方が上側になるように折り紙を置き、端から割りばしに巻き付けていきます。そのまま巻くと折り紙がずれるので、セロテープを使いましょう。少し巻く、セロテープで留める、と繰り返すイメージです。
    • 花の根本部分と割りばしの境目が隠れるようにフローラルテープを巻き付けます。割りばしの先端まで巻き付けたら完成。仕上げに花びら部分の開きを手で整えるとよりきれいに仕上がります。

    フローラルテープを使うので、花の茎部分への着色は不要!花の固定と着色を同時にできます。カラフルな折り紙で花を複数本作り、素敵な花束を完成させましょう。

    介護施設の誕生日プレゼントその3 フォトフレーム

    飾るタイプの誕生日プレゼントならフォトフレームもおすすめ。紐を付ければ壁掛けタイプになります。

    <材料>
    画用紙、両面テープ、飾り(シールやマスキングテープ)

    <作り方>

    • B5サイズの画用紙を半分に折り、一旦広げて片側に写真用の穴をあけます。
    • もう一度画用紙を半分に折り、折り目と反対側のふちを両面テープでくっつけます。
    • 写真の台紙を作ります。さきほど作ったフレームに合わせて画用紙をカットし、四隅に切り込みを入れます。(写真を固定するための切り込み)
    • 写真を固定した台紙をフレームにセットし、飾り付けたら完成です。

    強度が必要なら厚手の紙や段ボールで補強しましょう。リボンやボタンなど立体的なパーツを使う場合はボンドで固定します。

    介護施設の誕生日プレゼントその4 しおり

    読書が趣味の利用者さんにおすすめなのがしおり。和紙や押し花を使って、見た目も楽しめるデザインに仕上げましょう。

    <材料>
    画用紙、ラミネート(手貼りタイプ)、和紙や押し花、紐

    <作り方>

    • 画用紙を好みの大きさにカットします。長方形以外でもOK!
    • 画用紙に和紙や押し花を貼り付けて飾ります。メッセージやイニシャル入りデザインもおすすめです。
    • 画用紙をラミネートします。空気が入らないようにしっかりと密着させましょう。
    • 上部に穴をあけ、紐を通したら完成です。

    リボンやレザーコードなど、紐を変えるだけで仕上がりの印象が変わります。飾り付けにシールを使ってもOKですが、厚みがあるとラミネートしにくくなるので気を付けましょう。

    介護施設の誕生日プレゼントその5 コースター

    実用的な誕生日プレゼントならコースターはいかがでしょうか。ティータイムのお供にしたり、花瓶の下に敷いたりと、さまざまな使い方を楽しめます。

    <材料>
    コルクコースター、好みの飾り(レースやリボン)

    <作り方>

    • 市販のコルクコースターに好みの飾りを貼り付けるだけ。レースやリボンなら、布用両面テープで簡単に接着できます。

    100円ショップにあるコルクコースターを使えば、飾り付けるだけで簡単に作れます。丸以外の形にしたい場合は、コルクボードをカットして切り口を紙やすりで処理しましょう。

    誕生日プレゼントは“何を選ぶか”も大切

    介護施設の利用者さんに誕生日プレゼントを贈るときは、どんなものが喜ばれるかイメージしてみましょう。その方の性格や普段の生活にヒントに、ぴったりなものを選ぶのがポイントです。誕生日プレゼントにメッセージを添えるとより“心のこもったプレゼント”になります。こちらの記事が参考になるのでぜひチェックしてください。


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  • 【訪問産後ケア】広島の「ポストパータムチーム」小児訪問看護師さんのお仕事拝見!

    【訪問産後ケア】広島の「ポストパータムチーム」小児訪問看護師さんのお仕事拝見!

    [btp_line]「訪問産後ケア ポストパータムチーム」[/btp_line]は、[btp_line]広島市・呉市で、産後間もないママと赤ちゃんをサポートする産後ケア事業[/btp_line]。看護師、理学療法士、助産師などの女性スタッフが自宅を訪問し、心身の不調に寄り添っています。今回は、チームの一員として活躍する看護師さんにインタビュー!専門職の知識・経験が活かせる訪問産後ケアの仕事について、くわしくお聞きしました。プライベートと両立しやすい職場環境や、求人情報とあわせてチェックしてください。

    広島市・呉市で展開!訪問産後ケア「ポストパータムチーム」

    【訪問産後ケア ポストパータムチーム】看護師などの医療スタッフが、産後ママの自宅を訪問

    「訪問産後ケア ポストパータムチーム」は、広島市安佐南区の「訪問看護ステーションかがやき」の訪問産後ケア事業として、2021年10月にスタートしました。

    「ポストパータム(postpartum)」とは、英語で「産後」という意味。
    メンバーはすべて女性で、現在は「訪問看護ステーションかがやき」に加え、呉市の「訪問看護ステーションゆずり葉」でも実施されています。

    【訪問産後ケア ポストパータムチーム】

    ◎訪問看護ステーションかがやき(広島市安佐南区)

    対象地域広島市中区・西区(一部除外)・東区・安佐南区・安佐北区(一部除外)
    在籍スタッフ看護師2名、助産師1名、理学療法士1名

    ◎訪問看護ステーションゆずり葉(呉市)

    対象地域呉市全域
    在籍スタッフ理学療法士1名

    [btp_line]メンバーの多くが、産婦人科やNICU(新生児特定集中治療室)などでの勤務経験[/btp_line]があり、それぞれの知識と経験を活かして、産後間もないママと赤ちゃんをサポートしています。ほかに、オプションサービスのピラティスを担当するスポーツインストラクター(女性)も1名在籍。

    訪問看護ステーションかがやき・ゆずり葉を運営する「株式会社Shine」

    訪問看護ステーションかがやき事務所(広島市安佐南区)

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」は、看護師とリハビリ専門職、助産師が在籍し、自宅や介護施設などで療養生活を送る利用者さんのもとを訪問。広島市や呉市、松山市などにある6つの拠点で、さまざまな看護・リハビリサービスを展開しています。

    訪問看護ステーションかがやき広島市安佐南区祇園2-47-8
    訪問看護ステーションかがやき西広島市佐伯区千同2-14-15-101
    訪問看護ステーションかがやき南広島市南区大州3-7-2-101
    訪問看護ステーションゆずり葉呉市中通2-1-26-403
    訪問看護ステーションかがやき福山福山市水呑町3445-5
    訪問看護ステーションかがやき松山松山市西石井6-12-27
    ※松山市と福山市の事業所は、グループ会社である株式会社L.S.I.が運営しています。

    訪問看護事業を運営しているのは、[btp_line]「株式会社Shine」(広島市安佐南区)[/btp_line]。[btp_line]「お客様が安心で楽しく、笑顔にあふれる毎日を普通に過ごす」[/btp_line]ことをミッションとして、訪問看護・リハビリ事業、居宅介護支援事業、そして訪問産後ケア事業を展開しています。

    ▼「株式会社Shine」がよく分かる第1回目記事はこちら

    ▼「株式会社Shine」河手社長のインタビュー記事はこちら

    訪問産後ケア「ポストパータムチーム」の小児訪問看護師・森貴子さんを取材
    【訪問看護ステーションかがやき】

    ここからは、ポストパータムチームの立ち上げメンバーの一人、小児訪問看護師の森貴子さんにインタビューしました!

    [btp_box back=”on”]森貴子さんプロフィール
    「訪問看護ステーションかがやき」看護師。
    産婦人科に約10年勤務したのち、看護学校の母性・小児看護の専任講師を10年務める。京都の訪問看護ステーションで約3年間、小児専門の訪問看護を担当したのち、2020年に広島の「訪問看護ステーションかがやき」に入職。2021年の「ポストパータムチーム」立ち上げメンバーの一人。[/btp_box]

    産婦人科から小児専門訪問看護を経て「訪問看護ステーションかがやき」へ

    病院勤務から、訪問看護に転身されたきっかけはなんでしたか?

    [btp_box]森さん:
    「産婦人科での勤務時代、退院したお母さんたちのその後の生活が気がかりでした。でも、病院の看護師が退院後にしてあげられることはあまりないんですよね。そんなとき、当時の上司が立ち上げた訪問看護ステーションで小児訪問看護の仕事を始めることに。
    その後、広島に転居して小児看護の仕事を探していたところ『株式会社Shine』に出会い、『これから小児看護にも力を入れていきたい』という会社の方針を聞いて入職を決めました」[/btp_box]

    2021年「訪問産後ケアポストパータムチーム」スタート。産後のママと赤ちゃんをサポート

    「株式会社Shine」入職当初は、小児訪問看護と、通常の訪問看護を担当していた森さん。
    2021年に同僚の看護師・理学療法士とともに「訪問産後ケア ポストパータムチーム」を立ち上げました。

    ポストパータムチームを立ち上げた経緯を教えてください。

    [btp_box]森さん:
    「私と、看護師の和田、理学療法士の佐々木・水口の計4名でスタートしました。今では、助産師で看護師の相川、スポーツインストラクターの川西が加わり、現在は6人の女性チームで対応しています」[/btp_box]

    メンバーの多くは、産婦人科や小児看護などに携わった経歴に加え、自身も出産・育児の経験があるそう。

    [btp_box]森さん:

    「産後うつが問題になるなど、産後のサポート体制はまだ十分ではありません。当事業所は、産後の心身の変化を自身も体験しているメンバーが、不調や不安を感じているお母さんを支えています。助産師も在籍しているため、産前から継続してサポートすることも可能です」[/btp_box]

    ▼「小児訪問看護」の看護師 和田さん・相川さんのインタビューはこちら!

    ▼「ポストパータムチーム」の理学療法士・佐々木さんのインタビューはこちら!

    ポストパータムチームはどんな産後ケアをしていますか?

    [btp_box]森さん:
    ➀看護師による看護と、➁理学療法士によるリハビリの2種類のサービスがあり、いずれも主治医の指示書があれば、医療保険でも対応可能です。オプションとして、ピラティスのレッスンも提供しています」[/btp_box]

    【ポストパータムチームの訪問サポート内容】※価格は自費の場合の税込み価格です。

    看護師による看護 60分6,380円母乳ケア、アドバイス
    帝王切開の傷のケア
    育児支援
    精神的なサポート
    産後の生活相談・育児相談 など
    理学療法士によるリハビリ 60分6,380円身体のリラクゼーション
    骨盤調整
    育児動作
    姿勢へのアドバイス
    痛み
    尿漏れへの対策 など

    【オプション】

    スポーツインストラクターによるピラティス 45分4,950円  体に不調がある方のためのトレーニング。
    痛みや不調の原因となる姿勢の歪みを整える。
    ※オプションは看護・リハビリを利用した方限定のメニューです。
    mamanowaの様子

    さらに、地域の施設などでイベントも実施し、産後の不安感や孤独感の解消につなげているそう。

    [btp_box]森さん:
    不定期にmamanowa(ままのわ)という産後ママ向けイベントを開催しています。
    ピラティスレッスンや育児相談のほか、抱っこ紐講座を開いたり、骨盤底筋群をエコーでチェックしたりすることも。赤ちゃん連れもOKで、気軽に参加できると好評です」[/btp_box]

    訪問産後ケアのやりがいとは?

    訪問産後ケアはどんな方が利用されていますか?

    [btp_box]森さん:
    産後のさまざまな心身の不調に悩んでいる方です。『病院に行くほどではないから』と後回しにしている方、赤ちゃんがいてなかなか病院に行けない方も多いですね。
    腰痛などの身体的な不調を抱えている場合、訪問看護に加えて、訪問リハビリを利用している方もいらっしゃいます」[/btp_box]

    特に、初めての育児は分からないことばかり。授乳や寝かしつけ、離乳食についての相談が多いそうです。そんなときは、悩みや不安をネガティブに捉えず、気軽に頼ってもらえるよう声掛けを行うと言います。

    [btp_box]森さん:
    初めての子育てで何も分からないと悩む方には『分からないのが普通ですよ』とお伝えしているんです。アドバイスしながら一緒に授乳などをサポートし、寄り添う中で自然と笑顔が増えていくのを感じます」[/btp_box]

    どんなときにやりがいを感じますか?

    [btp_box]森さん:
    『来てもらって安心しました』と言っていただけたときに、大きなやりがいを感じます。いまのお母さんはネットでいろいろと調べておられるんですが、情報が多すぎて逆に不安になるようなんです。そういうとき、医療職として寄り添ってアドバイスできるのがポストパータムチームの強みだと思います」[/btp_box]

    一般的に「産後ケア」といえば助産師が行うものと思われがちですが、「訪問産後ケア ポストパータムチーム」では、看護師や理学療法士も大きな役割を果たしています。

    [btp_box]森さん:
    看護師や理学療法士が訪問産後ケアを行う事業所は、全国的にも少数です。自宅で誰にも相談できず悩んでいるお母さんに私たち医療職ができることは、たくさんあると思います」[/btp_box]

    【訪問産後ケアポストパータムチーム】スタッフ同士で協力し合える職場環境

    プリセプター制度あり。訪問看護未経験でもしっかりサポート

    「訪問産後ケア ポストパータムチーム」を含め、「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」には、[btp_line]プリセプター制度[/btp_line]があり、訪問看護未経験の方も安心して挑戦できる環境が整っています。不安がなくなるまで[btp_line]先輩看護師がペアとなって同行訪問し、しっかりフォローしてもらえる[/btp_line]ので、スムーズに仕事に慣れることが可能。
    実際に、[btp_line]訪問未経験から入職した看護師やリハビリ職のスタッフが多数活躍[/btp_line]しています。分からないことは何でも相談できるフラットな環境で、訪問経験の有無やブランク、年齢に関係なくスタートできますよ。

    子育てなどプライベートと両立できる働き方

    「訪問産後ケア ポストパータムチーム」を運営する「株式会社Shine」では、[btp_line]多様な働き方の選択肢[/btp_line]を用意。以下の5パターンから自分に合った働き方を選べます。

    正社員土日祝出勤を含めたシフト制(年間休日109日)
    正社員ライト土日祝休み(年間休日120日)
    パート勤務する時間や曜日を選択できる
    登録スタッフ時間が空いたときに勤務できる
    時短勤務育休明けスタッフ向け

    「たくさんの経験を積んでキャリアップしたいから『正社員』」
    「週末はプライベートを充実させたいから『正社員ライト』」
    「子供の行事や習い事を優先したいから『パート』」
    など、自身のライフスタイルや目標に合わせて選択可能です。
    子育てや介護と両立しているスタッフも多数!

    株式会社Shineの採用情報について、くわしくは公式サイトをチェックしてくださいね。

    ママの前向きな変化が大きなやりがいになる訪問産後ケアの仕事

    産後間もないママが安心して育児に向かえるよう、伴走しながらサポートする「訪問産後ケア ポストパータムチーム」。これまでの経験や知識を活かし、退院して心細いママのもとへ訪問してサポートするこの仕事は、医療機関とはまた異なるやりがいを感じられるでしょう。産後ケアや訪問看護・リハビリの仕事に興味のある方は、ぜひお問合せください。

    【訪問産後ケア ポストパータムチーム】

    公式サイトhttps://postpartumteam.amebaownd.com/  
    公式LINELINEで「@572rojwo」をID検索
    公式Instagramhttps://www.instagram.com/postpartum__team/
  • 【2月】介護施設で楽しめる!バレンタインレクリエーション10選

    【2月】介護施設で楽しめる!バレンタインレクリエーション10選

    まだまだ寒さが厳しい2月は、バレンタインをテーマにしたレクリエーションで、心をほっこりさせてみては?定番のチョコレート作りはもちろん、ハート形のモチーフを使ったゲームなども人気のバレンタインレクリエーションです。そこでこの記事では、2月に介護施設で楽しめるバレンタインレクリエーションを10個紹介していきます。2月ならではのレクリエーションを提案したい介護職の方は、ぜひご一読を!

    1.ハート型の風船で楽しむ「風船バレー」

    日頃のレクリエーションで取り入れている介護施設も多い「風船バレー」を少しだけアレンジ。ハート形の風船を使うことで、バレンタインバージョンのレクリエーションとして楽しみましょう。風船ならば弱い力で簡単に浮かんでくれるため、幅広い利用者さんが一緒に楽しめます。

    使用するハート型の風船は、インターネット通販や100円均一の店舗などで購入できるよう。さまざまな色や大きさのハート型風船が発売されているため、高齢者の方でも使いやすいものを選んでおきましょう。

    2.チョコレートをかけた「じゃんけん大会」

    チョコレートをかけて勝ち負けを競う「じゃんけん大会」も盛り上がりやすいバレンタインレクリエーションです。普通のじゃんけんで勝敗を競っても楽しいですが、「負けたら勝ち」など脳トレの要素を取り入れるのもおすすめ。「残念!勝ってしまった」「負けたから、勝ちだよな」など、利用者さん同士の会話も弾みやすくなります。

    賞品のチョコレートはハート形も良いですが、金メダル型にしてみるとじゃんけん大会の雰囲気をより高めてくれるかもしれませんね。

    3.みんなでやるから楽しめる「お菓子作り」

    チョコレートなどの甘い「お菓子作り」を行うのもバレンタインレクリエーションにぴったりです。料理が苦手な方でも簡単に作りやすい生チョコや、ミックス粉を使ったホットケーキだとみんなで楽しみやすいでしょう。料理が得意な利用者さんは、率先して動いてくれるかもしれませんね。

    また、料理中はちょっとしたハプニングがつきもの。生地が足りない、溶かし過ぎてしまったなどの出来事も、楽しい思い出になるはずです。最後には作ったお菓子をみんなで美味しく食べて、お腹も心も満たしてみてはいかがでしょうか。

    4.ハートを射抜く!「的当てゲーム」

    腕の運動を兼ねたバレンタインレクリエーションなら、ハートを射抜く「的当てゲーム」がおすすめ。的をハート型にすることで、バレンタインの雰囲気を加えてみましょう。事前に、ハート形に切り取った色紙を紙コップなどに貼りつけておくと、バレンタインバージョンの的が簡単に作れます。

    投げる球は、当たってもケガをしにくいカラーボールや柔らかいボールだと安全です。座ったままでも行えるレクリエーションのため、車いすの利用者さんも一緒に楽しめるでしょう。

    5.チームワークが肝心「ハート乗せゲーム」

    「ハート乗せゲーム」は、テーブル上に広げた大きなハートの中に、花紙で作った小さなハートを乗せていくゲームです。大きなハートの周囲にちりばめたたくさんの小さなハートを、うちわであおぐだけでどれだけ乗せられるか、チームで競っていきます。

    大切なのは同じテーブルの方とのチームワーク。あおぐ力を調整することで、上手に小さなハートを乗せてもらいましょう。

    6.大切な方への想いをのせた「バレンタインメッセージ」

    大切な方への想いをつづった「バレンタインメッセージ」も、この時期ならではのレクリエーションの1つ。ハートの形に切り取った色紙を利用者さんに渡し、大切な方へのメッセージをつづってもらいましょう。

    「相手に伝えたいこと」「いわれたら嬉しい言葉」など、テーマを決めておくと、メッセージが書きやすくなる利用者さんが多いかもしれません。実際にこのレクリエーションを行った施設では、ほとんどの方がご家族への感謝や愛を伝えるメッセージを書いたといいます。書き終えたメッセージカードは、施設の壁や柱などに掲示してみるのもおすすめです。

    7.日頃の感謝を込めて「バレンタインプレゼント競争」

    「バレンタインプレゼント競争」は、紐をつけたうちわの上にプレゼントを乗せ、反対側からその紐を巻き上げてもらうレクリエーションです。利用者さんに2人以上で並んで座ってもらい、誰が早くプレゼントを手元に引き寄せられるかを競争してみるとさらに盛り上がるでしょう。

    巻き上げの動作には手首のスナップが欠かせないため、生活リハビリにもぴったり。プレゼントは、チョコレートや焼き菓子など、バレンタインならではのものを選ぶと利用者さんに喜んでもらえるでしょう。

    8.日頃の感謝を込めて「バレンタインプレゼント競争」チョコレートを釣ってゲット!「チョコレート釣り」

    魚釣りゲームは、高齢者施設で人気のあるレクの1つです。バレンタインバージョンとしてチョコレート釣りとしてアレンジするのもおすすめ。チョコレートにクリップを貼りつけたり、ジュースなどの缶にチョコレートを詰めたりしてターゲットを準備をしたら、棒の先に糸と磁石をつけた釣り竿を使って釣り上げましょう。

    釣りゲームは、集中力や手先の感覚を養う効果が期待できます。釣れたチョコレートをバレンタインデーのおやつにするのもおすすめ。欲しいおやつをゲットするために、思わず真剣になってしまう、楽しいゲームです。

    9.特別感のあるおやつ時間「チョコレートフォンデュ」

    フルーツやマシュマロ、カステラなどさまざまな食べ物を、チョコレートに絡ませて食べるチョコレートフォンデュ。楽しくて見た目もオシャレなおやつは、いつもと違う特別感を演出することができるでしょう。ホットプレートの上でチョコレートを溶かしたり、保温効果のある入れ物にチョコレートを入れておいたり、さまざまな方法があります。

    このとき介護スタッフは、利用者さんが火傷しないよう、十分に注意することが大切です。火を使わずにチョコレートを溶かす専用の調理器具もありますよ。チョコレートが苦手な利用者さんは、フォンデュせずにそのまま食べてもらっても良いでしょう。

    10.脳トレしながらバレンタインについて知る「クイズ大会」

    バレンタインにちなんだクイズ大会も、おすすめのレクリエーションです。バレンタインはもともと海外の文化なので、詳しく知っている方は少ないかもしれません。そのため○×形式や3択クイズなど、利用者さんが答えやすい形にすると良いでしょう。チーム制にして正解数を競い合うのも盛り上がるかもしれません。優勝者にはバレンタインにちなんだ景品をプレゼントとして用意しておくのもおすすめです。

    クイズは正解を考えながら答えるため、脳トレ効果が期待できます。また、利用者さん同士で相談しながら行うことでコミュニケーションを取ることもできるので、親睦も深まるのではないでしょうか。

    2月はバレンタインならではのレクリエーションで楽しもう!

    お菓子作りやチョコレート争奪じゃんけん大会など、2月はバレンタインを意識したレクリエーションがおすすめ。いつものレクリエーションにハート型のモチーフを加えるだけで、一気にバレンタイン気分が盛り上がります。プレゼントを用意したり、ゲーム性を取り入れたりしながら、この時期ならではのレクリエーションを楽しんでみてはいかがでしょうか?

  • 看護師資格は働きながら取得可能?取得方法や試験について解説

    看護師資格は働きながら取得可能?取得方法や試験について解説

    安定した収入が得られることやクリニックや病院、介護施設や保育園などさまざまな場所で勤務しやすいことから、介護業界で働きながら看護師の資格取得を目指す方も増えているようです。[btp_line]看護師として働くためには、法律で定められた教育を受け、国家資格に合格する必要があります[/btp_line]が、社会人や働きながら看護師資格を取得することはできるのでしょうか。ここでは働きながら看護師資格を取得する方法や、試験内容、看護学校の学費について解説します。

    看護師とは?仕事内容について

    看護師の仕事内容は、医療分野や施設の種類によって異なります。ここでは主な業務内容や施設ごとで異なる看護師業務の特徴について見ていきましょう。

    主な仕事内容

    看護師は医師のサポートや患者さんの看護を行うことが主な仕事です。医師のサポート業務では、血圧や体温、脈拍の測定、点滴や採血などを行い、患者さんの看護業務では、食事や排せつ、入浴などの介助業務や、自力で体を動かすことが難しい患者さんの体位変換などを行います。そのほか、手術の補助や夜勤巡回、患者さんの状態を共有し話し合うカンファレンスなども看護師の仕事です。

    施設で異なる仕事内容の特徴

    看護師が働く現場は、病院やクリニックなどの医療機関だけではありません。ここでは看護師が活躍する施設の一例と、施設で異なる仕事内容について見ていきましょう。

    施設名仕事内容の特徴
    病院医師のサポートのほか入院患者さんの生活補助など。病棟勤務の場合は夜勤の場合もある。
    クリニック医師のサポートに加え、薬品や備品の発注、心電図などの医療機器操作を行う場合もある。
    特別養護老人ホーム施設内の介護職員と連携し、入所者さんの服薬管理や定期健診の手配、介助業務なども行う。
    訪問看護ステーション利用者さんの自宅などを訪問し、健康状態のチェックや訪問先の療養環境の設備などを行う。
    幼稚園・保育園園内の衛生管理、保健指導、園児や職員の健診補助などを行う。
    美容クリニック脱毛機器や美容機器の操作、整形手術の補助などを行う。

    結婚や出産などライフスタイルの変化によって、夜勤のないクリニックに転職したり、パートに切り替えたりなど、看護師は、働く場所や働き方を見直せる職種でもあります。働ける幅が広がることで、スキルアップも目指せるでしょう。

    働きながら看護師資格の取得は可能?

    看護師資格を取得するには、4年制の大学や3年制の短期大学、3年制の看護養成所を卒業し、国家資格に合格する必要があります。年齢は関係ないため、[btp_line]社会人からでも目指すことも可能[/btp_line]ですが、全日制で朝から夕方まで授業がある学校が多いようです。しかし、以下のような環境や条件が整えば働きながら資格取得を目指すことができます。

    介護の仕事なら取得可能な場合も

    日中勤務している場合は仕事を辞めて進学する必要があります。しかし、介護の仕事をしている場合は、職場の理解が必要ではあるものの、夜勤を続けながら看護師資格の取得を目指す方もいるようです。

    准看護師は働きながら看護師資格を取得できる

    准看護師免許を取得し、准看護師として働いている場合は、働きながら進学することができます。准看護師から看護師資格を取得する方法は以下の2つです。

    定時制の看護学校に通学する

    1つめの方法は、定時制の看護学校に進学し、看護師資格を取得する方法です。准看護師として働きながら3年間通う必要がありますが、職場の理解や協力が得られるのであれば、仕事を続けながら勉強することができます。

    通信制の養成所で学ぶ

    准看護師としての実務経験が7年あれば通信制の養成所で2年間勉強することで、看護師資格を取得することが可能です。2年間で65単位履修する必要があり、全単位を看護学校で履修することができる学校と、決められた単位数を放送大学で履修する学校があります。好きな時間を使って学習できるため、通信制の学習は生活スタイルを変えたくない主婦などの方にもおすすめの方法と言えるでしょう。ただし、自分で勉強時間を確保する必要があるため根気が必要です。

    共通基礎課程制度の導入も検討中

    「平成30年度全国厚生労働関係部局長会議資料」によると、厚生労働省は共通基礎課程制度の導入を検討しています。共通基礎課程とは資格取得の難易度が高いとされている医療福祉系の資格取得における教育内容を共通化し受講を免除するといった新しい資格取得制度のこと。対象となる見込み資格は、看護師や介護福祉士、診療放射線技師や作業療法士、保育士など17の職種です。共通基礎課程制度の導入が進めば、介護福祉士から看護師へのステップアップが現在よりも容易になりそうですね。

    看護師学校の学費はいくらかかる?サポート制度も活用しよう

    社会人から看護師資格の取得を目指す場合、仕事を辞めて進学する必要があるのですが、金銭面で不安な方も多いでしょう。看護師学校に進学する際にかかる費用はどのくらいなのでしょうか。

    看護師学校の学費

    4年制の看護学校や3年制の短大、専門学校など進学する学校によって費用は異なります。[btp_line]4年制の大学の場合は、私立の場合で年間180万円ほど、国立であれば年間で56万円ほど必要[/btp_line]なようです。短大の場合は、4年制の私立大学と比べると費用を抑えることができますが、[btp_line]平均で年間112万円[/btp_line]ほど必要になります。

    専門学校は、公立であれば、年間10万円代というところもありますが、全体で[btp_line]平均すると年間で65万円[/btp_line]ほど必要です。

    准看護師から看護師資格の取得を目指すには、卒業までに規定の65単位を取得しなければなりません。[btp_line]通信制で2年間学ぶ場合は、2年間100万~200万円[/btp_line]ほどの費用がかかります。

    学費サポート制度

    看護師資格取得のためには高額な費用が必要です。しかし、まとまったお金を用意するのはなかなか困難という方も多いでしょう。そんな方が利用できるのが学費サポート制度です。[btp_line]日本学生支援機構から貸与される奨学金や、自治体から貸与される看護師等修学資金、病院から貸与される病院奨学金があります。[/btp_line]都道府県や病院から貸与される奨学金は条件次第で返済金額が減額されることや免除になることがあるため、奨学金を検討する場合は事前に確認しておくとよいでしょう。また、厚生労働省からは社会人を対象にした「教育訓練給付金制度」も用意しています。45歳未満であることや離職後1年以内に受講開始することなどの条件がありますが、条件を満たせば、学費の50%(年間上限40万円)の給付を受けることが可能です。

    看護師国家試験の合格率や難易度について解説

    看護師資格を取得するためには、看護師学校を卒業することと国家試験の合格が必要です。ここでは、看護師国家資格の合格率や難易度について見ていきましょう。

    看護師国家資格の合格率

    2012年から2020年までの10年分の合格率は以下の通りです。

    受験者数(人)合格者数(人)合格率(%)
    201253,70248,40090.1
    201356,53050,22488.8
    201458,89152,90089.8
    201560,94754,87190.0
    201662,15455,58589.4
    201762,53455,36788.5
    201864,48858,68291.0
    201963,60356,76789.3
    202065,56858,51389.2
    202166,12459,76990.4

    参考:【資料2】保健師助産師看護師国家試験の変遷・現状について
    https://www.mhlw.go.jp/content/10803000/000690819.pdf

    厚生労働省が発表している2021年の看護師国家資格の合格率を見てみると、[btp_line]90.4%[/btp_line]と高いことが分かりますね。また、過去10年で見ても毎年の合格率は90%前後を推移しているようです。

    看護師国家試験の難易度

    前述の表からも、合格率は比較的高い試験ですが、決して容易な試験ではありません。看護師国家試験の出題範囲は、看護学校で3~4年かけて学習した全ての内容です。看護師としての知識を習得しているかの最終確認で行われる試験のため、学習した知識を発揮することができれば、合格することができると言えるでしょう。

    ちなみに、看護師国家試験では、プール問題と呼ばれる過去問に類似した問題が出題されます。類似問題は必ず出題されるため確実に解けるよう、過去問を使って勉強することもおすすめです。

    国家試験の内容や日程について

    最後に、看護師国家試験の内容や日程を見ていきましょう。

    看護師国家試験の試験内容

    看護師国家試験は、厚生労働省が定める「看護師国家試験出題基準」に基づき出題されます。出題される問題は、看護の基本について問われる必修問題や、一問一答で答える一般問題、実際の現場で起こりうる状況での判断力を問う状況設定問題の3つです。それぞれ問題数や配点が異なります。また、看護師国家試験の試験内容は社会情勢や法律の改正などにより、4~5年に一度改定されるのが一般的です。

    2024年の試験日程は?

    看護師国家試験は毎年2月中旬ごろに行われます。2024年の試験日は2月11日(日)です。詳しい日程については毎年8月ごろに厚生労働省のホームページに掲載されるためチェックしてみてください。

    年齢は関係なし!看護師資格は社会人からでも取得可能

    看護師資格は社会人でも取得可能な資格です。看護学校に進学する必要はありますが、さまざまな学費サポート制度を利用して経済的な負担を軽くしながら学習することができます。看護師国家試験は容易な試験ではないため根気や努力が必要ですが、病院だけでなく介護の現場での活躍を目指し、挑戦してみてはいかがでしょうか。

  • 2024年の干支は辰!辰年生まれの利用者さんにおすすめのお祝いは?

    2024年の干支は辰!辰年生まれの利用者さんにおすすめのお祝いは?

    来たる2024年の干支は、辰です。介護施設では年明けに向けて、年男・年女の利用者さんをお祝いする予定を立てているところもあるのでは?そこで今回は、辰年にちなんだ贈り物やお祝い、年始におすすめのレクリエーションについてご紹介します。利用者さんとの会話のネタにもぴったりな辰年の豆知識もまとめているので、ぜひ読んでみてください。

    2024年の干支は「辰」!辰年ってどんな年?

    辰年の由来

    2024年の干支である辰は、[btp_line]十二支の中で唯一、実在しない空想上の生き物[/btp_line]です。十二支の由来といえば「神様が元旦に動物たちを集め、そのうちの1から12番目までの動物を順番に十二支に決めた」という昔話が有名ですが、辰が十二支に選ばれた理由には謎が多く、さまざまな説があるようです。

    「竜」や「龍」ともいわれる辰は、古代中国で神獣や霊獣のように扱われ、権力の象徴とされていました。辰が十二支に選ばれたのも、縁起が良い動物と考えられていたからかもしれません。辰は天候を操るほど強大な力を持つとされていたことから、[btp_line]辰年は時代が大きく動く「激動の年」[/btp_line]ともいわれています。

    辰年生まれの人に多い性格

    辰年生まれには、常識にとらわれない自由な感性を持つ人が多いといわれています。また、先見の明に優れた人が多く、誰も思いつかないような発想で周囲を驚かせることも。大きな目標に向かって突き進む力と行動力も持ち合わせているため、一つの道を極める人も多いようです。

    辰年生まれの有名人

    “天才肌”といわれることも多い辰年生まれには、芸術やスポーツの世界でプロとして結果を残す人も多くいるようです。


    例えば、

    • 芥川龍之介(小説家)
    • 坂本龍一(音楽家)
    • さだまさし(歌手)
    • 王貞治(野球選手)
    • 田中将大(野球選手)
    • 伊藤美誠(卓球選手)
    • 池江璃花子(水泳選手)

    といった著名人も辰年生まれです。

    辰年の利用者さんにおすすめの贈り物

    2024年の年始には、干支である辰にちなんだ企画がおすすめです。介護施設では、辰年生まれの利用者さんへ贈り物を贈るのはいかがでしょうか。
    辰年生まれさんへの贈り物は、2024年の干支である辰のモチーフがあしらわれたものや辰にちなんだものが喜ばれそうです。2023年の年末から2024年の年始にかけては、新年の干支である辰に関連した商品をお店で見かける機会も多くなるでしょう。

    干支にちなんだグッズとしてよく見かけるものには、

    • お菓子
    • 置きもの
    • ぬいぐるみ
    • カバンやポーチ
    • 衣服

    などがあります。また、衣服やカバンなどの既製品に利用者さんのお名前や干支のイラストをプリントしてプレゼントしても喜ばれるかもしれません。贈り物には、辰のイラストなどをあしらったお祝いカードも添えると、より心のこもったプレゼントになりそうです。

    辰年にちなんだレクリエーションは?

    2024年最初のレクリエーションは、干支である辰を取り入れた楽しい企画もおすすめです。例えば、辰年生まれの利用者さんへ贈り物を渡すお祝い会を開くのはいかがでしょうか。年男・年女の利用者さんに歌や絵など、得意なことを披露してもらってもいいですね。

    2024年の始まりには干支の辰モチーフの飾りつけをして、辰年の始まりを祝う雰囲気を演出するのもおすすめです。レクリエーションも兼ねて、辰年にちなんだ壁面飾りや置き物などを利用者さんと一緒に制作してみてもいいでしょう。ぜひ、介護スタッフ同士でさまざまなアイディアを出し合ってみてください。

    辰年生まれさんのお祝いから楽しく新年をスタートしよう!

    2024年の干支は辰です。介護施設の利用者さんの中にも辰年生まれの方がいるのではないでしょうか。「1年の計は元旦にあり」という言葉もあるように、新年のスタートをどう切るかは大切なこと。新年を楽しく迎えられるように、2024年の干支である辰も取り入れた楽しい辰年のお祝いを企画してみましょう。

  • 利用者さんのケアマネジャーの選び方とは?信頼を得るための4つの方法

    利用者さんのケアマネジャーの選び方とは?信頼を得るための4つの方法

    ケアマネジャー(介護支援専門員)の仕事は、利用者さんからの信頼を得ることから始まると言っても過言ではありません。とはいえ、信頼関係を築くことは簡単ではなく、利用者さんからのクレームに頭を悩ませた経験があるケアマネジャーも多いのではないでしょうか?そこで今回は、利用者さんのケアマネジャーの選び方をヒントに、信頼され、選ばれるケアマネジャーになるための4つの方法をご紹介します。

    利用者さんやその家族からクレームが入ることも…

    ご存知のとおり、要介護認定を受けた方が適切な介護サービスを受けられよう、ケアプランの作成や介護サービス事業者との調整を行うことが、ケアマネジャーの主な仕事。ケアマネジャーは、利用者さんやそのご家族にとって[btp_line]介護分野における最も身近な相談役[/btp_line]となり、希望通りの介護生活を送ることができるようサポートを行います。

    ケアマネジャーと利用者さんという“人対人”のやり取りの中で、ときには利用者さんやそのご家族からケアマネジャーに対する不満や不信の声が上がることもあるでしょう。

    それらのクレームにも、介護のプロとしてしっかりと対応・対処することもケアマネジャーの仕事の1つです。しかし、不満を解決できなかったり、人間関係が悪化したりすると、利用者さんからケアマネジャーの変更願いが出される場合もあります。

    では、利用者さんと良好な関係を築き、信頼されるケアマネジャーとはどのような人物なのでしょうか?それを知るために、まずは利用者さんのケアマネジャーの選び方をチェックしてみましょう。

    利用者さんのケアマネジャーの選び方とは?

    利用者さんはケアマネジャーのどこを見て選んでいるのでしょうか?利用者さんのケアマネジャーの選び方を4つご紹介します。

    【経験値】経験が豊富かどうか

    できるだけ経験豊富なケアマネジャーに担当してもらいたいと思う利用者さんがほとんど。要介護認定を受けた方にとって、今後どのような生活を送ることになるのかがケアマネジャーにかかっているのですから当然のことでしょう。

    またケアマネジャーとしての経験年数だけでない場合もあります。医療に重きを置いた介護を受けたい方は看護師資格を持つケアマネジャーを、家事支援に重きを置いた介護を望む方は介護福祉士の資格を持つケアマネジャーを選ぶことも。ケアマネジャーの[btp_line]特定の能力に重点を置いた選び方をする方もいる[/btp_line]ようです。

    【知識量】介護全般に関わる知識があるかどうか

    介護に関する専門的な知識の量はもちろん、知識に偏りがないかどうかについても利用者さんはチェックしています。例えば、介護保険の住宅改修について詳しく教えてくれる、介護だけでなく医療についての知識も豊富か、などです。利用者さんが“今”必要としている情報や知識をピンポイントで提供できるケアマネジャーは、利用者さんから選ばれているようです。

    【人柄】態度は悪くないか、相談しやすいか

    利用者さんによるケアマネジャーの選び方の中で、人柄は絶対に外せない条件と言っても良いでしょう。要介護認定を受けた方やそのご家族の多くは、介護保険サービスや介護施設に関する知識を持ち合わせておらず、大きな不安を抱えています。そのため、不明点や疑問点を気軽に相談でき、いつも笑顔で対応してくれるなど、人柄や態度の良いケアマネジャーを選びたいという方が多いようです。

    【熱量】親身になってくれるか

    仕事への熱量も、利用者さんがケアマネジャーを選ぶ際の大切な要素です。いくら話しやすく、人柄が良いとしても、電話がつながりにくく返信も遅いなど、親身になってくれていないと利用者さんが感じる言動が続くと、信頼を欠いてしまうことに…。やはり、仕事への熱量が高いケアマネジャーほど、利用者さんから選ばれています。

    選ばれる、信頼されるケアマネジャーになるための4つの方法

    利用者さんのケアマネジャーの選び方をヒントに、利用者さんに信頼されるケアマネジャーになるための方法をまとめました。

    同業者や他の専門職の方とコミュニケーションを取り情報や知識を得る

    前項のケアマネジャーの選び方にあったとおり、利用者さんは経験豊富なケアマネジャーを求めます。しかし、経験値はすぐに増やせるものではありません。そこで重要なことは、同業者や看護師、保健師などをはじめとした他の専門職の方と積極的にコミュニケーションを取ることです。すると、自分の知り得なかった知識を得ることができ、経験年数以上の情報や知識のある頼れるケアマネジャーを目指せるでしょう。

    質問・疑問は利用者さんがわかるまで丁寧に説明する

    利用さんからの質問や疑問に回答するのは当然のこと。しかし、こちらの回答を利用者さんが理解できなければ意味がありません。そのため回答したあとに、利用者さんがしっかり理解できたかどうかを確認してみてください。会話の中で、まだ理解できていないと判断できた場合は、よりかみ砕いた表現やイラスト・資料なども用い、[btp_line]再度ゆっくりと丁寧に説明する[/btp_line]ことをおすすめします。

    挨拶や感謝の言葉の数を増やす

    人柄の良いケアマネジャーが求められることはわかっていても、どうすれば人柄を良くすることができるのだろう?と思う方も多いのではないでしょうか。そんな方は、挨拶や感謝の言葉の数を増やしてみることから始めてみてください。

    この挨拶や感謝の言葉とは、利用者さんへ向けたものだけでなく、同業者や介護スタッフへ向けたものも含まれます。身内のスタッフに対しても丁寧に挨拶をしている姿を見ると、利用者さんからの好感度もアップするでしょう。

    クレームには迅速かつ適切に対処する

    利用者さんから、不安や不満の声が届くことは少なくありませんよね。クレーム対応は大変な仕事ではありますが、迅速かつ適切に対処することで利用者さんからの[btp_line]大きな信頼を得られるチャンス[/btp_line]にもなります。

    中には、クレームにすぐ対応できず、利用者さんを待たせてしまうケースもあるでしょう。その場合にも、迅速に第一報を入れる、途中経過の連絡をするなど、利用者さんが安心できるよう努めることが大切です。

    利用者さんの選び方をヒントに選ばれるケアマネジャーになろう

    利用者さんのケアマネジャーの選び方を知ることにより、頼られるケアマネジャーになるためには、どうすれば良いかが理解できたのではないでしょうか。今回ご紹介した4つの方法すべてを実践することが難しければ、今すぐできる方法を1つ選んで試してみるのもおすすめです。利用者さんとそのご家族の信頼を集めるケアマネジャーを目指しましょう。

  • 高カカオチョコレートが認知症に良い?理由や注意点を知っておこう

    高カカオチョコレートが認知症に良い?理由や注意点を知っておこう

    チョコレートには健康に良いとされる成分が豊富に含まれているため、健康に有益だと言われています。そんな中、チョコレートと認知機能の関係を調べる研究が行われました。すると、習慣的にチョコレートを食べていると認知機能に関連する記憶や学習機能が高まることがわかったのです。つまり、認知症の予防になる可能性があるということ。そこで今回は、チョコレートと認知症の関係や摂取の際に注意したいことなどを紹介します。

    チョコレートが良いとはどういうこと?

    世界では、チョコレートと健康に関するさまざまな研究がされています。今回はその中から、2つの研究内容と結果を見ていきましょう。

    <その1>チョコレート摂取の研究内容

    まずは、South Australia大学の研究内容です。これまでチョコレートと循環器に対する研究は多く行われ、さまざまなデータが蓄積されています。一方で、認知機能に関しては一貫したデータがありませんでした。そこで、認知機能との関係を分析する研究を行うことに。

    その中でも今回紹介する研究は、習慣的なチョコレートの摂取頻度と認知機能の関係を分析したものです。

    <概要>

    • MSLS(認知機能と循環器の疾患リスク因子との関係を調べた研究)に参加した23~98歳までの968人が対象
    • 広範な認知機能検査の結果を調査
    • MMSE(ミニメンタルステート検査)のスコアとチョコレート摂取頻度の関係を調査

    結果については次で見ていきましょう。

    <その1>研究結果

    研究結果は、チョコレート摂取頻度が高い方ほど認知機能スコアが高い傾向に。

    視空間記憶や言語記憶、探索と追跡などのチェックをする総合スコアはもちろん、言語記憶以外のすべての指標スコア、認知症診断に用いられるスコアなどの項目でチョコレート摂取が効果的であることを示していたのです。

    <その2>チョコレート摂取の研究内容

    チョコレートと認知症の研究は、海外だけではありません。日本でも行われました。

    <概要>

    • 愛知県蒲郡市内外の45~69歳の男女347人を対象
    • 4週間カカオポリフェノールを多く含むチョコレートを毎日一定量摂取
    • 量は1日25g、約150kcal
    • カカオ72%のチョコレートを使用

    日本人を対象にしたこの研究は、愛知学院大学と愛知県蒲郡市、株式会社 明治の共同で実施しました。

    <その2>研究結果

    研究結果では、チョコレート摂取によりBDNFという栄養因子が上昇することが判明したのです。BDNFとは脳由来神経栄養因子のことで、アルツハイマー型認知症や記憶・学習などを司る認知機能と関係が深いことがわかっています。

    そして今回の結果では、チョコレート摂取後にBDNFが上昇することを見つけました。この他にも、血圧の低下やうつ病の予防など心の健康に役立つこともわかりました。

    どのくらいの量を食べると良いの?

    チョコレートに含まれるフラバノールの量を調べるのは難しいですが、フラバノールはポリフェノールの一種です。つまり、ポリフェノールの含有量が高い高カカオチョコレートを摂ることが有効だと考えられます。

    量は、前述の「研究内容その2」を参考に、カカオ72%のチョコレートを1日25gを目安にすると良いでしょう。

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    チョコレート摂取で注意したいこと

    最後に、チョコレート摂取で注意したいことについて紹介します。チョコレートの選び方にもふれていますので、参考にしてみてください。

    チョコレートの選び方

    日常的にチョコレートを摂取すると血流を良くしたり運動機能低下を防いだりする役割が期待できるなど、さまざまな健康効果が期待できます。こういった効果を効率的に得ようとするのであれば、食べるチョコレートを選ばなければなりません。

    健康や認知症予防のために摂取する場合は、カカオの含有率が70%以上のチョコレートを選ぶようにしてください。

    持病のチェック

    高カカオチョコレートであれば糖分が抑えられていますが、高カカオチョコレート以外のミルクチョコレートなどは、糖分が多い傾向にあります。糖尿病など持病がある場合には注意が必要です。

    食べ過ぎに注意

    1日25gのチョコレートを食べるとすると、カロリーは150kcalほど。そのため、毎日チョコレートを食べたとしても肥満の原因になることは考えにくいです。しかし食べ過ぎてしまうと、肥満の原因になることもあるため注意しましょう。

    また、チョコレートに含まれるポリフェノールは、食べるとすぐに吸収されるため効果が持続しにくいです。1日分を1回ですべて食べず、数回にわけて食べると良いでしょう。

    認知症予防にチョコレートを摂るのもあり!

    さまざまな研究結果により、高カカオチョコレートの定期摂取が認知症予防につながることがわかりました。介護施設では、利用者さんの認知機能を高めるレクレーションとともに定期的なチョコレート摂取を行うと良いかもしれません。ただしその場合は、チョコレートの種類や持病、量に注意するようにしてください。

  • 【老人ホームのイベント】2月の企画アイデアまとめ

    【老人ホームのイベント】2月の企画アイデアまとめ

    老人ホームの介護スタッフにとって、季節ごとのイベントを企画・運営することも大きな仕事のひとつ。入居者さんにより楽しんでもらえるイベントやレクリエーションを企画できないかと、思い悩んでいる方も多いでしょう。そこで今回は、老人ホームの入居者さんに喜ばれる2月のおすすめイベントや企画案をピックアップします。節分や鬼にちなんだ楽しいレクリエーションもご紹介。イベントの企画担当の方はぜひ参考にしてください。

    【2月】行事やレクリエーションの企画に役立つ記念日や歳時記

    2月の主な記念日やイベント、歳時記を以下にまとめました。なお、年によって一部日付が異なる場合もあります。

    • 3日:節分
    • 4日ごろ(節分の翌日):立春
    • 11日:建国記念の日
    • 14日:バレンタインデー
    • 23日:天皇誕生日
    • 29日:うるう年(4年に一度、次回は2024年)

    このうち[btp_line]2月の2大イベントといえば、節分とバレンタインデー。[/btp_line]老人ホームなどの介護施設でも、節分やバレンタインデーを題材にしたレクリエーションや企画が盛んに行われます。

    暦の上で春が始まる日、“立春”を迎えるのも2月。冬が終わり、春を迎えるにあたって、施設内の壁画や制作物などにも春を感じられる明るめの色を取り入れるのがおすすめです。大きなイベントや行事というわけではありませんが、2月に花をつける梅や椿、スイセンなどをモチーフにした製作物を一緒に作るなどのレクリエーションも楽しめるでしょう。

    【2月】老人ホームでよく行われている行事

    老人ホームなどの介護施設で2月に行われている行事を3つご紹介します。2月には外せない行事ばかりなので、ぜひチェックしてみてください。

    スタッフが鬼に扮して登場!節分会・豆まき

    節分とは、季節が変わる日のことを意味するそうです。そして古来より、季節の変わり目には悪いものが家に入りやすいとされています。そこで、悪いものを退治=魔(ま)を滅(めっ)するの語呂合わせから「まめ」をまくようになったそうです。節分に用いる豆は「福豆」とも呼ばれ、縁起がよいものとされています。

    老人ホームの入居者さんの中にはよくご存知の方も多いかもしれませんね。節分を迎えるにあたって、豆まきを行う由来などをお話しすると、会話が弾むのでおすすめです。

    入居者さんに無理のない範囲で、実際に豆まきを行うとよいでしょう。多くの介護施設では、[btp_line]スタッフが鬼に扮して節分会を盛り上げている[/btp_line]ようです。

    入居者さんと一緒に行う恵方巻作り

    恵方巻とは、縁起をかついで節分に食べる太い巻き寿司のこと。1970年代(昭和50年代)に関西地方を中心にひろまった風習ですが、今や全国的に、節分ならではのイベントとなっています。そのため、恵方巻作りを2月の行事のひとつとして取り入れている老人ホームも多いようです。恵方巻を一緒に作ることで、[btp_line]地域の節分の習わしや恵方巻の具材・食べ方の違いなどを話す機会となり、会話も弾む[/btp_line]でしょう。

    ハート型をちりばめて楽しませよう!バレンタイン献立

    2月の企画でおすすめなのが、バレンタイン献立です。バレンタインと聞くと、高齢者には興味を持たれないのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、「ハートのチョコレートで好きな方や大切な方に感謝の気持ちを伝える日」と伝えると、多くの方は楽しそうに喜んでイベントに参加してくださいます。

    バレンタインにちなんだ行事で、よく行われるのがバレンタイン献立。ハンバーグの形をハートにしたり、スープのトッピングの生クリームやデザートにかけるソースをハート型にしたりするだけで、バレンタイン献立のできあがり![btp_line]デザートにチョコレートを使用したプリンやムースを提供するのもおすすめ[/btp_line]です。

    【2月】老人ホームでよく行われているレクリエーション

    続いて、2月に老人ホームで実施されているおすすめのレクリエーションを3つご紹介します。

    鬼めがけて豆を投げる!的当てゲーム

    節分のレクリエーションとして、鬼に向けて豆を投げる的当てゲームが定番です。お面に向かって投げるだけでも楽しめますが、[btp_line]スタッフが扮した鬼に向かって投げると、よりワクワク感が増す[/btp_line]でしょう。

    鬼に扮したスタッフの体に、粘着面を外側に向けたガムテープを体に巻き付けておくと、投げた豆がくっついて“当てた感”が出ておすすめです。豆が小さくて投げにくい場合は、丸めた新聞紙を使うものよいでしょう。豆や新聞紙を投げる際には、上半身や上腕を使うので適度な運動にもなります。

    節分豆の箸つかみ・豆リレー

    節分豆を箸でつかんだり、運んだりするレクリエーションは、[btp_line]手指訓練や認知症予防のトレーニングとしても効果的[/btp_line]です。箸を使って節分豆を皿から皿へ移すだけでも十分効果は得られるでしょう。そのほか、大小さまざまな大きさの皿を用意しておき、皿の大きさによって獲得できるポイントが異なるルールを設けるなどもよいアイデアです。時間内で移動できた豆の数で競ったり、チーム制で豆リレーをしたりと、ゲーム性を持たせてもよいでしょう。

    バレンタインデーのチョコレートファウンテン

    食事系のレクリエーションで最近よく行われているのが、バレンタインデーにちなんだチョコレートファウンテン。チョコレートファウンテンとは、[btp_line]手軽にチョコレートフォンデュが楽しめるグッズ[/btp_line]です。溶けたチョコレートが噴水のように上から流れ落ちてくる様子は、インパクト抜群!

    ひと口大にカットしたバナナやいちご、ベビーカステラなどの食材を串に刺し、チョコレートにくぐらせて食べます。食材を串に刺す工程も、入居者さんと一緒に行うと楽しさも倍増するでしょう。

    老人ホームの2月のイベントを企画する際のポイント

    老人ホームのイベントでは安全に行えることが何より大切です。高齢者が楽しめる行事やレクリエーションを企画するのはよいことですが、以下のポイントに気をつけましょう。

    不意の行動や急な運動によるケガを防ぐ

    節分会や豆まきのレクリエーションでは、鬼に扮したスタッフが登場したり、鬼をめがけて思いっきり豆を投げたりと、普段とは違うエキサイティングな要素が強いものが多くあります。熱中して急に立ち上がってしまったり、鬼を追って豆を投げる際の不意な運動で体に負荷がかかりすぎたりといったケースもあるでしょう。その可能性を企画段階から考慮し、鬼は決まったコースを移動する、立ち上がらないよう事前に伝えるなどの対策を取っておくのがおすすめです。

    誤嚥による事故を防ぐ

    恵方巻やバレンタインにちなんだ食事なども、普段食べている介護食とは形状や食感が異なる場合があるため、注意が必要です。気持ちが高揚したり、会話が弾んだりしている中で、普段と異なる食事を摂ると誤嚥などの事故が発生する可能性もあります。食事の際には、普段以上に注意して介助しましょう。

    2月のイベントは節分とバレンタインデーで決まり!

    老人ホームで行う2月のイベントの企画では、節分とバレンタインデーの2つは外せない行事と言えるでしょう。邪気をはらって福を呼んだり、大切な方に感謝の気持ちを伝えたりと、2月はハッピーな行事が盛りだくさん!今回ご紹介したものを参考に、入居者さんが楽しめるイベントやレクリエーションを企画してください。

  • 冬が旬の白菜レシピ5選!高齢者に喜ばれるメニュー

    冬が旬の白菜レシピ5選!高齢者に喜ばれるメニュー

    冬野菜の代表ともいえる白菜。火を通すとやわらかくなるので、高齢の利用者さんも食べやすい野菜です。旬だからこそ、今利用者さんに食べてもらいたいと考える介護スタッフもおられるはず。そこで今回は、白菜を使った高齢者向けメニューを5つご紹介。噛む力や、嚥下能力に不安がある方におすすめできる、トロミがついたレシピも登場します。利用者さんに冬の訪れを感じてもらえる白菜レシピをお探しの方は、参考にしてください。

    白菜は風邪予防にも役立つ万能野菜!

    11月から2月が旬の白菜は、まさに冬の味覚ともいえる野菜です。100gあたり13キロカロリーとヘルシーなうえ、免疫力アップ、風邪予防に役立つビタミンCが豊富に含まれています。白菜といえば鍋の具材のイメージが強いですが、煮物、サラダなど多彩なアレンジが可能なところも魅力ポイントといえるでしょう。

    高齢者が喜ぶ白菜レシピ5選

    では、高齢の利用者さんにおすすめの白菜レシピをご紹介していきましょう。

    白菜のとろとろ煮

    <材料(4人分)>

    • 白菜 4枚(320g程度)
    • えのきだけ 1/2袋
    • だし 300ml
    • 塩 小さじ2/5
    • 片栗粉 大さじ1
    • 水 大さじ3

    <作り方>

    1. 白菜とえのきだけをひと口大に切る
    2. だしに1の材料を加え、やわらかくなるまで煮る
    3. 塩で味付けする
    4. 片栗粉を水に溶かし、かき混ぜながら流し入れる
    5. さらに1分程度過熱し、まんべんなくトロミがついたら完成

    白菜のクリーム煮

    <材料(4人分)>

    • 白菜 1/4株(500g程度)
    • ベーコン 60g
    • ごま油 小さじ4
    • 牛乳 200ml
    • 水 300ml
    • 鶏ガラスープの素 小さじ2
    • 酒 大さじ2
    • 塩、コショウ 少々
    • 片栗粉 大さじ2

    <作り方>

    1. 白菜とベーコンをひと口大に切る
    2. フライパンにごま油をなじませたら、まずはベーコンを炒め、そのあと白菜を加える
    3. 白菜がしんなりとしたら、牛乳、水、鶏ガラスープの素、酒を加えて煮る
    4. 塩、コショウで味を整えたら、少量の水(分量外)で溶いた片栗粉を流し入れ、とろみがついたら完成

    白菜入りポテトサラダ

    <材料(4人分)>

    • 白菜 1/4株(500g程度)
    • きゅうり 3本
    • 市販のマッシュポテト 85g
    • 熱湯 適量
    • ハム (お好みで)
    • マヨネーズ 適量
    • ビニール袋 2枚
    • 塩麹もしくは塩 適量

    <作り方>

    1. 市販のマッシュポテトに熱湯を入れ、少し硬めになるように混ぜ合わせたら冷ましておく
    2. 白菜は細切り、きゅうりはスライスし、それぞれをビニール袋に入れ浅漬け状態にする
    3. お好みでハムを1cm幅に切っておく
    4. 浅漬けした白菜を取り出し、さらに粗みじん切りにしてしっかりと水分を絞る
    5. きゅうりもしっかりと水分を絞り、冷めたマッシュポテトに加える
    6. 白菜、ハムも加えて、マヨネーズで味付けしたら完成

    白菜と鶏ひき肉の味噌煮

    <材料(4人分)>

    • 白菜 1/2株(1kg程度)
    • 鶏ひき肉 500g
    • にんにく、生姜 各1.5片程度
    • コンソメ 適量
    • まいたけ 2袋
    • 焼き豆腐 2丁
    • 味噌 適量(めんつゆでも可)
    • 人参 0.5本

    <作り方>

    1. 鶏ひき肉に、すりおろしたにんにく、生姜、みじん切りにした人参を加え、よく混ぜ合わせる
    2. 白菜をひと口大に、まいたけは荒く割き、材料が浸るほどの水に入れて沸騰させる
    3. ひと口大に丸めた1を入れて、アクを取り除きながら煮る
    4. アクが取れたら、ひと口大に切った焼き豆腐を加える
    5. 味噌、もしくはめんつゆを適量入れて味をつけたら完成

    白菜豆乳グラタン

    <材料(4人分)>

    • 白菜 1/2株(1kg程度)
    • 豆乳 適量
    • コンソメ 適量
    • めんつゆ 適量
    • ゆでたまご 適量
    • チーズ 適量

    <作り方>

    1. 白菜は芯から4等分に切り、ばらけないようにして、ひたひたの水で煮る
    2. 白菜が柔らかくなったら、コンソメ、めんつゆで味付けする
    3. 白菜の芯に箸を刺して通るか確認したら、豆乳を加える
    4. 沸騰したら火を止めて、冷ましておく
    5. トッピング用にゆで卵を作り、スライスする
    6. ④が冷めたら、白菜を取り出し食べやすい大きさに切ってグラタン皿に取り分ける
    7. ゆで卵、チーズを乗せてオーブンで焼いたら完成

    冬野菜の代表ともいえる白菜を使ったレシピで旬を感じてもらおう!

    白菜をたくさん使うレシピを5つご紹介しました。生でも過熱しても食べられる白菜は、あらゆる料理に活用できる万能野菜です。しっかりと煮込めば、歯で噛む必要がないほどやわらかく仕上げることができるので、高齢の利用者さんにもぴったりな野菜といえるでしょう。白菜レシピにマンネリを感じている方は、ご紹介したレシピをぜひ参考にしてくださいね。

  • 知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「れ~わ」一覧

    知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「れ~わ」一覧

    介護の現場では数多くの専門用語が使われており、これまで知らなかった言葉に出会うことも少なくありません。こうした言葉を少しずつ知っていくと、職員同士のやり取りがスムーズになるなど、仕事によい影響が現れることもあるでしょう。そこで今回は、「れ~わ」で始まる介護・医療用語から、現場で使われやすい言葉を一覧でまとめました。介護・医療用語「れ~わ」の中で、知らない単語や略語があったときには、ぜひチェックしてくださいね。

    【介護・医療用語「れ~わ」】「れ」から始まる専門用語一覧

    まずは、介護・医療用語「れ~わ」のうち、「れ」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

    レクリエーション

    直訳では、ゲームや遊びを指す言葉です。介護施設などでは、ゲームや遊びを通じて利用者さんの運動機能の向上や、社会参加などを促進する取り組みをレクリエーションと呼んでいます。体を動かす体操や口の機能を鍛えるカラオケなどもその1つです。略語のレクと呼ばれることもあります。

    レスパイトケア

    高齢の方などを自宅で介護しているご家族の疲労を癒すために、一時的にケアを代替することで、リフレッシュしてもらうサービスのことです。ショートステイやデイサービスも、レスパイトケアの1つ。また、自治体によっては介護をするご家族を温泉に招待するなど、積極的なケアを行うところもあります。

    レスピレーター

    人工換気装置や人工呼吸器のことです。主に、自分の力で呼吸ができなくなった方や要介護者などに対して使われます。

    レセプト

    診療報酬明細書のことです。医療機関が患者さんに行った診療を、自治体や健康保険組合などに請求するときに発行する明細書のことを指します。

    連続的携帯式腹膜透析(れんぞくてきけいたいしきふくまくとうせき)

    慢性腎不全の患者さんに対し、一般的に行われている腹膜透析の方法です。持続的携帯型腹膜透析(CAPD)とも呼ばれています。1日数回、1回30分程度かけて、透析液のバッグを交換して行われます。

    レンドルミン

    睡眠導入薬の1つで、商品名です。一般的にはブロチゾラムと呼ばれています。

    【介護・医療用語「れ~わ」】「ろ」から始まる専門用語一覧

    ここからは、介護・医療用語「れ~わ」のうち、「ろ」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

    老健(ろうけん)

    介護老人保健施設のこと。病状が安定している要介護度1~5の、リハビリテーションが必要な方を対象に、自立した日常生活が送れるよう在宅復帰のサポートをする施設です。看護や介護の専門スタッフによる医療ケアと、作業療法士などによるリハビリテーションが施設内で受けられることが特徴です。

    老人病院(ろうじんびょういん)

    療養型病院(病床群)の俗称です。急性期の治療を終えた患者さんが、リハビリテーションや療養を目的に入院生活を送ります。慢性疾患で長期入院する高齢者も多いことから、かつてはこの俗称で呼ばれていました。

    老人福祉施設(ろうじんふくししせつ)

    老人福祉法第5条の3で規定された施設のことです。老人デイサービスセンターや軽費老人ホーム、養護老人ホームなどが該当します。

    老人福祉センター(ろうじんふくしセンター)

    老人福祉法で定められている、老人福祉施設の1つです。主に、生活における各種相談や、健康増進のためのレクリエーションの機会などを設けています。高齢者の生きがいや社会参加をサポートするため、地域単位で置かれることが多い施設です。

    老人保健法(ろうじんほけんほう)

    国民の老後の健康保持と、適切な医療の確保をはかるため、1982年に制定された法律です。疾病予防や治療、機能訓練などの保健事業を総合的に実施することを目的としています。2008年に「高齢者医療の確保に関する法律」に改正されました。

    弄便(ろうべん)

    大便を壁や寝具に塗る、手でこねるといった、排泄物を弄(もてあそ)ぶ行為を指します。認知症高齢者に見られる問題行動の1つです。

    老齢基礎年金(ろうれいきそねんきん)

    国民年金加入者が、原則65歳になったら支給される年金のことです。現在は10年以上保険料を納めていること(保険料免除期間なども含む)が受給条件になっています。

    老齢厚生年金(ろうれいこうせいねんきん)

    厚生年金保険加入者が、老齢基礎年金に上乗せするかたちで支給される年金のことです。受給資格は、1年以上厚生年金保険に加入していること。支給が始まる時期は、生年月日によって異なります。

    老齢福祉年金(ろうれいふくしねんきん)

    国民年金が発足した1961年にすでに高齢で、受給資格期間が満たせず受給できなかった方を救済する目的で設けられた年金制度のことです。給付費用は国庫によって賄われており、本人や配偶者、扶養者などに一定の所得がある場合は、一部または全額支給停止になります。

    老老介護(ろうろうかいご)

    高齢の要介護者を、高齢の身内が介護することです。介護を行うのは、配偶者や子供、兄弟などさまざまパターンがあります。高齢の介護者にかかる負担が大きいため、十分な介護が行えないといった在宅介護の社会問題の1つです。第三者の手を借りたり、施設介護へ切り替えたりなど、対応策が必要だと言われています。

    ロールプレイ

    特定の場面を想定しながら、与えられた役割に沿った行動を行うことです。イベントなどを開催するときに、準備段階で問題がないかを確認するときなどに使われます。また、開催後に問題があったかどうかを振り返る際にも有効な手段です。

    ROM(ろむ)

    体の関節の可動域のことです。肩やひじ、ひざなどの関節が動く範囲を指します。ROMは、Range of motionの頭文字をとった呼称です。

    【介護・医療用語「れ~わ」】「わ」から始まる専門用語一覧

    ここでは、介護・医療用語「れ~わ」のうち、「わ」から始まる専門用語を一覧で見ていきましょう。

    ワッサー

    蒸留水のことです。主に医療従事者が使う業界用語。ドイツ語のWasser(水)に由来しています。

    ワンストップサービス

    行政上のさまざまな手続きを、一度に行うサービスのことです。介護保険制度上では、ケアマネジャーがこの役割を担っています。介護の現場以外でも、複数の場所や担当者に分散していた関連業務を、1ヶ所にまとめるときに使われている言葉です。

    介護・医療用語「れ~わ」の専門用語を調べて仕事に活かそう!

    介護の現場で使われやすい、医療用語「れ~わ」をご紹介してきました。今回紹介した言葉以外にも、さまざまな介護・医療用語があると思います。もし、分からない言葉があったときには、ぜひ本サイトの別ページも参考にしてみてくださいね。専門用語を活用しながら、よりスムーズに仕事を行っていきましょう。

  • 管理栄養士としてスキルアップ!広島のサ高住「Sグラン」入居者さんの“食”をサポート

    管理栄養士としてスキルアップ!広島のサ高住「Sグラン」入居者さんの“食”をサポート

    入居者さんに安心感と笑顔を提供する[btp_line]広島・愛媛のサービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」[/btp_line]。今回は、[btp_line]毎日の“食”で暮らしを支える管理栄養士[/btp_line]のお仕事に注目!「Sグラン」で活躍する管理栄養士さんに、スキルアップできる環境や介護施設ならではの食事提供の工夫・やりがいについてお聞きしました。管理栄養士などの資格を活かして転職したいとお考えの方、介護未経験でも働きやすい環境をお探しの方はぜひチェックしてください。

    【広島・愛媛】サ高住「Sグラン」は季節感あふれる料理が自慢!

    24時間365日の介護・看護・医療連携体制があるサ高住「Sグラン」

    「Sグラン」は、広島県広島市・福山市、愛媛県松山市で計7施設を展開するサービス付き高齢者向け住宅。
    入居者さんの安心感や暮らしやすさ、日々の楽しみにつながるさまざまなサービス提供に取り組んでいます。

    〈Sグラン 5つの特徴〉

    [btp_box back=”on”]・24時間365日の看護・介護・医療連携体制で切れ目のないケアを実現
    ・自立した方から要支援~要介護5の方まで幅広く入居可能
    ・定額の介護保険外サービスで、生活をきめ細かくサポート
    ・連携する訪問看護ステーションのリハビリ専門職が機能訓練を実施
    ・季節感のある美味しい食事やイベント食などで楽しみを提供[/btp_box]

    ※看護・介護・機能訓練等のサービスを利用する場合は別途サービス事業所との契約が必要です。

    [btp_line]24時間の看護体制を導入したサ高住は、広島市で「Sグラン」が初めて。[/btp_line]先進的なサービスの提供と丁寧なケアで入居者さんに寄り添っています。

    ▼「Sグラン」がよく分かる第1回目記事はこちら

    ▼「Sグラン」を運営する株式会社L.S.I. 河手代表のインタビューはこちら

    季節感と旬にこだわり!食べる楽しみを追求したメニューが好評

    「Sグラン」は、入居者さんに心身ともに健康に過ごしてもらうため、毎日の食事にもこだわっています。栄養バランスはもちろん、見た目や演出などにも気を配った食事が入居者さんに好評です。
    今回は、「Sグラン」の管理栄養士さんにお話を伺い、食事提供までの過程や美味しく食べてもらうための工夫についてお聞きしました。

    サ高住「Sグラン」の管理栄養士・栗栖貴子さんインタビュー

    「安心できる家庭料理を提供したい」に共感!未経験の介護業界へ。

    [btp_box back=”on”]栗栖貴子さん プロフィール
    サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」管理栄養士。
    国立病院機構大分医療センターで管理栄養士として勤務後、広島に転居。クリニックでの栄養相談、企業向けの特定保健指導などを実施し、2022年に「株式会社L.S.I.」に入職。広島市および福山市の「Sグラン」5施設共通の献立作成を担当。管理栄養士として約20年のキャリアを持つ。プライベートでは小学生3人の子育て中。[/btp_box]

    Sグランに入職されたきっかけや理由を教えてください。

    [btp_box]栗栖さん:
    「子育て中に、自宅近くで管理栄養士の資格を活かせる仕事を探していたとき『Sグラン』を知りました。
    以前、祖母が、入居していた特別養護老人ホームでの食事を何より楽しみにしていました。介護分野の仕事は初めてでしたが、『私も料理を通じて喜びを届けたい』と思い、入職を決めました」[/btp_box]

    季節感、旬、ワクワク感にこだわって献立を作成

    現在、週3日、9:00~15:00の時間帯にパート勤務している栗栖さん。
    管理栄養士として、献立の作成と食材の発注などの業務を行っています。

    Sグランではどのように献立を作るのですか?

    [btp_box]栗栖さん:
    「専用ソフトを使って、栄養バランスや予算内に収まるかなどを考慮しながら献立を作っています。最初に8週間分の大まかな献立サイクルを決め、状況に応じて微調整して週単位で作り込んでいくという流れです。週3日のうち1日は、食材の発注業務にあてています」[/btp_box]

    「Sグラン」では、入居者さんの嚥下機能に応じて、以下の6種類の食事を用意しています。

    [btp_box]➀通常食
    ➁1口大
    ③大刻み
    ➃小刻み
    ➄ミキサー食
    ➅ムース食[/btp_box]

    食材の大きさや固さ、とろみの強さに少しずつ変化を付けながらも、献立は共通。入居者さんが安全に美味しく食べられるよう配慮しています。

    Sグラン中山東の館内に掲示されている「献立表」

    献立を考えるとき、気を付けていること、こだわっていることは?

    [btp_box]栗栖さん:
    「『Sグラン』の方針として、『入居者さんに家庭的な環境をご提供すること』が掲げられています。栄養を重視することはもちろん、『旬』や『季節感』には特にこだわり、家庭料理のような温かみを感じていただけるようにしています」[/btp_box]

    パッケージにもこだわった「お花見弁当」

    月1回『行事食として、特別メニューを提供している「Sグラン」。
    桜の季節には、オリジナルの掛紙を付けたお花見弁当風の演出が大変喜ばれたそう。

    クリスマスメニュー

    クリスマスやお正月、敬老会などのイベントに合わせたメニューの提供は、入居者さんに季節感も味わってもらえる大切な機会となっています。

    公式インスタで、イベントの様子を見られるので、少しのぞいてみましょう。

    「敬老の日」のビュッフェ形式のランチの様子はこちら。

    ときには特別な食材やスイーツをお取り寄せすることも!

    入居者さんにとって、日々の食事は大きな楽しみとなっているようです。

    Sグランの職場環境は?仕事のやりがい、魅力について

    調理スタッフさんとどのように情報を共有していますか?

    [btp_box]栗栖さん:
    「広島市など各地にある『Sグラン』5施設の調理スタッフと、LINEグループを作って情報共有しています。使用する食材や調理方法について、意見をもらうこともあり、その都度、献立づくりに生かしています。
    私は普段、『Sグラン中山東』で仕事をしていますが、時々他のSグランに出向いて、調理工程などをチェックすることもあります」[/btp_box]

    LINEでは、各施設の食事の写真も共有しているそう。下の写真は、5施設それぞれで撮ったある日の献立です。

    各地のSグランで撮影された同じ日の献立

    [btp_box]栗栖さん:
    「献立は共通なので、まったく同じメニューなのですが、盛り付け方や器によって印象が変わります。施設ごとに個性が出るので面白いですね」[/btp_box]

    調理スタッフの方々とは、気軽に相談し合える関係ができているという栗栖さん。評判の食事は、こうしたスタッフ間の信頼関係が生み出しているのですね。

    Sグランの入居者さんからは、どんな反応がありますか?

    [btp_box]栗栖さん:
    「食事介助をしたヘルパーづてに『美味しかった』という反響をいただいたり、下膳されたトレイに『いつもありがとう』と書かれたお手紙がのっていたりすることもあります。とてもやりがいを感じますね」[/btp_box]

    Sグランのような介護施設の管理栄養士に向いている人はどんな人でしょうか?

    [btp_box]栗栖さん:
    「工夫をこらせる人ですね。入居者さんは食事をとても楽しみにしてくださっているので、管理栄養士として期待にお応えできるよう、常にアイデアを考え改善を積み重ねています。そういったプロセスを楽しめる人は、きっと向いていると思います」[/btp_box]

    入居者さんにどうすれば喜んでもらえるか工夫をこらす栗栖さん。休日に湧いたアイデアが仕事に活きることも多いのだそう。

    [btp_box]栗栖さん:
    「プライベートで外食したときのメニューを参考にしたり、自宅で新メニューの試作をして家族に感想を聞いたりすることもあります。
    これからも試行錯誤を繰り返しながら、季節感や食べる喜びを提供していきたいです」[/btp_box]

    スタッフのアイデアや意見を柔軟に取り入れる自由度が高い環境も「Sグラン」の特徴。チャレンジを応援してもらえる職場が、こうした質の高い食事提供につながっているようです。

    管理栄養士としてスキルアップ!サ高住「Sグラン」が働きやすい理由

    働き方が自由に選べる!ワークライフバランスも重視

    「Sグラン」では、働き方を下記5つの選択肢から選ぶことができます。

    正社員土・日・祝日出勤も含めたシフト制(年間休日109日)
    正社員ライト土・日・祝日休み(年間休日120日)
    パート勤務する時間や曜日を選択できる
    登録スタッフ時間が空いたときに勤務できる
    時短勤務育休明けスタッフに向けた短時間勤務

    「週末はプライベートを充実させたい」という方は「正社員ライト」、「子供の予定に合わせて勤務日を選びたい」という方はパートなど、[btp_line]ライフスタイルに合わせて働くことが可能[/btp_line]。自身の生活も大切にできることが、スタッフのモチベーション向上につながっています。

    さらに[btp_line]介護業界が未経験でも、充実した研修とサポートがある[/btp_line]ため安心です。
    管理栄養士の栗栖さんは、先輩管理栄養士からの手厚いサポートのおかげで仕事に慣れることができたといいます。

    [btp_box]栗栖さん:
    「入社後も、広島県栄養士会の勉強会に参加したり、調理スタッフと一緒に市や区が主催する衛生講習会を受講したりと、勉強する機会は多いです。働きながらスキルアップできますよ」[/btp_box]

    成長しながら自分らしく働ける「Sグラン」。新たなチャレンジをしたい方にぴったりの環境といえるでしょう。

    【求人】まずは職場見学から!現在の採用職種はこちらをチェック!

    「Sグラン」では、看護師・介護スタッフ・リハビリ専門職など、さまざまな職種を募集中です。
    応募前の職場見学も随時受け付けているので、お気軽にお問合せください。
    詳しくはぜひ採用ページをチェックしてみてくださいね。

    美味しい食事で健康と喜びを届ける「Sグラン」の管理栄養士

    「Sグラン」には、管理栄養士をはじめ、入居者さんに生きがいや楽しみを感じてもらおうと、さまざまな工夫をこらすスタッフが多く在籍しています。アイデアや意見を活発に交わし合える環境は、自分らしく働ける「Sグラン」ならでは。気になる方はぜひ問合せてみてくださいね。

    【株式会社L.S.I.】

    本社所在地広島市西区高須4-12-22
    電話番号082-942-5955
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/
  • インボイス制度の影響は?介護保険サービスにおける消費税を解説!

    インボイス制度の影響は?介護保険サービスにおける消費税を解説!

    介護保険サービスの消費税は基本的に非課税ですが、例外的に課税対象となるものもあります。介護職の皆さんのなかには、2023年10月からスタートしたインボイス制度との関係について気になっている方もいるのではないでしょうか。そこで今回は、介護保険サービスの課税・非課税の範囲、介護事業者とインボイス制度の関係についてまとめました。

    介護保険サービスの消費税は基本的に非課税

    介護保険サービスは、原則、消費税が課税されません。それは、社会政策的な配慮から課税対象に適さないとみなされているからです。
    しかし、すべての介護保険サービスが非課税に該当するわけではありません。例えば、介護サービス利用者の希望によって提供される特別食や特別サービスなどのように、例外的に消費税の課税対象となるものもあります。

    消費税が非課税の介護保険サービス

    まずは、消費税が非課税となる介護保険サービスの具体例について見ていきましょう。

    消費税非課税の居宅介護サービス

    以下に、消費税が非課税となる居宅介護サービスを挙げました。

    • ケアプラン作成
    • 訪問介護
    • 訪問入浴介護
    • 訪問看護
    • 訪問リハビリテーション
    • 居宅療養管理指導
    • 通所介護
    • 通所リハビリテーション
    • 短期入所生活介護
    • 短期入所療養介護
    • 特定施設入居者生活介護

    基本的な居宅介護サービスの大部分は、非課税であると考えていいでしょう。地域密着型の介護保険サービス、要支援者を対象とした介護予防サービスについても、原則、消費税は非課税です。通所系サービス利用の際に時間延長が発生した場合にも、追加発生した負担額について消費税が課されることはありません。
    消費税の課税・非課税はサービス内容によって決まるため、介護保険の給付額を超えたとしても非課税対象のサービスを利用した場合であれば超過分に対して課税されることはない仕組みとなっています。

    消費税非課税の施設介護サービス

    以下に挙げた施設入所系の介護保険サービスも、消費税は課税されません。

    • 介護福祉施設サービス(特別養護老人ホーム)
    • 介護保健施設サービス
    • 介護医療院サービス

    施設で利用するおむつや食事といった日常生活に関わる費用は、介護保険適用外であっても非課税です。

    消費税が課税される介護保険サービス

    一方、消費税が課される介護保険サービスにはどのようなものがあるのか、具体例を見ていきましょう。

    • 福祉用具貸与・購入
    • 住宅改修
    • 事業区域外の事業者を利用した際の送迎・公共交通機関の利用
    • 介護サービス利用者の希望によって利用する特別室や特別食のサービス
    • 訪問入浴介護の際の浴槽水使用
    • 介護保険の対象外となるサービス

    基本的に特別なサービスを希望した場合には課税対象となります。ただし、どこまでを課税対象とするかは施設によっても異なるようです。

    インボイス制度と介護保険サービスの関係は?

    消費税の課税・非課税については、インボイス制度との関係も気になるところ。ここからはインボイス制度の概要と介護保険サービスへの影響について見ていきましょう。

    2023年10月からインボイス制度がスタート

    2023年10月からスタートしたインボイス制度では、消費税を支払った取引に対して仕入れ税額控除を受ける際に「適格請求書(インボイス)」の保存が必須となります。適格証明書は、「適格請求書発行事業者」として承認されなければ発行できません。

    介護事業者にインボイス制度が適用されるケースは?

    本来、介護保険サービスは消費税非課税のため、個人向けサービスの提供がメインとなる介護事業者はインボイス対応の必要はないでしょう。
    しかし、法人向けサービスを提供する介護事業者で、

    • 取引先に課税事業者がいる
    • 介護保険外のサービスを提供している
    • 製品販売を行っている

    といった場合には、インボイス発行を求められる可能性があります。トラブルを招かないためにも、適格請求書発行事業者の登録を済ませておくと安心でしょう。ただし登録すると、消費税の申告義務が発生するばかりか、消費税を納める必要も出てきます。インボイス制度対応するかどうかは、慎重な判断が必要となるでしょう。

    インボイス制度と介護保険サービスの関係は介護職必須の知識!

    インボイス制度の施行により、消費税計算や請求書作成に対して今まで以上に正確性が求められるようになりました。介護事業所のなかには、インボイス対応の手続きが必要となるところもあります。介護の現場で請求書作成に関わる立場の方は、今のうちにしっかりと知識を身につけておきましょう。

  • 知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「ら~る」一覧

    知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「ら~る」一覧

    介護現場では、医療機関との連携が必須です。しかし、新人介護スタッフには聞き慣れない用語を耳にすることもあるでしょう。その際に、毎回先輩介護スタッフに聞いていては、他のスタッフに迷惑をかけてしまいます。そこで、介護現場でぜひ知っておいてほしい介護・医療用語・略語を紹介。今回は「ら~る」で始まる言葉を一覧にしました。定期的にチェックして、少しずつ覚えていきましょう。

    「ら」から始まる介護・医療用語一覧

    まずは、「ら」から始まる介護・医療用語を一覧にしました。

    ライフサイクル

    人間の一生のこと。生まれてから亡くなるまでの過程を指します。

    ライフスタイル

    生活様式のことを言います。介護保険においては、要支援や要介護状態になった利用者さんでも、住み慣れた地域でこれまでの生活様式を大きく変化させずに、自立した生活ができるように支援していくことが求められています。

    ライフステージ

    人の一生を、年齢や人生の節目によって段階に分けたものを指します。乳幼児期や児童期・青年期・壮年期・老年期などのように年齢に応じて区分されるほか、入学や卒業・就職・結婚・出産・退職などの節目で区分されることも。

    ラポール(rapport)

    もともとはフランス語に由来する心理学用語で、セラピストとクライアントの間で築かれる信頼関係のこと。介護現場では、主に利用者さんと介護スタッフの間に生まれる信頼関係を指します。

    ランゲルハンス島

    すい島とも呼ばれる、膵臓の組織内にある内分泌腺組織のことです。血糖値を上げるグルカゴンと血糖値を下げるインスリンを分泌し、血糖値を調整する役割があります。

    「り」から始まる介護・医療用語一覧

    次に、「り」から始まる介護・医療用語を見ていきましょう。

    理学療法士(りがくりょうほうし)

    国家資格を持つ、リハビリテーション技術者のことを言います。身体の動作機能の回復を目的に運動療法や物理療法を実施。「PT」と呼ぶことも。

    離床(りしょう)

    寝たきりだった方が、自分の力で起き上がり、排泄をしたり食事をとれるようになったりすることを指す言葉です。

    リスクマネジメント

    危機管理をすること。介護の現場で行われるリスクマネジメントとしては、利用者さんの転倒や誤嚥など、起こり得る事故を洗い出して予防対策を実施したり、万一事故などが起きた際に、迅速に対応できるようにマニュアルを作っておいたりすることが挙げられます

    立位(りつい)

    直立した状態。立った姿勢を指します。

    リネン

    シーツや枕カバーなど、寝具に使う布製品のこと。

    リハビリテーション

    ケガや病気などによって低下した機能を改善するために行う機能回復訓練のことを言います。リハビリやリハと略されるケースも。身体の機能回復を目指す医学的側面だけでなく、教育的・職業的・社会的リハビリテーションも含まれます。
    基本的に、リハビリテーションは医師の指示のもと、理学療法士や作業療法士、言語聴覚士、視能訓練士といった専門家が担当します。

    リバースモーゲージ

    所有している不動産を担保にして、銀行や自治体から融資を受けること。亡くなった際に、担保の不動産を売却して一括返済に充てるため、借金が残らない点がメリットです。

    リビング・ウィル

    終末期の医療方針について、判断能力があるうちに、自分の希望を書面で残しておくことです。署名や捺印をするのが一般的で、「できるだけ痛みを取り除くようにしてほしい」などと具体的に記します。
    家族や親族がいたとしても、本人の気持ちは本人にしか分かりません。判断能力があるうちに、意思を表明しておくことで、看取りの現場で介護スタッフや家族・親族が困らないように準備します。自分らしく生涯を終えるために必要な手段と言えるでしょう。

    リファーラル

    紹介するという意味です。介護の現場では、利用者さんに適したサービスを提供する施設や機関を紹介することを指します。 

    リフト

    歩くことが難しい利用者さんを移動させたり車に乗せたりする際に使う機器。台座式や懸吊式など、さまざまな種類があり、目的や使用場所によって機器を使い分けます。

    リフトバス

    車椅子に乗った状態で乗り降りできるリフト装置を備えたバスのことです。

    留置カテーテル(りゅうちカテーテル)

    自力で尿を排出できない方のために、膀胱内に挿入している管のこと。膀胱内留置カテーテルとも言います。

    流動食(りゅうどうしょく)

    咀嚼しなくても食べられる液状の食事のことを言います。たとえば、重湯やくず湯などです。消化器系の病気を持つ方や咀嚼力が低下している利用者さんに用いられます。

    リンパ球(りんぱきゅう)

    白血球の一種で、体内にウイルスやがん細胞があると攻撃して排除しようとします。ヒトの免疫反応を司るものです。

    「る」から始まる介護・医療用語一覧

    最後に、「る」から始まる介護・医療用語をチェックしていきましょう。

    涙液(るいえき)

    簡単に言うと、涙のことです。涙腺から分泌され、眼を守る役割があります。

    涙腺(るいせん)

    涙液を分泌する腺のことです。上まぶた付近にあります。

    ルゴール液(ルゴールえき)

    ヨウ素にヨウ化カリウムを加えた水溶液のこと。甲状腺腫や歯科治療の際などに使用します。ルゴール液にグリセリンなど他の成分を加えることで、複方ヨードグリセリンになり、殺菌消毒に利用。咽頭炎や扁桃炎などを引き起こしている際に用いられます。

    流注(るちゅう)

    結核によって発生した膿(うみ)が、病巣以外の場所にたまること。

    ルミナール

    催眠薬「フェノバルビタール」の商標。中枢神経系に作用し、催眠作用や鎮静・抗けいれん作用があります。そのため、抗てんかん薬として用いられることも。

    ルンゲ

    ドイツ語で「Lunge(ルンゲ)」と言い、肺のことです。肺結核を指す場合もあります。

    「ら~る」の介護・医療用語一覧を定期的に振り返ろう

    聞いたことはあるものの、正しい意味を理解していなかったという介護・医療用語もあったのではないでしょうか。いざというときに慌てないためにも、「ら~る」の介護・医療用語一覧をチェックして、少しずつ覚えていきましょう。もしわからない場合でも、この介護・医療用語一覧を確認すれば、きっと探している用語が見つかるはず。ぜひ参考にしてみてください。

  • 高齢者の入浴拒否。声掛けなど対応を紹介

    高齢者の入浴拒否。声掛けなど対応を紹介

    多くの介護スタッフが経験したことのある利用者さんの入浴拒否。どう声掛けすればスムーズに入浴を促せるのか、対応法を知りたいと思っている方も少なくないことでしょう。そこで今回は、[btp_line]高齢者の方が入浴拒否をする理由[/btp_line]や、[btp_line]シーン別での対応法[/btp_line]を詳しくご紹介。認知症で入浴という言葉そのものを忘れてしまっているときの声掛けや、入浴拒否時に絶対やってはいけないことにも触れています。利用者さんの入浴拒否時の対応を知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

    高齢者が入浴拒否をする理由

    まずは、高齢者の方が入浴を拒否する理由を確認していきましょう。

    入浴の必要性を感じていない、もしくは面倒くさい

    そもそも、入浴の必要性を感じていない高齢者の方は意外と多いです。認知症ではない利用者さんも「どこにも出かけてないからキレイ」「今日は汗をかいてない」などを訴え、入浴を拒むケースがあります。認知症の方なら、記憶の時系列にずれが生じ「さっき入ったじゃない」といい出すことも。

    これらの発言の根本には、入浴という行為が負担に感じ、面倒くさいと思っている可能性があります。服を脱ぐ、身体を洗う、浴槽をまたぐなど、やるべき動作が多いのも入浴の特徴です。入浴は入ってしまえば気持ちのいい行為ですが、億劫になっている利用者さんもいることを理解しておきましょう。

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    入浴に対し嫌悪感がある

    利用者さんのなかには、自立しているようでも、できないことが増えている方もおられます。「おむつ内の失禁」や「下着の汚れ」「入浴の手順が分からない」など、人に知られたくない事実を介護スタッフに見られ「嫌だ」と感じてしまう場面も。そのほか「無理やりお風呂に誘導された」経験は、介護スタッフが付き添う入浴に対し嫌悪感を抱く原因になりやすいです。前回は入浴をしたのに今回は嫌がる、ということがあれば、上記のような場面がなかったか、振り返ってみるとよいでしょう。

    入浴自体が理解できず不安がある

    入浴自体が理解できない不安で拒否をするケースは、認知症の利用者さんに多いです。「入浴」そのものの言葉が理解できないため、どこに行き、これからなにをするのか分からないことが不安となり、入浴を拒否してしまうようです。

    裸を見られることに抵抗がある

    介護施設での入浴は介護スタッフが付き添うため、裸を見られることに抵抗がある利用者さんも少なくありません。「服を脱ぐ=無防備になる」と感じ、恐怖心を抱く方もおられます。

    さらに、認知症の方は「物盗られ妄想」という症状が現れ、脱いだ服を盗まれてしまうのではないかと考えることも。どうすれば安心して入浴してもらえるのか、利用者さんのプライベートに配慮した対応を考える必要があるでしょう。

    身体の不調がある

    入浴を拒否する原因には、身体の不調が隠れていることがあります。いつもは入浴拒否がないのに、突然嫌がるという場合は、このケースに当てはまりやすいです。風邪っぽい、痛いところがあるなどの不調があっても口には出さず、入浴したくないとだけ訴えていることがあるので、注意しましょう。

    【シーン別】高齢者の入浴拒否に効果的な声かけや対応法

    では、入浴拒否にはどのような声掛けや対応が効果的なのでしょうか。シーン別で解説していきます。

    入浴の必要性を感じていないとき

    「汗をかいてないから大丈夫」と入浴拒否をしているときは、「お風呂に入りましょう」とストレートかつしつこい声掛けは逆効果になりかねません。そんなときは、「昨日と同じ服装になるので着替えだけでもしませんか?」「湿布薬の張替えだけでもしませんか?など、別の理由を作って脱衣所に誘うのがおすすめです。そして、服を脱いだタイミングで「ついでにお風呂に入りませんか?」と声を掛けると意外とスムーズに入浴できることがあるので、試してみてください。

    入浴に対し嫌悪感があるとき

    入浴に対し嫌なイメージがある利用者さんには、自尊心に配慮した対応が求められます。無理やり入浴をさせるのではなく、利用者さんのペースを尊重した声掛けで、ゆっくりと誘導しましょう。

    また、自分でできることは自分でやってもらうことも大切です。何もかも介護スタッフが手伝うのではなく、自尊心を傷つけない対応を目指しましょう。

    入浴自体が理解できず不安があるとき

    認知症の利用者さんで「入浴」という言葉の意味が理解できないときは、違う言葉で分かりやすく説明する、お風呂の絵を見せて理解してもらうなどの対応方法があります。風呂桶やタオルなど、入浴グッズを見せてみるのも効果的です。

    「入浴」「お風呂」といった言葉を使わなくても、脱衣所へ行き、お湯が貯まったお風呂を見れば「今から入浴するのか」と理解が進むこともあります。まずは、利用者さんが理解できるワードで脱衣所へ誘導してみるのがおすすめです。

    裸を見られることに抵抗があるとき

    裸を見られることに抵抗があるときは、普段よりもプライバシーに配慮した対応が求められます。いつも同じ介護スタッフが対応する、ほかの利用者さんとは別の入浴時間を設けるなどの工夫をしましょう。

    身体の不調があるとき

    身体の不調があっても、介護スタッフにうまく伝えられず入浴拒否に至っているケースでは、入浴前の血圧や体温などの健康チェックが大切です。そのほか、歩く動作、食事量などいつもとは違う様子がないかなども、注意深く観察しておきましょう。

    高齢者の入浴拒否でしてはいけない対応とは

    最後は、利用者さんの入浴拒否でしてはいけない声掛けや対応についてです。

    無理やり入浴させない

    入浴拒否している利用者さんに強い口調で入浴を求める無理やり脱衣所へ連れていく、といった対応はやめましょう。嫌なお風呂体験は今後の入浴拒否に繋がります。今日は入れても次回以降は拒否し続けることになってしまうので注意しましょう。

    叱らない

    何度も入浴拒否をされるとイライラがつのり、つい叱り口調になってしまうケースもあるでしょう。しかし、叱るという対応も嫌悪感に繋がるため絶対にNG。平常心で対応できないときは、一時的にでもほかスタッフに対応を変わってもらうなど、まずは自分の心を落ち着かせる行動をとるようにしましょう。

    利用者さんの入浴拒否は対応次第で解決できる可能性あり

    利用者さんが入浴拒否をする理由はさまざまです。まずは何か原因で拒んでいるのか観察してみるとよいでしょう。原因が分かれば、適切な声掛けや対処法が見つけやすくなります。しかし、何度も拒否をされれば、イライラがつのることもあります。感情的な対応は絶対にNGなので、冷静になる方法も見つけておくと、より対応しやすいでしょう。

  • 知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「や~よ」一覧

    知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「や~よ」一覧

    介護スタッフとして仕事に従事する中で、耳にする機会が多い介護・医療用語。先輩スタッフの言っていることが分からない…というのは、誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。この記事では、介護の現場でよく使われる介護・医療用語について解説。今回は「や~よ」で始まる用語をピックアップしました。スタッフ間で円滑なコミュニケーションを取るためにも、介護・医療用語をぜひ再確認しておきましょう。

    「や~よ」>「や」から始まる介護・医療用語一覧

    「や~よ」の介護・医療用語のうち、まずは「や」で始まるワードについて見ていきます。

    夜間対応型訪問介護(やかんたいおうがたほうもんかいご)

    介護が必要な利用者さんが、24時間安心して自宅で生活ができるよう、夜間に提供される介護サービスのこと。定期巡回型と、随時訪問型の2種類があります。

    夜間せん妄(やかんせんもう)

    夜間に出現するせん妄のこと。昼間は落ち着いていることが多いのが特徴です。認知症や脳血管障害などの症状として出ることがあります。発熱などの体調不良が要因で出現する場合は、原因が取り除かれると(解熱するなど)軽減します。

    「や~よ」>「ゆ」から始まる介護・医療用語一覧

    次は、「ゆ」が頭につく介護・医療用語をチェックしていきます。

    友愛訪問(ゆうあいほうもん)

    ボランティアの訪問員が高齢者宅を回り、安心して生活できるようにする奉仕活動のこと。安否確認も兼ねてお世話をする場合もあります。

    有料老人ホーム(ゆうりょうろうじんホーム)

    高齢者が介護サービスを受けながら生活する施設のこと。大きく3つのタイプ「住宅型」「健康型」「介護型」があります。

    ユニット型個室(ユニットがたこしつ)

    10名程度で生活するユニットタイプの施設にある個室のこと。プライバシーが保たれるよう完全個室となっているのが特徴です。

    ユニットケア

    介護施設などの入居者を10名程度の小グループ(ユニット)に分け、自宅に近い環境の中で、一人ひとりのリズムや個性を尊重しながら行われる介護のこと。ユニットタイプの施設で提供されるケアを指します。

    ユニバーサルデザイン(Universal Design)

    年齢や性別、国籍、文化、障害の有無などに関係なく利用しやすいよう工夫された製品、建物などのデザインのこと。誰もが暮らしやすい社会になることを目指す考え方を表す場合も。略語で「UD」と表記されます。

    ユマニチュード

    フランス発祥の認知症ケア技法のひとつ。認知力の向上を目指して行われるケア・コミュニケーション技法のことです。

    「や~よ」>「よ」から始まる介護・医療用語一覧

    最後に、「よ」から始まる介護・医療用語を確認しておきましょう。

    要介護更新認定(ようかいごこうしんにんてい)

    要介護認定を受けた方が12ヶ月ごとに受ける更新手続きのこと。

    要介護者(ようかいごしゃ)

    要介護状態にある65歳以上の方や、特定疾患により身体や精神の障害を認められた40~65歳までの方のこと。

    要介護状態(ようかいごじょうたい)

    身体や精神の障害により食事や排泄、入浴などに支障をきたし、6ヶ月以上継続して介護が必要と認められた状態のこと。

    要介護度(ようかいごど)

    別名「要介護状態区分」とも呼ばれる、要介護認定で判定された区分のこと。非該当(自立)、要支援1・2、要介護1~5があり、介護の必要度合を表しています。

    要介護認定(ようかいごにんてい)

    介護保険を利用して、介護サービスを受けるために行われる調査のこと。行政から派遣される職員により、介護がどの程度必要が調査され、認定を受けます。

    要介護認定等基準時間(ようかいごにんていとうきじゅんじかん)

    どの程度の介護が必要かを時間換算して、介護の手間を表す指標のこと。介護認定・要支援認定の基準を示すために用いられます。

    要介護認定有効期間(ようかいごにんていゆうこうきかん)

    要介護認定の有効期間のこと。介護サービスの提供を受け続けるためには、有効期間ごとに更新手続きが必要になります。

    養護老人ホーム(ようごろうじんホーム)

    環境・経済的理由で在宅生活が難しい65歳以上の高齢者を受け入れ、社会復帰を支援する施設のこと。介護施設とは異なり、介護サービスは含まれないこと、長期的には利用できないことが特徴です。

    要支援者(ようしえんしゃ)

    要介護認定により要支援と判定された方のこと。今後、要介護状態となる可能性の高い方が多いことが特徴です。

    要支援状態(ようしえんじょうたい)

    要介護認定により要支援と判定された状態のこと。要支援者の状態を指します。

    抑うつ(よくうつ)

    気分が落ち込んでしまい、何もする気になれない状態のこと。高齢者が陥りやすい状態のひとつです。

    予後(よご)

    病状の今後の見通しや、余命を表す言葉。予後3ヶ月と使用される場合は、余命3ヶ月という意味になります。

    横出しサービス(よこだしサービス)

    市区町村が必要と認めて独自に提供する、介護保険適用外の介護サービスのこと。配食サービスやおむつ支給など生活に直結するものが多いことが特徴です。

    予防給付(よぼうきゅうふ)

    要支援(1、2)認定を受けた方を対象とする介護保険給付のこと。給付は現物(介護サービス)給付で、1ヶ月ごとに支給基準限度額が設定されています。

    「や~よ」で始まる介護・医療用語をおさえて介護の現場で活かそう

    今回は、介護現場で使用されることの多い介護・医療用語のうち「や~よ」で始まる語を一覧にして解説しました。介護の現場では、日常会話では使用しない用語が多く登場します。この記事で紹介した「や~よ」の介護・医療用語を理解し、日々の業務の中で活用していきましょう。

  • 定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは?人員基準、一体型・連携型の違いも

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは?人員基準、一体型・連携型の違いも

    2012年に創設された[btp_line]「定期巡回・随時対応型訪問介護看護」[/btp_line]。比較的新しいサービスのため、詳しく知らないという方もいることでしょう。そこで今回は、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の仕事内容や人員基準について詳しく解説。一体型事業所と連携型事業所の違いや、メリット・デメリットにも触れました。定期巡回・随時対応型訪問介護看護が気になる方、人員基準などを知りたい方は、ぜひご一読ください。

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護とは、介護と医療が一体になり、365日、24時間体制で介護や看護を提供するサービスです。これまでの訪問介護・訪問看護のような定期訪問だけでなく、必要な場面で随時サービスを受けられることが最大の特徴となっています。

    1回の訪問は10~20分程度と短時間なため、1日のうち複数回ケアが必要な要介護者さんに対応することができます。服薬管理や体位交換介助・インスリン注射など、1日を通じて必要なサービスを提供することが可能です。

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護の仕事内容

    では、もっと詳しく定期巡回・随時対応型訪問介護看護の仕事内容について解説していきましょう。

    定期巡回による介護

    定期巡回は、事前に立案する訪問介護の支援計画書に応じて定期的に訪問します。1日の訪問回数は利用者さんの状態に合わせた、必要な回数で設定が可能。サービス内容の指定はないので、排泄介助のため、安否確認のため、ナイトケアのためなど、必要に応じたサービスを細かく提供できます。利用者さんの生活リズムに合わせた対応もできるので、個々に寄り添ったサービスが可能です。

    訪問看護の提供

    訪問看護は、医師の指示に従いながら看護師が定期訪問を行います。血圧・体温測定・点滴・リハビリ・内服管理など、利用者さんに合わせた医療サービスを実施。介護だけでなく、医療面も細かく支援できるので、医療依存度が高い利用者さんも安心して自宅での生活を続けることができます。

    随時対応サービス

    随時対応サービスでは、24時間あらゆる相談を電話で受け付けます。基本的にはオペレーターが対応し対処法を提案しますが、緊急性が高いと判断されれば救急車を要請したり、職員への対応が求められたりします。利用者さんはスマートフォンなどの機器を持っていなくても、無償で通報専用装置が貸し出されるため、スムーズなサービス導入が可能です。

    随時訪問サービス

    随時対応サービスにより訪問が必要とされたときに提供されるのが、随時訪問サービスです。状況に応じて、介護職や看護職が訪問します。随時対応と同じように、365日・24時間利用できるので、利用者さんだけでなく、ご家族も安心できるサービスといえるでしょう。

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護の人員基準と条件

    つぎに、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の人員基準とその条件をご紹介していきます。

    訪問介護員

    【人員基準】

    訪問介護員の人員基準は「定期巡回サービス」「随時訪問サービス」で異なります。

    定期巡回サービス:訪問頻度や交通事情を配慮したうえで、適切なサービスが提供できる人員数の配置が必要です。

    随時訪問サービス:随時訪問サービスを常時対応できる介護職を、常に1人以上確保できる人員数が求められます。

    利用者さんへの対応に支障がでない場合は、どちらのサービスも兼務することが可能です。さらに要件を満たせばオペレーターとしても働くことができます。

    【従事条件】

    訪問介護員になるには、以下の資格のうち、いずれかの取得が必要です。

    • 実務者研修修了者
    • 初任者研修修了者
    • 介護福祉士
    • 旧介護職員基礎研修
    • 旧訪問介護員1級
    • 旧訪問介護員2級

    オペレーター

    【人員基準】

    サービスを提供している時間帯を通じて、1人以上配置できる人員数が必要です。さらに兼務できる職種は以下のものが挙げられます。

    • 定期巡回サービス
    • 訪問看護サービス
    • 随時訪問サービス

    当該事業所の他職種・訪問介護事業所および夜間対応型訪問介護事業所の職務(保健師・看護師もしくは准看護師の場合に限る)

    【従事条件】

    随時対応サービスに対応するオペレーターは、下記資格を保有していることが要件です。さらに1年以上の訪問介護のサービス提供責任者として従事していた経験も必要となっています。

    • 介護福祉士
    • 社会福祉士
    • 介護支援専門員
    • 看護師
    • 准看護師
    • 保健師
    • 医師

    計画作成責任者

    【人員基準】

    資格要件はオペレーターと同じで、資格を保有するスタッフを1名以上配置しなければなりません。

    【従事条件】

    計画作成責任者で働くために必要な資格はオペレーターと同じなので、参考にしてください。

    管理者

    【人員基準】

    管理者の人員基準はありません。

    【従事条件】

    資格要件はなく、常勤者なら誰でも管理者になることができます。さらに専従であることが望ましいとされていますが、当該事業所の職務や併設事業所の管理者などの兼務は認められています。

    看護職員

    【人員基準】

    看護師・保健師・准看護師を合わせて2.5人以上配置そのうち1人以上は常勤の保健師か看護師と定められています。併設訪問看護事業所がある場合は、合算した職員数でカウントが可能。オペレーターと兼務することもできます。

    【従事条件】

    訪問看護サービスを行う職員として働くためには、以下の資格が必要です。

    • 看護師
    • 保健師
    • 准看護師
    • 理学療法士(PT)
    • 作業療法士(OT)
    • 言語療法士(ST)

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護の報酬と併用できるサービス

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護は報酬面や併用可能なサービスにも特徴があるのでチェックしていきましょう。

    基本的には月額の定額制

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護の利用料金は月額制です。随時対応や随時訪問を利用しても追加費用は発生しません。利用者さんの自己負担は原則1割ですが、所得が一定以上ある方は2~3割の負担になります。

    併用できるサービス

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護はデイサービスやショートステイなど通所系・短期入所系サービスとの併用が可能です。在宅で介護をするご家族のリフレッシュ期間を設けることができるので、利用者さんだけでなく、ご家族にも配慮されたサービスといえます。

    一体型事業所と連携型事業所では何が違うの?

    定期巡回・随時対応型訪問介護看護では、一体型事業所と連携型事業所の2種類の事業所が存在します。ではどのような違いがあるのか、メリット・デメリットも併せて説明していきましょう。

    一体型事業所と連携型事業所の違い

    一体型事業所は、訪問介護と訪問看護を同じ事業所でサービス提供をしています。一方、定期巡回・随時対応型訪問介護の事業所が、訪問介護事業所と連携してサービス対応を行っているのが連携型事業所です。訪問介護と訪問看護が同一の事業所かどうかが、この2つの事業所の違いになります。

    一体型事業所のメリット・デメリット

    一体型事業所は、訪問介護・訪問看護とも同じ事業所で提供されているため、情報交換や連携が取りやすいところがメリットです。一体的なサービス提供ができるので、利用者さんも安心感を得やすいでしょう。

    デメリットは、お願いしたい一体型事業所を見つけても、エリア外だと利用できない点が挙げられます。定期巡回・随時対応型訪問介護看護は地域密着型サービスのため、住民票と同じ区域の事業所を選ばなければなりません。

    連携型事業所のメリット・デメリット

    連携型事業所のメリットは、複数の事業所が連携して定期巡回・随時対応型訪問介護看護を提供します。そのため、地域全体の幅広いネットワークを活用でき、あらゆる情報を得やすい傾向にあるのが特徴です。

    連携型事業所は訪問介護・訪問看護サービスを同じ事業所が提供していないため、スムーズかつ密な連携が取りにくいことがデメリットです。事業所間の情報交換が不十分だと、一体的なサービス提供が難しくなるため、どのように連携をとるのかが課題になりやすいでしょう。

    ニーズが高まっている定期巡回・随時対応型訪問介護看護で働こう

    365日・24時間対応で訪問介護・訪問看護を受けられる定期巡回・随時対応型訪問介護看護は、利用者さんの希望に沿いやすいサービスといえます。住み慣れた自宅で過ごしたいと考えている方に、無駄が少ない介護や看護提供ができる定期巡回・随時対応型訪問介護看護であなたも働いてみませんか。まずは、人員基準や従事条件をチェックして、転職活動の参考にしてくださいね。

  • ひなた庚午(広島)は職場コミュニケーションが活発!チームで作る質の高い訪問看護・リハビリとは

    ひなた庚午(広島)は職場コミュニケーションが活発!チームで作る質の高い訪問看護・リハビリとは

    「ひなた庚午」は広島市西区にある訪問看護リハビリステーション。スタッフ同士のコミュニケーションが活発で、質の高い訪問サービスを提供するチーム力が自慢です。今回は、[btp_line]「ひなた庚午」の職場環境を、動画を交えてご紹介![/btp_line]気になる福利厚生や家庭・子育てへのサポート体制も深掘りします。ライフワークバランスに配慮された職場環境をお探しの方や、訪問介護・リハビリの仕事に興味のある方はぜひチェックしてみてください。

    【動画で職場見学】訪問看護リハビリステーション「ひなた庚午」(広島市)

    スタッフの“好働力”が魅力。訪問看護リハビリステーション「ひなた庚午」

    「ひなた庚午」は、広島市西区と佐伯区(美鈴が丘)を対象エリアとする訪問看護リハビリステーション。看護師による24時間365日の相談・訪問体制や、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士による生活の質向上を目指したリハビリで、ご利用者さんとそのご家族を支えています。

    スタッフ間で活発に意見を出し合い形にしていく「好働力」が、「ひなた庚午」の自慢。地域のケアマネジャーさんからは、「スタッフ皆が親しみやすく、仕事が丁寧」という高い評価を得ています。

    ▼「ひなた庚午」を運営する「株式会社ひなた」小田代表のインタビューはこちら。

    【動画ツアー】ひなた庚午の職場を動画でご紹介!

    「ひなた庚午」の職場環境をツアー感覚で疑似体験できる紹介動画も要チェックです!
    事業所内や生き生きと仕事するスタッフさんの様子を覗けますよ。

    訪問看護リハビリステーション「ひなた庚午」の働きやすい職場環境をご紹介

    【ひなた庚午】高須電停近く。閑静な住宅街にある訪問看護リハビリステーション

    「ひなた庚午」は、閑静な住宅街として知られる広島市西区高須エリアで2015年に開設。2023年10月には8周年を迎えました。民家をリノベーションした、ぬくもりのある佇まいの建物が特徴です。

    立地や環境は、以下のようにスタッフの通勤・訪問しやすさに配慮されています。

    [btp_box]・広島電鉄「高須」駅から徒歩3分ほどと、アクセス良好な立地
    ・訪問車の駐車場が隣接しており、近隣にマイカー通勤用の駐車場あり(マイカー通勤OK)[/btp_box]

    事業所は全スタッフが顔を合わせやすいワンフロア。職種や経験年数に関係なくコミュニケーションがとれることで、訪問先でもスタッフ間の「報連相」がスムーズになるといいます。

    毎年「事業所目標」を更新!

    オフィス内には至るところに、事業所の目標やメッセージが書かれた額が飾られています。写真の味のある筆文字は、スタッフさんが腕を振るった作品だそう。
    アットホームなオフィス環境が魅力的です。

    ▼「ひなた庚午」職場の様子はこちらもチェック

    チーム力抜群!さまざまな年代の看護師、リハビリ職が在籍

    「ひなた庚午」には、2023年11月時点で28人のスタッフが在籍。
    それぞれの高い専門性を生かして活躍中です。

    【ひなた庚午在籍スタッフ内訳】※2023年11月現在

    看護師10名
    理学療法士10名
    作業療法士4名
    言語聴覚士1名
    医療事務スタッフ2名
    総務スタッフ1名

    [btp_line]30~40代を中心に、子育て世代のママ・パパスタッフも多数在籍。[/btp_line]幅広い年代のスタッフが揃っており、風通しがよく活気のある職場です。

    【ひなた庚午】の1日の流れをご紹介

    ここからは、訪問看護・リハビリスタッフの1日のタイムスケジュールをご紹介。
    「ひなた庚午」が大切にしている仕事の姿勢や、働き方についても解説します。

    【訪問看護・リハビリ1日のタイムスケジュール】

    8:30始業、朝礼
    9:00訪問先へ出発
    12:00昼休憩
    13:00訪問先へ出発
    17:00帰社、書類整理、記録業務など
    17:30終業
    「朝礼」の様子

    8:30 朝礼

    事業所に着いたらまずは制服に着替え、朝礼を始めます。
    基本的に全スタッフが集合し、その日のスケジュールや注意事項、ご利用者さんの情報について共有。月に1回は「交通安全週間」を設定し、交通マナーについても再確認します。

    9:00 訪問先へ出発

    朝礼後、隣接駐車場の訪問車に乗り込み、訪問先へ出発。1日の訪問件数は、一人あたり5~6件です。

    「ひなた庚午」では、スタッフ一人ひとりに訪問に必要なアイテムとバッグ、訪問車、記録用iPad、iPhoneが貸与されます。
    なお、訪問車にはスマホ用充電器や携帯ホルダーがあり、電話連絡や地図検索がスムーズに行えます。

    訪問看護・訪問リハビリの仕事の様子

    訪問先に到着すると、ご利用者さんに対して以下の支援を行います。

    看護師バイタルチェック、医療的ケア、服薬確認、おむつ交換など身体介助
    リハビリ職バイタルチェック、リハビリテーション

    訪問看護師は、何気ない会話からご利用者さんの健康状態をチェック。限られた時間の中で、健康状態だけでなく悩みや不安などもさりげなくヒアリングします。
    「ひなた庚午」では、コミュニケーションを重視したケアを実現するため、ご利用者さんやご家族との相性も考慮して訪問看護師の担当先を決めているそう。
    暮らしに深く関わる訪問看護師として、信頼関係を築きながら在宅医療をサポートしています。

    ▼「ひなた庚午」訪問看護師のインタビューはこちらをチェック

    訪問リハビリでは、ご利用者さんの希望や目標、困りごとを把握したうえで、各リハビリ職が訓練やアドバイスを実施。訪問先のご家庭にある物を活用してリハビリを行うなど、「応用力」「アレンジ力」を生かしたリハビリテーションを提供しています。

    ときには、ご利用者さんの「桜が見たい」というリクエストに応え、看護師と協力して外出をサポートすることも(画像左)。そのほか、YouTubeで懐かしの流行歌を流しながら体操するなど(画像右)、楽しみながらリハビリに取り組めるよう工夫しています。

    ▼「ひなた庚午」リハビリ職のインタビューはこちらをチェック

    12:00 昼休憩(60分)

    正午になると、訪問スタッフが続々と事業所に戻ってきます。
    テーブルを囲んで楽しく食事をしながら、仕事について話したり子育ての悩みを分かち合ったりと、いつも活気にあふれています。

    スキマ時間があると、職種関係なく意見交換や情報交換が行われるのが「ひなた庚午」の特徴。活発なコミュニケーションによって、チーム力がさらに強くなります。

    17:00~17:30 終業

    午後からの訪問を終え事業所へ戻ると、書類整理などをして退社します。記録業務は、訪問時にiPadやiPhoneで入力するため、出先で完結。事務作業の時間も訪問スケジュールに含まれているため、残業はほぼないのだとか。

    退社後、保育所などへ子供をお迎えに行くスタッフも多くいます。
    良質なサービス提供のためには、働きやすさが大切だと考える「ひなた庚午」。
    [btp_line]スタッフのプライベートの時間を大切[/btp_line]にする、[btp_line]ライフワークバランスに配慮[/btp_line]された職場環境です。

    「ひなた庚午」は“職員ファースト”。ライフワークバランス重視の職場

    子育て中のスタッフも安心。サポートし合える職場環境

    仕事と家庭・子育てなどのプライベートが、うまく両立できるか不安になる方も多いでしょう。
    「ひなた庚午」では、ライフスタイルに合わせた働き方が選べるなど、ライフワークバランスに配慮した制度が充実しています。

    子育て中のスタッフについては、急に子供が発熱したときなどに、[btp_line]別のスタッフがカバーできる体制[/btp_line]を整えているそうです。さらに、[btp_line]有給休暇は1時間単位で取得[/btp_line]できるので、参観日や運動会などの学校行事なども参加しやすい環境です。

    自分を大切にしてプライベートも充実させようという[btp_line]「職員ファースト」[/btp_line]の意識が根付いた環境が魅力です。

    ▼スキルアップの機会も充実!「ひなた庚午」の社内勉強会についてはこちら

    [btp_line]福利厚生も充実[/btp_line]しており、健康診断ではオプション検査を会社負担で受けられます。また、出産祝い金や慶弔見舞金も支給されます。

    さらに運営会社の「株式会社ひなた」から、月に2回の乳酸菌飲料と、ビタミンサプリメントが定期的に支給されます(希望者のみ)。
    また、暑い季節はアイスクリームやスポーツドリンク、寒い季節にはカイロなど、スタッフの体調を気遣った差し入れが手配されることもあるのだとか。

    [btp_line]スタッフを思いやる気持ちがあふれた社風[/btp_line]が、さらなるモチベーションアップにつながっているのですね。

    【求人】不定期に「お仕事説明会」開催中!現場体験(同行訪問)も可能

    「ひなた庚午」では、訪問看護・訪問リハビリスタッフをはじめ、さまざまな職種を募集しています。
    スタッフによる「おしごと説明会」で現場のリアルな声が聞けるほか、「事業所見学」・「現場体験」で、事業所の雰囲気や訪問先の様子を体感することも可能です。
    気になる方はお気軽にお申込みください。

    事業所見学・おしごと説明会

    最新の求人情報は採用サイトをチェックしてください。

    【ひなた庚午】職員ファーストの職場環境で仕事がますます好きになる

    「ひなた庚午」では、仕事が好き・仲間が好きという前向きな「好働力」で、より良い訪問サービスを追求しています。訪問看護・リハビリのお仕事に興味のある方、働く人を大切にした環境で丁寧にご利用者さんに向き合いたい方は、ぜひ「ひなた庚午」へお問合せください。

    所在地広島市西区高須1-11-19
    電話番号082-507-8101
    サービス対応エリア広島市西区、佐伯区(美鈴が丘)
    サービス提供時間平日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり
    定休日土日・祝日
    公式サイトhttps://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_kougo/
    所在地広島市中区光南2-3-45
    電話番号082-236-6125
    サービス対応エリア広島市中区、南区
    サービス提供時間平日・土曜・祝日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり 
    定休日日曜
    公式サイトhttps://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/hinata_yosijima/
    所在地広島市西区高須2-4-21
    電話番号082-299-8866
    サービス対応エリア広島市西区、中区(佐伯区・南区)
    サービス提供時間平日8:30~17:30
    定休日土日・祝日
    公式サイトhttps://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/hinata_fukusiyougu/

  • 【訪問看護ステーションこすもす】広島で活躍する訪問看護師の仕事に密着!

    【訪問看護ステーションこすもす】広島で活躍する訪問看護師の仕事に密着!

    「訪問看護ステーションこすもす」は、広島市中区にある訪問看護事業所。立地を活かし、公的機関や病院、介護施設などと密に連携しながら、地域で看護を必要としている方に必要なサービスを展開しています。今回は「訪問看護ステーションこすもす」で活躍する訪問看護師・柳橋逸美さんに密着取材!やりがいや職場環境について詳しくお聞きしたので、実際の仕事風景とともにご紹介していきます。

    経験豊富な看護師・理学療法士在籍!広島市の「訪問看護ステーションこすもす」

    広島市中区の地域医療を支える「訪問看護ステーションこすもす」

    [btp_line]「訪問看護ステーションこすもす」[/btp_line]の事業所は、市内中心部から車で10分ほどの中区光南にあり、通勤や退勤後の買い物などにも便利な場所に位置しています。

    こちらの事業所に在籍しているのは、[btp_line]看護師と理学療法士[/btp_line]。それぞれの職種が連携しながら、広島市中区・西区・南区(似島・金輪島を除く)などで利用者さんのサポートを行っています。

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    また、事業所の近くには、医療や看護、福祉相談を行う「広島市吉島地域包括支援センター」があります。周辺エリアの情報が集まる「包括」とも連携を取りやすいのが「訪問看護ステーションこすもす」の特徴です。

    運営するのは広島の「コスモス薬局」グループ会社

    「訪問看護ステーションこすもす」を運営しているのは、[btp_line]広島でおなじみの「コスモス薬局グループ」の関連会社でもある「株式会社エンデバー」[/btp_line]。

    「訪問看護ステーションこすもす」から5分ほど歩けば、同じく「株式会社エンデバー」が運営するサービス付き高齢者向け住宅「エフォール吉島」があります。「訪問看護ステーションこすもす」では、主に「エフォール吉島」の入居者さんに訪問看護サービスを提供しています。

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    【訪問看護ステーションこすもす】サ高住での訪問看護の様子に密着!

    ここからは、「訪問看護ステーションこすもす」で働く看護師の柳橋さんにインタビュー!訪問看護師を選んだ理由や「訪問看護ステーションこすもす」に入職した経緯を伺いました。

    「訪問看護ステーションこすもす」訪問看護師・柳橋逸美さん

    [btp_box back=”on”]柳橋逸美(やなぎばし・いつみ)さんプロフィール
    看護師。急性期病棟に13年、療養病棟に3年ほど勤務。その後、訪問看護を5年経験。2023年2月に「訪問看護ステーションこすもす」に入職。[/btp_box]

    病院勤務から、訪問看護の道に進んだ理由を教えてください

    [btp_box]柳橋さん

    「実習をしていた頃から、訪問看護に興味がありました。合計16年間の病院勤務を経たのちに訪問看護師としての経験を積みたいと改めて考え、転職を決意しました」[/btp_box]

    当時子育て真っ最中の柳橋さんは、夜勤やオンコール対応が難しかったこともあり、病棟勤務から勤務条件の合う訪問看護ステーションに入職を決めたそう。

    「訪問看護ステーションこすもす」に入職したきっかけは?

    [btp_box]柳橋さん

    「以前勤めていた訪問看護ステーションで、近隣の居宅介護支援事業所のケアマネジャーさんに『訪問看護ステーションこすもす』のことを紹介していただいたのがきっかけでした」[/btp_box]

    ▼「居宅介護支援事業所こすもす」の管理者兼ケアマネジャー・大野誠一さんのインタビューはこちら

    「訪問看護ステーションこすもす」に入職する決め手になったのはどんなことでしたか?

    [btp_box]柳橋さん

    「入職の決め手は、『こすもす』の利用者さんのほとんどが『エフォール吉島』の入居者さんだったこと。施設内でヘルパーや理学療法士、薬剤師などの他職種との連携や情報共有ができる点に魅力を感じました」[/btp_box]

    また、「訪問看護ステーションこすもす」では、施設内の居室を訪問するため、個人宅を訪問するよりも効率よく移動できるのが特徴。移動時間が少なくなることで、利用者さんと接する時間を十分に確保できるのも魅力に感じたそうです。

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    平均的な一日の訪問スケジュールを教えてください。

    8:30始業、訪問準備
    9:00~「エフォール吉島」で訪問スタート
    12:00昼休憩
    13:00スタッフ同士でカンファレンス
    14:00訪問再開
    17:00タブレットで記録業務
    17:30終業

    [btp_box]柳橋さん

    1日の訪問件数は5~6件で、所要時間は1件あたり30~60分程度。午前・午後で3件ずつの訪問が基本的な流れですが、合間に体調が急変した方の緊急対応をすることもあります」[/btp_box]

    また、現在ではオンコール対応も行っているそう。

    [btp_box]柳橋さん

    「子供も大きくなったので、他のスタッフと交代で月に10回くらいオンコール対応をしています」[/btp_box]

    サ高住「エフォール吉島」の入居者さんの居室訪問に密着

    実際に、柳橋さんの訪問看護の現場に密着!「エフォール吉島」の利用者さんを訪れた際の様子を取材しました。

    [btp_box]柳橋さん

    「『こすもす』は訪問を効率的に行えるのがいいですね。廊下でヘルパーさんや薬剤師さんと情報交換することもあります」[/btp_box]

    [btp_box]柳橋さん

    「訪問先には、聴診器や血圧計、体温計、血中酸素濃度計などのバイタルチェック用アイテムの他に、爪切りやニッパーなども持っていきます」[/btp_box]

    居室に入り、「こんにちは。調子はどうですか?」と笑顔で声をかける柳橋さん。利用者さんも「今ね、チラシを折りよったんよ」と、笑顔で答えていました。

    柳橋さんは、楽しくおしゃべりしながら要領よく脈拍や血圧などのバイタルを測定していきます。

    [btp_box]柳橋さん

    「バイタルチェック以外では必要に応じてお体の清拭や入浴介助、おむつを交換することも。医師の指示があれば、点滴や褥瘡(床ずれ)、皮膚の剥離の処置も行います」[/btp_box]

    この日は、利用者さんが服用している薬の仕分けを手伝いました。

    [btp_box]柳橋さん

    「『エフォール吉島』には『コスモス薬局吉島店』が併設しており、薬が飲みづらいなどの問題があればすぐに薬剤師に相談できるのも魅力です」[/btp_box]

    何気ない会話から悩みや本音に耳を傾ける

    [btp_box]柳橋さん

    「看護師として、利用者さんの困りごとや悩みごとに耳を傾けるように心がけています。雑談の中でお聞きした利用者さんの本音は、必要に応じて医師やケアマネジャーと共有しています」[/btp_box]

    30分ほどで訪問看護は終了。居室を出るときは、利用者さんから感謝される場面も。

    [btp_box]柳橋さん

    利用者さんから喜ばれることが大きなやりがいです。長く担当していると、廊下やホールで偶然お会いしたときに挨拶してくださることも。何気ない利用者さんの様子が伺えるのも『こすもす』ならではですね」[/btp_box]

    残業なし、移動負担なし。【訪問看護ステーションこすもす】の働きやすさの理由

    柳橋さんには、「訪問看護ステーションこすもす」の働きやすさについても伺いました。

    各専門職と密に連携できる職場環境

    [btp_box]柳橋さん

    「利用者さんの情報は、看護師以外に理学療法士、薬剤師、施設のヘルパーとも共有しています。専門職同士が同じフロアで顔を合わせることも多く、すぐに相談できるのが強みです」[/btp_box]

    「エフォール吉島」への訪問では、別途電話で報告・連絡・相談する時間を設ける必要があまりないため、効率よく業務にあたれます。

    残業がないので、プライベートも充実。急な休みも職場でカバー

    [btp_box]柳橋さん

    「私たちは、担当以外の利用者さんの情報も日頃から把握しています。そのため、誰かが急遽お休みになったときに他のスタッフがカバーすることが可能。訪問スケジュールは時間的な余裕を持って組まれているので、残業もありません」[/btp_box]

    また、「訪問看護ステーションこすもす」では、サポート体制も充実。入社してしばらくは仕事に慣れるまで先輩スタッフが同行訪問してくれるため、業界未経験でも安心してチャレンジできるそう。

    男性スタッフの育休取得実績もあり、[btp_line]有給取得率は100%[/btp_line]。[btp_line]プライベートとのバランス[/btp_line]を取りながら、勤務条件の希望に即した柔軟な働き方が認められています。

    一人ひとりの利用者さんにしっかり向き合えるのが訪問看護の魅力!

    訪問看護師の仕事は、一人の利用者さんと長く接する時間が取れるため、利用者さんの生活に対する希望や意思に寄り添えるのが魅力。「訪問看護ステーションこすもす」には、利用者さんのために多職種が連携し、スタッフ同士が協力し合える環境が整っています。「看護師としてのキャリアアップを図りたい!」という方は、ぜひ公式サイトから求人情報をチェックしてみてください。

    【訪問看護ステーションこすもす】

    事業所所在地広島市中区光南1丁目6番17号2階
    電話番号082-245-0025
    訪問エリア広島市(中区、西区、南区) ※ただし南区は似島・金輪島を除く
    営業日月曜~金曜 8:30~17:30
    ※利用者さんおよびご家族からの連絡には24時間体制で対応
    休業日土曜、日曜、祝日(振替休日含む)、12月30日~1月3日
  • 知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「ま~も」一覧

    知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「ま~も」一覧

    介護の現場で使われる機会の多い、介護・医療用語。先輩スタッフの言っていることが分からない…というのは、誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。この記事では、現場で使用されやすい介護・医療用語について解説。今回は「ま~も」で始まる用語をピックアップしました。スタッフ間で円滑なコミュニケーションを取るためにも、介護・医療用語をぜひ再確認しておきましょう。

    「ま~も」>「ま」から始まる介護・医療用語一覧

    「ま~も」の介護・医療用語のうち、まずは「ま」で始まるワードについて見ていきます。

    マーゲン

    ドイツ語で胃(Magen)のこと。胃へ直接栄養剤を流すチューブを「マーゲンチューブ」と呼ぶため、このチューブ自体を略してをマーゲンと呼ぶことも多いです。

    まだら認知症(まだらにんちしょう)

    認知症の症状が出たり出なかったりすること。認知症の種類ではなく、症状の呼び名です。物忘れはあるものの、思い出してできるときもある場合に使用します。

    マンパワー

    仕事などで活躍する人間の労働力のこと。

    「ま~も」>「み」から始まる介護・医療用語一覧

    次は、「み」が頭につく介護・医療用語をチェックしていきます。

    ミキサー食(ミキサーしょく)

    ミキサーにかけてペースト状、液体状にした食事のこと。噛む力、飲み込む力が弱くなった方に提供される食事です。

    看取り(みとり)

    自然の流れで亡くなる過程を見守ること。身体的・精神的苦痛を取り除きながら、苦痛が少ない状態で最期を迎えられるよう支援することを表します。

    看取り介護加算(みとりかいごかさん)

    回復の見込みがないと医師が判断した方に対して、看取りをする場合に算定できる加算のこと。特別養護老人ホーム、グループホーム、特定施設入居者生活介護が、算定できる施設として定められています。

    見守りサービス(みまもりサービス)

    遠方で生活する高齢者の安全を見守るサービスのこと。安否確認や緊急時の対応など状況に応じた対応をしてくれます。

    民間事業者(みんかんじぎょうしゃ)

    国や地方自治体など公共の団体ではない事業者のこと。社会福祉法人、NPO法人などを指します。

    民生委員(みんせいいいん)

    民生委員法に基づいて各市区町村に置かれる民間奉仕者。任期は3年で、各都道府県知事の推薦により、厚生労働大臣が委嘱するものです。

    「ま~も」>「む」から始まる介護・医療用語一覧

    では、「む」から始まる介護・医療用語を確認していきましょう。

    無床診療所(むしょうしんりょうじょ)

    入院する施設のない診療所のこと。

    無尿(むにょう)

    成人の場合で、1日の尿量が100ミリリットル未満の状態のことを指します。

    「ま~も」>「め」から始まる介護・医療用語一覧

    「ま~も」で始まる介護・医療用語のうち、「め」にはどんなものがあるでしょうか。

    メタボリックシンドローム

    内臓脂肪の蓄積に加え、高血圧や脂質代謝異常、高血糖のうち2つ以上該当している状態のこと。放置すると動脈硬化が進み、将来的に脳梗塞や心筋梗塞などを引き起こすリスクが高まることが特徴です。

    メディカルソーシャルワーカー(Medical Social Worker)

    医療機関に所属するソーシャルワーカーのこと。別名「医療ソーシャルワーカー」とも呼ばれます。利用者さんや家族が抱える悩みを心理的、社会的側面からアプローチし解決する役職です。略語で「MSW」と表記することも。

    免疫(めんえき)

    自分自身の身体を守るために、体内に侵入したウイルスや病原菌などを排除しようとする、身体の防御機能のこと。侵入したウイルスを攻撃したり、妨害したりするための「抗体」を作り出す機能も持ち合わせています。

    メンタルヘルス

    精神的健康のこと。心の健康といわれることも。仕事や家庭、日々の生活におけるストレスに対応でき、心の健康が保てている状態を表します。

    「ま~も」>「も」から始まる介護・医療用語一覧

    最後に、「も」から始まる介護・医療用語をご紹介していきます。

    妄想(もうそう)

    現実ではないことを確信し、訂正できない状態。統合失調症(とうごうしっちょうしょう)などの精神疾患で現れやすい症状のひとつです。

    燃え尽き症候群(もえつきしょうこうぐん)

    仕事や何かしらの役割などに一生懸命取り組んでいた方が、急に意欲や熱意を失った状態になること。別名「バーンアウト」とも呼ばれます。

    モジュラー型車椅子(モジュラーがたくるまいす)

    使用する方の体格や障害、生活環境に合わせて、座面の高さや幅、車輪などが調整できる車椅子のこと。別名「モジュール車椅子」とも呼ばれます。

    持ち込み褥瘡(もちこみじょくそう)

    施設などに入所する前からある褥瘡(床ずれ)のこと。

    モニタリング

    実施、評価のこと。介護計画やサービスが適切に提供されているかを評価、検証を行うことを指します。

    「ま~も」で始まる介護・医療用語をおさえて介護の現場で活かそう

    今回は、介護現場で使用されることの多い介護・医療用語のうち「ま~も」で始まる語を一覧にして解説しました。介護は専門性の高い仕事であるため、日常会話では使用しない用語が現場では多く登場します。この記事で紹介した「ま~も」の介護・医療用語を理解し、日々の業務の中で活用していきましょう。

  • 看護師のオンコール勤務とは?過ごし方や待機手当、ストレス解消法を紹介

    看護師のオンコール勤務とは?過ごし方や待機手当、ストレス解消法を紹介

    24時間体制で利用者さんのケアを行う有料老人ホームや特別養護老人ホームなどでは、医師や看護師が必ずしも常駐している必要はありません。その代わりに、夜間や休日など看護師がいないタイミングに、持ち回りでオンコール勤務をすることがあります。求人票に「オンコール勤務あり」などと記載されていることも。今回の記事ではオンコール勤務について解説しているので、どんなものなのか詳しく確認していきましょう。

    看護師のオンコール勤務とは?

    看護師のオンコール勤務について押さえていきましょう。

    オンコール勤務は緊急時に備えた待機のこと

    オンコール勤務は、看護師が常駐していない時間帯に緊急事態があった場合にすぐ対応できるよう待機しておく勤務形態を指します。職場によっては、「待機」や「電話当番」などという名称で呼ばれることもあるでしょう。24時間対応している介護施設などずっと看護師を配置しておくのが難しい場合に、オンコール対応しているケースが多いようです。

    オンコール勤務の際は、自宅にオンコール用の携帯電話を持ち帰り、何かあったときに駆けつけられるようにしておくのが基本。万が一電話に出られなかったときに備え、メインとサブの2人体制のところもあります。ただし、電話がかかってきたからといって必ずしも出勤するとは限らず、電話のみで解決することもあるでしょう。

    ただし、オンコール勤務をする方は、職場の近くに住んでいなければなりません。出勤に時間がかかる場合は、当直室で待機の可能性もあるでしょう。

    通常勤務の前後に割り当てられることが多い

    勤務体制は働く施設により異なりますが、通常勤務の前後にオンコール勤務が割り当てられるケースが多いようです。オンコール勤務の翌日は代休が認められていたり、時差出勤できたりという施設もありますが、通常勤務のあとにオンコール勤務し翌日も通常勤務ということもあるでしょう。転職する施設を探しているなら、どのような形でオンコール勤務が行われているか確認しておくことも大切です。

    オンコール勤務中の看護師の過ごし方は?

    オンコール勤務中の看護師の過ごし方は、基本的に普段通りです。しかし、以下のような注意点もあります。

    携帯電話は手放せない

    オンコール勤務中は、どんなタイミングでも電話に出られる状態にしておきます。肌身離さず携帯電話を持っておく、もしくは鳴ったときに気づける場所に置いておくなどの対策をすると良いかもしれません。また、会社から支給されたオンコール用の携帯電話の操作方法を一通り理解しておき、近場であっても映画館など携帯電話の電源を落とさなければならない場所にはいかないようにしましょう。

    いつでも出勤できる状態にしておく

    オンコール勤務の際に電話がかかってきて出勤になる可能性も十分にあります。「30分以内に駆け付ける」などの決まりが設けられている施設もあるので、いつでも出勤の準備ができるような状態で過ごすのが基本です。必要な荷物をまとめておくなどして、すぐ出られるように準備しておきましょう。

    遠出や飲酒はできない

    オンコール勤務中は外出してはいけないというわけではありませんが、目安として勤務先に30分以内には到着できる場所にいる必要があります。オンコール勤務中の遠出は避けておいた方が賢明でしょう。さらに、オンコール勤務中には医療にまつわる判断が求められることもあります。判断能力が損なわれないよう、飲酒も避けておきましょう。

    オンコール勤務の待機手当や回数はどれくらい?

    オンコール勤務は仕事をしているわけではないため、給与は発生しません。その代わりにオンコール手当や待機手当という名目で手当が支給されます。オンコール手当の額は、職場により異なりますがオンコール勤務1日当たり1,000円~2,000円ほどのところが多いよう。メイン担当とサブ担当がいる場合は、メイン担当のオンコール手当の方が高く設定されているのが特徴です。急遽出勤になった場合は、出勤した分の給与が時間外扱いとして支給されます。

    また、オンコール勤務の回数は、職場や対応できるスタッフの人数により差があるでしょう。勤務する看護師が持ち回りで担当するケースがほとんどなので、看護師の人数を30で割ると、1ヶ月当たりのオンコール勤務のおおよその頻度が把握できます。転職する施設を検討している場合は、面接時にオンコール勤務についても確認しておくと安心です。

    オンコール勤務のストレスを軽減する方法は?

    オンコール勤務中は普段通りに過ごせる分、職場に常駐するよりも自由度は高めです。しかし、職場からいつ呼び出されるか分からない状態のため、寝れない、家にいても何も手につかないなど、ストレスを感じる方もいるでしょう。ストレスを最小限に抑えられるよう、オンコール勤務時の過ごし方を工夫する必要があります。

    例えば、普段晩酌をしているなら、ノンアルコールドリンクで晩酌気分を味わうのもいいでしょう。家族と一緒に暮らしている方は、家事や子どものお世話などを協力してもらえる体制を整えておくと、余計なストレスを減らせます。

    睡眠中にも電話が鳴るかもしれないというプレッシャーで、眠りが浅くなる、寝れないといった方もいるでしょう。睡眠の質を高めるためにも、寝る前のカフェインは避ける、自分に合った寝具を使うなど、睡眠環境を整える工夫も大切です。

    オンコール代行サービスを利用する介護施設もある

    オンコール勤務の負担を解消するため、オンコール代行サービスを利用している介護施設もあります。看護師などの有資格者が電話の一次対応を担当するため、現場のスタッフの負担はほとんどありません。オンコール勤務を負担に感じるなら、オンコール代行サービスを利用している施設への転職を検討するのもひとつの方法でしょう。

    介護施設のオンコール勤務について理解しておこう

    看護師のオンコール勤務は、夜間に看護師がいない施設にとって重要な役割を担います。オンコール手当がつくため、給料を増やしたい看護師にはメリットのひとつになります。しかし、オンコール勤務は職場の外にいても緊張感がある、生活が不規則になるなどの理由からストレスに感じる方も少なくありません。オンコール勤務の有無もきちんと確認し、納得したうえで働く施設を探すことも大切です。

  • 【愛媛】『ぽかぽか薬局』の薬剤師さんにインタビュー!仕事内容ややりがいは?

    【愛媛】『ぽかぽか薬局』の薬剤師さんにインタビュー!仕事内容ややりがいは?

    愛媛・松山エリアで薬局・介護事業などを展開する『株式会社フェスレック』。今回は、『ぽかぽか薬局』で活躍する薬剤師さんにインタビュー!入職のきっかけや仕事のスケジュール、やりがいなどを伺いました。記事後半では、フェスレックの薬局事業の特長に迫りながらご紹介していきます。薬剤師さんが実感する“フェスレック運営の薬局ならではの魅力”とは…?さっそくチェックしていきましょう。

    【株式会社フェスレック】愛媛で薬局・介護・農業支援事業を展開

    フェスレックは、薬局・介護・農業支援の3つの事業で地域に貢献する、愛媛県の企業です。

    ぽかぽか薬局 新居浜店

    薬局事業では、『ぽかぽか薬局 新居浜店』『ぽかぽか薬局 溝辺店』『みかわ薬局』の3店舗を運営しています。在宅医療の促進と、利用者さんへの正確な情報と親切なサービスの提供をモットーに、それぞれの薬局が[btp_line]“地域の頼れる薬局”を目指す取り組みに尽力[/btp_line]。多様なニーズに応える豊富な商品ラインナップ、待ち時間短縮のための公式LINE活用など、さまざまな工夫があります。

    ▽フェスレックの薬局事業についてはこちらから

    介護事業では『居宅介護支援事業所たいよう』を運営しています。ケアプランの公平性を重視する『たいよう』の特長は、グループ内に介護施設を持たない単独居宅の運営スタイル。[btp_line]“地域に貢献できる温かい介護”[/btp_line]を目指して、サポートが必要な方の生活に寄り添っています。

    ▽フェスレックの介護事業についてはこちらから

    出典:@fesrec2013

    農業事業では、薬局の一角にスペースを設けて地元農家の野菜を販売したり、自社農園で採れたサツマイモを焼き芋に加工し自動販売機で販売したりと、農業を通じて地域とのつながりを図っています。

    フェスレックの事業は、どれも[btp_line]会社理念である“従業員満足第一×地域貢献”に基づく[/btp_line]もの。従業員の満足を高めてサービスの質を向上させる…フェスレックの地域貢献には、利用者さんだけでなく従業員の満足も欠かせないのです。

    『ぽかぽか薬局』の薬剤師さんへインタビュー!入職のきっかけや仕事容は?

    ※イメージです

    ここからは、ぽかぽか薬局で薬剤師として活躍するSさんとJさんにお話を伺います。お二人のプロフィールは以下のとおり。

    [btp_box back=”on”]◆ぽかぽか薬局 新居浜店 薬剤師 Sさん
    薬剤師歴1年半。新卒でフェスレックに入社。

    ぽかぽか薬局 溝辺店 管理薬剤師Jさん
    薬剤師歴11年。フェスレックでの勤務歴は2年半。地域連携室室長も務めている。[/btp_box]

    薬剤師を目指した理由や入職のきっかけは?

    [btp_box]新居浜店 薬剤師Sさん
    「ぼんやりと“人の役に立つ仕事に就きたい”と考えていた高校生時代、当時の先生に薬剤師の仕事を勧められ、興味を持つようになりました。入職のきっかけになったのは、薬学部での実務実習先が『ぽかぽか薬局 新居浜店』だったことです。実習期間中に薬局内の業務や在宅訪問サービスに触れ、就職後の働き方をイメージできました」[/btp_box]

    『ぽかぽか薬局 新居浜店』での実務実習を通じて、ご自身の“働く姿”をイメージできたことがフェスレックに入社するきっかけになったのですね。

    [btp_box]溝辺店 管理薬剤師Jさん
    「親族に薬剤師が多かったので、自然と興味を持ちました。入職の決め手は、在宅訪問サービスをメインに仕事ができる環境だったこと。居宅介護支援事業所も同じ会社にあり、幅広い事業で地域貢献を目指しているんだなと感じました」[/btp_box]

    薬剤師としてより広く活躍できるところに魅力に感じたそうです。

    『ぽかぽか薬局』に勤める薬剤師さんの平均的な1日のスケジュールは?

    ぽかぽか薬局 新居浜店勤務のSさんのスケジュールをご紹介しましょう。

    9:20出勤、開局準備
    9:30業務開始
    9:30~13:00投薬、調剤
    13:00~14:00休憩
    14:00~16:00投薬、調剤
    16:00~17:00介護施設への薬の配達、在宅訪問サービス
    17:00~18:30投薬、調剤
    18:30~19:00閉局準備
    ※営業時間が9:30~19:00の場合

    管理薬剤師であるJさんの場合、調剤監査の仕事もスケジュールに含まれるそうです。

    薬剤師の仕事の中で大変なことや大切にしていることは?

    [btp_box]新居浜店 薬剤師Sさん
    「働きはじめたばかりの頃は、利用者さんとのコミュニケーションの取り方に苦労しました。利用者さんの悩みや質問を汲み取って不安解消をサポートするために、会話を広げて詳細な部分までしっかり聞き取るように努めています。その際に心掛けているのが、“目を見て話すこと”です」[/btp_box]

    薬剤師の仕事にはコミュニケーション能力が必要だと実感するSさん。利用者さんに寄り添うための工夫を凝らしているそう。

    [btp_box]溝辺店 管理薬剤師Jさん
    「仕事で大変だと感じるのは、利用者さんの信頼を得ることです。利用者さんご本人はもちろん、ご家族との距離感にも配慮しなければいけません。礼儀を持って接すること、笑顔や気配りを心掛けることを大切にしながら、信頼関係の構築に努めています」[/btp_box]

    Jさんは“利用者さんと薬剤師の距離感”に目を向け、日々の積み重ねで信頼関係を築いていこうと考えています。

    他のスタッフと関わるうえで大切にしていることは?

    [btp_box]新居浜店 薬剤師Sさん
    「自分だけでの対応が難しいときには、先輩薬剤師さんに相談させてもらっています」[/btp_box]

    [btp_box]溝辺店 管理薬剤師Jさん
    「まわりがストレスなく働ける環境をつくること。スタッフ間でコミュニケーションを取り、一丸となって業務に取り組んでいます」[/btp_box]

    サービスの質を高めるにはスタッフ間の連携が欠かせないのだとか。

    薬剤師の仕事のやりがいは?

    ※イメージです

    [btp_box]新居浜店 薬剤師Sさん
    「利用者さんからいただいた言葉で印象に残っているのは、“相談して良かった”と言ってもらったこと。以前、患者さんの主治医に剤形変更※を提案し、患者さんの適切な服薬につながった経験があります。自身の提案によって、薬が飲みやすくなったと患者さんに感謝されたシーンで大きなやりがいを感じました」[/btp_box]

    [btp_box]溝辺店 管理薬剤師Jさん
    「やりがいを感じるのは、利用者さんや提携先の介護職員さんから“ありがとう”と言われたとき。仕事の中で感謝される機会が何度もあると励みになります」[/btp_box]

    お二方とも、“感謝”がやりがいにつながっているとのこと。利用者さんはもちろん、他のスタッフからの感謝も励みになると言います。

    ※剤形変更…薬の形(錠剤・カプセル剤・散剤・シロップ剤など)を変更すること

    『ぽかぽか薬局』の薬剤師さんへインタビュー!フェスレックの薬局事業の特長は?

    続いて、フェスレックの薬局事業の特長についてご紹介します。

    フェスレックが運営する薬局の魅力は?

    [btp_box]新居浜店 薬剤師Sさん
    「在宅訪問サービスや介護施設への薬の配達を通じて、地域と連携しながら貢献できるところが魅力です」[/btp_box]

    [btp_box]溝辺店 管理薬剤師Jさん
    薬局内だけでなく外にも目を向けているスタッフの多い会社です。地域の方々や介護施設とのつながりが多いこと、在宅訪問サービスも行っていることから、“外へ出ていく薬局”というイメージがあります」[/btp_box]

    [btp_line]薬局内だけに留まらないサービス展開で地域に貢献[/btp_line]しているところは、フェスレックならではの魅力と言えるでしょう。

    フェスレックには、薬剤師さん向けの研修や勉強をする機会はありますか?

    [btp_box]新居浜店 薬剤師Sさん
    「私は毎週木曜に30分程度、社外アドバイザーとマンツーマンで話し合う時間があります」[/btp_box]

    [btp_box]溝辺店 管理薬剤師Jさん
    「製薬メーカー様との定期的な勉強会や自己研修のバックアップもあります。インターネットラーニングも受講料を会社が負担してくれるので、無料で利用することも可能です。学会訪問の際にも会社から補助が出ますよ」[/btp_box]

    [btp_line]研修や勉強会などを通じて薬剤師のスキルを高める機会がある[/btp_line]のだとか。勤続年数が短く不安のある方、より知識を深めたい方も安心です。

    求職中の薬剤師さんや薬剤師を目指している方へのメッセージ

    ※イメージです

    [btp_box]新居浜店 薬剤師Sさん
    「国家試験の勉強や実務実習で触れる知識は、働きはじめてからも活用する機会があります。私自身、特に記憶に残っているのは実務実習での経験です。業務を実際に体験するため記憶に残りやすく、得たものも多いと感じています」[/btp_box]

    [btp_box]溝辺店 管理薬剤師Jさん
    薬剤師は“やりがいを持って働ける仕事”だと思っています。私自身、“やりたいことができる環境で働くこと”でより多くのやりがいを得られました」[/btp_box]

    これから薬剤師として活躍していく方へ、SさんとJさんからメッセージをいただきました。フェスレック代表の三谷さんからのメッセージもぜひチェックしてみてください▽

    質の高いサービスの秘密は従業員の満足にアリ。現場のスタッフも実感!

    インタビューから、現場のスタッフが感じている“フェスレックがどんな企業なのか”が伝わってきます。従業員の満足を第一に追求するフェスレックだからこそ、その魅力ややりがいをしっかりと実感できるのでしょう。
    薬剤師として働くなら、楽しく、やりがいを持って仕事に取り組みたい…そんな方の背中を後押しするフェスレック。今回インタビューしたお二方を含め、スタッフのこれからの活躍から目が離せません!

    【株式会社FESREC】

    所在地愛媛県松山市姫原3-7-46-1009
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://fesrec-japan.com/
    公式Instagram@fesrec2013

    【有限会社クリフ】

    所在地愛媛県松山市樽味4丁目2番33号
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://cliph.biz/

  • 知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「へ~ほ」一覧

    知っておきたい!よく聞く介護・医療用語「へ~ほ」一覧

    介護スタッフとして従事する中で、飛び交う場面の多い介護・医療用語。先輩スタッフの言っていることが分からない…というのは、誰もが一度は経験しているのではないでしょうか。この記事では、現場でよく使われる介護・医療用語について解説。今回は「へ~ほ」で始まる用語をピックアップしました。スタッフ間で円滑なコミュニケーションを取るためにも、介護・医療用語をぜひ再確認しておきましょう。

    「へ~ほ」>「へ」から始まる介護・医療用語一覧

    「へ~ほ」の介護・医療用語のうち、まずは「へ」で始まるワードについて見ていきます。

    平穏死(へいおんし)

    延命治療をせず、自然の流れに任せて平穏に死を迎えること。

    PEG(ペグ)

    経皮内視鏡的胃ろう造設術(Percutaneous Endoscopic Gastrostomy)の略。内視鏡を使って胃ろうをつくる術名です。介護・医療現場では、胃ろう自体をPEGと呼ぶこともあります。

    ヘルスアセスメント

    利用者さんの状態を精神的・身体的・社会的側面から評価を行うこと。

    便秘(べんぴ)

    便が出ず、腸内に便が停滞している状態。残便感がある状態も表します。

    「へ~ほ」>「ほ」から始まる介護・医療用語一覧

    次は、「ほ」が頭につく介護・医療用語をチェックしていきましょう。

    法定後見制度(ほうていこうけんせいど)

    利用者さん・患者さん自身が財産の管理能力や、契約手続きなどの対応能力が不十分になった場合に、家庭裁判所で成年後見人が選ばれる制度のこと。本人、配偶者、4親等内の親族などが申し立てを行い選任されます。

    乏尿(ぼうにょう)

    1日に出る尿の量が400ミリリットル未満の状態のこと(成人における量)。

    訪問栄養食事指導(ほうもんえいようしょくじしどう)

    食事管理が必要な方の自宅へ管理栄養士が定期的に訪問し、食生活についての相談や指導を行うサービスのこと。要介護認定を受けている方は介護保険、そのほかの方は医療保険で受けることができます。

    訪問看護ステーション(ほうもんかんごステーション)

    訪問看護を提供する事業所のこと。略して「訪看(ほうかん)」、表記では「NS」と記されることがあります。

    訪問歯科衛生指導(ほうもんしかえいせいしどう)

    歯科医の指示を受けて、歯科衛生士が居宅を訪問して行う歯科保健指導のこと。在宅で過ごす要支援・要介護者が対象に、口腔ケアなどを指導します。

    訪問診療(ほうもんしんりょう)

    通院できない患者さんの自宅を、医師が定期的に訪問して診療すること。

    訪問調査(ほうもんちょうさ)

    要介護認定を受けるときに、市町村から派遣される職員が自宅などに訪問して行う聞き取り調査のこと。「認定調査(にんていちょうさ)」とも言います。

    訪問入浴介護(ほうもんにゅうよくかいご)

    訪問入浴介護専門の事業者が、利用者さん宅を訪問し、入浴をサポートするサービスのことで、居宅サービスのひとつ。ベッドサイドなどに簡易浴槽を持ち込んで行われます。

    ポジショニング

    ベッド臥床している方や、車椅子に座っている方の姿勢を、専用のクッションなどを使用し、安全かつ快適に過ごせるように保持すること。

    補装具(ほそうぐ)

    障害のある身体の部位を補助または保護するために装着する器具のこと。義手や義足、車いす、歩行器などが含まれます。

    ホスピス

    これ以上治療をしても効果が望めない疾患(がん末期など)の患者さんが過ごす施設。患者さん本人だけでなく、家族の支援も行っていることが特徴です。

    ポータブルトイレ

    持ち運びができる腰かけ便器。トイレまでの歩行が困難な患者さんのベッドサイドに設置して使用する場合が多いです。

    発赤(ほっせき)

    皮膚が赤くなること。主には、長時間同じ姿勢で過ごしたときに皮膚が圧迫されることで生じる赤み(紅斑または初期の紫斑)のことを指す場合が多いです。

    ホテルコスト

    部屋代や光熱費といった居住費、食費、日用品など、介護サービス以外の費用のこと。公的保険外の自費で支払う部分の多くを占めます。

    ボディメカニクス

    身体の各部位の特徴を理解し、効率よく動かす身体力学のこと。身体力学を介護に取り入れることにより、介護者の身体への負担を減らすことができると言われています。

    ホームヘルパー

    高齢者や心身障害者の自宅を訪問し、生活援助(入浴や排泄、食事、着替えなど)を行う専門職。訪問介護員とも言います。

    ホームヘルパー1級

    介護に関する高度な知識や技術を習得できる「訪問介護員養成研修1級」という資格。2012年度で廃止され、2013年度より「実務者研修」や「介護職員初任者研修」という資格に変更されています。

    ホームヘルプサービス

    訪問介護、居宅介護のこと。ホームヘルパーが利用者さんの自宅を訪問して、食事や入浴、排せつなどの介護や、生活サポートを行うサービスを指します。

    よく使われる「へ~ほ」の介護・医療用語をおさえて作業効率をアップ

    今回は、介護現場で使用されることの多い介護・医療用語のうち「へ~ほ」で始まる語を一覧にして解説しました。介護スタッフは医療という専門性の高い仕事であるため、日常会話では使用しない用語が現場では多く登場します。この記事で紹介した「へ~ほ」の介護・医療用語を理解し、日々の業務の中で活用していきましょう。

  • 障害者グループホームとは?4種類ある施設をわかりやすく解説

    障害者グループホームとは?4種類ある施設をわかりやすく解説

    グループホームというと、一般的には認知症の高齢者向け施設のことです。ただ厳密には、認知症高齢者向けのグループホームと障害者向けのグループホームにわけられます。介護スタッフの中には、障害者向けグループホームについて「あまり知らない」という方もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、障害者向けグループホームに着目し、どんな種類の施設があるのか、利用条件などについても併せて見ていきましょう。

    グループホームの分類について

    まずは、グループホームの分類について詳しく紹介。グループホームは少人数で共同生活を行い、生活に必要なサポートを介護スタッフから受けるという仕組みです。前述しましたが、グループホームは認知症高齢者向けと障害者向けの2種類に分類できます。

    認知症高齢者向けグループホームでは、入居者3人に対して介護スタッフ1人という人員配置が義務付けられており、24時間体制の介護サービスを提供。利用者さんは、無理のない範囲で料理や買い物などの家事を行うこともあります。

    一方、障害者向けグループホームは、知的障害や身体障害、精神障害のある方が共同生活を送る場です。障害のある方が病院や施設を出たあとに、地域生活へ移行するためのサポートとして行う目的もあります。

    障害者グループホームについては、次で見ていきましょう。

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    障害者向けグループホームとは?

    障害者向けグループホームには4種類あります。ここでは、どんなサービスを受けられるのか紹介します。

    介護サービス包括型

    夜間や休日に、食事や入浴、排泄などの介護サポートを行うグループホームです。その他には、利用者さんの勤務先や日中活動している施設との連絡調整などを行うこともあります。障害者向けグループホームの4種類の中で最も多いグループホームです。

    外部サービス利用型

    外部サービス利用型は、介護サービス包括型と似ているのですが、介護スタッフに違いがあります。外部サービス利用型では、グループホームの職員がサポートするのではなく、委託契約を締結した外部の介護スタッフが担当する点が特徴です。

    サービス内容は、介護サービス包括型と同じように、夜間や休日に利用者さんの日常生活のサポートを行います。

    日中活動サービス支援型

    日中活動サービス支援型は、介護サービス包括型や外部サービス利用型のように夜間や休日のサポートだけではなく、日中の介護も実施。日常生活において常時サポートが必要な方を対象にしているため、24時間のサポートを受けることが可能です。

    日常生活のサポート以外にも、勤務先や日中活動している施設との連絡調整、在宅で生活する障害者の方の一時的な緊急宿泊場所という役割もあります。

    サテライト型

    サテライト型は、2014年に施行された比較的新しい制度です。基本的にはグループホームの近くにあるサテライト型住居で一人暮らしを行い、困ったことがあればサポートするという仕組み。

    日常生活のサポート以外に、グループホームに入居されている他の利用者さんと食事をするといった交流の場を提供することもあります。利用期限は原則2年間。将来的に一人暮らしを考えている利用者さんにおすすめのグループホームです。

    障害者向けグループホームの利用条件について

    障害者向けグループホームの利用条件はあるのでしょうか?ここでは、利用対象者や年齢、期限などの利用条件について紹介します。

    利用対象者

    障害者向けグループホームの利用対象者は、障害者総合支援法によって規定されており、以下の通りです。

    • 知的障害の方
    • 身体障害の方
    • 精神障害の方
    • 発達障害の方
    • 難病の方

    介護スタッフのサポートがあれば自立した生活ができ、共同生活についても支障がない方が対象。また、原則「療育手帳」や「精神障害者保健福祉手帳」、「身体障害者手帳」といった障害者手帳を持ち、障害支援区分1から6に認定されている必要があります。

    また、グループホームによって対象の障害や区分が違うため注意が必要です。

    年齢

    入居対象の年齢は18歳以上。例外的に15歳以上の児童の利用を認めるケースもあります。15歳以上の児童が利用するには、児童相談所長が許可しなければなりません。身体に障害がある方の場合は、以下の項目も条件になります。

    • 65歳未満
    • 65歳の誕生日前日までに障害福祉サービスの利用がある

    また、障害を持つ利用者さんにとって65歳の壁というものが存在します。65歳以上の障害者は介護保険の介護給付が受けられますが、障害福祉サービスと介護保険サービスが競合した場合には、介護保険が適用されるというものです。

    介護保険を適用すると「自己負担額が増える」、「サービスが減る」といった問題があります。介護保険サービス利用に際しては、障害者グループホームから他の施設に移らなければならない可能性も。

    日本では、高齢化社会に向けて老人ホームなどの介護施設数は増えています。しかし障害者グループホームについては、まだ需給のバランスが整っていない状況です。介護スタッフとしては、障害者グループホームにおける注意点も知っておく必要があるでしょう。

    期限

    原則、入居期限はありません。ただし、施設によっては入居期限や更新料を設定しているところもあります。

    障害者向けグループホームを利用するためには?

    障害者向けグループホームの利用手続きや費用、補助について見ていきましょう。

    手続きの流れ

    一般的な手続きの流れは以下の通りです。

    • 障害者手帳の申請と交付
    • 障害福祉サービスの支給を申請
    • グループホームを選定
    • グループホームと契約

    介護スタッフとしては、障害者手帳は交付までに2~3ヶ月かかること、障害者向けグループ選定には事前見学ができるため、じっくり検討したほうが良いことを知っておきましょう。

    費用面

    障害福祉サービスにかかる費用は、原則1割負担です。さらに前年の世帯年収によって自己負担額の上限月額も設けられています。

    • 生活保護受給世帯の負担上限月額は0円
    • 市町村民税非課税世帯の負担上限月額は0円
    • 市町村民税課税世帯(所得割16万円未満)の負担上限月額は9,300円
    • 上記以外の負担上限月額は3万7,200円

    世帯によって負担額は異なりますが、自己負担額は最大でも3万7,200円です。

    補助はある?

    自己負担額には限度があるとはいえ、毎月の支出となると負担になります。補助制度はないのでしょうか?

    実は、障害者向けグループホームの利用については、家賃補助制度があります。補助制度を利用できる方は、市町村民税非課税世帯や生活保護を受けている方です。

    補助制度の内容は、1万円を上限に補助するというもの。家賃が1万円未満の場合は、実費を補助してくれます。家賃補助制度の利用には事前申請が必要です。

    障害者向けグループホームは今後拡大するかも

    障害者向けグループホームにはさまざまな種類がありますが、まだまだ不足しています。そのため、今後障害者向けグループホームの数が増える可能性も。介護スタッフとして就労を検討している方は、障害者向けグループホームに関する知識を増やしておくと良いでしょう。

  • 【冬の歌10選】高齢者に人気の歌謡曲を10曲紹介!冬のレクにおすすめ

    【冬の歌10選】高齢者に人気の歌謡曲を10曲紹介!冬のレクにおすすめ

    寒い季節は、外出の機会が減り、運動量が少なくなりがち…。そんなときは冬の歌を使ったレクリエーションで、高齢者さんに身体を動かしてもらうのもおすすめです。一方で、介護スタッフの方の中には、「高齢者の方が好む曲がわからない…」「歌謡曲に詳しくない…」という方もいるはず。そこで今回は、冬の歌の中から、高齢者に人気の歌謡曲を10曲紹介します。

    石川さゆり「津軽海峡・冬景色」

    「津軽海峡・冬景色」は、1977年発売の石川さゆりの代表曲です。夜行列車で東京を発ち、津軽海峡を越え故郷・北海道に帰る女性の切ない心情を歌っています。この曲は、第19回日本レコード大賞歌唱賞を受賞。青森県の外ヶ浜町には、津軽海峡を見下ろす高台に歌謡碑があり、楽曲の世界を体感できるのだそうです。曲の内容に加え、大みそかの紅白歌合戦でもたびたび歌われることから、冬の歌といえば「津軽海峡・冬景色」を連想する高齢者の方も多いはず。歌謡曲に詳しくない介護スタッフの方でも、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

    都はるみ「北の宿から」

    「北の宿から」は、1975年にリリースされた都はるみのシングル曲。恋人が去り、北国に残された女性の未練や悲しみを歌い上げた冬の歌です。この曲をもとに同名の映画も製作されています。1976年の日本レコード大賞と日本有線大賞、それぞれ大賞を受賞。両大賞の同時受賞は史上初の快挙だったため、印象に残っている高齢者の方も多いでしょう。

    森昌子「越冬つばめ」

    山口百恵・桜田淳子とともに、“花の中3トリオ”として高い人気を誇った森昌子。1983年には「越冬つばめ」で、日本レコード大賞の最優秀歌唱賞を受賞しました。作曲を手がけたのは、自身も歌手として活躍する円広志(篠原義彦)です。「越冬つばめ」といえば、つばめの鳴き声を模した特徴的なフレーズではないでしょうか。歌謡曲全体の歌詞は知らなくても、この部分を聞けば思わず一緒に口ずさんでしまう高齢者の方も多いはずです。冬の冷たい風や、つばめの鳴き声、歌詞の中の“私”の心情と重なる切ない冬の歌となっています。

    森進一「冬のリヴィエラ」

    「冬のリヴィエラ」は、1982年にリリースされた冬の歌です。歌い手である森進一は、今も高齢者から高い人気を誇る演歌歌手ですが、この曲の作詞・作曲を手がけたのは、当時を代表するJPOPのヒットメーカー、松本隆・大瀧詠一コンビ。大人の切ない恋愛模様を60年代アメリカンポップふうの歌謡曲に仕上げ、大ヒットにつながりました。タイトルの“リヴィエラ”とは、イタリア語で“海岸”を意味するそうです。

    北島三郎「風雪ながれ旅」

    「風雪ながれ旅」は演歌界の大御所・北島三郎のシングル。紅白歌合戦でもたびたび披露されてきた冬の歌です。歌の舞台は、冬の東北地方。実在の人物である、津軽三味線奏者の高橋竹山が歌詞のモデルとされており、厳しい冬の寒さを必死で生き抜く、主人公の力強い姿を描いています。

    吉幾三「雪國」

    1986年発表の「雪国」は、吉幾三の代表曲のひとつです。作詞作曲ともに、吉幾三本人が手がけています。北国を舞台に、恋する女性の心情を描いた冬の歌で、高齢者の方にも人気の歌謡曲です。他アーティストにカバーされることも多いため、「吉幾三の曲と知らなかったけれど、曲は知っている!」という介護スタッフの方もいるかもしれませんね。

    伍代夏子「雪中花」

    「雪中花」は1992年に発表された伍代夏子のシングル曲です。冬の歌は切ない恋心を歌っているものが多いですが、この歌謡曲が描くのは子から親への慕情。タイトルの「雪中花」とは水仙の別名です。冬の寒さの中、凛と咲く水仙の花と、女手ひとつで子供を育てる母の姿を重ね合わせています。

    細川たかし「北酒場」

    軽快な前奏で始まる「北酒場」は、1982年にリリースされた細川たかしの大ヒット歌謡曲です。同じフレーズが何度も繰り替えされ、口ずさみやすい歌詞が印象的な楽曲。冬を連想させる北海道を舞台に、男女の恋物語が描かれています。
    冬は落ち着いた曲が多いですが、「北酒場」は手拍子をしながら楽しく歌えるので、盛り上がること間違いなし。思わず体を揺らしたくなるメロディラインも魅力のひとつです。歌い終わったら利用者さんの若い頃の恋のエピソードを聞いたりして、さらに楽しんでもよいでしょう。

    松尾和子&和田弘とマヒナスターズ「お座敷小唄」

    東京オリンピックが開催された1964年の大ヒット曲「お座敷小唄」も冬のレクリエーションにおすすめです。この曲も男女の恋物語が歌われていますが、冒頭に雪のフレーズが出てくるため、冬の曲とされています。
    当時は空前の大ヒット曲だったようで、老若男女を問わず親しまれていました。その証に、新聞に掲載されていた4コマ漫画「サザエさん」にこの曲が2度も登場したのだとか。冬のレクリエーションにこの曲を登場させれば、懐かしいと感じてくれる利用者さんも多いことでしょう。「ドドンパ」のリズムが繰り返される分かりやすい曲調なので、みんなで一緒に楽しんでみてください。

    北島三郎「まつり」

    夏の歌のように感じる北島三郎の「まつり」も、実は冬のレクリエーションにおすすめの曲です。北島三郎さんはNHK紅白歌合戦の大トリを何度も飾ってきました。そのなかで1番多く歌っている曲がこの「まつり」。この歌を聴くと大晦日を思い出すという方が実は多いのです。
    寒い季節は気持ちが落ち込みがちですが、明るく力強い曲なので、歌えば心身ともに元気が湧いてくることでしょう。年末に企画するレクリエーションなら、紅白歌合戦と称して利用者さんに歌ってもらうのもよいのでは。大トリ曲は「まつり」で〆て、明るくお正月を迎えるのもおすすめです。

    冬の歌で高齢者さんに楽しんでもらおう!歌謡曲の豆知識は会話のきっかけにも

    冬の歌の中から、高齢者の方に人気の歌謡曲を10曲紹介しました。メロディや歌詞だけでなく、ちょっとした知識も知っておくと、施設の利用者さんとの会話も弾みやすくなりますよ。冬のレクリエーションを担当する介護スタッフの方は、ぜひ企画の参考にしてみてください。

  • 広島・訪問美容「ハーブヘア」の訪問美容師さんのお仕事に密着!【求人】

    広島・訪問美容「ハーブヘア」の訪問美容師さんのお仕事に密着!【求人】

    訪問美容とは、さまざまな事情でヘアサロンへ行けない方を対象に、理美容師が自宅や施設といった場所で美容に関するサービスを提供することです。広島市で訪問理美容サービスを展開する「ハーブヘア」は、県内における業界のパイオニア的存在。サービスの拡充に伴い、積極的に求人も行っています。

    今回は、「ハーブヘア」で訪問美容師として活躍する大隅さんに密着!基本的な施術の流れや一般的なヘアサロンとの違い、お仕事の魅力などについて詳しくご紹介します。

    キレイと感動を届ける!広島・訪問美容「ハーブヘア」とは?

    訪問美容「ハーブヘア」は「しあわせづくり株式会社」の核となる事業のひとつ

    訪問美容「ハーブヘア」は、広島にある「しあわせづくり株式会社」が展開している事業のひとつ。「しあわせづくり株式会社」は2010年にスタートした会社で、訪問美容のほかに訪問介護や居宅介護支援、相談支援、障害者グループホームなど、さまざまな事業を手掛けています。中でも「ハーブヘア」は、同社の主たる事業として広島市での認知度も高まっており、今や広島の訪問美容業界を牽引するほどまでに成長!介護施設や病院などから日々多くのオーダーが「ハーブヘア」に届いています。

    ▽「株式会社しあわせづくり」の概要はこちらから

    訪問美容ってどんなサービス?必要な資格は?

    訪問美容とは、高齢や障がいなどの理由で外出が困難な方に対して、理美容師が自宅や施設といった場所へ出向き、施術を提供するサービスのこと。[btp_line]「ハーブヘア」では「美と癒し」をコンセプト[/btp_line]に掲げ、しあわせなひとときを提供するための雰囲気づくりにもこだわっています。施術を行うのは、美容師免許を持つスタッフさんです。

    【施術の流れ・内容】カット・シャンプー・カラーなどあらゆる美容サービスを提供

    今回は、訪問美容師として活躍する大隅さんのお仕事に密着しました。

    [btp_box back=”on”]「ハーブヘア」訪問美容師
    大隅伸枝(おおすみ のぶえ)さん

    19歳から30歳までヘアサロンで勤務。その後出産を機に一度退職するが、元同僚で「しあわせづくり株式会社」現社長の桑田さんから誘われたことをきっかけに復帰。子育てをしながら「ハーブヘア」で訪問美容師や広報として活躍している。[/btp_box]

    ▽「ハーブヘア」の訪問美容師、大隅さんのインタビュー記事はこちら

    今回大隅さんが訪問したのは、サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン高須」。次の2名の利用者さんへの施術の様子をご紹介します。

    [btp_box]町田さん(90代女性)
    「ハーブヘア」利用歴:約3年半
    オーダー:カット

    大隅さんが町田さんを「お母さん」と呼ぶほど、まるで本当の家族のような信頼関係を築いておられます。[/btp_box]

    [btp_box]小川さん(80代女性)
    「ハーブヘア」利用歴:約3年
    オーダー:カット・カラー

    大隅さんとのスケジュールが合わない場合は施術日程をずらすほど、大隅さんの技術を信頼されています。[/btp_box]

    機材・器具の搬入・設営

    キャスター付きカートで施術道具を運ぶ大隅さん

    [btp_box]大隅さん「訪問先へは基本的に車で移動し、機材や器具などの施術に必要なツール一式をキャスター付きのカートに入れて搬入します」[/btp_box]

    ピンクのクロス・お花などで癒し空間を演出 ※イメージです

    施設での施術においては、施設ごとに機材や器具の設営を許可されたスペースがあるそうです。「Sグラン高須」では食堂兼談話スペースで施術を行います。

    [btp_box]大隅さん「心地のいい空間を演出するために、お花を飾ってアロマを炊き、ヒーリング音楽を流します。どんな場所であっても、美容院のようなリラックスできる雰囲気づくりを大切にするのが『ハーブヘア』のこだわりです」[/btp_box]

    談話室の一角にシャンプー台を設置

    キャスター付きのカートも、設営後は簡易のシャンプー台に早変わり!

    [btp_box]大隅さん「このシャンプー台は『ハーブヘア』のオリジナルなんです。訪問先でもヘアサロンと変わらない施術やサービスを提供するために、機材づくりにも力を入れています」[/btp_box]

    カウンセリング

    カウンセリングの様子(町田さん)

    まず、事前にいただいたオーダー内容をもとにカウンセリングを実施します。

    [btp_box]大隅さん「施術メニューやスタイルの確認など、ご希望をしっかりとヒアリングします。通常のヘアサロンと同じです」[/btp_box]

    カット

    カットの様子(小川さん)

    カウンセリングで仕上がりイメージが固まったら、いよいよカットへ。

    [btp_box]大隅さん「私の場合は主に3本のはさみを使い分けて、利用者さんの雰囲気に合うようなヘアスタイルに仕上げていきます」[/btp_box]

    バリカンを使用する様子(町田さん)

    カットでは、2~3ヶ月先を見越したヘアスタイルを意識することも大切だそう。

    [btp_box]大隅さん「『ハーブヘア』では、次回の施術までに全体のバランスが崩れないようなカットを施します。女性の利用者さんでも、襟足のカットには小型のバリカンを使用することが多いですね」[/btp_box]

    カラー

    カラーの様子(小川さん)

    [btp_box]大隅さんカラーリングはヘアマニキュアを使用します。小川さんの場合は2ヶ月に1度の頻度でカラーのオーダーが入ります」[/btp_box]

    手際良くヘアマニキュアを塗布したのち、ラップで頭全体を覆って少し置きます。その間も大隅さんと小川さんの楽しいおしゃべりは止まりません♪

    シャンプー

    シャンプー台への移乗を介護スタッフさんが介助している様子(小川さん)

    ヘアマニキュアを流すため、シャンプー台へ。利用者さん自身での移動が難しい場合には、訪問美容師ではなく、施設の介護スタッフさんの介助によって移乗を行います。

    シャンプーの様子(小川さん)

    [btp_box]大隅さん「お風呂場からもらってきたお湯でシャンプーします。移乗は施設の介護スタッフさんが行ってくださるので、私たちが身体的な介助をすることはありません」[/btp_box]

    [btp_line]訪問美容師は身体介助を行うことはない[/btp_line]、というのが大きなポイント!訪問美容師に介護系の資格や経験は一切必要ないそうです。

    ブロー

    ブローの様子(町田さん)

    [btp_box]大隅さん「前髪やサイドヘアをふんわりと仕上げ、女性らしさを演出するのがポイントです」[/btp_box]

    径が小さめのロールブラシを使用し、ふんわりとしたシルエットに仕上げられていました。

    お顔そり・メイク

    リップメイクの様子(町田さん)

    [btp_box]大隅さん「お顔そりには、ペンシルタイプの電気シェーバーを使用しています。さらにベースメイクとしてベビーパウダーをのせ、眉・口紅・チークのポイントメイクを施して完成です。メイクをすると、どの利用者さんも心から湧き上がるような笑顔を見せてくださいます」[/btp_box]

    メイクは女性の利用者さんを対象としていますが、男女ともに素敵なスタイリングを演出するのが腕の見せどころです!

    写真・メッセージカードの提供

    写真撮影の様子(町田さん)

    すべての施術が終わったら利用者さんにお花を持ってもらい、スマートフォンで記念撮影。

    プリントアウトの様子(町田さん)

    [btp_box]大隅さん「写真はポータブルプリンターを使ってその場で印刷し、メッセージカードを添えてプレゼントしています」[/btp_box]

    こういった細やかなサービスは「ハーブヘア」ならではのこだわり。キレイになった姿を残すことは、[btp_line]利用者さんの満足度向上につながっている[/btp_line]ようです。

    【常連利用者さんの声】訪問美容サービスが生きる活力に!

    今回モデルとして協力していただいた町田さんと小川さんに、施術の感想を伺いました。

    町田さん「自分で自分を楽しまなくっちゃ!」

    [btp_box]町田さん2ヶ月に1度の訪問美容の時間をとても楽しみにしています。それに、施術中の大隅さんとのおしゃべりも楽しくて!これからも、髪の毛のおしゃれは大隅さんにお願いします。何歳になっても、自分で自分を楽しまなくちゃ!」[/btp_box]

    おしゃべりによって、大隅さんからよい刺激をもらっているという町田さん。[btp_line]「ハーブヘア」のサービスが、生きる活力になっている[/btp_line]ことが表情からも伺えました。

    小川さん「身も心もシャキッとする!」

    [btp_box]小川さん「大隅さんのカットがとにかく好きで、すべてお任せ!施術の次の日も髪の毛がフワッとしていて、スタイリングがすごくラクなの。施術を受けると、見た目がキレイになるだけじゃなく、気分までシャキッとするんです!」[/btp_box]

    小川さんは[btp_line]特別なイベントとして、訪問美容の日をとても楽しみに[/btp_line]されています。

    【求人】コンセプトは「美と癒し」!訪問美容「ハーブヘア」で働く魅力とは?

    さらに大隅さんには、「ハーブヘア」で働く魅力も教えていただきました。

    理美容院へ行くことが難しい方へキレイと感動を届けられる

    [btp_box]大隅さん「ヘアサロンへ行くのが難しい方に、『おもてなしの心』でキレイと感動を届けられるのが訪問美容師のやりがいです。また、訪問美容師を目指すうえで、介護に関する特別な資格は必要ありません。」[/btp_box]

    場所を問わず、美で癒しを提供できる訪問美容。美容師免許または理容師免許があれば従事できるお仕事です。

    訪問美容未経験・ブランクのある方でもOK!最低2ヶ月は先輩が同行

    [btp_box]大隅さん「入社後2ヶ月間はリーダーが同行しますが、その後も各々に合わせて同行期間を延長できます」[/btp_box]

    業界未経験者やブランクがある方でも活躍できるのが「ハーブヘア」の魅力です。先輩スタッフの手厚いサポートにより、身体に何らかの障がいがある方や長時間の座位が難しい方にも配慮しながら施術するなど、訪問美容ならではのノウハウをしっかりと習得することができます。

    【求人】訪問美容「ハーブヘア」ではパートで働く美容師・理容師を大募集!

    1件1時間の勤務から相談可能、有休もしっかりと取れる「ハーブヘア」なら、家庭と両立しながら理美容師として活躍することができます。

    [btp_box]大隅さん「『ハーブヘア』には小さな子供がいる人や、家族の介護をしている人も多く働いていますよ。弊社の思いに共感してくださる方、ぜひ一緒にお仕事しませんか?」[/btp_box]

    新しい環境でさらにスキルアップを図りたい方は、ぜひチャレンジしてみてください。

    「ハーブヘア」には利用者さんもスタッフも夢中になる魅力が満載!

    訪問美容「ハーブヘア」は、施術だけでなく心温まるサービスにより癒しを提供しています。実際に「ハーブヘア」を利用している町田さん・小川さんはそのサービスに夢中!柔軟な働き方ができる「ハーブヘア」で、大隅さんのように訪問美容師として新しいステップを踏み出したい方は、ぜひ「しあわせづくり株式会社」の求人情報をチェックしてみてくださいね。

    【しあわせづくり株式会社】

    事業所所在地 広島市安佐南区西原3-11-1-1
    電話 0120-931-814(お問い合わせ用フリーダイヤル)
    公式HPhttps://www.herb-hair.com/
    ハーブヘア公式サイトhttps://www.herb-hair.com/訪問美容/
    Instagram@herb___hair

    ▽訪問美容「Herb Hair」公式LINEはこちらから

  • おやつレクにも最適!高齢者に喜ばれる栗おやつレシピ5選

    おやつレクにも最適!高齢者に喜ばれる栗おやつレシピ5選

    ホクホクとした食感と優しい甘さが特徴の栗は、炊き込みご飯にしたりスイーツにしたりと、味わい方もいろいろ。栗は栄養価も高く、介護施設での食事に積極的に取り入れたい食材のひとつです。そこで今回は、介護施設でのおやつにぴったりの栗レシピを5つ紹介します。栗スイーツを利用者さんに味わってもらうおやつレクの機会を、ぜひ設けてみてはいかがでしょうか。

    栗をおやつに!栗の豆知識をチェック

    まずは、栗の豆知識をご紹介します。

    実は栄養たっぷり!栗に含まれる栄養素は

    栗は美味しいだけでなくたくさんの栄養が含まれている食材です。栗の代表的な栄養素には、以下のようなものが挙げられます。

    • ビタミンB1…疲労物質が溜まるのを防止する
    • ビタミンC…肌の弾力を保つ
    • 食物繊維…水に溶けにくい不溶性食物繊維で腸内環境を改善
    • カリウム…体内の余分なナトリウムを排出する働きで高血圧やむくみ対策に効果的

    これ以外にもさまざまな栄養素が含まれている栗は、老化や高血圧、肥満の防止など、高齢者の方にうれしい効果もたくさん。栗の美味しい時期には、積極的に取り入れたい食材です。

    また、渋皮はポリフェノールのひとつであるタンニンが豊富です。老化を防ぐ、動脈硬化を予防するといった働きもあるため、渋皮を一緒に食べられるよう調理するのもいいでしょう。

    美味しい栗の選び方と保存方法

    美味しい栗は、皮と重さで見分けます。皮はふっくらとしてハリや光沢があるものを選びましょう。色が濃く虫食い穴がないものがおすすめです。古い栗は水分が減って重みが減っています。重みがあるものは鮮度が高く美味しい可能性が高いでしょう。

    生の栗は乾燥しやすく、常温でそのまま置いておくとやせて風味も抜けてしまいます。栗を保存するときは、冷蔵もしくは冷凍しましょう。冷蔵の場合は、新聞紙などに栗を包み、ジップ付きビニール袋などに入れてチルド保存です。2~3日に1回新聞紙を取り替えると1ヶ月ほど保存できます。栗は皮をむいてしまうと保存期間は2~3日ほどと日持ちしないので、すぐに食べないなら皮つきのまま保存するのがおすすめです。

    栗を皮つきのまま冷凍すると、半年ほど保存できます。よく洗って水気を取った栗を新聞紙で包み、ジップつきビニール袋などに入れて冷凍庫に入れましょう。事前に茹でておくと、調理の時短にもなります。茹でた栗の粗熱を取り、水気をふき取ったらラップなどで包み保存容器に入れて冷凍庫で保存。なお、茹でた栗を冷凍する場合、保存期間は3ヶ月ほどと皮つきのものよりも短くなります。

    利用者さんも喜ぶ!栗を使った手作りおやつ

    栗を使った手作りおやつのレシピをいくつかチェックしていきましょう。

    おすすめ栗おやつレシピ1.栗プリン

    市販のマロンペーストを使えば、栗風味のプリンが簡単に作れます。

    <材料/2個分>

    • マロンペースト 100グラム
    • 生クリーム 100ミリリットル
    • 牛乳 100ミリリットル
    • ゼラチン 5グラム
    • 水 50ミリリットル

    <作り方>

    1. 水の入った耐熱器にゼラチンを振り入れ、電子レンジで30秒ほど加熱してゼラチンを溶かす
    2. マロンペーストと生クリーム、牛乳を入れて混ぜる
    3. ゼラチンを加えてよく混ぜたらカップに流し入れる
    4. 冷蔵庫で1~2時間冷やして完成

    生クリームやフルーツ、ミントなどでトッピングするのもおすすめです。

    おすすめ栗おやつレシピ2.モンブラン

    作るのが難しそうな印象のモンブランは、簡単なレシピで取り入れてみましょう。

    <材料/3個分>

    • 市販の蒸しパン 3個
    • むき甘栗 120グラム
    • 水 大さじ2
    • 砂糖 大さじ2
    • 牛乳 大さじ4
    • バニラエッセンス 3滴
    • 市販のホイップクリーム 適量

    <作り方>

    1. 耐熱ボウルにむき甘栗と水を入れラップして電子レンジを600wで3分加熱する。
    2. やわらかくなったら1と砂糖、牛乳、バニラエッセンスをフードプロセッサーに入れて滑らかになるまで混ぜる
    3. 蒸しパンにホイップクリームを絞る
    4. 2のモンブランクリームを絞り袋に入れ、ホイップクリームの上に絞って完成

    市販の蒸しパンにモンブランクリームを絞るだけの、簡単モンブラン!生クリームやモンブランクリームを絞る工程は利用者さんにお任せ。むき甘栗は全部クリームにせず、いくつか残しておいて上に乗せるのもいいでしょう。

    おすすめ栗おやつレシピ3.栗のパウンドケーキ

    栗の甘露煮を使えば、いつものパウンドケーキが簡単に栗の味わいに。

    <材料/横16.5×縦7×高さ5.5センチのパウンド型1台>

    • ホットケーキミックス 150グラム
    • 栗の甘露煮 8粒
    • 無塩バター 90グラム
    • 砂糖 40グラム
    • 卵 2個

    <作り方>

    1. 栗の甘露煮を半分粗く刻む
    2. ボウルに無塩バターと砂糖を入れよく混ぜる
    3. 溶いた卵を3回に分けて入れ、さらに混ぜる
    4. 3が白っぽくなったら1とホットケーキミックスを入れ、ゴムベラでさっくりと混ぜる
    5. 型の半分まで生地を入れ、刻んでいない栗の甘露煮を並べて残りの生地を流し入れる
    6. 170℃に温めたオーブンで10分焼き、包丁で表面の真ん中に切れ目を入れて再度オーブンで25分焼いたら完成

    焼きあがったあとは竹串を刺し、生地が付いてこなければOKです。刻んだ栗と丸ごとの栗を両方入れると、どこを食べても栗が楽しめます。

    おすすめ栗おやつレシピ4.栗きんとん

    材料は3つのみというシンプルな栗きんとんは、栗の自然な甘さを楽しむおやつです。

    <材料/15個分>

    • むき栗 350g
    • 砂糖 40g
    • 塩 少々

    <作り方>

    1. 耐熱容器に栗を入れふんわりラップをかけて600wの電子レンジで2分加熱する
    2. 1に砂糖と塩を入れ、粒が少し残るくらいに潰す
    3. ラップで包み丸くして完成

    工程も少なく簡単なので、利用者さんと一緒に作るおやつレクにするのもおすすめです。パサつくようなら水を足して、お好みの硬さになるよう調整してみましょう。

    おすすめ栗おやつレシピ5.栗ぜんざい

    肌寒い季節にぴったりのぜんざいに栗を入れ、ひと味違った味わいを楽しむのもいいでしょう。

    <材料/2人分>

    • むき栗 お好みで
    • 茹であずき缶 1缶(165グラム)
    • 水 150ミリリットル
    • 塩 少々

    <作り方>

    1. 茹であずきを水が入った鍋に入れ火にかける
    2. 沸いたら中火にしてアクを取りながら煮詰めてとろみがついたら火を止め、塩を少々入れる
    3. むき栗を入れて完成

    甘みが足りないようなら砂糖を加えましょう。利用者さんの食形態に合わせてまるごとの栗や細かく刻んだ栗、ペーストの栗を用意して、ぜんざいにトッピングするといいかもしれません。

    栗スイーツでおやつレクを楽しもう!

    栄養たっぷりの栗は、利用者さんにも積極的に食べてもらいたい食材のひとつ。そのままの栗が食べにくい利用者さんには、ペーストにしたり刻んだりと工夫するといいでしょう。和のおやつや洋のおやつと、調理次第で全く違う味わいが楽しめるのも栗の魅力です。今回のレシピをおやつレクに活用して、栗をおいしく味わってもらいましょう。

  • 高齢者のインプラント治療。こうの歯科・矯正歯科(広島市安芸区)にメリットや注意点を聞きました

    高齢者のインプラント治療。こうの歯科・矯正歯科(広島市安芸区)にメリットや注意点を聞きました

    広島市安芸区矢野エリアを中心に、幅広い世代から信頼を集める「こうの歯科・矯正歯科」。今回は、歯を失った患者さんが噛む機能を取り戻すための「インプラント治療」について、数々の症例に取り組む河野院長にお話を伺いました。高齢者がインプラント治療を受けるメリットや注意点のほか、「こうの歯科・矯正歯科」の求人情報や職場環境についてもまとめました。高齢者の口腔ケアに関わる方、歯科業界で転職を考えている方はぜひチェックしてください。

    JR矢野駅近く!地域で親しまれる「こうの歯科・矯正歯科」(広島市安芸区)

    「こうの歯科・矯正歯科」は広島・矢野エリアの“町の歯医者さん

    JR呉線「矢野」駅から徒歩約8分、国道31号線近くの好立地にある「こうの歯科・矯正歯科」。一般歯科から小児歯科、矯正歯科、インプラント治療・訪問歯科診療など、口腔内の悩みを何でも相談できる総合歯科医院です。痛みに配慮した治療とリラックスして診察を受けられる温かなコミュニケーションが評判で、地域に必要不可欠な存在となっています。

    [btp_box back=”on”]河野信也院長プロフィール
    広島市安芸区矢野生まれ。1999年に広島大学歯学部卒業、2003年に広島大学大学院歯科矯正学修了(博士号取得)。アメリカ・フロリダ大学に7ヶ月研究留学。2013年に「こうの歯科・矯正歯科」を開院。[/btp_box]

    河野信也(こうのしんや)院長は、「生まれ育った矢野で地域医療に貢献したい」という思いを持ち、地元で開業。虫歯や歯周病治療をはじめとした幅広い診療に向き合う中、機能性・快適性にこだわったインプラント治療にも注力し、多くの患者さんの噛める喜びに貢献しています。


    インプラントの無料相談を実施

    歯科治療における「インプラント」とは、「人工歯」のこと。体になじみやすい材料で作られた「人工歯根」をあごの骨に埋め込み、その上からセラミック製の「人工歯」を装着するという治療内容で、歯を失った患者さんの選択肢の一つとして普及しています。

    院内で使われているCT

    「こうの歯科・矯正歯科」では、気軽に治療の選択肢を広げてもらいたいという思いから、CT撮影を含むインプラントの無料相談を実施。丁寧なカウンセリングとともに、口内と身体の健康状態を診査し、インプラント治療を行えるか的確に判断してもらえます。

    【高齢者とインプラント治療】メリットや注意点について河野院長にインタビュー

    Q 高齢者が、歯を失ったまま放置した場合、どのようなリスクがありますか?

    [btp_box]河野院長

    「歯を失ったまま放置していると、食べ物をよく噛めなくなるばかりか、空いた部分に汚れが溜まりやすくなるため、虫歯や歯周病のリスクが上昇します。

    また、残った歯への影響も多大です。抜けた部分の両隣の歯が内側へ傾いたり、歯が抜けたことで対合歯(あごを閉じた際、上下で対になる歯)が伸びてきたりといった変化が現れて、噛み合わせが崩れていきます。最終的には脱落するため、歯の喪失が加速的に進行してしまいます」[/btp_box]

    Q 歯を失った高齢の患者さんには、どのような治療の選択肢がありますか?

    [btp_box]河野院長
    「歯を失った方に対する治療法としては、義歯・ブリッジ・インプラントの3つがあります」[/btp_box]

    義歯・ブリッジ・インプラントの特徴

    義歯(入れ歯)ピンクの床部分と人工歯からできている。床部分はレジン床・金属床・シリコンデンチャーの3種があり、使い心地などが異なる。
    ブリッジ歯を失った箇所の両隣の歯を削り、人工歯と両隣に被せる冠が一体になった装置を装着する。
    インプラントあごの骨に人工歯根を埋め込み、上からセラミック製の歯冠を被せる。

    それぞれの治療法の主なメリット・デメリットをご紹介します。

    義歯・ブリッジ・インプラントのメリット

    義歯(入れ歯)・レジン床は保険適用
    ・維持する歯を削らなくてよい
    ・ブリッジよりも維持する歯への負担が少ない
    ブリッジ・保険適用(※制約あり・材質にもよる)
    ・義歯と違い、取り外す必要がない
    インプラント・自分の歯のようにしっかり噛める
    ・他の残存歯に負担がかからない
    ・自然で美しい見た目

    義歯・ブリッジ・インプラントのデメリット

    義歯(入れ歯)・取り外して手入れをする手間がかかる
    ・バネなど、見た目に違和感を覚えるケースが多い
    ブリッジ・両隣の歯を削る必要がある
    ・歯周病や虫歯のリスクが高まるケースがある
    インプラント・費用が高い(こうの歯科・矯正歯科では1本35万円)
    ・外科的治療となるため、不安を感じる方も多い

    インプラント治療は自由診療となるため、高額な治療費が多くの人の懸念材料となりがちです。しかし、場合によっては「医療費控除」が適用され、申請すれば税金から治療費の一部が戻ってくる可能性も。
    治療費について不安な方は、医療費控除についてもクリニックに相談してみるといいでしょう。

    訪問歯科診療の様子

    訪問歯科診療で、インプラント治療を受けることはできますか?

    [btp_box]河野院長
    「訪問歯科診療でのインプラント治療は難しいため、外来に限定しております。
    当院では術後に必ずCT撮影を行い、適正な位置にインプラントが埋入されたか確認していること、インプラント専用の埋入器具を使用することがその理由です」[/btp_box]

    ▼「こうの歯科・矯正歯科」の訪問歯科診療について詳しくはこちら

    Q インプラントに年齢制限(上限)はありますか?

    [btp_box]河野院長
    「年齢の上限は定められていません。当院でインプラント治療を受けられた最高齢の方は81歳です。外科治療に耐えられるだけの体力と、インプラントの土台となる骨があれば、高齢であっても可能と考えています」[/btp_box]

    Q 高齢の患者さんがインプラント治療を受けるメリットとは?

    [btp_box]河野院長
    「しっかり噛んで食べられるようになることで健康増進につながり、認知症の予防にもなります。さらに他の残存歯に対する負担を軽減し、ご自身の歯を残していけることは大きなメリットです」[/btp_box]

    近年、噛むことと脳の活性化は大いに関係することが分かってきており、しっかり噛めなくなることで認知症のリスクが高まるといわれているそう。
    また、自分の歯をできるだけ長く残せることは自信にもつながります。インプラント治療は、口内にとどまらず心身の健康にも良い影響をもたらすのですね。

    Q 高齢の患者さんがインプラント治療を受ける際の注意点は?

    [btp_box]河野院長
    「高齢の方の場合、持病によっては、インプラント治療によってリスクが生じる可能性もあるため、注意が必要です。
    インプラント治療が難しいケースとして、糖尿病や骨粗鬆症、1日10本以上吸う喫煙者の方が該当します。また、服用している薬によっても受けられないことがあります」[/btp_box]

    「こうの歯科・矯正歯科」では、事前のカウンセリングで全身疾患や服薬に対する問診を慎重に行い、インプラント治療が行えるかを診断しているそう。

    [btp_box]河野院長
    「カウンセリング時にはインプラント以外の治療法との比較も行い、一人ひとりに適したアプローチ法を提案します。リスクについてもしっかりとご説明しますので、安心してご相談ください」[/btp_box]

    【求人情報】口腔ケアを通じ地域貢献できる「こうの歯科・矯正歯科」

    子育て中のスタッフも多数!働きながらスキルを磨ける環境

    「こうの歯科・矯正歯科」は、[btp_line]ワークライフバランスに配慮された環境[/btp_line]が整っており、複数の[btp_line]女性歯科医師・歯科衛生士が活躍中[/btp_line]です。働きやすさのポイントは以下のとおり。

    家庭・育児と両立しやすい

    時短勤務など希望の[btp_line]働き方を柔軟に選ぶことができ、小さな子供を育てながら働くスタッフも多く在籍[/btp_line]しています。「お互いさま」の気持ちが根付いた環境で、安心して業務に取り組むことが可能です。

    実際に子育て中のスタッフの方からは、「子供の体調不良などで迎えが必要になった際には、すぐに駆けつけることができる」、「学校行事などに無理なく参加できる」という声が集まっています。何かと不安を抱えがちな仕事と育児の両立ですが、「こうの歯科・矯正歯科」なら気持ちに余裕を持って働くことができるでしょう。

    充実した研修制度でスキルを磨ける

    院内外の研修が充実しており、[btp_line]働きながらスキル向上[/btp_line]が図れることも特徴です。一般歯科・小児歯科をはじめ、地域の高齢者のもとへ歯科診療を届ける訪問歯科など、幅広く診療を行っていることから、さまざまな知識・技術を身に付けられます。

    活躍中の歯科医師・歯科衛生士からは、「高い意識を持つ仲間と意見交換することで成長できる」「訪問歯科衛生士は、施設にいる多職種の方と関わりながら、広い視野で患者様に寄り添える」「矯正治療の実績が豊富な河野院長に直接、専門技術を学ぶことができる」といった、スキルアップできる職場環境に満足しているという声が多数。
    また、河野院長を筆頭に気さくで温かな人柄のスタッフが揃っているため、悩みや疑問を何でも質問できるのだそう。

    ライフステージの変化などによって一度仕事を離れた方も、前向きにキャリアップしていけるでしょう。

    ▼女性も働きやすい「こうの歯科・矯正歯科」の職場環境はこちらをチェック

    歯科医師・歯科衛生士募集中!詳しくは公式サイトへ

    現在、「こうの歯科・矯正歯科」では[btp_line]歯科医師と歯科衛生士を募集中[/btp_line]です。
    まずはお気軽にお問合せください。
    採用について、詳しくは公式サイトをチェックしてくださいね。

    専門性の高いインプラント治療で高齢者に快適な生活を

    地域に貢献する歯科クリニックとして、幅広い治療の選択肢を提供する「こうの歯科・矯正歯科」。初めはためらう方が多いというインプラント治療も、真摯なカウンセリングやCT検査によって、不安が安心に変わっていくといいます。口内のみならず、全身の健康や生活のクオリティも重要視した治療が、患者さんからの信頼と歯科医師・歯科衛生士の高い意欲につながっているのですね。

    【こうの歯科・矯正歯科】

    所在地  広島市安芸区矢野東4丁目4-27(JR矢野駅・南口から徒歩8分)
    電話番号0120-218-422 ※予約制
    診療時間【月・火・水・金】9:00〜13:00/14:30〜18:30
    【土曜日】9:00〜13:00/14:00〜17:00
    【休診日】木曜・日曜・祝日
    診療科・各種サービス一般歯科、矯正歯科、小児歯科、訪問歯科診療、インプラント、入れ歯(義歯)、ホワイトニング
    公式サイトhttps://kono-dental.jp/ki

  • 【老人ホームの新年会】出し物のおすすめ10選!メリットも解説

    【老人ホームの新年会】出し物のおすすめ10選!メリットも解説

    年が明けて老人ホームでの最初の大きなイベントといえば、新年会です。新しい年を良い形でスタートするためにも、新年会の出し物で利用者さんの気持ちを盛り上げたいですよね。しかし、新年会にふさわしい出し物とはどのようなものなのか、選ぶのが難しいとお悩みの方も少なくないはずです。そこで今回は、そもそも老人ホームの新年会で行う出し物にはどのようなメリットがあるのか、老人ホームの新年会におすすめの出し物を厳選してご紹介します。

    老人ホームの新年会で出し物をするメリットは?

    老人ホームで開催される新年会で、出し物をする主なメリットは3つです。どのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

    季節の変化を感じることができる

    老人ホームの場合、利用者さんは施設内で過ごす時間が長いため、外出する機会が少なくなりがちです。外出が減ることで日々が単調になり、季節を感じにくくなっている場合もあるでしょう。新年会を開催し新年にふさわしい出し物をすることで、利用者さんに季節を感じてもらえるメリットがあります。出し物を通して、明るく楽しく過ごし、これから始まる1年をより良いものにしようと前向きな気持ちでスタートできるでしょう。

    認知症予防や筋力低下の抑制などに繋がる

    老人ホームの新年会では、ただ楽しいだけの出し物ではなく、日常生活の中で使わない頭を使うもの、または体を少しでも動かすものなどを選ぶと良いでしょう。季節を感じながら頭を使う出し物をすれば、脳が活性化され認知症の予防にも繋がるメリットがあります。または、季節を感じながら体を動かす出し物をすれば、筋力の低下を抑制する効果も期待できるでしょう。頭を使う出し物・体を動かす出し物を通じ、利用者さんが若々しい気持ちを取り戻すことができるはずです。

    コミュニケーションの促進

    住み慣れていた自宅や家族とも離れて老人ホームで生活をしている利用者さんたちは、日頃から寂しさや孤独を感じている場合もあるでしょう。老人ホームでの生活の中でも、新年会の出し物にみんなで参加することによって、介護スタッフと利用者さんや、利用者さん同士のコミュニケーションの促進になるメリットがあります。出し物を通して、自然に参加者同士が交流を深めることで、老人ホームでの生活がより充実したものになるでしょう。

    老人ホームの新年会におすすめの出し物10選

    ここからは、老人ホームの新年会の出し物のおすすめを10個紹介します。どれも簡単にできるものなので、高齢の利用者さんでも挑戦しやすいものばかりです。ぜひ、老人ホームの新年会の出し物の参考にしてくださいね。

    新年の抱負や目標を書く「書初め」

    年に1度行われる書初めは、高齢の利用者さんにも馴染み深い日本の正月行事です。書初めは、年が明けて初めて毛筆で文字を書くことで、これからスタートする1年の目標や新年に向けた抱負などを決める意味があります。老人ホームの利用者さんたちが、それぞれ思い思いの新年にぴったりな言葉を考えることで、頭を使うこともできるでしょう。また、毛筆で文字を書くことによって指先に集中し、手を動かすことで脳の活性化も期待できます。

    1年の願いを込めて「絵馬書き」

    絵馬は、祈願するときや願いが叶った際のお礼として奉納するもので、初詣に行う方が多いものです。絵馬書きでは、絵がプリントされた表面ではなく、無地の裏面に願いを書きます。老人ホームで生活している利用者さんは、なかなか神社やお寺に行けないため、新年会で絵馬書きを行うことで、初詣に行った気分を味わうことができるでしょう。書初めと同様、絵馬に書く言葉を考え、手を動かすことで脳の活性化に繋がります。

    新年の運勢をみんなで占う「おみくじ」

    初詣などの参拝でおみくじを引き、運勢を占う方も多いですよね。老人ホームの新年会でおみくじをすれば、絵馬書きのように神社やお寺に初詣に行ったような気分を味わうことができるでしょう。実際のおみくじでは、大吉から凶までの運勢が記載されていますが、老人ホームの新年会ではアレンジしたおみくじを作るのもおすすめです。例えば、景品つきのおみくじにして、利用者さん同士でどんな景品が出るのか会話をしながら楽しんでもらっても良いでしょう。アイデア次第で、さまざまな楽しみ方ができそうです。

    新年の初笑いに「福笑い」

    お正月の定番の遊びとして知られる福笑いは、高齢の利用者さんも懐かしさを感じる方が多い遊びでしょう。一般的には、おかめやおたふくの顔の輪郭を描いた用紙の上に、目・鼻・口などの顔パーツを散らして、目隠しをした方がそれぞれ好きな位置にパーツを置くゲームです。目隠しをしているため、予想もしなかった場所に顔パーツが配置され、思わず参加者みんなで笑ってしまいます。完成した福笑いの顔の面白さを笑い合う遊びです。笑うことで、利用者さんたちの気持ちも前向きになり、体と健康にも良い影響を与えるでしょう

    お正月の縁起物「こま回し」

    こまは真っ直ぐに芯が通って回り続けるため、物事が円滑に回る・お金が回るなど、縁起物として考えられ、昔からお正月遊びとして取り入れられていました。子供の頃にこま回しをしていた高齢の利用者さんも、少なくないはずです。こま回しをする際は、長く回すために指先や腕の動きに集中するため、脳の活性化にも繋がるでしょう。

    脳トレにも最適なお正月遊び「カルタ・百人一首」

    日本で昔から愛されてきた伝統的なお正月遊びが、カルタや百人一首です。和歌やことわざが書かれたカルタや百人一首は、頭を使いながら楽しむゲームなので、脳トレにもぴったり。読手が読む短歌の上の句を聞き、相手よりも先に札が取れるか競うものなので、老人ホームの新年会では、勝った方に何か景品を用意しておくのも良いでしょう。

    懐かしの歌で盛り上がる「新春カラオケ大会」

    老人ホームの出し物として人気の高いカラオケ。感情表現が苦手な利用者さんも歌うことで笑顔になるきっかけを与えてくれます。また、歌うことで脳に刺激を与えて認知症の予防に繋がり、心肺をしっかり使うため、身体機能を活性化することも期待できるでしょう。新年会でカラオケの出し物をするなら、新年カラオケ大会がおすすめ。高齢の利用者さんたちからのリクエストを聞き、懐かしの歌を歌ってもらうと良いでしょう。

    お正月といえば「餅つき大会」

    お正月に欠かせないものといえば、お餅。せっかくなら、杵と臼を準備して餅つき大会はいかがでしょうか。介護スタッフと利用者さんで、大きな掛け声を出しながら餅つきをすると、ストレス発散にもなりますよ。また、利用者さんのなかに餅つきができそうな方がいらっしゃったら、ケガに気を付けながら実際に餅つきをしてもらうのもおすすめです。杵と臼が準備できない場合は、餅つき機を使って餅を作り、みんなで餅をこねるというのも楽しいでしょう。
    ただし、つきたてのお餅を食べる際は、喉に詰まらないように、注意喚起をするとともに、小さく切るなどの工夫をして提供するようにしてください

    段ボールで簡単に作れる?!「獅子舞」

    獅子舞は日本の伝統芸能で、獅子に頭を噛まれると邪気や厄を払ってくれて縁起が良いといわれています。また、初詣で獅子に噛まれると、1年間幸せに暮らせるといういい伝えも。これは「噛みつく」が「神つく」ともいい換えられることにも関係しています
    そのため獅子舞は、新年会のイベントにぴったり。しかし、本物の獅子舞を購入しようと思うと費用がかかってしまいます。そこでおすすめの方法が、段ボールで作る獅子舞です。段ボールを組み合わせて獅子の頭を作り、色紙や布、ビニール紐などでデコレーションすれば、簡単に作ることができます。

    みんなで初笑い「落語」

    「笑う門には福来る」ということで、新年の初笑いのために落語イベントを開催するのもおすすめです。「笑う」という行為は、健康につながるともいわれています。
    実際に落語家さんや落語イベントを開催している方を呼ぶのも良いですが、介護スタッフが落語を練習して披露するのも盛り上がって良いでしょう。身近な方が頑張る姿を見ると、みんなで応援したくなるものです。また、落語に興味のある利用者さんにお願いし、落語の練習をして披露してもらうというのもおすすめ。練習に前向きに取り組むことで、利用者さんがポジティブになれるかもしれません。他の利用者さんが、利用者さんの落語で刺激を受けることもあるかもしれませんね。

    老人ホームの新年会は出し物で楽しく演出しよう!

    老人ホームの新年会におすすめ出し物を10個ご紹介しました。今回紹介した出し物は、準備物も少なく気軽に挑戦できるものばかりです。出し物には、季節を感じてもらうためや認知症予防・筋力低下の抑制、またはコミュニケーション促進などのメリットがあります。出し物を楽しんでもらうことで、利用者さんが新年を明るく楽しい気持ちで迎えることができるはずです。ぜひ、参考にしてくださいね。

  • あと会グループ「でじま・くにくさ」住環境のこだわりは?非常勤の“お仕事サポーター”にも注目

    あと会グループ「でじま・くにくさ」住環境のこだわりは?非常勤の“お仕事サポーター”にも注目

    広島市を中心に多数の介護施設を運営する「あと会グループ」。“ご利用者第一の施設づくり”に注力しており、施設ごとにコンセプトやデザインが異なることが特徴です。今回は、数ある施設の中から、広島市南区にある「でじま・くにくさ」の住環境に注目!「でじま・くにくさ」は、個性あふれる近代的なデザインが魅力の都市型施設です。

    また、住環境の整備には欠かせない「あと会グループ」独自の非常勤職種、「お仕事サポーター」についても詳しくご紹介します。

    【あと会グループ】やすらぎのある住環境を提供

    [btp_line]広島市安芸区阿戸町に本部を置く「あと会グループ」[/btp_line]は、広島市内に37の介護施設・事業所を展開するグループです(2023年11月時点)。まずは、「あと会グループ」のこれまでの歩みをご紹介します。

    40年以上にわたり広島の福祉を支える「あと会グループ」

    「あと会グループ」の歴史は、1977年10月に広島市安佐北区にて開設された「横山外科・胃腸科」から始まります。同院は、「あと会グループ」現理事長であり医学博士でもある横山吉宏氏によって立ち上げられました。1988年11月に法人化され、「医療法人社団あと会」を設立。

    その後、徐々に長期的な入院を要する高齢の患者さんが増えてきたことから、1993年8月、横山氏の出身地である広島市安芸区阿戸町にて特別養護老人ホーム「くにくさ宛」を開設。「あと会グループ」の介護事業は、この「くにくさ宛」からスタートしました。

    1996年4月、日本理学療法協会会長・広島大学教授 奈良勲先生よりリハビリテーションの指導を受け、1996年7月に老人保健施設「りは・くにくさ」を開設。同時に、地域診療所「あと・クリニック」の事業もスタートします。

    その後の主な沿革は…
    1999年4月 広島市のモデル事業としてグループホーム「くにくさの家」事業開始
    1999年9月 「くにくさ居宅介護支援事業所」事業開始
    2002年11月 グループホーム「ダーラナやの・くにくさ」開設

    2004年10月 介護老人保健施設「ふかわ・くにくさ」事業開始
    2012年4月 特別養護老人ホームを併設する「介護つき有料老人ホームでじま・くにくさ」事業開始
    2019年9月 訪問リハビリテーション「介護老人保健施設りは・くにくさ」事業開始

    このように、凄まじいスピードでサービス・事業が拡大され、“くにくさ”を冠した施設が次々と誕生しました。今もなお、[btp_line]「あと会グループ」は広島の介護・福祉業界をリード[/btp_line]し続けています。

    “ご利用者第一の施設づくり”が「あと会グループ」のこだわりのひとつ

    「あと会グループ」では、[btp_line]「人生の最期を迎えるその時までその方らしく」[/btp_line]という想いのもと、居心地の良い住環境の整備に力を入れています。あと会の建物のコンセプトは、“ドキドキ”や“わくわく”。生活の中に心地良い刺激を提供できる一方で、なつかしさや安心感をも与えられる――そんな“ご利用者様第一の施設づくり”に情熱を注いでいるそうです。

    ▽「あと会グループ」の概要はこちらから

    元BMWチーフデザイナーがデザインした「でじま・くにくさ」

    「あと会グループ」の施設づくりの一例として、広島市南区にある「でじま・くにくさ」をピックアップ。[btp_line]あと会随一の大規模総合施設[/btp_line]である同施設のデザインの特徴や、魅力についてご紹介します。

    【広島市南区】都市型施設「でじま・くにくさ」の概要

    「でじま・くにくさ」は、広島市中心部から車で15分ほどの場所にある都市型施設です。同一法人で同じ建物内に介護付き有料老人ホーム(40床)と特別養護老人ホーム(90床)を併設させた、広島市内で初の複合型施設だったそう。

    コンシェルジュが常駐し、安心した住まいを提供

    施設のデザインを担当したのは、BMWチーフデザイナーを務めた自動車デザイン界の巨匠クリス・バングル氏。介護・福祉施設とは思えない、まるでホテルのような近代的なデザインが特徴です。また、[btp_line]全個室に洗面・トイレつきのユニット型を採用[/btp_line]。入居者さんのプライバシーや尊厳を守り、自分らしい生活を送ることをサポートしています。

    施設名介護つき有料老人ホーム・特別養護老人ホーム でじま・くにくさ
    所在地広島市南区出島1丁目18-17
    事業内容特別養護老人ホーム
    ショートステイ
    介護付き有料老人ホーム
    デイサービス
    居宅介護支援事業所
    訪問介護事業所

    クラブ活動を行える地域交流スペースを完備

    書道クラブの活動の様子

    1階には、囲碁や書道などさまざまなクラブ活動を行える地域交流スペースがあります。また同スペースには、身体機能を維持向上するためのパワーリハビリ機器を5台完備。入居者さんがリハビリにも積極的に取り組める環境が整えられています。

    [btp_line]「あと会グループ」の施設づくりのポイントは、「ゆとりのある空間」[/btp_line]。スペースを広く使えることは、利用者さんにとってはもちろん、介護スタッフにとっても仕事がしやすい環境であるといえるでしょう。

    理美容室や売店、専用レストランなどを完備

    施設内にある理美容室

    「でじま・くにくさ」には共有の理美容室や売店もあり、施設に居ながらもおしゃれやショッピングを楽しむことができます。

    専用レストラン

    また、「介護つき有料老人ホーム でじま・くにくさ」には専用レストランまで完備。[btp_line]入居者さんがこころ豊かに暮らせる環境[/btp_line]が提供されています。

    都市型施設でありながらリバーサイドの景観で癒しを提供

    デッキから望む広島市街地の夜景

    「でじま・くにくさ」は[btp_line]都市部にありながら、眼前に元安川河口の美しい景色を望める好立地[/btp_line]が魅力です。屋外には河岸遊歩道が整備されており、景観を楽しみながら散歩ができます。

    また、「介護つき有料老人ホーム でじま・くにくさ」には、「くにくさ水族館」の愛称で親しまれる大型の水槽も完備。屋内での散歩も楽しめるよう、ディスプレイにもこだわっているようです。

    【あと会グループ】が独自に採用!家庭に近い雰囲気づくりに欠かせない「お仕事サポーター」

    「あと会グループ」には、「お仕事サポーター」という独自の職種があります。この「お仕事サポーター」が、「あと会グループ」の住環境の整備には欠かせない存在だそうです。

    介護スタッフの業務負担を軽減!「お仕事サポーター」とは?

    「お仕事サポーター」とは、2014年に「でじま・くにくさ」で採用された、[btp_line]専門職種のスタッフをサポートする非常勤職種[/btp_line]のことです。主な仕事内容は、食器洗いや部屋の掃除、シーツ交換などの生活援助。介護スタッフではないため、身体介助は行いません。また、勤務日数や時間を自由に決められることも特徴。「お仕事サポーター」の採用により、[btp_line]介護職員の業務負担が軽減[/btp_line]し、専門分野の仕事に集中できるようになったそうです。

    家庭的な雰囲気で入居者さんに安心感を提供

    「お仕事サポーター制度」の導入は、介護職員の負担軽減だけでなく、家庭的な雰囲気の施設づくりにも一役買っている、というのが「あと会グループ」の考え。実は、「お仕事サポーター」のほとんどは家庭を持つ主婦の方。そんな「お仕事サポーター」が醸し出す家庭的な雰囲気が、入居者さんに安心感を提供できているといいます。

    【求人情報】入居者さんの住環境の整備はやりがいのある職場づくりにも通ずる

    [btp_line]ハード・ソフト両面で、快適・安心な住環境を整備[/btp_line]するあと会グループ。入居者さんの満足度が高い環境で働けることは、介護職員にとっても働きがいや生きがいにつながります。

    また、「お仕事サポーター」として介護現場に触れ、のちに介護スタッフへステップアップするという選択肢もあります。気になる方は、ぜひ一度「あと会グループ」の採用サイトをチェックしてみてください。

    居心地の良い住環境の提供に全力を注ぐ「あと会グループ」

    「あと会グループ」では、“人生の最期を迎えるその時までその方らしく”を実現するために住環境の整備に力を入れています。住環境を充実させることは、入居者さんの満足度に直結するだけでなく、入居者さんの喜ぶ姿によって働くスタッフの意欲をも向上させる好循環を生み出します。「あと会グループ」の取り組みに賛同した現役介護職員の方、介護の仕事に興味を持った方は、ぜひ採用サイトへアクセスしてみてください。

    【医療法人社団あと会グループ本部】

    所在地広島市安芸区阿戸町418-1
    電話番号082-856-0222(代表)
    公式サイトhttps://www.kunikusa.or.jp/
    公式Instagram@atokai_saiyo(あと会 採用担当インスタグラム)
    @atokai_eiyo(あと会 食事関連インスタグラム)

  • 介護施設のおやつレクにも!高齢者に喜ばれる【柿おやつ】5選

    介護施設のおやつレクにも!高齢者に喜ばれる【柿おやつ】5選

    濃厚な甘さと程よい渋みが美味しい柿。実は、栄養価も高いことはご存知でしょうか。熟れ方や調理法によってさまざまな楽しみ方ができる柿は、介護施設の食事にも積極的に取り入れたい食材のひとつです。今回は、そんな柿を使ったおやつレシピをご紹介します。これを読めば、柿が一番美味しくなる時期や柿の栄養価についても詳しくなれるはず。介護施設のおやつレクとしてもおすすめなので、ぜひ参考にしてみてください。

    柿の旬はいつ?

    柿といえば秋の味覚のイメージがありますが、旬の時期は9月~12月頃で秋から冬にかけて美味しくなる果実です。特に、10月~11月頃になると出荷量が増え、スーパーなどでも多く見かけるように。国内の生産量トップを誇る品種「富有」も11月~12月頃の晩秋から冬にかけて旬を迎えます。

    柿にはどんな栄養がある?

    柿は美味しいだけでなく、栄養満点なことでも知られています。柿の主な栄養成分についてご紹介しましょう。

    柿に含まれる栄養素

    柿には、次のような栄養が含まれており、それぞれによい働きがあります。

    ・ビタミンC …免疫力アップ・抗酸化作用など
    ・カリウム …むくみ改善・高血圧予防など
    ・タンニン …抗酸化作用など
    ・β-カロテン …風邪予防・抗酸化作用など
    ・食物繊維 …腸内環境の改善など

    柿に含まれる栄養成分を見ると、その多くが抗酸化作用を持つものであることが分かるでしょう。抗酸化作用とは体内の活性酸素の増加を抑える働きであり、生活習慣病予防・老化予防が期待できます。これは、介護施設の利用者さんにはぜひ積極的に摂ってもらいたい栄養素といえるでしょう。

    また、体外に排出されやすいビタミンCや水に溶けやすいカリウムなどは必要量を補給するのが難しいとされる栄養成分です。そのため生でも美味しく食べられる柿は、効率的に栄養を摂りやすい食材でもあります。ただし、タンニンは摂りすぎると胃石という病気の原因になることも。食べ過ぎには注意しましょう。

    柿の栄養を効率的に摂る方法

    柿の栄養を少しでも多く摂取したいなら、皮をむかずに食べることをおすすめします。ただ、高齢の方にとって柿の皮は固く、食べにくいと感じられることもあるかもしれません。その場合は、できるだけ皮を薄くむくといいでしょう。

    また、柿の葉には果実以上のビタミンCが含まれています。加熱すると美味しく食べられるので、ぜひ天ぷらや柿の葉茶など施設の食事にも活用してみてください。

    干し柿や完熟柿になると栄養成分が変化する?

    柿は干し柿にすると、ビタミンCは減るものの、β‐カロテン・カリウム・食物繊維の3つが大幅に増えます。これは干したことで水分量が減り、栄養成分が凝縮されるためでしょう。
    一方、完熟柿は栄養に変化はありません。ただ、食物繊維の一種であるペクチンが完熟化する過程で不溶性から水溶性に変化して溶け出し、食感がやわらかくなって甘みが増します。

    高齢者におすすめの柿を使った手作りおやつ5選

    最後に、柿を使った手作りおやつを5つご紹介しましょう。高齢の方でもやわらかくて飲み込みやすいレシピばかりなので、介護施設の食事やおやつレクにぜひ取り入れてみてください。

    柿プリン

    柿を使ったおやつとして定番なのが「柿プリン」です。作り方は、柿・牛乳・砂糖をミキサーで攪拌し、容器に入れて冷蔵庫で冷やすだけ。ペクチンが作用してちょうどいいとろみがつくのでゼラチンも必要ありません。やわらかくて優しい甘さは利用者さんにも喜んでもらえるでしょう。

    柿と柚子のゼリー

    柚子ジャムと柿に粉ゼラチン・砂糖・水を加えて冷やし固めると、爽やかな口当たりのゼリーになります。レシピのポイントは完熟柿を使うこと。甘みが増してトロっとした柿の食感が美味しさをより引き立てます。やわらかくのど越しもいいので、高齢の方でも食べやすいでしょう。

    柿の寒天菓子(寒天よせ・ミルク寒天)

    柿の上品な甘さが楽しめる寒天菓子は、施設の利用者さんにも喜ばれるはず。きび砂糖を使うとよりコクが出て美味しくなります。作り方は、鍋でひと煮立ちさせた水と粉寒天に柿や砂糖、ミルク寒天なら牛乳を加え、冷蔵庫で冷やし固めるだけ。寒天よせなら、あらかじめ柿と砂糖を和えておきましょう。どちらも手軽に作れるので、おやつレクにもおすすめの柿おやつです。

    柿のマフィン

    柿入りカラメルがポイントのマフィンは、柿の甘さと香ばしさが味わえるおやつ。ホットケーキミックスを使えば、少ない材料で簡単に仕上がります。大きめのカップで作れば、施設の朝食メニューにもなりおすすめです。

    柿ようかん

    柿ようかんの材料は、たったの2つだけ。本来、ようかんには寒天を使いますが、柿とグラニュー糖だけでもしっかりと固まります。しっとりした口当たりと柿そのものの素朴な甘さは、利用者さんの茶菓子にぴったりでしょう。

    柿は高齢者に嬉しい栄養の宝庫!旬の時期は美味しい柿おやつを楽しもう

    「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるほど、柿はさまざまな栄養素が含まれている食材です。干しても完熟になっても美味しい柿は、おやつにも取り入れやすく、さまざまな楽しみ方ができるところも魅力でしょう。今回ご紹介した柿おやつはどれも簡単ですぐにできるものばかり。ぜひ利用者さんとの食事やおやつレクに取り入れてみましょう。

  • 【1月レクリエーション】介護施設におすすめの年明けレク10選

    【1月レクリエーション】介護施設におすすめの年明けレク10選

    1年の始まりとなる1月は、多くの方が新たな気持ちになりやすい、季節感ある時期です。介護施設の利用者さん中には、「季節行事に参加する」という動機から、レクリエーションに参加しやすくなる方も少なくありません。そのため介護職員の方は、この時期ならではのレクリエーションを行おうと思案を巡らせているのではないでしょうか。そこでこの記事では、1月にぴったりの年明けレクリエーションを10個紹介していきます。

    お正月の定番遊びを「風船羽子板」

    「風船羽子板」は、お正月に行う定番の遊び、羽子板を介護施設でも行いやすいよう工夫したレクリエーションです。用意するものは、うちわと紙風船。うちわを羽子板に、紙風船を羽根に見立てて、羽根つきを楽しみます

    紙風船であれば、打ち上げてもゆっくりと落ちてくるため、高齢の利用者さんでも楽しみやすいことがポイントです。落ちた紙風船を介護職員が拾うといった周りのサポートがあれば、車いすの利用者さんにも楽しんでもらいやすいでしょう。

    ダンボールを使って「かるた大会」

    お正月の定番といえる「かるた大会」は、利用者さんに合わせてさまざまな工夫を凝らせるレクリエーションです。例えば、ある程度自由に動ける利用者さんが多い介護施設であれば、ダンボールで大きめのかるたを作ってみましょう。広いスペースを利用すれば、歩きながら行うかるた大会が楽しめます。

    さまざまな要介護度の方がいらっしゃる施設では、4人くらいずつに分かれて行う、テーブル上でのかるたがおすすめです。このとき、できるだけ同じ身体機能レベルの利用者さん同士が対戦できるようにすると、多くの方が楽しみやすいでしょう。

    百人一首の絵札を使って「坊主めくり」

    カードを使ったレクリエーションでは「坊主めくり」もおすすめです。使うのは百人一首の絵札のみのため、和歌を知らない利用者さんも気兼ねせず参加してもらえます。ルールは簡単で、テーブル上の絵札がすべてなくなったときに、持っている札が1番多い方が勝ちです。それまでは、出た絵柄によって次のように手札を扱ってもらいます。

    • 男性の絵札→手札を自分の手元に残す
    • 坊主の絵札→手札をすべて捨てる
    • 姫の絵札→ほかの方が捨てた手札をすべてもらえる

    何度か繰り返すと、ルールに慣れて楽しんでくれる方も増えるでしょう。

    お正月気分を演出「絵馬づくり」

    「絵馬づくり」は、初詣に出かけられない方が多い介護施設にもぴったりのレクリエーションです。利用者さんの新年の抱負などを、絵馬に書いてもらいましょう。近隣に神社がある施設であれば絵馬を購入することもできますが、ダンボールや厚紙を使えば作ることも可能です。

    絵馬の形に切り、上部に穴をあけて飾り紐を通せば、簡単に絵馬が作れます。オリジナルの絵馬で、施設を彩ってみましょう。展示スペースを作っておけば、レクリエーション後に絵馬を飾ってお正月気分も味わえそうですね。

    笑顔で福を呼び込もう「福笑い」

    「福笑い」のレクリエーションは、笑い声で福を呼び込むのにおすすめのレクリエーションです。ダンボールなどでそれぞれのパーツを大きめに作っておけば、たくさんの利用者さんが見て・遊んで、一緒に楽しめます

    また、目隠しをせずに、いすに座ってパーツを投げる「フライング福笑い」も介護施設で行いやすい方法の1つです。利用者さんには、輪郭の描かれた大きな紙めがけて、目や口などのパーツを思いきり投げてもらいます。どんなにめちゃくちゃな顔ができても笑い飛ばして楽しむことで、たくさんの福を呼び込みましょう

    新年の抱負をつづる「書初め」

    新年の抱負をつづるレクリエーションには、「書初め」もあります。墨汁と筆を使って、半紙にそれぞれの思いを書き上げてもらいましょう。テーマが決まらない利用者さんには、干支を表す1文字や「初日の出」といった書きやすい文字を提案してもよいかもしれません。

    書初めは、松の内(※)を過ぎた後、お正月の飾りなどと一緒に近くの神社でお焚き上げしてもらう慣習があります。可能であれば、近くの神社などに依頼してみるとよいでしょう。

    ※1月1日~7日まで(地域によっては1月15日まで)

    身振り手振りを見て楽しむ「落語鑑賞」

    お正月の笑い初めには、「落語鑑賞」もぴったりです。身振り手振りを交えて語られる落語は、多くの利用者さんにその面白さが伝わります。介護施設に落語家の方を招いたり、DVDで観賞したりしながら、お正月気分を味わってもらいましょう。

    また、もし介護職員の中に落語が好きな方がいたときには、得意な演目を披露してもらうのも1つのアイデアです。介護施設ごとに可能な方法で、利用者さんに落語鑑賞を楽しんでもらいましょう。

    作って遊べる「凧づくり」

    お正月遊びのひとつである凧あげ。利用者さんに凧を作ってもらうレクリエーションはいかがでしょうか?

    用意するのは、竹ひご・半紙・凧糸・絵具。凧の型紙を用意しておくとスムーズに作れます。制作が難しい利用者さんには、半紙に絵具で模様を描く係を担当してもらいましょう。利用者さんの中に凧づくり経験者がいれば、サポートをお願いするのもおすすめです。

    完成したら、介護スタッフが安全をしっかり考慮したうえで利用者さんと一緒に凧あげを楽しみます。ご自身で作った凧が空高くあがる様子を見れば、利用者さんの気持ちも晴れるでしょう。

    クイズ形式で場を盛り上げる「お正月クイズ」

    お正月をテーマにした問題を作り、回答してもらうレクリエーションです。問題を考えるときは、高齢の利用者さんでも答えやすいかどうかに注目しましょう。問題の内容はもちろん、見やすさや聞き取りやすさもポイント。例題をいくつかご紹介します。

    問題選択肢 ※が正解
    元旦から三が日の間に飲む薬酒は?➀御神酒(おみき)
    ➁御屠蘇(おとそ)
    ③養老酒
    おせち料理の黒豆にはどんな意味がある?➀豊作祈願
    ➁厄除け
    ③商売繁盛
    昔はお年玉の代わりに何を渡していた?➀餅
    ➁飴
    ③薬草

    栄養満点!アレンジも楽しめる「甘酒づくり」

    甘酒づくりは、必要な材料や調理器具が少ないので介護施設のレクリエーションにおすすめです。「お正月に神社で飲んだことがある」「手作りしたことがある」など甘酒になじみのある利用者さんもいるでしょう。

    作り方はいくつかありますが、手軽さを考えて炊飯器を使います。まずはやわらかめに米を炊き、水を加えて炊飯器に入れたまま冷ましましょう。次に米麹を加えて釜に濡れ布巾をかけ、蓋を開けたまま保温します。ペースト状になったら完成!口当たりをなめらかにしたいなら、ブレンダーで攪拌してみましょう。

    好みで甘みを足したり、料理に使ったりすることもできます。甘酒づくりのあと、利用者さんと一緒にアレンジ方法を考えるのも楽しみ方のひとつです。

    1月は新年の始まりを感じさせるレクリエーションで楽しもう!

    1月のレクリエーションは、お正月の晴れやかな気分を味わえるようなものを行うと、利用者さんに楽しんでいただけます。笑う門には福来る、といわれるように、みんなで笑えて楽しい気分になれるようなものを提案したいところです。記事を参考に、それぞれの施設の利用者さんに合った1月のレクリエーションで盛り上がってみてはいかがでしょうか。

    https://archive.andaid.me/knowledge/1/
  • 【さつまいもおやつ】高齢者に人気レシピ5選|優しい甘みを楽しもう

    【さつまいもおやつ】高齢者に人気レシピ5選|優しい甘みを楽しもう

    ほっこりとした甘さが楽しめるさつまいもは、高齢者に積極的に摂ってほしい栄養素が豊富に含まれる健康食材です。今回は、さつまいもの健康効果を解説するとともに、和洋のさつまいもおやつの人気レシピをご紹介します。レンジやオーブンで手軽に作れて口当たりが良い、高齢者におすすめのレシピばかりです。作る楽しみも味わえるおやつレクのアイデアにもご活用ください。

    健康食材のさつまいもは高齢者のおやつにぴったり!

    戦後の食糧難時代に主食とされていたさつまいもは、腹持ちが良く栄養豊富で、自然な甘みがあるため砂糖の摂りすぎの防止にもなります。まずは、さつまいもの健康効果と、おやつレクへ取り入れるアイデアを見ていきましょう。

    さつまいもの高齢者にうれしい健康効果とは?

    利用者さんの中には、便秘の悩みを抱える方も多いでしょう。さつまいもには、腸の動きを促し便通をスムーズにする「食物繊維」が、じゃがいもの2倍含まれているといわれ、便秘の改善が期待できます。また、ナトリウムを体外に出す働きがある「カリウム」も豊富で、高血圧やむくみ予防に効果的です。病気に対する抵抗力向上が期待できる「ビタミンC」も、みかんに肩を並べるほどの量が、加熱しても壊れにくいかたちで含まれていることも特徴。おかずはもちろん、おやつや軽食として美味しく栄養補給できるでしょう。

    おやつレクにも楽しく取り入れられる

    高齢者も親しみやすい味わいのさつまいもは、おやつレクにもおすすめです。ビニール袋に蒸したさつまいもを入れてつぶし、成型する工程を楽しんでもらっている高齢者施設もみられます。「どのくらいなめらかになった?」といった会話をしながら、和気あいあいとした時間を過ごしてもらえるでしょう。

    レクリエーションにも!さつまいもおやつの人気レシピ5選

    ここからは、さつまいもを使ったおやつレシピをご紹介しましょう。食べるときに口内の水分を取られがちなさつまいもですが、プリンやようかんにすると口当たりがなめらかになり、飲み込みやすくなります。また、ホットケーキ・もち・大学いもといった水分量が少ないおやつは、メイプルシロップやはちみつ、たれをからめると食べやすくなるでしょう。ぜひ利用者さんの嚥下能力に配慮しながら作ってみてください。

    さつまいもプリン

    オーブンで蒸し焼きにして作る喉ごしの良いプリンです。調理レクの際、さつまいもの裏ごしには根気がいりますが、その分達成感を味わってもらえるでしょう。

    【材料】 2人分

    さつまいも…1/4本(約75グラム)
    卵…1個
    牛乳…75ミリリットル
    グラニュー糖…小さじ5
    植物性生クリーム(A)…小さじ5
    植物性生クリーム(B)…大さじ2
    メイプルシロップ…適量

    【作り方】

    1. オーブンは160℃に予熱し、牛乳と植物性生クリーム(A)は火にかけて温めておきます。
    2. 皮をむいた2センチ角のさつまいもをレンジで加熱し、つぶして裏ごししましょう。
    3. 溶き卵とグラニュー糖を混ぜ、1の牛乳と植物性生クリーム(A)を加え、ゆっくりと混ぜ合わせてください。
    4. 2と3を混ぜて耐熱性のカップに入れます。オーブンの天板に60℃ほどのお湯を1/3の高さまで注いでキッチンペーパーを敷き、アルミ箔をかぶせたカップを並べてください。
    5. オーブンで15分ほど蒸し焼きにします。竹串を刺してみて何も付かなければ蒸し上がりのサインです。
    6. 粗熱がとれたあと冷蔵庫で2時間ほど冷やします。
    7. 仕上げとして、プリンの表面にメイプルシロップを塗り、植物性生クリーム(B)を泡立てて作ったホイップを飾ったら完成です。

    芋ようかん

    しっとりとした口当たりと素朴な味わいに心和んでもらえそうな芋ようかん。材料3つで手軽に作れますよ。

    【材料】 2人分

    さつまいも…中サイズ2本(約430グラム)
    砂糖…70グラム
    塩…2グラム

    【作り方】

    1. 皮むきしたさつまいもを輪切りにして水にさらします。
    2. 竹串がすっと通るまでレンジで加熱してください。
    3. 2を砂糖・塩とともにミキサーに入れ、つぶしてなめらかにしましょう。
    4. 水で濡らした型に3を隙間なく詰め、ラップをかぶせて押しながら形を整えます。
    5. 粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やし、食べやすい大きさにカットして完成です。

    さつまいももち

    さつまいもとはちみつの甘み、モチモチの食感が楽しめるやさしい味わいのおやつです。つぶして丸める工程は利用者さんと楽しんでも良いですね。

    【材料】 2人分
    さつまいも…約130グラム
    水…適量
    (A)片栗粉…大さじ1と1/2
    (A)砂糖…大さじ1/2
    (A)牛乳…30ミリリットル
    有塩バター…5グラム
    はちみつ…大さ

    【作り方】

    1. 皮むきしたさつまいもを一口大に切り、水に5分ほどさらしたあと水気を切ります。
    2. ラップをかけ、レンジで5分程度加熱してください。
    3. 温かいうちにつぶして(A)を加え、粉っぽさがなくなるまで混ぜましょう。
    4. 一口大に丸めて、5ミリほどの厚さになるようつぶします。
    5. 有塩バターを溶かしたフライパンに4を並べ、両面を焼いてください。
    6. 焼き色がついたら皿に盛り付け、はちみつをかけたら完成です。

    揚げない大学いも

    フライパン1つでできるお手軽な大学いも。カリカリ感と甘じょっぱさはそのままに、少ない油でヘルシーに仕上がりますよ。

    【材料】 2人分

    さつまいも…250グラム
    水…適量
    (A)砂糖…大さじ1
    (A)みりん…大さじ1
    (A)しょうゆ…大さじ1/2
    (A)黒いりごま…大さじ1/2
    サラダ油…大さじ1

    【作り方】

    1. 皮つきのさつまいもを1センチ幅の輪切りにしたあと、1センチ幅のスティック状にカットしてください。
    2. 水に10分ほどさらしたあと水気を拭き取ります。
    3. 熱したフライパンにサラダ油をひいて2を入れ、火が通ってカリッとするまで焼きましょう。
    4. (A)を加えてなじませ、お皿に盛り付けたら完成です。

    さつまいもホットケーキ

    材料を混ぜて焼くだけのふんわり感がやみつきになるホットケーキ。焼いている間にただようさつまいもの香りも、利用者さんに楽しんでもらえるでしょう。

    【材料】 2人

    さつまいも…1本(約150グラム)
    ホットケーキミックス…200グラム
    卵…1個
    牛乳…150ミリリットル
    メイプルシロップまたはバター…適量

    【作り方】

    1. さつまいもはレンジで加熱して皮をむき、ボウルに入れてつぶします。
    2. 1のボウルに卵と牛乳を入れて混ぜたあと、ホットケーキミックスを加えてさらに混ぜましょう。
    3. フライパンを熱し、いったん濡れ布巾の上で冷まします。
    4. フライパンに生地を流し入れ、弱火で約3分焼いてください。
    5. 裏面に焼き色がついたら、ひっくり返してフタをして弱火で約4分焼きます。
    6. お好みでメイプルシロップかバターをのせて完成です。

    優しい甘みを楽しんでもらおう!さつまいもおやつの人気レシピ

    高齢者施設におすすめのさつまいもおやつの人気レシピをご紹介しました。さつまいもおやつは、豊富な栄養を美味しく補給でき、調理方法によって和・洋の美味しさを楽しめることが魅力です。レンジやオーブンを活用することで、忙しい介護スタッフさんも少ない負担で準備できるでしょう。安全に食べられる工夫もしながら日々のおやつやレクリエーションに取り入れてみてください。

  • 高齢者施設向けお正月におすすめのレクリエーション8選

    高齢者施設向けお正月におすすめのレクリエーション8選

    高齢者施設で働くスタッフにとって、レクリエーションの企画を立てることは大切な仕事のひとつです。特にお正月には、年始を感じられるようなレクリエーションで利用者さんを楽しませたいもの。そこで今回はお正月シーズンにおすすめしたい高齢者施設向けのレクリエーションを8つご紹介します。おみくじや絵馬づくりなど、外出の難しい利用者さんが初詣気分を味わえる企画もあるので、ぜひ参考にしてください。

    高齢者施設で初詣気分!おみくじ

    おみくじ用にポストカードサイズの用紙を用意します。枚数に決まりはありませんが、おみくじを終盤に引く方の選択肢が明らかに少ないという状況にならないよう、参加人数+10枚くらいは用意しておくとよいでしょう。

    利用者さんに1枚ずつおみくじの内容を書いてもらい、用紙を折りたたむところまで行ってもらいます。書くことが難しい方の分や余剰分は介護スタッフが書きましょう。気持ちよく新年をスタートさせるためにも、おみくじの内容はよい運勢だけにするのがポイントです。例えば、「よい出会いがあるでしょう」「失くしたものが見つかるでしょう」など。

    そして、おみくじの紙が見えない箱にすべてのおみくじを入れ、利用者さんに順番に引いてもらいます。さらに紐や細い棒などがあれば、神社さながら読み終わったおみくじを結ぶところまで行うのもおすすめです。

    へんてこな顔がおもしろい!スローイン福笑い

    スローイン福笑いはお正月遊びの定番、福笑いを高齢者向けにアレンジしたレクリエーションです。目隠しをして手元で行う通常の福笑いと異なり、目隠しはせず、巨大な顔の輪郭に巨大な顔パーツを投げて楽しみます。

    一般的なサイズの模造紙を用意し、おかめやひょっとこの顔を描きましょう。顔の各パーツを別の模造紙に描き、輪郭に沿ってカットしたのち、段ボールに貼り付けて強度を高めます。これで準備完了です。

    プレーする際には、輪郭を描いた模造紙を床に置き、約2メートル離れた場所に椅子を設置します。利用者さんは椅子に座り、顔の各パーツを1投ずつ投げて顔を完成させるという流れです。輪郭も顔のパーツも大きいので高齢者でも見やすく、投げやすいのが特徴。また、まわりのギャラリーからもよく見えるため、利用者さんみんなで楽しむのにぴったりの運動系レクリエーションです。

    高齢者施設で初詣気分を味わえる!絵馬づくり

    絵馬づくりもお正月ならではのレクリエーションとしておすすめです。絵馬は厚紙や段ボールなどを絵馬の形にカットし、色紙などを貼るなどの方法で介護スタッフが作っておきます。利用者さんに絵馬とペンを配り、新年の豊富や願いごとを書いてもらいましょう。

    通常のペンではなく、筆ペンや本物の筆を用意するのもおすすめです。筆は力加減や筆づかいが難しいため、手先の訓練にもなるでしょう。完成した絵馬は施設の壁などにディスプレイし、お正月らしさを演出します。

    羽根の代わりに風船を使って!バルーン羽子板

    バルーン羽子板は、うちわを羽子板に、風船を羽根に見立ててプレーする高齢者向けのレクリエーションです。座って行うため、車いすの方も楽しめます。羽子板代わりのうちわはなるべく無地のものを準備し、梅・富士山・だるまなどのお正月らしいイラストをプリントアウトして貼り付けておくとよいでしょう。

    1対1で風船が落ちるまで競い合う、利用者さんに円になってもらい風船が落ちないようにつなげていくなど、人数や体の状態に合わせてルールを調整してください。

    表情豊かに歌おう!お正月にちなんだ歌の合唱

    音楽レクリエーションは、情緒の安定や脳の活性化などさまざまな効果が期待されています。お正月にちなんだ歌を利用者さんみんなで歌うことで、楽しく元気に1年のスタートを切ってもらいましょう。表情豊かに歌えるよう、明るい・しっとり・リズミカルなど、曲調の異なる曲をいくつかピックアップするのがおすすめです。

    • 一月一日
    • たこのうた
    • 餅つき
    • お正月
    • 早春賦
    • 七草なずな など

    知らない曲があれば、YouTubeなどで調べてみてくださいね。

    参加者が多くても盛り上がる!かるた大会

    かるたは日本の伝統的な遊びで、一度はやったことがある人がほとんどでしょう。かるたは、読み札と絵札に分かれたカードを使用します。絵札を机などに広げて置き、読まれた読み札に対応した絵札を取りってその枚数を競い合うゲームです。
    高齢者がかるたをする際は、文字や絵が大きくかかれたものを選ぶのがポイント。市販品でもよいですが、手作りしたものを使っても素敵ですよ。そのさいはダンボールなどかための紙で作成するのがおすすめです。札を読みあげる際は、利用者さんが聞き取りやすいように大きな声で読みましょう。
    かるたは自然と身体を動かすことができ、脳トレにも効果的なレクリエーションです。参加者が多い場合は、グループ戦にすると盛り上がるでしょう。

    抱負や座右の銘を書こう!書初め

    一年の抱負や座右の銘、大切にしている言葉など、利用者さんに思い思いに好きな言葉を書初めしてもらうのはいかがでしょうか。手が不自由な利用者さんは一文字だけにする、あらかじめ考えてもらった文字を印刷するだけにするなど、それぞれの身体能力にあわせて工夫するとよいかもしれません。書き終わったら、利用者さん同士でなぜこの言葉にしたかを発表してもらうのもおすすめです。また、できあがった作品を施設内に展示するのもよいでしょう。
    書初めは指先を使って作業するため、脳の活性化につながります。また、利用者さんに改めてこれからの目標や大切にしている言葉などを考えてもらう、よいきっかけになるのではないでしょうか。

    施設のオリジナル感溢れる!すごろく

    お正月に家族ですごろくゲームをした思い出がある人も多いのではないでしょうか。サイコロで出た数だけマスを進めるすごろくは、誰でも簡単に参加できるゲームです。高齢者施設では文字がよく見えるように、オリジナルで大きな用紙にマスを描くのがおすすめ。各マスには「○○の歌を歌う」や「体操をする」、「好きな○○を発表する」など、利用者さんみんなが楽しんで取り組める内容を書くとよいでしょう。サイコロも、ダンボールなどで大きなものを作ると、手が不自由な利用者さんでも投げやすくなりますよ。大きなサイコロですごろくをすることで、自然と身体を動かすことにもつながるでしょう。

    お正月らしさを演出できるレクリエーションを企画しよう

    お正月のレクリエーションを企画するポイントは、お正月らしさを演出することに尽きます。羽子板や福笑いなど定番のお正月遊びも、少しアレンジを加えることで高齢者レクリエーションとして楽しめるでしょう。利用者さんが新年を迎えられた喜びを感じられるような、楽しいレクリエーションを企画してみてください。

  • 【12月壁画飾り】介護施設に季節感を!おすすめの飾り4選

    【12月壁画飾り】介護施設に季節感を!おすすめの飾り4選

    12月におすすめの壁画飾りをご紹介!介護施設では、利用者さんが季節を身近に感じられるよう“季節をテーマにした飾り付け”を行うことがあります。今回は12月にぴったりな、クリスマスやお正月をテーマにした壁画飾りをピックアップしました。介護職員が作って飾るのはもちろん、レクリエーションとして利用者さんと一緒に制作を楽しむのもアリ!どれも作り方が簡単で挑戦しやすいので、12月壁画飾りのデザインを考えるときの参考にしてください。

    【12月の壁画飾りその1】折り紙で作るサンタクロース&トナカイ

    <サンタクロースの作り方>

    1. 赤い折り紙の白い面を表にして、対角線で半分に折ります。
    2. 折り目が縦方向になるように開き、左右の角から中心の折り目に向けて折りましょう。上側は白、下側は赤の面が表に出て、アイスクリームのような形になります。
    3. 下の角を、上の角に合わせるように折ります。
    4. 裏返して、上の角が一番下の端に合うように折りましょう。船のような形になります。
    5. さらに裏返し、三角になっている部分に沿うように両端部分を折ります。
    6. 裏返したら完成です。白い部分にサンタクロースの目や口を書きましょう。

    <トナカイの作り方>

    1. 茶色の折り紙で、茶色の面が表に出るよう三角に折ります。
    2. さらに半分に折ります。
    3. 一度広げて手順1で折った状態に戻し、てっぺんの角と一番下の端が合うように折ります。
    4. 中心の折り目に向かって、左右の角を上向きに折ります。
    5. 左右の角を中心の折り目に向かって折りましょう。逆さになったアイスクリームのような形になります。
    6. 上側の開く部分がトナカイの耳になります。外側に向かってひねるように折り、角度を調節しましょう。
    7. 裏返してトナカイの目や鼻を書いたら完成です。

    折り紙で作ったサンタクロースとトナカイをベースに、画用紙に貼り付けたり、紐を付けてガーランドにしたり、いろんなアレンジを楽しみましょう。手芸用の綿やリボンを足して華やかに仕上げるのもおすすめです。

    【12月の壁画飾りその2】ちぎり絵で簡単に!クリスマスツリー

    <作り方>

    1. 画用紙にツリーの枠線を書きます。
    2. 葉っぱの部分用に緑や黄緑の折り紙を、幹の部分用に茶色の折り紙を細かくちぎっておきます。
    3. 1の枠線に合わせて、隙間を埋めるようにちぎった折り紙を貼り付けます。
    4. てっぺんの星やツリーの飾りを好みで足したら完成です。

    葉っぱの部分の折り紙は、同系色のカラーを数種類使うときれいなグラデーションに仕上がります。利用者さん一人ひとりが作るのはもちろん、複数人で一つの作品を作るのもおすすめ!介護職員が大きな紙にツリーの枠線を書き、利用者さんたちで話し合って飾り付けまで完成させる…といったレクリエーションにもぴったりです。

    【12月の壁画飾りその3】紙皿で作るクリスマスリース

    <作り方>

    1. 紙皿の中心を丸く切り抜いてリースの枠を作ります。
    2. リースの枠を緑にします。折り紙を貼り付けたり、マジックで色を塗ったりしましょう。
    3. リボンやシール、フェルトボールで飾り付けたら完成です。

    リースの枠を用意すればあとは飾り付けるだけなので、簡単な12月の壁画飾りを探しているときにぴったり!より立体的に、華やかに仕上げたいときは、造花やフレッシュな常緑樹の葉、木の実などで飾り付けてみましょう。

    【12月の壁画飾りその4】正月を見据えた和の飾りも!しめ縄

    <作り方>

    1. クラフト紙を2枚用意し、手でつぶすように丸めましょう。広げたらクラフト紙の表面に立体感が出ます。
    2. それぞれを棒状に丸め、テープで1本につなげます。
    3. しめ縄の形に整えてテープで留めます。
    4. 橙や紙垂(しで)などを飾り付けたら完成。折り紙で作った飾りを貼り付けるのもおすすめです。

    新聞紙でしめ縄を作る方法もありますが、色付けの手間を省くならクラフト紙を使いましょう。造花や松、水引など使うパーツによってしめ飾りの印象が変わります。材料は100円ショップなどで気軽に揃えられるので、利用者さんが作るときに選べるよういくつか用意しておきましょう。

    デザインと作り方に注目して選ぼう

    12月の壁画飾りを考えるときは、デザインだけでなく作り方にも注目することが大切です。介護職員が完成まで担当するなら、工程が少なく短時間で作れるものを選ぶと負担が少なくなります。利用者さんと一緒に作るなら、難易度の低いものを選ぶと楽しみながら作れるでしょう。利用者さんの介護施設での生活が“明るく、楽しくなる”ように、12月の壁画飾りを考えてみてください。

  • 【訪問看護ステーションゆずり葉】呉市で精神科訪問看護を行う看護師にインタビュー

    【訪問看護ステーションゆずり葉】呉市で精神科訪問看護を行う看護師にインタビュー

    [btp_line]広島県呉市[/btp_line]を拠点にサービスを展開している「訪問看護ステーションゆずり葉」。通常の訪問看護のほか、精神疾患を持つ利用者さんを対象にした[btp_line]「精神科訪問看護」[/btp_line]も実施しています。今回は、「ゆずり葉」の看護師さんにインタビューを行い、精神科訪問看護のお仕事内容についてインタビューしました。訪問看護やコミュニケーションを重視した心のケアに興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

    広島市・呉市・松山市の「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」

    0歳の赤ちゃんから高齢者まで対応!「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」

    「訪問看護ステーションかがやき」(広島市安佐南区)

    [btp_line]「訪問看護ステーションゆずり葉」[/btp_line]は、広島県呉市に事業所をおく訪問看護ステーション。[btp_line]広島・愛媛エリアにある同系列の「訪問看護ステーションかがやき」[/btp_line]とともに、地域に根差した訪問看護・訪問リハビリサービスを展開しています。

    「ゆずり葉」および「かがやき」は、高齢者の方への訪問看護に加え、[btp_line]事業所によっては「小児訪問看護」や「精神科訪問看護」にも対応[/btp_line]しています。

    【事業所一覧】

    訪問看護ステーションかがやき広島市安佐南区祇園2-47-8
    訪問看護ステーションかがやき西広島市佐伯区千同2-14-15-101
    訪問看護ステーションかがやき南広島市南区大州3-7-2-101
    訪問看護ステーションゆずり葉呉市中通2-1-26-403
    訪問看護ステーションかがやき福山福山市水呑町3445-5
    訪問看護ステーションかがやき松山松山市西石井6-12-27
    ※松山市と福山市の事業所については、グループ会社である株式会社L.S.I.が運営しています。

    2024年春には、[btp_line]島根県浜田市に「訪問看護ステーションかがやき石見」[/btp_line]をオープン予定。
    地域の利用者さんが自分らしく過ごせるよう、生活に寄り添ったサービスを実施しています。

    ▼株式会社Shineについてはこちらもチェック

    運営するのは「株式会社Shine」。利用者さんとご家族の笑顔が輝くサービスを展開

    訪問看護ステーション「ゆずり葉」と「かがやき」を運営しているのは、広島市安佐南区に拠点をおく[btp_line]「株式会社Shine(シャイン)」[/btp_line]。介護・看護・リハビリに関する事業を総合的に行う企業です。

    Shineの関連会社であり、主にサービス付き[btp_line]高齢者向け住宅「Sグラン」を運営する「株式会社L.S.I.(エルエスアイ)」[/btp_line]とともに、利用者さんの喜びにつなげるための質の高いサービス提供に取り組んでいます。

    ▼株式会社Shine・株式会社L.S.I. 河手社長のインタビュー記事はこちら

    呉市で精神科訪問看護を行う看護師さんにインタビュー!【訪問看護ステーションゆずり葉】

    今回お邪魔したのは、呉市中心部にある「訪問看護ステーションゆずり葉」。
    対応エリアは、[btp_line]広島県呉市全域をはじめ、江田島市・東広島市・安芸郡熊野町[/btp_line]と広範囲にわたり、多くの島しょ部も含んでいます。時には、訪問看護スタッフの1日の運転距離が100キロを超えることもあるのだとか。

    「ゆずり葉」には、事務所に出勤する看護師のほか、[btp_line]リモート勤務の看護師も在籍[/btp_line]。リモート勤務のスタッフが訪問先に“直行直帰”することで、広大な担当エリアでのサービス提供を可能にしています。

    [btp_line]「ゆずり葉」は、訪問看護サービスの中でも、特に「精神科訪問看護」に注力していることが特徴[/btp_line]。精神科での経験を持つ2人の看護師が、精神疾患を抱えた方や精神的ケアが必要な利用者さんのもとを訪れ、信頼関係を大切にしながら日々の暮らしや社会生活のサポートを行っています。

    精神科訪問看護とは?

    [btp_box back=”on”]対象疾患:精神疾患全般(統合失調症・双極性障害・うつ病・アルコール依存症など)
    訪問先:精神疾患を抱える方のご自宅や入所する施設
    サービス内容:服薬管理・健康状態や日常生活の観察・心のケア・社会復帰へのサポート・家族への支援など[/btp_box]

    精神科勤務から訪問看護へ。呉エリアの在宅医療をサポートする看護師を紹介

    今回は「訪問看護ステーションゆずり葉」で「精神科訪問看護」を担当している看護師、徳永留美子さん(画像左)と、福原理江さんにお話を伺いました。

    [btp_box back=”on”]徳永留美子さんプロフィール
    病院に約20年、特別養護老人ホームや介護老人保健施設など介護施設に約8年間勤務。その後、「在宅医療に関わりたい」という想いから訪問看護師に転身。2020年に「訪問看護ステーションゆずり葉」に入職。[/btp_box]

    [btp_box back=”on”]福原理江さんプロフィール
    病院に13年間勤務後、「地域の看護に関わりたい」との想いから訪問看護の道へ。2022年に「訪問看護ステーションゆずり葉」に入職。[/btp_box]

    「訪問看護ステーションゆずり葉」に入職した理由は?

    [btp_box]徳永さん:
    「2019年の『ゆずり葉』開設時に、知人に声をかけてもらいました。事業所を運営する『株式会社Shine』の河手代表は、スタッフの思いを丁寧にくみ取ってくれる方で、何でも挑戦しやすい環境に魅力を感じました」[/btp_box]

    [btp_box]福原さん:
    『株式会社Shine』は、SNSなどの情報発信が充実しています。公式インスタなどを見て、新しいことを取り入れながらいろいろな事業を運営している会社であることが分かり、入職を決めました」[/btp_box]

    そもそも「ゆずり葉」で「精神科訪問看護」をスタートした理由は?

    [btp_box]徳永さん:
    『地域の精神科訪問看護に力を入れたい』という河手代表の意向でスタートしました。私は8年ほど病院の精神科での経験があり、同じく経験者の看護師と共に精神科訪問看護部門を立ち上げました」[/btp_box]

    「精神科訪問看護」はどんな方を対象にしていますか?

    [btp_box]福原さん:
    「うつ病や統合失調症、パーソナリティー障がいや自閉症など、何らかの精神疾患(認知症は除く)をお持ちの方が対象です。『ゆずり葉』では、中学生から40代のご利用者さんが比較的多いですね」[/btp_box]

    [btp_box]徳永さん:
    「現在、『ゆずり葉』の精神科訪問看護のご利用者さんは20数名いらっしゃいます。スタッフが一人で抱え込んでしまわないよう、あえて『担当』は決めていません。できるだけ2人交代で訪問するようにしています」[/btp_box]

    訪問先に出かける福原さん

    1日に訪問する件数は?スケジュールは

    精神科訪問看護のほか、通常の訪問看護も兼務しているお二人。基本的なスケジュールを伺いました。

    [btp_box]徳永さん:
    「仕事は月曜~土曜で、1日平均5~6件訪問します。始業は8時半で、終業は17時半。毎週日曜が休みで、土曜は交代で休んでいます」[/btp_box]

    精神科訪問看護の訪問時間は、利用者さんの体調などに合わせて30~90分の間で調整を行い、土日祝日は電話によるオンコールに対応しているそう。

    [btp_box]徳永さん:
    「睡眠剤を服用されている利用者さんもいらっしゃいます。その場合、朝早く起きられない方も多いため、午後からなど遅めの時間に訪問することも。
    オンコールの番号は精神科訪問看護と通常の訪問看護とで分け、福原と2人交代で精神科訪問看護のオンコールに対応しています」[/btp_box]

    精神科訪問看護の仕事内容、やりがいについて

    「ゆずり葉」スタッフ

    精神科訪問看護の仕事の内容は?

    [btp_box]福原さん:

    「訪問先では医療処置をあまり行わず、カウンセリングがメインです。

    ご利用者さんは身体が元気でも、基本的な日常生活を送ることが難しいケースが多く、会話の中で薬の服用や食事・睡眠についてチェックします」[/btp_box]

    [btp_box]徳永さん:

    「精神疾患の影響で、強い不安や妄想の症状などを抱えている方も多いです。しかし、スタッフが安易に『共感』や『同調』してしまうと症状の助長につながります。適切な距離をとりながらも突き放さず、その方の辛さや苦しさに寄り添う。そのバランスを取るのがとても難しい仕事です」[/btp_box]

    「訪問看護ステーションゆずり葉」事務所

    精神科訪問看護のやりがいは?

    [btp_box]福原さん:
    「コミュニケーションを取ることが難しかった方が、徐々に心の内を話してくださったときに『頼ってもらえる存在になれたのかな』と嬉しくなります」[/btp_box]

    [btp_box]徳永さん:
    「精神疾患は完治が難しく、アプローチがうまくいかないこともあります。それでも、ご利用者さんが『今日はご飯が作れたよ』『掃除したんだよ』など、頑張って取り組まれた様子を見ると嬉しいですね」[/btp_box]

    慎重にコミュニケーションを取りながら精神的なケアに尽力する「ゆずり葉」のお二人。難しい側面も、[btp_line]スタッフ同士の連携によって前向きに乗り越えられる[/btp_line]といいます。
    一人で課題を抱え込まず何でも共有できる職場環境が、利用者さんへの適切なケアにつながっているようです。

    【訪問看護ステーションかがやき・ゆずり葉】悩んだらすぐ相談できるプリセプター制度

    慣れるまで先輩スタッフが同行。悩んだらなんでもすぐに相談できる!

    「訪問看護ステーションゆずり葉」事務所

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」では、先輩スタッフと新人スタッフがペアになり、[btp_line]マンツーマンで指導やフォローを行う「プリセプター制度」を導入[/btp_line]。
    [btp_line]訪問看護未経験の方も相談しやすい職場環境[/btp_line]で、安心して働けるといいます。

    [btp_box]福原さん:
    「入職当初、徳永との同行訪問によって少しずつ訪問看護の仕事に慣れることができました。やさしく受け止めてくれる先輩スタッフの存在は心強いです」[/btp_box]

    [btp_box]徳永さん:
    「悩みはこまめに聞いて、楽しく仕事できるようサポートしています」[/btp_box]

    外部研修・オンライン研修にも参加OK。知識をアップデートできる

    充実した社内研修に加えて、[btp_line]希望すれば外部研修やオンライン研修にも参加できる[/btp_line]という「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」。入職後も知識や技術をアップデートしていくことが可能です。

    [btp_box]福原さん:「症状が強い利用者さんへ対応するのは、『ゆずり葉』が初めてで不安でした。しかし、働きながらスキルを磨けるのでとても勉強になります」[/btp_box]

    「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」では、さまざまな勤務地で訪問看護スタッフを募集中です。

    ぜひ、公式HPの求人情報をチェックしてみてください。

    コミュニケーションを重視して心のケアを行う「精神科訪問看護」

    幅広い世代の利用者さんのサポートを実施する「訪問看護ステーションかがやき」「ゆずり葉」。精神科訪問看護を行う「ゆずり葉」は、看護師として培ってきた対話力や観察力を生かしながら、看護の領域を広げられるスキルアップ環境が魅力です。訪問看護のお仕事が気になる方や、広島・呉エリアで転職をお考えの方はぜひ問い合せてみてくださいね。

    訪問看護ステーションゆずり葉

    所在地広島県呉市中通2-1-26-403
    電話番号0823-27-8550
    定業時間月~金曜 8:30~17:30 ※ケアプランまたは主治医の指示により24時間365日対応可
    対応エリア広島県呉市全域(江田島市・東広島市・安芸郡熊野町含む)
  • 【冬の童謡5選】高齢者施設のレクで歌おう!

    【冬の童謡5選】高齢者施設のレクで歌おう!


    寒さが厳しく、日照時間も短くなる冬。活動量が減ることで食欲減退にもつながり、高齢者にとっては、免疫力が落ちやすくなる時期です。そんな冬は、楽しいレクリエーションで乗り切りたいものですね。レクリエーションの定番といえば歌。冬の風物詩が登場する童謡を取り入れ、季節を感じながら歌って免疫力アップを目指しましょう。今回は、レクリエーションにおすすめの冬の童謡を5曲紹介します。ぜひ曲選びの参考にしてみてください。

    レクリエーションで童謡を歌うメリット

    レクリエーションに歌を取り入れることで、どのような良い効果があるのでしょうか。ここでは、[btp_line]童謡を歌うメリットを解説[/btp_line]します。

    身体機能の維持に役立つ

    歌うときは、普段話しているときよりも大きく口を開け、しっかりと呼吸します。これにより、年齢とともに衰えてくる口腔機能や心肺機能の維持・向上が期待できるのです。また、リズムに乗って手拍子をしたり簡単な振り付けで踊ったりと、身体を使った動きを取り入れれば、身体機能がアップする効果も見込めるでしょう。

    認知症予防が期待できる

    歌詞を見て意味を考える、音程をとりながら声を出す、リズムやテンポを意識するなどの行動は脳の刺激になります。また、レクリエーションでは複数人のグループで童謡を歌うので、人とつながるきっかけになり、コミュニケーションの機会が増えるでしょう。脳の刺激や人とのコミュニケーションは、認知症の予防にもなります。

    気持ちが落ち着く

    童謡などのゆったりとした音楽には、リラックス効果があるといわれています。冬は室内で過ごすことが増えますが、楽しい歌詞を思い浮かべながら歌うことで自然と笑顔になり、イライラして沈みがちな気持ちを落ち着かせてくれます。

    童謡選びのポイント

    童謡の曲選びにおいて、いくつかのポイントを説明します。

    有名な童謡を選曲する

    童謡は、一般的に子供のころから親しまれてきた歌です。レクリエーションでは、誰もが知っていて有名な曲を選びましょう。慣れ親しんだ曲は耳なじみがよく、懐かしい気持ちになれます。高齢になり久しぶりに歌おうとすると、歌詞を忘れているかもしれません。しかし、幼いころから幾度となく口ずさんできた曲は、不思議と歌詞が思い出されるものです。

    リズムに乗りやすい曲を選ぶ

    高齢の方でもリズムに乗りやすい曲選びが大切です。集団で歌って美しいハーモニーが奏でられると、一体感が生まれて楽しさが倍増します。また、歌に合わせたリズム運動も取り入れやすいでしょう。

    高齢者施設のレクにぴったり!冬の童謡5選

    [btp_line]レクリエーションは、季節感のある童謡で楽しく盛り上げましょう。[/btp_line]冬の風物詩をモチーフにした童謡を紹介します。

    「雪」

    【歌い出し】♪雪やこんこ あられやこんこ

    冬の風物詩の代表ともいえるのが雪。タイトルから冬の訪れを感じさせます。文部省唱歌のうちの一曲で、かつては音楽の教科書にも掲載されていました。軽快なテンポで、冬の寒さを吹き飛ばすように元気に歌うと楽しいですね。

    「ジングルベル」

    【歌い出し】♪走れそりよ 風のように
    【サビ】♪ジングルベル ジングルベル 鈴が鳴る

    1857年にアメリカの教会で歌われたのが始まりとされています。日本でもクリスマスソングの定番です。クリスマスにあまりなじみのない利用者さんでも、知っている方は多いのではないでしょうか。クリスマス会ではサンタクロースやトナカイなどの衣裳を着て歌うとより一層盛り上がるでしょう。

    「お正月」

    【歌い出し】♪もういくつねるとお正月

    瀧廉太郎の名曲です。お正月が来るのが待ち遠しいという子供などの気持ちが歌詞に表現されています。凧あげやこままわしなど昔の遊びが登場し、利用者さんにとっては懐かしい日々がよみがえるでしょう。

    「豆まき」

    【歌い出し】♪おにはそと ふくはうち 

    節分の時期に歌われる童謡です。全体的に短く、幼児でも歌いやすいため保育園などでも取り入れられています。「ぱらっ ぱらっ」という豆まきをする擬音が歌詞に入っており、利用者さんもお孫さんと一緒に楽しく歌える一曲です。

    「たき火」

    【歌い出し】♪かきねの かきねの 曲がり角

    戦前から戦後にかけてNHKのラジオ番組で放送され、全国に広まった童謡です。ゆったりとしたリズムが心地よく、「こがらし」「北風」「しもやけ」といった言葉が秋から冬にかけての寒さを連想させます。また「たき火」という言葉で暖かさや安心感もえられるでしょう。

    季節感を取り入れて、みんなで楽しく歌おう!

    レクリエーションでは、みんなが楽しめる選曲をする工夫が必要です。多少年齢の異なる利用者さんがいても、童謡なら安心して歌うことができるでしょう。室内で過ごすことが多い冬は、[btp_line]風物詩をモチーフにした童謡をレクリエーションに取り入れ、季節感を大切にしてみてはいがかでしょうか。[/btp_line]

  • 【工作・体操・歌など】介護施設におすすめの秋のレクリエーション7選

    【工作・体操・歌など】介護施設におすすめの秋のレクリエーション7選

    今回は、秋におすすめのレクリエーション7選をご紹介します。介護施設のレクリエーションにはこの時期ならではの季節感を楽しめるような企画がおすすめ。肌寒さで利用者さんが体調を崩しやすい季節でもあるので、心身の健康につながるような活動も喜ばれるでしょう。介護スタッフの皆さんはぜひ、日々の企画出しに取り入れてみてください。

    秋のレクリエーションを企画するポイント

    秋のレクリエーションは次のようなポイントに気をつけながら考えてみましょう。

    秋のモチーフを取り入れて季節感を出す

    秋は、キノコや大根、秋鮭など旬を迎える美味しい食材が豊富な季節です。紅葉も少しずつ深まり、冬に向かう季節の変化も楽しめるでしょう。そのため、秋の食材やどんぐり、落ち葉などの[btp_line]自然のモチーフを取り入れてみる[/btp_line]と季節感を味わえて喜ばれそうです。

    秋の行事に合わせた企画を考える秋には、さまざまな祝日や記念日があることはご存知でしょうか。

    例えば、

    • 敬老の日(9月の第3月曜日)
    • 秋分の日(9月23日)
    • スポーツの日(10月の第2月曜日)
    • 文化の日(11月3日)
    • 勤労感謝の日(11月23日)

    といった国民の祝日が制定されており、その他にも「和食の日」(11月24日)・「将棋の日」(11月17日)などの記念日もあります。また、重陽の節句やお月見など[btp_line]日本文化に触れられる行事[/btp_line]もあり、最近ではハロウィンにちなんだ企画も喜ばれるんだとか。これらの行事や記念日もレクリエーションを考えるきっかけとなりそうです。

    気温差による体調の変化に気をつける

    冬に近づくにつれて気温がぐっと下がる日が増えてくるでしょう。寒くなると免疫力が下がり、風邪を引きやすくなるといわれています。そのため、気温の低い日でも室内で楽しめる企画や[btp_line]心身の健康につながるようなレクリエーション[/btp_line]もおすすめです。

    介護施設向け!秋におすすめのレクリエーション7選

    工作や体操、歌など、秋におすすめのレクリエーションをご紹介します。

    陶芸体験

    “芸術の秋”にちなんだ活動としては、陶芸体験がおすすめです。無心になって粘土をこねる陶芸は、リラックス効果があり、ストレス解消にもなるといわれています。作品は短時間でも完成できる小さい器や湯呑など、簡単なものがおすすめです。

    秋にちなんだ和歌や俳句

    秋をテーマにした和歌や俳句を詠むことは、脳への良い刺激になります。また、百人一首などの有名な句をなぞり書きしても良いでしょう。文化の日にもぴったりの企画です。

    木の実や落ち葉を使った作品づくり

    どんぐりや落ち葉を拾ってきて、作品づくりの材料にするのもおすすめです。どんぐりゴマやアクセサリーの制作、落ち葉アートなど、アイディア次第でいろいろと活動が広げられるでしょう。

    栗拾いゲーム

    栗拾いゲームは秋に人気のレクリエーションで、紙を小さく切ったり丸めたりして落ち葉を作り、制限時間内に“栗”を探すゲームです。栗はピンポン玉や丸めた紙を使うと安全に遊べるでしょう。チーム制にしたり、景品を用意したりするとより盛り上がります。

    秋の童謡や歌謡曲に合わせてダンス

    肌寒い日には、秋にちなんだ童謡や歌謡曲に合わせてダンスを踊り、体を温めるのも良いでしょう。体の不自由な方でも参加しやすいよう、激しい動きの少ない簡単な振り付けがおすすめです。ダンスは頭の体操や運動不足の解消にもつながるため、ぜひ取り入れてみてください。

    カラオケ大会

    世代が近い利用者さんが集まる場ではカラオケ大会もとても盛り上がります。思いっきり歌えば、寒い日でも体がポカポカと温まってくるはず。利用者さんに人気の秋の歌謡曲には「夕陽の丘」(石原裕次郎・浅丘ルリ子)や「秋桜」(山口百恵)があります。大きく息を吸うことで心肺機能を鍛えることもできるでしょう。

    合唱や楽器による演奏会

    演奏会は人気のレクリエーションのひとつですが、さまざまな楽器を掛け合わせることでより一層盛り上がります。介護スタッフと利用者さんが一緒になって演奏できる楽器を持ち寄り、ひとつの曲を演奏するのも楽しいでしょう。楽器が演奏できない方も歌で参加できるよう、合唱曲や歌謡曲を選ぶのもおすすめです。

    秋のレクリエーションは季節のイベントにちなんだ企画がおすすめ!

    秋は祝日や記念日、行事が多いため、それらにちなんだレクリエーションにすると季節感も取り入れられるのでおすすめです。「今日は何の日でしょうか?」と利用者さんに問いかければ、会話も広がるのではないでしょうか。今の時期、レクリエーションに悩んだらぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 【1時間以上のレクリエーション】介護現場で使える所要時間別レク5選

    【1時間以上のレクリエーション】介護現場で使える所要時間別レク5選

    レクリエーションを企画するとき、確保できる時間に合わせて内容を決定している介護施設も多いでしょう。本記事では、1時間以上というまとまった時間で実施するのにおすすめのレクリエーションを5つご紹介します。「レクリエーションのネタに困っている」「利用者さんが飽きないレクを探している」「1時間くらいのレクリエーションが知りたい」といった介護施設の方にぜひ読んでいただきたい内容です。

    1時間以上のレクリエーションのメリット&現場での注意点とは

    まずは、1時間以上のレクリエーションを実施するメリットと、注意点を確認していきましょう。

    メリット1【コミュニケーションの時間を充分にとれる】

    1時間以上確保できる際のレクリエーションでは、レクリエーション参加者同士で話をする時間を十分に取れます。進行を焦る必要もありません。ゆっくりと会話をしながら・反応を見ながら、参加者同士や介護スタッフと参加者間のコミュニケーションを重視した内容にすることが可能です。

    メリット2【難易度が高い企画や時間がかかる企画にも挑戦できる】

    1時間以上というまとまった時間があれば、企画の説明時間もたっぷりと確保することができます。「説明に時間がかかるから避けていた…」といったような難しい企画や、制作手順が多い手芸系の企画、さらには調理系の企画なども取り入れることが可能です。

    注意点1【参加者を飽きさせない&孤立させない工夫が必要!】

    1時間以上のレクリエーションだと、途中で飽きてしまう方もいるかもしれません。盛り上がりに欠ける企画だと、参加者さんにとって苦痛な時間となってしまいます。また、輪に入れない方がいたら積極的に声をかけるなどの配慮も必要です。いつもの企画よりもメリハリを重視したり、適度にリフレッシュタイムを設けたり、飽きのこない工夫を加えることも必要でしょう。

    注意点2【無理をしないように注意!】

    1時間以上集中し続けることは、高齢の方にとって負担となるかもしれません。適度に休憩をはさむ、参加者の判断で自由に休めるような雰囲気をつくる、トイレ休憩や水分補給の時間を確保する、などの対応が必要です。[btp_line]負担とならないよう気を配ることもポイント。[/btp_line]

    それでは、1時間以上で内容たっぷりのレクリエーションを5つ紹介します。

    【おすすめ1】頭をたっぷり使って考える「謎解き」クイズ

    1時間間以上のレクリエーションなら、考える時間を充分に確保できるため、普段と少し違った脳トレクイズなどを企画するのがおすすめ。近年話題の「謎解き」要素を取り入れたクイズは大変盛り上がります。

    例えば「升×9はなんと読む?」「万万万万万はなんと読む?」といった問題は、さまざまな角度から物事を考えるので脳への良い刺激となるはず。参加者の興味も引くことができるでしょう。(ちなみに、答えはマスクとマンゴーです)

    問題例は、謎解きサイトや謎解き関連の書籍などを参考にすると良いでしょう。

    【おすすめ2】鮮やかな色で気持ちも明るく!「大人の塗り絵」

    塗り絵はさまざまな色を塗り分ける作業で頭を使い脳トレになります。また腕や手指を動かす、細かいパーツを塗る、といった動作が[btp_line]リハビリの一環[/btp_line]にもなりますよ。

    「塗り絵は子供の遊びでは?」「簡単すぎるのでは?」と思われる方もいるかもしれませんが、近年「大人の塗り絵」が大人気。おしゃれなモチーフやリアルな絵画、細かく塗り分けができるモチーフなどが充実しています。難易度も簡単なものから難しいものまで、参加する方に合わせて個別に選ぶことが可能。時間を忘れて没頭できるレクリエーションです。

    塗り絵関連のサイトで図案をダウンロードできるので、ぜひ参考にしてください。塗り絵のほかにも、写経や写仏など、集中して取り組めるレクリエーションもあります。

    【おすすめ3】おやつも大事な栄養源「スイーツ作り」

    1時間以上の時間が確保できるレクリエーションでは、定番のスイーツ作りもおすすめです。旬の食材や高齢者が好む食材を取り入れたおやつを作り、参加者全員で食べるところまでを楽しむレクはどこの介護施設でも大人気。特に果物や野菜を取り入れたおやつは、不足しがちなビタミン類や食物繊維などを摂取できるので、介護施設でのレクリエーションにぴったりです。

    春から夏にかけては旬のフルーツを取り入れたゼリー、冬場はかぼちゃやサツマイモを使用したカップケーキやスイートポテトなどはいかがでしょうか。参加者のコンディションに合わせて、喉ごしが良いおやつや、食べやすいおやつをセレクトするのがポイントです。

    【おすすめ4】編み物の定番!「かぎ針編み」

    1時間以上のレクリエーションなら、編み物も候補にしてみては?コツコツと集中して編み進めるのも楽しいものですが、介護スタッフや仲間とおしゃべりを楽しみながらゆったりと編んでいくのもいいものです。「編み物をしていると昔を思い出す…」という方は実は多く、思い出話に花が咲くかもしれません。おすすめは、初心者も挑戦しやすいかぎ針編みです。

    <準備物>

    • 毛糸
    • かぎ針
    • とじ針

    <作品例>
    かぎ針編みで作品を作るなら、実用的なアイテムを選ぶと暮らしのなかでも役立ちます。たとえば「エコたわし」や「コースター」はレクリエーションの定番。編み物上級者は鍋敷きやポットカバーなど、少し大きなものに挑戦してみてもいいですね。

    【おすすめ5】懐かしの作品や話題作を!「映画鑑賞」

    1時間以上の時間確保が可能な場合は、映画鑑賞も良いレクリエーションになります。短編映画であれば、集中して最後までご覧いただけるでしょう。日本映画なら「男はつらいよ」シリーズはテッパンの人気作品。美空ひばりさん主演の「伊豆の踊子」もおすすめです。話題の映画や、介護施設に近いエリアが舞台となっている映画なども、興味を持ってもらいやすいでしょう。

    介護施設のレクリエーションで映画鑑賞を導入する場合は、音量が小さすぎないか・映像が小さすぎないか・見えづらくないかといったポイントを事前に確認しておくことが成功のコツです。

    1時間以上のレクリエーションはじっくりと楽しめる企画を

    介護施設で1時間以上のレクリエーションを取り入れるなら、頭脳系や制作系のレクリエーションがおすすめです。参加者同士でコミュニケーションをとりながらじっくりと集中できる企画は満足感を得られます。たっぷり時間があるときは映画鑑賞もいいですね。ぜひ介護スタッフも施設利用者さんと一緒に楽しい時間を過ごしてみては。長時間のレクリエーションは適度な休憩を入れることを忘れずに。

  • 介護ICT「眠りSCAN」導入で職場環境を改善!広島・尾道のサ高住「けやきの樹」

    介護ICT「眠りSCAN」導入で職場環境を改善!広島・尾道のサ高住「けやきの樹」

    介護・看護の現場で人手不足が問題となっている中、注目を集めているのが「ICT技術」の導入です。今回は、介護現場で活用が進むICT技術[btp_line]「眠りSCAN(スキャン)」[/btp_line]を導入した、尾道市のサービス付き高齢者向け住宅「けやきの樹」の事例をご紹介します。導入によって現場や入居者さんのご家族に、どのような変化がもたらされたのか、施設管理者にインタビューしました。

    広島・尾道のサ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」

    【尾道市向島】サービス付き高齢者向け住宅「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」

    今回ご紹介する[btp_line]サ高住「けやきの樹」[/btp_line]は、広島県尾道市に属し瀬戸内海に浮かぶ「向島(むかいしま)」にあります。近隣には系列のサ高住「尾道いちょうの樹」もあり、両施設は車で2分ほどの距離。向島には「しまなみ海道」が開通しており、車を使用すれば本州から10分程度でアクセス可能。フェリーも運航しているため、通勤にも便利なロケーションと言えるでしょう。

    「尾道いちょうの樹」(左)と「けやきの樹」

    2施設のうち、最初に開設された「尾道いちょうの樹」は、全32戸と小規模でアットホームな雰囲気。尾道水道に面しているため、窓からは行き交う船も眺められます。
    一方、「けやきの樹」は全63戸。建物内には広い中庭があり、緑豊かな住環境が魅力です。

    地元・尾道の水産物卸売会社「山源山乃花」が運営

    2施設を運営しているのは、地元・尾道で1988年から続く水産物卸売業者「山源山乃花(やまげんやまのはな)株式会社」。代表の木曽量之さんは、高齢化が進む尾道で介護・看護サービスの提供を通じて地域貢献したいと、介護事業に進出。サ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」を開設し、訪問看護サービスなども運営してきました。

    ▼「山源山乃花株式会社」木曽代表のインタビューはこちら。

    介護ICT「眠りSCAN」導入。広島・尾道のサ高住「けやきの樹」の事例をご紹介

    サ高住「けやきの樹」では、介護ICTの見守り支援システム「眠りSCAN(スキャン)」を導入しています(※希望者のみ)。
    今回は、「山源山乃花」の運営スタッフである中口雅貴さんに、システムを導入した理由や導入後の変化などについてお話を聞きました。

    「けやきの樹」で見守りシステム「眠りSCAN」を導入した理由とは?

    「けやきの樹」に導入されている「眠りSCAN」のモニター画面

    [btp_box back=”on”]

    介護ICT「眠りSCAN」とは?
    介護施設などで導入されている見守り支援システム。
    シート状のセンサーをマットレスの下に設置することで、身体に器具などを装着することなく、心拍数や睡眠状態、離床動作などをリアルタイムで遠隔監視できます。睡眠日誌によって詳細な生活リズムの把握も可能。施設スタッフの効率的な巡回や、入居者さんの快適な睡眠環境の維持を助けます。[/btp_box]

    「けやきの樹」に「眠りSCAN」を導入した理由を教えてください。

    [btp_box]中口さん「夜勤帯のスタッフの業務軽減や、入居者様がベッドから離れる際の転倒リスクの軽減、定期の安否確認だけでは把握しきれない急変の早期発見のために導入しました」[/btp_box]

    スタッフの負担軽減は、介護現場の共通の課題。「けやきの樹」では先進的なシステムを積極的に取り入れることで、スタッフの労働環境の改善に取り組んでいます。

    「眠りSCAN」導入後、スタッフの負担が軽減!

    「眠りSCAN」導入後、スタッフさんの仕事にどのような変化がありましたか?

    「けやきの樹」事務室

    [btp_box]中口さん「事務室内のモニターやスタッフが持つ端末で、入居者様の睡眠状態を確認できるため、スタッフの居室巡回回数が減り、夜勤帯の大幅な業務軽減が実現できました。離床時に転倒リスクの高い入居者様の事故の防止や迅速な発見、対応、処置などに繋げられるため、入居者様もスタッフも心強く感じています」[/btp_box]

    「けやきの樹」で夜間に常駐しているスタッフは2人。ほとんどの入居者さんが就寝している時間帯とはいえ、すべての居室を見回りながら細かな状態の変化に気付くには難しさもあります。また、入居者さんの中には、巡回に来るスタッフの気配で、目が覚めてしまうという方もいたそうです。
    介護ICTを導入したことで、スタッフの業務負担が減っただけでなく、入居者さんの生活面にも良い変化が生まれたようです。

    「眠りSCAN」に対する入居者さんやご家族の反応は?

    導入したことで入居者さんやご家族からどんな反応がありましたか?

    [btp_box]中口さん「『眠りSCAN』のデータは、入居者様のご家族も閲覧できるようになっています。離れていても体調の変化を把握できる点を感謝される声が多いですね。入居者様のご家族の中には医療関係者もいらっしゃり、『眠りSCAN』で得たデータをご自身で確認できることも喜ばれています」[/btp_box]

    もう一つ、「眠りSCAN」を利用する大きな利点として、『睡眠日誌』を確認できるという点が挙げられます。

    [btp_box]中口さん「入居者さんの睡眠サイクルを知ることで、的確なタイミングでケアできます。睡眠を妨げることがなくなり、睡眠習慣の改善にアプローチできるようになりました。
    また、データはスタッフ間の情報共有だけでなく、入居者様の近況や健康状態をご家族にお伝えする際の資料としても役立ちます」[/btp_box]

    今後のICT導入予定について

    そのほかに導入されているICT機器はありますか?

    [btp_box]中口さん「現在、介護・医療分野に特化した支援ソフト『ワイズマン』を利用しています。訪問記録や請求業務の軽減、事務所間の情報共有を迅速に行うことができます。さらに、『眠りSCAN』とデータ連携することで、ベッドのセンサーやバイタル、ナースコールなどの情報を集約し、入居者様一人ひとりの細かな情報を一括して記録・閲覧しています。日勤から夜勤への業務引継ぎの際などに役立っています」[/btp_box]

    「けやきの樹」では、基本的に1日8回の居室見守り巡回が行われています。その際の訪問記録や申し送り事項を、スタッフが一人一台持っているタブレットに入力し、閲覧管理できるシステムを使うことで業務負担を軽減。
    こうした業務の効率化によって、スタッフにも時間や心の余裕が生まれ、介護サービスの質の向上が図れるようです。

    今後、導入を予定されているシステムやICT機器はありますか?

    [btp_box]中口さん「今回『けやきの樹』で導入した『眠りSCAN』に対して、スタッフや入居者様の評価が高かったので、弊社が運営している『尾道いちょうの樹』も『眠りSCAN』を導入する予定です」[/btp_box]

    今後も「けやきの樹」、「尾道いちょうの樹」のさらなる生産性の向上に期待が集まります。

    介護ICTを積極的に進めるサ高住【尾道いちょうの樹】【けやきの樹】

    【尾道いちょうの樹】【けやきの樹】介護スタッフ、看護師など、多職種を募集中!

    現在「尾道いちょうの樹」、「けやきの樹」では各種スタッフを募集しています。
    募集職種は、介護スタッフやケアマネジャー、看護師、調理員、事務員などさまざまです。積極的なICTの導入で、スタッフの働きやすい環境整備や入居者さんの安全性を高める取り組みを行っている職場で、あなたの力と熱意を活かしていきませんか?
    採用に関しては公式LINEからも質問できるので、気軽に問い合わせてみてください。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    採用は「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」共通で、希望や適性などに応じて各施設へ配属となります。介護や子育て中で日勤のみ希望という方にはデイサービス勤務を、というように、ライフスタイルに応じた働き方を選べます

    「尾道いちょうの樹」、「けやきの樹」の採用について気になった方は、採用ページでご確認ください。

    積極的な介護ICT導入でスタッフが働きやすい職場環境を実現

    介護というマンパワーの必要な業界において、より良い職場環境づくりや入居者さんの安全確保のためにも、介護ICTを導入することは急務です。こうしたシステムをいち早く取り入れ運用している「けやきの樹」、そして今後導入が予定されている「尾道いちょうの樹」で、あなたの力を活かしてみませんか?ぜひ採用情報をチェックしてみてください。

    【尾道いちょうの樹】

    所在地広島県尾道市向東町3301番地59
    電話番号0848-38-7767
    公式サイトhttp://ichonoki.com/

    【けやきの樹】

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  • 全世代型社会保障とは?介護現場の生産性向上が急務に

    全世代型社会保障とは?介護現場の生産性向上が急務に

    全世代型社会保障とは、[btp_line]持続的な社会の実現[/btp_line]を目指すための施策です。近い将来、日本はさらなる高齢化や人口減少など、大きな問題に直面します。医療・介護業界にもその影響が及ぶことは明白でしょう。介護現場で働く方にとっても、今後の政策の動向は見過ごせないはずです。そこで今回は、全世代型社会保障とは何かを解説するとともに、具体的な取り組みや、介護現場にもたらす変化をご紹介します。

    全世代型社会保障とは?

    全世代型社会保障とは、制度そのものの名称ではなく、これからの日本社会が目指すテーマのようなものです。ニュースなどで「全世代型社会保障会議」や「全世代型社会保障改革」といった言葉を目にしたことがある方も少なくないでしょう。
    国では全世代型社会保障の考え方をもとに、保育・介護・障害福祉・医療などを含む社会保障全般について、制度の見直しや改革を議論。
    全世代型社会保障の構築完了は2040年頃を想定しており、緊急性や重要性、地域ごとの課題などを考慮しながら、計画的に進められています。2021年11月から2023年2月まで開催された全13回の会議ではさまざまな制度が議題にあがり、法案の改正や体制の整備が行なわれてきました。

    全世代型社会保障を進める目的

    全世代型社会保障とは、これから目指す社会の構造であると説明しました。では、具体的な目標や、基本の考え方を見てみましょう。

    人口減少の流れを食い止める

    少子化による人口減少は、日本の経済活動を縮小させ、国の存続危機をもたらします。この先子供を生みたいと思える社会、また生んでからも安心して子育てができる社会の実現は、今まで以上に不可欠です。全世代型社会保障では、これ以上人口が減るのを防ぐため、子育て支援の強化や子育て費用を社会全体で担う仕組みの整備を進めます。

    超高齢社会に備える

    人口減少を防ぐとともに重要なのが、今後さらに深刻になる超高齢社会への備えです。厚生労働省の『第12回全世代型社会保障構築会議報告書』によると、75歳以上の人口は2042年にピークを迎え、一度は減少するものの、その後も比率は増え続けると予想されています。そのような状況下でも社会を維持するには、労働力の確保や、給付と負担のバランスが取れた社会保障制度を整えることが重要です。
    例えば女性や高齢者でも希望通りに働ける制度の構築や、社会全体で社会保障給付を支える仕組みづくりなど、議論される対策は多岐にわたります。

    地域で支え合う社会を構築

    この先すべての世代で独居者が増え、孤立や孤独、日常生活の維持困難などがより深刻になる見込みです。その背景には、不遇の時代に直面した就職氷河期世代の高齢化や、人口減少が進む地域の支え合い機能低下などがあります。
    全世代型社会保障では、人々が地域と繋がり、支え合いながら安心して生活ができる社会の実現を考案。地域ごとに、医療・介護・福祉などの包括的なケアが提供できるよう、体制を整えようとしています。また、住まいの確保なども今後の課題です。

    全世代型社会保障の医療・介護分野における取り組み例

    全世代型社会保障をもとにした、医療・介護分野における具体的な施策案を一部ご紹介します。

    医療保険制度や医療体制の見直し

    国は増加する高齢者の医療費を現役世代だけが支えるのではなく、負担に応じてすべての世代で公平に担う方針を固めました。後期高齢者医療制度の見直しや、前期高齢者の医療費の負担を健康保険組合で調整するなど、全世代で高齢者を支える制度が確立されつつあります。
    また、地域によって大きく差がある医療・介護の需要にも対応しなければいけません。そこで、都道府県別の医療機関のデータベース構築や、身近な地域で健康管理や医療提供を受けられる「かかりつけ医機能」の強化も進められています。
    かかりつけ医機能が浸透すれば、在宅医療や介護施設との連携がスムーズになるなど、効率的な医療体制を築けるでしょう。

    地域包括ケアシステムの強化と介護現場の改革

    介護保険にかかる費用は、医療保険を大きく上回るペースで増加しています。今後は要介護認定率も上がる見込みで、都市部では介護ニーズが急増するでしょう。一方で、介護業界の人手不足はますます深刻になっていきます。
    そこで、高齢者が住み慣れた地域で医療・介護サービスや生活支援などをまとめて受けられる「地域包括ケアシステム」の強化がより求められるように。単身、独居や要介護度の高い高齢者が、自宅でサービスを受けられる体制づくりが急いで行われています。
    また、認知症の方とその家族が安心して長く暮らせる環境づくりも重要です。今後も地域と行政が一丸となり、介護予防や社会との繋がりを維持できる体制を増強していきます。
    同時に、介護現場の生産性向上や、労働環境の改善も進めていかなければなりません。介護分野へのテクノロジーの導入や、働き方改革など、さまざまな対策が実施されています。

    今後求められる介護サービスとは?

    介護現場が高齢化の課題に応えるには、個々の介護ニーズに柔軟に対応していくことが大切です。例えば介護スタッフが要介護者を送迎し、ついでに簡単な家事など生活支援を行うとしましょう。利用する側は効率的にサービスを受けられ、事業者側は介護スタッフの生産性や賃金を引き上げられるメリットがあります。
    実際に、全世代型社会保障会議でも「複合型サービス」の創設が認められました。今後の介護現場では、異なる複数のサ-ビスを掛け合わせた、新しい在宅サービスの提供が普及するかもしれません。

    全世代型社会保障が進むと介護現場はどう変わる?

    最後に、全世代型社会保障が進むと、介護現場にどのような変化がもたらされるのかご紹介します。

    介護スタッフの待遇アップ

    すでに国では、介護福祉士の資格を持つ方をはじめとした、介護スタッフ全般の給料を上げる政策を2019年に打ち出しています。その後も給料は増加傾向にありますが、2024年度には新たに介護報酬改定や処遇改善加算の見直しがされる予定です。明確な内容はまだ発表されていませんが、複合型サービスの新設や、未だ解消されない人手不足を考慮すれば、待遇改善の見直しは今後ますます活発になるでしょう。

    介護現場の業務効率化で負担軽減

    政府は介護現場の業務効率化を図るため、介護ロボットの導入支援や、行政手続きのデジタル化、在宅介護や福祉用具へのテクノロジー導入を促進しています。
    また、外国人スタッフをはじめとした多様な人材の採用や育成、介護職の魅力発信にも注力。介護業界のあり方が変われば介護スタッフの負担も軽減され、より良い労働環境への変化が期待できるでしょう。

    全世代型社会保障の実現で介護現場が大きく変わる!

    全世代型社会保障とは、人口減少や超高齢化社会を克服するための施策です。社会全体の仕組みが構築されるとともに、介護業界も雇用やサービス提供を維持していかなければいけません。介護スタッフの生産性向上や効率化を図るとともに、介護事業者の経営状況の可視化など、新しい体制づくりが急いで求められています。

  • 【60分以内のレクリエーション5選】介護施設で導入も簡単!

    【60分以内のレクリエーション5選】介護施設で導入も簡単!

    レクリエーションを介護施設で企画するとき、どのような基準で内容を選んでいますか?1日のタイムスケジュールの中でレクリエーションのために確保できる時間が決まっていて、「所要時間を考慮して内容を決めている」という施設もあることでしょう。そこで、この記事では区切りの良い「60分以内でできるレクリエーション」をピックアップしてお届けしていきます。ぜひ参考にしてくださいね。

    60分以内のレクリエーションのメリット&介護現場での注意点とは

    60分以内のレクリエーションにはどのようなメリットがあるのでしょうか。また介護現場で60分以内のレクリエーションを取り入れる際の注意点も気になるところです。それぞれ分かりやすくまとめました。

    メリット1【充分にレクを満喫できる】

    「60分以内」は、レクリエーションを満喫するのに充分な時間です。介護施設の利用者さん同士でコミュニケーションタイムをたっぷりと確保できる、時間に縛られることなくレク内容に集中してもらえる、といったメリットがあります。じっくり取り組める手芸系のレクリエーションの実施もおすすめです。

    メリット2【進行しやすい】

    60分という単位はキリが良いので、「10分毎に交代して4セット行う」「20分を2回行う」など、体を動かすレクや競争するようなレクで時間を区切りやすいポイントも魅力。レクリエーションを進行しやすいメリットがあります。

    注意点1【中だるみに注意!】

    「60分」という時間は意外に長いものです。途中でレクリエーションの内容に飽きてしまう利用者さんもいるかもしれません。介護スタッフは企画の際に飽きのこない内容を検討する、適度にリフレッシュできる場面を作る、といった工夫が必要です。

    注意点2【無理をしないように注意!】

    60分間つねに集中し続けることや、動き続けることは、高齢の方にとって大きな負担となります。適度に休憩をはさむ、体を動かすレクリエーションであれば交代制にする、などリラックスできる時間も組み込んでいくことがポイントです。

    それでは、60分以内でできるレクを5つご紹介していきましょう!

    【おすすめ1】フープ作りから楽しむ!「新聞紙フープリレー」&「新聞紙輪投げ」

    「新聞紙フープリレー」は、参加者数人で手をつなぎ、新聞紙で作った輪っか(フープ)を落とさないようにリレーしていくレクリエーションです。「新聞紙輪投げ」はペットボトルなどを的にしてフープを投げるおなじみの遊び。新聞紙でフープを手作りする段階と、リレー&輪投げの2段階で行います。大人数で参加できるレクリエーションです。

    <準備物>

    • 新聞紙
    • テープ
    • ペットボトル

    <遊び方>

    • フープ作り
      まずは新聞紙でフープを作成します。新聞紙を広げてくるくると巻いて棒状にしましょう。輪にしやすくするため、右手の親指と人差し指で潰し、潰した部分から90度回転させて、今度は左手での親指と人差し指で潰していきます。これを繰り返し、輪にしてテープで止めたら完成です。
    • 新聞紙フープリレー
      参加者を2チーム以上に分けて、チームごとに手をつなぎます。端の方から順に、手をつないだ状態でフープに手を入れて、ゴールの方までフープを届けていきましょう。もっとも早くフープを届け終えたチームの勝ちです。
    • 新聞紙輪投げ
      ペットボトルを的にして、新聞紙で作ったフープで狙いましょう。一人5投など回数を決めて何回成功するか競ったり、介護職員が的となって棒でフープをキャッチするルールに変更したり、輪投げの方法を工夫すると盛り上がります。

    【おすすめ2】思わず笑ってしまう?!「笑顔鉄板体操」

    「笑顔鉄板体操」は1~5の数字とともに手を叩く、脳トレとなるレクリエーションです。手を叩く簡単な動作がメインのため、介護度が高い施設利用者さんにも気軽に楽しんでもらえます

    <準備物>
    なし

    <遊び方>
    始めに手を叩かないときの数字を決めます。これがレクリエーションをおもしろくするコツ。参加者に数字を選んでもらい、その数字がコールされたときだけは手を叩きません。進行役の介護スタッフや職員が1~5の数字をランダムに言い、参加者はその数字の回数分、手を叩きます。
    考えながら手を叩くので、脳への良い刺激となります。手を叩かないときの数字がコールされたときに引っかかってしまったり、うっかり回数を間違えてしまったりすることもあり、ワイワイ盛り上がりながら取り組める体操です。

    【おすすめ3】懐かしの名曲を思い出す!「イントロクイズ」

    「イントロクイズ」は、曲の出だし部分をスピーカーなどで流し、利用者さんにその曲名を当ててもらうゲームです。昭和の懐かしの名曲や、平成のヒット曲、童謡など、高齢者の間で有名な曲をセレクトして当ててもらいましょう。

    <準備物>

    • 音源
    • スピーカー

    <遊び方>
    介護スタッフや職員が、選んだ音源の冒頭部分のみを参加者全員に聞こえるようスピーカーで流します。参加者には早押し形式で、分かった時点で挙手をして回答。チームに分かれて対戦形式にするとさらに盛り上がりますよ。白熱しすぎて60分以内では時間が足りないかもしれません。

    【おすすめ4】体をたっぷり動かせる「ボーリング」

    ボーリングは10フレームまでやると時間がかかるスポーツ。60分以内という時間設定のレクリエーションであれば、しっかり最終フレームまで楽しむことができるでしょう。全身運動になりますし、車いすの方にも楽しんでいただける企画です。スコアの計算は脳トレにもなります。

    <準備物>
    ボーリングのピン
    ボール

    <遊び方>
    ピンを10本並べ、ボールを転がして倒していきます。参加者に合わせてピンと投げる位置を調整したり、チーム制にしたり、ルールを調節すると良いでしょう。ピンを10本以上多めに立てて倒しても楽しめます。

    【おすすめ5】難易度が高い作品に挑戦「折り紙」

    とてもシンプルな折り紙ですが、指先を使うので脳への良い刺激となります。座ってできるレクリエーションなので、体調面に不安がある方や、認知症の方にも挑戦しやすいという特徴も。季節の行事に合わせたモチーフを折って介護施設に飾る、といった楽しみ方もおすすめです。

    <準備物>
    折り紙

    <遊び方>
    基本の折り方以外の作品に挑戦するのがおすすめです。たとえば「祝い鶴」は難易度がやや高く、完成したときの達成感を味わえます。また「星」モチーフの制作は、七夕やクリスマスといったイベントの飾りで重宝するでしょう。

    60分以内のレクリエーションは企画内容重視!

    60分以内のレクリエーションは、介護施設の利用者さん同士でコミュニケーションをたっぷりとれる、時間を区切って進行しやすい、といったメリットがあります。普段は少し時間が足りないかな、と感じるような難易度が高めの企画や時間を要する企画、手芸系の企画を取り入れるのもおすすめです。休憩タイムも忘れずに入れてくださいね。

  • 認知症基本法で介護現場の何が変わる?ポイントをわかりやすく解説

    認知症基本法で介護現場の何が変わる?ポイントをわかりやすく解説

    2023年6月に「認知症基本法」が成立しました。認知症の方との共生社会を実現するために成立した法律ですが「介護現場では実際に何が変わるの?」といった介護職の声は少なくありません。そこで、この記事では認知症基本法とはどんな法律か、またそれによって介護現場では何が変わるのかについてわかりやすく解説していきます。認知症の利用者さんに接する機会が多い方は、ぜひご覧ください。

    認知症基本法とは

    認知症基本法とは、認知症の方との共生社会実現を目指し、2023年6月に可決された法律です。制定された目的は、以下のように示されています。

    <共生社会の実現を推進するための認知症基本法の目的>

    • 認知症の人が尊厳を保持しつつ希望を持って暮らすことができるよう、認知症施策を総合的かつ計画的に推進
    • 認知症の人を含めた国民一人一人がその個性と能力を十分に発揮し、相互に人格と個性を尊重しつつ支え合いながら共生する活力ある社会(=共生社会)の実現を推進

    引用元:「共生社会の実現を推進するための認知症基本法について(厚生労働省)」

    簡単にいうと、認知症の当事者だけでなく、誰もが自分事として認知症を考える社会を目指しましょうという指針が国から示されたということです。

    認知症基本法で介護現場の何が変わる?

    認知症基本法の制定により、今後は介護現場でも変化が起きることが予測されます。とはいえ、今回制定されたのはあくまで国としての考え方を示す「基本法」のため、全体を通して抽象的な内容しか書かれていません。

    つまり、認知症基本法には介護現場で何が変わるのか具体的な変更点が書かれているわけではないのです。では、いつ介護現場に直接関わる変更点が示されるのでしょうか……。

    それは、今回成立した認知症基本法を考慮しながら今後検討されていく介護報酬改定や介護保険法改正などの場面です。ここでは、今回成立した認知症基本法の内容に則して具体的な変更点が示される可能性があります。

    そのため、現時点で介護職におすすめしたいのは、認知症基本法によって目指す社会について知っておくことです。今後の介護現場に関わる改定には、認知症基本法も考慮されるため今のうちから理解を深めておくと良いでしょう。

    認知症基本法で定める8つの基本的施策とは

    ここからは、介護職が知っておきたい認知症基本法の8つの基本的施策について解説していきます。今後はこれらの基本的施策に則した活動が業務に加わる可能性もあるため、あらかじめチェックしておきましょう。

    1.認知症の人に関する国民の理解の増進等

    1つ目は、誰もが認知症に対する知識や正しい理解を深める活動を推進する施策です。具体的には、学校や街、企業などが認知症への理解を深める取り組みを推奨しています。

    そのため、認知症の利用者さんと接している介護職が、学校や企業などに出向いて講義を行うことがあるかもしれません。このように、介護職の経験や気づきを地域に還元していくような活動が今後はより一層求められる可能性があるでしょう。

    2.認知症の人の生活におけるバリアフリー化の推進

    2つ目は、認知症の方が自立した生活を送れるような地域づくりの推進です。この施策では、国や自治体が主導し、認知症であったとしても自立した暮らしが送れる対策の必要性が示されています。

    例えば、自治体が認知症の方でも買い物に行きやすい交通手段の確保を図ること。また、スーパーのレジや銀行の窓口など認知症の方が困りやすい仕組みの見直しを図ることも該当するでしょう。これらの実現を通して、認知症の方の生活における障壁をなくすことを目指していきます。

    3.認知症の人の社会参加の機会の確保等

    3つ目は、認知症になったとしても社会との交流や活動、発信を行う機会を確保するための施策です。これは認知症の方も生きがいや希望を持って暮らすため、国や自治体が主導して推進される施策で、意欲や能力に応じた雇用の継続も含まれています。

    具体的には、認知症の方が自身の経験を語るなどの社会参加の機会を確保すること。また、雇い主である事業者に若年性認知症や認知症の方への理解を深める働きかけを行い、意欲や能力に応じた就職が叶うような社会づくりを目指していきます。

    4.認知症の人の意思決定の支援及び権利利益の保護

    4つ目は、認知症の方の意思や権利の保護を示した施策です。認知症の当事者はこれまで「判断能力がない」と決めつけられ、尊厳を損なわれる対応が取られていた過去がありました。こうした事例を受け、今回の認知症基本法により、認知症の方の意思や権利を守ることが法で明文化されたのです。

    この施策では、認知症の方が何かを決めなければいけないときは、本人に必要な情報を伝え意思を引き出し「決める支援」を行うこと。また、本人だけの情報を間違って取り扱うことにより、不利益が起こらないよう権利を守ることなどが求められています。

    5.保健医療サービスおよび福祉サービスの提供体制の整備等

    5つ目は、どこに住んでいても適切な医療・福祉サービスが受けられる環境整備を目指す施策です。国や自治体が主導し、認知症専門の医療や在宅医療に必要な体制の充実を図っていくことが示されています。

    これに伴い介護現場では、保健・医療分野との協力をより求められる可能性があるでしょう。また、今後は認知症に対する専門知識や技術を持つ人材の養成・研修にも力を入れていく考えが示されています。

    6.相談体制の整備等

    6つ目は、認知症の当事者やその家族が困ったときに相談できる場所を整備する施策です。保健所や病院、介護事業所などがつながり合いながら、一人ひとりの事情や思いに配慮して相談にあたれる仕組みづくりが求められています。

    主導するのは国や自治体ですが、現場に必要とされているのは、認知症の当事者や家族が孤立しない言葉かけや情報提供です。こうした相談は介護職でも受ける可能性があるため、日頃からどのような提案ができるか意識しておくと良いでしょう。

    7.研究等の推進等

    7つ目は、認知症の研究を推進する施策です。これは、認知症の予防や治療といった症状に対するものから、社会参加施策の検証といった広義なものまで含まれています。また、実現しようとする共生社会がどれだけ進んだのかを調査し、より良い環境を整えるために必要な施策を講じる考えです。

    8.認知症の予防等

    8つ目は、認知症予防の取り組みに対する施策です。この施策では、国や自治体が主導し、希望する方が科学的知識や経験に基づいた認知症予防に取り組める環境づくりを促していきます。

    具体的には、認知症や軽度認知機能の障害を防ぐために必要な情報提供をスムーズに行うことで、早期発見・早期診断につなげる考えです。地域包括支援センターや医療機関、民間団体などとも協力しながら必要な施策を行うことが示されています。

    認知症基本法で何が変わるのかを理解しておこう!

    認知症基本法の成立により、介護現場でもさまざまな変化が起こると予測されています。そのため、まずは認知症基本法への理解を深めておくことが大切です。その上で、今後の介護報酬改定や介護保険法改正を見ていくと、介護現場で何が変わるのかが分かりやすいでしょう。認知症の利用者さんと関わる方は、理解を深めてこれからの仕事に役立ててみてはいかがでしょうか。

  • 30分以内でできるレクリエーション企画の参考に!おすすめレク5選

    30分以内でできるレクリエーション企画の参考に!おすすめレク5選

    多くの介護施設では、ゲームや制作活動、運動などさまざまなレクリエーションをほぼ毎日実施しています。毎日行われるレクリエーションを企画するのは、なかなか大変なもの。参加する利用者さんやその日のスケジュールによって、レクリエーションに割く時間も異なるでしょう。この記事では、30分以内でできるレクリエーションをピックアップしました。短時間でも楽しめるレクリエーションを企画する際に参考にしてください。

    30分以内でできるレクリエーションのメリットや注意点とは

    レクリエーションには、利用者さん同士のコミュニケーションだけでなく、身体機能や脳機能の維持・活性化、生活の質の向上など、さまざまな目的があります。忙しい業務の中で、利用者さんが楽しめるようなレクリエーションの企画や、準備を行うことは大変ですよね。企画する際には時間配分も考え、限られた時間内で実施できるよう工夫しなければいけません。

    30分以内でできるレクリエーションは、[btp_line]利用者さんが飽きずに楽しめる[/btp_line]というメリットがあります。長時間のレクだと、はじめは楽しんで参加していても、集中力を持続させることが難しく、だんだん飽きてくる方もいるでしょう。30分以内というのは、飽きずに楽しめ、「またやりたい」と思ってもらえるのにちょうどいい時間と言えます。

    しかし、レクリエーションの種類などによっては、30分以内だと短いと感じることがあるかもしれません。ゲームや制作などを行うと、思ったより時間が長引いてしまう場合もあるでしょう。そんなときは無理やり中断するのではなく、うまく終了に持っていけるよう注意が必要です

    それでは、30分以内に行えるおすすめのレクリエーションを紹介します。

    おすすめ1「うなぎ釣りゲーム」

    うなぎ釣りゲームとは、細長く切った新聞紙をたくさん用意し、棒を使って釣りのようにすくい上げるゲームです。ゲームや運動の要素を含んでおり、身体機能維持に役立ちます

    用意するもの…新聞紙、長い棒

    広げた新聞紙を横方向に切り、細長い形状をたくさん作ります。切る際、細すぎるとすくいにくいため、5~10センチ程度の幅にするといいでしょう。切った新聞紙を、ビニールプールや段ボールで作った大きめの箱に入れ、長い棒を使って新聞紙をすくい上げていきます。座っていてもできるため、車いすの利用者さんも楽しめるレクです。時間制限を設け、チーム対抗戦にしても盛り上がるはず。参加人数によって時間を調整できる点もメリット。土用の丑の日などに開催すると、一層楽しんでもらえるのではないでしょうか。

    おすすめ2「じゃんけんゲーム」

    じゃんけんゲームは、グー・チョキ・パーのイラストに合わせて、同じ手(あいこになる手)や、勝てる手・負ける手を出してじゃんけんを楽しむゲームです。手先を動かすため、脳の活性化が期待できます

    用意するもの…グー・チョキ・パーのイラストを描いたカード(画用紙や段ボールなど大きめが良い)

    グー・チョキ・パーのイラストが描かれたカードを介護スタッフがランダムに提示し、利用者さんはイラストと同じ手、勝てる手や負ける手など、事前に決めたお題どおりの手を出していきます。
    このゲームはテンポよく進めるのがポイント。最初は、考える時間が持てるようゆっくりしたスピードでカードを提示し、徐々にスピードを上げていくと一層盛り上がるでしょう。
    座ったまま楽しめますし、介助があれば認知症の方も参加できるレクです。

    おすすめ3「折り紙」

    30分以内のレクリエーションを企画するなら、手先を使い、折り方を考えながらできる折り紙がおすすめ。折り紙は、季節の植物やおもちゃ、動物などさまざまな種類からテーマを選ぶことが可能です。
    完成したら、利用者さんたちが作った折り紙を壁にひとつの作品として飾ってみましょう。制作自体は個別でも、共同作業のような一体感が生まれ、コミュニケーションや社会性の向上にも役立ちます。完成したときに、達成感や作る喜びを感じられる点も折り紙のメリットのひとつです。体力を必要としないレクなので、ベッドから移動することが難しい方や年齢の高い方でも楽しめます。

    おすすめ4「牛乳パック工作」

    牛乳パックは、水に強く丈夫な上、ハサミで切りやすいため、介護施設でのレクにぴったりの素材です。牛乳パックを使った工作ではさまざまなものを作れますが、30分以内に終わらせるなら、比較的簡単なものを選びましょう。小物入れやパッチンカエルなどがおすすめです。

    パッチンカエルは、開いた牛乳パックを適当なサイズにカットし、輪ゴムを引っかけ、折り曲げて手を離すとカエルのようにパッチンと勢いよく飛び跳ねるおもちゃのこと。イラストを描いたり、利用者さん同士で誰が一番高く飛ぶか競ったりして楽しめます。

    小物入れは、牛乳パックを適当な高さで切り、色つきの折り紙や画用紙、フエルトなどでまわりを飾りつければ完成。牛乳パックを開いて組み立てて三角形にしたり、複数組み合わせたり、いろいろなバリエーションの小物入れを作ることもできます。利用者さんそれぞれの個性あふれる作品ができるでしょう。

    おすすめ5「ペットボトルボーリング」

    ペットボトルボーリングは、ペットボトルをピンに見立てて並べて、ボールを転がしてボーリングを楽しむレクです。ボールをつかんで転がすという動作は、腕の力が必要なので、身体機能の維持につながります。利用者さんの中には、ボーリング経験のある方もいるでしょう。懐かしい気持ちになりながら楽しんでもらえるはずです。

    用意するもの…ペットボトル、ボール

    ペットボトルを三角形になるように等間隔に並べます。水を少し入れると重さ調整ができるため、利用者さんに合わせて調節してください。ボールは、柔らかいものを選びましょう。個人種目としても楽しめますが、人数が多いときにはチーム分けをして団体種目にしても楽しめます。床に並べたペットボトルを倒すのが難しい利用者さんには、テーブルの上に並べるなどアレンジするといいでしょう。

    おすすめ6「イントロクイズ」

    イントロクイズは、曲を流しイントロを聞いて曲のタイトルを当てるクイズ形式のレクです。曲を思い出すために、[btp_line]思考力や集中力を養う効果が期待できます[/btp_line]。使う曲は、利用者さんたちの思い出の曲や、有名な童謡や歌謡曲がおすすめです。イントロクイズのあとは、その歌を流してみんなで歌うのもいいですね。

    音楽を使ったレクは、ストレス解消や心身のリラックスなどを目的に行われます。イントロクイズは、脳機能の維持・向上だけでなく、気持ちのリフレッシュにも効果的ですよ。

    30分以内でも利用者さんが楽しめるレクリエーションを企画しよう

    介護施設で行うレクリエーションには、身体機能や脳機能の活性化・気分転換など、さまざまな目的があります。中でも、もっとも重要なことは利用者さんが楽しめるかどうかです。時間制限がある中でのレクリエーション企画は大変でしょう。今回紹介した30分以内でできるレクリエーションを参考に、利用者さんが楽しめるレクを企画してみてださい。

  • 認知症治療薬の新薬「レカネマブ」を国内承認!特徴や副作用とは?

    認知症治療薬の新薬「レカネマブ」を国内承認!特徴や副作用とは?

    2023年8月、厚生労働省の専門部会で、認知症治療薬の新薬「レカネマブ」が国内承認されました。日本においてアルツハイマー型認知症に対する薬はなく、対症療法のみだったため、レカネマブが承認されたことは認知症治療の大きな一歩となります。そこで今回は、認知症治療薬の新薬レカネマブの概要や臨床結果、副作用、その他の新薬の情報などについて見ていきましょう。

    新薬「レカネマブ」が国内承認!

    [btp_line]認知症患者の7割ほどがアルツハイマー型[/btp_line]といわれています。また、今後の高齢化を考えると、さらなる認知症患者が増えることが予想されており、アルツハイマー型認知症の治療薬の開発が進められていました。

    アメリカでは2021年に承認された認知症治療薬「アデュヘルム」がありますが、医療保険での適用が受けられず高額という理由で浸透していません。また、ヨーロッパや日本では承認されませんでした。

    そういった中、日本の製薬会社エーザイとアメリカの製薬大手バイオジェンとの共同開発にて、認知症治療薬の新薬レカネマブが登場。2022年秋の試験では、レカネマブがアデュヘルムを上回る結果を出したと発表し、注目されました。

    その後、エーザイは2023年1月に、医薬品医療機器総合機構に承認申請。厚生労働省も優位性を考慮して、審査を短期間で終わらせる優先審査品目に指定するほどでした。

    結果、8月の専門部会で認知症治療薬レカネマブが新薬として承認されました。

    新薬「レカネマブ」について

    認知症治療薬の新薬レカネマブが認知症の進行スピードを緩やかにすることがわかっていますが、具体的にはどういうことなのでしょうか?また、アデュヘルムとの違いについて見ていきましょう。

    レカネマブとは

    認知症治療薬の新薬[btp_line]レカネマブは、認知症の根治につながる薬ではありません[/btp_line]。また、投与対象の方は日常生活に支障がない早期の患者さんに限定されている点がポイントです。

    そもそもアルツハイマー型認知症は、アミロイドベータと呼ばれるたんぱく質が原因で発症するといわれています。アミロイドベータが脳内に蓄積して神経細胞を壊していき、認知症の症状が進行するという仕組みです。

    レカネマブは、このアミロイドベータを除去することを目的としています。アミロイドベータが固まる前に、人工的に作り上げた抗体を結合させることで、神経細胞が壊れるのを防ぐ役割があるのです。

    しかし、壊れてしまった神経細胞は再生できません。そのため、アミロイドベータが脳内に蓄積し始めた軽度認知症の方が対象というわけです。

    レカネマブの臨床結果

    エーザイとバイオジェンは、日本やアメリカだけでなく、ヨーロッパやアジアの235の医療機関で臨床試験を実施しました。早期のアルツハイマー型認知症の患者に対して、レカネマブを2週間に1回点滴するというものです。

    18ヶ月後、レカネマブを投与した方と偽薬を投与した方とを比べると、レカネマブを投与した方の症状の悪化が27%抑制されました。また、アミロイドベータの蓄積度を示すセンチロイドも大幅に減ったことがわかっています。

    レカネマブとアデュヘルムの違い

    アルツハイマー型認知症進行の原因物質アミロイドベータに着目して開発されたレカネマブとアデュヘルムですが、両者の違いは何なのでしょうか?

    そもそもアミロイドベータは、重なり合ってアミロイド繊維を作っています。この繊維が塊になることで老人斑として脳内に蓄積し、アルツハイマー型認知症が進行するという仕組みです。

    アデュヘルムの場合は、アミロイド繊維や老人斑に働きかけます。一方レカネマブは、アミロイド繊維になる前のアミロイド凝集体に作用。この点が相違点です。

    レカネマブによる副作用と課題

    認知症治療薬の新薬レカネマブは、早期のアルツハイマー型認知症の方への効果が期待されていますが、副作用や課題はないのでしょうか?ここでは、レカネマブの副作用や課題について紹介します。

    副作用

    臨床試験において脳のむくみや出血が副作用としてあげられましたが、安全性に重大な問題はないとして承認されました。

    ただし、レカネマブ投与の前に出血傾向にないかどうかを検査したり、血栓を溶かす薬を服用している方へ投与する際には注意したりするようにと伝達されています。

    課題

    レカネマブに対する課題は2つ。アルツハイマー型認知症の早期発見と価格です。

    レカネマブは前述したように、初期の認知症患者でなければ使用できません。しかし、アミロイドベータが蓄積されていることを検査できる施設は限られ、健康診断で診断することも難しいでしょう。つまり、レカネマブ投与に間に合う初期の認知症患者を見つけることが、現在の医療体制では困難なのです。

    価格面については、一足先に承認されたアメリカでは、1人当たり年間26,500ドルかかります。1ドル140円で計算すると、約370万円に。日本ではまだ薬価算定が確定していませんが、同程度になると考えられています。

    レカネマブが日本の医療現場で使われる時期は?

    認知症治療薬の新薬レカネマブは、2023年8月の専門部会で承認されましたが、薬価算定をしなければなりません。

    算定についての議論は、承認より原則60日から90日といわれています。そのため、最短で10月から11月。上手くいけば、2023年内に使用できるようになる可能性があります。

    今後注目の新薬とは?

    レカネマブによって認知症治療薬に注目が集まったのですが、今後期待される新薬はあるのでしょうか?

    実は「ドナネマブ」という薬がすでに開発されています。ここでは、認知症治療薬の新薬ドナネマブがどういう薬なのか、レカネマブに与える影響について見ていきましょう。

    ドナネマブについて

    ドナネマブはアメリカ製薬大手のイーライリリーが開発した認知症治療薬で、アミロイドベータを除去する作用が期待されています。レカネマブと同じく、アミロイドベータに作用することで認知症の進行を緩やかにするという薬で、認知症初期の方に投与可能です。

    ドナネマブがレカネマブに与える影響

    ドナネマブがレカネマブに与える影響は大きいと考えられます。これはアルツハイマー型認知症の発症原因が、アミロイドベータの蓄積によるものだという証明の後押しになるためです。ドナネマブとレカネマブは同じアミロイドベータに着目して作られているため、ドナネマブの効果が認められれば、レカネマブの効果の信憑性を高められるでしょう。

    また、同じような種類の新薬を開発することで、エーザイとバイオジェン、イーライリリーが手を組んで包括的な研究ができれば、さらなる新薬の期待や、その他の認知症関連事業へのビジネスチャンスが広がるかもしれません。

    新薬承認で知っておきたい高額療養費制度

    認知症治療薬のレカネマブを使う場合、新薬のため高額になる可能性が高いです。しかし政府は、社会的要請を鑑みて[btp_line]高額療養費制度の適用を検討[/btp_line]しています。

    高額療養費制度とは、医療費の負担を軽減するための制度です。病院や薬局で支払う医療費が1ヶ月間で上限を超えた場合、超えた額を支給するというもの。上限は年齢や所得によって違いますが、高額療養費制度が適用されれば、自己負担金額は先ほど紹介したような高額にはならない見込みです。

    今後も認知症治療薬開発に期待大!

    研究によって認知症治療薬開発も日々進化しています。新薬レカネマブが日本で使用できるようになる日もあとわずか。軽度認知症の方やそのご家族にとってはとても明るいニュースです。介護施設においても問い合わせがあるかもしれません。どんな薬なのかということを知っておくと、話のきっかけになるでしょう。

  • 10分以内でできるレクリエーションとは?介護現場で役立つ豆知識

    10分以内でできるレクリエーションとは?介護現場で役立つ豆知識

    介護施設では毎日何かしらのイベントやレクリエーションを行っていることが多いですよね。イベントが早く終わってしまい、「少し時間が余ってしまった」という経験はありませんか?そんなときに使える短時間レクリエーションを紹介します。今回紹介するのは、介護現場で、10分以内でできるレクリエーションです。時間別で選べると、企画する際にも計画を立てやすくなり、便利ですよ。

    10分以内でできるレクリエーションのメリットや注意点

    10分というと比較的短く感じるかもしれませんが、レクリエーションをするには、意外とちょうど良い時間でもあります。まずは、介護施設で行う、10分以内でできるレクリエーションのメリットや注意点を見ていきましょう。

    10分以内でできるレクリエーションのメリット

    介護施設で、10分以内でできるレクリエーションのメリットは以下の通りです。

    • 余った時間にできる
    • 手軽にできる
    • レクリエーションに集中できる
    • 毎日継続できる

    予定していたよりもイベントが早く終わってしまったというときに、隙間時間にできるレクリエーションを知っておけば、サッと行うことができます。

    もちろん、早く終わったときだけではありません。イベントの主催者が遅れて開始時間が押している・他の利用者さんの準備に時間がかかっていて、他の利用者さんに待ち時間が生じているなどの場合にも有効です。

    10分以内でできるレクリエーションは、主に道具を使わない、または使ったとしても簡単なものを使用することがほとんど。[btp_line]手軽にできる[/btp_line]というメリットもあります。

    さらに、集中力は人それぞれですが、10分以内であれば誰もが集中して楽しめるでしょう。いつもと同じレクリエーションであっても、上手に誘導すれば盛り上がるため、利用者さんの気を引くように元気に明るい調子でやってみてください。

    10分以内のレクリエーションであれば、食事の前にみんなで行ったり、利用者さんがお部屋で、1人で楽しんだりもできるでしょう。介護現場で行うレクリエーションは、脳を刺激したり身体機能の低下を防いだりする役割もあります。継続することで効果を高められるでしょう。

    10分以内でできるレクリエーションで注意するポイントは?

    介護現場で、10分以内のレクリエーションをする際に注意したいポイントについて紹介します。以下のような点に気をつけましょう。

    • 複雑なものにしない
    • 道具は必要最低限に
    • 介護度に関係なくできるものを行う
    • 利用者さんが楽しめているかチェック

    10分以内で行うレクリエーションとなると、複雑なルールや道具を必要とするものはあまり適しません。サッと始められることがメリットのため、できるだけ簡単で分かりやすいルールのものをチョイスしましょう。

    基本的には、施設の利用者さん全員が参加すると思います。さまざまな介護度の利用者さんがいる大規模な施設であれば、介護度に関係なく楽しめるレクリエーションにすることがポイント。利用者さんのゲームレベルが同じになるような工夫をしましょう。

    レクリエーションは利用者さんが楽しむために行うものです。すべての利用者さんが楽しめているか必ず確認してください。ただし、レクリエーションが苦手な利用者さんもいるため、無理強いは禁物です。レパートリーを増やして、レクリエーションが苦手な方も楽しめるようなものを見つけられると良いですね。

    座ったままできる体操系レクリエーション「じゃんけん体操」

    椅子に座ったままできる体操系レクリエーションです。準備運動の時間もあり、体をほぐしてから本番へという流れのため、利用者さんもスムーズに行えるはず。
    やり方は、手をじゃんけんのグーにしたりパーにしたりして体操を行います。左右で違う動きをし、足を前に出したり引っ込めたりするため、頭の体操にもなるでしょう。

    YouTubeで動画がアップされているため、検索して試してみてください。利用者さんだけでなく介護スタッフもハマるかもしれませんよ。

    頭を使って身体も動かせる!「すうじ体操」

    1~3の数字に動作をつけて、介護スタッフが言った数字に合った動作をするという簡単なレクリエーションです。座ったままでき、動きや内容もシンプル。最初は数字と動作を合わせることが難しい利用者さんもいるはずなので、数字を言う際は1つから始めると良いでしょう。
    例えば、「1」は頭を触る、「2」は手をたたく、「3」は足をたたくといった動作です。慣れてくれば、「1→2→3」や「3→2→1」などと複数の数字を組み合わせると頭の体操になります。

    数字をランダムにしたりスピードを速くしたりすると難易度も上がるため、状況を見ながら調整しましょう。

    つい漢字を読んでしまう?!「色を答えてゲーム」

    色紙とペンがあれば、いつでも簡単にできるレクリエーションです。
    色紙に色紙と違う色の名前を漢字で書いておきます。そして介護スタッフが色紙をランダムに見せて、利用者さんに色紙の色を答えてもらうといったものです。人は、つい色紙に書かれた漢字を読んでしまうため、頭の体操になります。

    ルールも簡単なため、ちょっとした隙間時間にサッとできるゲームと言えるでしょう。
    小道具は1度作っておけば、何度も再利用できる点も嬉しいポイント。しかし、利用者さんが慣れてしまうと、色と漢字の組み合わせを覚えてしまうこともあります。定期的に作り直すか別のパターンの色紙を使うと良いでしょう。

    フタが開くタイミングをチェック「お手玉パックンゲーム」

    フタつきの箱にお手玉を投げ込む玉入れゲームです。目標をさだめてお手玉を投げ込むため、腕の力を使ったりタイミングを見極めたりしなければなりません。

    フタつきの箱を使うことで、フタを開けるとみせかけて開けないなどフェイントをかけるとさらに盛り上がるでしょう。お手玉を投げるのが上手な利用者さんは箱から遠くに、苦手な利用者さんは近くに座ってもらうようにすればハンデもつけられます。

    どれだけ早く正解が言える?!「イントロクイズ」

    テレビ番組でもあるようなタイトルを答えるイントロクイズも、レクリエーションとしておすすめです。最近は曲をスマホで検索し、その場で音楽を鳴らすこともできます。こうしたツールを使えば、事前に音源を準備する必要がないという点もメリットでしょう。

    利用者さんが好きな音楽を事前にアンケートなどで聞いておくことで、答えやすいイントロクイズができます。もう少し難易度を上げたいときは、「次の歌詞は?」といった問題を出すのも良いかもしれませんね。問題数を調整すれば好きな時間で組めるのもポイントです。

    短い時間でもレクリエーションを楽しもう

    10分以内にできるレクリエーションを知っておくと、介護現場のさまざまなシーンで調整できるため便利ですよ。レクリエーションを行うときは、利用者さんがケガや転倒をしないように、介護スタッフで事前に練習して、注意点を見つけておくと安心です。またレクリエーション後に、利用者さんに感想を聞いて改善できる所を調整するとさらに楽しめるでしょう。

  • 【介護報酬改定2024】何がどう変わる?介護職が知っておきたいポイント

    【介護報酬改定2024】何がどう変わる?介護職が知っておきたいポイント

    介護報酬改定が2024年4月に行われます。介護報酬は、事業者が要介護者・要支援者へ介護サービスを提供したときに支払われる報酬です。介護保険制度改定において定期的に見直されており、2024年は介護報酬だけでなく診療報酬・障害福祉サービス等報酬も含めて「トリプル改定」としてその動向が注目されています。介護を取り巻く環境がどう変わるのか、動向をチェックしていきましょう。

    ※内容は2023年9月現在のものです。

    2024年度「介護保険制度改定(介護報酬改定)」のポイント

    2024年度の介護保険制度改定(介護報酬改定)は、持続可能な社会保障制度のための重要なものです。日本では2025年以降、[btp_line]高齢者が急増[/btp_line]し、[btp_line]現役世代の急減[/btp_line]が見込まれ、2040年には高齢者が現役世代を上回る予測が立てられています。社会保障の財源確保社会保障サービスにおける人材不足が大きな課題です。

    介護保険制度改定(介護報酬改定)の根源にあるのは「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」です。2023年5月に、改正の概要として以下の4つが公布されました。

    〈「全世代対応型の持続可能な社会保障制度を構築するための健康保険法等の一部を改正する法律」改定概要〉

    • こども・子育て支援を拡充させる
    • 全世代で公平に支え合えるよう高齢者医療制度を見直す
    • 医療保険制度の基盤を強化する
    • 医療と介護の連携機能と提供体制などの基盤を強化する

    介護保険制度改定(介護報酬改定)においては、4つ目の「医療と介護の連携機能と提供体制などの基盤を強化する」が命題となっています。

    介護保険制度(介護報酬改定)の主な改正事項

    介護保険制度改定(介護報酬改定)においては、2024年は以下のポイントに重きがおかれます。

    〈介護保険制度改正(介護報酬改定)のポイント〉

    • 介護情報の基盤を整備
    • 介護サービス事業者の財務状況を見える化へ
    • 生産性向上のための取組を強化
    • 看護小規模多機能型居宅介護のサービス内容の明確化
    • 地域包括支援センターの体制整備

    それぞれ詳しくご紹介していきましょう。

    介護情報の基盤を整備

    介護保険制度改定(介護報酬改定)では、現在は分散している介護情報を収集・整理して、自治体・利用者・介護事業所そして医療機関が閲覧できるデータベースを整える方向で議論されています。介護情報とは、介護レセプトや要介護認定情報、ケアプラン情報、LIFE情報などです。

    これにより、介護施設と医療機関や自治体との連携がよりスムーズになることが期待されます。また、利用者さん自身が介護情報を確認できることで、自立支援や重度化防止への関心を深め、対策を講じることにもつながるでしょう。

    介護サービス事業者の財務状況を見える化へ

    近年話題となっていますが、全ての介護サービス事業者において詳細な財務状況の報告が義務付けられ、情報が公表されることもポイントです。各事業所や施設の財務状況を把握して政策に活かすため、財務状況を分析できるデータベースの整備が進められています。介護現場の処遇改善への一手としても期待できるでしょう。

    生産性向上のための取組を強化

    介護現場における生産性の向上に関してより一層の取り組みの推進も行われます。2024年度からは、以下が決定しました。

    • 都道府県に対して努力義務規定を新設
    • 都道府県介護保険事業支援計画に生産性の向上に関する項目を追加

    介護サービス事業所における生産性の向上については、「ムリ・ムダ・ムラ」をなくし、効率をアップさせることが重要です。介護現場革新に関するワンストップ窓口の設置、介護ロボットやICT機器の導入支援、処遇改善加算の見直しや介護サービス施設の大規模化など、さまざまなテーマが議論されています。

    看護小規模多機能型居宅介護のサービス内容の明確化

    看護小規模多機能型居宅介護は訪問看護と、「泊まり」や「通い」および自宅での介護に対応した小規模多機能型居宅介護を組み合わせた幅広いサービスを提供します。「看多機」とも呼ばれ、利用者さんやご家族のニーズをくみ取ったサービスを提供できるのがメリットです。

    これを複合型サービスの「一類型」として、法律で位置付けることになります。今後はサービス拠点での「泊まり」や「通い」においても看護サービスが提供される旨を明確にして、さらなる普及を進めていくことになりました。

    地域包括支援センターの体制整備

    地域包括支援センターと地域にある施設が連携をとりながら地域住民の支援を行えるよう体制が整備されるのもポイントです。

    要支援者への介護予防支援総合相談支援業務は、これまで地域の拠点である地域包括支援センターが行ってきました。しかし、介護保険制度改正(介護報酬改定)により2024年からは居宅介護支援事業所(いわゆるケアマネ事業所)も市町村から指定を受け、こうした業務を請け負います。

    結論が先送りとなっている項目

    これまで議論が続けられていますが、2024年の介護保険制度改正(介護報酬改定)で結論が見送りとなった項目や、引き続き議論に時間をかけている項目も明らかになってきました。

    結論が見送りとなった項目

    今回の改定では結論を出さない、とされた項目の例がこちらです。

    [btp_box]

    • ケアプランの有料化
    • 要介護1・2における生活援助サービスへの給付[/btp_box]

    これらは2027年の改定に向けて結論が先送りとなりました。

    議論に時間をかけていて現段階で結論が出ていない項目

    2023年9月時点で議論中の項目の例がこちらです。

    [btp_box]

    • 自己負担2割・3割対象者の見直し
    • 1号保険者のあり方
    • 介護老人保健施設における多床室費用の自己負担化[/btp_box]

    介護保険制度では、介護サービスを受けたときの利用者負担は所得によって異なり、1割~3割です。自己負担1割が大部分を占めますが、財源確保のため「自己負担2割以上の範囲を拡大しては…」と検討されてきました。また1号保険者のあり方についても議論されています。しかし、慎重に判断すべき事項として現段階では結論に至っていません。

    また、老健施設や介護医療院について、多床室の室料の自己負担化が議論されていますが検討中となっています。

    介護保険制度改定(介護報酬改定)で2024年から変化あり

    2024年度の介護保険制度改定(介護報酬改定)について、詳細が明らかになってきた項目をご紹介しました。介護情報をデータベース化して関係各所が閲覧できる仕組み作りや、財務状況の見える化に関しては、多くの施設に影響する項目でしょう。財務状況の見える化は介護現場の処遇改善にもつながります。改定にスムーズに対応できるよう、今後の動向にも注目していきましょう。

  • 歌のレクリエーションが介護施設で人気!脳トレになるアレンジ方法は?

    歌のレクリエーションが介護施設で人気!脳トレになるアレンジ方法は?

    歌を使ったレクリエーションは、介護施設などでも人気です。歌うことで心肺機能が高まることはもちろん、気持ちを明るくしてくれる効果も期待できます。また、歌と一緒に体を動かせば、脳のトレーニングにもなることも。この記事では、歌のレクリエーションを行う際のポイントやレクリエーションのアレンジ方法について紹介していきます。歌のレクリエーションを取り入れたい介護職員の方は、ぜひご覧ください。

    歌のレクリエーションは幅広い介護施設で人気!

    声に出して歌を口ずさむことは、心肺機能を高めたり維持したりする働きがあります。また、懐かしい歌を聞くと、その時代を思い出すきっかけになるもの。若々しい気持ちを取り戻したり、気持ちを安定させたりする効果があると言われています。歌や音楽がもつ特徴を活かしたレクリエーションは、さまざまな介護施設で人気です。

    さらに、かつて親しんだ歌を思い出して口にすることは[btp_line]脳を活性化し、認知症の予防やリハビリにもつながる[/btp_line]といいます。空気をたくさん吸い込んで大きな声で歌えば、抑うつ的な感情の発散にもなるでしょう。歌がきっかけとなり、利用者さん同士のコミュニケーションが弾むようになれば、孤独感を和らげる助けにもなるはず。さまざまな効果が期待できる歌のレクリエーションを、ぜひ介護施設で活用してみましょう。

    歌のレクリエーションを行うときのポイント

    ここからは、歌のレクリエーションを行う際のポイントについて見ていきましょう。

    誰もが明るく楽しめる歌がおすすめ

    歌のレクリエーションを行うときには、誰もが聞いて楽しめる歌を選ぶことがおすすめです。同じ介護施設の利用者さんであっても、年齢は70代~90代頃までとバラバラなことも少なくありません。昭和の時代に流行した歌であっても、世代によっては知らないという利用者さんもいるはずです。年代によっては戦時中の軍歌しかなじみがないという方もいます。

    こうしたことから、世代を意識しすぎると曲選びが難しくなってしまうことがあるでしょう。そのため、選曲を行うときにはあまり年代を意識しすぎず、誰もが明るく楽しめるような歌を選ぶことがおすすめです。

    新しい歌を選曲してもOK

    高齢者の方だからといって、古い時代の曲ばかりを選ばなければいけない、というわけではありません。テレビをよく見ている方などは、近年流行した歌やCMに使われている曲をよく知っていることも多いもの。少し前に流行した歌などをあえて加えてみると、意外に喜ばれることもあるでしょう。

    こうしたことを踏まえて、次からは歌を用いたレクリエーションや介護施設におすすめのアレンジ方法を見ていきましょう。

    季節や行事に合わせて「わらべ歌や童謡を歌う」

    歌のレクリエーションの基本は、大きな声で歌うこと。1人では恥ずかしいという利用者さんでも、みんなで歌えば声を出しやすいという方もいるでしょう。全員で一緒に歌うときに使いやすいのが、「わらべ歌」や「童謡」です。季節や行事に合わせて、次のような歌を利用者さんと一緒に歌ってみましょう。

    <季節や行事に合わせた歌>

    • 春:「春の小川」「さくらさくら」「茶摘み」「みかんの花咲く丘」
    • 夏:「炭坑節」「われは海の子」「あめふり」「夏の思い出」
    • 秋:「紅葉」「七つの子」「赤とんぼ」「うさぎうさぎ」
    • 冬:「雪」「お正月」「まめまき」「たき火」

    タイトルだけでは思い出せないものでも、曲が始まると不思議と口ずさめる歌が多いのがわらべ歌や童謡です。歌のレクリエーションの導入などで活用してみてもよいでしょう。

    流行したあの曲のタイトルは?「イントロクイズ」

    テレビ番組などでも行われることが多い「イントロクイズ」は、利用者さんと盛り上がれる歌のレクリエーションの1つ。ルールは簡単で、曲の冒頭であるイントロを流し、その曲のタイトルを利用者さんに答えてもらいます。1番早く曲のタイトルを当てた方が勝利となるレクリエーションです。イントロクイズでは、1度は耳にしたことがある、次のような曲を選んでみましょう。

    <イントロクイズにおすすめの曲>

    • 365歩のマーチ
    • リンゴの唄
    • 川の流れのように
    • 青い山脈
    • 少年時代
    • ズンドコ節
    • 上を向いて歩こう

    イントロクイズでは、いち早く正解した方にみんなで拍手を送ると、レクリエーションも一層盛り上がります。間違えた場合でも介護職員が「惜しかったですね」「次こそは頑張りましょう」などの声をかけると、利用者さんの恥ずかしさも軽減されるでしょう。

    頭と体を同時に使う「もしもし亀よ 肩たたき体操」

    童謡の「もしもし亀よ」を口ずさみながら、自分の肩をリズムよくたたく体操が「もしもし亀よ 肩たたき体操」です。童謡を歌うだけでなく、体も同時に動かすため、脳のトレーニングにもぴったり。次の手順で行ってみましょう。

    <もしもし亀よ 肩たたき体操の手順>

    1. 「もしもし亀よ」を口ずさみながら、リズムに合わせて右肩を8回たたく
    2. 右肩をたたき終えたら、続けてリズムに合わせて左肩を8回たたく
    3. 以降も右肩、左肩の順番でそれぞれ「4回→2回→1回」の回数で左右の肩をたたく
    4. 歌い終わりと同時に、胸の前で両手を「パンッ」と合わせる

    一見簡単そうにも見えますが、実際に行ってみると意外と難しいのが肩たたき体操です。利用者さんがルールを覚えるまでは、レクリエーションを担う介護職員が手本となりながら行っていきましょう。

    みんなで一緒に歌って踊る「リズム体操」

    歌を口ずさみながら、足や手を音に合わせて動かす「リズム体操」も、たくさんの利用者さんが一緒に楽しめるレクリエーションの1つ。リズム体操は、高齢者の方もよく知っている曲を中心に考案されたものが動画投稿サイトなどで閲覧できます。次のような曲のリズム体操がありましたので、それぞれの介護施設の利用者さんに親しまれそうなものを活用してみてくださいね。

    <リズム体操>

    • 北国の春
    • 青い山脈
    • 川の流れのように
    • ズンドコ節
    • 春が来た
    • ふるさと

    曲のテンポがゆっくりなものから、ノリのよいものまで幅広くあるため、利用者さんに合わせたリズム体操を選びましょう。

    懐かしい歌を口ずさみながら「思い出カルタ」

    童謡や懐かしの歌の歌詞が書かれた「思い出カルタ」を使って、歌のレクリエーションを行うこともできます。事前にカルタの準備が必要ですが、少人数の利用者さんで歌のレクリエーションを楽しみたい介護施設にもぴったりです。次の手順で行っていきましょう。

    <準備するもの>

    • 童謡や懐かしの歌の「最後の歌詞」を書いた札

    <思い出カルタの手順>

    1. テーブルに準備したカルタを並べ、読み手が歌を歌う
    2. 読み手が歌った曲の最後の歌詞が書かれた札を利用者さんがとる

    基本的な手順はカルタと同じですが、利用者さんは曲を聞きながら、最後の歌詞を思い出すことが必要です。札の裏側に点数を書いておけば、枚数をたくさんとるだけが勝利の要素にならないため、ゲーム的な楽しみも増えるでしょう。

    歌のレクリエーションを介護施設で活用しよう!

    歌を使って行うレクリエーションは、大きな声で歌うだけでなく、リズムに合わせて体も動かすことで脳のトレーニングにもなります。また、歌が好きな方も多く、人気のレクリエーションです。歌詞を書いたカードを使うなど、さまざまなアレンジができることも魅力の1つ。この記事も参考に、歌のレクリエーションを介護施設で活用しましょう。

  • 【こうの歯科・矯正歯科】の魅力って?歯科衛生士さんに聞きました!

    【こうの歯科・矯正歯科】の魅力って?歯科衛生士さんに聞きました!

    「こうの歯科・矯正歯科」(広島市安芸区矢野)は、口腔内の悩みにトータルに対応し、広島市内のほぼ全域を対象とした訪問歯科診療にも尽力する歯科クリニック。今回は「こうの歯科・矯正歯科」で働く7人の歯科衛生士にアンケートをとり、その魅力を探りました。仕事のやりがいやプライベートとの両立など、リアルな声が満載です。歯科医・歯科衛生士として働きやすい環境をお探しの方や、訪問歯科診療に興味のある方はぜひチェックしてみてください。

    こうの歯科・矯正歯科(広島市安芸区)はJR矢野駅近く!訪問歯科診療も実施

    訪問歯科診療も行っている「こうの歯科・矯正歯科」

    JR呉線「矢野」駅から徒歩約8分、国道31号線近くという好アクセスな場所にある「こうの歯科・矯正歯科」。一般歯科・矯正歯科をはじめ、インプラントやホワイトニングなど幅広い診療を提供する総合歯科クリニックです。

    [btp_box back=”on”]河野信也院長プロフィール
    広島市安芸区矢野生まれ。1999年に広島大学歯学部卒業、2003年に広島大学大学院歯科矯正学修了(博士号取得)。アメリカ・フロリダ大学に7ヶ月研究留学。2013年に「こうの歯科・矯正歯科」を開院。[/btp_box]

    地元・矢野出身の河野院長は、矯正歯科・一般歯科で長年研鑽を積んできた経験豊富な歯科医師。
    思い入れのある矢野の地で良質な歯科診療を提供するかたわら、近年ニーズが高まっている[btp_line]「訪問歯科診療」にも注力[/btp_line]しています。

    ▼河野院長のインタビュー記事はこちら

    女性歯科衛生士も活躍中!訪問歯科診療専門スタッフも

    「こうの歯科・矯正歯科」には[btp_line]9人の女性歯科衛生士が在籍[/btp_line]し、口腔内の予防管理や健康維持をサポートしています。
    中には「訪問診療専門」の歯科衛生士も在籍。歯科医師とともに高齢者施設や病院、患者さんのご自宅を訪れ、定期的な口腔ケアを行っています。

    訪問歯科診療の様子

    口腔内の衛生状態の悪化は、日々の飲食に影響を及ぼすほか、誤嚥性肺炎や全身疾患に発展するリスクも。訪問診療専門の歯科衛生士は、施設や病院のスタッフと密に情報共有し、口腔内だけでなく全身の健康づくりに取り組んでいます。

    ▼「こうの歯科・矯正歯科」訪問歯科衛生士のインタビュー記事はこちら

    ▼「こうの歯科・矯正歯科」訪問歯科診療の密着記事はこちら

    【こうの歯科・矯正歯科】に入職した理由とは?歯科衛生士にアンケート!

    「こうの歯科・矯正歯科」で働く7人の歯科衛生士に、入職の決め手や職場の魅力についてアンケート調査を実施しました。

    「こうの歯科・矯正歯科」の歯科衛生士に聞きました!

    訪問歯科診療の様子

    雇用形態について

    今回アンケートに回答してもらった歯科衛生士7人のうち、5人は正社員、パート勤務が2人、訪問歯科専門の方が1人、という内訳でした。なかには、子育て期間中のみ、時短勤務をしていた方も。

    経歴について

    歯科衛生士としてのトータルの経歴を尋ねたところ、平均は「約5年」。最長で10年以上の方も在籍し、中堅~ベテランの方を中心に、さまざまなキャリアの方が活躍しているようです。

    勤続年数について

    「こうの歯科・矯正歯科」での勤続年数を尋ねたところ、平均「約4年」でした。最長の方で「7年」という回答もあり、長く働ける環境や制度があることがうかがえますね。

    入職のきっかけ

    なんと7人中全員が「紹介」という回答でした。友人や知人からの声かけが安心感につながり、入職に至った方が多いようです。

    「こうの歯科・矯正歯科」のどんなところが入職の決め手になりましたか?

    実際に面接などを経て「入職しよう」と決めたポイントについては、「皆さんが優しく接してくれて、働きやすそうだと感じた」など、スタッフの方々の人柄について挙げるコメントが多数でした。

    また、訪問歯科診療専門の歯科衛生士からは、こんなコメントがありました。
    「以前勤務していた診療室での経験を生かして、「訪問歯科衛生士」という、新たな働き方に挑戦したかったから」

    職場で長く活躍し続けるうえで、仕事の専門性を高めることも大切なポイント。
    歯科衛生士として仕事の幅を広げられることも「こうの歯科・矯正歯科」の魅力となっているようです。

    職場環境で気に入ってることは?

    「こうの歯科・矯正歯科」で実際に働いてみて、気に入っている点を挙げてもらうと、「河野院長の温かい人柄」「スタッフ同士の仲が良い」といった職場の雰囲気に関するコメントが特に多く見られました。

    その他には、「子育てなどのプライベートも大切にしながら働ける」「福利厚生が充実している」という声も多くあり、人間関係や労働条件の面で働きやすい職場環境であることが読み取れます。

    また、「訪問診療をはじめ、幅広い歯科診療を通じて成長できる」など、スキルアップできる環境に満足しているという声もあります。
    自分が今持っているスキルを生かしながら、新たな知識や技術を身に付けられることは働く際のモチベーションアップにつながるでしょう。

    歯科衛生士の仕事で「やりがい」を感じるのはどんなときですか?

    「メンテナンスの後に『とてもキレイになった』と喜んでいただけたとき」「説明が分かりやすいと言ってもらえて、患者様との信頼関係が築けていると感じたとき」など、患者さんからの反応を挙げる方が多く見られました。

    また、「幅広い歯科治療を行う先生のもとで自分自身も成長でき、やりがいを持って働けます」という声からは、学びの大きい環境であることが感じられます。

    訪問歯科診療専門の歯科衛生士からは、「口腔ケアや義歯の作製によって、患者様の食事量が増えるなど、全身の状態が良くなっていると感じたとき」という声がありました。
    口腔内を健やかに保つことで全身の健康に貢献できることは、歯科衛生士にとって大きな喜びにつながる瞬間ですね。

    【求人情報】こうの歯科・矯正歯科は“働きやすさ”が魅力!

    子育て中も働きやすく、働きながらスキルアップできる職場環境

    「こうの歯科・矯正歯科」には、[btp_line]子育て中の女性スタッフも多く活躍[/btp_line]しています。
    子育てとの両立にどんなサポートがありますか?という質問には、「子供の急な発熱連絡があった際は仕事を調整してもらい、すぐに迎えに行ける」「学校行事などに無理なく参加できる」という声が聞かれました。

    また、働きながらスキルアップが叶う職場環境であることもポイントです。


    「訪問歯科衛生士は、施設にいる多職種のスタッフさんと連携するため、広い視野を持って患者様に寄り添えます。当院にも多くのスタッフがいるので、意見交換をする中でスキルアップできます」という声からは、前向きにキャリアを築ける環境であることがうかがえます。

    さらに、人間関係が良好であることや、質問や相談をしやすい雰囲気もあり、働き続けやすいのだとか。


    「勤務中に分からないことが出てきても、先生やスタッフ皆に快く教えてもらえて助かります。新人の方も居心地良く働けると思います」

    転職を考えている歯科衛生士さんへ。「こうの歯科・矯正歯科」の歯科衛生士さんからメッセージ

    「『こうの歯科・矯正歯科』は、幅広く歯科について学べる環境です。
    熱心にスキルアップに励む河野院長と働くことで、歯科衛生士も専門性の高い知識を習得できますし、成長とやりがいを感じられます」

    「難しいことはたくさんありますが、『こうの歯科・矯正歯科』には一緒に頑張れる仲間がいるので、乗り越えられると思います」

    河野院長を筆頭に、仕事に対する高い意識を持ちながら、気さくで優しいスタッフが揃っているという「こうの歯科・矯正歯科」。一度仕事を離れた方も復職しやすい環境が整っています。

    現在、「こうの歯科・矯正歯科」では歯科医師と歯科衛生士を募集中です。
    気になる方はぜひお問い合わせください。

    前向きにキャリアを築ける「こうの歯科・矯正歯科」

    地域住民だけでなく、訪問歯科診療で広範囲の患者さんに健康を届ける「こうの歯科・矯正歯科」。歯科衛生士のアンケートからは、働きやすさを重視した環境に満足しているという声が多く聞かれました。ライフステージの変化などによって転職・復職を考えている方は、やりがいを感じながら自分らしく働ける「こうの歯科・矯正歯科」に問い合わせてみてはいかがでしょうか。

    【こうの歯科・矯正歯科】

    所在地 広島市安芸区矢野東4丁目4-27
    (JR矢野駅から徒歩8分) 
    電話番号 0120-218-422 ※予約制 
    診療時間・定休日 【月・火・水・金】9:00〜13:00/14:30〜18:30
    【土】9:00〜13:00/14:00〜17:00 
    【休診日】木曜・日曜・祝日 
    診療科・各種サービス 一般歯科、矯正歯科、小児歯科、訪問歯科診療、インプラント、入れ歯(義歯)、ホワイトニング 
    公式サイト https://kono-dental.jp/ 
  • 【愛媛】ぽかぽか薬局・みかわ薬局は地域密着ファーマシー!薬の配達や服薬支援も

    【愛媛】ぽかぽか薬局・みかわ薬局は地域密着ファーマシー!薬の配達や服薬支援も

    愛媛県で薬局・介護事業を展開する『株式会社フェスレック』。薬局事業では、『ぽかぽか薬局』2店舗と『みかわ薬局』を運営しています。LINEでの服薬相談、お菓子や植物の種まで取り扱う商品のラインナップなど、それぞれの薬局にユニークな特徴が。今回は現場で活躍する薬剤師さんのお話を交え、その魅力をたっぷりとお届けします。“地域の頼れる薬局”を目指すフェスレックが、薬局事業を通じて取り組む“地域貢献”とは…?深掘りしてご紹介しましょう!

    地域貢献をテーマに事業を展開!『株式会社フェスレック』の薬局事業とは?

    『株式会社フェスレック』は、愛媛県で薬局・介護・農業支援事業などを展開する企業です。介護事業では、利用者さん本位のケアプランを作成する『居宅介護支援事業所たいよう』を運営。農業支援事業では、地元農家と提携して野菜販売を行う『ひなたファーム』を立ち上げるなど、各事業に力を入れています。

    今回スポットを当ててご紹介する薬局事業は、フェスレックのメイン事業です。フェスレックは薬局事業からスタートし、現在では最も実績のある事業となっています。薬局事業におけるモットーは、在宅医療を促進し、正確な情報と親切なサービスを提供することです。利用者さんのご自宅や介護施設まで薬を届けたり、周辺の医療機関や介護施設と連携を図ったりと、地域の在宅医療サービスの充実に尽力。[btp_line]“地域の頼れる薬局”[/btp_line]として、住民の方々の生活に寄り添っています。

    ▽フェスレックの事業内容についてはこちらから

    【愛媛・松山】ぽかぽか薬局と居宅介護支援事業所たいようを展開するフェスレックとは?

    【新居浜市】ぽかぽか薬局 新居浜店|在宅医療へ積極的に取り組む薬局!

    まずは、愛媛県新居浜市にある『ぽかぽか薬局 新居浜店』のご紹介から。フェスレックが運営する薬局の第一号店です。

    『ぽかぽか薬局 新居浜店』はどんな薬局?

    ぽかぽか薬局 新居浜店

    『ぽかぽか薬局 新居浜店』の特徴は、通常の処方せん調剤をはじめ在宅医療にも積極的に関わっているところ。周辺の医療機関や介護施設と連携を取り、ご自宅で過ごす高齢の方の生活をサポートしています。日々の在宅医療への取り組みから、基幹病院や介護施設などの提携先が増えてきたそうです。

    さまざまな商品が並ぶ店舗内

    店舗内には、利用者さんのさまざまなニーズに対応するための商品がズラリ。一般用医薬品や介護用品、日用雑貨など種類豊富に取り扱っています。また、『ぽかぽか薬局 新居浜店』には“地域の薬局”として親しまれる一面も。また、『ひなたファーム』の提携農家から仕入れた野菜やお米、地元の雑貨作家さんの手作り雑貨なども販売しています。

    店舗名ぽかぽか薬局 新居浜店
    所在地愛媛県新居浜市一宮町1丁目12-56
    営業時間月・水・金曜日 9:00~18:30
    火・木曜日 9:00~17:00
    土曜日 9:00~13:00
    定休日日・祝日・年末年始
    電話番号0897-47-7612
    FAX0897-47-7613
    メールpokapoka-niihama@aurora.ocn.ne.jp

    所属する薬剤師さんに聞きました!『ぽかぽか薬局 新居浜店』の特徴は?

    [btp_box]ぽかぽか薬局 新居浜店 管理薬剤師Hさん
    「新居浜店は産婦人科に近いこともあり、子連れで来られる利用者さんも多い薬局です。そのため、公式LINEを活用して利便性を高めています。たとえば、利用者さんからLINEで処方せんが送られてきたら、薬の準備が整ったタイミングで返信。利用者さんの待ち時間カットを実現しています。また、より気軽に薬の相談をしていただきたいので、LINEでの服薬相談も受け付けています」[/btp_box]

    利用者さんへの薬の受け渡しをスムーズに行い、服薬相談も可能な『ぽかぽか薬局 新居浜店』の取り組み。[btp_line]利用者さんの負担を少しでも減らしたい[/btp_line]と、LINEの活用をはじめたそうです。

    【松山市】ぽかぽか薬局 溝辺店|WEBショップ運営で利用者さんの生活を支える薬局!

    続いて、愛媛県松山市にある『ぽかぽか薬局 溝辺店』をご紹介します。

    『ぽかぽか薬局 溝辺店』はどんな薬局?

    ぽかぽか薬局 溝辺店

    『ぽかぽか薬局 溝辺店』は、処方せん調剤や医薬品販売、WEBショップの運営を行う店舗です。ぽかぽか薬局 溝辺店の特徴は、他の2店舗にはない“WEBショップの運営”。フェスレックの代表・三谷洋右(みたに ようすけ)さんが将来的なオンライン服薬指導を見据え、WEBショップを開設しました。所属する薬剤師さんが自信を持って勧める、種類豊富な商品が揃っています。

    ぽかぽか薬局 溝辺店 WEBショップ

    WEBショップは地域の方だけでなく、関西や関東からの注文も多いのだとか。薬局まで足を運ぶのが難しい地域の方はもちろん、県外の利用者さんの生活も支える薬局です。

    店舗名ぽかぽか薬局 溝辺店
    所在地愛媛県松山市溝辺町甲627番地
    営業時間月・水・金曜日 9:00〜18:00
    火・木曜日 9:00〜17:00
    土曜日 9:00〜12:30
    定休日日・祝日・年末年始
    電話番号089-948-4225
    FAX089-948-4226
    メールpokapoka-mizonobe@themis.ocn.ne.jp

    所属する薬剤師さんに聞きました!『ぽかぽか薬局 溝辺店』の特徴は?

    [btp_box]ぽかぽか薬局 溝辺店 管理薬剤師Jさん
    「『ぽかぽか薬局 溝辺店』で受け付ける処方せんは、近隣の内科が半分、残りは在宅医療の提携先です。新居浜店と同じく在宅医療へ力を入れていることもあり、個人宅から有料老人ホームまでさまざまな施設と提携しています。また、薬の配達も行っており、定期・不定期で利用者さんのご自宅や介護施設にも伺います。定期の処方薬配達が月に1~2回程度。急な発熱など場合は、その都度処方医から処方せんを受け取り、薬を配達するケースも」[/btp_box]

    在宅医療の提携先からの処方せんが半数を占める『ぽかぽか薬局 溝辺店』。[btp_line]地域の在宅医療において大切な役割を担っている[/btp_line]ことが伝わってきます。

    【上浮穴郡】みかわ薬局|地区内唯一の薬局として商品ラインナップを工夫!

    愛媛県上浮穴郡の久万高原町(かみうけなぐんくまこうげんちょう)にある『みかわ薬局』は、地区内唯一の薬局です。

    『みかわ薬局』はどんな薬局?

    みかわ薬局

    『みかわ薬局』はもともと別の方が経営していた薬局ですが、薬剤師不足などの問題により一時は閉局の危機に。そこで、フェスレック代表の三谷さんが運営を引き継ぎ、現在に至ります

    利用者さんのニーズに応える豊富なラインナップ

    みかわ薬局があるのは、周辺にドラッグストアもないエリア。そのため、地域の方々にとって“唯一のなくてはならない存在”になるべく、取り扱い商品を充実させています。利用者さんに必要な薬を提供するだけでなく、日常的に使う健康食品や雑貨、お菓子など、身近な商品まで幅広く揃う薬局です。

    また、他の2店舗と同じく在宅医療へも積極的に取り組み、地域の方々の生活をサポートしています。

    店舗名みかわ薬局
    所在地愛媛県上浮穴郡久万高原町上黒岩2933-1
    営業時間平日 8:30〜17:30
    土曜日 8:30〜12:30
    定休日日・祝祭日・年末年始
    電話番号0892-50-9070
    FAX0892-50-9071
    メールmikawa@fesrec-japan.com

    所属する薬剤師さんに聞きました!『みかわ薬局』の特徴は?

    [btp_box]みかわ薬局 管理薬剤師Wさん
    地区内唯一の薬局なので、地域の方々のニーズに応えることを意識しています。利用者さんのリクエストや注文をできる限り受け付けていることもあり、“非常に助かっている”との声をいただいています」[/btp_box]

    利用者さんから感謝の声が届くこともあり、仕事への励みになっているそうです。

    [btp_box]みかわ薬局 管理薬剤師Wさん
    「ご自身での通院が困難な方、薬の管理ができない方のところへ薬の配達を行っています。1日あたり多い日で約8件、少ない日で約2件。地域内唯一の薬局ということで配達地域が広範囲に渡ることがみかわ薬局の特徴です」[/btp_box]

    [btp_line]地区内唯一のみかわ薬局は利用者さんのニーズが多い[/btp_line]ぶん、やりがいも大きいのだとか。

    フェスレックは在宅医療を推進!目指すは地域の”頼れる薬局”

    ※画像はイメージです

    最後に、フェスレックが薬局事業において重視する3つのポイントをご紹介しましょう。

    在宅医療に積極的に関わる地域密着型ファーマシー

    在宅医療への積極的な関わりは、フェスレックの薬局事業において重要な要素のひとつです。ひとり暮らしの高齢の方、ご家族が近くに住んでいない認知症の方にとって、在宅医療の支援は必要なもの。また、他科受診・多剤併用している方へのサポートも欠かせません。そのため、[btp_line]薬局で薬の配達や服薬支援[/btp_line]を行い、地域密着型ファーマシーとして地域の方々に寄り添っています。

    処方せん薬や医薬品だけじゃない!豊富な商品でさまざまなニーズに対応

    取り扱う商品は店舗ごとに異なりますが、共通するのは“地域の方々のニーズに応えたい”という想い。店舗内の限られたスペースに、利用者さんが求めるさまざまな商品を並べられるよう工夫しています。商品には健康食品や日用雑貨も含まれているので、処方せんがなくても気軽に立ち寄れるようになっているそう。利用者さんのニーズを考えた商品ラインナップで、薬局を[btp_line]ドラッグストアのような身近な存在[/btp_line]に近づけています。

    従業員満足を第一に追求することで、質の高い顧客サービスを提供

    薬局事業において目指すのは、“地域の利用者さんに信頼され、愛される薬局”。所属スタッフが仕事を通じてやりがいや楽しさを感じられると、やる気にもつながります。各薬局で活躍する薬剤師さんからは、「アットホームな雰囲気なので、スタッフ同士で話しやすく、相談しやすい環境にある」「スタッフが一丸となって仕事に取り組めている」という意見も。[btp_line]従業員満足を第一とするフェスレックの企業理念[/btp_line]が、質の高い顧客サービスの提供を実現しているのです。

    薬局事業を通じて地域貢献!店舗ごとの特徴を生かして地域の支えに

    フェスレック運営の薬局には、公式LINEを活用した服薬相談やWEBショップ運営など、それぞれ異なる特徴があります。さらに、在宅医療への取り組みも含め、地域の薬局としての役割を意識して日々利用者さんと向き合っています。
    従業員の満足がサービスの質を高め、地域貢献につながっていく。所属スタッフと利用者さん両方のことを考えて事業を展開しているフェスレックだからこそ、働く側もサービスを受ける側も、満足感や充実感を得られるのではないでしょうか。

    【株式会社FESREC】

    所在地愛媛県松山市姫原3-7-46-1009
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://fesrec-japan.com/

    【有限会社クリフ】

    所在地愛媛県松山市樽味4丁目2番33号
    電話089-904-1167
    公式サイトhttps://cliph.biz/
  • ユニットリーダーとは?必要な資格と研修について解説

    ユニットリーダーとは?必要な資格と研修について解説

    高齢化社会が加速する近年、さまざまな形態の高齢者施設がありますが、中でも注目を集めているのがユニットケアを受けられる施設です。今回は、ユニットケアを実施している施設で活躍する、ユニットリーダーについてご紹介します。ユニットリーダーの仕事内容や求められる役割、ユニットリーダーになるために必要な資格なども詳しく解説しますので、ぜひ参考にしてくださいね。

    ユニットリーダーとは

    ユニットリーダーは、ユニットケアを行う施設における各ユニットのリーダー的存在です。早速ユニットリーダーに求められる役割や、介護リーダーとの違いについて詳しく見ていきましょう。

    ユニットケアとは

    ユニットケアとは、主に特別養護老人ホームで導入されている介護手法です。施設に入居している方10人ほどで1つのユニットを作り、ユニットごとに専任の介護スタッフを配置して一人ひとりの状況に合わせた個別ケアを行います。

    ユニット型施設では、個室があるためプライベートな時間を持つことができ、一方でリビングや食堂など共有スペースでは、ほかの利用者さんとの交流も可能です。

    少人数で、自宅に近いアットホームな環境で生活できるユニット型施設。特別養護老人ホームのほか、介護老人保健施設でもユニットケアの導入が進んでいます。

    ユニットリーダーの役割

    ユニットリーダーが主に担当するのは、介護スタッフのシフト作成や利用者さんのケア方法の見直しなど、ユニットのマネジメント業務です。また、現場で介護業務を行うかたわら、介護スタッフに適切な指示を出すプレイングマネジャーの役割も求められます。

    ユニットに所属する介護スタッフのリーダーなので、スタッフから相談を受けたり、情報を共有したりといった、全体を束ねる力も必要です。

    現場の介護スタッフとユニットの管理職、両方の役割を担うユニットリーダーですが、どちらの比重が大きいのかは施設によって異なります。

    ユニットリーダーと介護リーダーの違い

    介護施設には、ユニットリーダーのほかにもリーダー職がいくつかあり、区別がつかないことがあるかもしれませんね。ここからは、ユニットリーダーと介護リーダーの違いについて見ていきましょう。

    ユニットリーダーと介護リーダーの大きな違いは、法令で配置が義務化されているかどうかです。ユニットケアは、介護保険法により1ユニットごとに常勤のリーダーを1人配置しなければなりません。対して、介護リーダーは法令による配置義務はなく、施設ごとの判断に委ねられています。

    【ユニットリーダー】

    法令による配置義務あり
    配置する人数10人程度の1ユニットに1人
    管理の対象担当するユニット

    【介護リーダー】

    法令による配置義務なし
    配置する人数施設全体に2~3人
    管理の対象施設全体

    介護リーダーは、法令による配置義務がないため人数の定めはありませんが、一般的に施設全体に対して2~3人配置されるケースが多く見られます。

    また、介護リーダー以外にもフロアリーダー・チームリーダーなどさまざまなリーダー職がありますが、法令で配置が義務付けられているのはユニットリーダーだけです。

    ユニットリーダーの仕事内容

    ここからは、ユニットリーダーの具体的な仕事内容をご紹介しましょう。

    ユニットリーダーの主な仕事

    ユニットリーダーの主な仕事には、以下のようなものがあります。

    • シフト作成
    • スタッフの教育
    • イベントや行事の企画
    • ケア方法の見直し
    • 利用者さんのご家族との連絡
    • 会議への参加

    ユニットリーダーの主な仕事のひとつが、ユニットに所属する介護スタッフのシフト作成です。家族構成や日勤・夜勤の日数の希望などを考慮しながら、介護スタッフが働きやすいシフトを組む必要があります。

    そのほか、スタッフの教育やイベントの企画などもユニットリーダーの仕事です。また、利用者さんの健康状態に応じたケア方法の見直しや、利用者さんのご家族との連絡もユニットリーダーが行います。

    管理職の会議に参加してユニット内に情報を共有することも、ユニットリーダーの大切な仕事のひとつです。

    ユニットリーダーに向いている人

    ユニットリーダーには、どのような人が向いているのでしょうか。たとえば、以下のような資質が備わっていると理想的ですね。

    • リーダーシップ
    • マネジメント能力
    • 指導力
    • コミュニケーション能力

    ユニットリーダーに限らず、リーダー職にはスタッフをまとめるリーダーシップやマネジメント能力が必要です。ユニット内を束ねるには、介護スタッフの話を丁寧に聞いて柔軟に対応するコミュニケーション能力も欠かせません。また、スタッフを教育する際の指導力や、指導するための介護知識や技術も必要です。さらに、利用者さんや介護スタッフの変化に気づいたり、トラブルの際に感情的になることなく冷静に対応したりといった人間性も求められるでしょう。

    これらの能力が備わっている人は、リーダー職に向いていると言えます。現時点で「自分にはリーダーの資質がない」と感じたとしても、日々の業務の中で意識して行動するうちに身に付いてくることもあるでしょう。

    ユニットリーダーになるメリット

    ユニットリーダーになると、場合によってはリーダー手当などによる給料アップが望めます。また、リーダー職として認められると、仕事に対してより一層やりがいを感じるのではないでしょうか。

    さらに、ユニットケアを導入する施設の増加にともない、ユニットリーダーの需要が高まる中、転職の際にユニットリーダーの経験が有利に働くことも期待できます。

    ユニットリーダーになるには?

    ここからは、ユニットリーダーになるために必要な経験や資格を確認しておきましょう。

    ユニットリーダーに必要な経験や資格

    ユニットリーダーになるには、1年以上の実務経験と介護福祉士や介護職員初任者研修、介護福祉士実務者研修などの介護資格が必要です。

    とくに国家資格である介護福祉士を取得していると、リーダーとして現場に活かせる知識・技術が備わっているとみなされます。転職でも有利に働くことが多く、ほとんどのユニットリーダーが介護福祉士を取得しているようです。ユニットリーダーになるために、まずは介護福祉士の取得を目指すとよいでしょう。

    ユニットリーダー研修

    ユニットリーダー研修では、ユニットリーダーに必要なスキルユニットケアの専門的な知識・技術を学びます。ユニットリーダー研修は1年に2回募集があり、内容は講義・演習と実地研修です。講義・演習は3日間あり、受講前に事前課題に取り組む必要があります。1日目はオンラインで配信される動画を視聴して受講するeラーニング形式、2~3日目はオンライン会議システムで受講するオンライン研修、または会場での集合研修です。

    実地研修は3つのパートに分かれていて、はじめに自分が所属する施設で2~4週間実践課題に取り組みます。次に指定された施設で3日間、マネジメントやユニットケアについての研修を受講。最後に実践課題の取り組みについてプレゼンテーションをする研修が1日あります。

    ユニットリーダー研修を修了すると、現場の介護職としてのスキルやマネジメントスキルに加え、最新のユニットケアに関する情報も身に付くはずです。学んだことを施設の介護スタッフに共有し、日々の介護業務に活かせれば、よりよいケアを利用者さんに提供できるでしょう。

    キャリアアップのためにユニットリーダーを目指してみては?

    リーダー職でありながら現場の介護業務に携わるユニットリーダーは「管理職にキャリアアップしたいけど、現場の業務から離れたくない」という方におすすめのリーダー職です。1年以上の実務経験と介護資格があればチャレンジできるので、自身のキャリアアップのためにユニットリーダーを目指してみてはいかがでしょうか。

  • 【ひなた庚午・ひなた吉島】社内勉強会でスキルアップ!訪問看護・訪問リハビリの質が高い理由とは

    【ひなた庚午・ひなた吉島】社内勉強会でスキルアップ!訪問看護・訪問リハビリの質が高い理由とは

    広島市内にある「ひなた庚午」「ひなた吉島」は、高い専門性と親しみやすさが評判の訪問看護リハビリステーション。各事業所では、より質の高いサービス提供のため[btp_line]「社内勉強会」[/btp_line]を定期的に開催しています。今回は、「ひなた庚午」「ひなた吉島」の充実したスキルアップ体制を、スタッフへのインタビューとともにご紹介!訪問看護・訪問リハビリに興味のある看護師さん・リハビリ専門職さんは、ぜひチェックしてみてください。

    広島市の訪問看護リハビリステーション「ひなた庚午」「ひなた吉島」

    スタッフの質の高さと「好働力」に自信あり!「ひなた庚午」「ひなた吉島」

    「ひなた庚午」(左)と「ひなた吉島」(右)

    広島市西区高須の「ひなた庚午」と広島市中区光南の「ひなた吉島」。
    経験豊富な看護師・理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍する、訪問看護リハビリステーションです。
    看護師による24時間365日の相談・訪問体制、各リハビリ専門職による生活環境や目標に寄り添ったリハビリサービスで、ご利用者さんの在宅生活を支えています。

    2事業所を運営する[btp_line]「株式会社ひなた」[/btp_line]は、創業時から「人」を何よりも大切にしてきました。スキルを高められる環境とともに、スタッフの心の余裕や働きやすさも重視。

    [btp_line]「ひなたが好き・仕事が好き・仲間が好き」[/btp_line]という[btp_line]「好働力」[/btp_line]のもと、チーム力を発揮しながら質の高い看護・リハビリサービスを実現しています。

    ご利用者さんやケアマネジャーさんの満足度も高く、スピード感のある判断や行動が求められる訪問の現場において「親しみやすく対応が丁寧」、「安心して相談できる」と評判です。

    モットーは「ご利用者様の笑顔のために」。「株式会社ひなた」小田代表の思い

    「株式会社ひなた」代表取締役・小田康博さん

    「株式会社ひなた」代表取締役の小田さんは、「自分の家族や身近な人にも自信を持って勧められる訪問サービスを」という思いを持ち、起業。訪問エリアは車で15分圏内と限定的にし、ご利用者さんへ丁寧に向き合うサービスや、スタッフ同士の情報共有のための時間創出につなげています。

    [btp_line]【心から「ありがとう」と想い・想われる、真の感動を目指します】[/btp_line]を理念に掲げ、ご利用者さん・スタッフともに笑顔が生まれるチーム事業を目指す企業です。

    ▼「株式会社ひなた」小田代表インタビューはこちら。

    充実の「社内勉強会」で、スタッフのスキルと「好働力」を向上!

    【ひなた庚午・ひなた吉島】リハビリ勉強会、事業所内勉強会

    「ひなた吉島」勉強会

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」では、スタッフが中心となった社内勉強会を定期的に開催し、サービスの質の向上につなげています。

    各事業所の主な社内勉強会は以下のとおりです。

    【看護についての勉強会】

    [btp_box back=”on”]看護師単独では、医療器機(人工呼吸器、CVポートなど)の研修会を不定期に実施。事業所に器機を持ち込んでいただき、専門業者さんの指導のもと、実際に器機を使用しながら方法やリスク管理を学びます。研修に使用する器機は、その時のご利用者さんに必要となる内容に合わせて選定。「ひなた塾」(触診勉強会)へは自由参加です。[/btp_box]

    【ひなた庚午】

    [btp_box back=”on”]・リハビリ勉強会(自由参加)
    開催頻度:2ヶ月に1回
    時間:17:30~18:10
    テーマ:講師担当スタッフの得意分野や、他研修で学んだ内容から選定。
    ・ひなた塾(触診勉強会)(自由参加)
    開催頻度:2週間に1回
    時間:17:30~18:10
    テーマ:スタッフの苦手分野や悩みの声から選定。[/btp_box]

    「ひなた庚午」の「リハビリ勉強会」はテーマをスタッフが選定しています。また、「ひなた塾(触診勉強会)」では、経験豊富な理学療法士が講師となって解剖や触診について学ぶそう。触り方と触られた感覚を確認し合うなど、実践的な内容となっています。

    【ひなた吉島】
    [btp_box back=”on”]・リハビリ勉強会(基本的にリハビリ職全員参加)
    開催頻度:月に1回
    時間:17:00~17:30
    テーマ:日常的に上がってくるスタッフの悩みの中から選定。
    ・事業所内勉強会
    開催頻度:2ヶ月に1回
    時間:17:30~18:00
    テーマ:スタッフの声や医療業界で話題のトピックスから選定。[/btp_box]

    リハビリ勉強会は、訓練手技や歩行分析など現場ですぐに活用できる専門性に特化した内容。それに対し事業所内勉強会では、虐待や感染についてなど、訪問支援者としてご自宅へ介入した際の注意点やリスク管理を中心に、必要な内容を重視し共有しているのだそう。

    社内勉強会では講師が作成した資料が配布され、さまざまなテーマについて知識・技術を共有しています。
    どのスタッフも自身が知りたいテーマを選んで参加しているため、時には非常勤スタッフも交え、活発な意見交換が行われています。


    2023年は以下のテーマで社内勉強会が実施されました。

    【ひなた庚午│2023年の社内勉強会テーマ】<法人事業年度>6月~翌5月

    [btp_box back=”on”]《リハビリ勉強会》
    6月:アンガーマネジメント
    8月:求められるセラピストとは
    10月:運動学習
    12月:技能プログラミング
    2月:認知行動[/btp_box]

    [btp_box back=”on”]《触診勉強会》2023年7月からスタート
    7月:軽擦法
    8月:菱形筋
    9月:大胸筋
    各内容を復習含め2回ずつ実施[/btp_box]

    【ひなた吉島│2023年の社内勉強会テーマ】
    [btp_box back=”on”]《事業所勉強会》
    6月:認知症
    8月:感染症(食中毒)
    10月:虐待
    12月:倫理
    2月:接遇 [/btp_box]

    [btp_box back=”on”]《リハビリ勉強会》
    6月:歩行分析
    7月:下腿後面筋の触診
    8月:症例検討
    9月:抑うつの方へのコミュニケーション
    10月:股関節周囲筋のトレーニング[/btp_box]

    いずれの勉強会でも、訪問支援者として基本に立ち返る内容から、現場で活用できる専門性の高い内容まで、チーム全体でより良いケアを提供するための知識・技術を学んでいます。

    「ひなた塾」スタート!活発な意見交換で「傍観者なし」!

    学会に参加したスタッフによる「伝達講習会」
    画像出典:ひなた庚午Instagram

    勉強会終了後には、参加者からの質疑応答や感想を確認。学んだことをしっかりと業務に反映し、次回の社内勉強会の内容をより効果的なものにできるようブラッシュアップしているそう。

    「ひなた塾」の様子

    「ひなた塾(触診勉強会)」は、経験年数を問わず活発に意見や悩みを共有できる雰囲気があり、「傍観者がいない」ことも大きな特徴です。

    触診勉強会を「ひなた塾」と名付けたのは、堅苦しく難しそうなイメージを払拭し、興味があるテーマや時間に余裕があるとき、いつでも参加しやすい雰囲気を作るためだそう。

    訪問の現場では基本的に1人で対応を行います。定期的に事業所のメンバーと顔を合わせて情報交換することで、メンバー間の関わりが深まり、現場でもすぐに「報連相」がしやすい関係性が生まれるのだそう。

    「ひなた庚午」の理学療法士・西川直哉さんにインタビュー

    「ひなた塾」講師担当で、「ひなた庚午」の理学療法士・西川直哉さんにお話を伺いました。

    勉強会のテーマは、どのように選考・決定されましたか?

    西川さん:
    「『触診』については、リハビリ訓練士にとっての基本かつ現場で多く求められることなので、定期勉強会のテーマの一つとしています」

    勉強会で「手ごたえがあった」と感じられるのはどんなときですか?

    西川さん:
    「経験の少ないスタッフが、勉強会後に自信を持って訓練を行えるようになったときです。ご利用者様・ケアマネジャー様にも満足の声をいただけて、開催して良かったと思いました」

    社内勉強会で得られたことが、実際の仕事に役立った経験は?

    西川さん:
    「スタッフ同士のディスカッションによって、身体だけでなく精神面や環境面など、広い視野でご利用者様やご家族様の生活を捉えることができています。
    また、自分の改善点について知るきっかけにもなり、技術の向上に役立っています」

    勉強会に使用する資料は分かりやすさにこだわり、勉強会終了後も、手技習得に時間がかかるスタッフやもっと時間をかけて手技を習得したいスタッフには、個別でも対応しているという西川さん。
    個別に対応することで、より質問しやすい環境ができ、確実な手技習得につながっていることを実感できているそう。
    日頃の疑問や不安が反映された社内勉強会は、チーム全体のスキルアップと自信になり、やる気を持って働ける「好働力」につながっているのでしょう。

    【ひなた庚午・ひなた吉島】勉強会と研修で、入職後のスキルアップを全力応援!

    入職後は、新人研修会のほか、先輩スタッフによる随時勉強会も

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」では独自の人材育成システムで、新人スタッフへの研修を行っています。

    まずは入職後6ヶ月にわたる職員研修で、マナーやコミュニケーション力、専門職として必要なスキルや自身の強みを伸ばします。
    研修期間中は、先輩スタッフとともに同行訪問も行い、少しずつ現場に慣れていくことが可能です。

    入職後も先輩スタッフによる社内勉強会が行われ、継続してスキルアップを図れる職場環境が魅力です。

    【求人】不定期に「お仕事説明会」開催中!現場体験(同行訪問)も可能

    「ひなた庚午」「ひなた吉島」では、いろいろな職種の[btp_line]「お仕事説明会」を不定期に開催中![/btp_line]
    インスタ 公式サイト で随時告知しています。訪問看護・リハビリの仕事が気になっている方にとって、現場のリアルな声を聞ける貴重な機会です。
    履歴書不要で参加できるので、以下のフォームから気軽に申し込んでみてください。

    最新の求人情報は、公式サイトの求人情報をチェックしてください。

    チーム全体でスキルアップできる環境で「ひなた」らしいケアを

    スキルの共有とともにスタッフ間のコミュニケーションの促進にも役立っているという、「ひなた庚午」「ひなた吉島」の社内勉強会。チームワークを大切にした職場環境は、ご利用者さんにじっくりと向き合う温かみのあるケアにつながっています。訪問未経験の方もぜひ説明会や見学に参加して、「ひなた」の「好働力」を体感してみてください。

    所在地 広島市西区高須1-11-19 
    電話番号 082-507-8101 
    サービス対応エリア 広島市西区、佐伯区(美鈴が丘)
    サービス提供時間 平日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり 
    定休日 土日・祝日
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/ 
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_kougo/ 
    所在地 広島市中区光南2-3-45
    電話番号 082-236-6125
    サービス対応エリア広島市中区、南区
    サービス提供時間平日・土曜・祝日8:30~17:30 ※24時間緊急時対応あり
    定休日 日曜
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_yosijima/
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    所在地広島市西区高須2-4-21
    電話番号 082-299-8866
    サービス対応エリア 広島市西区、中区(佐伯区・南区)
    サービス提供時間 平日8:30~17:30
    定休日 土日・祝日
    公式サイト https://www.hinata-gr.co.jp/
    Instagram https://www.instagram.com/hinata_fukusiyougu/
  • レクリエーションとして介護施設で人気の塗り絵!おすすめ題材7選

    レクリエーションとして介護施設で人気の塗り絵!おすすめ題材7選

    手軽に取り入れやすいレクリエーションとして、介護施設でも人気の「塗り絵」。手を動かすトレーニングになることはもちろん、心にも体にもよい働きがあると言われています。この記事では、なぜ塗り絵はレクリエーションとして介護現場で人気なのか、またおすすめの題材についても紹介。レクリエーションに塗り絵を取り入れたい方や、塗り絵の題材選びに迷っている介護職の方は、ぜひご覧ください。

    認知症の予防やリハビリにも塗り絵がおすすめ!

    少し前までは「塗り絵は子供がするもの」と思われがちでしたが、近年は大人向けの塗り絵本が発売されるなど、幅広い年代に親しまれています。目の前の塗り絵と向き合い、無心になって色を塗っていくことで、[btp_line]心が整いリラックスできる[/btp_line]というのが人気の理由のようです。塗り絵の魅力は年齢を重ねても色あせることはなく、高齢者からも人気を集めています。そのため、レクリエーションとして活用する介護施設も増えているのです。

    さらに、指先を細かく動かす塗り絵には、脳を活性化させる働きも。「色を塗る」という動作1つをとっても、構図を確かめて塗る順番や色を決めていくなど、さまざまな箇所の脳を活発に使います。こうしたことから、塗り絵は認知症の予防やリハビリにもぴったりのレクリエーションです。多くの介護施設や病院などでも、積極的に取り入れられています。

    塗り絵をレクリエーションとして介護現場で行う際の注意点

    認知症の予防やリハビリにも効果的な塗り絵。レクリエーションとして介護に取り入れるときには、次のポイントに注意しましょう。

    利用者さんの能力に合わせる

    塗り絵には、さまざまな絵柄や大きさがあり、難易度も幅広く設定されています。そのためレクリエーションとして介護に塗り絵を取り入れるときは、利用者さんの能力に合ったものを選ぶことが大切です。ある利用者さんにとっては簡単すぎる塗り絵でも、別の利用者さんにとっては難しいこともあるかもしれません。レクリエーションとして塗り絵を楽しんでもらえるよう、一人ひとりに合ったものを選びましょう。

    楽しめる題材を選ぶ

    レクリエーションとして介護に塗り絵を取り入れるときには、「題材選び」も大切です。利用者さんの価値観に合った題材を選ぶことができれば、より夢中に取り組みやすくなるでしょう。昔ながらのことが好きなのか、それとも現代的なものが好きなのかなど、利用者さんの好みを知っておくことも有効です。次からおすすめの塗り絵題材も紹介していきますので、ぜひテーマ選びの参考にしてみてくださいね。

    四季の移り変わりを楽しむ「季節の塗り絵」

    「季節の塗り絵」なら、3月はひな祭り・5月は鯉のぼりなど、四季の移り変わりを絵柄とともに楽しめます。毎月塗り絵をレクリエーションに取り入れている介護施設でも、季節の絵柄は迷わず選びやすい題材でしょう。インターネット上で無料ダウンロード可能な塗り絵も多く、簡単なものから難しいものまで難易度も幅広いことが特徴。塗り絵を初めて行う利用者さんでも、比較的取り組みやすい題材でしょう。

    例:「ぬりえWEB」
    https://www.nurieweb.com/pub/senior.html

    記憶を辿りながら色づけ「花の塗り絵」

    100円均一のお店などでも販売されている「花の塗り絵」は、利用者さんそれぞれの能力に応じた塗り込みが楽しめる題材の1つ。複数の色を重ねていけば、より本格的な塗り絵ができます。また、記憶を辿りながら花の色を思い浮かべて色づけしていくことは、脳の活性化にもぴったり。塗る場所が大きな絵柄から細かいものまで、さまざまな種類の塗り絵が手に入りやすいことも魅力です。絵柄を選ぶときには、花言葉もヒントにしながら選んでみるのもよいでしょう。

    誰かに送りたくなる「動物の塗り絵」

    上手に描けた塗り絵は、身近な方にプレゼントしてみるというアイデアも。近年発売されている塗り絵の中には、ポストカードサイズのものもあります。季節や花の題材はもちろん、犬やうさぎなどの「動物の塗り絵」は気持ちも和やかにしてくれるでしょう。古くから世界的に親しまれている可愛らしい絵本のキャラクターなどは、お孫さんなどへのお手紙にもおすすめ。ポストカードサイズであれば、レクリエーションが終わった後も自宅や介護施設に飾りやすいでしょう。

    思い出を振り返りながら「昭和の塗り絵」

    現代の日本では見かけなくなった風景を、思い出しながら楽しめる題材が「昭和の塗り絵」です。利用者さんが幼少期や成人期の情景を思い出せる題材を選ぶことも、塗り絵のよさと言えるでしょう。目の前の塗り絵に集中しながらも、懐かしの日を思い浮かべることができれば、脳の活性化にもよい影響があるかもしれません。昔ながらのものを大切にする利用者さんに、おすすめしたい塗り絵です。

    例:プランティングフラワー協会「高齢者のための塗り絵」
    https://plantingflower.jp/nurie/

    お出かけ気分で「旅の塗り絵」

    かつて旅した場所や、行ってみたいところに思いをはせながら取り組める「旅の塗り絵」。国内外のさまざまな観光地や名所を、塗り絵で楽しめます。利用者さんが暮らしたことのある街や訪れたことのある場所ならば、思い出話にも花が咲きそうですね。塗る箇所が細かいものも多いため、塗り絵のレクリエーションが好きな方にとくにおすすめでしょう。

    例:Brother「大人の塗り絵」
    https://online.brother.co.jp/ot/dl/Contents/hobby/nurie/

    絵描きな利用者さんには「名画の塗り絵」

    塗り絵のレクリエーションを介護施設で楽しむ利用者さんの中には、絵が得意・好きという方もいるかもしれません。そんな方には「名画の塗り絵」もおすすめ。世界的に有名な絵画を再現した塗り絵などがあり、それぞれの感性をいかんなく発揮できます。細かい箇所が多いものがほとんどですが、絵が好きな利用者さんがいる介護施設の方は知っておいて損はないでしょう。

    <番外編>線を削ると色が出てくる「スクラッチアート」

    「色を塗るのは苦手だけれど、線をなぞることならできる」という利用者さんには、「スクラッチアート」という提案も。スクラッチアートは、真っ黒のスクラッチ面に描かれた線を専用のペンでなぞることで、色鮮やかな絵に変えていくアートのこと。海外でブームになっており、近年は日本でも手軽に手に入るようになってきました。塗り絵だと抵抗がある利用者さんでも、線をなぞるだけならハードルがぐっと下がり、取り組んでいただけるかもしれません。指先を使ったレクリエーションに迷ったときには、ぜひ選択肢に加えてみてくださいね。

    レクリエーションとして介護現場でも塗り絵を活用しよう!

    塗り絵のレクリエーションは、手軽に取り入れやすく、介護現場でも人気です。指先のリハビリになるだけでなく、脳の活性化を促す働きも期待されます。大切なのは、利用者さんの能力や価値観に合った題材を選ぶこと。この記事も参考に、塗り絵のレクリエーションを介護現場で活用していきましょう。

  • 【ユニットリーダー研修】実地研修とは?「私の行動計画書」についても解説

    【ユニットリーダー研修】実地研修とは?「私の行動計画書」についても解説

    介護の需要が高まっている近年、少人数制で介護を行うユニット型の施設も増えている傾向です。そこで、介護業界で注目されているポジションの一つが「ユニットリーダー」。より細やかな介護を行うための知識や技術、マネジメント力を身につける必要がある仕事です。今回は活躍の場が広がっているユニットリーダーが、どのような仕事をするのか、また、ユニットリーダーになるために受ける実地研修などについて詳しくご紹介しましょう。

    ユニットリーダーの概要

    まずは、ユニットリーダーがどのような仕事を行うのかを詳しくご紹介します。

    ユニットケアとは

    ユニットリーダーの主な職場はユニット型の介護施設です。ユニット型介護施設では、10人程度の少人数の利用者さんを1ユニットとし、専任のスタッフが個別ケアを実施します。まるで自宅で生活しているかのようなライフスタイルを重視しているため、個室を完備したり、食事や入浴の時間が利用者さんそれぞれで異なっていたりするのが特徴です。個人の自立性や尊厳、プライバシーを重んじたケアを提供する施設といえるでしょう。

    ユニットリーダーとは

    ユニットリーダーは、ユニットケアを行う施設で各ユニットに配置されるリーダー職です。介護スタッフとして利用者さんのケアを行いつつ、ユニット内のスタッフを束ねるマネジメント役でもあります。この2つの役割のうち、比重は施設によって異なりますが、介護スタッフと利用者さん双方にとって重要な役割を果たしているポジションです。施設で働く介護スタッフと管理職のちょうど間の立場にあたります。

    ユニットリーダーの主な仕事内容

    ユニットリーダーの主な仕事内容は、利用者さんのケアはもちろん、ケア方法の決定やイベントの企画、利用者さんのご家族との連絡調整や相談対応などです。また、スタッフの教育指導やシフト調整、スケジュール管理なども含まれます。どこまでの仕事をこなすのかは施設によって異なりますが、利用者さんが安心して過ごせる環境と、介護スタッフがより働きやすい環境を整えるのが、ユニットリーダーの大きな役割です。施設に関わる方々の信頼関係構築に大きく関わる立場といえるでしょう。

    ユニットリーダーに必要な資格

    ユニットリーダーになるには、介護職に就く際に基本的な知識と技術を身につける介護職員初任者研修や、介護福祉士の国家試験の受験資格を得るために必要な介護福祉士実務者研修などの介護資格が必要です。多くのユニットリーダーは、福祉の三大国家資格ともいわれる介護福祉士の資格を保持している傾向があります。さらに、1年以上の実務経験が必要で、介護におけるより豊富な知識と技術、経験が求められる仕事といえるでしょう。

    ユニットリーダーに必要な研修

    ユニットリーダーになるには、さきほどご紹介した必要資格に加え、講義・演習・実地研修を行うユニットリーダー研修を受ける必要があります。どのような内容なのか、詳しくご紹介します。

    eラーニング

    eラーニングは、ユニットリーダー研修1日目に行われる座学です。オンラインで配信される動画を視聴する研修で、場合によっては、特定の会場に集まり集合研修という形で行われることもあります。主にユニットケアを取り巻いている社会的な背景や理念、特徴といった基本的な内容の他に、高齢者の生活に対する理解を深めるための講習を実施。合計210分の研修で、eラーニング開始前に事前課題に取り組んでおかなければなりません。

    研修

    ユニットリーダー研修2~3日目には、ユニットリーダーの役割についての講義・演習を行います。ユニットケアにおける自立支援や個別ケア、ユニットのマネジメントなどについて学習し、ユニットリーダーの知識を深める内容です。休憩を含めて1日あたり7時間程度の研修を受け、受講後には日本ユニットケア推進センターに課題を提出します。

    実地研修

    ユニットリーダー研修の講義・演習を終えたら、自身が勤務する介護施設で2~4週間程度の実務と、3日間以上の実地研修を行います。ユニットケアに関するマネジメント方法や考え方、実践方法などをより深く理解するために行われるのが実地研修です。実地研修は全国各地で指定された介護施設で開催されます。
    中四国エリアの実地研修施設一覧は下記の通りです。

    ▼中四国エリアの「実地研修施設」一覧

    都道府県名施設名公式ホームページ
    鳥取県よなご幸朋苑https://www.kohoen.jp/
    鳥取県ゆうらくhttps://yuraku-houki.net/
    島根県眺峰園https://www.ssw.or.jp/facilities/seniors/chohoen
    岡山県きのこ老人保健施設https://kinoko-group.jp/
    岡山県天神荘http://www.tenjinkai.org/
    広島県ふかわ・くにくさhttps://www.kunikusa.or.jp/
    山口県ぺあれんとhttps://familand.jp/
    山口県賀宝の里 白松苑https://www.hakusyoen.jp/
    高知県絆の広場https://hata-dialife.jp/

    上記施設のうち、広島県のふかわ・くにくさを運営する「あと会グループ」について下記の記事で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

    「私の行動計画書」の作成

    ユニットリーダー研修の実地研修では、実習の課題の一つである「私の行動計画書」を作成します。指導者に助言してもらいながら、現場に戻った際にしっかり実践できるよう、学んだことをまとめる作業です。「私の行動計画書」でまとめた内容を発表し、実習生同士で意見交換をする場合もあります。複数人の意見に耳を傾けることで、自分では気づけなかった点が発見でき、より実務に活かせる「私の行動計画書」が作成できるでしょう。

    ユニットリーダー向きの人とは

    ユニットリーダーには、どのような特徴を持った人が向いているのかをチェックしておきましょう。

    リーダーシップがある

    ユニットリーダーは、同じ施設内で働く介護スタッフを束ねる役割を担っています。また、利用者さんが暮らしやすい環境を整えるため、介護スタッフをはじめ栄養士や看護師など、施設内にいるさまざまな職種のスタッフとの連携が取れるようまとめるのもユニットリーダーの仕事です。そのため、リーダーシップがある人に向いているといえるでしょう。より効果的にリーダーシップを発揮するため、高いコミュニケーション能力も求められます。

    常に冷静な判断ができる

    利用者さんやその家族と密接に関わる介護の現場では、予想外のトラブルが発生する可能性もあります。そのトラブルを解決するために、他のスタッフに指示を出すのはユニットリーダーの仕事です。そのため、どんなときでも落ち着いて的確な指示が出せる冷静さが求められます。感情に左右されすぎると、的確な判断ができず、利用者さんやその家族との信頼関係が崩れてしまう恐れがあるため、ユニットリーダーを目指している人にとって冷静さは重要なポイントの一つです。

    利用者さんとスタッフに目が配れる

    ユニットリーダーは、利用者さんが快適に生活できるように、そして介護スタッフが気持ちよく働けるように導く働きを担っています。そのため、利用者さんとスタッフ双方に目が配れるかどうかも大切です。周囲のちょっとした変化に気づき、行動に移すフットワークの軽さがある人も向いているでしょう。困っているスタッフや利用者さんにいち早く気づき、サポートする思いやりのある人も適しているといえます。

    介護リーダーとの違い

    介護リーダーは、介護の現場において施設や介護スタッフを取りまとめる仕事を任されています。いわば介護現場の調整役のようなポジションで、仕事内容としてはユニットリーダーとほとんど同じです。大きな違いとしては、厚生労働省によって人員配置基準が設けられているかどうか。介護リーダーは各施設に必ず配置しなければならない決まりはありません。一方、ユニットリーダーはユニットごとに1名配置するよう義務づけられています。

    ユニットリーダーを目指そう!

    ユニットリーダーになるには、介護に関するより高度な技術と知識に加え、マネジメント力も必要です。普段のケアからはもちろん、ユニットリーダー研修で講義・演習や実地研修を受け、必要なスキルを身につけましょう。ユニットリーダーはユニット型の介護施設において欠かせないポジションで、需要も高く就職や転職に有利といわれています。ユニット型介護施設で働くなら、ぜひ目指してみてはいかがでしょうか。

  • ユニットケアの理念は個別ケア!考え方やメリット・デメリットを解説

    ユニットケアの理念は個別ケア!考え方やメリット・デメリットを解説

    最近増えてきているのが、ユニットケアを取り入れている介護施設です。ユニットケアは個別ケアを前提とし、少人数での共同生活を行います。しかし、ユニットケアも増えつつありますがまだ従来型の施設も多く、違いや働き方が把握できないという声もあるよう。そこで今回は、ユニットケアの理念や考え方について解説していきます。自分の働き方を検討しているなら、ぜひ参考にしてみてください。

    ユニットケアとはどんなもの?

    まずは、ユニットケアについての基本事項を押さえていきましょう。

    ユニットケアの定義とは

    ユニットケアの定義は、利用者さん一人ひとりの生活リズムに合わせてサポートする介護ケアのこと。10人ほどの少人数をひとつのユニットとして、固定された利用者さんと介護スタッフが共同生活を送ります。プライベートの時間は個室で過ごし、リビングスペースではユニットの仲間や介護スタッフと交流するといったように、利用者さんは介護ケアを受けながらも自宅での生活とあまり変わらない住環境で過ごすことができるのが特徴です。

    ユニットケアが本格的に取り入れられるようになったのは2001年から。比較的新しい介護の形です。ユニットケアは主に特別養護老人ホーム(特養)で取り入れられていますが、現在はほかの介護施設でも導入が進められています。

    ユニットケアの理念は個別ケアの実現

    介護が必要になっても、今まで通りの生活を送りたいと望む利用者さんもたくさんいます。ユニットケアの理念は、一人ひとりのプライバシーと尊厳を大切にすること。助けが必要なところはサポートしながら、好きな時間に寝て好きな時間に起きる、趣味の時間を持つ、家族との食事など、これまでの暮らしを継続できる環境を目指します。自宅と近い環境の中、利用者さんそれぞれの生活リズムを把握し、利用者さんらしいライフスタイルを保てるよう個別ケアを行う、これがユニットケアの特徴です。

    ユニットケアの実践には3つの要素が必要

    ユニットケアを上手く機能させるためには、ハード(環境面)、ソフト(生活のサポート)、システム(運営の仕組み)の3つの要素が重要になります。この3つが上手くかみ合うことで、快適な暮らしの提供につながるでしょう。

    ハード(環境面)

    利用者さんそれぞれの個室があることは、ユニットケアの大前提です。共有空間を囲うように個室を配置することで、利用者さん同士がコミュニケーションをとりやすくなるそう。利用者さんのプライベート空間である個室は、これまで使っていた家具などの持ち込みなどにより、なじみのある環境作りを目指します。

    ソフト(生活のサポート)

    ユニットケアは、利用者さんのこれまでの暮らしを把握し継続できるようサポートするのが目的です。働く介護スタッフがユニットケアの理念を理解したうえで、個別ケアを行う必要があります。社会とのつながりも感じられるよう、利用者さん同士のコミュニケーションをサポートするのも重要な役目です。

    システム(運営の仕組み)

    ユニットケアで重要になるのが、組織力と自立してケアを提供できる介護スタッフです。スタッフがそれぞれ力を発揮できる環境と個々の力を組織として取りまとめる仕組み作りが、ユニットケアを実践するための最重要ポイントになります。結果として効率的な組織運営につながるでしょう。

    ユニットケアと従来型の違いとは?

    ユニットケアが個別ケアを行うのに対し、従来型は集団ケアを行います。ユニットケアと従来型の施設の大きな違いは、ハード面である部屋の構造。従来型はひとつの部屋を複数人で利用する多床室が主ですが、ユニット型は完全個室で共有スペースを囲むような配置となっています。また、従来型の場合、効率的に介護できるようスケジュールはすべて管理された集団ケアです。それに対してユニット型は、スケジュールの決定権は利用者さんにあり、タイムスケジュールは比較的ゆるやかな傾向があります。

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    ユニットケアのメリット

    ユニットケアを行う施設で働く介護スタッフにとってのメリットを確認していきましょう。

    利用者さんのプライベートが保てる

    従来型の多床室の場合、カーテンで区切られた個人スペースがあるだけで、利用者さんのプライベートはないに等しいケースがほとんどです。それに対し完全個室のユニットケアは、利用者さんのプライベートが確保しやすいのがメリット。おむつ交換や服の着替えといった場面のプライバシーを守れるため、介護スタッフとしても安心です。

    ユニット内の距離が近い

    ユニットケアはユニット単位で介護スタッフが固定されており、基本的に同じメンバーです。少人数のため、利用者さんも介護スタッフもお互いにどんな人か理解しやすくなり、距離も縮まりやすいでしょう。信頼関係が構築しやすく家族のような関係性を築けるのは、ユニットケアのメリットのひとつです。

    利用者さん一人ひとりに寄り添ったケアができる

    利用者さんそれぞれに合わせた個別ケアが提供できるのは、ユニットケアの大きなメリット。見守る人数が少ない分目も行き届きやすく、一人ひとりをしっかりと見て状況に合わせたきめ細かな対応ができます。ユニットケアでは利用者さんが生活スタイルを決めるため、一律に対応するわけではありません。必要に応じて柔軟な対応ができるため、質の高いケアを提供しやすくなります。

    ユニットケアのデメリット

    ユニットケアのデメリットについてもきちんと把握しておきましょう。

    距離が近い分人間関係のトラブルの対処が難しい

    距離が近いのはユニットケアならではの特徴でいいことでもありますが、問題になるケースもあります。例えばユニット内で人間関係のトラブルが起きた際、距離が近い分対処が難しくなるでしょう。一度問題が起こると居心地の悪さを感じるようになり、日常生活に支障をきたす可能性もあります。利用者さん同士だけではなく、利用者さんと介護スタッフ間でトラブルが生じることもあるでしょう。

    介護スタッフの負担が大きい

    ユニットケアは少人数の介護スタッフで対応していくため、ひとりの負担が大きくなりがちです。個別ケアは効率よりも利用者さんのペースが優先になるため、ひとりで複数のケアを同時に行うような場面も少なくありません。効率的に動くにはどうすればいいか、介護スタッフの自立した対応力が必要になります。

    ユニットケアで働くときに意識したいことは?

    ユニットケアの施設で働く場合、以下のような点を意識しましょう。

    困ったらすぐにユニットリーダーに相談

    1~2ユニットを1人で対応する場面もあり、自分で判断して対応しなければならないこともあります。介護業務の傍らユニットを取りまとめるのが、ユニットリーダーの役目です。どうすればいいか判断できない場合は、すぐにユニットリーダーに相談して判断を仰ぐようにしましょう。ユニットリーダーを頼りながら経験を積んでいくことが、スキルアップにつながります。

    少人数だからこそこまめなコミュニケーションは欠かせない

    利用者さんとのつながりが重要なユニットケアでは、些細な変化を敏感に察知することが求められます。そのためには、こまめなコミュニケーションが欠かせません。利用者さんをよく観察し対話をすることが、些細な変化を見逃さないためのポイントです。コミュニケーションを通して得た利用者さんの情報は、きちんと記録し介護スタッフ同士で共有できるようにしておきましょう。

    個別ケアに魅力を感じたらユニットケア導入の施設を検討して!

    ユニットケアは家で過ごすような環境で過ごしてもらえる、介護の新しいスタイル。現状課題はありますが、ユニットケアを行う施設は今後主流になると言われています。利用者さんとの距離が近い分従来型とはまた違った対応が必要な場面もありますが、やりがいも大きいでしょう。アットホームな空間で利用者さんに合わせたサポートをしたい方には、ユニットケアを導入している施設での仕事を検討するのもおすすめです。

  • 11/22【介護求人】広島で無料ランチ付セミナー開催!現役介護職のトークも

    11/22【介護求人】広島で無料ランチ付セミナー開催!現役介護職のトークも

    「未経験からキャリアアップしたい」「資格をとって給料を上げたい」「子育てと両立できる仕事がしたい」。そんな方にぴったりのイベントが、広島市で11月22日(水)に開催されます。それが、「介護」の仕事や求人をテーマにした[btp_line]「かいごのしごとトークセミナー」[/btp_line]。
    「介護の仕事」というと、「大変そう」「待遇が不安」などのイメージを持つ方も多いのでは?実際には多くの方が介護職としてキャリアアップしながら活躍中です。セミナーでは、現役介護職の楽しいトークセッションのほか、美味しい無料ランチビュッフェも。しかも子連れOKです(※保育士常駐。託児サービスはございません)。あなたの「介護の仕事」の印象がガラッと変わるかもしれません。

    広島で働きたい・転職したい方集合!未経験・無資格・話を聞くだけOK!11月22日(水)「かいごのしごとトークセミナー」

    11月22日「かいごのしごとトークセミナー」開催!【先着30名様】働きたい、転職したい方集合!

    11月22日(水)に開催される[btp_line]「かいごのしごとトークセミナー」[/btp_line]。 “現役介護職“による気軽なトークセッションと、美味しい無料ランチビュッフェが楽しめるイベントです。

    「未経験・無資格からキャリアアップしたい」
    「正社員の仕事に転職したい」
    「子育てをしながら無理なく働ける仕事がしたい」

    そんな方には、特におすすめのイベントです。

    さらに、
    「介護の仕事って実際どうなんだろう?」
    「ちょっと話だけ聞いてみたい」

    そんな方も大歓迎のイベントです。

    【かいごのしごとトークセミナー】

    日時2023年11月22日(水)11:00~13:00
    ※子連れOK(保育士常駐。託児サービスはございません)
    会場レストラン「JOHN BLUE(ジョンブルー)」
    広島市中区三川町6-15DICE bldg.並木通りⅡ2F
    参加費無料
    構成【第1部】11:00~12:00 現役介護職のトークセッション
    【第2部】12:00~13:00 「JOHN BLUE」ランチビュッフェ(無料)
    定員td>先着30名様(※事前申し込み制)
    申込フォーム申し込みフォームはこちら
    ※応募締切:2023年11月10日(金)17:00
    (定員に達し次第締め切らせていただきます)
    問い合わせ先子育て情報サイトpikabu編集部 082-207-3535
    (受付時間:平日9:00~17:00)

    参加無料!なのに美味しいランチビュッフェが楽しめる♪

    会場は、広島市中区三川町にあるレストラン「JOHN BLUE(ジョンブルー)」。結婚式の二次会パーティー会場としてもおなじみの、おしゃれなレストランです。

    ※イメージです

    気になるメニューは、イタリアンをベースにしたビュッフェ形式。[btp_line]もちろん「無料」[/btp_line]です。おしゃれな雰囲気のレストランで美味しい料理食べながらのイベントなので、[btp_line]普段着でOK[/btp_line]。気軽に参加してください!

    ※料理内容は変更になる場合があります。

    【中四国介護看護】×【子育て情報サイトpikabu】のコラボが実現!

    今回のイベントは、介護の情報サイト「中四国介護看護」と、広島の子育て情報サイト「pikabu」のコラボ企画です。

    [btp_box]★ひろしま子育て情報サイト「pikabu(ピカブ)」とは?

    広島県に暮らす子育て中のママ・パパを応援する情報サイト。イベントや習い事、マイホームなど、子育て世代が知りたい広島の最新情報を提供しています。

    公式サイト:https://www.bm-peekaboo.com/

    公式Instagram:https://www.instagram.com/pikabu.hiroshima/[/btp_box]

    会場には、広島市を中心に介護サービスを行っている企業やグループがブース出展。どの企業・グループも、子育て世代のスタッフが数多く活躍しています。 ブースにはスタッフが常駐し、資料配布や個別相談に対応。「募集職種」や「仕事内容」「待遇」、気になる「子育てなどプライベートとの両立」についても、直接質問できるチャンスです。

    【出展予定企業・グループ一覧】

    社名事業内容
    株式会社L.S.I.
    (広島市安佐南区ほか)
    サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」
    医療法人社団・社会福祉法人あと会グループ
    (広島市安芸区ほか)
    「介護老人福祉施設くにくさ苑」   「介護老人福祉施設でじま・くにくさ」など
    しあわせづくり株式会社
    (広島市安佐南区)
    「訪問美容ハーブヘア」、「しあわせづくり訪問介護」 「しあわせづくりグループホーム (女性専用障がい者グループホーム)など

    ※応募締切:2023年11月10日(金)17:00

    (定員に達し次第締め切らせていただきます)

    広島の「現役介護職」×ワーママ経営者「株式会社peekaboo代表」のトークセッション!

    ここからは、「かいごのしごとトークセミナー」の詳しい内容をご紹介していきます!

    現役介護職の本音を聞いてみたい!質問OKのトークセッション♪

    イベント第1部は、現役の介護職で、子育て中のママでもある庄賀聖さん(画像左)を招いたトークセッション。ファシリテーターとして、「子育て情報サイトpikabu(ピカブ)」を運営する株式会社peekaboo(ピーカブー)の小村佳子代表(画像右)も登壇します♪

    [btp_box back=”on”]庄賀聖(しょうが・あきら)さん プロフィール
    営業職などの仕事を経て、2018年に広島市のサービス付き高齢者向け住宅「Sグラン五日市」に、デイサービススタッフとして入職。プライベートでは1児のママ。[/btp_box]

    [btp_box back=”on”]小村佳子(こむら・けいこ)代表 プロフィール
    スタッフの9割が子育て中のママの「株式会社peekaboo」CEO。 広島県内4か所に事業拠点を持ち、3つのオフィス併設保育園を経営。2023年9月には美容クリニック「YAYOI CLINIC」、ドクターズコスメショップ「Y SKIN LAB」オープン。プライベートでは3児の母。[/btp_box]

    庄賀さんは、「いつかは人のお世話ができる仕事をしたい」と考えていたときに、サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」を運営する株式会社L.S.I.と出会ったそう。「自分にはデイサービススタッフが向いている」と入社を決意し、入社後に「介護職員初任者研修」「介護福祉士実務者研修」を修了。現在は、国家資格の「介護福祉士」を目指して勉強中です。

    トークセッションでは、仕事内容や、子育てと仕事をどのように両立しているのかなど、介護職としてのやりがいや魅力を、本音でトークしてくれます。たくさんの「働くママ」を近くで見守り、サポートしている小村代表が、ワーママ目線で役立つ情報やエピソードを引き出してくれますので、お楽しみに!

    ▼こちらもチェック!

    ※応募締切:2023年11月10日(金)17:00
    (定員に達し次第締め切らせていただきます)

    ここからは、出展企業・グループをご紹介!気になる企業があれば、トークセッション後やランチの前後などに、自由に立ち寄って話を聞くことができますので、ぜひ事前にチェックしてみてください。

    株式会社L.S.I.(広島市安佐南区ほか)

    [btp_line]「株式会社L.S.I(エルエスアイ)」[/btp_line]は、広島市や福山市などでサービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」を運営ライフスタイルに合わせた働き方が選べるため、子育て中の女性スタッフも数多く活躍中です。

    ▼こちらの記事もチェック!

    事業内容サービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    公式Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/

    医療法人社団・社会福祉法人あと会グループ(広島市安芸区ほか)

    広島市内に介護老人福祉施設やサービス付き高齢者向け住宅など37施設を運営する[btp_line]「医療法人社団・社会福祉法人あと会グループ」[/btp_line]。利用者さんに十分な支援やサポートを提供できるよう、スタッフの資格取得・スキルアップのための研修や資格手当制度を充実させています。

    こちらの記事もチェック!

    事業内容「介護老人福祉施設くにくさ苑」「介護老人福祉施設でじま・くにくさ」など
    公式サイトhttps://www.kunikusa.or.jp/
    公式Instagramhttps://www.instagram.com/atokai_saiyo/

    しあわせづくり株式会社(広島市安佐南区)

    訪問美容サービス、訪問介護サービスを展開する[btp_line]「しあわせづくり株式会社」[/btp_line]。「美」と「癒し」を通じて利用者さんに「しあわせ」を届けることをミッションにしています。女性スタッフが多く、家庭と両立できるフレキシブルな働き方ができると評判です。

    ▼こちらの記事もチェック!

    事業内容「訪問美容ハーブヘア」、「しあわせづくり訪問介護」「しあわせづくりグループホーム(女性専用障がい者グループホーム)など
    公式サイトhttps://www.herb-hair.com/
    公式Instagramhttps://www.instagram.com/herb___hair/

    ※応募締切:2023年11月10日(金)17:00
    (定員に達し次第締め切らせていただきます)

    気になるお仕事があれば、後日個別面談の予約をしよう

    ※イメージです

    ランチのあとは、出展企業・グループのブースを訪ねて、資料をもらったり質問をしたりする時間を設けています。個別面談を希望する方は、その場で予約をすることも可能です。いったん資料を持ち帰って考えたいという方は、ランチ後すぐに解散してもOK。気軽に参加できて、気になることがあれば質問もOK。これが今回のランチセミナーの魅力です。

    ※応募締切:2023年11月10日(金)17:00
    (定員に達し次第締め切らせていただきます)

    美味しいランチが自分の未来を切り開くきっかけになるかも

    今回の「かいごのしごとトークセミナー」は、中四国介護看護×pikabuコラボによるイベント。未経験からキャリアアップしたい方、転職を考えている方、子育てしながら働きたい方にとって、介護の仕事に向き合うきっかけになればと思います。ぜひ、美味しいランチを食べながらトークセッションを楽しみ、介護の仕事の魅力に触れてみてくださいね。30名様限定のイベントですので、お申し込みはお早めに。

    ※応募締切:2023年11月10日(金)17:00
    (定員に達し次第締め切らせていただきます)

  • 広島のサ高住「Sグラン」コンシェルジュのお仕事とは?接客・事務のプロフェッショナルに密着!

    広島のサ高住「Sグラン」コンシェルジュのお仕事とは?接客・事務のプロフェッショナルに密着!

    広島・愛媛に7施設あるサービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」。多くの専門スタッフが協力して入居者さんの快適な暮らしを支えています。中でも「コンシェルジュ」と呼ばれる受付スタッフはいわば施設の「顔」。入居者さんの日常生活のさまざまな業務を担っています。今回は、「Sグラン」の2人のコンシェルジュさんにインタビュー!多岐に渡る仕事内容とやりがい、についてお話を伺いました。人と接する仕事が好きな方、事務の経験を活かしキャリアップしたいとお考えの方は、求人情報とともにチェックしてみてください。

    【広島・愛媛】サ高住「Sグラン」はコンシェルジュが利用者さんの快適生活をサポート!

    「Sグラン」は24時間365日の介護・看護サポートがあるサ高住

    広島・愛媛で計7施設を展開するサービス付き高齢者向け住宅「Sグラン」。
    自立した生活を送れる方から要介護5の方まで幅広く対応し、24時間365日の手厚い看護・介護体制で、入居者さんの安心・安全な暮らしを支えています。

    ▽「Sグラン」がくわしく分かる記事はこちら

    ▽「Sグラン」を運営する株式会社L.S.I. 河手代表のインタビューはこちら

    「Sグラン」は「コンシェルジュ」が暮らしをサポート

    Sグラン松山受付

    [btp_line]「Sグラン」の受付窓口には、日中「コンシェルジュ」と呼ばれるスタッフが常駐[/btp_line]し、細やかなサービスを行っています。
    今回は、「Sグラン」で活躍する2人のコンシェルジュさんにお話を伺いました。

    サ高住「Sグラン高須」コンシェルジュ・松田さんにインタビュー!

    Sグラン高須

    接客が好きで、未知の介護業界に挑戦

    [btp_box back=”on”]松田孝子(まつだ・たかこ)さんプロフィール
    広島市西区のサービス付き高齢者向け住宅「Sグラン高須」受付コンシェルジュ。
    医療系企業の事務スタッフなどを経て、2023年5月に「Sグラン高須」に入職。[/btp_box]

    Sグラン高須のコンシェルジュになったきっかけは?

    [btp_box]松田さん
    「ずっと企業の事務職に就いてきましたが、『もっと人と接する仕事がしたい』と思い、『Sグラン高須』のコンシェルジュの求人に応募しました。介護業界で働くのは初めてでした」[/btp_box]

    Sグラン高須のどんな点が入職の決め手になりましたか?

    [btp_box]松田さん
    介護やサ高住について一から学びたいと思っていましたので、未経験でもサポートしていただける素晴らしい職場だと思いました。きれいで明るい環境も決め手でしたね。ここは入居者様にとっての暮らしの場なんだと感じ、介護施設のイメージが大きく変わりました」[/btp_box]

    Sグランの職場環境は?仕事のやりがい、魅力について

    お仕事の内容を教えてください。

    [btp_box]松田さん
    「朝はまず玄関周りをチェックし、スリッパの補充をします。ご家族やケアマネジャーさん、訪問歯科の先生など、多くのお客様をご案内するための大切な業務です。朝礼では、介護スタッフや看護師からの入居者様の状況報告を注意して聞いています」[/btp_box]

    勤務時間は8:30~17:30の、土日祝日を含めたシフト制で勤務している松田さん。
    Sグランのコンシェルジュとして、[btp_line]経理・人事・総務にまたがる数多くの重要な役割[/btp_line]を担っています。

    以下は、仕事内容の一部です。

    [btp_box]

    • 来客対応
    • 電話対応(外線・内線)
    • 入居者さんの郵便物、宅配、クリーニングなどの管理
    • タクシー手配
    • スタッフの勤怠管理
    • 備品の管理
    • 請求書管理 など[/btp_box]

    入居者さんの暮らしのサポートはもちろん、来館者がスムーズに出入りできるように、そして他のスタッフが自身の仕事に専念できるようにするための細かな業務があるのですね。

    お仕事の中で、気を付けていることはありますか?

    [btp_box]松田さん
    「元気よくごあいさつすることです。どうしてもマスクで表情が見えにくくなるので、お相手の目や表情をしっかりと見て受け答えしています」[/btp_box]

    玄関ドアの開閉も責任のある仕事なのだそう。

    [btp_box]松田さん
    「認知症の入居者様が外へ出ようとされるときもありますので、お声がけしています。入居者様の安全性を確保するため、常に人の出入りには気を配っています」[/btp_box]

    コンシェルジュの仕事にやりがいを感じるのはどんなときですか?

    [btp_box]松田さん
    「入居者様が『散歩に行ってきます』と声をかけてくださったり、宅配業者さんやクリニックの先生にあいさつしていただいたりと、ちょっとしたコミュニケーションが楽しく、やりがいを感じます」[/btp_box]

    取材中も、入居者さんが松田さんにニコニコと話しかける様子が何度も見られました。コンシェルジュは、「Sグラン」の顔として大きな安心を与えてくれる存在なのですね。

    社内研修など、キャリアアップできる環境はありますか?

    [btp_box]松田さん
    「全スタッフを対象にした『マナー研修』があります。コンシェルジュとして、お辞儀やあいさつの仕方など、接遇の基本を見直せるのでありがたいです」[/btp_box]

    働き方や職場環境について、どんな点が気に入っていますか?

    [btp_box]松田さん
    「シフトによって土日祝日の勤務もありますが、お休みはしっかりとれます。有給も2時間単位で取得できるので予定を入れやすいです。育児中のスタッフも多く、子育てとの両立に協力的な職場ですよ」[/btp_box]

    サ高住「Sグラン五日市」コンシェルジュ・佐藤さんにインタビュー!

    Sグラン五日市

    グラン五日市OPEN時に入職。細やかなコミュニケーションでご利用者さんをサポート

    もう一人のコンシェルジュであり、ベテランスタッフの佐藤さんにもお話を伺いました。

    [btp_box back=”on”]佐藤智子(さとう・さとこ)さんプロフィール
    「Sグラン五日市」受付コンシェルジュ。
    Sグラン五日市がオープンした2016年当初から、オープニングスタッフの一人として在籍。[/btp_box]

    Sグラン五日市のコンシェルジュとして入職されたきっかけは?

    [btp_box]佐藤さん
    「夫が転勤族だったため、各地でいろいろな仕事に就いてきました。ハローワークで事務系の仕事を探していたところ、通勤しやすいエリアにある『Sグラン五日市』のコンシェルジュの求人を見つけて応募しました」[/btp_box]

    Sグラン五日市館内

    入職の決め手になった点はなんでしたか?

    [btp_box]佐藤さん
    「当時は介護の知識がなかったので不安だったのですが、面接の際『指導しますから大丈夫ですよ!』と言われ安心感があったことが大きいですね。」[/btp_box]

    仕事の中で、気を付けていることは何ですか?

    [btp_box]佐藤さん
    「入居者様には必ず敬意を持って接すること、丁寧にお話を伺うことを心がけています。」[/btp_box]

    入居者さんやご家族とちょうどいい距離感を保つことも求められるのだとか。

    [btp_box]佐藤さん
    「他のスタッフと入居者様の情報を共有しているのですが、プライバシーにはしっかり配慮しています。機密を守ることは、コンシェルジュとして重要な役割です」[/btp_box]

    「ここでよかった」という声が励みに。スタッフが連携できる働きやすい職場環境も

    仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

    [btp_box]佐藤さん
    「やはり感謝の言葉をいただけたときですね。以前、入居者様の看取りをされたご家族が『ここで最期まで過ごせて本当によかった』と声をかけてくださいました」[/btp_box]

    Sグランに入職してからは、「事務=デスクワーク」というイメージが一変したそう。

    [btp_box]佐藤さん
    「コンシェルジュは、入居者様やご家族の思いをくみとり、寄り添う仕事です。人の役に立ちたい方や接客が好きな方は、大きなやりがいを感じられると思います」[/btp_box]

    社内研修など、入職後にキャリアアップできる機会はありましたか?

    [btp_box]佐藤さん
    会社負担で『介護職員初任者研修』が受講できます。自分でも介護保険について勉強しましたが、入職後でも充分身に付けられますよ」[/btp_box]

    介護業界が未経験でも、職場全体でサポートしてもらえる環境が整っているのだそう。

    [btp_box]佐藤さん
    「職場にはケアマネジャーや看護師、介護スタッフといった介護業界のプロが身近にいるので、分からないことはすぐに質問できます。働きながら成長できるので安心です」[/btp_box]

    研修、サポート充実!サ高住「Sグラン」が働きやすい理由とは?

    働き方が自由に選べる!ワークライフバランスも重視

    「Sグラン」では、「たくさんの経験を積んでキャリアアップしたい」、「家庭・育児と両立したい」といった一人ひとりの希望に合わせて、下記の5つから働き方を選べます。

    正社員土日祝出勤を含めたシフト制(年間休日109日)
    正社員ライト土日祝休み(年間休日120日)
    パート勤務する時間や曜日を選択できる
    登録スタッフ時間が空いたときに勤務できる
    時短勤務育休明けスタッフ向け

    [btp_line]介護業界が未経験でも、手厚い研修制度と先輩スタッフからのサポートを受けられる[/btp_line]ので、安心して仕事に慣れていくことができます。

    また、なんでも相談しやすい風通しのいい環境なので、自身のスキルを生かして活躍することが可能です。

    【求人】まずは職場見学から!現在の採用職種はこちらをチェック!

    「Sグラン」を運営する株式会社L.S.I.では現在、看護師・介護スタッフ・リハビリ専門職をはじめ、幅広い職種を募集中。職場見学だけの申し込みも受け付けています。

    充実の福利厚生など、くわしい情報は公式サイトの採用ページをチェックしてください。

    暮らしをより快適で豊かなものにする「コンシェルジュ」のお仕事

    訪れた人が最初に接するスタッフであるコンシェルジュ。施設の第一印象を左右する立場であるとともに、入居者さんが安心・安全に暮らすための大切な役割を担っています。「Sグラン」は、異業種からの転職でも無理なく知識を身に付けられるサポート体制が魅力。事務の経験を活かして仕事の幅を広げ、スキルアップしたい方はぜひ問い合わせてください。

    本社所在地広島市西区高須4-12-22
    電話番号082-942-5955
    公式サイトhttps://www.lsi-kk.co.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/l.s.i._shine/
  • 介護職の労働相談窓口6選|働き方や職場環境の悩みを解決

    介護職の労働相談窓口6選|働き方や職場環境の悩みを解決

    中小規模の介護事業所には労働組合がないため、仕事に関する悩みを相談できる場所がありません。同僚、上司などには言えない悩みを抱えている方もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、仕事上の悩みを相談できる窓口や、一人でも加入できる労働組合を6つご紹介しました。介護職に特化した労働組合も多く登場します。有給があっても取りづらい、パワハラを受けているなど、人知れず悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

    悩みは抱え込まずに相談することが大切!

    慢性的な人手不足が続いている介護の現場では、心身ともに疲れてしまっている方も少なくないことでしょう。労働環境のみならず、人間関係、仕事内容、健康面など介護職の悩みが尽きることはありません。

    そこで活用したいのが、[btp_line]働く方向けに行政が設置している相談窓口[/btp_line]や、[btp_line]一人でも加入できる労働組合[/btp_line]です。悩み相談だけでなく、職場環境の改善にも尽力してくれるので、介護職として働くあなたの強い味方になることでしょう。誰にも相談できず悩んでいるという方、介護職を辞めようかとお考えの方は、まずは相談をしてみることが大切です。

    介護職の労働相談窓口6選

    では、介護職の悩みを相談できる窓口を6つご紹介していきます。

    厚生労働省 働く人の「こころの耳相談」

    働く方やその家族、企業の人事労務担当者を対象に仕事による悩みを聞いてくれる窓口です。介護職に特化した機関ではありませんが、働いている方なら誰でも利用できます。利用可能日時さえ把握しておけば、いつでも相談できるところが魅力。プライバシーは厳守されるので、ひとまず悩みを聞いてもらいたいときに利用するのがおすすめです。

    厚生労働省「働く人のこころの耳相談」
    https://kokoro.mhlw.go.jp/tel-soudan/

    各自治体の相談窓口

    介護職向けの相談窓口を住んでいる自治体が設置していることがあります。まずは、お住まいの地域に介護職向けの相談窓口があるか調べてみるとよいでしょう。「介護職 相談窓口 地域名」などで検索してみてください。

    介護・保育ユニオン

    介護・保育ユニオンは、総合サポートユニオンが介護・保育支部として開設した、労働組合です。介護や保育、障害者福祉に携わる方の相談を無料で受け付けています。相談方法は、電話、LINE、メールがあるため、話すことが苦手という方も文面でのやりとりが可能。労働組合は誰でも個人単位で加入することができます。

    介護・保育ユニオン
    https://kaigohoiku-u.com/

    日本介護クラフトユニオン

    日本介護クラフトユニオンは、企業単位、個人単位問わず加入できる介護業界専門の労働組合。全国に約86,000人の加入者がいます。加入すれば相談対応はもちろん、介護に関する研修会やイベントにも参加可能。共済事業も行っているので、ライフスタイルを充実させることができます。

    日本介護クラフトユニオン
    https://www.nccu.gr.jp/

    介護労働安定センター

    「介護を未来にわたって支えるため、働きやすい、働きがいのある職場づくり」を理念に、介護従事者を支援する目的で設立された公益財団法人です。介護職が抱える悩み相談だけでなく、スキルアップが目指せるセミナーの開催や、復職支援なども行っています。詳しくは各都道府県に設置されている支部の情報をチェックしてみてください。

    介護労働安定センター
    http://www.kaigo-center.or.jp/ 

    全労連ヘルパーネット

    全労連が運営する労働組合のなかで、介護従事者向けの窓口として設立されているのが、全労連ヘルパーネットです。組合員になれば、会社に対し団体交渉を申し入れ、処遇改善などを求めることができます。労働共済の利用もできるので、一般的な保険会社よりも安く、生活への備えができるでしょう。困りごとの相談は無料なので、まずは電話での相談を検討してみてはいかがでしょうか。

    全労連ヘルパーネット
    http://www.zenroren.gr.jp/jp/helper/index.html

    介護職としての悩みは労働相談窓口を活用しよう!

    仕事の悩みを相談できる窓口を6つご紹介しました。話を聞いてもらうだけでも、心は軽くなりやすいです。労働組合に加入すれば、職場環境や待遇面などの改善を求めることもできます。悩みを解決しないまま、介護職を辞めてしまおうかと考えている方は、行政の相談機関や、労働組合の利用を検討してみてくださいね。

  • 障害者支援事業を広島で展開!「しあわせづくり」のホームヘルパーさんにインタビュー【求人】

    障害者支援事業を広島で展開!「しあわせづくり」のホームヘルパーさんにインタビュー【求人】

    「訪問美容ハーブヘア」のほかに高齢者支援や障がい者支援、家事代行など、さまざまな事業を展開する広島の「しあわせづくり株式会社」。利用者さんによりよいサービスを提供できるよう、従業員の求人や育成にも力を入れています。いくつもの事業の中から今回は、「しあわせづくり訪問介護」の障がい者支援事業にスポットを当ててご紹介!実際に介護現場で働くホームヘルパーの渡辺さんと山本さんに、仕事内容ややりがいについて伺いました。

    【障がい者支援】広島の「しあわせづくり訪問介護」とは?

    「しあわせづくり株式会社」は広島市を中心に、訪問美容や居宅介護支援、家事代行などさまざまな事業を展開している企業です。今回ご紹介する「しあわせづくり訪問介護」は、「しあわせづくり株式会社」が運営している訪問介護事業のこと。高齢者だけでなく、身体障がいや知的障がい、精神障がいがある方の日常生活をサポートしています。

    「しあわせづくり訪問介護」では、[btp_line]高齢者支援だけでなく、障がい者支援にも力を入れている[/btp_line]ことが特徴です。居宅介護(身体支援・家事支援)・重度訪問介護・通院介助・移動支援などを手掛け、身体障がいや知的障がい、精神障がいがある方の日常生活をサポートしています。

    ▽「しあわせづくり株式会社」のサービス概要はこちらから

    【仕事内容】障がいのある方への居宅介護ってどんなもの?

    ここからは、「しあわせづくり訪問介護」でホームヘルパーとして働く渡辺さんと山本さんにインタビュー!仕事内容ややりがい、「しあわせづくり」ならではの魅力などを余すことなくご紹介します。

    【プロフィール】「しあわせづくり訪問介護」の現役ホームヘルパーさん

    [btp_box]ホームヘルパー サービス提供責任者 渡辺 幸代(わたなべ さちよ)さん

    「しあわせづくり株式会社」に入社後、訪問リラクゼーション事業を経て「しあわせづくり訪問介護」の立ち上げを担当し、サービス提供責任者も担う。[/btp_box]

    [btp_box]ホームヘルパー 山本 牧衣(やまもと まい)さん

    地域密着型通所介護での勤務を経て2023年4月末に「しあわせづくり株式会社」に入社。現在はホームヘルパーとして、高齢者・障がい者の訪問介護・居宅介護、生活援助などにあたっている。[/btp_box]

    障がいのある利用者さんを対象とした居宅介護サービス内容は?

    まずは、障がい者支援における居宅介護のサービス内容からお聞きしました。

    [btp_box]山本さん「居宅介護では、主に身体支援と家事支援を行っています。身体支援では入浴や排せつ、食事の介助といった身体的な介助全般を、家事支援では調理や洗濯、掃除、日常の買い物などの家事全般を行っています」[/btp_box]

    一人ひとり必要としているサービスは異なるため、利用者さんによって支援内容はさまざま。支援計画書に基づいて、どのようにサポートするかを細かく決めているそうです。

    支援内容によっては2人体制で利用者さんを訪ねることも。医療的ケアが必要な利用者さんに対しては、看護師などの他職種と連携を取ることもあるそうです。

    障がいのある利用者さんの年齢層は?

    [btp_box]渡辺さん「障がいの有無に年齢は関係ないため、幅広い年齢層の利用者さんがサービスを利用されています」[/btp_box]

    実際に「しあわせづくり訪問介護」の利用者さんの年齢層も幅広く、お若い方だと6歳のお子さんもいらっしゃるそうです。

    1人のホームヘルパーさんが担当する利用者さんの数は?

    [btp_box]渡辺さん「『しあわせづくり訪問介護』は担当制ではなく、1人の利用者さんに複数のホームヘルパーが関わるようにしています」[/btp_box]

    担当を固定していないからこそ、お互いフォローし合える環境が整っているのが特徴。それぞれのホームヘルパーが1日に4件程度の訪問を行います。

    障がいのある利用者さんへの居宅介護。その特徴は?

    [btp_box]山本さん「高齢者支援と障がい者支援とで提供するサービスの内容に大きな違いはありません。なお『しあわせづくり訪問介護』では、利用者さんの約8割が障がいのある方なんです。土・日・祝日が休みなので、障がいの程度が比較的軽度な方への支援が多いのが特徴。身体介護を必要とする方は少なく、調理や洗濯、掃除などの家事支援をする機会がほとんどです。記憶力や言語に問題を抱えていないケースも多く、利用者さんから顔や名前を覚えてもらえることもよくあります」[/btp_box]

    『しあわせづくり訪問介護』は、土・日・祝日が休みという勤務形態。そのため軽度な障がいの方への支援が多く、ほとんどが家事支援なのだそう。調理や洗濯、掃除などの[btp_line]日常的な家事スキルを活かせることは、居宅介護の働きやすさのポイント[/btp_line]といえるでしょう。

    サービス展開されている重度訪問介護・通院介護・移動支援とは?

    居宅介護以外に、重度訪問介護や通院介助、移動支援も行っている「しあわせづくり訪問介護」。それぞれ、どのようなサービスを提供されているのでしょうか。

    [btp_box]渡辺さん「重度訪問介護は、常に介護が必要な重度の障がいがある方をサポートするサービスです。通院介助では定期的な通院が必要な方に同行し、移動支援では一人での外出が難しい方の移動や買い物などを支援しています」[/btp_box]

    障がいのある方を対象とした居宅介護のやりがいは?

    [btp_box]渡辺さん「うつ病やパニック障がい、統合失調症といった精神疾患をお持ちの方は、見た目にはわからない葛藤を抱えている方も多いものです。そのような方々をお手伝いし喜んでもらえることが、やりがいにつながっています」

    山本さん「利用者さんだけでなく、ご家族の負担を軽減できることもうれしいですね」[/btp_box]

    [btp_line]利用者さんの“生きづらさ”に寄り添う[/btp_line]だけでなく、ご家族も含めてサポートできるのが居宅介護の魅力、とお二人は話してくれました。

    【資格】障がいのある利用者さんへの居宅介護に必要な資格は?

    ここからは、居宅介護をするにあたって必要な資格について伺いました。

    障がいのある方を対象とした居宅介護に必要な資格は?

    [btp_box]渡辺さん「障がい福祉分野において、居宅介護を専門とした資格は特にありません。介護職員初任者研修など介護に関する何らかの資格を持っていれば、誰でも従事できます」[/btp_box]

    ハードルが高そうな居宅介護ですが、[btp_line]初任者研修をはじめとする介護関連の資格があればOK![/btp_line]

    重度訪問介護を行うために必要な資格は?

    [btp_box]渡辺さん「重度訪問介護従業者研修や介護福祉士実務者研修の受講、もしくは介護職員初任者研修、介護福祉士などの資格があれば、重度訪問介護に携わることができます」[/btp_box]

    [btp_line]重度訪問介護も特別な資格は不要[/btp_line]。介護に関する資格を持っていれば従事できるそうです。

    【求人】「しあわせづくり訪問介護」で障がい者支援に携わる魅力

    最後は、「しあわせづくり」ならではの魅力についてお聞きしました。

    介護職なのに土・日・祝日休み!ゆとりを持って業務に取り組めるシフト

    [btp_box]渡辺さん「1人の利用者さんに対し複数のホームヘルパーが担当するため、ゆとりを持って業務に取り組めるシフトが組まれています。また、介護事業所としては珍しく基本、土・日・祝日は休み。もちろんお盆休みやお正月休みもあるので、育児や介護など家庭と両立した働き方も可能です。実際に、『しあわせづくり訪問介護』のスタッフの年齢層は30~40代がメイン。育児真っ最中や出産を控えているスタッフもいますよ」[/btp_box]

    自宅から効率的に訪問できるようエリアを考慮するなど、柔軟に働けるのが「しあわせづくり」の魅力。[btp_line]基本的に土・日・祝日は休み、直行直帰OK、1日1時間から働ける[/btp_line]など、勤務時間の融通も利きやすい職場です。

    居宅介護のメリット!現場ごとに気持ちをリフレッシュできる

    [btp_box]渡辺さん「1日に複数の利用者さんを訪ねるため、現場ごとに気持ちを切り替えて対応できるのが居宅介護のいいところです」[/btp_box]

    担当制を導入していないのも、スタッフがリフレッシュしながら仕事に取り組むための配慮となっています。

    ホームヘルパー未経験者でもOK!安心のサポート体制

    「しあわせづくり訪問介護」では、ホームヘルパー未経験の方も大歓迎!例えば、入社後1ヶ月は必ず先輩スタッフが同行。その後も必要に応じて先輩スタッフによる同行・指導を受けられるそうです。介護に関する何らかの資格を保有していて基本的な知識さえあれば、[btp_line]未経験の方でもチャレンジしやすい[/btp_line]体制が整っています。

    介護関連資格を持たない方でもOK!資格取得支援制度

    「しあわせづくり訪問介護」では、新たに資格取得支援制度を導入。この制度を利用することで、介護職員初任者研修などの介護系資格を持たない方でも働きながら資格取得を目指すことが可能です。また、費用は会社が負担してくれるので、[btp_line]自己負担なしで資格を取得できる[/btp_line]ことも大きなメリット!資格取得までの期間は先輩スタッフさんの現場に同行し、訪問介護・居宅介護の実務経験を積むことができます。

    入職後も月1の研修でスキルアップが可能

    [btp_box]渡辺さん「毎月の会議で研修の時間を設けています。動画で簡単な移乗の仕方を学ぶなど、ホームヘルパーが負担なく業務に取り組めるようサポートしています」[/btp_box]

    利用者さんに満足してもらうサービスを提供するには、ホームヘルパーの存在が不可欠。だからこそ「しあわせづくり訪問介護」では、ホームヘルパーの負担を減らすための話し合いも重視しています。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    「しあわせづくり株式会社」では、[btp_line]“いつもまえむき”を経営理念[/btp_line]として掲げています。

    [btp_box back=”on”]

    1.「い」つも自己成長、自己実現に努力し、充実した生活環境を作ること
    2.「つ」ねにスタッフを家族として思いやること
    3.「も」くてき意識を持ち遂行し結果を出すこと
    4.「ま」わりの皆に愛される働きやすい会社であること
    5.「え」がおと感動をお届けすること
    6.「む」かえるお客様は互いに感謝できる関係であること
    7.「き」たいを超えるサービスを工夫し続けること

    [/btp_box]

    経営理念を体現するように、明るく接しやすい人柄のスタッフが揃っているのが特徴です。「しあわせづくり訪問介護」では、[btp_line]経営理念に共感してくれる方を大募集![/btp_line]「ホームヘルパーに興味がある」「未経験だけど介護の資格を生かしたい」「資格はないけどチャレンジしてみたい」という方は、ぜひ採用情報をチェックしてみてくださいね。

    「しあわせづくり」なら“いつもまえむき”に楽しく働くことが可能!

    「しあわせづくり訪問介護」は、障がいのある方やそのご家族を、身体支援や家事支援でサポートしています。担当制を導入していないからこそ、毎日新しい気持ちで業務に取り組めるのが特徴。また、シフトの融通も効きやすく、プライベートの時間も大切にできることが「しあわせづくり」で働く魅力です。障がい者支援に興味を持った方は、資格のある・なしに関わらず、「しあわせづくり株式会社」の求人ページからお気軽にお問い合せください。

    【しあわせづくり株式会社】

    事業所所在地 広島市安佐南区西原3-11-1-1
    電話 0120-931-814(お問い合わせ用フリーダイヤル)
    公式サイトhttps://www.herb-hair.com/
    Instagram@herb___hair

  • 未経験から介護職を目指す方へ!【業態別】面接での志望動機の答え方

    未経験から介護職を目指す方へ!【業態別】面接での志望動機の答え方

    今回は、未経験から介護職を目指す方へ向けて、面接での志望動機の答え方を解説します。介護職の面接で最も熱意を伝えられるのが、志望動機。介護職は経験者の転職も多いため、経験のなさがマイナスポイントにならないよう、しっかりと自分の強みを伝える必要があります。本記事では、通所系・入居系に分けて志望動機のポイントをまとめました。例文も紹介しているので、ぜひ参考に考えてみてくださいね。

    介護職未経験者の志望動機のポイント

    まずは、未経験から介護職を目指す方が面接で志望動機を答えるときのポイントをお伝えします。

    介護職を目指す理由を明確にする

    介護職は決して楽な仕事ではありません。それでも未経験から挑戦するからには、面接で説得力ある志望動機を答えることが大切です。介護職に対する熱意や魅力に感じていることはもちろん、「なぜその施設で働きたいのか?」についても分かりやすく伝えるようにしてください。

    前職の経験やスキルをアピールする

    前職で得た経験やスキルには必ず介護職に通じるものがあるはずです。例えば、接客業であればコミュニケーションスキルの高さ、事務職経験者であれば正確性や職場内での連携スキルなど、自己分析から介護職に活かせるアピールポイントを抜き出してみてください。

    ポジティブな内容にする

    介護職の面接では、ポジティブな人柄も評価されます。そのため、志望動機では前職への不満や辛かったことなどネガティブな内容を述べることは避けましょう。ただ、トラブル対応スキルや、壁の乗り越え方を伝えるために失敗談を語るのはOKです。

    将来的にどのように貢献できるかを伝える

    将来、自分のスキルを介護職の仕事にどのように活かし、施設へ貢献していきたいのかを、面接で志望動機の中に具体的に盛り込みましょう。そうすることで、面接担当者があなたを採用するメリットをイメージしやすくなります。

    関連記事:

    介護業界の面接にはどんな服装がいい?好印象を与えるポイントをチェック

    【業態別】採用される志望動機の伝え方

    介護職の面接で採用につながりやすい志望動機の伝え方を業態別にご紹介します。

    通所系介護職の場合

    デイサービスなどの通所系介護職を目指す方は、「介護予防」「レクリエーション」というキーワードを盛り込み、業務理解度の高さをアピールしましょう。なぜなら通所系サービスでは、特養などの施設に比べて、介護度の低い利用者さんを担当することになるからです。「自立支援」に力を入れている施設であれば、その観点も入れることをおすすめします。

    入居系介護職の場合

    特養やグループホームなどの施設入居系介護職の場合には、長期的に利用者さんと関わることになります。面接では「一人ひとりに寄り添った丁寧なケア」への熱意が問われるでしょう。そのためには、具体的にどのようなケアやふれあいかたを目指していきたいかを伝える必要があります。

    通所系介護職の志望動機例

    通所系介護職の志望動機例をご紹介します。

    「この地域の高齢者やそのご家族に貢献したいため、貴施設を希望しました。実は私の母もデイサービスに通っていて、初めは行くのを嫌がっていたのですが、今ではとても楽しそうに出かけて行きます。母を通して、デイサービスのスタッフの方々の対応力の高さや心遣いに感銘を受けました。貴施設の「一人ひとりの利用者様の介護予防に力を注ぎたい」という理念に魅力を感じます。私も介護職になって、利用者様やご家族に安心して生活を送っていただけるように支援したいと考えています。」

    「自立支援について学ぶため、貴施設を志望します。前職は、高齢者の方が多くいらっしゃる飲食店で働いており、『高齢者の方とお話しするのが楽しい』と感じて介護職を希望しました。貴施設では、自立支援に力を入れており、介護職として将来活かせるスキルを身につけられると考えています。ぜひ貴施設で介護職としての知識やスキルを習得し、成長していきたいです。」

    入居系介護職の志望動機例

    入居系介護職の志望動機例をご紹介します。

    「利用者様の生活をサポートし、安心感を与えたいという思いから介護職を希望しました。祖母も以前、特別養護老人ホームに入所していて、周りの職員さんとの関わりによって安心して暮らしていました。私もそのように、利用者様やご家族の支えとなるような介護職を目指していきたいです。介護職は未経験ではありますが、前職で培ったコミュニケーション能力や体力を活かし、貴施設へ貢献できるよう尽力していきたいと考えております。」

    「地域に密着したグループホームで働きたいという思いから貴施設を志望しました。認知症だった私の祖父は、地域との交流が盛んなグループホームに入所しておりました。施設の職員さんは、祖父が入居後も地域や家族とつながりを持てるよう配慮してくださり、専門的で手厚いケアに感銘を受けたことを覚えています。私は、貴施設の『地域に貢献する』という理念と、ご家族とのつながりを重視するケアに共感しました。未経験ではありますが、積極的に介護スキルや認知症について学び、早く現場に貢献できるように努めていきたいと思います。」

    未経験から介護職を目指すなら面接で熱意あふれる志望動機を伝えよう!

    未経験者が介護職の面接を受ける場合には、志望動機で[btp_line]介護の現場への熱意や将来への前向きな想いをアピールする[/btp_line]ことが大切です。前職での経験やスキルについても、介護職としてどう活かせるか、面接で分かりやすく答えらえるようにしておきましょう。今回ご紹介した例も参考にしつつ、ご自身の魅力をしっかりと伝えられる志望動機を考えてみてください。

  • 【認知症の徘徊対策・対応編】利用者さんが行方不明になったら即するべきこと4つ

    【認知症の徘徊対策・対応編】利用者さんが行方不明になったら即するべきこと4つ

    認知症の方の行方不明事故は、徘徊対策をしていても完全に防ぐことは難しいもの。利用者さんの行方不明に直面したとき、どのように対応していいか分からないという方もいらっしゃることでしょう。そこで今回は、利用者さんが行方不明になったら即やるべき対応について詳しく解説しました。併せて、認知症の方が徘徊してしまう理由にも触れています。行方不明事故が発生したらどうすればいいのか知りたい方は、ぜひ一読ください。

    認知症の利用者さんが徘徊してしまう理由

    認知症の方は、外へ出た際に徘徊してしまい、行方不明になるケースが多いです。では、なぜウロウロと歩き回ってしまうのか、まずは理由をチェックしていきましょう。

    居場所を探していた

    記憶障害が進むと、施設にいる介護スタッフや、ほかの利用者さんの顔を忘れてしまいます。すると「知らない人が家にいる」と不安になり、安心できる場所を求めて、外へ出てしまうのです。

    さらに、認知症になると感情のコントロールが難しくなり、あらゆることに不満を持ってしまいます。「こんな場所では暮らせない」と、施設を抜け出し居場所を求めて徘徊しているケースもあるようです。

    帰宅したかった

    見当識障害により施設にいることを忘れて「帰宅しなきゃ」と、どこかへ帰ろうとする動きも、認知症の方によくある行動のひとつです。また、歳をとってからの記憶が抜けて、自分は若いと勘違いし、実家へ帰ろうとする認知症の方もいます。

    しかし、外へ出ても昔の記憶とは街並みが変わっている、そもそも実家がなくなっていることも多く、徘徊に至ってしまうようです。

    なぜここにいるのか分からなくなってしまった

    目的があって外出をしても、記憶障害や見当識障害により道順や目印を忘れてしまった、そもそも自分がどこにいるのか忘れてしまう事態も起こりがちです。

    このような症状は屋外だけでなく、施設内でも出現します。トイレの場所が分からなくなり、廊下や食堂をウロウロしてしまう、排泄したかったことすら忘れてしまうケースもあるので注意しておきましょう。

    過去の習慣が影響している

    働いていたころの記憶がよみがえり、朝になるとスーツを着て、出勤しようと外へ出てしまうこともあります。今の生活状況を忘れ、過去の記憶や習慣で行動してしまい、結果徘徊になるパターンも認知症の方によく見られる動きです。

    利用者さんが行方不明になったら!即するべきこと4つ

    利用者さんが行方不明になってしまったら、どのような行動をとるべきなのでしょうか。ここでは初期対応としてするべき4つの行動をご紹介します。

    まずは施設内を探す

    認知症の利用者さんは施設内で迷子になり徘徊していることもあるため、まずは施設内をくまなく捜索します。介護スタッフだけでなく、あらゆるスタッフに声をかけて、10~20分を目安に探していきましょう。敷地外に出てしまっていることも想定して、できるだけ時間をかけないことが大切です。

    つぎに敷地内を探す

    施設内で見つからないときは、探す範囲を敷地内に広げます。ここでも捜索には時間をかけず、探すエリアを分担しながら効率よく行いましょう。捜索時間の目安は10分です。

    それでも見つからない場合は、ご家族、施設責任者に連絡し、警察へ捜索願を出す

    敷地内で見つからないときは、ご家族、施設の責任者に連絡し、警察に捜索願いを出します

    警察への届出は大ごとのように感じるかもしれませんが、施設スタッフだけで長時間探す行動はNG。徘徊している利用者さんが事故に遭った場合「不祥事を隠すために、警察への連絡が遅れた」とご家族に考えられてしまう可能性があるからです。

    外に出てしまったと分かったら利用者さんをなるべく早く見つけられるよう、迅速な初期対応を心がけましょう。

    捜索に協力してくれる外部機関にも依頼する

    行方不明になった利用者さんを探す手段は、警察だけに限りません。自治体に連絡し、防災無線で迷い人を呼びかけてもらう、徘徊などのSOSを共有するネットワークを利用するなどの手段があります。さらに地域包括支援センターに連絡すれば、管轄内の事業所へ行方不明になった利用者さんの情報をすばやく広げてもらうことも可能です。

    そのほか自治会、町内会、タクシー会社、学校にも協力を依頼することで、目撃情報などが得られやすくなります。利用者さんの安全を第一に考え、素早く捜索体制を整える行動をとりましょう。

    徘徊発生時の初期対応は細かくルール化しておくと安心

    利用者さんの行方不明が発覚すれば、誰もが動揺してしまうものです。探しに行きたいけれど、利用者さんはほかにもたくさんいるため、通常業務をおろそかにすることはできません。しかし、徘徊している利用者さんの安全を考えれば、迅速かつ的確な初期対応が重要になります。したがって、徘徊発生時の初期対応は細かくルール化しておくのがおすすめです。

    • 通常業務をするスタッフ、探しに行くスタッフはどのような振り分けにするのか
    • 施設内を効率よく探せるよう、分担エリアを決めておく
    • 捜索時間の設定
    • どこに連絡し協力を仰ぐのか、施設外、外部機関など、連絡先はまとめておく

    など、分かりやすい行動指針を決めておきましょう。ルールが決まっていれば、新人介護スタッフでも動きやすくなるので、職員による対応スピードの差も出にくくなります。

    認知症の徘徊対策は「いないことに素早く気づく体制づくり」も大切

    認知症の徘徊に迅速に対応するためには、利用者さんの不在にいち早く気づく体制づくりも重要です。いつ施設を出たのかが不明だと、どこまで遠くに行っているのか検討がつきません。日頃から徘徊リスクのある利用者さんをピックアップし、制度の利用(徘徊SOS ネットワークなど)やハード面の強化(GPSを靴に取り付ける、玄関のセキュリティを強化するなど)を積極的に検討していきましょう。

    認知症の徘徊対策は発生後の初期対応がカギ!

    認知症の徘徊対策は、発生後の初期対応が大切です。歩ける方なら、わずかな時間で遠くまで徘徊してしまう可能性も。不在に気づいたら、すぐに捜索体制を取れるよう、施設でのルールを決めておくと安心でしょう。行方不明は施設の監督責任が問われる事故のひとつです。迅速な対応こそが利用者さんの安全につながることを認識して動いてくださいね。

  • 介護・医療用語「は~ふ」で始まる用語一覧!半座位・プラセボなど

    介護・医療用語「は~ふ」で始まる用語一覧!半座位・プラセボなど

    介護の現場では、日常生活ではあまり使用しない介護に関する専門用語が飛び交います。また、医師や看護師などの医療従事者と会話をする機会も多いため、医療分野の専門用語も理解しておく必要があるでしょう。そこで今回は、介護現場で働く方のために「は~ふ」で始まる介護・医療用語について詳しく解説します。押さえておくべき頻出用語から、難易度高めの略語まで登場するので、ぜひチェックしてください。

    「は」から始まる介護・医療用語一覧

    「は~ふ」のうち、まずは「は」から始まる介護・医療用語について解説していきます。

    徘徊(はいかい)

    あてどなく歩きまわることです。認知症の代表的な行動障害の1つとしても知られています。認知症の患者さんに見られる徘徊は、一般の方が自身の意思で目的なく歩きまわるものとは異なるのが特徴。記憶障害や見当識障害などにより、結果的にさまよい歩いてしまう行動の異常を指します。

    バイタルサイン(vital signs)

    生命(vital・バイタル)の徴候(signs・サイン)のこと。略して、バイタルとも言います。主に体温・脈拍(心拍数)・呼吸数・血圧の4項目を指し、これらの数値情報から利用者さんや患者さんの病態状況を把握・表現します。ヒトの生命に関する基本的かつ重要な情報です。
    なお、バイタルサインの主な4項目については、以下の略語がよく使われるので覚えておきましょう。

    • 体温:KT(Korper Temperatur・ドイツ語)、 BT(Body Temperature・英語)
    • 脈拍(心拍数):P(Pulse)
    • 呼吸数:RR(Respiratory Rate)
    • 血圧:BP(Blood Pressure)、BD(BlutDruken・ドイツ語)

    排尿(はいにょう)

    尿を体外に排出すること。膀胱・尿道(男性の場合は前立腺を含む)・尿道括約筋などによる下部尿路の機能です。一般的に1日の正常な排尿量は、1,000~1,500ミリリットル。1回量は、200~400ミリリットルと言われています。

    排便(はいべん)

    消化・吸収した食物の残りを肛門から体外に排出することです。1日の排便量の平均は、100~200グラムほど。また排便回数の正常範囲は、1日3回~1週間に3回程度と言われています。

    バリデーション(Validation)

    介護現場では、「共感的理解療法」の意味で使われます。1963年、アメリカ人のSW(ソーシャルワーカー)ナオミ・ファイルさんによって提唱された、認知症の方とのコミュニケーション法の1つです。
    認知症の方の一見、支離滅裂な言動にも明確な意味があるという考えのもと、その言動を受け入れ、汲みとることでコミュニケーションを図ることを主軸とするのが特徴です。バリデーションはアメリカやスウェーデンを中心に広まり、日本国内でも多くの施設で取り入れられています。

    ハルン(Harn)

    尿のこと。Harnはドイツ語です。

    半座位(はんざい)

    ベッド上の上半身を45度程度起こした体位。ファーラー位ともいいます。呼吸・嚥下・痰の排出などがしやすい体位の1つです。

    「ひ」から始まる介護・医療用語一覧

    「は~ふ」のうち、続いては「ひ」から始まる介護・医療用語を押さえていきましょう。

    ピアサポート(peer s)

    医師と患者さんのような垂直的な関係で行われるサポートとは異なり、同じ悩みや病気を抱えている方同士が助け合うこと。問題解決に役立つ具体的な情報を得られるだけでなく、同じ悩みを抱く仲間と出会うことにより、疎外感や孤独感が緩和されるなど、心理的な効果をもたらすとの報告もあります。

    BS(ビー・エス)

    Blood Sugarの略語で血糖値のことです。

    非言語コミュニケーション(ひげんごコミュニケーション)

    顔の表情・アイコンタクト・ジェスチャーなどで思いを伝達する、言葉を用いないコミュニケーションのことです。ノンバーバルコミュニケーションとも言います。特に言葉で自身の思いや意見を伝え合うことが難しくなる認知症の方とコミュニケーションを行う際に有効な方法です。対義語は、言葉を用いた言語コミュニケーション。

    頻尿(ひんにょう)

    尿をする回数が多い、尿が近いこと。一般的には、起床から就寝までの尿の回数が8回以上の場合を頻尿と言います。ただし、1日の排尿回数には個人差があるため、8回以下であっても自身が多いと感じる場合には頻尿と判断される場合もあるようです。

    「ふ」から始まる介護・医療用語一覧

    「は~ふ」のうち、最後に紹介するのは「ふ」から始まる介護・医療用語です。

    不穏(ふおん)

    突如興奮し、落ち着きがなくなったり、情動不安になったりすること。不穏を引き起こす病気にはいろいろありますが、認知症もその1つです。また、高齢の方や持病のある方などに、環境の変化やストレスなどが加わった場合に起きやすいと言われる「せん妄(もう)」も不穏の原因になります。

    腹圧(ふくあつ)

    腹腔内の圧力のこと。内臓の働きを保ち、内臓や全身に血液を流すとともに、背筋や腹筋を支えるなどが腹圧の主な働きです。また腹圧は、体幹を構成する腹直筋や横隔膜などの弛緩と収縮により変化します。排尿・排便・分娩を助ける役割も腹圧上昇の働きの1つです。

    腹臥位(ふくがい)

    顔を横に向け、腹ばい(うつ伏せ)に寝た姿勢のことです。伏臥位(ふくがい)とも言います。基底面が広いため、緊張感が少ないことが特徴。貯留している分泌物の排出の促進や、舌根沈下による気道閉塞の防止などに適した姿勢です。
    腹臥位を取る際は、圧迫によるしびれを防ぐため、上肢は肘関節を顔の横で軽く屈折させる、体幹に沿わせるように伸展させることもあります。

    浮腫(ふしゅ)

    組織間隙(かんげき)に過剰な水分が貯留した状態のこと。一般的には、むくみともいいます。水腫(すいしゅ)も同義語です。

    プラセボ/PO

    有効成分を含む対象薬と見分けはつかないが、有効成分を含まない薬剤のこと。偽薬(ぎやく)とも言います。薬理作用のない乳糖やテンプンなどを錠剤やカプセル剤などにし、薬のように見せたものです。介護の現場では、認知症の方の過剰服薬を防ぐ目的で使われることがあります。

    「は~ふ」から始まる介護・医療用語を押さえておこう

    介護現場では、介護と医療の両方が必要な利用者さんも多く、医療の知識はどうしても必要になります。介護はもちろん、医療についての基本的な知識を身に付けておくことで、より利用者さんに寄り添ったサポートの提供につながることもあるでしょう。今回ご紹介した「は~ふ」の介護・医療用語をきちんと理解して、日々の業務の中で活用してみてください。

  • パワーリハビリとは?効果や危険性など指導員向けの情報をチェック

    パワーリハビリとは?効果や危険性など指導員向けの情報をチェック

    パワーリハビリとは、高齢者の老化に対するリハビリテーション手法のひとつです。高齢になると、「身体を動かしにくい」と感じやすくなり、その結果身体を動かす機会が減ってくる方も少なくありません。パワーリハビリは、身体的な不調の改善や予防を考える高齢者に効果的とされています。今回はパワーリハビリをメインテーマに、効果や危険性など指導員に向けた情報をチェックしていきましょう。

    パワーリハビリとは

    パワーリハビリは、老化により低下した身体・心理の活動性を回復させるもの。高齢者の自立性とQOLの向上を目指すリハビリです。軽負荷のマシントレーニングを通じて高齢者の普段使われていない筋肉を動かす内容で、一般的な筋力トレーニングとは異なります。
    パワーリハビリに使うのは、高齢者の身体に過剰な負担がかかりにくい、安全で効果的なマシンです。軽負荷の運動からはじめ、“やや楽に感じられる程度”を目安に徐々に負荷を増やしていきます。そのため、一人ひとりに合わせた運動量を見極めることが大切です。

    パワーリハビリの効果は?

    パワーリハビリには、主に4つの効果があります。

    自立支援と介護量の軽減につながる

    パワーリハビリは対象者の幅が広いという特徴があります。サポートの必要がない介護予防の方をはじめ、要介護度1~5の方が対象です。要介護度の低い方にとっては自立支援に、要介護度の高い方にとっては介護量の軽減につながります。

    身体的な回復を期待できる

    高齢者の動作性が低下するのは、“使わなくなった筋肉”と“過剰な負担のかかった筋肉”のアンバランスが原因です。パワーリハビリで使わなくなった筋肉にアプローチし、使える状態に誘導することで、バランスが取れるようになり動作性が向上します。筋肉のバランスが取れれば身体を動かすことを楽に感じられるので、行動範囲も広がるでしょう。

    <パワーリハビリの改善事例>

    • 杖を使って歩行していたが、杖が不要になった
    • 立つ、座る動作が楽になった
    • 腕が上がりやすくなった
    • 猫背が改善された

    病気や障害への成果

    パワーリハビリは、病気や障害に対する効果を期待できます。
    たとえば認知症や陳旧性脳卒中の麻痺、腰痛、膝の痛みなど。脳卒中で動かなくなった手足が、パワーリハビリの反復的な動きにより動くようになるケースもあります。また、パワーリハビリを行うと姿勢が良くなるので、腰や膝の痛みに不安のある方にも効果的と言えるでしょう。

    行動に良い変化をもたらす

    パワーリハビリによって動作や体力が改善してくると、「身体が動くようになった」「疲れを感じにくくなった」と実感でき、自信につながります。自信は行動に変化をもたらすので、鬱の改善など心理面への効果も期待できるでしょう。

    パワーリハビリはどんな方に有効なのか

    パワーリハビリは身体に不安のある高齢者を対象としますが、特にこれらの項目に該当する方に有効とされます。

    • 脳梗塞などの後遺症で腕や脚に麻痺のある方
    • 神経難病で筋力が低下している方
    • 骨折などの手術後で、リハビリが必要な方
    • 長期臥床や手術後に体力が低下し、リハビリが必要な方
    • 膝や腰の痛みから身体を動かす機会が減った方

    その他、認知症やパーキンソン病、パーキンソン症候群の方にも有効とされています。

    高齢者の筋力トレーニングにはさまざまな危険性が!

    高齢者に軽負荷のパワーリハビリを推奨するのは、筋力トレーニングに危険な要素があるとされているからです。こちらをチェックして、軽負荷で行うパワーリハビリの大切さを再認識しましょう。

    骨折や関節の損傷

    高齢になると骨粗しょう症の方が増えます。筋肉から骨や関節に伝わる負荷は大きく、骨折したり関節を損傷したりすることもあるでしょう。要介護度の高い方ほど普段の活動量が少ないので、骨粗しょう症も重く危険度が増します。

    脳梗塞や心筋梗塞につながる

    力を入れて手を動かす、重い物を持ち上げる、などの動作には“いきみ”が伴うもの。いきむと肺の圧力が高まり、交感神経が興奮状態になって血管が収縮し、血流が止まります。筋肉に強い負荷をかけることが脳や心臓の血流を止める原因になり、脳梗塞・心筋梗塞を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

    不整脈になる

    高齢者の心臓は激しい運動に応える力が弱くなっており、規則正しいリズムが乱れて不整脈になりかねません。不整脈で血栓が生じれば、脳梗塞や肺梗塞につながる可能性もあるでしょう。

    安全に行うために…パワーリハビリ指導員の心得

    パワーリハビリを安全かつ効果的に行うには、指導員として3つの項目を意識することが大切です。

    パワーリハビリと筋力トレーニングの違いを理解すること

    筋力トレーニングと比較すると、パワーリハビリは運動によるリスクが少ないものです。パワーリハビリを通じて高齢者が運動することの快適さと効果を実感できるよう、筋力トレーニングとの違いを理解したうえで取り組む必要があります。

    パワーリハビリの技術を習得すること

    パワーリハビリで大切なのは、正しいフォームと一定のリズムです。普段使われていない筋肉を動かすには、正しいフォームでパワーリハビリを行う必要があります。リズムは“往”と“復”で乱れがないように心がけましょう。
    負荷の上限を意識して一人ひとりていねいに指導することも、指導員に欠かせない技術のひとつです。高齢者がご自身でフォームとタイミングを把握するのは困難なので、指導員が適切に指示を出しましょう。

    適切なマシンを選ぶこと

    パワーリハビリに使うマシンは、上肢・下肢・体幹をバランス良くトレーニングできるものを選びましょう。身体の一部にアプローチするのではなく、全身の普段使われていない筋肉に対し同時に再活動化を図ることが大切です。

    レッグエクステンション起立・歩行の安定、膝関節周りの可動性・安定性の向上に効果的。
    チェストプレス身体を支える動作、肩関節および胸郭の可動性・安全性の改善に効果的。
    ホリゾンタルレッグプレス起立・歩行の安定、膝関節周りの動作向上に効果的。 体重負荷をかけることなく起立訓練ができる。

    パワーリハビリに使用されるマシンは、他にもいくつか種類があります。より効果的に筋肉へアプローチできるよう、それぞれの特徴をふまえたうえで使用するマシンと組み合わせを考えましょう。

    指導員として高齢者をしっかりサポートしよう

    パワーリハビリの狙いは、高齢者の身体を動かしやすくして生活に自信を持ってもらい、行動範囲を広げることです。実施することで楽しみや生きがいを感じられるようになれば、QOLが上がって“日々の充実度”が増します。指導員としてしっかりサポートできるよう、知識と技術を身に付けてパワーリハビリに取り組みましょう。

  • 介護施設の管理栄養士さんにインタビュー!広島・尾道のサ高住【けやきの樹】

    介護施設の管理栄養士さんにインタビュー!広島・尾道のサ高住【けやきの樹】

    広島県尾道市にあるサービス付き高齢者向け住宅[btp_line]「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」[/btp_line]。60歳以上の自立(介護認定なし)の方から介護が必要な方まで、幅広く受け入れています。今回は、介護施設の運営に携わるさまざまな職種の中から、[btp_line]管理栄養士のお仕事[/btp_line]に注目。
    サ高住「けやきの樹」で管理栄養士兼調理スタッフを務める近藤さんに、普段のお仕事の内容や、介護施設に勤める管理栄養士のやりがいなどを詳しく伺いました。

    広島・尾道のサ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」

    広島県尾道市向島(むかいしま)でシニアの方の生活を支える、2つのサ高住をご紹介します。

    【尾道市向島】サービス付き高齢者向け住宅「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」

    サ高住「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」は、尾道市街地の対岸に浮かぶ向島にあります。向島と本州との間には尾道水道と呼ばれる海峡があるものの、その幅はたった200メートル。車だけでなく、歩行者も通行可能な尾道大橋がかけられており、市街地からのアクセスも良好です。

    「尾道いちょうの樹」(左)と「けやきの樹」

    「尾道いちょうの樹」は尾道水道沿いにあり、目の前を行き交う船や対岸にある市街地の景色を楽しめる好立地が特徴。全32戸と比較的小規模でアットホームな施設です。

    一方「けやきの樹」は、「尾道いちょうの樹」から750メートルほど内陸側に位置しています。こちらは全63戸と比較的規模が大きいことも特徴。幹線道路沿いにありますが、四季折々の景色を楽しめる中庭があり、自然を身近に感じられると入居者さんからも好評です。

    2施設を運営するのは、尾道市で水産物卸売事業を手掛ける[btp_line]「山源山乃花(やまげんやまのはな)株式会社」[/btp_line]。
    高齢化が進む地元尾道で、「地域社会と密接につながった介護環境を届けたい」との思いからサ高住の運営を開始。2014年に「尾道いちょうの樹」を、2021年に「けやきの樹」を開設し、介護サービスを通じて地域福祉や地域経済の発展に貢献しています。

    ▼「山源山乃花株式会社」木曽代表インタビューはこちら

    入居者さんの「食」を支える!管理栄養士・調理スタッフさんにインタビュー

    今回、インタビューしたのは「けやきの樹」所属の管理栄養士、近藤寿々さん。職歴1年半の管理栄養士で、調理員としても活躍されています。

    介護施設の管理栄養士・調理スタッフの仕事内容は?サ高住「けやきの樹」で聞きました!

    「けやきの樹」で管理栄養士として活躍されている近藤さんへインタビュー。栄養士を目指したきっかけから現在の仕事内容、介護施設に勤める管理栄養士のやりがいなどを詳しくお聞きしました。

    栄養士の資格を取得されたきっかけは?

    [btp_box back=”on”]近藤さん「私には、透析療法を受けている祖父がいます。そんな祖父を見て食事管理の重要性を感じたのが、栄養士を目指したきっかけです。食事管理を通して利用者様・患者様の健康を支えたいと思い、資格を取得しました」[/btp_box]

    栄養士は、病院や学校、行政など活躍の場が幅広い資格でもあります。そんな中、近藤さんが介護施設でのお仕事に興味を持った理由をお聞きしました。

    [btp_box back=”on”]近藤さん「学生時代に実習で訪れた介護施設で、利用者様の笑顔や食事を楽しみにされている思いを肌で感じたんです。食事で利用者様に貢献できればと思い、介護施設で働くことにしました」[/btp_box]

    「けやきの樹」に入職された理由は?

    [btp_box back=”on”]近藤さん「X(旧Twitter)で『けやきの樹』の行事食の写真を見たことが入職のきっかけです。献立の内容や盛り付け、添えられていたメッセージカードなどからも、食事へのこだわりを感じたんです。私もこの施設で食事を通じて利用者様を笑顔にできたら…と強く思い、入職を決意しました」[/btp_box]

    SNSの投稿が入職のきっかけになったという近藤さん。「けやきの樹」のSNSによる発信は、入居者さんやそのご家族だけでなく、働く側にとっても参考になる内容になっているようです。

    管理栄養士・調理スタッフのお仕事内容は?

    [btp_box back=”on”]近藤さん「朝食・昼食の食器洗浄、食数管理、在庫管理、献立の禁止食の決定、配膳、配膳チェック、入居者様とのコミュニケーションなどが管理栄養士としての主な仕事内容です。また、調理スタッフの業務として週に2~3回は切り込み(食材の下準備)や遅出があります」[/btp_box]

    管理栄養士さんが担う栄養マネジメントには、入居者さんとのコミュニケーションも欠かせないようです。入居者さんから食事の感想を聞いたり、喫食状況を直接確認したりすることで情報を収集・分析。入居者さん一人ひとりに適切な食事を提供し、安定した生活を送れるようサポートしています。

    管理栄養士として献立を考案されるとき、どんなことに気を配っておられますか?

    [btp_box back=”on”]近藤さん食事形態は、常食・一口大カット・きざみ・ペースト食の4種類です。1日で魚料理と肉料理の両方を提供できるよう献立を組んでいます。魚や肉同様、たんぱく質の供給源として、豆腐料理や卵料理もたまに取り入れていますよ。また、週に1回は麺の日も設定。なるべく季節に合った食材を使用したり、色合いや見た目にも気を配ったりしています」[/btp_box]

    サ高住は、入居者さんにとって第二の我が家といっても過言ではないもの。だからこそ、献立作成の際には、必要な栄養を摂取できることはもちろん、食事の時間がより楽しいものになるようさまざまな工夫をされているようです。

    これまで入居者さんに好評だったメニューは?どんな声が聞かれますか?

    めかじきのフライ(画像左から普通食・きざみ食・ペースト食)
    画像出典:けやきの樹Instagram

    [btp_box back=”on”]近藤さん「行事食では、めかじきのフライや天ぷら、茶わん蒸しなどが好評でしたね。また、うなぎやあなごを使ったちらし寿司も人気のあるメニューです。行事食に関しては、入居者様にどんなメニューが良いか事前に聞いて、献立に取り入れています。また、日々の食事同様、季節感や旬の食材を使用することも心掛けています」[/btp_box]

    尾道の伝統菓子「ふなやき」
    画像出典:けやきの樹Instagram

    [btp_box back=”on”]近藤さん「おやつでは、尾道伝統のお菓子『ふなやき』も好評です。『ふなやき』の提供は、尾道市出身のデイサービス職員によるアイデアなんです。おやつメニューについては、デイサービスの職員と話し合う機会も多く、いろいろなアイデアをもらっています」[/btp_box]

    「ふなやき」は尾道市の伝統的な生菓子で、“夏病みをせず元気に過ごせる”ようにとの願いを込めて毎年旧暦6月1日に食べられてきたそう。尾道市出身の入居者さんにとっては、目の前で焼かれた「ふなやき」を食べられるなんて、心躍るおやつタイムだったに違いありませんね。

    お仕事の中で大変なことは?どんな時にやりがいを感じられますか?

    [btp_box back=”on”]近藤さん「調理スタッフの声を聞き、協力し合い、厨房をいかに効率良く回せるかが課題です。また、入居者様から味や硬さなどの感想を直接聞き、改善していくのですが、意思疎通が困難な入居者様とのコミュニケーションにも難しさを感じます」[/btp_box]

    厨房内で働くスタッフや入居者さんと積極的にコミュニケーションを図り、的確にアウトプットすることが、管理栄養士の重要な業務のようです。そんな高いスキルを要する管理栄養士のお仕事ですが、近藤さんはどのような場面でやりがいを感じているのでしょうか。

    [btp_box back=”on”]近藤さん「入居者様から『美味しかった』『ありがとう』と笑顔でお言葉をいただいたときに、幸せな感情に包まれます。食事は入居者様にとって日々の楽しみのひとつであり、大切な食事に携わっていることに誇りを持っています。『食事が唯一の楽しみなの』といった言葉も印象に残っています」[/btp_box]

    入居者さんの笑顔とあたたかい言葉が、近藤さんの原動力になっているようです。

    サ高住【尾道いちょうの樹】【けやきの樹】の働き方は?【求人】

    最後に、「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」の求人情報をお伝えします。尾道エリアで転職を考えている栄養士や管理栄養士、調理スタッフ、介護職の方は、ぜひチェックしてみてください。

    調理スタッフ・介護スタッフ・看護師など、多職種が協力し合って活躍中!

    「けやきの樹」の厨房の働き方について、管理栄養士の近藤さんに伺いました。

    [btp_box back=”on”]近藤さん「調理の現場は、他の調理スタッフとのコミュニケーションや協力が必須。『けやきの樹』では、入居者様の健康と笑顔のため、ワンチームで日々の食事の提供に力を注いでいます。食事が大好きな方、食事で入居者様・利用者様を笑顔にしたい方、調理の現場で協調性を大事にできる方は、ぜひ一度見学に足を運んでみてくださいね」[/btp_box]

    「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」では、管理栄養士さんや調理スタッフさんだけでなく、介護スタッフや看護師、ケアマネジャーなど、さまざまな職種の方が協力し合い業務に当たっています。

    【求人】現在の採用職種はこちらをチェック!

    「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」では、調理スタッフや介護スタッフ、ケアマネジャー、事務職など各職種を募集中です。採用窓口は一つですが、その時の募集状況や、応募者の希望・適性などを総合的に判断され、配属施設が決まるそう。LINEからも、採用に関する問い合わせが可能です。気になる方は、ぜひアクセスしてみてください。

    「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」の一員として入居者さんをサポート

    介護施設で働く管理栄養士さんのお仕事内容を伺いました。栄養マネジメントのためには、他の調理スタッフや入居者さんとのコミュニケーションが欠かせません。その全ては入居者さんや利用者さんの笑顔と健康のため!尾道エリアで厨房スタッフや介護職に興味がある方は、ぜひ「尾道いちょうの樹」「けやきの樹」の採用情報をチェックしてみてくださいね。

    【尾道いちょうの樹】

    所在地広島県尾道市向東町3301番地59
    電話番号0848-38-7767
    公式サイトhttp://ichonoki.com/

    【けやきの樹】

    所在地広島県尾道市向東町8918-1
    電話番号0848-38-1600
    公式サイトhttps://www.keyakinoki-y.jp/
    Instagramhttps://www.instagram.com/keyakinoki_ichounoki/
    公式LINEhttps://line.me/ti/p/~@629etvlt
  • 介護スタッフが知っておきたいバイタルチェックの基本と注意点

    介護スタッフが知っておきたいバイタルチェックの基本と注意点

    バイタルチェックは、医師や看護師だけが行うものではなく、介護スタッフも行います。バイタルチェックによって、利用者さんの体調の変化を察知することもできるため、とても大切な作業です。そのため、定期的なバイタルチェックが欠かせません。そこで今回は、介護スタッフが知っておきたいバイタルチェックの基本や注意点などについて見ていきましょう。

    バイタルチェックとは?

    そもそもバイタルチェックとはどういう意味なのでしょうか、また、どうしてバイタルチェックをするのでしょうか?ここでは、バイタルチェックの意味について紹介します。

    バイタルサインをチェックする行為のこと

    バイタルチェックとは、バイタルサインを確認する行為のことです。バイタルサインには、生命の兆候や生きているサインなどの意味があります

    そして、体温や脈拍などのバイタルサインを、機器を使いながら計測することをバイタルチェックと呼んでいるのです。

    なぜバイタルチェックをするのか?

    バイタルチェックをする理由は、主に2つあります。健康状態の把握と変化の確認です。利用者さんのバイタルチェックを記録していくことで、今までの測定値とどんな違いがあるのかを確認できます。

    その際に、測定値が大きく変化するようなことがあれば、速やかに必要な処置をすることができるというわけです。また、薬の服用や運動量を見直す際に、測定値の推移を利用することもできます。

    バイタルチェックで測定する内容

    異常の早期発見や病気の予防に役立つバイタルチェックですが、何を測定すれば良いのでしょうか?一般的なバイタルチェック項目は以下の5つです。

    • 脈拍
    • 血圧
    • 体温
    • 呼吸
    • 意識レベル

    これ以外に、酸素飽和度や尿量を調べることもあります。追加項目は、利用者さんの病状によって異なるケースも。ここでは、各項目について詳しく説明していきます。

    脈拍

    脈拍は、心臓の拍動によって末梢血管に到達する波動のことです。手首にある橈骨動脈に指を当てて測定。機器を使って測定することもあります。安静時の脈拍数は、1分間に60~100回です。

    1分間に50回未満の場合を徐脈、100回以上を頻脈と呼びます。

    血圧

    血圧とは、血管内部の圧力のこと。一般的には、上腕式電子血圧計を使って測定します。正常値は、120/80mmHg以下です。病院での測定値が140/90mmHg以上、または家庭での測定値が135/85mmHg以上は高血圧としています。

    体温

    体温の基準値は36~37℃。体温といっても表面温度や深部温度など種類がありますが、医師が用いるのは深部体温です。深部温度は、体温計を使って腋窩最深部にて測ります。

    呼吸

    呼吸は、1分間にどれだけ呼吸しているのかを計測します。呼吸数を数えることを利用者さんに伝えると、意識してしまうため、脈拍を測りながら一緒に計測すると良いです。基準値は、1分間に16~20回。

    意識レベル

    全身状態を確認するために、声をかけたり刺激を与えたりして意識レベルを調べます

    バイタルチェックの際に注意したいこと

    最後に、バイタルチェックの際に注意したいことについて見ていきましょう。

    日頃の数値を把握する

    利用者さんへのバイタルチェックは毎日行います。そのため、前日やこれまでの数値と大きく乖離していないかを、毎回確認するようにしましょう。異常値が出ればすぐに対応できるでしょうが、些細な数値の変動でも気を配るようにしてください。

    測定のタイミングを合わせる

    利用者さんによってバイタルの数値が違うのはもちろんのこと、同じ利用者さんであっても1日を通してみれば数値が変わります。そのため、バイタルチェックのタイミングは決めておきましょう

    また、動いた直後や入浴後などは、正しい数値が計測できません。時間をおいてから計測するようにしてください。

    利用者さんへの声かけをする

    バイタルチェックは、いつも行っていることだからと、流れ作業のようにしてはいけません。急に測定を始めて、利用者さんが驚くことがあります。配慮のないバイタルチェックによって、利用者さんが今後のバイタルチェックを嫌がるようになることも。

    「測定の時間ですよ」などと声をかけてから、バイタルチェックをしましょう。

    数値だけにとらわれない

    バイタルチェックも大切ですが、数値にあらわれない体調の変化もあります。姿勢が悪くなる、食事の量が減る、表情が暗いなど、些細なサインを見逃さないようにしましょう。

    バイタルチェックに関する正しい知識を持っておこう

    バイタルチェックは、利用者さんの健康を守り、異常を早期に発見する1つの手段です。利用者さんの健康状態を確認する際は、数値だけを見て判断するのではなく、これまでの数値の変化や表情などを見て総合的に判断するようにしてください。気になる点があればそのままにせず、周りのスタッフや医師、看護師に相談するようにしましょう。

  • 【デイサービス虹いろ】広島で活躍する介護スタッフさんの働き方紹介!【未経験OK】

    【デイサービス虹いろ】広島で活躍する介護スタッフさんの働き方紹介!【未経験OK】

    「デイサービス虹いろ」は、広島にある地域密着型通所介護施設です。レクリエーションや創作活動に力を入れており、利用者さんが充実した1日を過ごせるよう介護スタッフがサポートしています。未経験・無資格のスタッフでも、現場でキャリアアップしながら活躍できるという「[btp_line]デイサービス虹いろ[/btp_line]」。今回は、実際に介護スタッフとして働くお二人に、職場環境や仕事の魅力について伺いました!

    【デイサービス虹いろ】広島市中区にある好立地!幅広い年代の介護スタッフ活躍中

    「吉島病院」のすぐ近くにあり、密な医療連携も!

    「デイサービス虹いろ」は、通勤に便利な広島市の中心部へのアクセスが良好な吉島新町に位置しています。同じ建物の中にはサービス付き高齢者向け住宅「エフォール吉島」が併設されており、多くの入居者さんが日常生活を送っています。

    ▼サ高住「エフォール」についてはこちらをチェック!

    近隣には「吉島病院」があり、緊急時の医療連携も密に行われています。小さな公園も隣接しており、自然を身近に感じられる環境が特徴です。

    在籍しているスタッフは、管理者のほかに3名の介護スタッフと1名の機能訓練指導員(看護師)。20~30代のスタッフが多く、明るく活気のある雰囲気が特徴です。

    利用している方の多くは併設しているサ高住「エフォール吉島」の入居者さんですが、近隣の吉島エリアから通っている方もいます。

    「デイサービス虹いろ」の利用定員は17名。アットホームな雰囲気の中、食事や入浴、各種イベントやレクリエーションといったさまざまなサービスを提供しています。

    ▼「デイサービス虹いろ」管理者・新宮さんのインタビューはこちら!

    広島の「コスモス薬局」グループ会社「エンデバー」が運営

    「デイサービス虹いろ」を運営するのは、広島県でおなじみの[btp_line]「コスモス薬局」グループの関連会社である株式会社エンデバー」[/btp_line]。今回紹介する「デイサービス虹いろ」は、同じ建物にサ高住「エフォール吉島」や「コスモス薬局吉島店」が併設されています。

    【デイサービス虹いろ】介護福祉士のスタッフさんにインタビュー!

    「デイサービス虹いろ」で働くスタッフさんに、仕事の内容ややりがい、職場環境などについて詳しく伺いました!

    利用者さんとじっくり関われる職場環境が入職の決め手に

    利用者さんと話す介護スタッフのMさん(左)とFさん

    Fさんは高校を卒業してから10年間、特別養護老人ホームやサ高住、デイサービスといった高齢者施設で勤務。その後、当時在籍していた派遣会社からの紹介を経て、2016年に「デイサービス虹いろ」に入職しました。

    [btp_box back=”on”]Fさん「子供の頃は祖母と一緒に住んでいて、お年寄りと関わることが好きだったので、介護の仕事を選びました。ただ、これまで勤務していた高齢者施設はとても多忙で、利用者さんと向き合う時間がなかなか取れませんでした。体力的にも厳しくなり、転職することにしたんです」[/btp_box]

    土日に休みが取れるという条件で紹介されたのが「デイサービス虹いろ」だったそう。
    一方のMさんも、高校卒業後から介護士としての仕事をスタート!訪問介護やサ高住などを経て、Fさんと同じデイサービスに勤務していました。

    [btp_box back=”on”]Mさん「母親が介護の仕事をしていたので、この道を選びました。ちょうど転職を考えていたタイミングでFさんも転職することを知り、一緒に『虹いろ』へ入職しました」[/btp_box]

    そんなお二人の平均的なタイムスケジュールはこちら。

    8:30出社、お茶やお風呂の準備など
    9:30~始業、ウエルカムティー、バイタルチェック、レクリエーション➀
    10:30~朝の会
    11:00~集団体操、脳トレ、口腔体操
    12:00昼食(配膳、食事介助)
    13:00口腔ケア、休息、脳トレ
    14:00レクリエーション➁
    15:00おやつ
    15:40送迎
    17:30退社

    上記のスケジュールの合間に入浴介助や排泄介助を行いつつ、利用者さんの見守りや声掛けも行っているお二人。1日の終わりにはサービス提供記録も入力します。

    季節に合わせたレクリエーション企画やイベントが好評!

    「デイサービス虹いろ」では、バラエティーに富んだレクリエーションが、利用者さんからの人気を集めています。

    [btp_box back=”on”]Mさん「レクリエーションの企画やおやつメニューの考案は、スタッフ全員で協力して行っています」[/btp_box]

    毎年ある季節行事はマンネリ化しないよう、昨年の内容をブラッシュアップするなどで工夫しているそう。

    [btp_box back=”on”]Mさん月1回の壁画制作では季節感を大切にしています。利用者さんに作業を分担していただいて一つの作品を作るのですが、お一人おひとりの得意な作業やお体の状態も考慮しながら、どんな作業をお任せするかを決めています」[/btp_box]

    おやつメニューも、嚥下能力や噛む力を配慮して考案するそう。

    [btp_box back=”on”]Fさん「コロナの影響で中断していますが、利用者さんとスタッフが一緒におやつを作るレクリエーションも人気です。今後、時期を見ながら復活していきたいですね」[/btp_box]

    敬老の日のイベントの様子

    さまざまな年間行事がある中で、特に人気なのが「敬老の日」イベント。
    2023年は、豪華景品が当たるビンゴ大会や特別感のある昼食メニューなどを用意し、大いに盛り上がったそう。

    敬老の日イベントで行われたビンゴゲーム

    [btp_box back=”on”]Fさん「ビンゴ大会では、賞品セレクトにもこだわりました。カバンや塗り絵セット、色鉛筆など、毎日使っていただけるものを選びました」[/btp_box]

    毎年工夫を凝らし、「楽しんでもらいたい」「喜んでもらいたい」という一心で企画を考案。事前にじっくりと時間をかけて、小物や景品を準備するそうです。

    利用者さんが笑顔に変わる瞬間がやりがい

    [btp_box back=”on”]Fさん「利用者さんに『今日は楽しかった』とお声がけいただくのが一番のやりがいです!特に1:1で行う入浴介助は、利用者さんとゆっくり向き合える時間なので、いろんなお話ができる楽しいひとときです」[/btp_box]

    [btp_box back=”on”]Mさん「朝は少しご機嫌が悪くても、お帰りのときに笑顔を見せてくださることも。楽しんでいただけたんだなと、本当にうれしくなります」[/btp_box]

    お二人が介護福祉士の試験に合格したとき、まるで家族のように喜んでお祝いしてくれた利用者さんもいたそう。こういったうれしい出来事がやりがいにつながっていると、お二人は教えてくれました。

    【デイサービス虹いろ】キャリアアップできる職場環境。福利厚生も充実

    職場環境や福利厚生についても、詳しく教えていただきました。

    資格手当でキャリアアップのモチベーション向上

    お二人とも「デイサービス虹いろ」に[btp_line]入職後に「介護福祉士実務者研修」を修了し、さらに「介護福祉士」の資格を取得[/btp_line]しています。

    [btp_box back=”on”]Fさん「資格がなくても介護の仕事はできるので、当初は介護福祉士の資格を取る予定はありませんでした。でも、先輩スタッフから『資格手当もあるし、受けてみたら?』と後押しされたことをきっかけに、Mさんと介護福祉士試験を受けることにしました」[/btp_box]

    [btp_box back=”on”]Mさん「先輩スタッフに教えてもらいながら、介護福祉士の受験勉強をしました。勉強する中で改めて介護の基本的な知識や技術を再確認できたことが、キャリアアップにつながったと思います」[/btp_box]

    実は「デイサービス虹いろ」は、未経験・無資格でもOK!必要な知識やスキルは、入職後に先輩スタッフが丁寧に教えてくれます。また、社内研修も充実しており、[btp_line]働きながらキャリアアップできる環境が整っています。[/btp_line]

    残業なし!車通勤OK!充実した福利厚生

    [btp_box back=”on”]Fさん「残業がないため、仕事だけでなくプライベートも大切にできます。有休もタイミングを選ばず取れますよ」[/btp_box]

    [btp_box back=”on”]Mさん「『虹いろ』は車通勤OK!ガソリン費用も会社負担なので、通勤手段が選べるのもうれしいポイントです」[/btp_box]

    また、「コスモス薬局」グループならではの福利厚生として、「薬代の補助」があります。月に1万円まで、本人とその両親の薬代を会社が負担してくれるというもので、スタッフからかなり好評なのだそうです。

    必要なのは「人の役に立ちたい!」という気持ちだけでOK!

    [btp_line]「デイサービス虹いろ」[/btp_line]は、未経験・無資格からキャリアアップしつつ活躍できる魅力的な職場。人と関わるのが好きなスタッフがそろっており、入社後は丁寧にサポートしてもらえるのが特徴です。研修や資格手当なども充実しているため、さらにステップアップを目指したい方にも適しています。介護業界は未経験でもチャレンジできる職場をお探しの方や、ワークライフバランスを取り入れて働きたい方は、ぜひ採用情報をチェックしてみてくださいね。

    【デイサービス虹いろ】

    所在地広島市中区吉島新町1-4-1 (サービス付き高齢者向け住宅エフォール吉島内1階)
    電話番号082-258-5006
    サービス提供日月~金曜(祝日含む)※12/31~1/2除く
    営業時間8:30~17:30(サービス提供時間/8:40~15:40)
    対象者要介護1~5、要支援1・2に認定された方、総合事業対象者
    定員17名
    公式サイトhttp://endeavour-127.jp/nijiiro.html
    Instagramhttps://www.instagram.com/dsnijiiro/

  • 介護施設でおすすめクリスマス工作!高齢者が楽しめるアイデア8選

    介護施設でおすすめクリスマス工作!高齢者が楽しめるアイデア8選

    工作は、介護施設でおすすめのレクリエーションのひとつ。手や指先の機能訓練やリハビリにつながったり、自分で作りあげることで大きな達成感が味わえたりするといったメリットがあります。そこで今回は、利用者さんが楽しめるクリスマス工作のアイデアを5つご紹介。毛糸やペットボトル、おりがみなど100均で手に入る材料を使い、高齢者でも手軽に作れるアイデアをピックアップしました。

    まつぼっくりで作る!クリスマスツリー

    自然のものに触れることで、喜ばれる利用者さんも多いですよね。冬の時期、まつぼっくりが身近で手に入るなら、まつぼっくりでミニクリスマスツリーを作ってみては?

    まず、まつぼっくりの各鱗片の先を好みの絵具でペイントします。絵具が乾くまでの間に、ツリーの土台作り。ペットボトルのフタの内側に、少し盛り上がるくらいの量の紙ねんどを詰め込みます。そして、紙ねんどの表面に接着剤をたっぷり塗布し、まつぼっくりツリーをセット!最後に、鱗片の先に接着剤を塗り、ピンセットなどを使ってスパンコールやビーズをデコレーションしたら完成です。

    絵具は雪をイメージして白一色にするもよし、赤や緑を使ってツリーの電飾を再現するもよし。かわいく仕上がるよう、画材やデコパーツを準備しましょう。

    毛糸と紙皿で作る!クリスマスリース

    ドアや壁などに飾れる、かわいいクリスマスリース。クリスマスリースを紙皿と毛糸で作るアイデアをご紹介します。

    事前準備として、介護スタッフがカッターで紙皿の中央をくり抜く作業を済ませておきましょう。これがリース本体になります。工作手順は、まずドーナツ状になった紙皿の内輪に穴開けパンチで等間隔に8個の穴を開け、緑色の絵具やペンなどで紙皿を色付けしましょう。次に、赤い毛糸を穴に通し、対角線を結びながらリース中央に網を作っていきます。最後に、ベルやリボン、丸や星にかたどった色画用紙などを飾り付けたら完成です。

    特に穴に毛糸を通す作業は、手先の機能訓練にもなるでしょう。

    ペットボトルで作る!プチスノードーム

    プチスノードームは、乳酸飲料などでよく使われている容量110ミリリットル程度の小さいペットボトルで作ります。そのほか、用意する材料は洗濯のりや精製水、キラキラのデコパーツ各種など。

    まず、ペットボトルの中に好みのデコパーツを入れます。重さや素材が違うパーツをミックスするのがポイントです。次に、洗濯のり:精製水=5:5くらいになるよう混ぜ合わせてドーム液を作ります。ドーム液をペットボトルの飲み口ギリギリまで入れ、しっかりとフタをし、液が漏れないようビニールテープなどを巻いたら完成です。

    洗濯のりと精製水を決まった分量に計ったり、ペットボトルにゆっくり注いだりする作業も、集中力を養えそうですね。

    おりがみで作る!ツリーオーナメント

    ツリーに飾るオーナメントをおりがみで作るのもよいでしょう。おりがみを折る作業は、脳トレや指先の機能訓練になるのでおすすめです。

    クリスマスらしいおりがみ作品といえば、サンタクロース・トナカイ・ベル・星・プレゼントボックス・リース・ローソクなど。三角形のパーツを大人数でたくさん作り、つなげて飾るパーティーフラッグ作りも楽しいですよ。

    作品によって難易度が異なるので、利用者さんの体の状態に合わせて作ってもらう作品を選びましょう。

    樹脂ねんどで作る!雪だるま飾り

    樹脂ねんどで小さな雪だるまを作る工作をご紹介します。

    立体的な作品は作るのが難しいのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし雪だるま飾りなら、ねんどを手の平でコロコロ転がす作業さえできれば作ることができます。高齢者でも行える方は多いと思うので、ぜひチャレンジしてみてください。

    必要なのは、樹脂ねんど・黒いストーン(雪だるまの目)ペーパーカップ・ひいらぎのピック・ねんどベラ(割りばしなどでもOK)など。樹脂ねんどは、一般的な紙ねんどよりやわらかく扱いやすいのでおすすめです。

    まず、ペーパーカップに収まるくらいの大きさと、それより小さいサイズのねんど球を作り、2個を重ねてゆきだるまを作ります。次に、黒いストーンを目の位置に埋め込みましょう。ねんどベラで、ゆきだるまの口をかたどり、ひいらぎのピックを刺して飾れば完成です。仕上げに赤い毛糸をマフラーのように巻いてもかわいく仕上がりますよ。

    牛乳パックで作る!サンタブーツ

    サンタクロースからのプレゼントが入る、夢のようなサンタブーツ。そんなサンタブーツは、牛乳パックで簡単に作ることができます。

    牛乳パックを2つ用意し、1つは底から20センチ程のところでカットします。もう1つは切り口が斜めになるよう、底から16センチと9センチほどのところにそれぞれ2ヵ所ずつしるしを付けてカットしましょう。

    斜めにカットした部分に、もう片方の牛乳パックを垂直に組み合わせてブーツの形を作ります。ブーツができたら好きな色のフェルトや画用紙を牛乳パックに貼って、サンタブーツを仕上げましょう

    折り紙などで作ったクリスマスモチーフを貼るなど、利用者さんがそれぞれ好きなようにデコレーションするのもおすすめです。

    クリスマス当日にそのサンタブーツの中にお菓子やちょっとした小物を入れてプレゼントすれば、利用者さんはきっと喜んでくれるでしょう。なお牛乳パックのカットは怪我をする可能性があるので、あらかじめ介護スタッフが用意しておくと安心です。

    マスキングテープで作る!クリスマスカード

    マスキングテープを貼るだけで、素敵なオリジナルクリスマスカードが作れます。ハサミやカッターを使わないので、細かい作業が困難な利用者さんでも安心して取り組める工作です。

    まずは台紙となる紙を用意します。その紙にクリスマスをイメージした図柄を描き、その上からマスキングテープを貼り絵のように貼っていくだけ。長さの違うマスキングテープを数枚並べて組み合わせれば、クリスマスツリーやプレゼントボックスをデザインしたカードが簡単に作れますよ。

    貼り付ける物はマスキングテープだけではなく、ボタンやリボン、シールなどを用意しておくと、より華やかなクリスマスカードが作れるでしょう。できたカードにメッセージを書いて、家族や利用者さん同士など大切な人に送るのもよいですし、部屋に飾っておくのも素敵ですよ。

    アルミホイルで作る!ステンドグラス風の飾り

    ガラスのステンドグラス作りはハードルが高いですが、アルミホイルと透明セロファンを使えば安全かつ簡単に飾りを作ることができます

    まず透明セロファンの下に好きな絵柄を敷き、その絵柄を太い黒のマジックでなぞり書きします。透明セロファンはチャック付きのビニール袋でも代用可能です。絵柄を書いたセロファンを裏返して、カラーペンで色を塗っていきましょう。

    最後にクシャクシャに丸めて広げたアルミホイルを、絵を書いた透明セロファンに貼り合わせれば完成です。このままでもよいですが、段ボールなどの厚紙を貼り合わせれば、壁などに飾りやすくなります。

    アルミホイルのステンドグラスは室内の照明でもキラキラと反射します。飾るだけで一気にクリスマスの雰囲気が漂う作品です。

    クリスマス工作を作って、飾って楽しもう!

    クリスマス工作は作ることはもちろん、飾る楽しみがあるのもよいところ。大きなツリーを用意してみんなで作ったオーナメントを飾ったり、個室のドアに手作リースを取り付けたりと、いろいろな楽しみ方があります。利用者さんの体の状態や要介護度に合わせ、作りやすいものからチャレンジしてみてくださいね。

  • 介護施設で高齢者に喜ばれるクリスマスプレゼントの選び方

    介護施設で高齢者に喜ばれるクリスマスプレゼントの選び方

    介護施設では季節イベントを実施しているところが多く、冬のクリスマスも定番です。クリスマスといえば、サンタクロースからのプレゼント。子供向けのイメージがあるかもしれませんが、プレゼントを貰うのはいくつになっても嬉しいものです。ぜひクリスマイベントで利用者さんたちへプレゼントを贈り、より喜んでもらえる内容にしてみませんか。今回は、介護施設でクリスマスプレゼントを用意する際の注意点やおすすめアイテムをまとめました。

    高齢者へのプレゼント選びで気を付けたいポイント

    介護施設で用意するクリスマスプレゼント選びでは、「高齢者へ贈る」という視点を持つことが大切です。プレセントには、高齢者が使いやすいものや、思い出に残るもの個人の体調や状況に配慮できるものを選ぶようにしましょう。
    匂いのある香水や芳香剤は好みもあるうえ、他の利用者さんとのトラブルの元にもなりやすいため避けるのが無難。生きている植物も、日々の水やりなどのお手入れが必要となるためあまりおすすめできません。湯のみなどの食器も選ばれやすいですが、落としてケガをしてしまう可能性があります。食器を含め、割れやすいものは避けるようにしましょう。
    また、プレゼントの予算にも注意してください。利用者さん全員に贈るプレゼントであれば、1人当たり500円前後が一般的です。

    プレゼントを贈るタイミングは?

    クリスマスプレゼントはクリスマス当日にそのまま渡しても良いですが、クリスマス会などのイベントに盛り込むのもおすすめです。ゲームイベントなどを企画し、全員に渡すプレゼントとは別に景品を用意するのも良いのではないでしょうか。その際は、全員向けのプレゼントよりも少し予算を上げた内容にすると盛り上がりそうですね。

    高齢者におすすめのプレゼント11選

    高齢者におすすめのクリスマスプレゼントを11つご紹介します。全員向けのリーズナブルなものや、ゲームの景品などで選びたい、少し予算が高いものもピックアップしました。

    タオルハンカチ

    日常使いしやすく、用意もしやすいプレゼントのひとつです。男女問わず使える実用品でもありますよ。クリスマスらしいラッピングにすると、小物でも印象がアップします。

    写真立てやフォトアルバム

    お気に入りの写真を飾れる写真立てや、好きなときに写真を眺められるフォトアルバムもプレゼントの定番です。家族がいない、入れる写真がない方などには、介護施設でのイベント時の記念写真を撮って入れてあげるなどの配慮も忘れないようにしましょう。

    防寒具

    お出かけの際に使えるマフラーや帽子、日常使いしやすいブランケットなどは男女ともに重宝します。車椅子の方はとくに冷えやすいので、喜ばれそうですよ。

    写真入りマグカップ

    写真立ての良さと、実用性を兼ね備えたプレゼントです。印刷する写真には、家族や孫、ペットなど、個々で喜ばれそうなものをピックアップすると良いでしょう。

    プリザーブドフラワー

    生花は管理が必要なため難しいですが、枯れないお花は水やり不要で扱いやすく、高齢者でも手軽に楽しめます。お部屋も明るくなり、長く楽しんでもらえますよ。

    色鉛筆と塗り絵

    最近は大人にも塗り絵が人気で、介護施設のレクとして取り入れられることもあります。塗り絵の好きな利用者さんには、色鉛筆と塗り絵の本をセットでプレゼントすると喜ばれるでしょう。花や風景、動物、マンダラなど、さまざまなジャンルの塗り絵本があり、利用者さんの好みに合わせて選ぶのもおすすめです。

    懐かしい音楽CD

    懐かしい音楽は、昔の記憶をよみがえらせてくれるアイテムでもあります。利用者さんが聴きおぼえのある音楽CDをプレゼントすると、喜んでもらえるかもしれません。最近は年代ごとの懐メロがたくさん入ったCDも販売されています。昭和歌謡や演歌、童謡と、利用者さんに合わせて選ぶのも楽しみのひとつです。

    お笑いDVD

    お笑いDVDで笑いをプレゼントするのも良いでしょう。綾小路きみまろさんの漫談やザ・ドリフターズ、吉本新喜劇などが高齢者の方に人気のよう。字幕機能のあるDVDを選べば、耳が悪い利用者さんでも楽しめます。

    手作りキット

    作るのが好きな利用者さんには、手作りキットも良いかもしれません。ちぎり絵や絵つけなど、難しすぎず気軽にチャレンジできるようなキットをプレゼントしてみましょう。作る楽しみもあり作品も残るので、利用者さんにも喜んでもらえるはずです。

    脳トレ本

    クイズの好きな利用者さんには、脳トレ本をクリスマスプレゼントにするのも良いでしょう。クロスワードパズルや間違い探し、迷路、ナンプレなどの本なら、ゲーム感覚で楽しめます。計算や漢字などのドリルも、頭を使う良い機会になるかもしれません。難しすぎるとやる気がなくなるので、少し簡単な内容がおすすめです。

    クッション

    クッションは車いすの背もたれ部分に置いたり寝るときに足の下に入れたりと、用途の広いプレゼント。男女問わず重宝されるでしょう。定番のスクエアクッションだけでなく、動物の絵柄がプリントされていたりファーがついていたりと、種類も豊富。インパクト重視でおもしろい形や柄のクッションを探すのも良いかもしれません。

    クリスマスはプレゼントを用意してより思い出に残る1日に

    介護施設では、スタッフの出し物やクリスマスらしい食事の用意など、施設によって工夫を凝らしたイベントを開催しています。そのような準備の中でクリスマスプレゼントを用意するのは少し手間がかかりますよね。しかし、プレゼントはイベントの中で唯一「形に残る思い出」になるのではないでしょうか。利用者さんたちの喜ぶ顔を想像しながら、ぜひ素敵なプレゼントを用意してみてくださいね。

  • 介護報酬とは?誰が決める?今さら聞けない介護保険の基本を解説!

    介護報酬とは?誰が決める?今さら聞けない介護保険の基本を解説!

    介護報酬とは、介護事業所の貴重な収入源であり、介護職の給料の財源となるものです。ただ、その仕組みには国や地方自治体が関わることもあり、複雑に感じられることも多いでしょう。そこで今回の記事では介護報酬にまつわる基本的な知識を解説します。2024年に迫る介護報酬改定についても分かりやすくまとめているので、ぜひ最後まで読んでみてください。

    介護報酬とは?

    まずは、「介護報酬とは?」について概要をお伝えします。

    介護報酬とは「サービスへ支払われる費用」

    介護報酬とは、介護事業者が要介護・要支援の利用者さんに介護サービスを提供したときに、対価として支払われるサービス費用のことです。介護事業者にとって介護報酬は事業収入にあたり、介護職にとっては給料の財源となります。

    介護報酬の流れ

    厚生労働省が公開する「介護報酬について」によると、「介護報酬は、介護保険法上、厚生労働大臣が社会保障審議会(介護給付費分科会)の意見を聞いて定めることとされている」とあります。つまり、介護報酬を決めるのは国であり、事業所が勝手に決めることはできません。

    介護報酬が支払われる流れは、こちらの厚生労働省が公開している図をご覧ください。

    介護報酬とは、介護保険の被保険者である利用者さん・サービスを提供する介護事業者・保険者である市町村の3つが関わる制度です。

    要介護・要支援の利用者さんへ介護保険サービスが提供された場合、サービス費用の1~3割は利用者さんから事業所へ自己負担分として支払われます。そして、残りの7割~9割については事業所から市町村へ請求が行われ、それを受けて市町村から介護給付費として事業所へ支払われるのです。

    なお、この市町村が支払う介護報酬のうち半分は介護保険料から、もう半分は公費からまかなわれています。これは介護報酬の基本的な知識として覚えておきましょう。

    介護報酬が決まる仕組み

    介護報酬とは、介護保険サービスごとに厚生労働省が設定する基準によって算出される費用です。仕組みとしては、基本金額をベースに、各事業所のサービス提供体制や利用者さんの状況などに応じて加算や減算が行われます。

    介護報酬を決めるのは、

    • 厚生労働省が定める「地域区分」
    • 提供される介護サービスの種類(人件費)
    • 利用者さんの要介護度(要支援度)

    といった要素です。これらの条件を掛け合わせることで、実際の介護報酬額や自己負担額が割り出されています。

    介護報酬の単位とは

    介護報酬とは金額表示されるものではなく、「単位」と呼ばれる独自の表示形式によって設定されています。単位とは、地域区分やサービスの種類などによって決められた点数のことです。この点数に1単位ごとの単価(1単位=10円)を掛け合わせたものが介護報酬であり、計算式にすると「単位数×単価=介護報酬」で求められます。ただし、単価は一定ではありません。地域やサービスの種類の違いによって最大11.4円まで加算される場合があります。

    なお、介護報酬が単位換算を採用しているのは、地域による物価や人件費の格差を埋めるため。物価や人件費は年々変動していくため、3年毎に見直しが実施されています

    介護報酬の計算方法

    介護報酬の算出に必要な単価を決めるのは、地域区分と各サービスの人件費割合の2つです。

    地域区分とは、1級地から7級地、その他の地域の計8区分のことを指し、区分の数字が小さければ小さいほど単価への上乗せ額が上がる仕組みです。
    例えば、1級地である東京都23区の場合、上乗せ割合は20%に設定されています。中四国地方でみてみると、広島県の広島市・府中町が最も高い5級地で、上乗せ割合は10%です。島根県・鳥取県・愛媛県・徳島県・高知県の5県は“その他の地域”に区分されているため地域区分による加算はありません。
    また、奄美群島や小笠原諸島といった離島・北海道などの豪雪地帯では特定の介護サービスを提供する場合に限り、特別地域加算が追加されるようです。

    次に、各サービスの人件費割合を見てみましょう。介護報酬の算出には、地域によって物価や人件費が違うことを考慮し、単価による調整が必要です。この人件費の加算率は、70%・55%・45%・0%の4つの区分に分けられます。
    例えば、訪問介護や訪問看護といったサービスでは、人件費割合が70%に設定されています。このサービスを1級地に該当する地域で提供した場合、地域区分の上乗せ割合が20%となるため、単価(10円)×上乗せ割合×人件費割合=10×0.2×0.7=1.4円が加算額です。つまり、単価は10円+1.4円=11.4円となります。
    なお、居宅療養管理指導や福祉用具貸与など、介護報酬に人件費が含まれないケースでは人件費割合は0%です。

    その他にも、介護報酬の算出にはあらゆる条件を掛け合わせる必要があり、難しいと感じる方も多いでしょう。その場合には厚生労働省が公開する「介護サービス概算料金の試算」がおすすめです。無料で利用できるので、ぜひ活用してみましょう。

    介護報酬は3年ごとに改定される

    介護報酬は、2006年からの介護保険制度の施行以来、3年毎に改定されています。

    これまでの改定内容

    直近2回にあたる、2018年・2021年の改定では、介護報酬がプラスに改定されました。その背景には現場の人材不足や物価上昇などの影響があると考えられています。介護サービスを必要とする高齢者数も年々増えているため、介護報酬の値上げは介護施設経営者や介護職にとって重要な改定であると言えるでしょう。

    厚生労働省の「平成30年度介護報酬改定の主な事項について」によると、2018年の介護報酬は+0.54%の改定率でした。
    その他にも、

    • 地域包括ケアシステムの推進
    • 自立支援・重度化防止に資する質の高い介護サービスの実現
    • 多様な人材の確保と生産性の向上
    • 介護サービスの適正化・重点化を通じた制度の安定性・持続可能性の確保

    という4つの軸で整備されています。

    続いて、2021年の改定では、厚生労働省「令和3年度介護報酬改定の主な事項について」によれば、介護報酬は+0.70%の改定率でした。
    この年の改定では、

    • 感染症や災害への対応力強化
    • 地域包括ケアシステムの推進
    • 自立支援・重度化防止の取組の推進
    • 介護人材の確保・介護現場の革新
    • 制度の安定性・持続可能性の確保

    について整備され、新型コロナウイルス感染症の拡がりや各地を襲った大災害の影響で新たに追加された取り組みもありました。

    なお、2022年には臨時改定として、介護職などの給料を3%程度引き上げることが行われています。

    次回は2024年!どう改定される?

    次回の介護報酬改定は2024年に予定されています。この年には、介護報酬だけでなく、医療保険や障害者総合支援法の改定も同時に行われるため、国の制度に大きな変化が起こる年とも言われているようです。

    改定が間近に迫った今、活発に議論がなされている最中ですが、その中でも以下のようなポイントが重視されています。

    • 在宅サービスの基盤整備
    • 財務状況等の見える化
    • 住まい支援システム構築
    • 利用者負担額の判断基準の見直し
    • 科学的介護(LIFE)の推進

    2025年には“団塊の世代”が75歳以上になり、さらなる介護人材不足や介護保険料の増加が懸念されています。2024年度の改定はそういった状況への抑制策となるか、注目が集まっているようです。

    介護の現場が大きく変わる!2024年の介護報酬改定に注目しよう

    介護報酬とは介護事業所や介護職にとってとても身近な制度です。しかし、詳しい内容までしっかり把握できていないという方も多いでしょう。3年ごとの改定内容にまで注目すると今後の介護の現場がどう変わっていくか予測できるため、改定の動向に注目していくことをおすすめします。今回お伝えした内容をもとに、ぜひ介護報酬の知識を深めてみてください。

  • 施設ケアマネと居宅ケアマネの違いは?仕事内容や向いている方をチェック

    施設ケアマネと居宅ケアマネの違いは?仕事内容や向いている方をチェック

    ケアマネジャーとして働くことを考えるうえで知っておきたい、“施設ケアマネと居宅ケアマネの違い”。ご自身に合う働き方を考えるには、しっかりと知識を身に付けておくことが大切です。今回は2つの違いをメインテーマに、仕事内容や向いている方をチェックしていきます。「実際に働いたときのイメージがはっきりしない」「向き・不向きの判断基準を知りたい」、そんな方の参考になる情報をお届けしましょう。

    施設ケアマネについて

    施設ケアマネは、特別養護老人ホームや有料老人ホーム、グループホームなどで働くケアマネジャーのことです。まずは施設ケアマネについて掘り下げていきましょう。

    施設ケアマネの仕事内容は?

    施設ケアマネの仕事内容は、介護施設の利用者さんのためのケアプラン作成がメインです。

    利用者さんが介護施設でこれからどんなサービスを受けるのか、利用者さん本人とそのご家族の生活状況をふまえて計画を立てます。介護施設内で提供される複数のサービスを組み合わせてケアプラン作成を行う施設ケアマネには、介護職員や看護師など同じ介護施設で働くスタッフとの連携が欠かせません。
    施設ケアマネは介護施設に所属するため、1人で多くの利用者さんを担当するところが特徴です。

    規模の大きな介護施設では、最大100人を担当することもあります。一方で、規模の小さな介護施設では介護業務を仕事に含むこともあるでしょう。

    利用者さんの身体介護や夜勤など、勤務先によって仕事内容が異なるので、事前にチェックしておくことが大切です。

    【施設別】施設ケアマネの役割

    施設ケアマネは、勤務する介護施設によって役割や立ち位置が異なるという特徴があります。ここでは施設別にチェックしていきましょう。

    特別養護老人ホームや介護老人保健施設

    これらの介護施設で働く場合、ケアマネジメント以外の業務を担当することがあります。たとえば生活相談員や介護業務などです。介護業務に夜勤を含むこともあるでしょう。

    有料老人ホーム

    有料老人ホームでも、生活相談員や介護業務を担当することがあります。また、施設独自の仕事を業務に含むところも特徴です。有料老人ホームは、利用者さんを増やすために、より良いサービスを提供する必要があります。レクリエーションを考えたり、ホスピタリティを意識したり、企業の方針に沿った業務を任されることもあるでしょう。

    グループホーム

    グループホームで働くケアマネジャーには、さまざまな業務をこなす能力が求められます。施設の規模が小さく利用者さんの少ないグループホームは、介護職員の数も少ないことが特徴。そのため、利用者さんやスタッフの管理、施設の運営、介護業務など幅広く担当する必要があります。

    施設ケアマネに向いている方

    ケアマネジャーの経験を積みたい方

    マネジメント、コミュニケーション、プランニング、スケジューリングなどさまざまな能力を求められる施設ケアマネは、業務を通じて多くのスキルが身に付きます。

    給料の高さを求める方

    施設ケアマネの給料は、他の介護職よりも給料が高くなる傾向にあります。介護業務を担当する場合は夜勤や残業などの手当が付くため、給料がより高くなるでしょう。

    現場の介護業務にも携わりたい方

    勤務する介護施設によりますが、施設ケアマネは介護業務を担当することも多いです。直接介護に携わりたい方に向いています。

    施設ケアマネには、介護施設内のスタッフとの密な連携が求められます。作成したプランを通して利用者さんに適切なサービスを提供するのはもちろん、他スタッフの負担になりすぎないよう配慮することも大切です。

    居宅ケアマネについて

    居宅ケアマネは、要介護認定の高齢者がご自宅で介護サービスを受ける際のサポートを行うケアマネジャーのこと。居宅介護支援事業所が勤務先です。

    居宅ケアマネの仕事内容は?

    施設ケアマネと同じく、利用者さんのためのケアプラン作成が主な仕事です。利用者さんのところへ出向いて、ご本人とそのご家族へヒアリングを行ってからケアプランを作成します。

    ケアプラン作成後の居宅ケアマネの仕事は、介護サービスの提供先である業者や他の事業所と連携を取り、ケアプランの変更・見直しを行うこと。利用者さんと関わる業者や他の事業所との連絡をスムーズに行うために、スケジュール管理・調整を行うことも大切な仕事の一つです。

    そのほか、利用者さんやそのご家族との面談・相談への対応、要介護認定申請の代行などの仕事もあります。居宅ケアマネはケアプラン関連の業務がメインなので、介護業務を担当することはほとんどないでしょう。

    居宅ケアマネに向いている方

    一つの仕事にじっくりと取り組みたい方

    居宅ケアマネは介護業務など他の仕事を担当することがほとんどありません。ケアマネジャー業務に集中でき、知識とスキルを磨くことができます。

    将来の独立を考える方

    単独での仕事が多い居宅ケアマネは、培ってきた経験をもとに1人で開業しやすいことも特徴です。特殊な施設や設備も必要なく、低予算で開業可能であるため、独立希望の方に向いています。

    居宅ケアマネに求められるのは、担当する利用者さん一人ひとりに向き合ってしっかりと状況を把握すること。密接な関わりを通してケアプランを作成する必要があります。また、介護サービスを提供する業者や他の事業所のスタッフと連携するため、コミュニケーション能力も欠かせません。

    施設ケアマネと居宅ケアマネの違いをまとめると…

    施設ケアマネと居宅ケアマネは、勤務先や介護サービスの対象者以外にもいくつか違いがあります。

    担当する受け持ち件数

    施設ケアマネと居宅ケアマネの大きな違いは、ケアマネジャーが担当する受け持ち件数です。施設ケアマネの最大100件に対し、居宅ケアマネは35件が目安。施設ケアマネの受け持ち件数が多くなるのは、施設内を回って効率的にケアプランを作成できることが理由です。利用者さんのところへ1件ずつ出向いてケアプランを作成する居宅ケアマネは、時間と手間が必要になるため、受け持ち件数が少なくなります。

    給料面

    施設ケアマネと居宅ケアマネの平均的な給料を比較すると、施設ケアマネのほうが1万円程度高くなる傾向にあります。施設ケアマネの給料には、介護業務や夜勤などの手当が加算されることが理由です。給料面を重視するなら、施設ケアマネを選び、より多くの手当が加算される介護施設に入職するといいでしょう。

    サービス面

    サービスの多様性・自由度にも違いがあります。施設ケアマネは介護施設内で提供できる介護サービスをベースにケアプランを作成しますが、居宅ケアマネは利用者さんの必要性に応じて、さまざまな事業者と連携することが必要です。そのため、提供できる介護サービスに縛りがなく、より自由度の高いケアプラン作成が可能になります。

    2つの違いを知って働き方を考えよう

    施設ケアマネと居宅ケアマネの違いは、勤務先や介護サービスの対象者、受け持ち件数、給料などいくつもあります。それぞれの仕事内容や向いている方をチェックしていくと、違いがはっきりしてご自身に合う働き方が見えてくるでしょう。他にもケアマネジャーについてご紹介した記事があるので、合わせてチェックしてください。

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